JP5840552B2 - 電動モータ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、内部に制御基板を備えたコントローラのケースに、ケーブル接続用の防水コネクタ部を設け、このコネクタ部にケース内と連通する呼吸孔を設け、コネクタ部にケーブルを接続すると、ケーブル内に形成された空気通路がコネクタ部の呼吸孔を介してケース内に連通し、ケーブル及び呼吸孔を介してケースの内部が外部に連通するように構成されている。
また、ケース内やコネクタ内に導電性の異物があった場合に、この異物が通気によって飛散し、呼吸孔からコネクタ内等に侵入して、電気的導通部位の信頼性や絶縁性を低下させる虞もある。
請求項1に係る発明は、
整流子を有するロータと、
内部に前記ロータを回転可能に収容するケーシング本体と、
前記整流子に摺接して電流を流すブラシを保持するブラシ格納部と、中央に前記ロータの回転軸における前記整流子よりも先端側を挿通させる貫通孔が設けられた隔壁部と、外周部に配置されたコネクタ部とが一体的に設けられたホルダと、
前記ホルダを間に挟んで前記ケーシング本体に連結されるブラケットと、
前記ホルダと前記ブラケットとの間をシールするシール部材と、
を備える電動モータにおいて、
前記シール部材は、前記ホルダ及び前記ブラケットとに密接してシールするシール部と、該シール部よりも径方向内側に配置され前記ホルダの前記隔壁部との間に空間を形成する非シール部と、を備え、
前記ホルダには呼吸孔が設けられ、前記呼吸孔の一端は、前記コネクタ部内に開口して外部に連通し、前記呼吸孔の他端は、前記隔壁部において前記ブラケットに対向する面に開口し、且つ前記他端の開口は、前記シール部材の前記非シール部に対向して配置されており、
前記呼吸孔の前記他端の開口は、前記シール部材の非シール部と前記ホルダの前記隔壁部との間に形成された第1の空間と、前記第1の空間よりも径方向内側であって前記隔壁部と前記ブラケットとの間に形成された第2の空間と、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通するとともに、前記ブラケットと前記ホルダとの間でラビリンス状に形成された連通路と、前記隔壁部の前記貫通孔と前記ロータの前記回転軸との間に形成され前記第2の空間に連通する第3の空間とを介して、前記ケーシング本体の内部に連通していることを特徴とする電動モータである。
また、コネクタ部から雨水等がケーシング本体内に侵入するには、呼吸孔と第1の空間と連通路と第2の空間と第3の空間からなる距離が長くて複雑な経路を通らなければならないので、ケーシング本体内に雨水等が侵入し難くすることができる。その結果、ケーシング本体内が被水し難くなる。
また、ケーシング本体内に導電性の異物が存在し、通気によって不用意に飛散したとしても、呼吸孔と第1の空間と連通路と第2の空間と第3の空間からなる距離が長くて複雑な経路を通らなければならないので、コネクタ部内等に導電性の異物が侵入し難くすることができる。その結果、コネクタ部の電気的導通部位の信頼性や絶縁性が低下するのを防止することができる。
このように構成すると、ブラシの摩耗により生じる導電性の異物(摩耗粉)がコネクタ部に侵入し難くすることができる。
請求項2に係る発明によれば、ブラシの摩耗により生じる導電性の異物(摩耗粉)がコネクタ部に侵入し難くすることができ、コネクタ部内の絶縁性が低下するのを防止することができる。
図1は電動モータ1の外観斜視図であり、図2は電動モータ1の縦断面図であり、図3は要部を拡大して示す縦断面図である。
電動モータ1は、ケーシング2と、ケーシング2に回転可能に支持されたロータ(アーマチュア)3と、ケーシング2に固定され後述するブラシ31を保持するホルダユニット4と、を備えている。なお、以下の説明では、ロータ3の軸方向をモータ軸方向(以下、軸方向と略す)といい、ケーシング2及びロータ3の径方向をモータ径方向(以下、径方向と略す)というものとする。
ブラケット5の中央には、ロータ3の回転軸(出力軸)20を挿通させる孔部8が形成されている。また、ブラケット5においてホルダユニット4に対向する面には、孔部8と同芯上に、内側から、軸受取付凹部11と、環状のインロー溝12と、環状のシール部材収容凹部13と、ホルダ最外側収容凹部14と、が設けられており、インロー溝12とシール部材収容凹部13との間は非シール部受け面15となっている。また、図1に示すように、ブラケット5の外周部の上側には径方向外側に開口する切り欠き部16が形成されている。
ホルダユニット4は、樹脂材料からなるホルダ30と、ホルダ30に支持された一対のブラシ31と、ブラシ31を径方向内側に付勢する一対のスプリング32と、ブラシ31に外部から給電する一対のターミナル33と、を備えている。ブラシ31は、整流子24のセグメント25に摺接して整流子24に電流を流す部材であり、ターミナル33はブラシ31に外部から給電する部材である。
本体部34の周壁部37は、図2に示すように、ブラケット5のホルダ最外側収容凹部14に収容され、コネクタ部35は、図1に示すように、ブラケット5の切り欠き部16に収容されている。
本体部34の後面側であってインロー部39の内側には、貫通孔45を間に挟んでその両側に一つずつブラシ格納部40が隔壁部38と一体的に設けられている。ブラシ格納部40は、コネクタ部35から周方向に90度離間して配置されている。ブラシ格納部40は、上壁部(仮保持部)41と一対の側壁部42とにより断面略コ字形に形成されており、径方向の両側と本体部34の前面側(ロータ3とは反対側)を開口させている。
また、隔壁部38には、各ピン43の近傍であってブラシ格納部40から周方向に離間する側に、係止爪48が一体的に突設されている。係止爪48は、上端を径方向外側に屈曲させた逆L字形をなしている。
なお、ブラシ格納部40の二つの側壁部42のうちピン43に対向して配置された側壁部42には、この側壁部42の径方向外側の端部に開口し径方向内側に向かって延びる溝(図示せず)が形成されている。スプリング32の第2端部52はこの溝を挿通することによって、ブラシ格納部40の内部に挿入されている。
ターミナル33はインサート成形によりホルダ30と一体的に形成にされており、ターミナルの先端がコネクタ部35の内部に露出している。
この図に示すように、インロー部71は、シール筒部70と同芯上に形成された円弧片であって、シール筒部70の内径より小さい同一外径の四つの円弧片71a〜71dから構成されている。第1の円弧片71aはコネクタ部35に対向する位置に配置されており、第1の円弧片71aから周方向両側に離間して第2の円弧片71bと第3の円弧片71cが配置され、第1の円弧片71aの周方向反対側に第4の円弧片71dが配置されている。そして、第2の円弧片71bと第4の円弧片71dの間、及び、第3の円弧片71cと第4の円弧片71dの間に、それぞれブラシ格納部40の前面側の開口が位置している。このインロー部71の内周面側には径方向内側に向けて複数のリブ71eが設けられ、各リブ71eの内径側を結ぶ線はブラケット5のインロー溝12と同芯状の円となるよう設定されている。このリブ71eが、ブラケット5のインロー溝12に嵌入され、これによりホルダ30とブラケット5との芯出しが行われる。
シール部74は、ブラケット5のシール部材収容凹部13に収容され、シール部材収容凹部13に挿入されたホルダ30のシール筒部70の先端に押圧されることにより、シール部材収容凹部13の底面とシール筒部70の先端のシール面70aに密着する。これにより、ブラケット5とホルダ30との間がシールされる。
さらに、図5に示すように、ホルダ30の本体部34において、インロー部71の内周側に設けられた複数のリブ71eとインロー溝12との間に形成される空間を介して連通路84が形成されている。また、インロー部71の第1の円弧片71aと第2の円弧片71bの間、及び、第1の円弧片71aと第3の円弧片71cの間も連通路84としての機能を有する。したがって、連通路84は、呼吸孔72の他端72bとの間でその通気経路がラビリンス状となるよう形成されている。
特に、呼吸孔72の他端72bが、ブラシ31から離間した位置に開口しているので、ブラシの摩耗により生じる導電性の異物(摩耗粉)がコネクタ部に侵入し難くすることができる。
例えば、第1の空間81、第2の空間、第3の空間、連通路の形状等は、前述した実施形態の形状に限るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
3 ロータ
5 ブラケット
6 ケーシング本体
20 回転軸
24 整流子
30 ホルダ
31 ブラシ
35 コネクタ部
38,38a,38b,38c 隔壁部
45 貫通孔
70 シール筒部
70a シール面
72 呼吸孔
72a 一端
72b 他端
73 シール部材
74 シール部
75 非シール部
81 第1の空間
82 第2の空間
83 第3の空間
84 連通路
Claims (2)
- 整流子を有するロータと、
内部に前記ロータを回転可能に収容するケーシング本体と、
前記整流子に摺接して電流を流すブラシを保持するブラシ格納部と、中央に前記ロータの回転軸における前記整流子よりも先端側を挿通させる貫通孔が設けられた隔壁部と、外周部に配置されたコネクタ部とが一体的に設けられたホルダと、
前記ホルダを間に挟んで前記ケーシング本体に連結されるブラケットと、
前記ホルダと前記ブラケットとの間をシールするシール部材と、
を備える電動モータにおいて、
前記シール部材は、前記ホルダ及び前記ブラケットとに密接してシールするシール部と、該シール部よりも径方向内側に配置され前記ホルダの前記隔壁部との間に空間を形成する非シール部と、を備え、
前記ホルダには呼吸孔が設けられ、前記呼吸孔の一端は、前記コネクタ部内に開口して外部に連通し、前記呼吸孔の他端は、前記隔壁部において前記ブラケットに対向する面に開口し、且つ前記他端の開口は、前記シール部材の前記非シール部に対向して配置されており、
前記呼吸孔の前記他端の開口は、前記シール部材の非シール部と前記ホルダの前記隔壁部との間に形成された第1の空間と、前記第1の空間よりも径方向内側であって前記隔壁部と前記ブラケットとの間に形成された第2の空間と、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通するとともに、前記ブラケットと前記ホルダとの間でラビリンス状に形成された連通路と、前記隔壁部の前記貫通孔と前記ロータの前記回転軸との間に形成され前記第2の空間に連通する第3の空間とを介して、前記ケーシング本体の内部に連通していることを特徴とする電動モータ。 - 前記呼吸孔の前記他端の開口は、前記ブラシから離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
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