JP5840333B1 - アンテナ制御装置およびアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

垂直軸、水平軸および直交水平軸を有するアンテナ装置の指向方向を制御するアンテナ制御装置(2)は、アンテナ(1)が追尾する目標物が存在する方向である目標方向を取得する方向取得部(20)と、垂直軸の回転範囲内に水平に固定されたY軸と天頂方向とを含む平面と目標表方向との間の角度であるY座標と、この平面に投影された目標方向と天頂方向との間の角度であるX座標に変換する座標変換部(7)と、アンテナの指向方向を制御する演算処理部(4)を有する。駆動指令値演算部(6)は、Y座標に係数を乗じた値を垂直軸の回転角として指令する。演算処理部(4)は、アンテナ(1)の指向方向と目標方向の差が許容値以下になるように水平軸および直交水平軸の指令値を算出して指令する。

Description

本発明は、目標物を追尾しながら通信を行うアンテナの指向方向を制御するためのアンテナ制御装置およびアンテナ装置に関する。
従来、予め得られている衛星の軌道予報値を用いて、アンテナの駆動軸を制御してアンテナのビームが向く方向を衛星に指向させ、衛星を追尾することが行われている。衛星通信地球局のアンテナ(地上アンテナ)を姿勢制御する方式として、鉛直軸(AZ軸)および水平軸(EL軸)の回りに回転するように支持するAZ/ELマウントが用いられる場合がある。
AZ/ELマウントでは、目標物が天頂を通過するときに、AZ軸を瞬時に180°回転させる必要が生じる場合がある。これをジンバルロックという。特許文献1には、ジンバルロックが発生しない空中線装置が記載されている。特許文献1の空中線装置は、空中線のビーム方向が設定仰角以下では個別に駆動制御される垂直軸、水平軸および直交水平軸のうち2軸の駆動入力に入力を与え、設定仰角以上では3軸全ての駆動入力に入力を与えるよう切り換える。そして、3軸駆動への切換後には3軸のうちの特定の軸の駆動入力に、3軸の現在値の演算で求められた該特定の軸の値を与える。
また、衛星が天頂付近の軌道上に位置する場合AZ/EL座標を用いて補間処理を行うと、天頂付近以外の軌道上に位置する時と比べて、アンテナを制御するための計算周期であるΔt秒あたりの各軸角度の変化率が大きくなり、求められたプログラム指令角度の誤差が大きくなる。これを回避するために、特許文献2の衛星追尾アンテナ駆動制御方法では、衛星の軌道予測情報に基づいて、所定の時間間隔ごとに衛星を指向するプログラム予測角度を算出する。そして、このプログラム予測角度よりも短い時間間隔で衛星を指向するプログラム指令角度を算出する補間処理に用いられる座標として、プログラム予測角度から衛星が天頂付近を通過すると予測された場合にはX/Y座標を選択する。
特開平7−202541号公報 特開2001−237629号公報
衛星通信地球局のアンテナ(地上アンテナ)を姿勢制御する方式として、垂直軸(AZ軸)および水平軸(EL軸)の回りに回転するように支持するAZ/ELマウントが用いられている。対象の衛星が準天頂軌道にあって、地上から見て8の字に見える周回軌道の8の字の輪の内側に地上アンテナが位置する場合に、天頂を内部に含む閉曲線を追尾することになるので、AZ(Azimuth)軸およびEL(Elevation)軸を駆動してアンテナの姿勢(ビーム方向)を制御すると、AZ軸の回転角度は360度以上となる。この場合、無限回転に対応しないアンテナでは、AZ軸を追尾方向と逆方向に回転させ信号ケーブルの巻きつきをほぐす作業(ケーブル巻き直し)などが必要であり、巻き直しの間は通信が途切れることが避けられない。
垂直軸、水平軸および水平軸上にありそれに直交する直交水平軸の3軸マウントを用いたアンテナでも、これらの課題は同様である。なお、衛星軌道は摂動により変動することから、準天頂軌道では地上アンテナの位置が8の字の内側と外側の場合で遷移するので、両方の場合に対応するための制御が必要である。
地上アンテナを姿勢制御する方式として、地上に水平に固定されたX軸とこれに水平面内で直交するY軸の回りに回転するように支持するX/Yマウントがある。X/Yマウント方式を用いる場合には、地上アンテナが8の字の輪の内側に位置する場合でもケーブルの巻き直しは不要である。しかし、アンテナの重心が高くなるなど機械的な要件が厳しくなる問題がある。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、アンテナの駆動範囲に制限がある場合であっても、天頂を内部に含む閉曲線となる軌道上の目標物を追尾することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るアンテナ制御装置は、固定された基部と、基部に対して回転する回転軸である水平面に垂直な垂直軸と、垂直軸を駆動して回転させる垂直軸駆動部と、垂直軸により回転移動する方位角架台と、方位角架台に対して回転する回転軸である水平な水平軸と、水平軸を駆動して回転させる水平軸駆動部と、水平軸により回転移動する仰角架台と、仰角架台に対して回転する回転軸である水平軸に垂直な直交水平軸と、直交水平軸を駆動して回転させる直交水平軸駆動部と、直交水平軸により回転移動するアンテナとを備えた経緯台式架台で駆動されるアンテナ装置のアンテナの指向方向を制御する。方向取得部は、アンテナが追尾する目標物が存在する方向である目標方向を取得する。座標変換部は、垂直軸の回転範囲内で水平に固定されたY軸と、Y軸に垂直かつ水平に固定されたX軸と、X軸およびY軸に垂直なZ軸とに関して、変換される方向である被変換方向を、Y軸とZ軸を含む平面であるYZ平面に投影した被変換方向とZ軸との間の角度であるX座標とYZ平面と被変換方向との間の角度であるY座標とに変換する。制御部は、水平面内で水平軸と垂直な方向とY軸との間の角度である架台方位角が、目標方向を座標変換部で変換したY座標に係数を乗算した角度である方位回転角になるように垂直軸を回転範囲内で回転させるための垂直軸駆動部への指令値を算出し、指向方向と目標方向との差が許容値以下になるように水平軸駆動部および直交水平軸駆動部への指令値を算出する。
本発明によれば、アンテナの駆動範囲に制限がある場合であっても、天頂を内部に含む閉曲線となる軌道上の目標物を追尾できる。
本発明の実施の形態1に係るアンテナ制御装置およびアンテナ装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係るアンテナ装置である3軸制御空中線のマウントの相互関係を表す概念図である。 アンテナの各軸の相互関係を示す概念図である。 追尾する目標である衛星軌道の例を示す図である。 AZ/ELマウントの座標と直交座標の関係を示す図である。 X/Yマウントの座標と直交座標の関係を示す図である。 実施の形態においてAZ角を算出するために想定する座標系の回転を示す図である。 実施の形態1に係るアンテナ駆動制御の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るアンテナ駆動制御の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るアンテナ駆動制御の動作の一例を示すフローチャートである。 AZ軸を固定した場合と実施の形態1におけるEL軸およびC−EL軸の動きの例を示す図である。 実施の形態1の具体例のAZ角の変化を示す図である。 実施の形態1の具体例のEL角の変化を示す図である。 実施の形態1の具体例のC−EL角の変化を示す図である。
以下の説明では、垂直軸をAZ(Azimuth)軸、水平軸をEL(Elevation)軸、直交水平軸をC−EL(Cross-Elevation)軸という。また、AZ軸の角度をAZ角、EL軸の角度をEL角、C−EL軸の角度をC−EL角という。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るアンテナ制御装置およびアンテナ装置の構成例を示すブロック図である。目標物からの信号などに基づき、3軸制御空中線であるアンテナ1のビーム方向が目標物に指向するように、アンテナ制御装置2はアンテナ1の各軸を駆動させる。ビーム方向すなわちアンテナ1が向く方向をアンテナの指向方向と呼ぶ。アンテナ制御装置2は、演算処理部4、追尾受信機8、予報値取得部9、検出値取得部10、および各軸のサーボ制御部を備える。サーボ制御部は、アンテナ1の姿勢を制御する垂直軸(AZ軸)駆動部14、水平軸(EL軸)駆動部15および直交水平軸(C−EL軸)駆動部16のそれぞれに対応して、垂直軸(AZ軸)サーボ制御部11、水平軸(EL軸)サーボ制御部12および直交水平軸(C−EL軸)サーボ制御部13を含む。
給電装置3は、アンテナ1が受信した衛星が放射する信号からSUM信号とERR信号を生成し、追尾受信機8に伝送する。追尾受信機8は、SUM信号とERR信号から復調検波し、SUM信号に対するERR信号の位相差および振幅比に基づき、2軸角度誤差信号ΔX、ΔYを出力する。追尾受信機8は、目標物である衛星が放射しアンテナ1が受信する信号からアンテナ1の水平軸および直交水平軸の角度誤差信号である2軸角度誤差信号を生成する受信部である。
予報値取得部9は、図示しない衛星管制装置などから得られる軌道予報値から決まる衛星の存在する方向の方位角成分であるPAZと仰角成分であるPELを取得する。角度PAZ、PELのことを、軌道予報値とも呼ぶ。また、検出値取得部10は、各駆動軸の角度の検出値を各軸の駆動部から取得する。追尾受信機8、予報値取得部9および検出値取得部10は、アンテナが追尾する目標物(衛星)が存在する方向である目標方向を取得する方向取得部20を構成する。追尾受信機8、予報値取得部9および検出値取得部10のすべてが必要とは限らない。アンテナ制御装置2は、少なくとも、追尾受信機8または予報値取得部9を備えればよい。実施の形態1では、検出値取得部10は不要である。検出値取得部10は、実施の形態2で用いる。
アンテナ制御装置2の演算処理部4は、追尾受信機8からの2軸角度誤差信号ΔX、ΔY、および、予報値取得部9が取得した軌道予報値PAZ、PELに基づき、アンテナ1の駆動指令値を演算する。演算処理部4は、誤差信号処理部5、駆動指令値演算部6および座標変換部7を含む。誤差信号処理部5は、2軸角度誤差信号ΔX、ΔYを、アンテナ1の駆動に適するように変換処理をする。座標変換部7は、軌道予報値PAZ、PELを駆動指令値演算に適した座標系に変換する。駆動指令値演算部6は、アンテナの各軸の駆動量を制限範囲内に抑えると共に、ビーム方向を目標物に指向させるための駆動指令値を算出する制御部である。
実施の形態2で説明するが、座標変換部7には、検出値取得部10が取得する各駆動軸の角度の検出値を入力することもできる。図1において、座標変換部7の入力側に図示した切替スイッチは、そのことを意味している。
図2は、実施の形態に係るアンテナ装置である3軸制御空中線のマウントの相互関係を表す概念図である。3軸制御空中線は、垂直軸24、水平軸25および直交水平軸26の3軸を備える。垂直軸24は、基部23に支持され、基部23に対して垂直線の回りに回動可能である。垂直軸24は、主にアンテナ1の方位角追尾の作用を担う。水平軸25は、垂直軸24と共に回転し、アンテナ1が地平線から天頂を通って反対側の地平線まで指向できるようにほぼ180°回動可能である。水平軸25は、主に仰角追尾を担う。
直交水平軸26は、水平軸25と共に回転し、水平軸25に直交する直線の回りに、ある角度範囲で回動可能である。一般的には、直交水平軸26の回動角度範囲は、水平軸25の回転角範囲より小さい。アンテナ1は、直交水平軸26に固定される。垂直軸24、水平軸25および直交水平軸26によりアンテナ1のビーム方向19を任意の所望の方向に向けることができる。アンテナ制御装置2はこれらを制御することにより、アンテナのビーム方向を目標物に追尾させる。
アンテナ装置は、経緯台式架台(AZ/ELマウント)で駆動される。アンテナ装置は、水平に固定された基部23と、基部23に対して回転する回転軸である水平面に垂直な垂直軸24と、垂直軸24を駆動して回転させる垂直軸駆動部14と、垂直軸24により回転移動する方位角架台と、方位角架台に対して回転する回転軸である水平な水平軸25と、水平軸25を駆動して回転させる水平軸駆動部15と、水平軸25により回転移動する仰角架台と、仰角架台に対して回転する回転軸である水平軸に垂直な直交水平軸26と、直交水平軸26を駆動して回転させる直交水平軸駆動部16と、直交水平軸26により回転移動するアンテナ1とを備える。
水平面内で水平軸25と垂直な方向に、方位角架台は向く。方位角架台が向く方向と方位の基準となる方向との間の角度を架台方位角と呼ぶ。仰角架台は、水平軸25に平行な方向と直交水平軸26とを含む平面の法線である仰角架台法線の方向を向く。仰角架台法線と水平面との間の角度を架台仰角と呼ぶ。直交水平軸26が回転していなければ、架台方位角がアンテナ1の指向方向の方位角になり、架台仰角がアンテナ1の指向方向の仰角になる。
図3は、アンテナの各軸の相互関係を示す概念図である。図3に示すようにXANT−YANT座標系は主反射鏡に固定されている。XANT軸がEL軸に対応し、YANT軸がC−EL軸に対応する。誤差信号処理部5は、XANT軸およびYANT軸の角度誤差を示す信号である2軸角度誤差信号ΔX、ΔYをアンテナ駆動に適するように変換処理を行い、水平軸(EL軸)サーボ制御部12および直交水平軸(C−EL軸)サーボ制御部13に対して駆動指令を出し、アンテナ1を駆動させる。誤差信号処理部5は、アンテナ1の指向方向と目標方向との差が許容値以下になるように水平軸駆動部15および直交水平軸駆動部16への指令値を算出する制御部である。
実施の形態3で説明するが、水平軸駆動部15および直交水平軸駆動部16への指令値として、駆動指令値演算部6で計算した指令値を使用することもできる。図1にしました、水平軸(EL軸)サーボ制御部12および直交水平軸(C−EL軸)サーボ制御部13に入力側に図示した2個の切替スイッチは、そのことを示している。
予報値取得部9は衛星位置の予測値である軌道予報値PAZ、PELを取得し、座標変換部7に伝送する。図4は、追尾する目標である衛星軌道の例を示す図である。図4は、地表に固定された観測点から見える準天頂衛星の軌道を衛星が天頂方向になる地球表面での位置の軌跡として示す。準天頂衛星は、地表に固定された観測点(例えば、アンテナ1の設置地点)から見ると、例えば南北に長い8の字の軌道を描く。
座標変換部7ではAZ−EL座標系を駆動指令値演算するためのX−Y座標系に変換した後、駆動指令値演算部6に伝送する。駆動指令値演算部6では入力された軌道予報値に基づき駆動指令値を演算し、各軸のサーボ制御部に出力する。駆動指令値演算部6と座標変換部7での処理例を以下に示す。
図5は、AZ/ELマウントの座標と直交座標の関係を示す図である。地表のある点を原点として座標系を考える。直交座標系は、水平面に垂直な方向である天頂方向をz軸、水平面の南をx軸の正の方向、水平面の東をy軸の正の方向とする。AZ/ELマウントの座標、すなわちAZ−EL座標系は、北を方位の基準となる方向としてAZ=0°として、天頂から見て時計回りにAZ角をとり、水平面からの仰角をEL角とする。南の方位は180°(または−180°)である。水平はEL=0°、天頂はEL=90°である。AZ−EL座標系の動径をRとして、同じ点を表す直交座標系(x、y、z)と、AZ−EL座標系(R、AZ、EL)の関係は、次の式で表せる。
x=−R・cosEL・cosAZ (1)
y=R・cosEL・sinAZ (2)
z=R・sinEL (3)
図6は、X/Yマウントの座標と直交座標の関係を示す図である。直交座標は、図5と同様とする。X/Yマウントの座標、すなわちX−Y座標系は、天頂方向を原点(0°)として、東西方向に水平に固定されたX軸(直交座標のy軸)の回りに北に向かって回転する方向での角度を角度Xとする。すなわち、天頂方向を東から見て天頂から時計回りに角度Xをとる。そして南北方向に水平に固定されたY軸(直交座標のx軸)と天頂方向であるZ軸を含むYZ平面において角度Xに垂直な方向を回転軸として、東に向かって回転する方向での角度を角度Yとする。天頂方向はX=0°、Y=0°である。角度Xは、北向きの場合にはX=90°であり、南向きの場合にはX=−90°である。角度Yは、東向きの場合にはY=90°、西向きの場合にはY=−90°である。
X−Y座標系の動径をRとして、同じ点を表す直交座標系(x、y、z)と、X−Y座標系(R、X、Y)の関係は、次の式で表せる。
x=−R・cosY・sinX (4)
y=R・sinY (5)
z=R・cosY・cosX (6)
X軸とY軸は、どちらも水平であり、互いに直交している。X軸およびY軸に垂直な天頂方向をZ軸とする。Y軸とZ軸を含む平面であるYZ平面に投影した、変換される方向である被変換方向とZ軸との間の角度がX座標になる。YZ平面と被変換方向の間の角度がY座標である。
そこで、AZ−EL座標系とX−Y座標系は以下の式で相互に変換できる。
tanAZ=tanY/sinX (7)
sinEL=cosX・cosY (8)
tanX=cosAZ/tanEL (9)
sinY=sinAZ・cosEL (10)
座標変換部7は、上述の変換式などを用いて、AZ−EL座標または他の座標系とX−Y座標を相互に変換する。
図7は、実施の形態においてAZ角を算出するために想定する座標系の回転を示す図である。図7は、座標系を天頂から地上を見た際の時計回りに、AZ軸(z軸)の回りに角度AZ1だけ回転させる様子を示す。
X/YマウントのX−Y座標系を、天頂から地上を見た際の時計回りにAZ軸の回りにAZ1だけ回転させたX1−Y1座標と、AZ−EL座標との変換式を考える。角度AZが角度(AZ−AZ1)になると考えれば、変換式は以下のようになる。
tan(AZ−AZ1)=tanY1/sinX1 (11)
sinEL=cosX1・cosY1 (12)
tanX1=cos(AZ−AZ1)/tanEL (13)
sinY1=sin(AZ−AZ1)・cosEL (14)
なお、目標方向をAZ軸の回りに回転させた方位角変更後目標方向をX−Y座標に変換すると考えてもよい。
角度AZと角度ELは、角度AZ1および角度X1、角度Y1で表せる。
AZ=tan−1(tanY1/sinX1)+AZ1 (15)
EL=sin−1(cosX1・cosY1) (16)
また、角度X1と角度Y1は、角度AZ、角度ELおよび角度AZ1で表せる。
X1=tan−1(cos(AZ−AZ1)/tanEL) (17)
Y1=sin−1(sin(AZ−AZ1)・cosEL) (18)
ここで、AZ軸を角度AZ1だけ回転させたと考えると、角度X1および角度Y1は、EL軸およびC−EL軸の回転角度の指令値に相当する。駆動指令値演算部6では、上述の変換式から、駆動指令値X1およびY1を算出する。
本実施の形態では、[a,b]でaからbまでの閉区間を表して、AZ軸の回転範囲を[−180°,180°]とする。すなわち、回転範囲の中心から±180°を超えて回転させないこととする。回転範囲の中心は、AZ=0°すなわち北方向である。ここで、AZ軸の回転角AZ1を、AZ軸の回転範囲の中心の方向に水平に固定されたY軸に対する回転角度であるY座標に、係数−kを乗算した値AZ1=−kYとする。AZ1は、AZ軸を回転させる方位回転角である。ここで、−kとしている理由は、準天頂軌道上の衛星を追尾する場合には衛星が南に存在している場合に直交水平軸の回転角が大きくなるので、AZ軸を回転させることで、直交水平軸の回転角を低減させるためである。係数kは、X座標の値により変化させてもよい。
Y座標は、アンテナの目標の方向の、天頂方向およびY軸を含む平面に対する角度であるから、Y座標の範囲は[−90°,90°]である。アンテナケーブルの巻き直しが問題になるのは、天頂を内部に含む閉曲線を周回するように見える軌道である。その場合、Y座標は、[−90°,90°]に含まれるある範囲を往復することになるから、例えば、−1≦k≦1(条件1)の範囲に設定すれば、角度AZ1は[−180°,180°]の外に出ることはない。なお、AZ1が[−180°,180°]の範囲内に入れば、kの絶対値が1より大きくてもよい。
また、AZ軸を角度AZ1だけ回転させた後のEL軸およびC−EL軸に対する駆動指令値X1およびY1について、EL軸の可動範囲が[−Ex,Ex]、C−EL軸の可動範囲が[−Cx,Cx]である場合、係数kを、以下の条件2および条件3を満足する値に設定する。角度X1は、EL軸を回転させた後の仰角架台法線と天頂方向との間の角度である水平軸回転角である。角度Y1は、C−EL軸を回転させた後のアンテナの指向方向と仰角架台法線との間の角度である直交水平軸回転角である。
なお、EL軸の可動範囲が[−90°,90°]であり、C−EL軸の可動範囲が[−90°,90°]である場合には、条件1が満足されれば、条件2および条件3も満足することになる。
−Ex≦X1≦Exとするためには、
tanX1=cos(AZ−AZ1)/tanEL
から、正接関数tanは奇関数なので、
−tanEx≦cos(AZ−AZ1)/tanEL≦tanEx (19)
である。AZ1=−kYとおいて、以下の条件2を得る。
条件2:
(1/Y)・(cos−1(−tanEx・tanEL)−AZ)≦k
≦(1/Y)(cos−1(tanEx・tanEL)−AZ)
Y=0の場合は、係数kは不定になるが、その場合は、AZ1=0としてよいので、k=0と考える。
−Cx≦Y1≦Cxとするためには、
sinY1=sin(AZ−AZ1)・cosEL
から、正弦関数sinは奇関数なので、
−sinCx≦sin(AZ−AZ1)・cosEL≦sinCx (20)
である。AZ1=−kYとおいて、以下の条件3を得る。
条件3:
(1/Y)・(−sin−1(sinCx/cosEL)−AZ)≦k
≦(1/Y)・(sin−1(sinCx/cosEL)−AZ)
上述の条件1、条件2および条件3を満たす係数kを設定して、AZ軸の回転角をAZ1=−kYとする。そうすれば、アンテナの目標の方向が天頂を内部に含む閉曲線を周回する場合でも、アンテナの巻き直しが発生せず、EL軸およびC−EL軸の可動範囲で駆動できる。そこで、AZ軸、EL軸およびC−EL軸の可動範囲から、上述の条件1ないし3を満たす係数kを予め設定しておいて、AZ軸の回転角を決定すればよい。追尾対象の衛星の軌道が、例えば、準天頂衛星に特定され、アンテナを設置する地表上の範囲が限定できれば、アンテナを設置する際にAZ軸の回転範囲の中心の方向を、例えば、南北方向に限定して、係数kを最大値に設定できる。
図8は、実施の形態1に係るアンテナ駆動制御の動作の一例を示すフローチャートである。予報値取得部9で目標方向として軌道予報値PAZ、PELを取得する(ステップS11)。座標変換部7は、軌道予報値PAZ、PELからX/YマウントのX−Y座標値に変換する(ステップS12)。駆動指令値演算部6は、上述の条件を満たすように予め設定された係数kを用いて、変換したX−Y座標値から、AZ軸の駆動量AZ1=−kYを算出する(ステップS13)。そして、回転角AZ1=−kYで、AZ軸を駆動させる(ステップS14)。
この時、AZ軸の駆動により目標物とアンテナのビーム方向との間に角度誤差が生じる。そこで、誤差信号処理部5は、追尾受信機8から角度誤差信号ΔX、ΔYを取得する(ステップS15)。その時点でのアンテナ1の指向方向に角度誤差信号ΔX、ΔYを加えた方向が目標方向になる。誤差信号処理部5は、2軸角度誤差信号ΔX、ΔYが小さくなるように、EL軸およびC−EL軸の指令値を算出し(ステップS16)、指令値でEL軸およびC−EL軸を駆動する(ステップS17)。演算処理部4は、ステップS11に戻って、次の軌道予報値取得から上述の処理を繰り返す。
実施の形態1では、AZ軸の回転範囲の中心の方向およびY軸が北に配置された場合を説明した。AZ軸の回転範囲の中心の方向とY軸のどちらかまたは両方は、北向きでなくても構わない。AZ軸の回転範囲の中心を任意の方位に設置しても、Y軸をAZ軸の回転範囲内にとり、X軸をY軸に水平面内で直交する方向にとって、変換式および条件1〜3を計算すればよい。そして、Y軸からの回転角AZ1を、Y座標に係数−kを乗じた値とする。
アンテナ1で追尾する目標が準天頂衛星の場合、図4に示されるように、軌道は南北に大きく東西に小さい。準天頂衛星を追尾する場合、AZ軸の回転範囲の中心を北または南に設置して、Y軸を南北方向にとれば、AZ軸の回転角度を小さくできる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るアンテナ制御装置の構成は、実施の形態1に係るアンテナ制御装置の構成と同じであるが、演算処理部4における駆動指令値演算部6の入力として、アンテナ1のAZ軸の検出角度RAZ、EL軸の検出角度REL、およびC−EL軸の検出角度RC−ELを用いる。座標変換部7は、検出値取得部10から、検出角度RAZ、RELおよびRC−ELを入力して座標変換する。すなわち、図1のアンテナ制御装置2で、予報値取得部9および検出値取得部10と座標変換部7の間のスイッチを、検出値取得部9側に設定することに相当する。
この場合、C−EL軸の検出角度RC−ELは0°でなくても、アンテナのビーム方向は一意に定まるので、X−Y座標値を算出できる。前に示した(15)式と(16)式において、AZ1=RAZ、X1=REL、Y1=RC−ELを代入することで、その時点でのアンテナ1の指向方向の方位角成分AZと仰角成分ELを求めることができる。そして、AZ―EL座標をX−Y座標に変換する。駆動指令値演算部6は、変換したX−Y座標値から、係数kを用いてAZ軸の回転角を算出できる。演算処理部4は、追尾受信機8からの2軸角度誤差信号ΔX、ΔYに基づいて、EL軸およびC−EL軸を駆動する。EL軸およびC−EL軸を駆動した結果は、RELおよびRC−ELに反映されるので、それに合わせて、AZ軸の駆動にフィードバックされる。このフィードバックループを用いた駆動指令値演算により、実施の形態1と同様の効果を得られる。この実施の形態2では、アンテナ1が目標物をほぼ正確に捕捉できており、各時点でのアンテナ1の垂直軸、水平軸および直交水平軸の検出角度を決まる方向を目標方向と扱って垂直軸の回転角を求めている。アンテナ1の垂直軸、水平軸および直交水平軸の検出角度を使用して目標方向を生成している。
図9は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ駆動制御の動作の一例を示すフローチャートである。追尾する目標物を初期捕捉(ステップS21)した後、検出値取得部10で検出角度RAZ、RELおよびRC−ELを取得する(ステップS22)。座標変換部7は、RAZ、RELおよびRC−ELからX/YマウントのX−Y座標値に変換する(ステップS23)。駆動指令値演算部6は、上述の条件を満たすように予め設定された係数kを用いて、変換したX−Y座標値から、AZ軸の駆動量AZ1=−kYを算出する(ステップS24)。そして、AZ1=−kYで、AZ軸を駆動させる(ステップS25)。
この時、AZ軸の駆動により目標物とアンテナのビーム方向との間に角度誤差が生じる。そこで誤差信号処理部5は、追尾受信機8から2軸角度誤差信号ΔX、ΔYを取得する(ステップS26)。誤差信号処理部5は、2軸角度誤差信号ΔX、ΔYが小さくなるように、EL軸およびC−EL軸の指令値を算出し(ステップS27)、指令値でEL軸およびC−EL軸を駆動する(ステップS28)。演算処理部4は、ステップS22に戻って、次の検出値取得から上述の処理を繰り返す。
以上説明したように、実施の形態2では、外部からの軌道予報値の取得を不要にできる。実施の形態2では、予報値取得部9は不要である。
実施の形態3.
実施の形態3に係るアンテナ制御装置の構成は、実施の形態1に係るアンテナ制御装置の構成と同じであるが、本実施の形態のアンテナ制御装置2が備える2つの動作モードのうち、軌道予報値に基づきアンテナ1を制御するプログラム追尾(PROG)モードを使用する。この場合、目標物からの信号を使用せず、予報値取得部9から得た軌道予報値の方向にアンテナ1のビーム方向19を指向させる。
実施の形態1あるいは実施の形態2では、目標物からの信号に基づきアンテナ1の姿勢を制御する自動追尾(AUTO)モードを使用している。すなわち、追尾受信機8が出力する2軸角度誤差信号を誤差信号処理部5で処理し、角度誤差が小さくなるようにC−EL軸およびEL軸を駆動する。また、実施の形態2ではアンテナの検出角度に基づきAZ軸を駆動する。これに対し、実施の形態3に係わるPROGモードでは、予報値PAZ、PELからEL軸およびC−EL軸の指令値(X1、Y1)を算出する。
座標変換部7は、予報値取得部9で取得した軌道予報値PAZ、PELからX−Y座標値に変換する。駆動指令値演算部6は、変換したX−Y座標値からAZ軸の回転角AZ1を算出すると同時に、X−Y座標値からEL軸およびC−EL軸の指令値X1、Y1を算出する。そして、指令値AZ1、X1およびY1で、AZ軸、EL軸およびC−EL軸を駆動する。実施の形態3では、図1のアンテナ制御装置2で、誤差信号処理部5および駆動指令値演算部6と水平軸サーボ制御部12および直交水平軸サーボ制御部13の間のスイッチを、PROG側に設定する。
図10は、本発明の実施の形態3に係るアンテナ駆動制御の動作の一例を示すフローチャートである。軌道予報値取得のステップS31からAZ1でAZ軸を駆動するステップS34までの動作は、図8のステップS11からステップS14と同様である。実施の形態3では、2軸角度誤差信号に代えて、軌道予報値からEL軸およびC−EL軸の指令値を算出し(ステップS35)、指令値でEL軸およびC−EL軸を駆動する(ステップS36)。演算処理部4は、ステップS31に戻って、次の軌道予報値取得から上述の処理を繰り返す。
実施の形態3に係るアンテナ制御装置2は、軌道予報値に基づきAZ軸、EL軸、C−EL軸の駆動指令値演算を行うことで、実施の形態1と同様の効果を得られる。実施の形態3では、追尾受信機8および誤差信号処理部5はなくてもよい。
具体例.
図11は、AZ軸を固定した場合と実施の形態1におけるEL軸およびC−EL軸の動きの例を示す図である。横軸はEL軸の角度(X)、縦軸はC−EL軸の角度(Y)である。図11は、具体例として、準天頂軌道の衛星を追尾する場合であって、地上アンテナの設置位置が準天頂衛星軌道の8の字の内側にあって、準天頂軌道が天頂を内部に含む閉曲線に見えるアンテナ装置で、AZ軸を0°に固定する場合と、実施の形態1の構成を用いた場合を示す。図11の例は、C−EL軸の駆動範囲を[−10°,10°]とした場合のEL角(X角)およびC−EL角(Y角)の変化を示す。
従来のAZ軸を0°の位置に固定した場合、C−EL角(Y角)の絶対値が10°を越え、アンテナの駆動範囲外となるため対応ができない。一方、実施の形態1のようにAZ1=−kY(k=1)とした場合、C−EL角(Y角)は[−10°,10°]の範囲内の変化に抑えられている。
図12は、実施の形態1の具体例のAZ角の変化を示す図である。図13は、実施の形態1の具体例のEL角の変化を示す図である。図14は、実施の形態1の具体例のC−EL角の変化を示す図である。それぞれ、図11の実施の形態1の具体例の場合を示す。横軸は時間(単位:秒)、縦軸はアンテナの各軸の検出角度(単位:度)である。AZ軸の変化は[−20°,20°]の範囲内に抑えられており、巻き直し運用が不要であることが分かる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2014年1月17日に出願された、明細書、特許請求の範囲、図および要約書を含む、日本国特許出願2014−6482号に基づく優先権を主張するものである。日本国特許出願2014−6482号の開示内容は参照により全体として本出願に含まれる。
1 アンテナ、2 アンテナ制御装置、 3 給電装置、4 演算処理部、5 誤差信号処理部(制御部)、6 駆動指令値演算部(制御部)、7 座標変換部、8 追尾受信機(受信部)、9 予報値取得部、10 検出値取得部、11 垂直軸(AZ軸)サーボ制御部、12 水平軸(EL軸)サーボ制御部、13 直交水平軸(C−EL軸)サーボ制御部、14 垂直軸(AZ軸)駆動部、15 水平軸(EL軸)駆動部、16 直交水平軸(C−EL軸)駆動部、19 ビーム方向、20 方向取得部、23 基部、24 垂直軸、25 水平軸、26 直交水平軸。

Claims (8)

  1. 固定された基部と、前記基部に対して回転する回転軸である水平面に垂直な垂直軸と、前記垂直軸を駆動して回転させる垂直軸駆動部と、前記垂直軸により回転移動する方位角架台と、前記方位角架台に対して回転する回転軸である水平な水平軸と、前記水平軸を駆動して回転させる水平軸駆動部と、前記水平軸により回転移動する仰角架台と、前記仰角架台に対して回転する回転軸である前記水平軸に垂直な直交水平軸と、前記直交水平軸を駆動して回転させる直交水平軸駆動部と、前記直交水平軸により回転移動するアンテナとを備えた経緯台式架台で駆動されるアンテナ装置の前記アンテナの指向方向を制御するアンテナ制御装置であって、
    前記アンテナが追尾する目標物が存在する方向である目標方向を取得する方向取得部と、
    前記垂直軸の回転範囲内で水平に固定されたY軸と、前記Y軸に垂直かつ水平に固定されたX軸と、前記X軸および前記Y軸に垂直なZ軸とに関して、変換される方向である被変換方向を、前記Y軸と前記Z軸を含む平面であるYZ平面に投影した前記被変換方向と前記Z軸との間の角度であるX座標と前記YZ平面と前記被変換方向との間の角度であるY座標とに変換する座標変換部と、
    水平面内で前記水平軸と垂直な方向と前記Y軸との間の角度である架台方位角が、前記目標方向を前記座標変換部で変換した前記Y座標に係数を乗算した角度である方位回転角になるように前記垂直軸を前記回転範囲内で回転させるための前記垂直軸駆動部への指令値を算出し、前記指向方向と前記目標方向との差が許容値以下になるように前記水平軸駆動部および前記直交水平軸駆動部への指令値を算出する制御部とを備えたアンテナ制御装置。
  2. 前記架台方位角が前記方位回転角である場合に、前記目標方向から決まる前記水平軸および前記直交水平軸の角度がそれぞれ前記水平軸および前記直交水平軸の可動範囲に入るように、前記係数を決める、
    請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  3. 前記Y軸を前記垂直軸の回転範囲の中心に配置する、
    請求項1または請求項2に記載のアンテナ制御装置。
  4. 前記方向取得部は、前記目標物の軌道予報値を取得する軌道予報取得部と、前記目標物が放射し前記アンテナが受信する信号から前記アンテナの前記水平軸および前記直交水平軸の角度誤差信号である2軸角度誤差信号を生成する受信部とを有し、前記軌道予報値を使用して前記目標方向を生成し、
    前記制御部は、前記2軸角度誤差信号から前記水平軸および前記直交水平軸の指令値を算出する、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のアンテナ制御装置。
  5. 前記方向取得部は、前記垂直軸、前記水平軸および前記直交水平軸の検出角度を取得する検出部と、前記目標物が放射し前記アンテナが受信する信号から前記アンテナの前記水平軸および前記直交水平軸の角度誤差信号である2軸角度誤差信号を生成する受信部とを有し、前記垂直軸、前記水平軸および前記直交水平軸の前記検出角度を使用して前記目標方向を生成し、
    前記制御部は、前記2軸角度誤差信号から前記水平軸および前記直交水平軸の指令値を算出する、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のアンテナ制御装置。
  6. 前記方向取得部は、前記目標物の軌道予報値を前記目標方向として取得する軌道予報取得部を有し、
    前記制御部は、前記目標方向を前記方位回転角で前記垂直軸の回りに回転させた後の方向である方位角変更後目標方向を前記座標変換部で変換した前記X座標および前記Y座標に基づき前記水平軸および前記直交水平軸への指令値を算出する、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のアンテナ制御装置。
  7. 前記目標物は、準天頂衛星であって、
    前記垂直軸の回転範囲の中心は、北または南であり、前記Y軸は、南北方向である、
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のアンテナ制御装置。
  8. 固定された基部と、
    前記基部に対して回転する回転軸である水平面に垂直な垂直軸と、
    前記垂直軸を駆動して回転させる垂直軸駆動部と、
    前記垂直軸により回転移動する方位角架台と、
    前記方位角架台に対して回転する回転軸である水平な水平軸と、
    前記水平軸を駆動して回転させる水平軸駆動部と、
    前記水平軸により回転移動する仰角架台と、
    前記仰角架台に対して回転する回転軸である前記水平軸に垂直な直交水平軸と、
    前記直交水平軸を駆動して回転させる直交水平軸駆動部と、
    前記直交水平軸により回転移動するアンテナと、
    前記アンテナの指向方向を制御する、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のアンテナ制御装置とを備えたアンテナ装置。
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