JP5840081B2 - 電動モータ - Google Patents

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本発明は、電動モータに関する。
下記特許文献1には、ステータの一部を構成する積層コアのティース部に巻回された巻線の端末部が、巻線部(巻線が巻回された部分)におけるモータの径方向内側から導出された構成が開示されている。また、この巻線の端末部はインシュレータに設けられたガイド部に保持されている。
特開2008−193889号公報 特開2010−13946号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された電動モータのように、ガイド部が巻線部よりもモータの径方向内側に設けられた構成においては、各々のティース部に巻回された巻線の端末部が巻線部よりもモータの径方向内側に配列される。
一方、回路装置とステータとは、電動モータの体格を小さくするという観点からモータの軸方向に沿って配置されることが多いことに加えて、回路装置を構成する回路基板の中央部には、回路素子が集中して配置されていることが多い(例えば、上記特許文献2参照)。
従って、特許文献1に記載されたステータと特許文献2に記載された回路装置とをモータの軸方向に沿って配置した場合、回路基板の中央部(回路素子が集中して配置された部分)に巻線の端末部が集中して配列されることになる。
しかしながら、巻線の端末部を回路基板におけるモータの径方向外側の部位に安定した状態で案内することができれば、回路基板の中央部(回路素子が集中して配置された部分)に巻線の端末部が集中して配列されない。
本発明は上記事実を考慮し、巻線の端末部を回路基板におけるモータの径方向外側の部位に安定した状態で案内することができる電動モータを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る電動モータは、モータコアに形成されたティース部に巻回されることによって巻線部を形成する巻線の端末部がモータの径方向外側に向けて導出されたステータと、前記ステータとモータの軸方向に沿って配置されていると共に、前記巻線の端末部がモータの径方向外側の部位に接続された回路基板と、モータの外郭を形成すると共に内部に前記ステータが支持され、かつ前記巻線の端末部が係止される係止部が内周部に設けられたモータハウジングと、を備えている。
請求項1記載の本発明では、巻線がモータコアに形成されたティース部に巻回されることによって、巻線部が形成されている。また、巻線部を形成した巻線の端末部は、モータの径方向外側に向けて導出されている。さらに、この巻線の端末部は、ステータが支持されたモータハウジングの内周部に設けられた係止部に係止されていると共に、巻線の端末部は回路基板におけるモータの径方向外側の部位に接続されている。換言すると、本発明では、モータハウジングに設けられた係止部に巻線の端末部が係止されることによって、巻線の端末部を回路基板におけるモータの径方向外側の部位に安定した状態で案内することができる。
請求項2記載の本発明に係る電動モータは、請求項1記載の電動モータにおいて、前記係止部が、前記巻線の端末部がモータの軸方向に沿って係止されるように構成されている。
請求項2記載の本発明では、巻線の端末部が係止部にモータの軸方向に沿って係止されている。そのため、巻線の端末部をステータと同軸上に配置された回路基板へより接続し易くすることができる。すなわち、本発明では、巻線の端末部を回路基板へ接続する際の作業性を向上させることができる。
請求項3記載の本発明に係る電動モータは、請求項1又は請求項2記載の電動モータにおいて、前記係止部は、前記巻線部よりもモータの径方向外側に配置されている。
請求項3記載の本発明では、巻線の端末部が係止される係止部が、該巻線がティース部に巻回されることによって形成された巻線部よりもモータの径方向外側に配置されている。そのため、巻線の端末部が回路基板の中央部(回路素子が集中して配置された部分)に集中して配列されることを確実に防止することができる。
請求項4記載の本発明に係る電動モータは、請求項3記載の電動モータにおいて、前記モータハウジングには、モータの径方向外側に向けて幅狭となるように形成されたガイド溝が設けられていると共に、前記ガイド溝の終端部(溝深さ方向の端部)には、モータの径方向内側に向けて開放し前記巻線の端末部が係止される係止溝が設けられている。
請求項4記載の本発明では、モータの径方向外側に向けて幅狭となるように形成されたガイド溝の終端部に係止溝が設けられている。そのため、巻線の端末部がガイド溝に摺接することによって、該巻線の端末部が係止溝に案内される。すなわち、本発明では、巻線の端末部を係止溝に係止させる際の作業性を向上させることができる。
請求項5記載の本発明に係る電動モータは、請求項4記載の電動モータにおいて、前記係止溝は、前記巻線の端末部が嵌入されるスナップフィット構造とされている。
請求項5記載の本発明では、巻線の端末部が係止される係止溝が、該巻線の端末部が嵌入されるスナップフィット構造とされている。換言すると、巻線の端末部を係止溝に押し込むだけで、巻線の端末部を係止溝に係止させることができる。すなわち、本発明では、巻線の端末部を係止溝に係止させる際の作業性をより一層向上させることができる。
本実施形態の電動モータを備えた電動ポンプを示す断面図である。 ポンプ部の外郭を形成するポンプケースの断面を示す断面図である。 モータハウジングの断面を示す断面図である。 インペラ及びこのインペラが取付けられた出力軸の断面を示す断面図である。 (A)はモータハウジングに取付けられたステータをモータの軸方向から見た平面図であり、(B)は(A)において一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す拡大平面図である。 巻線の端末部の導出方法の変形例を示す拡大断面図である。
図1〜図5を用いて、本発明の実施形態に係る電動モータを備えた電動ポンプについて説明する。
図1に示されるように、本実施形態の電動モータ10は、車両のエンジン等の内部に冷却水を圧送するための電動ポンプ12に適用されている。具体的には、電動ポンプ12は、流入した冷却水を圧送するポンプ部14の外郭を形成するポンプケース16と、インペラ18を回転させることによりポンプ部14を駆動するロータ20と、を備えている。また、電動ポンプ12は、自らが界磁する磁界によってロータ20を軸線回りに回転させるステータ22と、このステータ22を支持するモータハウジング24と、を備えている。さらに、電動ポンプ12は、ステータ22の一部を構成する巻線26に通電される電流値等を制御するための回路装置28を備えている。上記のロータ20、ステータ22、モータハウジング24、及び回路装置28を主要な要素として電動モータ10が構成されている。
以下、先ずポンプケース16について説明し、次いでモータハウジング24、ロータ20、ステータ22、及び回路装置28についてこの順で説明する。
(ポンプケース16)
図2に示されるように、ポンプケース16は、冷却水が流入する入口管30及び冷却水が流出する出口管32を備えた略蝸牛状に形成された一体成形品である。具体的には、ポンプケース16は略円盤平板状の基部34及び該基部34の径方向内側の端部からモータの軸方向一方側(矢印A1方向)に突出した膨出部36を備えている。また、ポンプケース16は、膨出部36の径方向内側の端部から後述するインペラ18の第1円盤部78(図4参照)の形状に沿って延在するインペラガイド部38を備えている。さらに、ポンプケース16は、インペラガイド部38の径方向内側の端部からモータの軸方向一方側(矢印A1方向)に延出するように形成された管状の入口管30を備えている。また、この入口管30の端部には、ゴムホース等の配管の抜けを抑制する抜け止め突起30Aが形成されている。さらに、ポンプケース16は、上記膨出部36に接続されていると共に、入口管30の開口方向と直交する方向に延出するように形成された管状の出口管32を備えている。
さらに、ポンプケース16は、基部34の径方向外側の端部からモータの軸方向他方側(矢印A2方向)に延在する円筒状の開放端部40を備えている。
図1に示されるように、以上説明したポンプケース16に後述するインペラ18(図1等参照)が収容されることにより、入口管30から流入した冷却水を出口管32に向けて圧送するポンプ部14が形成されている。
(モータハウジング24)
図3に示されるように、モータハウジング24は有底円筒状に形成された一体成形品である。具体的には、モータハウジング24におけるモータの軸方向一方側(矢印A1方向)には後述するロータ20(図4参照)を収容するためのキャン部42が形成されていると共に、モータハウジング24におけるモータの軸方向他方側(矢印A2方向)には後述するステータ22(図1参照)を収容するためのステータ収容部44が形成されている。
キャン部42は、モータの軸方向一方側(矢印A1方向)に開口した略U字状断面を成していると共に、円形状の底壁46を備えている。また、この底壁46の中心部にはモータの軸方向一方側(矢印A1方向)に突出するように形成された管状の軸支部48が設けられている。後述するロータ20がこの軸支部48に支持されることにより、ロータ20が該軸支部48を軸中心として回転可能となる構成である。また、キャン部42は、底壁46の径方向外側の端部からモータの軸方向一方側(矢印A1方向)に延在する内周壁50を備えている。さらに、キャン部42は、内周壁50におけるモータの軸方向一方側(矢印A1方向)の端部から後述するインペラ18の第2円盤部80に沿って延びるインペラガイド壁52を備えている。以上説明した、底壁46、内周壁50、及びインペラガイド壁52によってキャン部42が形成されている。
また、モータハウジング24は、インペラガイド壁52の径方向外側の端部からモータハウジング24の径方向外側に延在する側壁54を備えている。さらに、モータハウジング24は、側壁54の径方向外側の端部からモータの軸方向他方側(矢印A2方向)に延在する接合壁部56を備えている。図1に示されるように、この接合壁部56とポンプケース16の開放端部40とがモータの軸方向(矢印A1及び矢印A2方向)に嵌合された後、熱溶着等が施されることによって接合されている。
また、図3に示されるように、ステータ収容部44は、上記キャン部42と反対方向に開口したW字状断面を成していると共に、円環状の底壁58を備えている。また、ステータ収容部44は、底壁58の径方向内側の端部からモータの軸方向他方側(矢印A2方向)に向けて延在する内周壁50を備えている。さらに、ステータ収容部44は、底壁58の径方向外側の端部からモータの軸方向他方側(矢印A2方向)に延在する外周壁60を備えている。以上説明した底壁58、内周壁50、及び外周壁60によってステータ収容部44が形成されていると共に、底壁58、内周壁50、及び外周壁60に囲まれた部分に後述するステータ22(図1参照)が支持されている。
また、図5(A)及び(B)に示されるように、ステータ収容部44を形成する外周壁60の内周部60Aには、モータの径方向内側(矢印R2方向)に向けて突出するように形成された矩形状の突起部62が設けられている。さらに、この突起部62の先端部には、モータの径方向外側(矢印R1方向)に向けて幅狭となると共に、モータの軸方向(図3における矢印A1及び矢印A2方向)に沿って延びるV字状のガイド溝64が形成されている。さらに、このガイド溝64の溝深さ方向の端部(モータの径方向外側(矢印R1方向)の端部)には、モータの径方向内側(矢印R2方向)に向けて開放すると共に、モータの軸方向(図3における矢印A1及び矢印A2方向)に沿って延びるU字溝状に形成された係止部としての係止溝66が設けられている。この係止溝66には、後述する巻線26の端末部26Aがモータの軸方向(図3における矢印A1及び矢印A2方向)に沿って係止されている。さらに、この係止溝66は、巻線26の端末部26Aが嵌入されることによって該端末部26Aが係止溝66に係止されるスナップフィット構造となるように形成されている(巻線26の端末部26Aと係止溝66との間のクリアランス(締め代)が設定されている)。また、図1に示されるように、この係止溝66の位置は、後述する巻線部86よりもモータの径方向外側(矢印R1方向)に配置されている。
また、図1及び図3に示されるように、モータハウジング24は、外周壁60の径方向外側に向けて突出するように形成されたコネクタ部68を備えている。この、コネクタ部68を介して回路装置28が電源等に接続される構成である。
(ロータ20)
図4に示されるように、ロータ20は、円筒状のロータ70が出力軸72に取付けられることによって構成されている。具体的には、出力軸72は、円柱状の鋼材に浸炭処理等の表面処理が施されることにより構成されており、その一方の端部は上記モータハウジング24の軸支部48(図3参照)に挿入される回転軸部72Aとされている。即ち、出力軸72は軸支部48に片持ち支持されている構成である。
また、ロータ70は、上記出力軸72の径方向外側に配置された厚肉円筒状を成している。また、このロータ70の内部には、その周方向に沿って複数のマグネット74が設けられている。さらに、このロータ70はロータ保持部材76を介して出力軸72に固定されている。
また、出力軸72における回転軸部72Aと反対側の端部には、インペラ18が取付けられている。インペラ18は、モータの径方向(矢印R1及び矢印R2方向)に延在すると共に円盤状に形成された第1円盤部78と第2円盤部80との間に複数のブレード82が立設されることによって形成されている。
(ステータ22)
図1及び図5に示されるように、ステータ22は、環状に形成されたモータコア84と、導電性の巻線26と、を主要な要素として構成されている。具体的には、モータコア84は、所定の形状となるように打ち抜かれた鋼板がモータの軸方向(矢印A1及び矢印A2方向)に積層されることによって構成されている。その結果、モータコア84には、モータの径方向外側(矢印R1方向)に向けて延びる複数(本実施形態では12個)のティース部84Aが形成されている。
また、この複数ティース部84Aには、それぞれ巻線26が巻回されている。図1に示されるように、巻線26がティース部84Aに層状に巻回されることによって、該ティース部84Aに沿って巻線部86が形成されている。さらに、この巻線26の端末部26Aは、巻線部86におけるモータの径方向内側(矢印R2方向)の端部から導出されている。さらに、この巻線26の端末部26Aは、モータの径方向外側(矢印R1方向)に向けて配索されていると共に、モータの軸方向他方側(矢印A2方向)に屈曲されている。そして、図5(B)に示されるように、この屈曲された部分が、モータハウジング24に設けられた係止溝66に係止されている。さらに、図1に示されるように、この巻線26の端末部26Aは、後述する回路基板88におけるモータの径方向外側(矢印R1方向)の部位に接続されている。
なお、巻線部86とティース部84Aとの間には、図示しない絶縁部材が介装されている。
(回路装置28)
図1に示されるように、回路装置28は、モータの径方向(矢印R1及び矢印R2方向)に延びる円盤上に形成された回路基板88と、この回路基板88上に載置された複数の回路素子90と、を主要な要素として構成されている。この回路装置28は、ステータ22とモータの軸方向(矢印A1及び矢印A2方向)に沿って配置されていると共に、図示しない取付手段を介してモータハウジング24に取付けられている。
また、回路装置28は、カバー部材92がモータハウジング24に取付けられることによって該カバー部材92に覆われている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の電動モータ10が作動すると、該電動モータ10の一部を構成するロータ20が回転する。すると、ロータ20の出力軸72に取付けられたインペラ18が回転する。その結果、ポンプ部14が駆動され、ポンプケース16の入口管30から流入した冷却水が出口管32に向けて圧送される。
ところで、本実施形態の電動モータ10は、導電性の巻線26がモータコア84に形成されたティース部84Aに巻回されることによって、巻線部86が形成されている。また、巻線部86を形成した巻線26の端末部26Aは、モータの径方向外側(矢印R1方向)に向けて導出されている。さらに、この巻線26の端末部26Aは、モータハウジング24の内周部60Aに設けられた係止溝66に係止されていると共に、巻線26の端末部26Aは回路基板88におけるモータの径方向外側(矢印R1方向)の部位に接続されている。換言すると、本実施形態では、モータハウジング24に設けられた係止溝66に巻線26の端末部26Aが係止されることによって、巻線26の端末部26Aを回路基板88におけるモータの径方向外側(矢印R1方向)の部位に安定した状態で案内することができる。
また、本実施形態では、巻線26の端末部26Aが係止溝66にモータの軸方向(矢印A1及び矢印A2方向)に沿って係止されている。そのため、巻線26の端末部26Aをステータ22と同軸上に配置された回路基板88へより接続し易くすることができる。すなわち、本実施形態では、巻線26の端末部26Aを回路基板88へ接続する際の作業性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、巻線26の端末部26Aが係止される係止溝66が、該巻線26がティース部84Aに巻回されることによって形成された巻線部86よりもモータの径方向外側(矢印R1方向)に配置されている。そのため、回路基板88の中央部(回路素子90が配置された部分)に巻線26の端末部26Aが集中して配列されることを確実に防止することができる。
また、図5(A)及び(B)に示されるように、本実施形態では、モータの径方向外側に向けて幅狭となるように形成されたガイド溝64の溝深さ方向の端部に係止溝66が設けられている。そのため、巻線26の端末部26Aがガイド溝64に摺接することによって、該巻線26の端末部26Aが係止溝66に案内される。すなわち、本実施形態では、巻線26の端末部26Aを係止溝66に係止させる際の作業性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、巻線26の端末部26Aが係止される係止溝66が、該巻線26の端末部26Aが嵌入されるスナップフィット構造とされている。換言すると、巻線26の端末部26Aを係止溝66に押し込むだけで、巻線26の端末部26Aを係止溝66に係止させることができる。すなわち、本実施形態では、巻線26の端末部26Aを係止溝66に係止させる際の作業性をより一層向上させることができる。
なお、本実施形態では、巻線26の端末部26Aが係止される係止溝66をスナップフィット構造とした例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、係止溝66に係止された巻線26の端末部26Aを別の部材によって押圧すること等によって、巻線26の端末部26Aを係止溝66に保持させた構成としてもよい。
また、本実施形態では、上記のガイド溝64の溝深さ方向の端部に係止溝66を設けた構成とした例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ガイド溝64を設けない構成としてもよい。このように、ガイド溝64を設けるか否かについては、巻線26の端末部26Aを係止溝66に係止させる際の作業性を考慮して適宜設定すればよい。
さらに、本実施形態では、巻線26の端末部26Aが係止される係止溝66を巻線部86よりもモータの径方向外側(矢印R1方向)に配置した例について説明した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。この係止溝66を巻線部86よりもモータの径方向外側(矢印R1方向)に設けるか否かについては、回路基板88上に配置された回路素子90の大きさ等を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、巻線26の端末部26Aが係止溝66にモータの軸方向(矢印A1及び矢印A2方向)に沿って係止されている例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えば、巻線26の端末部26Aをモータの周方向に沿って係止させた構成としても良い。巻線26の端末部26Aを係止させる方向は、該巻線26の端末部26Aを回路基板88へ接続する際の作業性を考慮して適宜設定すればよい。
さらに、本実施形態では、巻線26の端末部26Aが係止される係止部を溝状に形成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、J字状のフックをモータハウジング24の内周部60Aに設けると共に、このフックに巻線26の端末部26Aを係止させた構成としてもよい。
また、本実施形態では、巻線26の端末部26Aを巻線部86におけるモータの径方向内側の端部から導出させた例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図6に示されるように、巻線26の端末部26Aを巻線部86におけるモータの径方向外側の端部から導出させた構成としてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10…電動モータ,22…ステータ,24…モータハウジング,26…巻線,26A…端末部,60A…内周部,64…ガイド溝,66…係止溝(係止部),84…モータコア,84A…ティース部,86…巻線部,88…回路基板

Claims (5)

  1. モータコアに形成されたティース部に巻回されることによって巻線部を形成する巻線の端末部がモータの径方向外側に向けて導出されたステータと、
    前記ステータとモータの軸方向に沿って配置されていると共に、前記巻線の端末部がモータの径方向外側の部位に接続された回路基板と、
    モータの外郭を形成すると共に内部に前記ステータが支持され、かつ前記巻線の端末部が係止される係止部が内周部に設けられたモータハウジングと、
    を備えた電動モータ。
  2. 前記係止部が、前記巻線の端末部がモータの軸方向に沿って係止されるように構成された請求項1記載の電動モータ。
  3. 前記係止部は、前記巻線部よりもモータの径方向外側に配置されている請求項1又は請求項2記載の電動モータ。
  4. 前記モータハウジングには、モータの径方向外側に向けて幅狭となるように形成されたガイド溝が設けられていると共に、
    前記ガイド溝の終端部には、モータの径方向内側に向けて開放し前記巻線の端末部が係止される係止溝が設けられている請求項3記載の電動モータ。
  5. 前記係止溝は、前記巻線の端末部が嵌入されるスナップフィット構造とされている請求項4記載の電動モータ。
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