JP5839668B2 - 水中油型毛髪処理剤 - Google Patents
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Description
原料(A):トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル
原料(B):ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
原料(C):ソルビトール及び/又はジプロピレングリコール
本実施形態の毛髪処理剤は、下記原料(A)、(B)、及び(C)が配合された水中油型毛髪処理剤である(本実施形態の毛髪処理剤における水の配合量は、例えば70質量%以上)。また、本実施形態の毛髪処理剤には、毛髪処理剤原料として公知のものが任意に配合される。
原料(A):トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル
原料(B):ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
原料(C):ソルビトール及び/又はジプロピレングリコール
原料(A)であるトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルは、ヒドロキシステアリン酸の重合体とペンタエリスリトールとのトリエステルであり、市販品としては、日清オイリオグループ社製「サラコスWO−6」が挙げられる。原料(A)自体は、公知の油性原料の中でも毛髪のねじり剛性を特に低くできるものであるが、原料(B)及び(C)と共に配合して原料(A)を分散させれば、毛髪のねじり剛性を更に低くできる。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステルが、本実施形態の水中油型毛髪処理剤に原料(B)として配合される。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合するのが、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを配合するよりも、原料(A)の分散性を高くできる。
ソルビトール及び/又はジプロピレングリコールが、本実施形態の水中油型毛髪処理剤に原料(C)として配合される。ソルビトールを配合するのが、ジプロピレングリコールを配合するよりも、原料(A)の分散性を高くできる。
本実施形態の毛髪処理剤には、上記原料(A)、(B)、及び(C)以外に、原料(A)の分散性を確保できる限度において、公知の毛髪処理剤原料を任意原料として配合しても良い。当該任意原料は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、高級アルコール、低級アルコール、多価アルコール、糖類、油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ、高分子化合物、シリコーン、蛋白、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤などである。
原料(D)であるベヘニルトリメチルアンモニウム塩は、ステアリルトリメチルアンモニウム塩などの原料(D)以外の4級アンモニウム塩と異なり、原料(A)の分散性を高める。
原料(E)は、HLB値が所定値の下記式(III)で表される高級アルコールとポリエチレングリコールとのエーテルである。
Balance)値は、9.0以上12.0以下である。ここで、当該HLB値は、次式から算出される値を採用する。
HLB値=E/5
E:原料(E)における平均付加モル数yから算出される酸化エチレンの質量%
本実施形態の毛髪処理剤を使用する際の剤型は、特に限定されず、例えば液状、乳液状、ローション状、クリーム状、フォーム状(泡状)、霧状が挙げられる。いずれの剤型においても、原料(A)を含む油相が分散しており、その油相の平均粒子径は、例えば100nm以上500nm以下である。
本実施形態に係る毛髪処理剤を、ヘアケア剤、パーマ剤、カラーリング剤、ブリーチ剤、スタイリング剤等として使用すると良い。その使用の際には、その使用の目的に応じて、公知のアケア剤、パーマ剤、カラーリング剤、ブリーチ剤、スタイリング剤等の公知の毛髪処理剤と同様の使用方法を採用すると良い。
80℃以上に加熱した下記油相に、ディスパ攪拌羽根で攪拌(回転数3000〜4000rpm)しつつ、80℃以上の水を徐々に添加した。水の添加が完全に終了した後、攪拌を継続しながら、常温になるまで水冷して実施例及び比較例の各毛髪処理剤を調製した。但し、比較例6bのみは、原料(A)であるトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルを、そのまま毛髪処理剤とした。
「分散状態」と「平均粒子径」のいずれかにより、毛髪処理剤における原料(A)の分散性を評価した。評価基準等は以下の通りとした。
○:製造してから間も無く、目視により、2つの相が確認されなかった。
×:製造してから間も無く、目視により、2つの相が確認された。
○:製造してから2週間経過後の目視により、油相の分散が均一と確認された。
×:製造してから2週間経過後の目視により、油相の分散が不均一と確認された。
製造してから間も無くの各毛髪処理剤における油相の体積平均粒子径を、日機装社製「Microtrac MT3000」を用いて測定し、この測定値を平均粒子径とした。
一般女性から採取した毛髪を、過酸化水素5.8質量%、アンモニア1.3質量%の水溶液に15分間浸漬し、洗浄後、温風乾燥させた。これら浸漬から乾燥までを20回繰り返した毛髪を、毛髪処理における対象毛髪とした。対象毛髪を、毛髪処理剤中に5分間又は3時間浸漬した後、毛髪表面の毛髪処理剤を拭き取ることで毛髪処理とした。
毛髪10本のねじり剛性率を測定し、平均値を算出した。ここでのねじり剛性率は、カトーテック社製ねじり試験機「KES−YN1」を用いて測定した。測定条件は、温度25℃、湿度50%の恒温恒湿室内に毛髪を24時間以上放置し、この毛髪の長径と短径を測定した後、ねじり試験機にセットし、120度/secの速度で左右に3回転ねじった。
Claims (4)
- 下記原料(A)、(B)、(C)及び(D)が配合された水中油型毛髪処理剤。
原料(A):トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル
原料(B):ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
原料(C):ソルビトール及び/又はジプロピレングリコール
原料(D):ベヘニルトリメチルアンモニウム塩 - 前記原料(B)が、下記式(I)で表されるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又は下記式(II)で表されるポリグリセリンモノ脂肪酸エステルである請求項1に記載の水中油型毛髪処理剤。
- 原料(B)と原料(D)の配合量の比(原料(B):原料(D))が、1:0.25以上4.0以下である請求項1又は2に記載の水中油型毛髪処理剤。
- 原料(E)として、HLB値が9.0以上12.0以下である下記式(III)で表される高級アルコールとポリエチレングリコールとのエーテルが配合された請求項1〜3のいずれか1項に記載の水中油型毛髪処理剤。
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