JP5838896B2 - データ分析支援装置、データ分析支援方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

データ分析支援装置、データ分析支援方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、製造プロセスにおけるチャートデータを分析するデータ分析支援装置、データ分析支援方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、より詳細には、製造プロセスにて発生したトラブルの要因を分析するために、複数の解析対象のチャートデータから当該製造プロセスの操業状態を視覚化した操業分析マップを生成するデータ分析支援装置、データ分析支援方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
従来、製造プロセスの操業において、操業に異常が発生すると、過去の事例に対する知見を活用して操業改善対応が行われていた。この際、蓄積された過去の事例データは人間の記憶や人手による探索により活用されていたため、作業者の経験や主観によって過去の事例データに基づきとられる対応が相違することもあった。
このような問題に対して、過去の事例データを分析する手法が提案されている。操業の安定・品質の向上のためには、日々の操業データや品質データである操業品質のデータを解析して、操業品質トラブル(操業品質トラブルとは、操業トラブルおよび品質トラブルのうち少なくともいずれか一方をいう。)の原因を解明し、対策を立案することが重要である。このため、データ解析技術が必要不可欠である。従来、データ解析は、問題毎あるいは担当者毎に、個別のアプローチで行われている。例えば、製品長手方向のチャートデータからは板厚や板幅、温度履歴を解析し、設備チャートデータからはモータ電流値を解析し、疵などの品質データからはスリ疵やロール疵等を解析することができる。これらのデータが時系列となればデータ量は膨大となり、複雑多岐な鉄鋼プロセスにおいては時系列データの解析手法が必要となる。
時系列データ解析の基本的な考えとしては、まず、時系列データをデータ解析して有効な操業品質データを選定し、選定した操業品質データから特徴量を抽出する。そして、抽出した特徴量を分類して操業品質トラブルの要因を判別する判別モデルを作成する。この判別モデルから、操業品質トラブルを予測することが可能となる。
時系列データを解析する技術として、例えば、特許文献1には、独立成分分析(Independent Component Analysis;ICA)を用いて時系列データの波形構成成分に対応する強さと操業結果との相関関係を解析してモデルを構築し、操業の予測に利用する操業分析装置が開示されている。また、特許文献2には、独立成分分析の類似手法として、ウェーブレット解析を利用した操業プロセスの操業結果解析装置が開示されている。さらに、特許文献3には、高速ICAを用いて算出されたプロセス変数値の独立変数値を用いて、プロセスの時系列データベースから過去のプロセスの状態類似事例を探索する方法が開示されている。
また、特許文献4には、主成分分析(Principal Component Analysis;PCA)、独立成分分析、またはPLS(Partial Least Square)の特徴量をモデル変数として、Just In Time(JIT)モデルへ組み込み、品質の予測を行う品質予測装置が開示されている。そして、特許文献5には、設計関連情報となるキーワードを含む資料を検索し、その検索結果を設計者へ知見情報として提供する設計支援装置が開示されている。かかる設計支援装置では、キーワードと資料との関連性の分析に対応分析を用いている。
特開2002−312430号公報 特開2004−288144号公報 特開2005−135010号公報 特開2009−70227号公報 特開2010−198259号公報
しかしながら、上述のように、独立成分分析を用いた手法は多く提案されているが、着目する基底波形および独立成分(独立信号とも呼ばれる。)を特定する手法については確立されていない。また、複数の対応チャートに対する独立成分分析の利用方法とその最良な独立成分を選定する方法は存在していない。このため、多数の独立成分から操業トラブルや品質トラブルの予兆をみるのに有効な独立成分を選定するのは容易ではない。また、設備毎にチャートデータの形状的特徴や時系列変化は異なっており、各設備について注目すべき独立成分を選定するのは容易ではなく、その一方で、複数の設備にわたって共通する操業トラブルや品質トラブルの要因を見つけるのも容易ではない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数のチャートデータから算出された形状特徴量をマッピングした操業分析マップを生成し、トラブルの要因が、設備あるいは操業条件のいずれによるものかを分析するためのデータを提供することの可能な、新規かつ改良されたデータ分析支援装置、データ分析支援方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、複数の設備から抽出された処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出部と、形状特徴量を、各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成部と、を備え、マップ作成部は、前記チャートデータと関連付けられた前記製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、前記各設備における工程の時間経過に関する前記第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す前記第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とする、データ分析支援装置が提供される。
ここで、各設備間に設定された順序は、設備の利用順であってもよく、設備の物理的配置順であってもよい。
また、形状特徴量抽出部は、独立成分分析を用いて形状特徴量を抽出してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、複数の設備から抽出された処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出ステップと、形状特徴量を、各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成ステップと、を含み、マップ作成ステップでは、チャートデータと関連付けられた製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、各設備における工程の時間経過に関する第1の軸と各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とする、データ分析支援方法が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、複数の設備から抽出された処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出部と、形状特徴量を、各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成部と、を備え、マップ作成部は、チャートデータと関連付けられた製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、各設備における工程の時間経過に関する第1の軸と各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とするデータ分析支援装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、複数の設備から抽出された処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出部と、形状特徴量を、各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成部と、備え、マップ作成部は、チャートデータと関連付けられた製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、各設備における工程の時間経過に関する第1の軸と各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とするデータ分析支援装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば、複数のチャートデータから算出された形状特徴量をマッピングした操業分析マップを生成し、トラブルの要因が、設備あるいは操業条件のいずれによるものかを分析するためのデータを提供することの可能なデータ分析支援装置、データ分析支援方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することができる。
操業正常時におけるコークス炉の炭化室から製造したコークスを押出機により押出す際の押出力を示すチャートデータである。 操業トラブル発生時におけるコークス炉の炭化室から製造したコークスを押出機により押出す際の押出力を示すチャートデータである。 本発明の実施形態に係るデータ分析支援装置によるデータ分析処理の概要を示す説明図である。 同実施形態に係るデータ分析支援装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態に係るデータ分析支援装置によるデータ分析処理を示すフローチャートである。 データ蓄積部に蓄積されている操業チャートデータ群の一例を示す説明図である。 操業トラブル予兆を含むチャートデータの変化パターン例を示す説明図である。 独立成分分析による形状特徴量である基底波形およびその基底波形に対する重みの抽出を説明するための説明図である。 チャートデータの特徴を表す基底波形および独立成分の算出と、基底波形に基づき推定された教師データ以外の独立成分の算出を説明する説明図である。 操業分析マップの構成を説明する説明図である。 ある基底波形の強度に関する操業分析マップの一例を示す説明図である。 ある基底波形の強度に関する操業分析マップと、ある操業条件変数に関する操業分析マップとの関連性を説明する説明図である。 同実施形態に係るデータ分析支援装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.コークス炉押出力チャートデータの解析>
まず、図1および図2を参照して、本発明の実施形態に係るデータ分析支援装置を用いて操業品質トラブルのうちの操業トラブルの発生箇所を見出すとともに、その要因を特定する対象であるコークス炉の操業と、コークス炉において発生する操業トラブルの一例について説明する。なお、図1は、操業正常時におけるコークス炉の炭化室から製造したコークスを押出機により押出す際の押出力を示すチャートデータである。図2は、操業トラブル発生時におけるコークス炉の炭化室から製造したコークスを押出機により押出す際の押出力を示すチャートデータである。
コークス炉は、石炭を乾留してコークスを製造する高温炉であり、炉を加熱するための燃焼室とコークスを生成する炭化室(以下では「窯」ともいう。)とが交互に水平に配置されて炉団を構成している。炭化室に入れられた石炭が乾留されコークスとなると、押出機により炭化室の一側から排出先の他側に向かって押し出される。このとき、正常状態であれば、図1に示すように、押出機の押出力によってコークスが圧縮された後、コークスは排出先へ移動する。押出機がコークスの押出方向に移動するにつれて炭化室内のコークスは減少するので、押出機の押出力は徐々に減少する。
一方、コークス炉に操業トラブルが発生した場合、炭化室内のコークスが詰まってしまい、コークスを正常に押し出せなくなる押詰まり状態がある。このような押詰まり状態が生じると、コークス炉の操業を中断して人力により対応する必要があり、時間のロスや作業負荷の増大によって生産性が低下してしまう。
押詰まり状態におけるコークスを押し出す際の押出機の押出力は、図2に示すように、炭化室のコークスが移動しないため、押出機によってコークスを押し出すにつれて押出力は徐々に増加する。その後、押出機はコークスを押し出せず停止してしまう。押詰まり状態は、正常時に平滑であった炭化室内のレンガ炉壁が減肉陥没したりレンガ炉壁にカーボンが付着したりして平滑ではない部分が拡大し、押出負荷が増加することで発生する。
そこで、本実施形態では、データ分析支援装置を用いて、コークス炉における操業トラブルの発生箇所を見出すとともに、その要因を特定するために用いる操業分析マップを生成する。ユーザは、操業分析マップを用いて、コークス炉の窯の押出負荷の増加傾向のある箇所を捉え、さらに、その要因が設備にあるのか、あるいは操業条件にあるのかを特定する。以下では、操業分析マップを生成するデータ分析支援装置の構成と、これによる操業分析マップを作成するデータ分析処理について説明する。
<2.データ分析支援装置によるデータ分析処理>
[2−1.解析フロー概要]
まず、図3に基づいて、本実施形態に係るデータ分析支援装置による操業分析マップを作成するデータ分析処理の概要を説明する。図3は、本実施形態に係るデータ分析支援装置によるデータ分析処理の概要を示す説明図である。
本実施形態に係るデータ分析支援装置は、操業データから形状特徴量を抽出し、操業トラブルの発生の要因を特定するための操業分析マップを作成する装置である。具体的には、データ分析支援装置によるデータ分析処理は、図3に示すように、以下のSTEP1〜STEP4の処理から構成される。STEP1〜STEP4の処理の概要は以下のとおりである。なお、各処理の詳細については後述する。
STEP1:操業データの選定
押出しチャートデータの中からチャートデータの形状特徴量を抽出するための教師データが選定される。
STEP2:特徴量抽出
教師データに独立成分分析を適用し、チャート形状の特徴を示す形状特徴量である、基底波形およびその基底波形の強さを表す独立成分を算出する。
STEP3:特徴量・操業条件変数のマッピング
各チャートデータに関する形状特徴量および操業条件変数それぞれについて、時間軸(第1の軸)および製造プロセスの各設備間に設定された順序に関する軸(第2の軸)からなる二次元座標にデータを配置した操業分析マップを生成する。
STEP4:操業分析マップの分析
特徴量に関する操業分析マップを分析して、操業トラブルや品質トラブルの発生箇所を見出し、その要因が全設備に共通する操業条件の変化によるものか、あるいは各設備の状態によるものかを分析する。また、特徴量に関する操業分析マップと操業条件変数に関する操業分析マップとを比較してトラブルに関連する操業条件を見出す。
本実施形態に係るデータ分析支援装置により、複数の解析対象のチャートデータから形状特徴量を抽出し、形状特徴量に関する操業分析マップを作成することで、トラブルの要因が全設備に共通する操業条件の変化によるものか、あるいは各設備の状態によるものかを分析することが可能となる。また、特徴量に関する操業分析マップと操業条件変数に関する操業分析マップとを比較することで、トラブルに関連する操業条件を見出すことができる。さらに、チャートデータを分析して視覚的に分かり易い操業分析マップを作成することで、ユーザは直感的に分析することができるようになり、全設備の状況と長期にわたる操業の全体感を捉えやすくなる。以下、データ分析支援装置の機能構成と、これによるデータ分析処理について、詳細に説明していく。
[2−2.データ分析支援装置の機能構成]
図4に、本実施形態に係るデータ分析支援装置100の機能構成を示す。データ分析支援装置100は、図4に示すように、データ取得部110と、形状特徴量抽出部120と、マップ作成部130と、出力部140とからなる。
データ取得部110は、操業データの履歴を記憶するデータ蓄積部200から教師データとして利用する操業データを取得する。データ蓄積部200は、所定期間(例えば、直近3カ月や直近1年等)分の操業チャートデータを記憶する記憶部である。データ蓄積部200は、図4に示すようにデータ分析支援装置100とは別のサーバに設けてもよく、データ分析支援装置100に設けてもよい。データ取得部110は、ユーザから入力された、教師データとして利用する操業データを特定するデータ選定情報に基づいて、データ蓄積部200より該当する操業データを取得する。データ蓄積部200から取得された操業データは、形状特徴量抽出部120へ出力される。
形状特徴量抽出部120は、教師データからデータの特徴を表す形状特徴量を抽出する機能部であって、教師データに対して独立成分分析(ICA)を適用し、チャート形状の特徴を示す形状特徴量である、基底波形およびチャートにおける基底波形の寄与を表す独立成分を算出する。操業チャートデータの形状特徴量の抽出技術に独立成分分析を利用することで、操業チャートデータを複数の基底波形とその基底波形に対する重み(独立成分)の積との線形和として表現することができる。
マップ作成部130は、各基底波形に関する特徴量や操業条件変数について、データ値の大小を色の濃淡により視覚的に現した操業分析マップを作成する。操業分析マップは、各基底波形に関する特徴量や操業条件変数等のデータを、時間軸と製造プロセスの各設備間に設定された順序に関する軸とからなる二次元座標に配置したものである。このような二次元座標にデータを配置することにより、各設備単体における操業状態を分析することができるとともに、全設備に共通する操業状態の変化の分析をすることが可能となる。なお、操業分析マップの作成方法および分析についての詳細な説明は後述する。マップ作成部130は、作成した操業分析マップを出力部140へ出力する。
出力部140は、マップ作成部130により作成された操業分析マップを出力する。出力部140としては、例えば操業分析マップを表示可能な表示装置を用いることができる。ユーザは、出力部140から出力された操業分析マップを分析し、設備全体あるいは設備単体における操業状態の変化を見出し、その変化の要因を特定する。
[2−3.データ分析処理]
次に、コークス炉の押詰まり状態の診断を例として、本実施形態に係るデータ分析支援装置100によるデータ分析処理について、図3および図5に沿って、図6〜図12を参照しながら説明する。
(STEP1:操業データの選定)
データ分析支援装置100によるデータ分析処理は、図5に示すように、まず、データ取得部110によりデータ蓄積部200から教師データとなる操業チャートデータを取得することから開始する(S100)。教師データは、操業トラブルの予兆が含まれているデータであり、ユーザによりデータ蓄積部200に蓄積された押出履歴(操業チャートデータ)から選定される。
操業チャートデータは、1日に1〜2回各窯からそれぞれ得られるデータである。以下、1日に1回各窯から操業チャートデータが得られる場合を例として記載する。データ蓄積部200には、例えば図6に示すように、各窯について押出機の押出位置と押出力の関係を示す操業チャートデータが所定期間(例えば、直近3カ月や直近1年等)分蓄積されている。ある窯で押詰まりが発生したところに注目して、ユーザは、ある窯の押詰まりの直前の予兆が含まれている可能性のあるチャートデータを教師データとして選択する。例えば、1日に1チャートデータが得られる場合については、押詰まり発生の1週間前からの6チャートデータを選択して教師データに利用することができる。
コークス炉の押詰まりの直前においては、操業チャートデータのチャート形状に、例えば図7に示すような変化が現れる。図7は、操業トラブル予兆を含むチャートデータの変化パターン例を示す説明図である。例えば、パターンAとして、押出機によるコークスの押出毎にピーク点(コークスケーキにて静止摩擦から動摩擦へ変化するときの点)が上昇する場合に押詰まり状態となる場合がある。パターンAでは、図7に示すように、押詰まり状態となるn回前の操業チャートデータから押詰まり状態となるまでの操業チャートデータを見ると、ピーク点が徐々に上昇する。
また、例えば、パターンBとして、押出機によるコークスの押出毎に押出位置の後半で押出力が上昇する場合に押詰まり状態となる場合がある。パターンBでは、図7に示すように、押詰まり状態となるn回前の操業チャートデータから押詰まり状態となるまでの操業チャートデータを見ると、押出位置が大きくなるにつれて低下していた押出力が徐々に低下しなくなり、押詰まり状態となったときには押出力は上昇するようになっている。
さらに、パターンCとして、押詰まり状態となる直前に、チャート波形中盤に振動が現われる場合に押詰まり状態となる場合がある。パターンCでは、図7に示すように、押詰まり状態となるn回前の操業チャートデータから押詰まり状態となるまでの操業チャートデータを見ると、操業チャートデータの中盤のチャート波形の振動が、徐々に大きくなっている。
このように、操業トラブルが発生する直前には操業チャートデータのチャート形状に変化が生じる場合が多い。このような操業チャートデータを教師データとして選定し解析することで、操業トラブルの予兆に有効な独立成分を抽出できる。
ユーザは、データ蓄積部200に蓄積された操業チャートデータから、コークス炉の窯毎に複数件(例えば50件)を教師データとして選定する。1つの教師データは、押詰まり状態等の操業トラブルが発生する直前n回の操業チャートデータからなる。操業チャートデータ数nは、複数であり、例えば1週間の操業チャートデータを分析する場合には6とすることができる。教師データには、図7に示したような3つのパターンを含め、図7のそれぞれのパターンにて、押詰まりに至るまでのチャートデータ(図7の点線枠で示すデータ群a〜c)を利用するとよい。
また、図7では押詰まりが発生したときの教師データについて述べているが、押詰まり状態には至っていないチャートデータも教師データとして含めてもよい。例えば、通常のチャート形状からはかけ離れて押出力の高い、後半上昇パターン(パターンB)が現れた場合、押詰まり予防のため、操業者の判断によって炉壁のメンテナンスが行われたりする。そこで、炉壁の修復が必要となるこのようなパターンを異常波形パターン(図7でいえば押詰まりトラブルが発生する1回前のチャートデータのような波形)として定義し、異常波形パターンに至るまでのチャートデータを教師データに含めてもよい。
ユーザは、データ分析支援装置100を操作する操作入力装置(図示せず。)により、教師データとして使用する操業チャートデータを特定するデータ選定情報を入力する。データ選定情報を受けたデータ分析支援装置100のデータ取得部110は、データ選定情報に基づき、該当する操業チャートデータを取得し、形状特徴量抽出部120へ出力する。
(STEP2:特徴量抽出)
STEP1(S100)にて教師データが選定され、データ蓄積部200から取得すると、形状特徴量抽出部120により教師データである操業チャートデータから形状特徴量の抽出が行われる(S110)。
本実施形態では、操業チャートデータの形状特徴量の抽出技術に独立成分分析(ICA)を用いる。独立成分分析を用いることで、押出力に関する操業チャートデータを図8に示すように複数の基底波形(A)とその基底波形に対する重み(独立成分s(t)、押出回数t)の積との線形和として表現することができる。図8は、独立成分分析による形状特徴量である基底波形およびその基底波形に対する重みの抽出を説明するための説明図である。なお、図8では、説明を簡単にするため3つの独立成分に分ける場合について示しているが、任意の成分数を設定し、その成分数に合わせた基底波形に分けることができる。
具体的に説明すると、下記式1のようにn個の操業チャートデータからなる教師データx(t)=[x1(t) x2(t) ・・・ xn(t)]を基底波形(n×pの混合行列)Aと、基底波形に対応する重みに相当する統計的に独立なp個の独立成分s(t)=[s1(t) s2(t) ・・・ sp(t)]の線形結合(すなわち、x(t)=As(t))と仮定する。なお、tは押出回数、pはユーザが設定する成分数である。
行列Aの列要素が操業チャートデータの基底波形に相当し、上記のように各基底波形と独立成分との積の線形和によって、教師データである一つ一つの操業チャートデータが近似的に表現される(各押出回数tのx(t)に対して、s(t)の値がそれぞれ特定される)。形状特徴量抽出部120は、この線形結合の結果より、各教師データについて、基底波形Aに対する重み、すなわち独立成分s(t)を形状特徴量としてそれぞれ取得する。
なお、ステップS110では、所定期間の操業チャートデータを用いて、この期間の独立成分s(t)を取得するが、この際、形状特徴量抽出部120は、基底波形(A)に基づいて、独立成分分析の教師データ以外の操業チャートデータについても独立成分を算出する。例えば、図9上図に示すように、教師データである操業チャートデータからは、教師データとして用いた期間の独立成分s1しか取得されない。そこで、形状特徴量抽出部120は、教師データとして用いた期間以外のチャートデータ(すなわち、教師データ以外のチャートデータ)に対して基底波形(A)の逆行列を掛けて、図9下図のように操業状況を確認したい期間の独立成分s1を推定する。独立成分s1以外の独立成分s2〜spも同様な方法で推定する。
(STEP3:特徴量・操業条件変数のマッピング)
STEP2(S110)にて各操業チャートデータについて形状特徴量が抽出されると、マップ作成部120により操業分析マップの作成が行われる(S120)。操業分析マップは、各基底波形に関する特徴量あるいは操業条件変数について、データ値の大小を色の濃淡により表現したものである。これらのデータ値の大小を色の濃淡で視覚化した情報を視覚データとする。マップ作成部120は、視覚データを時間軸と製造プロセスの各設備間に設定された順序に関する軸とからなる二次元座標に配置する。操業分析マップの時間軸は、各設備に対する時間経過を示しており、各設備について時間経過に伴う操業状態の変化をみることができる。一方、操業分析マップの、各設備間に設定された順序に関する軸は、同一操業を行う各設備間に設定された所定の順序を示しており、設備全体に共通する操業状態の変化をみることができる。
例えば、コークス炉の押出しチャートデータの場合、例えば図10に示すような操業分析マップを作成することができる。図10では、操業分析マップの縦軸を時間軸、横軸を各設備間に設定された順序に関する軸としている。時間軸(縦軸、第1の軸)には、コークス炉の各窯の時間軸として、例えば各窯におけるコークスの押出しサイクルをとることができる。窯番330の窯についてみると、1回目のコークスの押出し(1サイクル)のときデータ(1,2)、2回目のコークスの押出し(2サイクル)のときデータ(2,2)、3回目のコークスの押出し(3サイクル)のときデータ(3,2)、のようにデータ値が変化する。このように、窯の押出し回数毎のデータ値の変化を見ることで、窯内の状態変化によるコークスの押出力への影響(例えば、窯内のカーボン付着量の影響)を見ることができ、窯毎の特徴を把握することができる。
一方、各設備間に設定された順序に関する軸(横軸、第2の軸)には、コークス炉の各窯間に設定された所定の順序として、例えば図10に示すようにコークス炉全体についてコークスの押出しを行う各窯間の押出し順番をとることができる。図10の例では、各サイクルにおけるコークスの押出しは、窯番325、窯番330、窯番335の順に行われ、例えば2サイクル目についてみると、窯番325はデータ(2,1)、窯番330はデータ(2,2)、窯番335はデータ(2,3)、のようにデータ値が変化する。このデータ値の変化より、コークスの装入量や置き時間等の操業条件変数が変化されたときの全窯に共通する影響を見ることができる。
各設備間に設定された順序に関する軸は、コークスの押出しを行う押出し順番以外にも、例えば、コークス炉を構成する各窯の物理的配置順序であってもよい。この場合には、物理的に隣接する窯間の影響を操業分析マップより見出すことが可能となる。
操業分析マップに配置されるデータ値は、形状特徴量である独立成分s(t)または操業条件変数である。まず、形状特徴量に関する操業分析マップは、形状特徴量、すなわち基底波形の強度の大小を視覚データとして表し、時間軸と各設備間に設定された順序に関する軸とからなる二次元座標に配置したものである。例えば、ある基底波形の強度を表すデータ値(独立成分s(t))を、値が高いほど黒色、値が低いほど白色となる視覚データとして表すと、図11に示すような、格子状に配置された複数の視覚データからなる操業分析マップが生成される。視覚データは、データ値を連続的に表しており、例えば256種類の濃淡によってデータ値の大小を表している。このように形状特徴量に関する操業分析マップを作成することで、視覚データの濃淡で、操業チャートデータの形状変化の全体傾向が可視化され、それにより、操業トラブルや品質トラブル、あるいはその予兆が発生している設備、操業時期を容易に特定することができるようになる。
一方、操業条件変数に関する操業分析マップは、例えば、コークスの装入量や乾留時間といったデータ値の大小を視覚データとして表し、時間軸と各設備間に設定された順序に関する軸とからなる二次元座標に配置したものである。操業条件変数に関する操業分析マップは、形状特徴量に関する操業分析マップと比較して、操業トラブルや品質トラブルに連動する操業条件変数を特定するために用いることができる。操業条件変数に関する操業分析マップも、形状特徴量に関する操業分析マップと同様に視覚化されたものであり、例えば図12右図に示すようなものとなる。このとき、形状特徴量に関する操業分析マップと操業条件変数に関する操業分析マップとを同一形式で作成することで、2つの操業分析マップの比較が可能となり、形状特徴量と操業変数との関係を容易に見出すことが可能となる。
(STEP4:ユーザによる操業分析マップの分析)
図5の説明に戻り、ステップS120で形状特徴量に関する操業分析マップ、さらに操業条件変数に関する操業分析マップが作成されると、出力部140より作成された操業分析マップが出力される。出力された操業分析マップを用いて、ユーザは、操業トラブルや品質トラブル、あるいはその予兆が発生している設備、操業時期を特定し、その要因の絞り込みを行う(S130)。本実施形態に係るデータ分析支援装置100は、操業分析マップを提供し、ユーザが製造プロセスにおいて操業トラブルや品質トラブル、あるいはその予兆が発生している設備、操業時期を容易に特定することを支援する装置である。
まず、ユーザは、データ分析支援装置100により作成された形状特徴量に関する操業分析マップから、形状特徴量の高い値が集中している部分を見つけ、操業トラブルや品質トラブルが発生している箇所を特定する。そして、ユーザは、形状特徴量の高い値が時間軸(縦軸)方向に連なっているか、あるいは各設備間に設定された順序に関する軸(横軸)方向に連なっているかにより、トラブルの要因が個別の設備にあるか、あるいは個別の設備によらない操業条件の設定にあるかを特定する。
コークス炉の押出しチャートデータの解析の例では、図10に基づき説明したように、時間軸方向には、各窯について押出しサイクル毎の変化を見ることができる。例えば、図11に示すように、押出しサイクルの順序を表す時間軸(縦軸)方向に形状特徴量の高い値が集中している場合には、形状特徴量の高い値が集中している窯自体に、炉壁の悪化等何らかのトラブルを発生させる要因があると推測することができる。
また、各設備間に設定された順序に関する軸(横軸)方向には、全窯に共通する操業条件変化による影響を見ることができる。例えば、図12左図に示す、ある基底波形の強度、すなわち、ある形状特徴量に関する操業分析マップのように、各設備間に設定された順序に関する軸(横軸)方向に形状特徴量の高い値が集中している場合には、形状特徴量の高い値が集中している押出しサイクルにおいて複数の窯にコークスの押出悪化が生じていると考えられる。この場合、各窯に共通して変更された操業条件にトラブルを発生させる要因があると推測することができる。
このように、ユーザは、データ分析支援装置100により作成された形状特徴量に関する操業分析マップにおいて、形状特徴量の高い値がいずれの方向に集中して表れているかを見ることで、窯自体にトラブルの要因があるのか、あるいは全窯に共通する操業条件にトラブルの要因があるのかを容易に特定することができる。
形状特徴量に関する操業分析マップによりトラブルの所在を特定すると、ユーザはさらに、形状特徴量に関する操業分析マップと操業条件変数に関する操業分析マップとを比較して、このトラブルに関連する操業条件変数を特定することができる。例えば、図12右図は、操業条件変数の1つである変数aに関する操業分析マップであり、形状特徴量に関する操業分析マップと同様、縦軸はコークスの押出しサイクルを示し、横軸はコークスの押出し順番を示している。
例えば、図12左図に示す形状特徴量に関する操業分析マップの破線枠A内に、押出し順番方向(横軸)に形状特徴量の高い値が集中しているとき、ユーザは、各操業条件変数に関する操業分析マップを確認し、この破線枠A内の押出しサイクル近傍でデータ値がその前後と比較して大きく異なる(上昇している、あるいは低下している)操業条件変数を抽出する。例えば、図12右図の操業条件変数aに関する操業分析マップにおいて、破線枠Aで示す押出しサイクルの近傍(破線枠B内)で高いデータ値が集中している。これより、操業条件変数aのデータ値上昇によってある形状特徴量の値が上昇するという、操業条件変数と形状特徴量との関連性の存在が推定される。このように、形状特徴量に関する操業分析マップと操業条件変数に関する操業分析マップとを比較することで、トラブルに関連する操業条件を推定することが可能となる。
以上、本実施形態に係るデータ分析支援装置100による操業分析マップの作成と操業分析マップを用いた製造プロセスで発生したトラブルの要因分析方法について説明した。このような操業分析マップによって、製造プロセスで発生したトラブルについて、設備の不具合によるものか、あるいは操業条件の変更によるものかを容易に分析することが可能となる。そして、各設備の状態に関係する影響や操業条件の変更に関係する影響を解析することが可能となり、操業改善につながる情報を見出し易くなる。また、チャートデータの形状特徴量や操業条件変数から、図11や図12に示すように視覚的に理解できるマップを作成することで、ユーザは直感的に製造プロセスの操業状況を把握することが可能となる。
[2−4.適用例]
上記説明では、本実施形態に係るデータ分析支援装置100によってコークス炉の押出しチャートデータを解析する場合を例として説明したが、同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて同一処理が行われる製造プロセスの解析にも当該データ分析支援装置100を用いることができる。
例えば、半導体の多結晶インゴットの製造プロセスへの適用が考えられる。かかる製造プロセスでは、複数の炉に原料となるシリコンをそれぞれ装入して高温で溶かし、各炉でウェハの元となるインゴットを生成する。生成されるインゴットは、各炉の温度や原料となるシリコンの種類等、操業条件に応じて変化すると考えられる。そこで、本実施形態に係るデータ分析支援装置100により、インゴットの製造プロセスのチャートデータに基づき、トラブルの発生の予兆のあったデータを教師データとして独立成分分析を用いて形状特徴量を抽出し、当該形状特徴量の大小を表す視覚データを、時間軸と各設備間に設定された順序に関する軸とからなる操業分析マップを作成する。
ユーザは、操業分析マップから形状特徴量で高い値が集中している設備や期間を見つける。そして、操業条件変数に関する操業分析マップを参照し、形状特徴量で高い値が集中している部分の近傍で操業条件変数の値が大きく変化している場合には、形状特徴量の値が高くなる要因である可能性が高いと考えられる。このようにして、形状特徴量の値が高くなる要因と考えられる操業条件を、操業条件変数に関する操業分析マップを用いて見出すことができる。
この際、操業分析マップにおいて、各設備(ここでは各炉)の時間的変化を表す時間軸方向に形状特徴量の高い値が集中しているとき、特定の設備に操業トラブルや品質トラブルが発生していると考えられる。一方、各設備間に設定された順序に関する軸(ここでは炉の物理的配置順序)方向に形状特徴量の高い値が集中しているとき、設備間に共通して操業トラブルや品質トラブルが発生していると考えられる。このように、操業分析マップにおいていずれの軸方向に形状特徴量の高い値が集中して現われるかによって、設備の不具合による要因あるいは操業条件による要因のいずれによってトラブルが発生しているか否かを分析することが可能となる。
半導体の多結晶インゴットの製造プロセス以外にも、例えば、食品製造プロセスの工程への適用も可能である。具体的には、ビールの製造プロセスのうち、複数の貯蔵タンクでビールを熟成させる熟成工程や、パンの製造プロセスのうち、複数のオーブンで発酵されたパン生地を焼く焼成工程等に適用することができる。
<3.データ分析支援装置のハードウェア構成例>
次に、図13を参照しながら、本発明の実施形態に係るデータ分析支援装置100のハードウェア構成について、詳細に説明する。図13は、本発明の実施形態に係るデータ分析支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
データ分析支援装置100は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、データ分析支援装置100は、更に、バス907と、入力装置909と、出力装置911と、ストレージ装置913と、ドライブ915と、接続ポート917と、通信装置919とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置913、またはリムーバブル記録媒体921に記録された各種プログラムに従って、データ分析支援装置100内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるバス907により相互に接続されている。
バス907は、ブリッジを介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスに接続されている。
入力装置909は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置909は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、データ分析支援装置100の操作に対応したPDA等の外部接続機器923であってもよい。さらに、入力装置909は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。データ分析支援装置100のユーザは、この入力装置909を操作することにより、データ分析支援装置100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置911は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置911は、例えば、データ分析支援装置100が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、データ分析支援装置100が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。なお、本発明の実施形態では、出力装置911は、データ分析支援装置100とは別体の表示装置40として設けられている。
ストレージ装置913は、データ分析支援装置100の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置913は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置913は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ915は、記録媒体用リーダライタであり、データ分析支援装置100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体921は、例えば、CDメディア、DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体921は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体921は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
接続ポート917は、機器をデータ分析支援装置100に直接接続するためのポートである。接続ポート917の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート等がある。この接続ポート917に外部接続機器923を接続することで、データ分析支援装置100は、外部接続機器923から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器923に各種のデータを提供したりする。
通信装置919は、例えば、通信網925に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信装置919は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置919は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置919は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置919に接続される通信網925は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
以上、本発明の実施形態に係るデータ分析支援装置100の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、形状特徴量抽出部120による形状特徴量の抽出には独立成分分析を用いたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、主成分分析やウェーブレット、PLS等を用いて形状特徴量を抽出してもよい。
また、上記実施形態では、マップ作成部130は、データ値の大小を256種類の濃淡で表した視覚データにより操業分析マップを作成したが、本発明はかかる例に限定されず、例えばデータ値の大小をカラーデータにより表して操業分析マップを作成してもよい。
100 データ分析支援装置
110 データ取得部
120 形状特徴量抽出部
130 マップ作成部
140 出力部
200 データ蓄積部

Claims (7)

  1. 同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、前記複数の設備から抽出された前記処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出部と、
    前記形状特徴量を、前記各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成部と、
    を備え
    前記マップ作成部は、前記チャートデータと関連付けられた前記製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、前記各設備における工程の時間経過に関する前記第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す前記第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とする、データ分析支援装置。
  2. 前記各設備間に設定された順序は、前記設備の利用順であることを特徴とする、請求項に記載のデータ分析支援装置。
  3. 前記各設備間に設定された順序は、前記設備の物理的配置順であることを特徴とする、請求項に記載のデータ分析支援装置。
  4. 前記形状特徴量抽出部は、独立成分分析を用いて前記形状特徴量を抽出することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載のデータ分析支援装置。
  5. 同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、前記複数の設備から抽出された前記処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出ステップと、
    前記形状特徴量を、前記各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成ステップと、
    を含み、
    前記マップ作成ステップでは、前記チャートデータと関連付けられた前記製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、前記各設備における工程の時間経過に関する前記第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す前記第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とする、データ分析支援方法。
  6. コンピュータを、
    同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、前記複数の設備から抽出された前記処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出部と、
    前記形状特徴量を、前記各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成部と、
    を備え
    前記マップ作成部は、前記チャートデータと関連付けられた前記製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、前記各設備における工程の時間経過に関する前記第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す前記第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とするデータ分析支援装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. コンピュータに、
    同一仕様の材料を同一仕様の複数の設備に振り分けて、同一処理が行われる製造プロセスにおいて、前記複数の設備から抽出された前記処理に関する操業データを時系列に並べた複数のチャートデータから当該チャートデータの形状特徴量を抽出する形状特徴量抽出部と、
    前記形状特徴量を、前記各設備における処理の時間経過に関する第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、形状特徴量に関する操業分析マップを作成するマップ作成部と、
    を備え
    前記マップ作成部は、前記チャートデータと関連付けられた前記製造プロセスの操業条件を表す複数の操業条件変数の値を、前記各設備における工程の時間経過に関する前記第1の軸と前記各設備間に設定された順序を示す前記第2の軸とからなる二次元座標に視覚的に表して配置した、操業条件変数に関する操業分析マップをさらに作成することを特徴とするデータ分析支援装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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