JP5838361B2 - サッシ枠用額縁 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1では、下枠と、上枠と、左右の縦枠とからなる建具枠のそれぞれの室内側に、略コ字形部を有したアングルを設け、このアングルにそれぞれ額縁の室外側を嵌合させる構造とされた建具が提案されている。この建具のアングルは、額縁の裏面に対面し、額縁側に突出する係合部が設けられた見込み面部を有した第1部と、額縁の表面を覆う見込み面部を有した第2部とを備えた構造とされている。また、この建具の額縁は、石膏ボードまたは構造用合板からなり、裏面に、アングルの第1部の係合部を嵌め込む溝を有した構造とされている。これにより、アングルの第1部の係合部が額縁の裏面の溝に係止されて額縁のアングルに対する室内方向への動きが規制される構造とされている。
また、本発明においては、前記額縁本体の室外側端部の表面に、前記アングルの第2片部の室内側の端部を収容する切欠状凹部を形成するようにしてもよい。
また、本発明においては、前記取付部材を、前記アングルの第1片部を挟むように保持し、前記被係合部を設けた室外側に向けて開口する係合凹所を室外側の端部に設け、前記額縁本体の裏面側に沿うように固定される裏側片部と、この裏側片部の室外側の端部から前記サッシ枠の取付下地側に向けて突出するように設けられ、前記付勢部を設けた突出片部と、を備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記取付部材を、前記額縁本体の裏面側に沿うように固定され、前記被係合部を設けた裏側片部と、前記額縁本体の室外側端面に沿うように固定され、前記付勢部を設けた端側片部と、を備えたものとし、これら裏側片部及び端側片部の両方または一方が止具によって前記額縁本体の室外側端部に取り付けられるものとしてもよい。
なお、以下の各実施形態では、サッシ枠用額縁を施工した状態を基準として、上下方向や室内外方向等の方向を原則的に説明する。
本実施形態に係るサッシ枠用額縁(窓枠)1は、図1に示すように、建物の室内8と室外9とを区画する壁体に形成された開口部2に配設されるサッシ枠(建具枠)3に取り付けられる。
開口部2は、建物の室内8と室外9としての屋外とを区画する壁体に設けられたものでもよく、室内8とこの室内8に隣接する室外9としての廊下や他の室内等とを区画する建物内の間仕切壁体等に設けられたものでもよい。
この開口部2は、サッシ枠3が取り付けられる取付下地5によって四周が区画されている。この取付下地5としては、開口部2の上側を区画するまぐさ等の横架材や、開口部2の下側を区画する窓台等の横架材または床下地、開口部2の左右両側を区画する柱やスタッド等としてもよい。なお、図1、図4及び図6において、符号7で示す部材は、取付下地5の室内側面に沿うように取付下地5に直接的にまたは胴縁等を介して固定される石膏ボードや合板等の板材である。
また、これら左右の縦枠3、下枠3A及び上枠は、それぞれの長手方向の端部が接合されて枠組みされた状態で開口部2に配設されるものとしてもよい。また、これら左右の縦枠3、下枠3A及び上枠のそれぞれの室外9側に、取付下地5の室外側面に沿うように延びる取付片を設けるようにしてもよい。そして、これら左右の縦枠3、下枠3A及び上枠のそれぞれの取付片を、取付下地5の室外側面に直接的にまたはスペーサー等を介して釘やねじ等の止具によって取り付ける態様としてもよい。
また、このような閉鎖部材4の種類等に応じて、左右の縦枠3、下枠3A及び上枠には、閉鎖部材4のレールや端部収容部(戸当り溝)、回動連結部材やスライド連結アーム等の連結部材等が適宜、設けられる。
また、図例では、このアングル30を、下地側片部33を有した第1部材としての下地側部材32と、表側片部38を有した第2部材としての表側部材37と、を備えた二部材からなるものとしている。
下地側部材32は、取付下地5側(開口部2の見込み面側)に配設される。
表側部材37は、サッシ枠用額縁(縦額縁)1の室外側端部の表面を覆うように、また、下地側部材32の閉鎖部材4の装着側部位の少なくとも室内8側に露出する表面を覆うように配設される。この表側部材37は、左右の縦枠3、下枠3A及び上枠のそれぞれの主要部となる下地側部材32を枠組みして上記のように開口部2に取り付けた後に、枠組みされて、若しくは個別に配設されるものとしてもよい。または、下地側部材32と表側部材37とを組み付けた状態で、上記のように左右の縦枠3、下枠3A及び上枠を枠組みして開口部2に取り付けるようにしてもよい。
この下地側片部33の係合突部33aは、図例のように下地側片部33自体を屈曲させた形状として設けるようにしてもよく、または、下地側片部33に切り起こし状に設けるようにしてもよい。また、この係合突部33aは、下地側片部33の長手方向(上下枠間方向)の全長に亘って設けるようにしてもよく、長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けるようにしてもよい。また、図例では、この下地側片部33の係合突部33aよりも室内8側の部位を、嵌合凹所31を室内8側に向かうに従い拡大させるような傾斜状に形成した例を示している。
縦額縁1は、室外側端部が縦枠3のアングル30の嵌合凹所31に嵌め込まれるように取り付けられる。
また、縦額縁1は、木質系材料から形成された額縁本体10と、この額縁本体10の室外側端部11に取り付けられる非木質系材料から形成された取付部材20と、を備えている。
この額縁本体10の見込み寸法(開口部2が形成された壁体の厚さ方向に沿う寸法、室内外方向に沿う寸法)は、壁厚やアングル30の嵌合凹所31の凹所底面31aから壁体の室内側面までの寸法等に応じて、また、上記したケーシング枠状か固定枠状か等に応じて予め調整されている。
また、この額縁本体10は、その室外側端部11が後記する取付部材20の一部とともにアングル30の嵌合凹所31に嵌め込まれる。
また、額縁本体10は、これら表裏の切欠状凹部13,14が形成されていない部位の厚さ寸法が、アングル30の嵌合凹所31の凹所幅寸法(両片部33,38間寸法)よりも大きく形成されている。
この取付部材20は、本実施形態では、額縁本体10の長手方向の全長に亘ってその室外側端部11に取り付けられるものではなく、図2に示すように、額縁本体10の長手方向に沿って互いに間隔を空けて複数取り付けられるものとされている。図例では、額縁本体10の長手方向に沿って比較的に長尺に形成された取付部材20を例示している。この取付部材20の長さ寸法としては、20mm〜300mm程度としてもよい。また、この取付部材20を額縁本体10の室外側端部11に取り付ける個数は、額縁本体10の長さ寸法や取付部材20の長さ寸法等に応じて適宜の個数としてもよく、例えば、2個〜5個程度としてもよい。
裏側片部21は、額縁本体10の室外側端部11の裏面に設けられた切欠状凹部14にその一部が受け入れられるように額縁本体10の室外側端部11に取り付けられる。図例では、この裏側片部21の厚さ寸法(額縁本体10の厚さ寸法に沿う寸法)を、切欠状凹部14の深さ寸法(額縁本体10の厚さ寸法に沿う寸法)よりも大きくした例を示している。また、裏側片部21の室外9側の面が額縁本体10の室外側端面12よりも室外9側に位置するように、この裏側片部21の見込み寸法(壁体の厚さ方向に沿う寸法)を、切欠状凹部14の見込み寸法(壁体の厚さ方向に沿う寸法)よりも大きくした例を示している。
また、係合凹所23内における凹段部22の開口側部位は、アングル30の下地側片部33を挟むように保持可能なように、絞られた形状とされている。
また、本実施形態では、取付部材20を、額縁本体10の室外側端部11に釘やねじ等の止具19によって取り付けられる構成としており、裏側片部21に、止具19が挿通される止具孔24を設けている。この止具孔24は、裏側片部21の厚さ方向(額縁本体10の厚さ方向と同方向)に貫通して形成されている。また、図例では、止具19の頭部を受け入れるざぐり(皿ざぐり)を設けた止具孔24を例示している。
この突出片部25は、取付部材20を取り付けた縦額縁1を、アングル30に取り付けた状態で、アングル30の下地側部材32の下地当接片部34に沿うように配設される。また、突出片部25は、この状態で、アングル30の下地側部材32の下地当接片部34の当接対象(図例では、スペーサー6)に当接しないような突出寸法とされている。
まず、建物の開口部2に、上記のようにサッシ枠としての左右の縦枠3、下枠3A及び上枠を固定する。また、左右の額縁本体10及び上下の額縁本体10Aを接合して枠組みする。この際、上記のように、ねじ等の止具の下穴やダボ等の接合補助部を利用して枠組みするようにしてもよい。これら左右の額縁本体10及び上下の額縁本体10Aの接合は、ダボ等の接合補助部に加えて、ねじ等の止具を用いて接合するようにしてもよく、これに代えて、または加えて、接着剤等を用いて接合するようにしてもよい。
また、各額縁本体10,10Aの室外側端部11に、取付部材20を取り付ける。この取付部材20は、各額縁本体10,10Aを枠組みする前に取り付けるようにしてもよく、または枠組みした後に取り付けるようにしてもよい。
なお、上記施工手順は一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよい。例えば、上記のように、各額縁1,1A(額縁本体10,10A)を枠組みした状態で、各アングル30,30Aに取り付ける態様に代えて、各額縁1,1A(額縁本体10,10A)を各アングル30,30Aに個別に取り付ける態様としてもよい。
つまり、非木質系材料から形成された取付部材20に、サッシ枠3,3Aのアングル30,30Aの係合部(係合突部)33aが係止されて当該サッシ枠用額縁1,1Aの室内8側への移動を規制する被係合部(凹段部)22を設けている。従って、木質系材料から形成された額縁本体10,10Aに被係合部(凹段部)22を設けた場合と比べて、加工性を向上させることができ、また、アングル30,30Aに取り付ける際に変形し難く、取付強度を向上させることができる。
また、サッシ枠3,3Aの各アングル30,30Aの各嵌合凹所31に、サッシ枠用額縁1,1Aの室内側端部を嵌め込み、各アングル30,30Aの各係合突部33aを各取付部材20の凹段部22に係止させて取り付けることができる。従って、サッシ枠用額縁1,1Aを各アングル30,30Aに取り付ける際に、上記のように、サッシ枠用額縁1,1Aの室内外方向への位置ずれが生じ難くなる。また、サッシ枠用額縁1,1Aをアングル30,30Aに取り付けるための複数本のねじや釘等の止具を少なく、または不要とすることもできる。これらにより、作業性を向上させることができ、見栄えを向上させることもできる。
また、本実施形態では、取付部材20を、額縁本体10,10Aの室外側端部11に互いに間隔を空けて複数取り付けられるものとしている。従って、例えば、額縁本体10,10Aの全体に亘って取り付けられる長尺とされたものと比べて、低コスト化を図ることができ、また、各アングル30,30Aに対して取り付け易いものとなる。また、異なる長さ寸法のサッシ枠1,1Aにも容易に適用することができ、汎用性を向上させることができる。なお、複数の取付部材20を額縁本体10,10Aに取り付ける態様に代えて、単一の取付部材20を額縁本体10,10Aの室外側端部11に取り付ける態様としてもよい。この場合は、取付部材20の長さ寸法を、額縁本体10,10Aの長さ寸法に応じた寸法としてもよく、または、額縁本体10,10Aの長さ寸法よりも短い寸法としてもよい。また、取付部材20を、適宜、施工現場等において切断等されることで長さ調整されるものとしてもよい。
また、この切欠状凹部13の段壁面に、アングル30,30Aの表側片部38の室内8側の端面を当接させることで、サッシ枠用額縁1,1Aのアングル30,30Aに対する室外9側への移動をより確実に規制することもできる。
なお、上記した例では、縦額縁1をアングル30に取り付けた状態で、アングル30の表側片部38の表面と額縁本体10の切欠状凹部13が形成されていない部位の表面とが略面一状となる態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、縦額縁1をアングル30に取り付けた状態で、アングル30の表側片部38の表面と額縁本体10の切欠状凹部13が形成されていない部位の表面との間に僅かに段差が形成されるものとしてもよい。また、縦額縁1をアングル30に取り付けた状態で、切欠状凹部13の段壁面とアングル30の表側片部38の室内8側の端面との間に僅かな隙間が形成されるものとしてもよい。
また、取付部材20の付勢片部26を、裏側片部21の室外9側の端部からサッシ枠3の取付下地5側に向けて突出するように設けられた突出片部25に設けている。従って、例えば、取付部材20の付勢片部を、上記のような端側片部に設けた場合と比べて、額縁本体10の室外側端面12とアングル30の嵌合凹所31の凹所底面31aとの間を小さくすることもできる。また、上記のような端側片部に設けた場合と比べて、付勢片部26の付勢力を効率的に大きくすることも可能となる。また、上記した例では、付勢片部26が金属系材料から形成されたアングル30の下地側部材32の下地当接片部34に当接することとなるので、付勢片部26の当接対象が変形し難く、より確実にサッシ枠用額縁1,1Aを室内8側へ付勢することができる。
図4及び図5は、第2実施形態に係るサッシ枠用額縁を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、施工手順についても上記第1実施形態と略同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態に係る縦額縁1Bは、取付部材20Aを、額縁本体10の裏面側に沿うように固定される裏側片部21Aと、額縁本体10の室外側端面12に沿うように固定される端側片部25Aとを備えた構成としている。
この端側片部25Aは、取付部材20Aを取り付けた縦額縁1Bを、アングル30に取り付けた状態で、アングル30の表側片部38に当接しないよう、額縁本体10の表面側の切欠状凹部13の段底面よりも開口部2の中心側に突出しないように形成されている。
また、本実施形態では、この端側片部25Aに、止具19が挿通される止具孔28を設けている。この止具孔28は、端側片部25Aの厚さ方向(額縁本体10の見込み方向と同方向)に貫通して形成されている。また、図例では、上記第1実施形態と同様、止具19の頭部を受け入れるざぐり(皿ざぐり)を設けた止具孔28を例示している。
また、本実施形態では、図5(a)、(b)に示すように、取付部材20Aの長手方向に沿って複数箇所(図例では、2箇所)に止具孔28,28を設けている。なお、額縁本体10の室外側端面12に、額縁本体10に取り付けられる複数の取付部材20Aのそれぞれの止具孔28,28の位置に応じた位置となるように、止具19の下穴を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、取付部材20Aの裏側片部21A及び端側片部25Aを額縁本体10の裏面側(切欠状凹部14A)及び室外側端面12にそれぞれ沿わせて固定することができる。従って、取付部材20Aの額縁本体10に対する厚さ方向及び見込み方向の位置決めを容易に行え、また、厚さ方向及び見込み方向に位置ずれが生じ難くなる。これにより、取付部材20Aを止具19によって額縁本体10に取り付ける際における作業性を向上させることができる。
図6及び図7は、第3実施形態に係るサッシ枠用額縁を模式的に示す図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、施工手順についても上記第1実施形態と略同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態に係る縦額縁1Dは、取付部材20Bの裏側片部21Bの構成が、上記第2実施形態の取付部材20Aの裏側片部21Aとは主に異なる。
このような取付部材20Bを備えた本実施形態に係るサッシ枠用額縁1D,1Eにおいても上記第2実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、裏側片部21Bに、係合凹所を設けていないので、上記各実施形態と比べれば、アングル30に対する取付強度が幾分劣ることとなるが、構造の簡略化を図ることができる。
本変形例に係る取付部材20Cは、端側片部25Bの構成が上記した例とは異なる。
本変形例では、端側片部25Bに、複数(図例では、2つ)の付勢片部26A,26Aを設けている。図例では、取付部材20C(端側片部25B)の長手方向に沿って互いに間隔を空けて、これら複数の付勢片部26A,26Aを設けた例を示している。また、これら付勢片部26A,26Aの間に単一の止具孔28を設けた構造としている。
また、本変形例では、端側片部25Bに、複数の付勢片部26A,26Aを設けているので、サッシ枠用額縁1D,1Eを、より効果的に室内8側へ付勢することができる。
また、本変形例では、端側片部25Bに単一の止具孔28を設けた構造としているので、上記した例と比べて、取付部材20Cを簡易に額縁本体10に取り付けることができる。
なお、上記第1,2実施形態では、取付部材20,20Aに、単一の付勢片部26,26Aを設けた例を示しているが、本変形例のように、複数の付勢片部26,26Aを設けた態様としてもよい。また、上記第1,2実施形態では、取付部材20,20Aに、複数の止具孔24,28を設けた例を示しているが、単一の止具孔を設けた態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、取付部材20,20A,20B,20Cに止具孔24,28を設けた例を示しているが、このような止具孔を設けないようにしてもよい。この場合は、止具19を取付部材20,20A,20B,20Cのいずれかの片部に捩じ込む(または打ち込む)ことで、取付部材20,20A,20B,20Cを額縁本体10,10Aに取り付ける態様としてもよい。または、これに代えて、若しくは加えて、取付部材20,20A,20B,20Cを接着剤等によって額縁本体10,10Aに取り付ける態様としてもよい。
また、上記第2,3実施形態では、額縁本体10,10Aの裏面側に沿うように固定される裏側片部21A,21Bを設けた取付部材20A,20B,20Cを例示しているが、このような裏側片部21A,21Bを設けないようにしてもよい。この場合は、端側片部25A,25Bの厚さ寸法(見込み方向に沿う寸法)を、比較的に大きくし、この端側片部の取付下地5側の端部に、被係合部(凹段部)22を設けたような態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、取付部材20,20A,20B,20Cに一体的に付勢片部26,26Aを設けた例を示しているが、サッシ枠3,3Aの室内8側に向く面31a,34aに当接し、サッシ枠用額縁を室内8側へ付勢するものであればよい。例えば、ばね部材やゴム等の弾性部材を、取付部材20,20A,20B,20Cに付勢部として設けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、額縁本体10,10Aの室外側端部11の裏面に、取付部材20,20A,20B,20Cの裏側片部21,21A,21Bの少なくとも一部を受入可能とした切欠状凹部14,14Aを設けた例を示しているが、このような切欠状凹部14,14Aを設けないようにしてもよい。この場合は、アングル30,30Aの嵌合凹所31に応じた寸法となるように、額縁本体10,10A自体の厚さ寸法を小さくしたりするようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、サッシ枠3,3Aに取り付けられるサッシ枠用額縁として、四方枠状に枠組みされる上額縁、左右の縦額縁及び下額縁を例示したが、このような態様に限られない。例えば、掃き出し窓や建具等のサッシ枠に取り付けられるような場合等において、三方枠状に枠組みされる上額縁及び左右の縦額縁を、各実施形態に係るサッシ枠用額縁として把握するようにしてもよい。または、このように枠組みされるものに限られず、例えば、サッシ枠としての下枠のみにカウンター状に取り付けられる下額縁のみを、各実施形態に係るサッシ枠用額縁として把握するようにしてもよい。これらの場合にも、上記と概ね同様の効果を奏する。
1A,1C,1E 下額縁(サッシ枠用額縁)
10,10A 額縁本体
11 室外側端部
12 室外側端面
13 切欠状凹部
19 止具
20,20A,20B,20C 取付部材
21,21A,21B 裏側片部
22 凹段部(被係合部)
23 係合凹所
25 突出片部
25A,25B 端側片部
26,26A 付勢片部(付勢部)
3 縦枠(サッシ枠)
3A 下枠(サッシ枠)
30,30A アングル
31 嵌合凹所
31a 凹所底面(サッシ枠の室内側に向く面)
33 下地側片部(第1片部)
33a 係合突部(係合部)
34a 下地当接片部の室内側面(サッシ枠の室内側に向く面)
38 表側片部(第2片部)
5 取付下地
8 室内
9 室外
Claims (5)
- 室内側に向けて開口する嵌合凹所を形成するように対向配置された第1片部及び第2片部を有し、かつ、前記第1片部に前記第2片部側に向けて突出する係合部を設けたアングルを室内側に備えたサッシ枠の該アングルの嵌合凹所に室外側端部が嵌め込まれるように取り付けられるサッシ枠用額縁であって、
木質系材料から形成された額縁本体と、この額縁本体の室外側端部に取り付けられる非木質系材料から形成された取付部材と、を備えており、
前記取付部材には、前記アングルの係合部が係止されて当該サッシ枠用額縁の室内側への移動を規制する被係合部と、当該サッシ枠用額縁が前記アングルに取り付けられた状態で、前記サッシ枠の室内側に向く面に当接し、当該サッシ枠用額縁を室内側へ付勢する付勢部と、が設けられていることを特徴とするサッシ枠用額縁。 - 請求項1において、
前記取付部材は、合成樹脂系材料または金属系材料から形成されており、前記額縁本体の室外側端部に互いに間隔を空けて複数取り付けられるものであることを特徴とするサッシ枠用額縁。 - 請求項1または2において、
前記額縁本体の室外側端部の表面には、前記アングルの第2片部の室内側の端部を収容する切欠状凹部が形成されていることを特徴とするサッシ枠用額縁。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記取付部材は、前記アングルの第1片部を挟むように保持し、前記被係合部を設けた室外側に向けて開口する係合凹所を室外側の端部に設け、前記額縁本体の裏面側に沿うように固定される裏側片部と、この裏側片部の室外側の端部から前記サッシ枠の取付下地側に向けて突出するように設けられ、前記付勢部を設けた突出片部と、を備えていることを特徴とするサッシ枠用額縁。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記取付部材は、前記額縁本体の裏面側に沿うように固定され、前記被係合部を設けた裏側片部と、前記額縁本体の室外側端面に沿うように固定され、前記付勢部を設けた端側片部と、を備え、これら裏側片部及び端側片部の両方または一方が止具によって前記額縁本体の室外側端部に取り付けられることを特徴とするサッシ枠用額縁。
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