JP5836461B1 - リチウム二次電池用正極材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面を炭素で被覆したオリビン型リン酸マンガン鉄リチウム自体が水分を吸着しにくい性質を有し、安定した電池性能を発現するリチウム二次電池を得ることのできるリチウム二次電池用正極材料を提供する。【解決手段】オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトとを質量比(オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物:グラファイト)99:1〜91:9で混合した後、還元雰囲気又は不活性雰囲気中において460〜790℃で焼成することにより得られ、かつ温度20℃及び相対湿度50%にて平衡に達するまで水分を吸着させたときから、温度250℃まで昇温して20分間保持したときまでに揮発する水分量として測定される吸着水分量が、2100ppm以下であるリチウム二次電池用正極材料。【選択図】なし

Description

本発明は、安定した電池性能を有するリチウム二次電池を得ることのできるリチウム二次電池用正極材料に関する。
携帯電子機器、ハイブリッド自動車、電気自動車等に用いられる二次電池の開発が行われており、特にリチウムイオン二次電池は広く知られている。こうしたなか、オリビン型構造を有するLi(Fe,Mn)PO4等のリチウム遷移金属リン酸塩化合物は、資源的な制約に大きく左右されることがなく、しかも高い安全性を発揮することができるため、高出力で大容量のリチウムイオン二次電池を得るのには最適な正極材料となる。しかしながら、これらの化合物は、結晶構造に由来して導電性を十分に高めるのが困難な性質を有しており、またリチウムイオンの拡散性にも改善の余地があるため、従来より種々の開発がなされている。
例えば、特許文献1では、一次結晶粒子を超微粒子化して、オリビン型正極活物質内のリチウムイオン拡散距離の短縮化を図ることにより、得られる電池の性能向上を試みている。また、特許文献2では、正極活物質の粒子表面に伝導性炭質材料を均一に堆積させ、かかる粒子表面で規則的な電場分布を得ることにより、電池の高出力化を図っている。
一方、特許文献3には、炭素で被覆したリチウム鉄リン酸系複合酸化物複合体を正極活物質として用いた際、10サイクル後の放電容量が正極活物質の水分含有量に影響され、かかる水分含有量を低減すれば放電容量を向上し得る旨記載されており、こうした思想の下、炭質材料を含む原料混合物の焼成処理後は、粉砕処理や分級処理を乾燥雰囲気下で行うことにより、正極活物質の水分含有量を一定値以下に低減する技術が開示されている。
さらに、特許文献4には、比表面積を増大させた一次粒子を用いて得られる活物質は、その表面に炭素を被覆すると、かえって湿った空気による劣化に敏感となる場合もあることを考慮し、乾燥雰囲気において所定の原料を合成反応等させることにより、正極用材料の製造、保管及び使用の間にわたって湿度レベルを一定以下に保持する技術が開示されている。
特開2010−251302号公報 特開2001−15111号公報 特開2003−292309号公報 特表2010−508234号公報
上記特許文献3〜4に記載の技術は、電池に加工する際にまで、敢えて正極活物質の水分含有量を低減するための乾燥処理を施すものであるため、電池を得るに至るまでの工程が煩雑になりかねず、より簡易な手段で有効に電子特性の性能低下を防止できる技術が望まれる。
したがって、本発明の課題は、表面を炭素で被覆したオリビン型リン酸マンガン鉄リチウム自体が水分を吸着しにくい性質を有し、安定した電池性能を発現するリチウム二次電池を得ることのできるリチウム二次電池用正極材料を提供することにある。
そこで本発明者らは、種々検討したところ、オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトを特定の質量比で用いつつ、特定の条件下で処理を施すことにより得られた正極材料であれば、水分を吸着しにくい性質を有するため、優れた電池特性を発現できるリチウム二次電池が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトとを質量比(オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物:グラファイト)99:1〜91:9で混合した後、還元雰囲気又は不活性雰囲気中において460〜790℃で焼成することにより得られ、かつ
温度20℃及び相対湿度50%にて平衡に達するまで水分を吸着させたときから、温度250℃まで昇温して20分間保持したときまでに揮発する水分量として測定される吸着水分量が、2100ppm以下であるリチウム二次電池用正極材料を提供するものである。
本発明のリチウム二次電池用正極材料であれば、水分を吸着しにくいため、製造環境として強い乾燥条件を必要することなく、簡易な工程によって吸着水分量が有効に低減され、得られるリチウム二次電池において、様々な使用環境下でも優れた電池特性を安定して発現することが可能となる。
実施例1で得られた正極材料(複合体粒子)のSEM像を示す。 実施例3で得られた正極材料(複合体粒子)のSEM像を示す。 比較例3で得られた正極材料(複合体粒子)のSEM像を示す。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のリチウム二次電池用正極材料は、オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトとを質量比(オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物:グラファイト)99:1〜91:9で混合した後、還元雰囲気又は不活性雰囲気中において460〜790℃で焼成することにより得られる。
本発明で用いるオリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物は、具体的には、例えば下記式(A):
LiFeaMnbcPO4・・・(A)
(式中、MはMg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示す。a、b及びcは、0<a<0.5、0.5<b<1、及び0≦c≦0.2を満たし、かつ2a+2b+(Mの価数)×c=2を満たす数を示す。)
で表される。
上記式(A)で表されるオリビン型リン酸マンガン鉄リチウムは、少なくとも遷移金属であるマンガン(Mn)及び鉄(Fe)を含む。式(A)中、Mは、Mg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示し、好ましくはMg、又はZrである。aは、0<a<0.5であって、好ましくは0.1≦a≦0.3である。bは、0.5<b<1であって、好ましくは0.7≦b≦0.9である。cは、0≦c≦0.2を満たし、好ましくは0≦c≦0.1である。そして、これらa、b及びcは、2a+2b+(Mの価数)×c=2を満たす数である。上記式(A)で表されるオリビン型リン酸マンガン鉄リチウムとしては、具体的には、例えばLiMn0.8Fe0.2PO4、LiMn0.75Fe0.15Mg0.1PO4、LiMn0.75Fe0.19Zr0.03PO4等が挙げられ、なかでもLiMn0.8Fe0.2PO4が好ましい。リン酸鉄マンガンリチウム化合物は、リチウム化合物、リン酸化合物、鉄化合物及びマンガン化合物を混合し、水熱反応することにより得られる一次粒子である。
用い得るリチウム化合物としては、リチウム酸化物又はリチウム水酸化物が挙げられる。具体的には、例えば、水酸化リチウム、炭酸リチウム、硫酸リチウム、硝酸リチウム、酸化リチウム、シュウ酸リチウム、酢酸リチウム等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、電池特性を高める観点から、水酸化リチウムが好ましい。
用い得るリン酸化合物としては、リン酸、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水素2アンモニウム等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、電池特性を高める観点から、リン酸が好ましい。
用い得る鉄化合物としては、酢酸鉄、硝酸鉄、硫酸鉄等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、電池特性を高める観点から、硫酸鉄が好ましい。
用い得るマンガン化合物としては、酢酸マンガン、硝酸マンガン、硫酸マンガン等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、電池特性を高める観点から、硫酸マンガンが好ましい。
これらマンガン化合物及び鉄化合物の使用モル比(マンガン化合物:鉄化合物)は、好ましくは99:1〜51:49であり、より好ましくは95:5〜70:30であり、さらに好ましくは90:10〜75:25である。
さらに、必要に応じて、マンガン化合物及び鉄化合物以外の金属(M)化合物を用いてもよい。金属(M)化合物におけるMは、Mg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdであり、後述する式(A)中のMと同義である。かかる金属(M)化合物として、ハロゲン化物、硫酸塩、有機酸塩、及びこれらの水和物等を用いることができる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上用いてもよい。なかでも、電池特性を高める観点から、MがMg、又はZrである金属(M)化合物を用いるのが好ましい。
これら金属(M)化合物を用いる場合、鉄化合物、マンガン化合物、及び金属(M)化合物の合計添加量は、リチウム化合物1モルに対し、好ましくは0.99〜1.01モルであり、より好ましくは0.995〜1.005モルである。
これらリチウム化合物、リン酸化合物、鉄化合物及びマンガン化合物、さらに必要に応じて金属(M)化合物を混合し、水熱反応させてリン酸鉄マンガンリチウム化合物の一次粒子を得る方法としては、例えばJournal of Power Source 196‘(2011),p6498−6501)に記載の方法を用いることができる。
具体的には、例えば、まずリチウム化合物、リン酸化合物、及び水を混合した後、鉄化合物及びマンガン化合物、並びに必要に応じて金属(M)化合物を添加してさらに混合して水分散液を調製する。次いで、得られた水分散液を水熱反応に付す。水熱反応は、100℃以上であればよく、130〜250℃が好ましく、さらに140〜230℃が好ましい。水熱反応は耐圧容器中で行うのが好ましく、130〜200℃で反応を行う場合この時の圧力は0.3〜1.5MPaとなり、140〜180℃で反応を行う場合の圧力は0.4〜1.0MPaとなる。水熱反応時間は10分〜3時間が好ましく、さらに10分〜1時間が好ましい。
その後、洗浄、ろ過、乾燥することによりリン酸鉄マンガンリチウム化合物を一次粒子として単離できる。なお、乾燥手段は、凍結乾燥、真空乾燥が用いられる。
得られるオリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物のBET比表面積は、吸着水分量を効果的に低減する観点から、好ましくは5〜40m/gであり、より好ましくは5〜20m/gである。オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物のBET比表面積が5m/g未満であると、オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物の一次粒子が大きくなりすぎ、電池特性が低下してしまうおそれがある。また、BET比表面積が40m/gを超えると、吸着水分量が増大して電池特性に影響を与えるおそれがある。
上記オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物と混合するグラファイトは、後に焼成することにより、オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物の表面にこれを被覆する炭素として存在することとなる。かかるグラファイトのBET比表面積は、吸着水分量を効果的に低減する観点から、好ましくは1〜750m/gであり、より好ましくは3〜500m/gである。
上記オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトは、質量比(オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物:グラファイト)99:1〜91:9で混合し、好ましくは98:2〜93:7で混合する。これにより、グラファイト由来の炭素がオリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物の表面を効率的にかつ均一に被覆しつつ、得られるチウム二次電池用正極材料の吸着水分量を有効に低減することができる。
上記オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトとを混合した後、還元雰囲気又は不活性雰囲気中において500〜750℃で焼成する。これにより、グラファイトを炭化させ、オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物の表面にかかる炭素を均一かつ堅固に担持させてなるリチウム二次電池用正極材料を得ることができる。焼成温度は、460〜790℃であって、好ましくは480〜770℃であり、より好ましくは500〜750℃℃である。また、焼成時間は、好ましくは10分〜3時間、より好ましくは0.5〜1.5時間とするのがよい。
本発明のリチウム二次電池用正極材料は、上記のようにオリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトとを混合した後、周速度25〜40m/sで回転するインペラを備えた密閉容器内で、さらに圧縮力及びせん断力を付加しながら混合する処理を行い、次いで還元雰囲気又は不活性雰囲気中において上記焼成することにより得るのが好ましい。このように、上記混合処理と焼成処理との間にかかる混合処理を施すことにより、リン酸鉄マンガンリチウム化合物とグラファイトとが均一に分散しつつ、グラファイトを変形又は延展させながら堅固に凝集して、BET比表面積が有効に減じられ、かつ水分が吸着するのを効果的に抑制できるリチウム二次電池用正極材料を粒子として形成させることができる。
圧縮力及びせん断力を付加しながら混合する処理は、周速度25〜40m/sで回転するインペラを備える密閉容器内で、5〜90分間行うのが好ましい。かかるインペラの周速度は、得られる正極材料のBET比表面積を減じて吸着水分量を有効に低減する観点から、好ましくは27〜40m/sである。なお、インペラの周速度とは、回転式攪拌翼(インペラ)の最外端部の速度を意味し、下記式(I)により表すことができる。
インペラの周速度(m/s)=
インペラの半径(m)×2×π×回転数(rpm)÷60・・・(I)
圧縮力及びせん断力を付加しながら混合する処理を行う時間は、得られる正極材料のBET比表面積を効果的に減じる観点から、インペラの周速度が遅いほど長くなるように、インペラの周速度によっても変動し得るが、好ましくは10〜60分である。
圧縮力及びせん断力を付加しながら混合する処理における、インペラの周速度及び/又は処理時間は、容器に投入するリン酸鉄マンガンリチウム化合物及びグラファイトの量に応じて適宜調整する必要がある。そして、容器を稼動させることにより、インペラと容器内壁との間でこれら混合物に圧縮力及びせん断力が付加されつつ、これを混合する処理を行うことが可能となり、一次粒子の表面又は粒子の間隙において、グラファイトが緻密かつ均一に分散し、吸着水分量を有効に低減できるリチウム二次電池用正極材料である複合体粒子を形成することできる。
例えば、上記混合する処理を周速度25〜40m/sで回転するインペラを備える密閉容器内で、5〜90分間行う場合、容器に投入するリン酸鉄マンガンリチウム化合物及びグラファイトの合計量は、有効容器(インペラを備える密閉容器のうち、リン酸鉄マンガンリチウム化合物及びグラファイトを収容可能な部位に相当する容器)1cm3当たり、好ましくは0.1〜0.7gであり、より好ましくは0.15〜0.4gである。
なお、得られるリチウム二次電池用正極材料の均一性を高める観点、およびインペラを備える密閉容器内での混合処理の効率化を図る観点から、かかる密閉容器内へリン酸鉄マンガンリチウム化合物及びグラファイトを投入する前に、予めこれらを混合してもよい。
このような圧縮力及びせん断力を付加しながら混合する処理を行うことができる密閉容器を備える装置としては、高速せん断ミル、ブレード型混練機等が挙げられ、具体的には、例えば、微粒子複合化装置 ノビルタ(ホソカワミクロン社製)を好適に用いることができる。かかる装置を用いることにより、容易に所定の圧縮力とせん断力を付加しながら混合する処理を行うことができ、このような処理を施すのみで本発明のリチウム二次電池用正極材料を得ることができる。
上記混合の処理条件としては、処理温度が、好ましくは5〜80℃、より好ましくは10〜50℃である。処理雰囲気としては、特に限定されないが、不活性ガス雰囲気下、又は還元ガス雰囲気下が好ましい。
本発明のリチウム二次電池用正極材料は、温度20℃及び相対湿度50%にて平衡に達するまで水分を吸着させたときから、温度250℃まで昇温して20分間保持したときまでに揮発する水分量として測定される吸着水分量が、2100ppm以下である。
すなわち、本発明では、リチウム二次電池用正極材料の吸着水分量と、温度20℃及び相対湿度50%にて平衡に達するまで水分を吸着させたときから温度250℃まで昇温して20分間保持したときまでに揮発する水分量とが、同量であるとみなし、かかる揮発する水分量の測定値をリチウム二次電池用正極材料の吸着水分量とするものである。このように、本発明のリチウム二次電池用正極材料は、水分を吸着しにくいため、製造環境として強い乾燥条件を必要とすることなく吸着水分量を有効に低減することができ、得られるリチウム二次電池において、様々な使用環境下でも優れた電池特性を安定して発現することが可能となる。かかる吸着水分量は、本発明のリチウム二次電池用正極材料中に、好ましくは2075ppm以下である。
なお、温度20℃及び相対湿度50%にて平衡に達するまで水分を吸着させたときから、温度250℃まで昇温して20分間保持したときまでに揮発する水分量は、例えばカールフィッシャー水分計を用いて測定することができる。
また、本発明のリチウム二次電池用正極材料のBET比表面積は、吸着水分量を効果的に低減する観点から、好ましくは5〜21m/gであり、より好ましくは7〜20m/gである。
本発明のリチウム二次電池用正極材料を含むリチウム二次電池用正極を適用できるリチウム二次電池としては、正極と負極と電解液とセパレータを必須構成とするものであれば特に限定されない。
ここで、負極については、リチウムイオンを充電時には吸蔵し、かつ放電時には放出することができれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、公知の材料構成のものを用いることができる。たとえば、リチウム金属、グラファイト又は非晶質炭素等の炭素材料等である。そしてリチウムを電気化学的に吸蔵・放出し得るインターカレート材料で形成された電極、特に炭素材料を用いることが好ましい。
電解液は、有機溶媒に支持塩を溶解させたものである。有機溶媒は、通常リチウムイオン二次電池の電解液の用いられる有機溶媒であれば特に限定されるものではなく、例えば、カーボネート類、ハロゲン化炭化水素、エーテル類、ケトン類、ニトリル類、ラクトン類、オキソラン化合物等を用いることができる。
支持塩は、その種類が特に限定されるものではないが、LiPF6、LiBF4、LiClO4及びLiAsF6から選ばれる無機塩、該無機塩の誘導体、LiSO3CF3、LiC(SO3CF32及びLiN(SO3CF32、LiN(SO2252及びLiN(SO2CF3)(SO249)から選ばれる有機塩、並びに該有機塩の誘導体の少なくとも1種であることが好ましい。
セパレータは、正極及び負極を電気的に絶縁し、電解液を保持する役割を果たすものである。たとえば、多孔性合成樹脂膜、特にポリオレフィン系高分子(ポリエチレン、ポリプロピレン)の多孔膜を用いればよい。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、BET比表面積及び吸着水分量は、下記方法にしたがって測定した。
《BET比表面積の測定》
BET比表面積測定装置(フローソープII 2300、島津製作所製)にて、窒素吸着法によるBET比表面積の測定を行った。
《正極材料(複合体粒子)吸着水分量の測定》
得られた正極材料(複合体粒子)について、温度20℃、相対湿度50%の環境に1日間静置して平衡に達するまで水分を吸着させ、温度150℃まで昇温した後、20分間保持したときまでに揮発した水分量をカールフィッシャー水分計(MKC−610、京都電子工業(株)製)で測定し、正極材料における吸着水分量として求めた。
[製造例1:化合物Aの製造]
LiOH・H2O 1.27kg、H3PO4 1.15kgに超純水 3000cm3を加えて混合した(この時のpHは約10)。この水分散液にFeSO4・7H2O 0.56kg及びMnSO4・5H2O 1.93kgを添加し、混合した。得られた混合液をオートクレーブに投入し、170℃で1hr水熱反応を行った。反応液をろ過後、凍結乾燥した。凍結乾燥(約12時間)し、化合物A(LiMn0.8Fe0.2PO4、BET比表面積22m2/g、平均粒径82nm)を得た。
[製造例2:化合物Bの製造]
製造例1の水分散液にFeSO4・7H2O 0.42kg及びMnSO4・5H2O 1.70kgのほか、MgSO4・7H2O 0.24kgを用いた以外、製造例1と同様にして化合物B(LiMn0.75Fe0.15Mg0.1PO4、BET比表面積21m2/g、平均粒径88nm)を得た。
[製造例3:化合物Cの製造]
製造例1の水分散液にFeSO4・7H2O 0.53kg及びMnSO4・5H2O 1.70kgのほか、Zr(SO42・4H2O 0.11kgを用いた以外、製造例1と同様にして化合物C(LiMn0.75Fe0.19Zr0.03PO4、BET比表面積22m2/g、平均粒径78nm)を得た。
[実施例1]
製造例1で得られた化合物A97.0gとグラファイト(高純度黒鉛粉末、(株)日本黒鉛製、BET比表面積5m2/g)3.0gとを予め混合して混合物を得た。得られた混合物を微粒子複合化装置 ノビルタ(NOB−130、ホソカワミクロン社製、動力5.5kw)に投入し、処理温度を25〜35℃、インペラの周速度を39m/s、処理時間を30分として混合し、複合体予備粒子を得た。
次いで、窒素ガスをパージした電気炉を用い、得られた複合体予備粒子を温度500℃で1時間焼成して正極材料を得た。
得られた正極材料のSEM像を図1に示すとともに、各測定結果を表1に示す。
[実施例2]
グラファイトとして、グラファイト粉砕物(高純度黒鉛粉末高BET品、(株)日本黒鉛製、BET比表面積230m2/g)を用いた以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表1に示す。
[実施例3]
得られた複合体予備粒子を温度750℃で1時間焼成した以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
得られた正極材料のSEM像を図2に示すとともに、各測定結果を表1に示す。
[実施例4]
製造例1で得られた化合物Aを95.0g、及びグラファイトを5.0gとした以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表1に示す。
[実施例5]
製造例1で得られた化合物Aを93.0g、及びグラファイトを7.0gとした以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表1に示す。
[実施例6]
製造例1で得られた化合物Aを98.0g、及びグラファイトを2.0gとし、得られた複合体予備粒子を温度750℃で1時間焼成した以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表1に示す。
[実施例7]
製造例1で得られた化合物Aを98.0g、及びグラファイトを2.0gとし、得られた複合体予備粒子を温度750℃で1時間焼成した以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表1に示す。
[実施例8]
製造例2で得られた化合物B97.0gとグラファイト(高純度黒鉛粉末、(株)日本黒鉛製、BET比表面積5m2/g)3.0gとを予め混合して混合物を得た。得られた混合物を微粒子複合化装置 ノビルタ(NOB−130、ホソカワミクロン社製、動力5.5kw)に投入し、処理温度を25〜35℃、インペラの周速度を39m/s、処理時間を30分として混合し、複合体予備粒子を得た。
次いで、窒素ガスをパージした電気炉を用い、得られた複合体予備粒子を温度500℃で1時間焼成して正極材料を得た。
各測定結果を表1に示す。
[実施例9]
製造例3で得られた化合物C97.0gとグラファイト(高純度黒鉛粉末、(株)日本黒鉛製、BET比表面積5m2/g)3.0gとを予め混合して混合物を得た。得られた混合物を微粒子複合化装置 ノビルタ(NOB−130、ホソカワミクロン社製、動力5.5kw)に投入し、処理温度を25〜35℃、インペラの周速度を39m/s、処理時間を30分として混合し、複合体予備粒子を得た。
次いで、窒素ガスをパージした電気炉を用い、得られた複合体予備粒子を温度500℃で1時間焼成して正極材料を得た。
各測定結果を表1に示す。
[比較例1]
グラファイトの代わりにケッチェンブラック(EC300J、(株)ライオン製、BET比表面積800m2/g)を用いた以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例2]
グラファイトの代わりに高性能ケッチェンブラック(EC600JD、(株)ライオン製、BET比表面積1300m2/g)を用いた以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例3]
得られた複合体予備粒子を焼成しなかった以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
得られた正極材料のSEM像を図3に示すとともに、各測定結果を表2に示す。
[比較例4]
得られた複合体予備粒子を300℃で焼成した以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例5]
得られた複合体予備粒子を800℃で焼成した以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例6]
製造例1で得られた化合物Aを90.0g、及びグラファイトを10.0gとした以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例6]
製造例1で得られた化合物Aを90.0g、及びグラファイトを10.0gとした以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例7]
ノビルタのインペラの周速度を9m/sとした以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例8]
ノビルタの処理時間を3分とした以外、実施例1と同様にして正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
[比較例9]
製造例1で得られた化合物A95.0g、グルコース(炭素換算量で5.0g)、エタノール 28mL、及び水 2mLを1時間ボールミルにて粉砕・混合し、アルゴン水素雰囲気下(水素濃度3%)、700℃で1時間焼成して、正極材料を得た。
各測定結果を表2に示す。
《充放電特性の評価》
実施例1〜9及び比較例1〜9で得られた正極材料を用い、リチウムイオン二次電池の正極を作製した。具体的には、得られた正極材料、ケッチェンブラック、ポリフッ化ビニリデンを重量比75:15:10の配合割合で混合し、これにN−メチル−2−ピロリドンを加えて充分混練し、正極スラリーを調製した。正極スラリーを厚さ20μmのアルミニウム箔からなる集電体に塗工機を用いて塗布し、80℃で12時間の真空乾燥を行った。その後、φ14mmの円盤状に打ち抜いてハンドプレスを用いて16MPaで2分間プレスし、正極とした。
次いで、上記の正極を用いてコイン型リチウムイオン二次電池を構築した。負極には、φ15mmに打ち抜いたリチウム箔を用いた。電解液には、エチレンカーボネート及びエチルメチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒に、LiPF6を1mol/lの濃度で溶解したものを用いた。セパレータには、ポリプロピレンなどの高分子多孔フィルムなど、公知のものを用いた。これらの電池部品を露点が−50℃以下の雰囲気で常法により組み込み収容し、コイン型リチウム二次電池(CR−2032)を製造した。
製造したリチウム二次電池を用い、放電容量測定装置(HJ−1001SD8、北斗電工製)にて気温30℃環境での、0.1C(17mAh/g)の初期放電容量と10サイクル後の放電容量を測定した。
結果を表1〜2に示す。
上記結果より、実施例の正極材料は、比較例の正極材料に比して、確実に吸着水分量を低減することができるとともに、得られる電池においても優れた性能を発揮できることがわかる。

Claims (4)

  1. 温度20℃及び相対湿度50%にて平衡に達するまで水分を吸着させたときから、温度250℃まで昇温して20分間保持したときまでに揮発する水分量として測定される吸着水分量が、2100ppm以下であるリチウム二次電池用正極材料の製造方法であって、
    BET比表面積が5〜40m 2 /gのオリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物とグラファイトとを質量比(オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物:グラファイト)99:1〜91:9で混合した後、周速度25〜40m/sで回転するインペラを備えた密閉容器内に該容器1cm 3 当たり0.1〜0.7g投入し、該容器内で圧縮力及びせん断力を付加しながら混合する処理を温度5〜80℃で10〜60分間行い、次いで還元雰囲気又は不活性雰囲気中において460〜790℃で焼成するチウム二次電池用正極材料の製造方法
  2. オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物が、下記式(A):
    LiFeaMnbcPO4・・・(A)
    (式中、MはMg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示す。a、b及びcは、0<a<0.5、0.5<b<1、及び0≦c≦0.2を満たし、かつ2a+2b+(Mの価数)×c=2を満たす数を示す。)
    で表される請求項に記載のリチウム二次電池用正極材料の製造方法
  3. オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム化合物が、リチウム化合物、リン酸化合物、鉄化合物、及びマンガン化合物を水熱反応に付して得られる請求項1又は2に記載のリチウム二次電池用正極材料の製造方法
  4. グラファイトのBET比表面積が、3〜500m 2 /gである請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウム二次電池用正極材料の製造方法
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