JP5836421B2 - 育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、fgf−7産生促進組成物、vegf産生促進組成物、及び膚表面血流促進組成物並びに化粧料 - Google Patents

育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、fgf−7産生促進組成物、vegf産生促進組成物、及び膚表面血流促進組成物並びに化粧料 Download PDF

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Description

本発明は、育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び膚表面血流促進組成物並びに化粧料に関する。
脱毛の原因としては、男性ホルモン関与による毛包機能の低下、毛包・毛球部の新陳代謝機能の低下、頭皮生理機能の低下、頭皮緊張による局所血流障害、栄養不良、ストレス、薬物による副作用、遺伝などの要因が挙げられるが、未だ脱毛の原因は完全には解明されていない。そのため、市販されている育毛剤の有効成分としては、頭皮の血行促進、毛根の刺激や毛包賦活等の作用により、二次的に毛関連細胞を活性化させるものが大部分である。
また、毛髪は、成長期、退行期及び休止期からなる周期的なヘアサイクル(毛周期)に従って成長及び脱落を繰り返している。前記ヘアサイクルのうち、休止期から成長期にかけての新たな毛包が形成されるステージが、発毛に最も重要であると考えられている。前記ステージにおける毛包上皮系細胞の増殖乃至分化に重要な役割を果たしているのが、毛乳頭細胞であると考えられている。前記毛乳頭細胞は、毛根近傍にある外毛根鞘細胞とマトリックス細胞とからなる毛包上皮系細胞の内側にあって、基底膜に包まれている毛根の根幹部分に位置する細胞である。この毛乳頭細胞は、毛包上皮系細胞に働きかけてその増殖を促進させることが知られている(非特許文献1参照)。
このような毛乳頭細胞増殖促進作用を有する植物としては、例えば、オウギ抽出物、オウレン抽出物、クマノギク抽出物、などが提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
また、柑橘類(温州みかん、イヨカン、甘夏カン、八朔、酢橘、柚子、カボス、ネーブル、デコポン、グレープフルーツ、バレンシアオレンジ等)の果皮及び甘皮(白色綿状体)部分の抽出物を複数組み合わせた育毛剤が提案されている(特許文献3参照)。また、柑橘類の皮の抽出物を含む育毛剤が提案されている(特許文献4参照)。また、ユズ(Citrus junos)の果実の抽出物、ウンシュウミカン(Citrus unshiu)の果皮の抽出物が、血管内皮増殖因子(VEGF)産生促進作用及び毛乳頭細胞増殖促進作用を有し、養毛・育毛剤として用いられることが提案されている(特許文献5参照)。
特開平9−208431号公報 特開平11−12134号公報 特開2004−35531号公報 特開2005−220090号公報 特開2006−282597号公報
「Trends Genet」,1992年,第8巻,p.56−61
しかしながら、特許文献1〜5に記載の柑橘類の育毛作用については十分満足できるものではなく、更なる研究、開発が望まれる。
特に、安全性が高く、優れた育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用を有する育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物については未だ得られておらず、これらの速やかな提供が望まれる。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、安全性が高く、優れた育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用を有する育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物並びに化粧料を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の育毛組成物は、ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有する。
本発明の毛乳頭細胞増殖促進組成物は、ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有する。
本発明のFGF−7産生促進組成物は、ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有する。
本発明のVEGF産生促進組成物は、ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有する。
本発明の皮膚表面血流促進組成物は、ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有する。
本発明の化粧料は、ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有する。
本発明の毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、皮膚表面血流促進組成物、又は化粧料に含有されるゲンコウ加工物は、ゲンコウの果皮を水及び親水性溶媒のいずれかで抽出して得られる加工物である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、安全性が高く、優れた育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用を有する育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物並びに化粧料を提供することができる。
図1は、ゲンコウ及び柑橘類34種の果皮の抽出物における毛乳頭細胞増殖促進率の結果を示すグラフである。 図2は、実施例2及び3において、FGF−7のmRNA発現量及びVEGFのmRNA発現量を測定した結果を示すグラフである。 図3は、実施例4において、育毛スコアを評価した結果を示すグラフである。 図4は、実施例5において、皮膚表面血流量を評価した結果を示すグラフである。
<本発明の組成物>
本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、線維芽細胞増殖因子−7(FGF−7)産生促進組成物、血管内皮増殖因子(VEGF)産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物は、ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
ゲンコウとは、佐賀県の馬渡(まだら)島に自生する香酸柑橘類の一種で、佐賀県固有の希少な果実である。前記ゲンコウは、果皮が厚く、酸味が強いことから、地元では調味料としても利用されている。
古来より柑橘果皮を乾燥させた陳皮は生薬として用いられており、健胃、利尿、鎮咳、去痰の作用を有することが知られている。柑橘果皮に含まれる成分には抗炎症作用や血流促進作用があるという報告もある。また、上述したように、柑橘類の中には育毛作用を有するものが報告されている。しかしながら、前記ゲンコウ又はゲンコウの加工物が、優れた育毛作用及び毛乳頭細胞増殖促進作用を有し、例えば、後述する実施例1で示すように、35種類の柑橘類の果皮抽出物の中で最も高い毛乳頭細胞増殖促進作用を有していることが確認できている。また、前記ゲンコウ又はゲンコウの加工物が、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用を有していることは本発明者らによる新知見である。
前記ゲンコウ及びゲンコウの加工物における育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用の少なくともいずれかを有する物質の詳細については不明であるが、前記ゲンコウ及びゲンコウの加工物がこれらの優れた作用を有し、育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物として有用であることは現在までのところ知られておらず、これらのことは、本発明者らの鋭意研究による新知見である。
前記ゲンコウは、ゲンコウの果皮や果実などをそのまま用いたものでもよい。前記ゲンコウの加工物は、ゲンコウの抽出物、乾燥物、粉末、搾汁等のように、ゲンコウを加工したものである。
前記ゲンコウ又はゲンコウの加工物に使用されるゲンコウの部位としては、果皮が好ましいが、果実、種子、じょうのう膜を含むものであってもよい。
例えば、前記ゲンコウの抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。即ち、ゲンコウを、必要に応じて予め水洗して異物を除いた後、そのまま又は乾燥し、必要に応じて細切又は粉砕し、例えば、浸漬法、向流抽出法、又は超臨界抽出法等の常法に従って抽出溶媒と接触させることにより抽出することができる。
前記ゲンコウの抽出物には、ゲンコウの抽出液及び該ゲンコウの抽出液の希釈液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物もしくは精製物のいずれもが含まれる。
前記抽出に用いる溶媒としては、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒を用いることが好ましい。溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。
前記抽出溶媒として使用し得る水としては、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、濾過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。なお、前記抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
前記抽出溶媒として使用し得る親水性溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール、などが挙げられる。これら親水性溶媒と水との混合溶媒などを用いることができる。
前記水と親水性溶媒との混合溶媒を使用する場合には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して、1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1質量部〜40質量部添加することが好ましい。また、多価アルコールの場合は水10質量部に対して、1質量部〜90質量部添加することが好ましい。
本発明において、抽出原料であるゲンコウから、育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用の少なくともいずれかを有する物質を抽出するにあたって特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温又は還流加熱下で、任意の抽出装置を用いて抽出することができる。
具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽内に、抽出原料としてのゲンコウを投入し、更に必要に応じて時々攪拌しながら、30分間〜2時間静置して可溶性成分を溶出した後、濾過して固形物を除去し、得られた抽出液から抽出溶媒の留去後、乾燥することにより抽出物を得ることができる。抽出溶媒量は、通常、抽出原料の5〜15倍量(質量比)である。抽出条件は、抽出溶媒として水を用いた場合には、通常50℃〜95℃にて1〜4時間程度である。また、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒を用いた場合には、通常40℃〜80℃にて30分間〜4時間程度である。なお、溶媒で抽出することにより得られる抽出液は、抽出溶媒が安全性の高いものであれば、そのまま本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物又はこれらの有効成分として用いることができる。
得られるゲンコウの抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るため、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
なお、得られるゲンコウの抽出液は、そのままでも育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物として使用することができるが、濃縮液又は乾燥物としたものの方が利用しやすい。抽出液の乾燥物を得るにあたっては、吸湿性を改善するためにデキストリン、シクロデキストリン等のキャリアーを添加してもよい。また、前記ゲンコウの抽出物は、特有の匂いを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能である。頭皮頭髪化粧料などに添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等が挙げられる。
前記ゲンコウの乾燥物は、ゲンコウを乾燥して得られる物であり、例えば、ゲンコウ自体を乾燥したもの、ゲンコウ自体を乾燥後粉砕して得られた乾燥粉末などが挙げられる。ゲンコウの乾燥物を得るためのゲンコウの乾燥手段は特に限定されないが、例えば、ゲンコウを、日干しや熱風乾燥などにより乾燥することによりゲンコウの乾燥物を得ることができる。乾燥の程度は、ゲンコウの水分含有量が十分に低下したことが確認されるまでの程度であればよく、例えば、水分含有量が10wt%又はそれ以下となるまでの程度であることが好ましい。
ゲンコウの粉末又はゲンコウの乾燥粉末を得る場合において、その粉末化の方法としては、例えば、当業者が通常用いる方法であるボールミル、ハンマーミル、ローラーミルなどにより、ゲンコウやゲンコウの乾燥物を細断、粉砕、破砕などして粉末化する方法が挙げられるが、これらに限定されない。ゲンコウの乾燥粉末を得る場合において、乾燥と粉末化の順序を入れ替えて、乾燥前のゲンコウをマスコロイダー、スライサー、コミトロールなどで予め粉砕しておき、この粉砕物を乾燥してゲンコウの粉末とすることもできる。
ゲンコウの搾汁は、ゲンコウを搾汁して得られる物であり、例えば、収穫したゲンコウをそのまま若しくは細かく切断してから圧搾して得られるもの、十分に細かく切断したゲンコウを遠心、ろ過する方法などに供して得られるものなどがあるが、これらに限定されない。例えば、植物体を、適宜水を加えた後に、ミキサーやジューサーなどの機械的破砕手段を遠心分離やろ過などの固−液分離手段と組合せて搾汁する方法などのような、植物体の全部又は一部を用いて搾汁する公知の方法を当業者が適宜選択して実施できる。
本発明で用いられるゲンコウ又はゲンコウの加工物は、育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用の少なくともいずれかを有し、これらの作用に基づき、本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物の有効成分として好適に利用可能なものである。
本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、又は皮膚表面血流促進組成物中のゲンコウ又はゲンコウの加工物の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。また、前記育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、又は皮膚表面血流促進組成物は、ゲンコウ又はゲンコウの加工物そのものであってもよい。例えば、本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、又は皮膚表面血流促進組成物中の、ゲンコウ又はゲンコウの加工物の含有量は、例えば、ゲンコウ又はゲンコウ加工物に換算して、0.0001質量%〜10質量%が好ましく、0.001質量%〜1質量%がより好ましい。
本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、又は皮膚表面血流促進組成物中に含まれ得る、前記ゲンコウ又はゲンコウの加工物以外のその他の成分としても、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記ゲンコウ又はゲンコウの加工物を所望の濃度に希釈等するための、生理食塩液などが挙げられる。また、前記その他の成分の含有量についても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、又は皮膚表面血流促進組成物は、必要に応じて製剤化することにより、液状、粉末状、顆粒状、錠剤状等、任意の剤形とすることができる。
本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、又は皮膚表面血流促進組成物は、育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用の少なくともいずれかを有すると共に、安全性に優れるため、経口投与又は経皮投与が可能であり、化粧料等に含有させても良く、また、医薬や医薬部外品として適用することもできる。経皮投与の場合、直接頭皮や頭髪に適用してもよいが、例えば、後述する頭皮頭髪化粧料などへの利用に好適である。
ここで、線維芽細胞増殖因子−7(FGF−7)は、線維芽細胞増殖因子(FGF)のファミリーのうちの1つであり、KGF(keratinocyte growth factor)とも呼ばれる。FGFには、20種類以上のファミリーが存在することが知られている。
毛包の毛乳頭細胞において、FGF−7が発現していることが示され(アンチエイジングシリーズ(1)、白髪、脱毛、育毛の実際,NTS,p.1−18,2005年)、FGF−7が毛根の活発化を介した育毛効果を有することが明らかになった。また、ノックアウトマウスを用いた研究により、FGF−7は、毛の伸びる方向に関与することが示唆されている。
また、前記血管内皮増殖因子(VEGF)は、分子量34kDa〜46kDaの糖蛋白質であり、血管内皮細胞に特異的な増殖因子として脳下垂体の濾胞細胞の培養液から発見され、血管透過性因子(VPF)と同一物質であることがわかった。VEGFは、下垂体細胞以外に、平滑筋細胞、マクロファージ、肺胞上皮細胞、肝細胞、毛乳頭細胞などの正常細胞で産生され、また、グリオーマ(神経膠腫)、乳癌、胃癌、大腸癌などの多くの腫瘍細胞からも産生されることが知られている。VEGFは、血管内皮細胞に働き、細胞の増殖、遊走を促進させたり、血管新生を促進させたりする作用がある。VEGFは、胎生期の心臓の形成時期に、強い発現が認められることが知られている。VEGF遺伝子が欠損すると血管系の異常が起こり、胎生期に死亡することが報告されており、VEGFが、個体の発達、組織形成において極めて重要なはたらきを持つことが示唆されている。最近では、VEGFファミリーの新しいメンバーであるVEGF−Cが、強力なリンパ管新生因子として皮膚におけるリンパ管の成長を仲介していることが報告されている。
また、毛包においては、外毛根鞘細胞及び毛乳頭細胞が、VEGFを産生することが知られている(J.Invest.Dermatol.,106,17−23(1996)参照)。毛包においてVEGFの産生を阻害することは、ヘアサイクルの成長期の遅れと毛包サイズの矮小化に繋がることが報告されている(J.Clin.Invest.,107,409−417(2001)参照)。これらのことから、毛包の発達や再生にVEGFが重要であることが示されている。
本発明の皮膚表面血流促進組成物は皮膚表面血流を促進することができるものであれば特に限定されないが、例えば、皮膚表面の血流、具体的には皮膚表面から0.1〜1mm程度の深さにある毛細血管内の血流が挙げられる。そこで、本発明の皮膚表面血流促進組成物は、好ましくは、皮膚表面毛細血管内血流促進組成物である。
<本発明の化粧料>
本発明のゲンコウ又はゲンコウの加工物を有効成分として含有する化粧料、好ましくは頭皮頭髪化粧料は、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含有してなる。また、化粧料は、前記育毛組成物、前記毛乳頭細胞増殖促進組成物、前記FGF−7産生促進組成物、前記VEGF産生促進組成物、及び前記皮膚表面血流促進組成物の少なくともいずれかであってもよい。
本発明で用いられるゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかは、使用感や安全性に優れているため、前記ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを頭皮頭髪化粧料に配合することによって、前記頭皮頭髪化粧料に優れた育毛作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、FGF−7産生促進作用、VEGF産生促進作用、及び皮膚表面血流促進作用の少なくともいずれかを付与することができる。
前記頭皮頭髪化粧料の剤形としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、育毛剤、ヘアトニック、ヘアローション、頭皮用ローション、ヘアクリーム、ヘアリキッド、ヘアファンデーション、ムース、シャンプー、ポマード、リンス、トリートメント、ミストなどが挙げられる。
ゲンコウ又はゲンコウの加工物の前記化粧料全体に対する配合量は、特に制限はなく、頭皮頭髪化粧料の種類等によって適宜選択することができる。例えば、0.0001質量%〜10質量%が好ましく、0.001質量%〜1質量%がより好ましい。
前記育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物の少なくともいずれかを有効成分として配合する頭皮頭髪化粧料は、更に必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、頭皮頭髪化粧料の製造に通常使用される各種主剤及び助剤、その他成分を添加することができる。
前記頭皮頭髪化粧料に使用されるその他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、収斂剤、殺菌剤、抗菌剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、抗酸化剤、活性酸素除去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料、などが挙げられる。
なお、本発明の育毛組成物、毛乳頭細胞増殖促進組成物、FGF−7産生促進組成物、VEGF産生促進組成物、及び皮膚表面血流促進組成物、並びに化粧料は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り特に制限はなく、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(製造例1)
<ゲンコウの果皮の水抽出物の作製>
ゲンコウは、佐賀県多久市の永淵果樹園から入手した。
ゲンコウの果皮を乾燥粉砕し、50mg秤量した後、0.5mLの精製水を添加し、サンプルとした。
次に、サンプルをブロックヒーター中、95℃で2時間静置し、遠心分離機により、3,000G、室温(25℃)で5分間遠心処理した。
更に、遠心分離機により、21,600G、室温(25℃)で1分間遠心処理した。
次に、スピンカラム(製品名:Cosmospin Filter G、製造元:ナカライテスク社)へ添加し、5,000G、室温(25℃)で5分間〜20分間遠心処理した。
次いで、カラム透過液をあらかじめ重量を測定したエッペンチューブに移し、遠心エバポレータにより、60℃で乾燥させた。以上により、ゲンコウの果皮の水抽出物を作製した。
(製造例2)
<No.1〜34の柑橘類の果皮抽出物の作製>
表1に示す34種の柑橘類をそれぞれ用意した。
佐賀県産の柑橘類として、下記表1に示す柑橘サンプルNo.1〜19を、鹿児島県産の柑橘類として、下記表1に示す柑橘サンプルNo.20〜34を用意した。
製造例1と同様にして、表1に示すNo.1〜34の柑橘類の果皮の水抽出物を作製した。
(実施例1)
<毛乳頭細胞増殖促進作用試験>
製造例1のゲンコウの果皮の水抽出物、及び製造例2のサンプルNo.1〜34の柑橘類の果皮の水抽出物を用い、下記の試験方法により、毛乳頭細胞増殖促進作用を試験した。
96穴ウェルプレートへ1ウェルあたり8.0×10個となるように正常ヒト毛乳頭細胞(製造元:東洋紡績株式会社、40歳白人女性由来)を播種し、一晩培養後に各果皮の水抽出物37μg/mL入りの毛乳頭細胞増殖培地(製造元:東洋紡績株式会社)に交換し、更に、一晩培養し、細胞内のミトコンドリアの酵素活性をWST8により測定し、細胞数Aを測定した。
同様に、各果皮の水抽出物を添加していないコントロールの細胞数Bを測定した。これらの結果から、下記式により毛乳頭細胞増殖促進率(%)を求めた。結果を表2及び図1に示した。
毛乳頭細胞増殖促進率(%)=(A/B)×100
表2及び図1の結果から、ゲンコウ以外の35種の柑橘類の略全て毛乳頭細胞増殖促進率が100%前後と毛乳頭細胞の増殖促進作用を有していなかったが、ゲンコウの果皮の水抽出物は、35種の柑橘類の中で最も高い毛乳頭細胞増殖促進率を示し、優れた毛乳頭細胞増殖促進作用を有していることが分かった。
(実施例2)
<FGF−7のmRNA発現量の測定>
6穴ウェルプレートへ1ウェルあたり2.5×10個となるように正常ヒト毛乳頭細胞(製造元:東洋紡績株式会社、40歳白人女性由来)を播種し、一晩培養の後、実施例1で使用したゲンコウの果皮の水抽出物、柑橘1又は柑橘6の果皮の水抽出物37μg/mL入りの毛乳頭細胞増殖培地(製造元:東洋紡績株式会社)に交換した。なお、コントロールには各抽出物を添加していない毛乳頭細胞増殖培地を用いた。
24時間培養後、培養上清を除去し、RNeasy mini kit(QIAGEN社製)を用い細胞からRNAを回収し、RNAをQuantiTect Reverse Transcription kit(QIAGEN社製)を用いてcDNAへと合成した。得られたcDNAを用いて、FGF−7のmRNA発現量を測定した。なお、内部標準としてGAPDHのmRNA発現量も測定した。結果を表3及び図2に示した。
(実施例3)
<VEGFのmRNA発現量の測定>
実施例2と同様の操作により、cDNAを合成し、VEGFのmRNA発現量を測定した。なお、内部標準としてGAPDHのmRNA発現量も測定した。結果を表3及び図2に示した。
*表3中のFGF−7のmRNA発現量及びVEGFのmRNA発現量は、GAPDHで補正した相対産生量である。
表3及び図2の結果から、ゲンコウの果皮の水抽出物が、柑橘1及び柑橘6の果皮の水抽出物に比べて、毛母細胞の成長に関与する遺伝子FGF7及びVEGFのmRNAの発現量増加による優れたFGF−7及びVEGFの産生促進作用を有することが認められた。
(実施例4)
<in vivo育毛評価>
ゲンコウ抽出物の育毛効果を、次のとおりにin vivoで評価した。
7週齢の雄性C3H/HeN:Slcマウス10匹を5日間馴化した後、背部を剃毛した。製造例1のゲンコウの果皮の水抽出物を蒸留水に加えて調製した0.5%(V/V)のゲンコウ果皮抽出物含有液を、剃毛の翌日(1日目)からマウス5匹の背部へ1日1度、マイクロピペットで200μl滴下し、ガラス棒などを用いて該液を背部全体へ塗り広げた。これを24日間連続で実施し、育毛状態をスコア化して評価した。また、陰性対照として、蒸留水を塗布したマウス5匹についても、同様に育毛状態をスコア化して評価した。
育毛状態(生えている面積)は、試験開始0、17、21及び24日目にマウス背部を観察および写真撮影し、目視により確認した。なお、育毛状態のスコアは、下記表4に示すとおりに、6段階で評価した。また、客観性を確保するために、3人の平均スコア値を採用した。
結果を図3に示す。図3に示すとおり、0.5%ゲンコウ含有液を塗布した群においては、陰性対照と比較して平均育毛スコアが高値を示した。本試験の結果より、ゲンコウ果皮抽出物は育毛作用を有することが示唆された。
(実施例5)
<皮膚表面血流量評価>
ゲンコウ抽出物の外用による皮膚表面血流量への作用を以下のとおりに評価した。
5%(V/V)1,3−ブチレングリコール水溶液(プラセボ溶液)と、製造例1のゲンコウの果皮の水抽出物を前記プラセボ溶液に加えて調製した1%(V/V)のゲンコウ果皮抽出物含有液(ゲンコウ溶液)を用いた二重盲検クロスオーバー試験を実施した。
健常成人6名(34.7±4.3歳、男性2名、女性4名)の被験者を、20℃に設定した測定室へ所定の時間に入室させ、20分間安静に待機させた。待機終了直後に、使用前測定として、被験者の左の手のひら全体の血流量(表皮表面血流量)を、レーザー・ドップラー装置PIMIII(PERIMED社)を用いて測定した。尚、測定時は消灯した。
また、レーザー・ドップラー装置の測定範囲の設定を机上25cmで範囲45×64とし、測定条件をシングルモードとした。
尚、レーザー・ドップラーにより測定することのできる血流量は、皮膚表面から約0.1〜1mm程度の深さにある毛細血管内の血流量(表皮表面血流量)である。
使用前測定後に、被験者の左手を試験溶液(ゲンコウ溶液又はプラセボ溶液)に1分間浸漬し、付着した試験溶液を軽く拭き取った後、使用直後(0分後)並びに使用10分後及び20分後に、レーザー・ドップラー装置による血流量の測定を実施した。なお、試験溶液は、区別が付かないように被験者が手を入れる部分以外は蓋をして準備した。また、各試験溶液の作用が互いに影響しないよう、2つの試験(ゲンコウ溶液試験又はプラセボ溶液試験)は、異なる日の同時刻に実施した。
皮膚表面血流量として、手のひら全体の平均測定値を算出し、2つの試験の測定値を比較した。使用前測定の測定値(使用前)を基準として、使用0分後、10分後及び20分後の測定値の変化量を解析に用いた。
また、最終測定値である使用20分後の測定値に関して、ゲンコウ溶液及びプラセボ溶液の変化量を対応のあるt検定にて解析した。両側検定で5%未満の場合を、有意差ありとした。
結果を、図4に示す。図4に示すとおり、基準値(使用前測定の測定値)に対し、試験溶液を使用した10分後から溶液使用による血流量に変化が生じた。基準値(使用前測定の測定値)に対し、更に、使用20分後において、ゲンコウ溶液使用後の血流量は、プラセボ溶液使用後の血流量に比べて統計的に有意な上昇が見られた。
これらの結果から、ゲンコウ抽出物を表皮に塗布することにより、皮膚表面血流量が改善されることが確認された。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする育毛組成物である。
<2> ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする毛乳頭細胞増殖促進組成物である。
<3> ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とするFGF−7産生促進組成物である。
<4> ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とするVEGF産生促進組成物である。
<5> ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする皮膚表面血流促進組成物である。
<6>ゲンコウ及びゲンコウの加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする化粧料である。
<7> ゲンコウの加工物が、ゲンコウの果皮を水及び親水性溶媒の少なくともいずれかで抽出して得られる抽出物である前記<1>乃至<5>に記載の組成物である。
<8> ゲンコウの加工物が、ゲンコウの果皮を水及び親水性溶媒の少なくともいずれかで抽出して得られる抽出物である前記<6>に記載の化粧料である。

Claims (6)

  1. ゲンコウの果皮及びゲンコウの果皮の加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする育毛組成物。
  2. ゲンコウの果皮及びゲンコウの果皮の加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする毛乳頭細胞増殖促進組成物。
  3. ゲンコウの果皮及びゲンコウの果皮の加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とするFGF−7産生促進組成物。
  4. ゲンコウの果皮及びゲンコウの果皮の加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とするVEGF産生促進組成物。
  5. ゲンコウの果皮及びゲンコウの果皮の加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする皮膚表面血流促進組成物。
  6. ゲンコウの果皮及びゲンコウの果皮の加工物の少なくともいずれかを含有することを特徴とする化粧料。
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