JP5835804B2 - 笑い防止型引留クランプ - Google Patents

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Description

本発明は、鋼心アルミ捻線からなる送電線を鉄塔に引き留めるために使用される圧縮接続型のクランプに関する。
従来、鋼心アルミ捻線からなる電線の引留クランプとして、特許文献1に記載されたものが公知である。この引留クランプは、一端側に、鋼心線挿入圧着部を備え、他端側には引留部を備えた鋼スリーブと、電線の鋼心を圧縮接続した鋼スリーブと電線の端部とに跨って外挿され、かつ両者に圧縮接続されるアルミスリーブとを備える。鋼スリーブの先端部付近の外周には、環状の溝が形成される。この引留クランプと電線との接続は以下の工程による。鋼スリーブの鋼心線挿入圧着部へ電線の端部から露出させた鋼心線を挿入して圧縮接続し、鋼スリーブと電線の端部とに跨ってアルミスリーブを外挿する。このアルミスリーブを電線側の一端から他端の引留部側へと複数回にわたって圧縮を進める。電線側から圧縮を進めるのは、圧縮によるアルミスリーブの伸びで、アルミスリーブの端部付近のアルミ捻線に「笑い」現象、即ち、撚りの戻りによる膨らみが生じるのを防ぐためである。
実昭62−195316号公報
上記従来の笑い防止型引留クランプは、心線である鋼心線に亜鉛メッキを施した鋼心アルミ捻線の引留に使用されている。しかしながら、特に、鋼心線にアルミメッキを施したアルミ覆鋼心アルミ捻線に上記従来の引留クランプを使用した場合、鋼スリーブの先端側の鋼心線に許容以上の過大な引張応力が働くことが確認されている。これは、従来の笑い防止型の引留クランプでも、圧縮工程においてわずかながらもアルミ捻線側へのアルミスリーブの伸びを避けることができないが、アルミ覆鋼心アルミ捻線では、鋼心線とアルミ素線とが、一体化して相互に滑りを生じにくいので、アルミ素線の伸びにより生じる鋼心線に対する引張応力を、鋼心線とアルミ素線との相対滑りで吸収することができないためと解される。
したがって、本発明は、アルミ覆鋼心アルミ捻線の引留に際し、アルミスリーブを電線側から鉄塔側に向かって圧縮しても、鋼心に過大な応力が発生するのを防止することができる笑い防止型引留クランプを提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明の笑い防止型引留クランプ1は、鋼スリーブ3と引留部4とを有する鋼クランプ2と、アルミスリーブ6とジャンパ線接続部7とを有するアルミクランプ5と、一対の半割カラー8とを備える。鋼スリーブ3は、電線Wの一端側に露出した鋼心線W1を受け入れてこれと一体に圧縮される。鋼スリーブ3の先端部付近の外周には環状溝31を有する。引留部4は、鋼スリーブ3の鉄塔への引留側端部に設けられる。アルミスリーブ6は、鋼心線W1に圧縮接続された鋼スリーブ3と電線Wの一端部とに跨って外挿され、当該鋼スリーブ3及び電線Wの一端部に圧縮接続される。ジャンパ線接続部7は、アルミスリーブ6の鉄塔への引留側端部から側方へ延出する。一対の半割カラー8は、鋼スリーブ3の環状溝31に嵌合するように相対向して装着される。鋼スリーブ3の環状溝31は、当該鋼スリーブ3の先端方向に傾いた傾斜面32を具備する。一対の半割カラー8は、鋼スリーブ3の環状溝31の傾斜面32に接する傾斜面84を有し、両端同士間に所定の隙間Dを仮保持するように鋼スリーブ3に装着される。そして、半割カラー8は、それの周りにおいてアルミスリーブ6が圧縮される時に、傾斜面84を環状溝31の傾斜面32と摺動させつつ、両端同士の隙間Dを縮小するように移動可能である。傾斜面32,84同士の摺動時に、半割カラー8が、鋼クランプ5を電線W方向へ押して鋼心線W1にかかる引張応力を低減させる。
本発明の引留クランプによれば、アルミスリーブの圧縮時の半割カラーと環状溝の傾斜面同士の摺動により、鋼クランプを電線方向へ押して鋼心線にかかる引張応力を低減させることができる。
本発明に係る引留クランプの一部を切り欠いた正面図である。 図1の引留クランプの側面図である。 図1の引留クランプにおけるアルミスリーブ圧縮前の鋼スリーブ先端付近の断面図である。 図1の引留クランプにおける鋼クランプの正面図である。 図1の引留クランプにおけるアルミクランプの正面図である。 (A)は図1の引留クランプにおける半割カラーの正面図、(B)は同断面図、(C)は同側面図である。 図1の引留クランプにおけるアルミスリーブの圧縮過程を示す説明図である。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
笑い防止型引留クランプ1は、鋼クランプ2と、アルミクランプ5と、一対の半割カラー8とを具備する。鋼クランプ2は、鋼スリーブ3と引留部4とを有する。アルミクランプ5は、アルミスリーブ6とジャンパ線接続部7とを有する。
図3,4に示すように、鋼クランプ2の鋼スリーブ3は、先端部付近の外周に、環状溝31を有する。環状溝31は、鋼スリーブ3の先端方向に傾いた傾斜面32を具備する。図1に示すように、鋼スリーブ3は、電線Wの一端側に露出した鋼心線W1を受け入れて、これと一体に圧縮される。引留部4は、図示しない碍子連を介して鉄塔の腕金へ引き留められる。
図5に示すように、アルミクランプ5は、アルミスリーブ6と、ジャンパ線接続部7とを具備する。ジャンパ線接続部7は、アルミスリーブ6の引留側端部付近から側方へ延出する。アルミスリーブ6は、図1に示すように、電線Wの一端部とそれの鋼心線W1に圧縮接続された鋼スリーブ3とに跨って外挿され、当該鋼スリーブ3及び電線Wの一端側の外周に圧縮接続される。
図3に示すように、一対の半割カラー8は、鋼スリーブ3の環状溝31に嵌合するように相対向して装着される。図6に示すように、半割カラー8は、一対が対向して鋼スリーブ3の外周を包囲する扁平筒状をなすもので、鋼スリーブ3の外周を囲む被覆部81と、鋼スリーブ3の環状溝31に嵌合する嵌合部82とを具備する。被覆部81の外周には、アルミスリーブ6の内周との密着性を高めるための複数の係合溝83が形成される。嵌合部82には、環状溝31の傾斜面32に接する傾斜面84が形成される。一対の半割カラー8は、両端同士間に所定の隙間Dを保持するように、予めアルミ製の粘着テープ9で結合される。鋼スリーブの3の環状溝31に嵌合する嵌合部82の断面積は、環状溝31の断面積より小さく設定され、したがって、半割カラー8の装着状態において、環状溝31内に余剰空間からなる環状の凹部が形成される。アルミスリーブ6の圧縮時には、この環状溝31内の凹部にアルミスリーブ6が食い込む。
以上のように構成された引留クランプ1は、次のように使用する。まず、鋼心アルミ捻線からなる電線Wの端部のアルミ捻線W2を所定寸法切除して、鋼心線W1を露出させ、これを鋼スリーブ3へ挿入して圧縮一体化する。次に、予め電線Wへ外挿してあるアルミスリーブ6を所定位置までずらし、電線Wと鋼スリーブ3に跨らせる。そして、アルミスリーブ6の口元から図1において右方向へ順次複数回にわたってアルミスリーブ6を圧縮していく。この場合、図7に示すように、鋼スリーブ3の先端部周りの圧縮では、アルミスリーブ6が環状溝31に食い込む。この食い込みにより、それより右方での圧縮において、伸びが左方へ向かうのを食い止める。また、図7に示すように、鋼スリーブ3の環状溝31に嵌合するように装着された半割カラー8は、アルミスリーブ6が圧縮される時に、それの傾斜面84を環状溝31の傾斜面32と摺動させつつ、互いに接近する方向に移動し、それによって、鋼クランプ2を電線W方向へ押して、鋼心線W1にかかる引張応力を低減させる。
1 引留クランプ
2 鋼クランプ
3 鋼スリーブ
31 環状溝
32 傾斜面
4 引留部
5 アルミクランプ
6 アルミスリーブ
7 ジャンパ線接続部
8 半割カラー
81 被覆部
82 嵌合部
83 係合溝
84 傾斜面
W 電線(鋼心アルミ捻線)
W1 鋼心線
W2 アルミ捻線

Claims (4)

  1. 鋼心アルミ撚線からなる電線の一端側に露出した鋼心線を受け入れてこれと一体に圧縮される鋼スリーブと、それの鉄塔への引留側端部に設けられる引留部とを具備し、かつ鋼スリーブの先端部付近の外周に環状溝を有する鋼クランプと、
    鋼心線に圧縮接続された前記鋼スリーブと電線の一端部とに跨って外挿され、当該鋼スリーブ及び電線の一端部に圧縮接続されるアルミスリーブと、アルミスリーブの鉄塔への引留側端部から側方へ延出するジャンパ線接続部とを具備するアルミクランプと、
    前記鋼スリーブの環状溝に嵌合するように相対向して装着される一対の半割カラーとを備え、
    前記鋼スリーブの環状溝は、当該鋼スリーブの先端方向に傾いた傾斜面を具備し、
    前記一対の半割カラーは、前記鋼スリーブの環状溝の傾斜面に接する傾斜面を有し、両端同士間に所定の隙間を仮保持するように鋼スリーブに装着され、前記アルミスリーブが半割カラーの外周付近において圧縮される時に、傾斜面同士を摺動させつつ両端同士の隙間を縮小するように移動可能とされ、それによって、傾斜面同士の摺動時に鋼クランプを電線方向へ押して鋼心線にかかる引張応力を低減させることを特徴とする鋼心アルミ捻線の笑い防止型引留クランプ。
  2. 前記一対の半割カラーの外周に、アルミスリーブの内周との密着性を高めるための複数の係合溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載の鋼心アルミ捻線の笑い防止型引留クランプ。
  3. 前記鋼スリーブの環状溝の断面積は、前記半割カラーの断面積より大きく設定され、それによって、半割カラーの装着状態において、環状溝内に余剰空間からなる環状凹部が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼心アルミ捻線の笑い防止型引留クランプ。
  4. 前記一対の半割カラーは、両端同士間に所定の隙間を保つように粘着テープによって鋼スリーブ上に仮保持されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鋼心アルミ捻線の笑い防止型引留クランプ。
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