JP5835127B2 - ベッド搬送用補助装置および該使用方法 - Google Patents

ベッド搬送用補助装置および該使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、ベッドを搬送する際に使用されるベッド搬送用補助装置に関する。
特許文献1に記載のベッド搬送用補助装置は、ベッドの一端部に取付けられる走行台車を有する。走行台車は、ベッドの下に設置される台車本体と、油圧によって台車本体から上昇してベッドに係止する油圧ジャッキを有する。
特開平10−146364号公報
しかし油圧ジャッキは、比較的大きくかつ重い。そのため走行台車が大きくなる。あるいは走行台車が重くなり、ベッドから外した走行台車を移動させることが容易でない。そのため小型あるいは軽量な走行台車を有するベッド搬送用補助装置が従来必要とされている。
1つの特徴によると本発明は、動輪を備える走行台車を有する。走行台車は、ベッドの高さを調整するためにベッドに設けられたベッド高さ調整機構によってベッドを下降させることでベッドの荷重を受けかつベッドに係合する係合部材を有する。

したがって走行台車は、ベッド高さ調整機構を利用してベッドに係合される。そのためベッドに係合するために従来必要であった油圧ジャッキを走行台車に設ける必要がない。かくして走行台車を小さくし得る。あるいは走行台車を軽量にでき、これによりベッドから外した走行台車を小さな力で移動させ得る。
ベッドと補助装置の斜視図である。 ベッドの高さを高くした際のベッドと補助装置の側面図である。 ベッドの高さを低くした際のベッドと補助装置の側面図である。 走行台車とベッドの一部の側面図である。 走行台車とベッドの一部の上面図である。 補助装置の操作機の斜視図である。 ベッドが直進する際のベッドと補助装置の上面図である。 ベッドが曲って前進する際のベッドと補助装置の上面図である。 ベッドが横移動する際のベッドと補助装置の上面図である。 ベッドが旋回する際のベッドと補助装置の上面図である。
本発明の1つの実施の形態を図1〜10にしたがって説明する。ベッド搬送用補助装置1は、図1に示すように1人の看護師6等によってベッド4を搬送する際に利用される。
ベッド4は、図1〜3に示すようにベッド本体4aとベッド高さ調整機構4cとキャスタ4dを有する。ベッド本体4aは、複数の金属製のパイプ材から構成されるフレームを有する。ベッド本体4aの前端と後端にボード4bが立設される。ベッド本体4aの上にマットレス4gが設置され、マットレス4gの上に患者5が横たわり得る。
ベッド高さ調整機構4cは、図2,3に示すようにベース4c1とリンク機構4c2を有する。リンク機構4c2は、ベッド本体4aの4隅とベース4c1の4隅間に設けられる。リンク機構4c2は、ベッド本体4aに回転可能に連結される上リンク4c3と、ベース4c1に回転可能に連結される下リンク4c4を有する。上リンク4c3と下リンク4c4は、回転可能に連結される。ベッド高さ調整機構4cは、モータ4c5を有する。モータ4c5の出力によってリンク機構4c2の態様が変化し、ベース4c1に対してベッド本体4aの高さが調整される。
ベース4c1は、図2,3に示すようにベッド本体4aの下側に位置する。ベース4c1の4隅にキャスタ4dが装着される。キャスタ4dは、シャフトと車輪を有する。シャフトは、ベース4c1に対して垂直軸周りに自由回転可能に取付けられる。車輪は、シャフトの下部に回転可能に取付けられ、水平軸周りに回転する。キャスタ4dに制動力を付与するブレーキ機構が設けられる。ブレーキ機構を操作するペダル4eがベース4c1に傾動可能に取付けられる。
ベッド搬送用補助装置1は、図1に示すように操作機2と走行台車3を有する。操作機2は、ベッド4の長手方向の一端部に装着される。走行台車3は、ベッド4の長手方向の他端部に装着される。
操作機2は、図6に示すように操作体2aと一対の装着体2bを有する。装着体2bは、延出部材2b1と取付プレート2b2とカム2b3を有する。延出部材2b1は、図1に示すようにベッド4のボード4bの上側を前後方向に延出し、かつ前後端から下方に延出する。取付プレート2b2は、延出部材2b1の先端部に取付けられて、ベッド4のボード4bに当接され得る。
カム2b3は、図6に示すように延出部材2b1の基端部に回転可能に取付けられる。カム2b3は、延出部材2b1に対して回転し、取付プレート2b2との距離を変化させる。そのためカム2b3と取付プレート2b2の協働によって操作機2がベッド4のボード4bに取外し可能に装着される。
操作体2aは、図6に示すように棒状である。操作体2aと装着体2bの間に、ばね2e,2fが設けられる。ばね2e,2fは、スパイラルスプリングである。ばね2e,2fの一端部が操作体2aの左部または右部に取付けられ、他端部が装着体2bに装着される。ばね2eに右センサ2gが装着され、ばね2fに左センサ2hが装着される。右センサ2gと左センサ2hは、ばね2e,2fのひずみ量を検知するひずみゲージ等である。右センサ2gと左センサ2hは、操作体2aの右部と左部に加えられた力の大きさと方向に対応する検知信号を送信する。
操作体2aの一端部には、図6に示すようにグリップ2cが設けられる。他端部には、旋回・横移動用操作部材2dが装着される。グリップ2cは、操作体2aに対して移動不能であり、看護師6の一方の手によって把持される。旋回・横移動用操作部材2dは、操作体2aに対して操作体2aを軸中心に回転可能に装着され、看護師6の他方の手によって把持される。旋回・横移動用操作部材2dは、図示省略の付勢部材によって初期位置に付勢され、操作体2aに対して前後両方向に回転され得る。
操作体2a内には図6に示すように操作量検知センサ2iが設けられる。操作量検知センサ2iは、旋回・横移動用操作部材2dの操作体2aに対する移動量と移動方向に応じた信号を発信する。操作量検知センサ2iは、例えば旋回・横移動用操作部材2dの操作体2aに対する角度を検出するポテンショメータである。
操作体2aには、図6に示すように送信機2jが設けられる。送信機2jは、電気配線によって右センサ2gと左センサ2hと操作量検知センサ2iと接続される。送信機2jは、センサ(2g,2h,2i)から受信した信号を無線であるいは有線で走行台車3に送信する。
走行台車3は、図1,2に示すように台車本体3bと駆動輪3aを有する。台車本体3bに走行台車3をベッド4に装着するための係合部材3cと回転規制部材3dが設けられる。係合部材3cは、台車本体3bの下部に回転可能に取付けられる。係合部材3cは、図2の仮想線で示す格納位置と、図2の実線で示す使用位置の間を移動する。格納位置において係合部材3cは、台車本体3bの後面に沿う。
図4に示すように使用位置において係合部材3cは、ストッパ3c5によって略水平に保持される。係合部材3cは、受入れ部3c3と力受面3c6とフック3c4を有する。受入れ部3c3は、係合部材3cの上面に位置し、ベッド4の一部を上方から受入れる。力受面3c6は、ベッド本体4aが上方から当接され、ベッド4の荷重を受ける。
フック3c4は、図4に示すように使用位置の係合部材3cの端部から上方に延出する。フック3c4は、ベッド本体4aの一部の後方に隣接する。ボード4bの後面の前側に台車本体3bが隣接する。したがって走行台車3は、係合部材3cと台車本体3bによってベッド4に対して前後方向の移動が規制される。
係合部材3cは、図5に示すように一対のアーム3c1と連結部3c6を有する。アーム3c1は、台車本体3bの左部と右部に回転可能に連結される。連結部3c6は、各アーム3c1の端部を連結する。したがって一対のアーム3c1は、台車本体3bに対し一体的に回転する。フック3c4は、各アーム3c1の端部に設けられる。
回転規制部材3dは、図1に示すように一対の柱3d1と一対の掛け部3d2と連結部3d3を有する。柱3d1は、台車本体3bの後部に上下動可能に取付けられる。掛け部3d2は、柱3d1の先端から後方に延出し、ボード4bの上部に設置され得る。連結部3d3は、一対の掛け部3d2の端部を連結する。
台車本体3bの下側には、図2,4に示すようにシャフト3fと駆動輪3aが取付けられる。シャフト3fは、台車本体3bから下方に延出し、台車本体3bに軸回転可能に取付けられる。台車本体3bには、シャフト3fを軸回転させる方向変換源3hが設けられる。シャフト3fは、台車本体3bあるいは駆動輪3aに上下動可能に支持される。シャフト3fの外周には、ばね3gが設けられる。ばね3gは、台車本体3bと駆動輪3aの距離を可変可能に保持する。駆動輪3aには駆動モータ3eが連結される。
走行台車3をベッド4に装着する場合は、先ず図2に示すようにベッド4に設けられた操作機4fによってベッド高さ調整機構4cを操作する。これによりベッド本体4aの高さを高くする。走行台車3の係合部材3cを使用位置にし、係合部材3cをベッド本体4aの下方に配置する。回転規制部材3dを台車本体3bに対してフリーにして、ベッド4のボード4bの上部に掛ける。
次に、図3に示すように操作機4fによってベッド高さ調整機構4cを操作して、ベッド本体4aを降下させる。係合部材3cにベッド4の荷重が加わる。係合部材3cに加わった力によって台車本体3bに時計回りのトルクが生じる。トルクによって回転規制部材3dがベッド4に押付けられ、台車本体3bの回転が規制される。ばね3gが変形し、駆動輪3aにベッド4の荷重が加わる。
ばね3gには、図3に示すようにセンサ3iが設けられる。センサ3iは、ばね3gの変形量を検知する。これによりセンサ3iは、駆動輪3aに加わる荷重を検知し得る。センサ3iの検知信号は、台車本体3b内のコントローラ3jに送信される。コントローラ3jは、所定の荷重が加わった際に図示省略の警報機を作動させる。
警報機は、作動することで光または音を発する。使用者は、警報時にベッド高さ調整機構4cの操作を停止する。これにより駆動輪3aに加わる荷重を所定の大きさ(例えば60kg重)に調整し得る。かくして駆動輪3aと設置面の間に加わる力を十分に大きくできる。その結果、駆動輪3aが設置面に対して滑ることが抑制され得る。一方、駆動輪3aに加わる力が大きくなりすぎることも抑制できる。その結果、駆動輪3aの回転抵抗が大きくなることを抑制でき、駆動モータ3eの消費電力が大きくなることを抑制できる。
図2,3に示すようにベッド本体4aが下降し、係合部材3cがベッド本体4aに係止する。これにより走行台車3がベッド4に対し移動規制され、走行台車3がベッド4に連結される。回転規制部材3dは、台車本体3bに対してフリーであるため、ベッド本体4aに係止したまま下降する。
台車本体3bには、図2に示すようにコントローラ3j、バッテリ3k、インバータ3mが設けられる。バッテリ3kは、台車本体3bに設けられた装着器に脱着可能に装着される。インバータ3mは、バッテリ3kの出力する直流(例えばDC24V)を所望の電圧の交流(例えばAC100V)に変換する。インバータ3mから出力される交流は、コンセント3pに供給される。コンセント3pは、台車本体3bの上面に設けられる。コンセント3pに交流で作動するベッド高さ調整機構4c等の電気機器の電源コードプラグが接続される。
コントローラ3jは、受信機、方向制御回路、走行トルク制御回路、横移動・旋回制御回路を有する。受信機は、操作機2の送信機2jからの信号を無線あるいは有線で受信する。方向制御回路は、左センサ2hと右センサ2gからの信号に基づいて操作機2の左右に加わった力差を算出する。方向制御回路は、力差の大きさと力差の正負によって方向変換源3hを制御して、駆動輪3aの角度を決定する。
走行トルク制御回路は、左センサ2hと右センサ2gからの信号に基づいて操作機2に加わった左右の力の和を求める。走行トルク制御回路は、力の和の大きさと力の和の正負によって駆動モータ3eを制御し、駆動輪3aに加えるトルクと方向を決定する。
操作機2の右側に加わった力と左側に加わった力が同じ場合は、図7に示すように駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向に直交する。看護師6等が操作機2を押した場合、ベッド4が直進し、操作機2を引いた場合はベッド4が真っ直ぐに後退する。
操作機2の右側に加わった力が左側に加わった力よりも大きい場合、図8に示すように駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向に直交する位置から図8において反時計回りに回転する。看護師6等がベッド4を押した場合、ベッド4が左方向に曲って前進する。操作機2の左側を引く力が右側を引く力よりも大きい場合、ベッド4が右方向に曲って後退する。
操作機2の左側に加わった力が右側に加わった力よりも大きい場合、駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向に直交する位置から図8において時計回りに回転する。看護師6等がベッド4を押した場合、ベッド4が右方向に曲って前進する。操作機2の右側を引く力が左側を引く力よりも大きい場合、ベッド4が左方向に曲って後退する。
横移動・旋回制御回路は、操作量検知センサ2iからの信号に基づいて旋回・横移動用操作部材2dが操作されたか否かを判断する。看護師6等が図9,10に示すように右手によって旋回・横移動用操作部材2dを回転させると、横移動・旋回制御回路が方向変換源3hを制御して、駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向と略平行になる。
次に横移動・旋回制御回路は、操作量検知センサ2iからの信号に基づいて旋回・横移動用操作部材2dの操作方向と操作量を判断する。横移動・旋回制御回路は、旋回・横移動用操作部材2dが正方向に操作されたと判断した場合、駆動モータ3eによって駆動輪3aを一方向へ回転させ、旋回・横移動用操作部材2dが負方向に操作されたと判断した場合には駆動輪3aを一方向と反対方向に回転させる。横移動・旋回制御回路は、旋回・横移動用操作部材2dの操作量に比例して駆動輪3aに加えられるトルクを決定する。
図9に示すように看護師6等が走行台車3と同方向にベッド4を押すと、ベッド4は、ベッド4の長手方向に直交する一方向に横移動する。図10に示すように看護師6等が走行台車3と逆方向にベッド4を押すと、ベッド4は、その場において旋回する。
以上のようにベッド搬送用補助装置1は、図3に示すようにベッド4の高さを調整するベッド高さ調整機構4cと、駆動輪3aを備える走行台車3を有する。走行台車3は、ベッド4を下降させることでベッド4の荷重を受けかつベッド4に係合する係合部材3cを有する。
したがって走行台車3は、ベッド高さ調整機構4cを利用してベッド4に係合される。そのためベッド4に係合するために従来必要であった油圧ジャッキを走行台車3に設ける必要がない。かくして走行台車3を小さくし得る。あるいは走行台車3を軽量にでき、これによりベッド4から外した走行台車3を小さな力で移動させ得る。
係合部材3cは、図4に示すように力受面3c6とフック3c4を有する。力受面3c6にはベッド4の一部が当接される。フック3c4は、力受面3c6から上方に突出してベッド4の一部に隣接して走行台車3とベッド4の相対移動を規制する。したがって走行台車3は、簡易な構成のフック3c4によってベッド4に係合され得る。
係合部材3cは、図4に示すように走行台車3の台車本体に移動可能に設けられる。係合部材3cは、台車本体3bに沿う格納位置と台車本体3bから突出してベッド4の荷重を受け得る使用位置の間を移動する。したがって走行台車3をベッド4から外した際に係合部材3cを格納位置に移動させ得る。これにより走行台車3を収納する際に係合部材3cが邪魔になり難い。走行台車3をベッド4に係合する際は、係合部材3cを使用位置に移動させ得る。これにより係合部材3cがベッド4の荷重を上方から受けやすい。
係合部材3cは、図3に示すように走行台車3の台車本体3bから突出してベッド4の荷重を受けて台車本体3bにトルクを発生する。走行台車3は、ベッド4に当接されかつトルクによってベッド4に押付けられる回転規制部材3dを有する。
したがってベッド4を下降させてベッド4の荷重が係合部材3cに加わると、台車本体3bにトルクが発生する。トルクによって回転規制部材3dがベッド4に押付けられ、かつ反力が発生する。反力によって係合部材3cがベッド4に強く係合され得る。かくして走行台車3は、回転規制部材3dと係合部材3cによってベッド4に対して強く係合され得る。
走行台車3は、図4に示すようにばね3gを有する。ばね3gは、係合部材3cと駆動輪3aの間に設けられてベッド4の荷重を受けて変形する。したがって駆動輪3aからベッド4への荷重が急激に変化することがばね3gによって軽減され得る。かくしてばね3gは、ベッド4のダンパーあるいは衝撃吸収部材として機能する。
走行台車3は、図3に示すように駆動モータ3eとバッテリ3kとインバータ3mとコンセント3pを有する。駆動モータ3eは、駆動輪3aを回転させる。バッテリ3kは、駆動モータ3eに直流電流を供給する。インバータ3mは、バッテリ3kからの直流電流を交流に変換する。コンセント3pは、インバータ3mの交流電流を取出すために使用される。
したがって交流で動作する電気機器のプラグをコンセント3pに接続することで、電気機器を使用できる。例えば、ベッド高さ調整機構4c、医療器具のプラグをコンセント3pに接続して使用できる。これにより建物に常設されたコンセントがない場所でもベッド4の高さを調整でき、走行台車3をベッド4に脱着させ得る。あるいはベッド4を搬送しつつ医療機器を使用できる。
本発明の形態を上記構造を参照して説明したが、本発明の目的を逸脱せずに多くの交代、改良、変更が可能であることは当業者であれば明らかである。したがって本発明の形態は、添付された請求項の精神と目的を逸脱しない全ての交代、改良、変更を含み得る。例えば本発明の形態は、前記特別な構造に限定されず、下記のように変更が可能である。
コントローラ3jは、ベッド高さ調整機構4cに連結されてベッド高さ調整機構4cを制御しても良い。例えばコントローラ3jとベッド4の操作機4fが有線または無線によって接続されても良い。コントローラ3jに信号を発信する操作部材が台車本体3bに設けられても良い。この形態によると台車本体3bの操作部材を操作することで、コントローラ3jがベッド4を下降させ得る。そのため走行台車3をベッド4に簡易に係合し得る。
コントローラ3jがベッド高さ調整機構4cに連結され、かつセンサ3iからの検知信号に基づいてベッド高さ調整機構4cを制御しても良い。これによりコントローラ3jがベッド4から駆動輪3aに加わる荷重量を調整し得る。その結果、駆動輪3aと設置面の間に加わる力を十分に大きくでき、駆動輪3aが設置面に対して滑ることが抑制され得る。一方、駆動輪3aに加わる力が大きすぎることも抑制できる。これにより駆動輪3aの回転抵抗が大きくなることを抑制し得る。
コントローラ3jは、ばね3gの変形量に基づいて駆動輪3aに加えるトルクの大きさを調整しても良い。そのためベッド4とベッド4に乗っている人の重量が大きい際にコントローラ3jは、駆動輪3aに加えるトルクを大きくし得る。これにより看護師6等は、ベッド4等の重量によらずに略同じ力でベッド4を搬送し得る。
インバータ3mは、直流電流と交流電流を双方向に変換しても良い。コンセント3pからインバータ3mに交流電流が供給されると、インバータ3mが交流電流を直流電流に変換する。インバータ3mが直流電流をバッテリ3kに供給し、バッテリ3kが充電される。これによりバッテリ3kを充電するための装置が不要になる。
図4に示すようにフック3c4は、ベッド4の一部の後方に隣接して走行台車3のベッド4に対する前方への移動を規制しても良い。これに代えてフック3c4がベッド4の溝に挿入されて、フック3c4が走行台車3のベッド4に対する前後両方向の移動を規制しても良い。
図2に示すように係合部材3cは、台車本体3bに回転可能に設けられても良い。これに代えて係合部材3cは、台車本体3bにスライド可能に設けられても良い。
図2に示すように係合部材3cは、台車本体3bに沿う格納位置に移動しても良い。これに代えて係合部材3cは、台車本体3bに挿入された格納位置に移動しても良い。
図2に示すように回転規制部材3dは、ベッド4のボード4bの上部に係止されても良い。これに代えて回転規制部材3dは、ベッド4のボード4bの前面に当接されても良い。
図4に示すようにばね3gは、台車本体3bと駆動輪3aの間に設けられてベッド4の重さによって変形しても良い。これに代えてばねが台車本体3bと係合部材3cの間、例えば係合部材3cの基端部に設けられてベッド4の重さによって変形しても良い。
図2,3に示すようにベッド高さ調整機構4cは、ベッド本体4aの全体の高さを調整しても良いし、ベッド本体4aの一部の高さを調整しても良い。
1 ベッド搬送用補助装置
2 操作機
3 走行台車
3a 駆動輪
3b 台車本体
3c 係合部材
3c4 フック
3c6 力受面
3d 回転規制部材
3e 駆動モータ
3f シャフト
3h 方向変換源
3i センサ
3j コントローラ
3k バッテリ
3m インバータ
3p コンセント
4 ベッド
4a ベッド本体
4b ボード
4c 調整機構
4d キャスタ
4f 操作機

Claims (9)

  1. ベッド搬送用補助装置であって、
    動輪を備える走行台車を有し、
    前記走行台車は、ベッドの高さを調整するために前記ベッドに設けられたベッド高さ調整機構によって前記ベッドを下降させることで前記ベッドの荷重を受けかつ前記ベッドに係合する係合部材を有するベッド搬送用補助装置。
  2. 請求項1に記載のベッド搬送用補助装置であって、
    前記係合部材は、前記ベッドの一部が当接される力受面と、前記力受面から上方に突出して前記ベッドの前記一部に隣接して前記走行台車と前記ベッドの相対移動を規制するフックを有するベッド搬送用補助装置。
  3. 請求項1または2に記載のベッド搬送用補助装置であって、
    前記係合部材は、前記走行台車の台車本体に移動可能に設けられて、前記台車本体に沿うまたは挿入される格納位置と前記台車本体から突出して前記ベッドの荷重を受け得る使用位置の間を移動するベッド搬送用補助装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のベッド搬送用補助装置であって、
    前記係合部材は、前記走行台車の台車本体から突出して前記ベッドの荷重を受けて前記台車本体にトルクを発生し、
    前記走行台車は、前記ベッドに当接されかつ前記トルクによって前記ベッドに押付けられる回転規制部材を有するベッド搬送用補助装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のベッド搬送用補助装置であって、
    前記走行台車は、前記ベッド高さ調整機構に連結されて前記ベッド高さ調整機構を制御するコントローラを有するベッド搬送用補助装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のベッド搬送用補助装置であって、
    前記走行台車は、前記係合部材と前記駆動輪の間に設けられて前記ベッドの荷重を受けて変形するばねを有するベッド搬送用補助装置。
  7. 請求項6に記載のベッド搬送用補助装置であって、
    前記走行台車は、前記ばねの変形量を検知するセンサと、前記センサからの検知信号に基づいて前記ベッド高さ調整機構を制御して前記ベッドから前記駆動輪に加わる荷重量を調整するコントローラを有するベッド搬送用補助装置。
  8. 請求項7に記載のベッド搬送用補助装置であって、
    前記走行台車は、前記駆動輪を回転させる駆動モータと、前記駆動モータに直流電流を供給するバッテリと、前記バッテリの出力する前記直流電流を交流電流に変換するインバータと、前記インバータの交流電流を取出すコンセントを有するベッド搬送用補助装置。
  9. ベッド搬送用補助装置の使用方法であって、
    ベッドに設けられたベッド高さ調整機構によって前記ベッドを下降させて前記ベッドを走行台車の係合部材の上に設置し、
    前記係合部材が前記ベッドの荷重を受けかつ前記ベッドに係合するベッド搬送用補助装置の使用方法。
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