JP5834973B2 - プリントコントローラー - Google Patents

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Description

本発明は、データを複数のブレードで処理するプリントコントローラーに関する。
従来、ブレードに設けたRIPの高速化のため、様々な方法が提案されている。具体的には、ラスタライズ(RIP:Raster Image Process)処理の高速化のための方法として、高性能なCPU(Central Processing Unit)を使用する方法、RIPをハードウェア処理にする方法、またはRIPを分散処理する方法等が挙げられる。
特に、RIPを分散して処理する方法として、プリントコントローラーをブレードサーバー化する方法が提案され、一部で実用化されている。このようにプリントコントローラーをブレードサーバー化することにより、ジョブの処理に係る様々な機能を実現することが可能である。ここで、ネットワーク上に配置された複数のストレージに対して、各RIPからのジョブを保存することが可能であるシステムが提案されている(たとえば、特許文献1)。
特開2004−262063号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、ブレード化されたプリントコントローラーの処理の方法については十分ではない。具体的には、特許文献1の技術では、複数のストレージを使用した時に、それぞれのストレージに対してどのようにデータを分散して保存するのかについては開示されていない。
このため、特許文献1の技術では、複数のストレージを使用した時にストレージ間でデータに偏りが生じたり、ストレージへのアクセス速度が低下するという問題が有る。また、RIPに相当する、CPUとストレージが1つのユニットに設けられたブレード型コントローラーのような構成の場合、CPUが実装された同一ブレード上のストレージに対するアクセス速度と、CPUが実装されていない他ブレードのストレージに対するアクセス速度が、大きく異なるという問題が有る。
また、複数のストレージに係るデバイスの分散処理として、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等に代表される複数のストレージを一つのストレージに設ける技術がある。しかしながら、RIPの分散処理やプリントジョブの保存処理が十分に考慮されている技術は見あたらない。同様に、ブレードコントローラーのようなCPUとストレージが同一基板上にあるような形態の場合のストレージ保存についても十分に考慮されている技術は見あたらない。
本願発明は、上記課題に基づいてなされたものであり、データを複数のブレードで処理するプリントコントローラーにおいて、複数のブレードに設けられたストレージの使用率を平均化し、データを分散して処理することができるプリントコントローラーを提供する。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)データを複数のブレードで処理するプリントコントローラーにおいて、前記データから画像を生成するRIP手段と、前記RIP手段が前記画像を生成する際に使用され、かつ前記画像を保存するストレージ手段と、前記RIP手段および前記ストレージ手段を制御する制御手段とを有し、少なくとも前記RIP手段および前記ストレージ手段は、前記ブレードに設けられ、前記制御手段は、複数の前記ストレージ手段のうち使用率が最も低い前記ストレージ手段について、前記RIP手段が画像の生成に使用するとともに生成された画像を保存するための余裕があるか否かを判断して、前記余裕がある場合は前記RIP手段と前記画像を記憶するストレージ手段が一つのブレード内となるように前記ブレードを選択し、前記余裕がない場合は前記RIP手段と前記画像を記憶するストレージ手段が異なるブレードとなるように前記ブレードを選択することを特徴とするプリントコントローラー。
(2)複数の前記ブレードは、前記制御手段を設けた1個のマスターブレードと、前記マスターブレードによって制御される複数のスレーブブレードから構成されることを特徴とする上記(1)に記載のプリントコントローラー。
(3)複数の前記ブレードの間を接続する通信手段をさらに有し、前記制御手段は、前記通信手段の状態を検出し、その検出結果に基づき、前記画像の形成に使用する前記RIP手段を設けた前記ブレードと、前記画像の保存に使用する前記ストレージ手段を設けた前記ブレードと、をそれぞれ選択することを特徴とする上記(1)または(2)に記載のプリントコントローラー。
(4)前記制御手段は、前記通信手段を介し、前記ストレージの状態の検出結果に基づき、一の前記ブレードが有する前記ストレージ手段に記憶したデータを、前記一の前記ブレードよりも前記ストレージの使用率が低い他の前記ブレードが有する前記ストレージ手段に移動することを特徴とする上記(3)に記載のプリントコントローラー。
)前記データは、あらかじめRIP後の画像を保存することに決められている保存ジョブからなることを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1に記載のプリントコントローラー。
)前記ストレージ手段は、前記RIP手段によって生成された前記画像を印刷頁毎に保存することを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1に記載のプリントコントローラー。
)前記ストレージ手段は、作業領域を備え、当該作業領域に前記RIP手段によってRIPを行う前記データを一時的に保存することを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1に記載のプリントコントローラー。
本発明のプリントコントローラーによれば、データを複数のブレードで処理するプリントコントローラーにおいて、複数のブレードに設けられたストレージの使用率を平均化し、データを分散して処理することができる。
本発明の一実施形態に係るプリントコントローラーにおけるジョブの処理のシステムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に係るプリントコントローラーにおけるジョブの処理の一例でありジョブを分散してRIPする状態を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係るプリントコントローラーにおいてアイドル時に実行する処理であり複数のストレージ間におけるストレージ使用率の偏りを削減する状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリントコントローラーにおいて保存ジョブを受信した時の処理の方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るプリントコントローラーにおいてアイドル時の処理の方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るプリントコントローラーにおいて保存ジョブ以外のジョブを受信した時の処理の方法を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。また、図面における各構成の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
まず、本実施形態に係るプリントコントローラー10におけるジョブの処理のシステムについて、図1を参照しながら説明する。
なお、図1は、本実施形態に係るプリントコントローラー10におけるジョブの処理のシステムを示す構成図である。
プリントコントローラー10は、クライアント端末装置30から送信されるジョブに基づいて所定の処理を行う。また、プリントコントローラー10は、形成した画像をプリントエンジン20に送信する。以下、プリントコントローラー10、およびプリントコントローラー10と関連するプリントエンジン20およびクライアント端末装置30の構成について順に説明する。
このプリントコントローラー10は、計算装置に相当するブレードを複数有するブレードサーバーの機能を有する。この複数のブレードは、それぞれCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、およびNIC(Network Interface Card)から構成される。また、複数のブレード間は、クローズな内部ネットワークが構築され、データの送受信が行われる。
具体的には、ブレードコントローラー10において、1個のブレードにそれぞれRIPとストレージ等が設けられ、ブレード1〜4は専用の通信路を介して接続されている。ここで、ブレード1〜4は、他のブレードのストレージにデータを保存することも可能であるが、同一ブレード上のストレージへのアクセスが最も高速である。これば、一つのブレードから、他のブレードのストレージにデータを保存する場合、ブレード1〜4の間に設けられた通信路を経由する必要があるためである。したがって、ブレードコントローラー10において、ページ単位のRIPを行うCPUと、保存を行うストレージは、同一ブレードに設けられていることが望ましい。また、ページ単位のRIP時間はページ毎に異なる。そのため、RIPに最適な分散処理においては、ブレード1〜4でRIPするページ数が異なる。
ここで、図1に示すように、マスターブレードは、ブレード1に相当し、全体の制御を担当する。また、複数のスレーブブレードは、ブレード2〜4に相当し、ブレード1の指示に基づき並列してラスタライズ(RIP:Raster Image Process)処理を担当する。なお、スレーブブレードの数量は、図1に示すブレード2〜4の3つに限定されることはなく、任意に設定することができる。また、ブレード1は、ネットワーク上のクライアント端末装置30に接続されており、そのクライアント端末装置30を介してユーザーから送信されたジョブを受信する。さらに、ブレード1は、プリントエンジン20と専用のインターフェースにより接続され、RIP済みデータや各種状態情報をプリントエンジン20との間で送受信する。さらに、ブレード1は、ブレード2〜4に対してRIPを要求する。また、ブレード2〜4は、RIP処理を完了させた後、ブレード1に対してRIP完了通知とRIP済みデータを送信する。
また、プリントコントローラー10は、様々なジョブを処理する。このプリントコントローラー10は、図1に示すように、ネットワーク上のクライアント端末装置30に接続されている。このネットワークは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)などの規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)を用いて構成されている。または、ネットワークは、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)を用いて構成してもよい。
ここで、プリントコントローラー10には、ユーザーによりクライアント端末装置30を介してジョブが送信される。このジョブは、たとえばプリントジョブや保存ジョブからなる。この保存ジョブは、RIPのみを行い、画像データをストレージに保存するジョブである。また、プリントコントローラー10は、受信したジョブの種類に応じて異なる処理を行う。具体的には、プリントコントローラー10は、クライアント端末装置30からプリントジョブを受信した場合、RIP処理を行った後、そのRIP済みのデータを専用のインターフェースを介してプリントエンジン20に転送する。一方、プリントコントローラー10は、クライアント端末装置30から保存ジョブを受信した場合、RIP処理を行い、そのRIP済みのデータをストレージに格納する。
プリントエンジン20は、プリントコントローラー10で形成された画像を受信し、その画像を電子写真プロセスにより用紙に印刷する。このようなプリントコントローラー10は、たとえば、印刷装置、画像形成装置、ファクシミリ装置、または多機能周辺機器(MFP:Multi−Function Peripheral)に使用される。また、プリントエンジン20は、一台または複数台から構成される。なお、図1に示すプリントエンジン20は、印刷装置である。
クライアント端末装置30は、図1に示すように、たとえば、一般的なパーソナルコンピューター、または携帯可能な端末装置等からなる。このクライアント端末装置30は、ユーザーが使用するアプリケーションソフトの実行に適した所定のオペレーティングシステムがインストールされており、ユーザーによりアプリケーションソフトが操作される。また、クライアント端末装置30は、一台または複数台から構成される。なお、図1に示すクライアント端末装置30は、パーソナルコンピューターである。
次に、本実施形態に係るプリントコントローラー10において、ジョブの処理の一例を、図2および図3を参照しながら説明する。
なお、図2は、本実施形態に係るプリントコントローラー10におけるジョブの処理の一例でありジョブを分散してRIPする状態を示す構成図である。また、図3は、本実施形態に係るプリントコントローラー10においてアイドル時に実行する処理であり複数のストレージ間におけるストレージ使用率の偏りを削減する状態を示す図である。
プリントコントローラー10は、クライアント端末装置30からプリントコントローラー10に対して送信された保存ジョブを受信する時に、全てのブレード1〜4に設けられたストレージの使用率の算出を行う。さらに、プリントコントローラー10は、算出されたストレージの空き容量の多い順に、複数の頁を有する保存ジョブにおける分散処理を行う各々の頁をブレード1〜4に割り振る。なお、ストレージは、たとえはHDDからなる。ここで、プリントコントローラー10は、図2に示すように、クライアント端末装置30からたとえば1頁からなるジョブを連続して複数受信するような場合、ブレード1〜4を順に使用することにより、ブレード1〜4にそれぞれ設けられたストレージの使用率を平均化する。一方、プリントコントローラー10は、クライアント端末装置30から保存ジョブ以外のプリントジョブ等を受信するような場合、ブレード1〜4に設けられているいずれのストレージに対してもデータを保存しないことから、処理は行わない。
また、プリントコントローラー10は、基本的に、ストレージへのアクセス速度を考慮し、RIPを実行したブレード上のストレージにジョブを保存する。一方、プリントコントローラー10は、RIPで必要となるストレージ容量を確保する必要がある。したがって、ブレード1〜4は、ストレージに一定以上の空き容量が必要である。そこで、プリントコントローラー10は、一つのブレードに設けられたストレージにジョブを保存した時に、そのストレージの空き容量が一定以下になってしまう場合のみ、RIPデータを他のブレードのストレージに保存する。上述したプリントコントローラー10に基づくジョブの処理により、ブレード1〜4のいずれかの特定のブレードでRIPが不可能になることを防止できる。
ここで、図2に示すように、プリントコントローラー10が、たとえば4頁の保存ジョブを受信したときに、ストレージ1〜4の中のストレージ使用率の小さいストレージから順に、その保存ジョブを頁順で割り当てる。具体的には、プリントコントローラー10は、ストレージ使用率が高いブレード2を用いて、RIPと保存のうち、RIPのみを行う。さらに、プリントコントローラー10は、最もストレージ使用率の低いブレード3をRIP処理済みのデータの保存先に指定する。このプリントコントローラー10は、ブレード1〜4にそれぞれ設けられたRIPの速度が低下することを防止するために、可能な限り全てのブレード1〜4を使用する。したがって、プリントコントローラー10においてジョブを処理する最中に一時的に、ブレード1〜4の間でストレージ使用率の偏りが発生してしまう。
そこで、図3に示すように、プリントコントローラー10は、アイドル時に一定量のデータをブレードA〜C間で転送する。このようなブレードA〜C間における転送処理により、ブレードA〜Cの間でのストレージ使用率の偏りを抑制することが可能である。具体的には、ブレードA〜C間でのデータの転送前の状態を示す図3の左側に示すブレードA、B、およびCにおけるストレージの使用率の偏り値mは、使用率が最高のブレードAの使用率と使用率が最低のブレードBとの差分で定義される。この偏り値mは、ストレージの容量の絶対値と比較して大きい。そこで、プリントコントローラー10は、ストレージAからストレージCに対して一定量のデータを転送する。その結果、ブレードA〜C間でのデータの転送後の状態を示す図3の左側に示すブレードA、B、およびCにおけるストレージ使用率の偏り値mは、図3の右側に示すブレードA、B、およびCにおけるストレージ使用率の偏り値nまで抑制される。この偏り値nは、ストレージの容量の絶対値と比較して十分に小さい。
次に、本実施形態に係るプリントコントローラー10において、保存ジョブを受信した時の処理の方法を、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
なお、図4は、本実施形態に係るプリントコントローラー10において保存ジョブを受信した時の処理の方法を示すフローチャートである。
図4に示すフローチャートのステップS1において、プリントコントローラー10のマスターブレードに相当するブレード1は、ネットワーク上のクライアント端末装置30から保存ジョブを受信する(ステップS1)。続いて、ステップS1からステップS2に進むと、ブレード1は、全ての処理待ち中のブレード2〜4に対してストレージの使用率の取得を要求する。また、ブレード1は、当該ブレード1のストレージの使用率を自ら取得する(ステップS2)。続いて、ステップS2からステップS3に進むと、ブレード1は、全ての処理待ち中のブレード1〜4の中からストレージの使用率が最も低いブレードを選択する(ステップS3)。
続いて、ステップS3からステップS4に進むと、ストレージの使用率が最も低いブレードの空き容量が予め設定された余裕値Smargin以上か否かが判定される。その判定結果が、YESの場合にはステップS5に進み、NOの場合にはステップS6に進む。ここで、余裕値Smargin(=Srip+Spage)は、RIPが動作可能なための最低ストレージ量Sripと頁等を保存するデータの最小単位のストレージ量Spageとの和である。すなわち、余裕値Smarginは、保存ジョブに含まれる次頁を保存した場合でもRIPをするために必要なストレージ量を残すことが可能な量である(ステップS4)。
ここで、ステップS4からステップS5に進んだ場合、ストレージの使用率が最も低いブレードに対してRIPおよび保存要求を出す(ステップS5)。一方、ステップS4からステップS6に進んだ場合、ストレージの使用率が最も低いブレードでRIPのみを行い、その後、ストレージの使用率が次に低いブレードで保存する。なお、その場合には、ストレージの使用率が次に低いブレードで、RIPが行われているか否かは確認しない(ステップS6)。続いて、ステップS5またはステップS6からステップS7に進むと、保存ジョブに次の頁が存在するか否かが判定され、その判定結果が、YESの場合にはステップS2に戻り、NOの場合には処理を終了する。すなわち、ステップS7では、保存ジョブの最初の頁以降に存在する全ての頁についても、ステップS2〜ステップS6までの処理を行うように制御する(ステップS7)。
次に、本実施形態に係るプリントコントローラー10において、アイドル時の処理の方法を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図5に示すフローチャートのステップS11において、プリントコントローラー10がアイドル時、マスターブレードに相当するブレード1は、一定時間毎に、全てのブレード2〜4に対してストレージの使用率の取得を要求する。また、ブレード1は、当該ブレード1のストレージの使用率を自ら取得する(ステップS11)。続いて、ステップS11からステップS12に進むと、全てのブレード1〜4について、最高使用率のブレードの使用率Smaxと最低使用率のブレードの使用率Sminとの差分に相当する差分値Sdiff(=Smax−Smin)を算出する。この差分値Sdiffに基づいて、全てのブレード1〜4におけるストレージの使用率の偏りを検出する(ステップS12)。
続いて、ステップS12からステップS13に進むと、差分値Sdiffが予め定められた一定の閾値以上か否かが判定され、その結果が、YESの場合にはステップS14に進み、NOの場合には処理を終了する。ここで、一定の閾値は、一回の移動単位のデータ量に相当し、たとえばジョブの1頁単位である(ステップS13)。
ここで、ステップS13からステップS14に進んだ場合、ブレードの使用率が最高のブレードから、たとえば保存ジョブの1頁分に相当する一定量のデータを、ブレードの使用率が最低のブレードに移動する。この移動は、前述した図3に示す処理に相当する。ここで、1つのブレードから他のブレードに対して一度に移動させるデータの容量が大きいと、そのデータを移動させている最中に新たなジョブを受信した場合、その新たなジョブに対する応答性が遅くなる可能性がある。したがって、1つのブレードから他のブレードに対して、一定単位時間に一定量のデータのみ移動させるように制御する。具体的には、本実施形態において、1つのブレードから他のブレードに対して一度に移動するデータの単位は、たとえば1頁単位とする(ステップS14)。
次に、本実施形態に係るプリントコントローラー10において、保存ジョブ以外のジョブを受信した時の処理の方法を、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図6に示すフローチャートのステップS21において、プリントコントローラー10のマスターブレードに相当するブレード1は、ネットワーク上のクライアント端末装置30から保存ジョブ以外のジョブを受信する。このジョブは、たとえばプリントジョブである(ステップS21)。続いて、ステップS21からステップS22に進んだ場合、ブレード1は、処理待ち中の全てのブレード1〜4の中から任意のブレードを選択する。ここで、任意のブレードの選択は、たとえば、通信路の状態やブレードの使用率の状況等を判断して行う(ステップS22)。
続いて、ステップS22からステップS23に進むと、選択した任意のブレードにRIPの一時保存バッファ領域分の空きが有るか否かが判定され、その判定結果が、YESの場合にはステップS24に進み、NOの場合にはステップS25に進む(ステップS23)。ここで、ステップS23からステップS24に進んだ場合、選択した任意のブレードに対してRIPの要求を出す(ステップS24)。一方、ステップS23からステップS25に進んだ場合、選択した任意のブレードはRIPのみを行い、他のブレードがバッファする(ステップS25)。
続いて、ステップS24またはステップS25からステップS26に進むと、ジョブに次の頁が存在するか否かが判定され、その結果が、YESの場合にはステップS22に戻り、NOの場合には処理を終了する。すなわち、ステップS26では、ジョブの最初の頁以降に存在する全ての頁について、ステップS22〜ステップS25までの処理を行うように制御する(ステップS26)。
以上のとおり、本実施形態のプリントコントローラー10は、次の効果を奏する。
本実施形態のプリントコントローラー10によれば、データを複数のブレードで処理するプリントコントローラーにおいて、複数のブレードに設けられたストレージの使用率を平均化し、データを分散して処理することができる。
すなわち、本実施形態のプリントコントローラー10によれば、ストレージ使用率に相当するブレード間の各ジョブの保存数を平均化することが可能となり、特定ブレードのストレージが枯渇を防止することができる。なお、特定ストレージが枯渇すると、そのブレードでジョブをRIP処理することができなくなる。また、特定ブレードが枯渇しはじめると、そのブレードでジョブが保存できずに、保存するデータを別のブレードに転送する必要があり、無駄なデータの転送処理が必要になる。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、複数のブレードは、制御手段を設けた1個のマスターブレードと、マスターブレードによって制御される複数のスレーブブレードから構成されている。したがって、本実施形態のプリントコントローラー10は、マスターブレードでジョブのRIP先と保存先を指定し、スレーブブレード(マスターブレードを含む)でジョブの処理を実行するという、非常に簡便な構成とすることができる。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、複数のブレードの間を接続する通信手段をさらに有し、制御部は、通信手段の状態を検出し、その検出結果に基づき、画像の形成に使用するRIP手段を設けたブレードと、画像の保存に使用するストレージ手段を設けたブレードと、をそれぞれ選択する。したがって、本実施形態のプリントコントローラー10によれば、ブレード間の通信路の状態に応じて、ジョブのRIP先と保存先をそれぞれ決定することが可能である。すなわち、同一のブレード上のストレージと他のブレードのストレージではアクセス速度が大きく異なるが、本実施形態のプリントコントローラー10では、RIPしたブレードと同一のブレード上のストレージに対して優先的にデータを格納することが可能である。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、制御部は、通信手段を介し、ストレージの状態の検出結果に基づき、一のブレードが有するストレージ手段に記憶したデータを、一のブレードよりもストレージの使用率が低い他のブレードが有するストレージ手段に移動する。したがって、本実施形態のプリントコントローラー10によれば、たとえばアイドル時に一つのストレージに保存してあるデータを、他のストレージに移動させることが可能である。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、ストレージの状態は、当該ストレージの使用率または空き容量である。したがって、本実施形態のプリントコントローラー10によれば、入手が容易なストレージの基本的な状態に基づいて、複数のブレードに設けられたストレージの使用率を平均化し、データを分散して処理することができる。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、分散して処理することができるデータは、たとえば印刷ジョブまたは保存ジョブである。このように、本実施形態のプリントコントローラー10は、画像形成プロセスにおいて非常に汎用性が高いデータを処理することできる。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、各ブレードに設けられたRIP手段は、印刷ジョブを頁毎にRIP、または印刷ジョブの全頁をRIPする。したがって、本実施形態のプリントコントローラー10によれば、たとえばストレージの使用率または空き容量を考慮して、RIPする印刷ジョブの単位を選択することができる。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、ストレージ手段は、RIP手段によってRIPされたデータを印刷頁毎に保存する。したがって、本実施形態のプリントコントローラー10によれば、たとえばストレージの使用率または空き容量を考慮して、保存するデータの単位を選択することができる。
また、本実施形態のプリントコントローラー10において、ストレージ手段は、作業領域を備え、当該作業領域にRIP手段によってRIPを行うデータを一時的に保存する。したがって、本実施形態のプリントコントローラー10によれば、たとえば、一つのブレードでジョブのRIPのみ行い、その後、ジョブを他のブレードに保存する作業が可能である。
本発明は、上述した本実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、本実施形態のプリントコントローラー10は、プリントエンジン20と別々に設けられる構成として説明した。しかしながら、本発明はこのような構成に限定されることはなく、本実施形態のプリントコントローラー10をプリントエンジン20に内蔵する構成としてもよい。
10 プリントコントローラー、
20 プリントエンジン、
30 クライアント端末装置。

Claims (7)

  1. データを複数のブレードで処理するプリントコントローラーにおいて、
    前記データから画像を生成するRIP手段と、
    前記RIP手段が前記画像を生成する際に使用され、かつ前記画像を保存するストレージ手段と、
    前記RIP手段および前記ストレージ手段を制御する制御手段とを有し、
    少なくとも前記RIP手段および前記ストレージ手段は、前記ブレードに設けられ、
    前記制御手段は、複数の前記ストレージ手段のうち使用率が最も低い前記ストレージ手段について、前記RIP手段が画像の生成に使用するとともに生成された画像を保存するための余裕があるか否かを判断して、前記余裕がある場合は前記RIP手段と前記画像を記憶するストレージ手段が一つのブレード内となるように前記ブレードを選択し、前記余裕がない場合は前記RIP手段と前記画像を記憶するストレージ手段が異なるブレードとなるように前記ブレードを選択することを特徴とするプリントコントローラー。
  2. 複数の前記ブレードは、前記制御手段を設けた1個のマスターブレードと、前記マスターブレードによって制御される複数のスレーブブレードから構成されることを特徴とする請求項1に記載のプリントコントローラー。
  3. 複数の前記ブレードの間を接続する通信手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記通信手段の状態を検出し、その検出結果に基づき、前記画像の形成に使用する前記RIP手段を設けた前記ブレードと、前記画像の保存に使用する前記ストレージ手段を設けた前記ブレードと、をそれぞれ選択することを特徴とする請求項1または2に記載のプリントコントローラー。
  4. 前記制御手段は、前記通信手段を介し、前記ストレージの状態の検出結果に基づき、一の前記ブレードが有する前記ストレージ手段に記憶したデータを、前記一の前記ブレードよりも前記ストレージの使用率が低い他の前記ブレードが有する前記ストレージ手段に移動することを特徴とする請求項3に記載のプリントコントローラー。
  5. 前記データは、あらかじめRIP後の画像を保存することに決められている保存ジョブからなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のプリントコントローラー。
  6. 前記ストレージ手段は、前記RIP手段によって生成された前記画像を印刷頁毎に保存することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のプリントコントローラー。
  7. 前記ストレージ手段は、作業領域を備え、当該作業領域に前記RIP手段によってRIPを行う前記データを一時的に保存することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のプリントコントローラー。
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