JP5833976B2 - 防音壁 - Google Patents

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Description

本発明は、騒音の吸収や遮断を目的として設置される防音壁に関する。
鉄道の走行により発生する騒音としては、車輪やレールの振動から発生する転動音、パンタグラフから発生する騒音、車体と空気流との作用から発生する車体空力音、高架橋等の構造物の振動から発生する構造物音等が主要なものとして挙げられる。そして、転動音、車体空力音などの吸収や遮蔽を目的として、鉄道軌道の沿線には防音壁が設置されている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、沿線の住宅の高層化が進む近年、より高い防音壁が必要とされている。しかし、防音壁の高さを増すと、風荷重による回転モーメントが強風時に大きくなるため、防音壁が高架橋や橋梁等の構造物上に設置されている場合、これら構造物の負荷が増大する。従って、強風時の負荷にも耐え得る強固な構造とすべく、構造物の補強や根本的な再構築が必要となり、大規模な工事に伴って莫大なコストや時間を要することとなる。そこで、大規模な工事を必要とせず、通常時には一定の遮音性能を有しつつ、強風時には風荷重を緩和することが可能な防音壁が従来提案されている。
例えば、特許文献2には、間隔をおいて立設された支持材間に、複数の防音部材が上下に所定間隔をおいてほぼ水平に配置され、防音部材間に遮音部材が開閉可能に配置され、所定の風圧以上になれば遮音部材が倒れ、防音部材が開放されるとともに所定の風圧以下になれば遮音部材が復元し、防音部材が閉塞されるようになされた防音壁が開示されている。
特開平10−121599号公報 特開平09−209316号公報
しかしながら、上記特許文献2に示される防音壁は、遮音部材、防音部材、回転軸、支持腕等の多数の部材からなるものであり、その構造は非常に複雑なものとなっている。従って、強風時の風荷重を緩和して安全性の確保が可能となる反面、構造が複雑化することにより、材料費が増加するとともに施工にコストが掛かる、という問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、枠体及び該枠体に開閉自在に設けられた遮音板間に磁性体及び磁石ユニットからなる磁力吸着体を設けた構成とし、閉鎖状態にあるときに、遮音板及び枠体間に設置された磁性体と磁石ユニットが音漏れしないように磁力吸着された状態でありながら、遮音板の回転運動を円滑にできる機構を、簡単かつ低コストに実現できる防音壁を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。すなわち、本発明では、枠体内に遮音板支持軸を介して回動自在に支持されて、該枠体で包囲された開口部を開放又は閉鎖するように設けられた遮音板と、前記枠体の下部枠と前記遮音板との間に配置されて該遮音板が閉鎖されているときに、該遮音板を閉鎖状態に保持する磁力吸着体と、を備え、前記遮音板又は前記磁力吸着体の少なくとも一方には、前記枠体と前記遮音板とを密着させる密閉部材が設置されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、枠体に開閉自在に支持された遮音板、又は枠体の下部枠と遮音板との間に配置された磁力吸着体の少なくとも一方に、枠体と遮音板とを密着させる密閉部材が設置されているので、遮音板の閉鎖時において、該密閉部材によって、該遮音板と枠体との間の隙間を通じての音漏を防止でき、これによって騒音被害が生じることを未然に防止することが可能となる。
また、本発明では、遮音板の開閉に弾性ヒンジを用いることで、閉鎖状態にあるときに、遮音板及び枠体間に設置された磁性体と磁石ユニットが音漏れしないように磁力吸着された状態でありながら、遮音板の回転運動を円滑にできる機構を、簡単かつ低コストに実現することができる。
また、本発明では、前記密閉部材として粘弾性体又はシート状のシール部材といった部材を用い、さらにこれら粘弾性体又はシール部材を種々の形態で形成することにより、設置状況・設置環境に対応した優れた防音壁を構成することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る防音壁の正面図である。 図1の防音壁を正面から見た図であって、(A)は閉鎖状態、(B)は開放状態を示している。 図2(B)の防音壁を側方の矢印III方向から見た図である。 図2の防音壁の弾性ヒンジ付近を上方から視た平面図である。 第1実施形態の変形例1を示す図であって、図4に示される弾性ヒンジの支持軸の配置状態(A)〜(D)を説明するための側面図である。 第1実施形態の変形例2を示す図であって、(A)は防音壁の正面図、(B)は(A)を側方から視た遮音板閉鎖状態を示す図、(C)は(A)を側方から視た遮音板開放状態を示す図である。 図6の他の形態を示す図であって、(A)遮音板閉鎖状態を示す図、(B)は遮音板開放状態を示す図である。 第1実施形態の変形例3に係る防音壁の正面図であって、(A)〜(E)は磁石ユニット及び磁性体の種々の設置パターンを示している。 第1実施形態の変形例4に係る防音壁の正面図であって、(A)〜(I)はこれら磁石ユニット及び磁性体が設定可能な種々の形状を示している。 本発明の第2実施形態に係る防音壁の正面図であって、(A)は閉鎖状態、(B)は開放状態を示している。 第2実施形態の変形例1を示す正面図である。 第2実施形態の変形例2を示す正面図である。 第2実施形態の変形例3を示す正面図である。 第2実施形態の変形例4を示す正面図である。 第2実施形態の変形例5を示す正面図である。 第2実施形態の変形例6を示す正面図である。 第3実施形態に係る防音壁の正面図であって、(A)は閉鎖状態、(B)は開放状態を示している。 第3実施形態の変形例1を示す正面図である。 第3実施形態の変形例2を示す図であって、(A)は粘弾性体が配置されている付近を示す斜視図、(B)は平面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図9を参照して、まず、本発明の第1実施形態に係る防音壁の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る防音壁10の外観を示す概略斜視図、図2は図1の正面図、図3は図2(B)を矢印III方向から視た側面図である。
防音壁10は、図1に示すように、内部に開口部11を有する枠体12と、この枠体12の開口部11に設けられた遮音板13と、枠体12の下部枠12Aと遮音板13との間に配置されて該遮音板13が閉鎖されているときに、該遮音板13を閉鎖状態に保持する磁力吸着体M(後述する)と、を備えるものである。このように構成される防音壁10は、図1に詳細は示されないが、鉄道が走行する鉄道軌道の側方の構造物上あるいは構造物上に敷設されている防音壁上に設置される。
枠体12は、水平方向に延びる下部枠12Aと、この下部枠12Aの上に所定間隔で立設された左右一対の側部枠12Bと、この一対の側部枠12Bの上端を接続して水平方向に延びる上部枠12Cと、を具備している。そして、下部枠12A、上部枠12C、及び左右の側部枠12Bによって四方を包囲されることによって、正面視で略矩形形状の開口部11が形成されている。
遮音板13は、図1に示すように、正面視で略矩形形状を有しかつ開口部11を塞ぐように設けられた平板状の本体部14と、枠体12にの側部枠12Bにて該本体部14を回動自在に支持する弾性ヒンジ15とから構成されたものであって、騒音を吸収し又は遮蔽する。
弾性ヒンジ15は、図2及び図3に示されるように、遮音板13の本体部14の上部の両側に水平に設けられて枠体12の側部枠12Bに接続された遮音板支持軸15Aと、枠体12の側部枠12Bに設置されて遮音板支持軸15Aの周囲にかつ該遮音板支持軸15Aを回転自在に軸支する弾性体15B(密閉部材)と、枠体12の側部枠12B内に設置されて該弾性体15Bを収容するケーシング15Cとを有している。
そして、弾性ヒンジ15によって水平方向に沿う遮音板支持軸15Aの軸線15Dを中心として、遮音板13が、図2(A)で示す閉鎖位置と、図2(B)及び図3で示す開放位置との間で矢印(イ)‐(ロ)で示すように開閉する。また、この弾性ヒンジ15の遮音板支持軸15Aに配置された弾性体15Bによって、遮音板13の閉鎖時において、該遮音板13と枠体12との間の隙間を通じての音漏を防止でき、これによって騒音被害が生じることを未然に防止することが可能となる。
磁力吸着体Mは、枠体12の開口部11に臨む下部枠12A上面に配置された磁石ユニット16と、遮音板13の本体部14の下端に沿って設けられた磁性体17と、からなる。
磁性体17は強磁性体により構成されて、磁石ユニット16との磁気的作用によって遮音板13の本体部14を移動できないように保持する。
この磁性体17は、図1に示すように、略直方体形状の部材であって、その長手才法は、本体部14の幅才法に略等しくすなわち開口部11の横幅に略等しく設定されている。このように構成される磁性体17は、その長手方向を開口部11の横幅方向に向けた状態で、本体部14の下端に固定されている。
磁石ユニット16は、枠体12の下部枠12Aの上面に設置されているものであって、磁気的作用により磁性体17を吸着することで、遮音板13が回動できないように保持する。磁石ユニット16は、磁石ホルダ(図示略)の上面に長手方向に柱状の磁石16Aを有する構成とされる。
また、閉鎖時に、枠体12の側部枠12Bと対向する遮音板13の側部には、粘弾性体からなる垂直密閉部材18が設けられている。この垂直密閉部材18は、図2に示されるように、遮音板13の側部とほぼ同じ長さ及び幅に形成されされたものであって、遮音板13が開口部11を閉鎖した状態にあるときに、磁性体17と磁石ユニット16とを密着させる。これによって、磁性体17と磁石ユニット16との間の隙間を通じて音漏れ発生が防止され、騒音被害が生じることを未然に防止できる。
なお、垂直密閉部材18を構成する粘弾性体としては、ブチルゴムや、シリコーン等のゲル状体、ウレタン等の発泡体などが用いられる。
磁石ユニット16の磁石16Aはその両端部が弾性ヒンジ19を介して枠体12の側部枠12Bに回転自在に支持されている。
弾性ヒンジ19は、図2及び図4に示されるように、磁石16Aはその両端部に該磁石16Aの長さ方向に沿い水平に配置された磁石ユニット支持軸19Aと、枠体12の側部枠12Bに設置されて磁石ユニット支持軸19Aの周囲にかつ該磁石ユニット支持軸19Aを回転自在に軸支する弾性体19Bと、枠体12の側部枠12Bに設置されて該弾性体19Bを収容するケーシング19Cとを有している。
そして、このような弾性ヒンジ19によって、遮音板13が開閉する際に、磁石ユニット16が磁石ユニット支持軸19Aの軸線19Dを中心として揺動することで、該磁石ユニット16と磁性体17との吸着又は離間を円滑に行うことができる。
なお、図4に弾性ヒンジ19の構造を示したが、遮音板13を支持する弾性ヒンジ15も同様の構成である。
なお、磁力吸着体Mにおいて、磁石ユニット16を枠体12の下部枠12Aに設け、かつ磁性体17を遮音板13の下部に設けるようにしたが、これら磁石ユニット16と磁性体17の位置を反対にしても良い。すなわち、磁性体17を枠体12の下部枠12A上に設け、かつ磁石ユニット16を遮音板13の下部に設けても良い。この磁力吸着体Mの位置変更は以下の変形例、実施形態及びその変形例についても同様である。
そして、上記のように構成された防音壁10では、風のない状態又は弱風の状態では、磁石ユニット16が磁性体17を吸着することにより、遮音板13は、閉鎖状態する、すなわち開口部11を塞いだ状態となる。これにより鉄道軌道で発生する騒音は、遮音板13によって吸収又は遮蔽され、外部への拡散が防止される。このとき、弾性ヒンジ15の遮音板支持軸15Aに配置された粘弾性体15A、及び閉鎖時に、枠体12の側部枠12Bと対向する遮音板13の側部に設けられた粘弾性体からなる垂直密閉部材18によって、枠体12と遮音板13とが密着されることから、枠体12と遮音板13との間の隙間を通じての音漏れ発生が完全に防止され、騒音被害が生じることが防止できる。
また、強風が吹くと、図2(B)の点線及び図3で示されるように、遮音板13が弾性ヒンジ15の遮音板支持軸15Aを中心に回動しようとする。このとき、遮音板13が受ける風荷重によって、磁性体17と磁石16Aとを引き離そうとする力が作用する。そして、強風状態では、この引き離そうとする力が磁石16Aの磁気吸着力を超えて犬きくなるため、磁性体17が磁石16Aから引き離される。これにより、磁石16Aの磁気吸着力から解放された遮音板13は、磁石16Aから離れて回動することにより、開放状態、すなわち、枠体12の開口部11を開放した状態となる。そして、遮音板13と下部枠12Aとの間には通気空間50が形成される。そうすると、遮音板13に吹き付ける強風が、この通気空間50を通って遮音板13の一方側から他方側へ抜けるので、遮音板13に作用する風荷重が緩和される。
以上詳細に説明したように第1実施形態に示される防音壁10では、遮音板13の弾性ヒンジ15に配置された粘弾性体15A、及び閉鎖時に、枠体12の側部枠12Bと対向する遮音板13の側部に設けられた粘弾性体からなる垂直密閉部材18によって、枠体12と遮音板13とが密着されることから、枠体12と遮音板13との間の隙間を通じての音漏れ発生が完全に防止され、騒音被害が生じることが防止できる。
また、第1実施形態に示される防音壁10では、遮音板13の開閉に弾性ヒンジ15を用いることで、閉鎖状態にあるときに、遮音板13及び枠体12間に設置された磁性体17と磁石ユニット16が音漏れしないように磁力吸着された状態でありながら、遮音板13の回転運動を円滑にできる機構を、簡単かつ低コストに実現することができる。
上記に説明した第1実施形態に示される防音壁10は以下のように変形しても良い。
《変形例1》
第1実施形態に示される防音壁10の弾性ヒンジ19では、図5(A)で示すように磁石ユニット支持軸19Aを弾性体19Bで直接支持する、図5(B)で示すようにカラー19Eを介して磁石ユニット支持軸19Aを弾性体19B中に支持する、図5(C)で示すように磁石ユニット支持軸19Aを周囲に部分的に配置した弾性体19Bで直接支持する、図5(D)で示すように、カラー19Eを介して周囲に部分的に配置した弾性体19B中により磁石ユニット支持軸19Aを支持する、といった様々な形態が採用できる。
《変形例2》
磁力吸着体Mの磁石ユニット16は、全体を磁石16Aにより構成することに限定されず、図6(A)〜(C)に示されるように、全体として直方体形状に形成された磁石ホルダ16Bの両側端面に薄厚の磁石板16Cを貼り付ける形態であっても良い。このとき、磁石ユニット16は、図6(B)及び(C)に示されるように、遮音板13の閉鎖又は開放に応じて、弾性ヒンジ19の磁石ユニット支持軸19Aを中心として適宜回転するようにすると良い。
また、磁力吸着体Mを構成している磁石ユニット16及び磁性体17は、全体形状が直方体形状であることに限定されず、図7(A)及び(B)に示されるように全体として円柱状又は円筒形に形成しても良い。そして、このように磁石ユニット16及び磁性体17の全体形状を円柱状又は円筒形とすることで、これらに磁石ユニット16及び磁性体17とが線接触され、遮音板13の開閉を円滑に行うことができる。
《変形例3》
上記防音壁10の磁力吸着体Mの付近は図8(A)で示す構造であっても良い。
すなわち、変形例3に水平密閉部材として示されるシール部材41・42は、シート状の弾性材料により形成されて、閉鎖時に互いに対向した位置関係にある枠体12の下部枠12Aの上面と、遮音板13の本体部14の下部に位置する下端縁部14A下面に、内部に空間(空間部41A・42Aとする)を形成するようにそれぞれ設置されている。
下側に位置するシール材41の空間部41A内には柱状の磁石ユニット43が配置され、上側に位置するシール材42の空間部42A内には、該磁石ユニット43に磁気的作用により吸着される柱状の磁性体44が配置されている。
なお、これら磁石ユニット43及び磁性体44はそれぞれ接着等によりシール材41・42の内面に固定されている。また、磁石ユニット43は磁石ホルダにより全体形状が保持されているが、図面では省略されている。
そして、上記のような防音壁10では、風が吹いていないときの遮音板13の閉鎖時にはシール部材41・42は互いに接触した状態にあり、シール部材41内の磁石ユニット43が、シール部材42内の磁性体44を磁気的作用で吸着することで、これらシール部材41・42が密着する。これにより、磁性体44と磁石ユニット43との間の隙間を通じて音漏れ発生が防止され、騒音被害が生じることが防止できる。
また、強風が吹いて、遮音板13が弾性ヒンジ15の遮音板支持軸15Aを中心にとして回動した場合には、磁石ユニット43と磁性体44の磁気的な結合が解除されて、遮音板13と下部枠12Aとの間には通気空間50が形成される。これによって、遮音板13に吹き付ける強風が、この通気空間50を通って遮音板13の一方側から他方側へ抜けるので、遮音板13に作用する風荷重が緩和される。
そして、以上説明した防音壁10では、閉鎖時に互いに対向した位置関係にある枠体12の下部枠12A上面と、遮音板13の本体部14の下端縁部14A下面に、空間部41A・42Aを形成するシール部材41・42を設置し、これらシール部材41・42内に磁石ユニット43と磁性体44が配置される。これにより風が吹いていないときの遮音板13の閉鎖時にはシール部材41・42は互いに接触し、かつ該シール部材41・42内の磁石ユニット43及び磁性体44が磁気的作用で吸着することで、これらシール部材41・42が互いに密着する。これにより、磁石ユニット43と磁性体44との間の隙間を通じて音漏れ発生が防止され、騒音被害が生じることが防止できる。
なお、本変形例3に示される防音壁10は以下のように構造変更しても良い。
上記防音壁10では、シール部材41・42の内面に接着等により磁石ユニット43、磁性体44をそれぞれ固定したが、これに限定されず、以下の図8(B)〜(D)のような形態で収納しても良い。
すなわち、図8(B)に示すようにシール部材41・42内の磁石ユニット43、磁性体44を、それぞれ固定せずフリーな状態で各シール部材41・42内に収容しても良い。
また、図8(C)に示すようにシール部材41内の磁石ユニット43を枠体12の下部枠12Aの上面に固定し、シール部材42内の磁性体44を遮音板13の本体部14の下端縁部14A下面に固定しても良い。
また、図8(D)及び(E)に示すように、シール部材41内の磁石ユニット43を、内部に設置した回転軸43Aを中心として回転自在に設けて良い。これにより図8(E)に示されるように、強風状態でないときの遮音板13の閉鎖時にはシール部材41内の磁石ユニット43が、磁気的作用により回転軸43Aを中心として適宜回転(自身で回転)し、最適角度で互いに吸着することが可能となる。
なお、このような図8(E)で示す状態を実現するために、磁石ユニット43を直方体形状とし、シール部材41の空間部41A内面いっぱいに回転可能なように該磁石ユニット43の寸法を定めると良い。
《変形例4》
図8(A)〜(E)では断面が長方形の直方体形状に磁石ユニット43、磁性体44を構成したが、これ以外の様々な形状に設定しても良い。
例えば、図9(A)で示すような断面形状が真円の円柱状、図9(B)で示すような断面形状が楕円の柱状、図9(C)で示すような断面形状が半球の柱状、図9(D)で示すような断面形状がだるま型の柱状、図9(E)で示すような断面形状が三角形の柱状、図9(F)で示すような断面形状が菱型の柱状、図9(G)で示すような磁石ユニット43の断面形状が多角形(本例では五角形)の柱状、図9(H)で示すような磁石ユニット43の断面形状が半球の柱状でかつ磁性体44がこの半球形状に嵌合する凹部を有する柱状、図9(I)で示すような磁石ユニット43の断面形状が多角形(本例では五角形)の柱状でかつ磁性体44がこの半球形状に嵌合する凹部を有する柱状、であっても良い。
また、第3変形例では、磁石ユニット43、磁性体44の双方をシール部材41・42内に収容したが、これに限定されず、磁石ユニット43又は磁性体44の一方のみをシール部材41・42内に収容し、残りの磁石ユニット43又は磁性体44を枠体12の下部枠12A上面、又は遮音板13の下端縁部14A下面にそのまま固定しても良い。これは、いずれか一方側のシール部材41又はシール部材42を、磁性体44又は磁石ユニット43に接触及び密着させるだけでも、これら磁性体44と磁石ユニット43との隙間を密閉する効果が得られるからである。
(第2実施形態)
以下、図10〜図19を参照して、まず、本発明の第2実施形態に係る防音壁20の構成について説明する。
第2実施形態に係る防音壁20は、図10に示すように、第1実施形態の防音壁10と同様、内部に開口部11を有する枠体12と、この枠体12の開口部11に設けられた遮音板13とを有する構成であり、遮音板13は弾性ヒンジ15によって枠体12に回動自在に支持されている。
枠体12の下部枠12Aと遮音板13との間には、該遮音板13が閉鎖されているときに、該遮音板13を閉鎖状態に保持する磁力吸着体Mが配置されているが、この付近の構成が第1実施形態とは異なっている。
磁力吸着体Mは、枠体12の下部枠12A上に設けられた磁石ユニット16と、遮音板13の下部に設けられた磁性体17とを有しているが、第1実施形態のように、該磁石ユニット16が弾性ヒンジ19によって揺動自在に支持されず、枠体12の下部枠12A上に固定されている。
また、図10に示すように、閉鎖時に磁石ユニット16の上面と対向する磁性体17の下面には粘弾性体21(水平密閉部材)が設けられている。この粘弾性体21は、磁性体17と同じ長さ及び幅に形成されかつ全体として直方形状に形成されたものであって、遮音板13が開口部11を閉鎖した状態にあるときに、磁性体17と磁石ユニット16とを密着させる。これによって、磁性体17と磁石ユニット16との間の隙間を通じて音漏れ発生が防止され、騒音被害が生じることを未然に防止できる。
そして、上記のように構成された防音壁20では、図10(A)に示すように、風のない状態又は弱風の状態では、粘弾性体21を介して磁石ユニット16が磁性体17を吸着することにより、遮音板13は、閉鎖状態、すなわち開口部11を塞いだ状態となる。これにより鉄道軌道で発生する騒音は、遮音板13によって吸収又は遮蔽され、外部への拡散が防止される。このとき、磁性体17上に配置された粘弾性体21によって、磁性体17と磁石ユニット16とが密着されることから、磁性体17と磁石ユニット16との間の隙間を通じての音漏れ発生が完全に防止され、騒音被害が生じることが防止できる。
また、図10(B)に示すように、強風が吹くと、遮音板13が弾性ヒンジ15の遮音板支持軸15Aを中心に回動しようとする。このとき、遮音板13が受ける風荷重によって、磁性体17と磁石16Aとを引き離そうとする力が作用する。そして、強風状態では、この引き離そうとする力が磁石16Aの磁気吸着力を超えて犬きくなるため、磁性体17が磁石16Aから引き離される。これにより、磁石16Aの磁気吸着力から解放された遮音板13は、磁石16Aから離れて回動することにより、開放状態、すなわち、枠体12の開口部11を開放した状態となる。そして、遮音板13と下部枠12Aとの間には通気空間50が形成される。そうすると、遮音板13に吹き付ける強風が、この通気空間50を通って遮音板13の一方側から他方側へ抜けるので、遮音板13に作用する風荷重が緩和される。
以上詳細に説明したように第2実施形態に示される防音壁20では、枠体12に包囲された開口部11を開放又は閉鎖するように開閉自在に設けられた遮音板13の磁性体17と、該枠体12の下部枠12A内に位置する磁石ユニット16との間に、これら遮音板13と磁石ユニット16とを密着させる粘弾性体21が設置されていることから、該粘弾性体21によって、遮音板13に設置された磁性体17と磁石ユニット16との間の隙間を通じて音漏れが発生することが防止され、これによって騒音被害が生じることを未然に防止できる。
また、第2実施形態に示される防音壁20では、磁性体17上に粘弾性体21が配置される構成であるので、該磁性体17に汚れが付着することを防止できる効果も奏する。
上記に説明した第2実施形態に示される防音壁20は以下のように変形しても良い。
《変形例1》
第2実施形態に示される防音壁20の磁力吸着体Mは、図11(A)に示すように、枠体12の下部枠12A上面にケース22を設置し、そのケース22の凹部22A内に粘弾性体21及びその上部に磁石16を接合した状態でケース22に対して移動可能に収容しても良い。
また、これに限定されず、図11(B)に示すように、遮音板13の本体部14の下端縁部14Aの下部に凹部23を形成し、その凹部23内に粘弾性体21及びその下部に磁性体17を接合した状態でケース22に対して移動可能に収容することで、磁力吸着体Mを保持しても良い。そして、ケース22に形成された凹部22A、及び遮音板本体部14の下端縁部14Aに形成された凹部23にて、粘弾性体21を介して、磁力吸着体Mの磁石16又は磁性体17を支持することで、強風時に遮音板13が開くときに磁石ユニット16又は磁性体17に生じる上下方向の揺動を粘弾性体21に吸収させるとともに、磁石ユニット16や粘弾性体21の水平方向へのずれをケース22によって側部から押さえることができ、これによって遮音板13の揺動に際して、該磁力吸着体Mの磁石ユニット16又は磁性体17の上下動を安定化させることができる。
《変形例2》
第2実施形態に示される防音壁20は、遮音板13を構成している磁性体17の下面に粘弾性体21を配置するようにしたが、これに限定されず、図12に示すように、閉鎖時に磁性体17の下面と対向する磁石ユニット16の磁石16A上面に粘弾性体21を配置しても良い。そして、このような磁石ユニット16の磁石16A上に配置された粘弾性体21によって、磁性体17と磁石ユニット16とを密閉するとともに、該磁石ユニット16の磁石16Aに汚れが付着することを防止できる効果も得られる。
《変形例3》
第2実施形態に示される防音壁20は、遮音板13を構成している磁性体17上に粘弾性体21を配置するようにしたが、これに限定されず、図13に示すように、遮音板13を構成している磁性体17の下面に粘弾性体21を配置するとともに、閉鎖時に磁性体17の下面と対向する磁石ユニット16の磁石16A上にも粘弾性体21を配置しても良い。そして、このような遮音板13の磁性体17、及び磁石ユニット16の磁石16A上に配置された粘弾性体21によって、磁性体17と磁石ユニット16とを密閉するとともに、磁性体17と磁石16Aの双方に汚れが付着することを防止できる効果も得られる。
《変形例4》
第2実施形態の変形例1に示される防音壁20は、固定側の磁石ユニット16の磁石16A上に粘弾性体21を配置するようにしたが、この粘弾性体21を、図14に示すように2層構造にしても良い。そして、このような磁石ユニット16の磁石16A上に配置された2層構造の粘弾性体21によって、防音壁20の音漏れを防止する効果を高めることができる。なお、この粘弾性体21は2層に限定されず2層以上の多層構造であっても良い。
《変形例5》
第2実施形態の変形例1に示される防音壁20では、磁石ユニット16の磁石16A上に粘弾性体21を露出するように配置するようにしたが、これに限定されず、例えば、図15(A)及び(B)に示すように、その両側の長さ方向に沿うように塞ぎ板90を設けても良い。塞ぎ板90は、磁石ユニット16の磁石16A及び粘弾性体21の側部を覆うように設けられているものであって、磁石16A及び粘弾性体21への汚れ付着、粘弾性体21の劣化を防ぐなどの機能を有している。なお、この塞ぎ90は、磁石16A上の粘弾性体21の側部全体を覆わず、該粘弾性体21の上部が少し露出するように配置することで、該粘弾性体21と磁性体17との接触時の密着性を保持すると良い。
《変形例6》
第2実施形態に示される防音壁20は、遮音板13の磁性体17の下面にのみ粘弾性体21を配置するようにしたが、これに限定されず、図16に示すように、遮音板13の本体部14の両側部にも粘弾性体21を配置しても良い。すなわち、遮音板13の両側部及び下部に粘弾性体21を配置することで、閉鎖時における遮音板13の密閉性をさらに高めることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る防音壁30の構成について以下、図17〜図19を参照して説明する。
第3実施形態に示される防音壁30が、第2実施形態に示される防音壁20と構成を異にするのは、磁石ユニット21の構成である。
この磁石ユニット31は、図17(A)(B)に示されるように一定の間隔で配置された複数の磁石片32と、これら磁石片32の間に配置されて該磁石片32とほぼ同形状の粘弾性体33と、これらが柱状となるように保持する磁石ホルダ(図示略)とから構成されたものであって、枠体12の下部枠12A上に設置されている。
この粘弾性体33は、図17(A)に示されるように遮音板13が開口部11を閉鎖した状態にあるときに、磁性体17と磁石ユニット31とを密着させ、これによって磁性体17と磁石ユニット31との間の隙間を通じての音漏れ発生を防止し、騒音被害が生じることを防止する。また、この粘弾性体33では、第1実施形態のように遮音板13の磁性体17の下面、又は磁石ユニット16の磁石16A上面に粘弾性体31を積層させない構造であるので、高さ方向に大型化することがない。
また、強風が吹いて、遮音板13が弾性ヒンジ15の遮音板支持軸15Aを中心として回動した場合には、第1実施形態と同様、磁石ユニット31と磁性体17の磁気的な結合が解除されて、遮音板13と下部枠12Aとの間には通気空間50が形成される。これによって、遮音板13に吹き付ける強風が、この通気空間50を通って遮音板13の一方側から他方側へ抜けるので、遮音板13に作用する風荷重が緩和される。
そして、以上のような第3実施形態に示される防音壁30では、複数の磁石片32の間に該磁石片32とほぼ同形状の粘弾性体33が配置される構成であるので、該粘弾性体33によって、遮音板13に設置された磁性体17と磁石ユニット31との間の隙間を通じて音漏れが発生することが防止され、これによって騒音被害が生じることを未然に防止できる効果が得られる。
また、第3実施形態で示される粘弾性体33では、第1実施形態のように遮音板13の磁性体17の下面、又は磁石ユニット16の磁石16A上面に粘弾性体31を積層させない構造であるので、高さ方向に大型化することがないという効果も得られる。
上記に説明した第3実施形態に示される防音壁30は以下のように変形しても良い。
《変形例1》
第3実施形態の変形例1に示される防音壁30の磁石ユニット31は、枠体12の下部枠12A上に一層構造に設けられるが、これに限定されず、図18に示すように2層構造にしても良い。そして、このような2層の磁石ユニット31によって、防音壁30の音漏れを防止する効果を高めることができる。なお、この磁石ユニット31は2層に限定されず2層以上の多層構造であっても良い。
《変形例2》
第3実施形態及びその変形例1に示される防音壁30では、磁石ユニット31の長さ方向に沿う側面が露出するように配置したが、これに限定されず、例えば、図19(A)及び(B)に示すように、その両側の長さ方向に沿うように塞ぎ板91を設けても良い。塞ぎ板91は、磁石ユニット31の磁石片32及び粘弾性体33の側部を覆うように設けられているものであって、磁石片32及び粘弾性体33への汚れ付着、粘弾性体33の劣化を防ぐなどの機能を有している。なお、この塞ぎ91は、磁石片32及び粘弾性体33の側部全体を覆わず、該磁石片32及び粘弾性体33の最上部が少し露出するように配置することで、該粘弾性体33と磁性体17との接触時の密着性を保持すると良い。
なお、上記実施形態1・2及びその変形例では、様々な粘弾性体18・21・33及びシール部材41・42の配置パターンを示したが、これら各種のパターンは、必要に応じて適宜、組み合わせることが可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、騒音の吸収や遮断を目的として設置される防音壁に関する。
10 防音壁
11 開口部
12 枠体
12A 下部枠
13 遮音板
15 弾性ヒンジ
15A 遮音板支持軸
15B 弾性体(密閉部材)
15C ケーシング
15D 軸線
16 磁石ユニット
16A 磁石
17 磁性体
18 粘弾性体(垂直密閉部材)
19 弾性ヒンジ
19A 磁石ユニット支持軸
19B 弾性体
19C ケーシング
19D 軸線
19E カラー
20 防音壁
21 粘弾性体(水平/垂直密閉部材)
22 ケース
22A 凹部
23 凹部
30 防音壁
31 磁石ユニット
32 磁石
33 粘弾性体(水平密閉部材)
41 シール部材
41A 空間部
42 シール部材(水平密閉部材)
42A 空間部
43 磁石ユニット
44 磁性体(磁性体)
90 塞ぎ板
91 塞ぎ板
M 磁力吸着体

Claims (9)

  1. 枠体内に遮音板支持軸を介して回動自在に支持されて、該枠体で包囲された開口部を開放又は閉鎖するように設けられた遮音板と、
    前記枠体の下部枠と前記遮音板との間に配置されて該遮音板が閉鎖されているときに、該遮音板を閉鎖状態に保持する磁力吸着体と、を備え、
    前記遮音板又は前記磁力吸着体の少なくとも一方には、前記枠体と前記遮音板とを密着させる密閉部材が設置され、
    前記磁力吸着体は磁性体と該磁性体を吸着する磁石ユニットとから構成され、かつ閉鎖時に互いに対向する前記遮音板と前記枠体の下部枠との間に配置され、
    前記密閉部材は、閉鎖時に互いに対向する前記磁力吸着体の磁性体と磁石ユニットとの対向面に、水平密閉部材として配置され、
    前記水平密閉部材はシート状の弾性材料により形成されたシール部材からなり、内部に空間部を形成するように配置され、
    前記シール部材の空間部内に、前記磁力吸着体の磁石ユニット及び磁性体が配置されることを特徴とする防音壁。
  2. 前記密閉部材は、前記遮音板支持軸の周囲にかつ該遮音板支持軸を回転自在に軸支するように配置された弾性体であり、該弾性体と前記遮音板支持軸により弾性ヒンジが構成されることを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
  3. 前記磁力吸着体の磁石ユニットは前記枠体の下部枠に配置されるとともに、該枠体に対して磁石ユニット支持軸を介して揺動自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の防音壁。
  4. 前記水平密閉部材は、多層構造に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防音壁。
  5. 前記水平密閉部材の長さ方向に沿う側部には、該水平密閉部材を保護する塞ぎ板が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防音壁。
  6. 前記磁石ユニットは一定の間隔で配置された複数の磁石片を有し、
    前記水平密閉部材は、前記磁石ユニットの磁石片の間に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の防音壁。
  7. 前記シール部材の空間部内に収容された前記磁石ユニット及び前記磁性体は、種々の形状が採用されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の防音壁。
  8. 前記密閉部材は、閉鎖時に互いに対向する前記遮音板の両側部と前記枠体との間に、垂直密閉部材としてさらに配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の防音壁。
  9. 前記水平密閉部材又は垂直密閉部材は粘弾性を有する粘弾性体によって構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の防音壁。
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