JP5832574B2 - 端末、提供情報取得システム、提供情報取得方法、プログラム - Google Patents

端末、提供情報取得システム、提供情報取得方法、プログラム Download PDF

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本発明は、要求された情報を送信した端末に提供情報を送るための端末、提供情報取得システム、提供情報取得方法、プログラムに関する。
例えば、優待券を携帯端末で受け取る方法として、非特許文献1に示された方法が知られている。この方法では、URLを示すQRコードをカメラ付きの端末で読み取り、QRコードが示すURLの申請フォームにアクセスした上で、個人情報などの必要事項を記入して登録することで、優待券を取得する。つまり、要求された情報を送信した端末に対して、優待券を表示するための情報を提供している。また、特に文献は示さないが、情報の提供を受ける方法には、端末が読み取ったQRコードが示すメールアドレスに空メールを送る例もある。
和歌山県 家族のふれあい優待制度、[平成26年3月19日検索]、インターネット<URL: http://wave.pref.wakayama.lg.jp/yuutai/riyou/index.html>.
しかしながら、従来技術は、申請フォームに記入するなどの手間がかかるため、記入の途中で登録をやめてしまう端末操作者がいるという課題がある。特に、店舗やイベント会場で、商品を購入する直前に、展示しているポスターなどに表示されたQRコードを読み取って優待券を得たり、会員登録したりしたいと思っても、送信しなければならない情報(記入しなければならない必要事項)が多いと大変である。また、従来技術では、端末の操作者は、申請フォームを見るまでは、送信しなければならない情報が何なのか、どの程度の量なのかも分からなかった。
なお、非特許文献1の例では、優待券を表示するための情報が提供されているが、提供する情報は、イベント情報、サービスのポイントなどの他の情報でもよいので、本明細書中では要求された情報を送信した端末に提供される情報を、「提供情報」と呼ぶ。「提供情報」は、優待券、イベント情報、ポイントなどを含んでいるが、これらに限定するものではない。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、カメラを有する端末の操作者が、提供情報を得るために送信しなければならない情報を簡易に確認できるようにすることを目的とする。
本発明では、固有マークを、送信先を示す送信先情報と当該送信先に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報とを特定可能なマークとする。ここで、「特定可能な」とは、固有マーク自体から特定できることだけでなく、固有マークから得られる情報を用いてサーバなどにアクセスすることで特定できる意味も含んでいる。本発明の端末は、表示手段と画像データを取得するカメラを有しており、少なくとも情報取得部と情報表示部を備える。情報取得部は、カメラが取得した画像データ内にあらかじめ定めた固有マークの画像が含まれているときに、画像データの取得を契機として、固有マークに対応する要求情報と送信先情報とを取得する。情報表示部は、要求情報と送信先情報とが取得されたことを契機に、要求情報に対応する情報と固有マークの画像とを、表示手段に表示する。
本発明の端末によれば、端末の操作者は、要求情報の内容を、固有マークの画像が画像データ内に含むようにカメラを向けるだけで知ることができる。したがって、提供情報を得るために送信しなければならない情報を簡易に確認できる。
第1の発明の提供情報取得システムの機能構成例を示す図。 実施例1の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例を示す図。 実施例1の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図。 実施例1変形例1の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例を示す図。 実施例1変形例1の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図。 実施例1変形例2の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例を示す図。 実施例1変形例2の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図。 第2の発明の提供情報取得システムの機能構成例を示す図。 実施例2の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例を示す図。 実施例2の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図。 実施例2変形例1の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例を示す図。 実施例2変形例1の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図。 実施例2変形例2の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例を示す図。 実施例2変形例2の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図。
実施例1、実施例1変形例1、実施例1変形例2では、固有マークを、送信先を示す送信先情報と当該送信先に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報が埋め込まれたマークとする。そして、この固有マークに対応するための発明を第1の発明とよぶことにする。実施例2、実施例2変形例1、実施例2変形例2では、固有マークを、送信先を示す送信先情報は埋め込まれ、要求情報は埋め込まれていないマークとする。そして、この固有マークに対応するための発明を第2の発明とよぶことにする。
第1の発明の端末は、固有マークから送信先情報と要求情報の両方を取得する。第2の発明の端末は、固有マークから送信先情報を取得し、送信先情報を用いて要求管理サーバに要求情報を問い合わせるとで要求情報を取得する。どちらの発明でも、直接的か間接的かは異なるが、固有マークは「送信先を示す送信先情報と当該送信先に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報とを特定可能なマーク」である。
なお、現実の実施状況では、第1の発明の固有マークと第2の発明の固有マークが混在し、端末の操作者には要求情報が埋め込まれているか否か認識できない場合もあると考えられる。そのような場合は、後述する情報取得部が固有マークから送信先情報と要求情報を取得できたときは第1の発明として動作し、送信先情報は取得できたが要求情報は取得できなかったときは第2の発明として動作するようにすればよい。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
図1に、第1の発明の提供情報取得システムの機能構成例を示す。実施例1、実施例1変形例1、実施例1変形例2では、第1の発明について説明する。図1では、実施例1変形例1、実施例1変形例2で説明する構成は点線で示している。また、第1の発明では、固有マークを、パーソナルデータの送信先を示す送信先情報と当該送信先への送信が要求されるパーソナルデータの属性(種類)を示す要求情報とが埋め込まれたマークとする。固有マークは、例えばQRコード、バーコードのようにコンピュータにより送信先情報と要求情報とが解析可能な形で埋め込まれたマークである。ただし、QRコードやバーコードに限定するものではない。パーソナルデータとは、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス、位置情報、移動履歴、生体センサなどにより取得したセンサデータ、購買データ、webの閲覧履歴などの端末の所有者(個人)に関する情報である。
実施例1の提供情報取得システム10は、ネットワーク500と接続可能な端末100と提供情報配信サーバ200で構成される。図2は実施例1の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例、図3は実施例1の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図である。
端末100は、表示手段191と画像データを取得するカメラ192と通信手段193と記録手段199とアプリケーション部101を備える。端末100は、例えばスマートフォン、タブレット端末、カメラ付き携帯電話などであり、表示手段191は、タッチパネルや液晶画面である。ただし、これらに限定されるものではない。アプリケーション部101は、端末100が有するハードウェア資源を制御するための構成部であり、一般的にはプロセッサ(コンピュータ)などにアプリケーションをインストールすることで実現されるが、その一部または全部をハードウェアで実現しても構わない。
端末100は、情報取得部110、情報表示部120、情報抽出部、140、情報送信部130を備える。情報取得部110は、カメラ192が取得した画像データ内に固有マークの画像が含まれているときに、固有マークから、要求情報と送信先情報とを取得する(S110)。つまり、カメラ192が固有マークを含む画像データを取得したことを契機として、自動的に固有マークから要求情報と送信先情報とを取得する。なお、「カメラ192が取得した画像データ」とは、表示手段191にカメラ192が連続的に取得する画像データを連続的に表示している状態で取得している画像データ(動作させた状態のカメラ192を向けただけで得られる画像データ)とすれば最も効率的である。つまり、カメラ192のシャッターを押下する操作を行う前に、カメラが固有マークに向けられた時点で自動的に固有マークから要求情報と送信情報との取得が行わるようにすると最も効率的である。しかし、カメラ192のシャッターを1回または途中まで押下することで静止した画像を表示させたときの画像データでもよい。
要求情報と送信先情報とを取得したことを契機に、情報表示部120は、要求情報が示すパーソナルデータの属性と、固有マークとを、表示手段191に表示してもよい(S122)。情報抽出部140は、要求情報が示すパーソナルデータの属性に対応するパーソナルデータ(以下、「要求情報に対応するパーソナルデータ」とよぶ)を、記録手段199に記録された情報の中から抽出することで取得する(S140)。例えば、記録手段199のアドレス帳などから、自局の電話番号やメールアドレスを抽出すればよい。情報表示部120は、情報抽出部140が抽出した要求情報に対応するパーソナルデータと、固有マークとを、表示手段191に表示してもよい(S120)。なお、情報抽出部140において要求情報に対応するパーソナルデータのうち記録手段199から抽出できなかったパーソナルデータがある場合は、抽出できたパーソナルデータのみを表示すればよい。
ここで、情報表示部120は、要求情報と送信先情報とを取得したことを契機に、要求情報が示すパーソナルデータの属性と固有マークとを表示手段191に表示するか、要求情報が示すパーソナルデータと固有マークとを表示手段191に表示するか、の少なくともいずれか一方は必ず表示するものとする。つまり、情報表示部120は、要求情報に対応する情報と固有マークとを視認可能なように、表示手段191に表示する(S120)。要求情報に対応する情報が固有マークと共に表示されることで、ユーザは情報表示部120に表示された要求情報に対応する情報が、カメラで捉えた固有マークにより特定される送信先へ送信しなければならない情報を示していることを一目で把握することができる。なお、情報表示部120では、固有マークの画像(カメラ192が取得した画像)の上に要求情報に対応する情報を重畳して表示してもよいし、固有マークの画像と要求情報に対応する情報とを近接する位置に表示してもよい。また、情報表示部120には、固有マークの画像と要求情報に対応する情報に加えて、送信先情報に対応する情報も表示してもよい。
ここで「要求情報に対応する情報」とは、「要求情報が示すパーソナルデータの属性」または「要求情報が示すパーソナルデータそのもの」である。「パーソナルデータの属性」とは、「氏名」「住所」「生年月日」「利用履歴」などのパーソナルデータの項目である。また、「要求情報に対応するパーソナルデータ」とは、パーソナルデータそのもの、つまり、属性が氏名であれば「特許太郎」、属性がメールアドレスであればabc@def.ne.jpを指す。なお、「要求情報に対応するパーソナルデータ」には属性の情報も含まれていてもよい。「送信先情報に対応する情報」とは、送信先のメールアドレスや提供情報配信サーバのIPアドレスや会社名などであり、端末100の操作者が、だれにパーソナルデータを送信するのかを把握できる情報である。
なお、情報表示部120は、要求情報と送信先情報とを取得したことを契機に要求情報が示すパーソナルデータの属性を表示しておき(S122)、要求情報に対応するパーソナルデータの抽出が完了したことを契機に、要求情報に対応するパーソナルデータに表示を切り替えてもよい(S120)。いずれにしても、表示手段191へのパーソナルデータの属性やパーソナルデータの表示は、ユーザが特別な指示入力をすることなく、カメラ192を固有マークに向けたことを契機に自動的に行われる。
さらに、情報表示部120は、要求情報に対応するパーソナルデータと固有マークとを表示手段191に表示すると、あらかじめ定めた条件を満たす間、カメラ192から取得された画像データの表示を静止してもよい。「あらかじめ定めた条件を満たす間」とは、例えば、操作者が何らかの操作をするまで、または、画像データの表示を静止してから30秒間などの条件であり、適宜定めればよい。また、情報表示部120は、送信の指示を示す操作、送信を中止する操作、情報を修正する操作などの説明も表示してもよい。
また、情報表示部120は、個人情報の取り扱いに対する注意書きや、送信の指示を示す操作は個人情報の取り扱いについての了承の意味も含まれていることを示す情報を、要求情報に対応する情報と固有マークの画像とともに表示してもよい。この場合、送信の指示を示す操作は、パーソナルデータの送信を指示することと、パーソナルデータを実際に送信することと、パーソナルデータの利用許諾を送信先である企業等に与えることと、を意味することになる。
また、情報表示部120は、送信したパーソナルデータに含まれる住所やメールアドレスに対して広告(DM)を送付することの許諾を求める文章を、要求情報に対応する情報と固有マークの画像とともに表示してもよい。この場合、送信の指示を示す操作は、パーソナルデータの送信を指示することと、パーソナルデータを実際に送信することと、広告(DM)をユーザに送付することの許諾を与えることと、を意味することになる。
情報送信部130は、端末100の操作者からのあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると(S131)、送信先である提供情報配信サーバの情報受信部210に、要求情報に対応するパーソナルデータ(すなわち、表示手段191に表示されているパーソナルデータ)を送信する(S132)。そして、提供情報配信サーバ200の情報受信部210が情報を受信する(S231)。「あらかじめ定めた送信の指示を示す入力」とは、カメラ192のシャッターを押下する操作でもよいし、表示手段191がタッチパネルの場合には、表示手段191上に示された「送信」ボタンなどの表示へのタッチでもよい。送信を中止する入力があった場合には、処理を終了する(S131)。なお、図2,3には示していないが、情報を修正する入力がある場合や、要求を満たすためには情報が不足していた場合には、情報修正の処理や情報追加の処理を行った上でもう一度ステップS131の処理に戻ればよい。このような処理を行えば、ステップS131で、Yesを選択するとき(操作者が送信の指示を示す入力をするとき)には、要求情報に対応するパーソナルデータが表示手段191に表示された状態で送信の指示を示す入力を行うことができる。
図2と図3は、ステップS132,S231までは同じであり、この後の処理が異なる。図2の例では、情報受信部210が情報を受信すると(S231)、提供情報配信サーバ200の提供情報配信部220が、提供情報を端末100に送信する(S232)。そして、端末100は、通信手段193で提供情報を受信し、記録手段199に記録する(S133)。パーソナルデータを送信した後、提供情報配信サーバから優待券がメールなどで自動的に送付される場合は、図2の処理となる。なお、提供情報配信サーバ200は1つのハードウェアで構成する必要はなく、複数のハードウェア(サーバ)で構成してもよい。例えば、情報受信部210と提供情報配信部220は、それぞれ別のハードウェア(サーバ)に備えられてもよい。送信先情報が示す「送信先情報」とは、例えば、情報受信部210の受信用のメールアドレスや情報受信部210のサーバのIPアドレスである。また、提供情報配信部220は、送信先情報により特定される提供情報の配信元であり、送信先情報と同じでもよいし、異なってもよい。送信先情報と提供情報配信部220が同じである場合とは、情報受信部210と提供情報配信部220とが同じハードウェアで構成されている場合であり、パーソナルデータを送信するときの送信先メールアドレス(もしくはIPアドレス)と、提供情報を端末に配信する際の提供情報の発信元のメールアドレス(もしくはIPアドレス)とが同じであることを意味する。送信先情報と提供情報配信部220が異なる場合とは、情報受信部210と提供情報配信部220とが異なるハードウェアで構成されている場合であり、パーソナルデータを送信するときの送信先メールアドレス(もしくはIPアドレス)と、提供情報を端末に配信する際の提供情報の発信元のメールアドレス(もしくはIPアドレス)とが異なることを意味する。例えば、パーソナルデータの送信先のメールアドレス(もしくはIPアドレス)と提供情報の発信元のメールアドレス(もしくはIPアドレス)とは、何らかの条件で対応していればよく、1対1、1対多、多対1、多対多のいろいろな対応があり得る。
図3の例では、表示手段191に少なくとも要求情報が示すパーソナルデータと固有マークとが表示されているときにあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、端末100は、カメラ192が取得した固有マークとパーソナルデータを含む画像データを、記録手段199に提供情報として記録する(S134)。固有マークの画像のみを取得すると、パーソナルデータを提供情報配信サーバ200に送信することなく、単に固有マークの写真をカメラで撮影した場合と区別することができない。つまり、記録手段199に記録される画像データが、パーソナルデータを提供情報の提供先に送信したことにより得た有効な提供情報(例えば優待を受けられることを示す情報)であるのか、そうでないのかを識別することができない。本発明によれば、固有マークとパーソナルデータを含む画像を取得するので、当該画像に含まれるパーソナルデータを提供情報配信サーバ200に送信した(送信することをユーザが許諾した)ことを確認することができ、固有マークとパーソナルデータが共に含まれる画像データのみ、有効な提供情報であることが一目で確認できる。また、パーソナルデータが固有マークと共に明示されていることで、その提供情報を利用できる人物であるかどうか(パーソナルデータに対応する人物であるかどうか)を確認することもできる。端末に記録された特定の画像データを提示することが優待券を提示することを意味する場合には、図3の処理となる。図2の処理と図3の処理の選択は、固有マークにどちらの処理で提供情報が得られるかを示す情報も示しておき、その情報に従って行ってもよいし、ステップS131の入力時に選択できるようにしてもよいし、あらかじめ決めておいてもよい。
端末100は、少なくとも情報取得部110、情報表示部120を備えれば、ステップS110とS122の処理を行うことができ、端末100の操作者は、要求情報が示すパーソナルデータの属性を、カメラの視野内に固有マークが含まれるようにカメラを向けるだけで知ることができる。したがって、提供情報を得るために提供情報の配信先である企業等に送信しなければならない情報の種類を簡易に確認できる。さらに情報抽出部140も備え、ステップS140の処理を行い、要求に対応するパーソナルデータを表示手段191に示せば、操作者は送信する情報を具体的に知ることができる。さらに、情報送信部130も備えれば、カメラ192を固有マークの方向に向けるだけで要求情報に対応するパーソナルデータ(提供情報の配信先である企業等に送らなければならない情報の具体的な内容)をカメラの視野内に固有マークが含まれるようにカメラを向けるだけで知ることができる。そして、1つの入力操作(1回のシャッターの押下やボタンへのタッチなど)だけでパーソナルデータを提供情報の配信先に送信することの承認を与えることと(送信したパーソナルデータを提供情報の配信先が利用することに対して許諾を与えること)、当該パーソナルデータを提供情報の配信先に送信することと、提供情報の配信先から提供情報を得ることとを実行することができる。したがって、店舗やイベント会場で、商品を購入する直前に、展示しているポスターなどに表示されたQRコードを読み取って優待券を得たいと思った場合(短時間で優待券を得たい場合)でも、簡単に優待券を得ることができる。
なお、図1では、記録手段199が端末内部にある場合を例示しているが、記録手段199は外部のサーバに備えられていてもよい。たとえば、クラウドサービス上に電話帳などのパーソナルデータを預けている場合等は、記録手段199が端末の外部のサーバにある場合に相当する。
[変形例1]
実施例1変形例1の提供情報取得システム10’の機能構成例も図1に示す。提供情報取得システム10’の端末100’は、端末100とは、情報抽出部140’が異なり、送信可能情報登録部150も備えられている。その他の構成は同じである。図4は実施例1変形例1の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例、図5は実施例1変形例1の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図である。図4と図5との違いは、図2と図3との違いと同じで、送信先情報に対応した提供情報の配信元である提供情報配信部220から提供情報を受信するか、固有マークとパーソナルデータを含む画像データを提供情報とするかの違いである。図4と図2の違い、図5と図3の違いは、ステップS150の追加と、ステップS140’の変更だけである。以下では、異なるステップについてのみ説明する。
端末100’の操作者は、あらかじめ送信してもよいパーソナルデータ(もしくはその属性)を選び、送信可能情報登録部150が、記録手段199に、その送信してもよいパーソナルデータ(もしくはその属性)である送信可能情報151を記録する(S150)。例えば、送信可能情報151として、メールアドレス、氏名、生年月日、性別などの情報を記録しておけばよい。また、送信可能情報151は、何らかの方法で送信可能な情報であることが分かるように記録されていればよく、例えば、これらの情報自体を記録しておいてもよいし、記録手段199に記録されているアドレス帳のこれらの情報に、送信可能な情報であることを示すフラグを付加することで送信可能情報151として記録してもよい。情報抽出部140’は、要求情報が示す要求を満たすための情報を、送信可能情報151の中から抽出する(S140’)。その他の処理は、実施例1と同じである。ただし、図示していないが、ステップS131において、情報修正の処理や情報追加の処理を行った上でもう一度ステップS131の処理に戻る場合に、当該情報修正や情報追加の内容で、送信可能情報151を更新してもよい。
このような構成なので、端末100’は、端末100と同じ効果が得られる。さらに、端末100’は、あらかじめ送信してよいパーソナルデータを選んでおけるので、操作者にとっては、ステップS131での送信の指示を示す入力を行うのかの判断が容易になるという効果もある。したがって、商品購入の直前のような迅速な判断が求められる場面でも、操作者は焦ることなく送信の可否を判断しやすい。
なお、送信可能情報151の代わりに、送信したくないパーソナルデータまたはその属性である送信不可情報を記録しておき、情報抽出部140’は、要求情報が示す要求を満たすための情報を、記録手段199に記録されたパーソナルデータの中から、送信不可情報に対応しないパーソナルデータを抽出してもよい。
[変形例2]
実施例1変形例2の提供情報取得システム10”の機能構成例も図1に示す。提供情報取得システム10”の端末100”は、端末100とは、情報抽出部140”が異なり、送信可能情報登録部150’も備えられている。また、提供情報取得システム10”は、情報管理サーバ300も備える。情報管理サーバ300は、ネットワーク500を介して端末100”と通信するための通信手段310と送信可能情報記録部390を備える。その他の構成は同じである。図6は実施例1変形例2の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例、図7は実施例1変形例2の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図である。図6と図7との違いは、図2と図3との違いと同じで、送信先情報に対応した提供情報の配信元である提供情報配信部220から提供情報を受信するか、固有マークとパーソナルデータとを含む画像データを提供情報とするかの違いである。図6と図2の違い、図7と図3の違いは、ステップS150’,S350,S341の追加と、ステップS140”の変更だけである。以下では、異なるステップについてのみ説明する。
端末100”の操作者は、送信してもよい情報である送信可能情報151’を、送信可能情報登録部150’に入力する。送信可能情報登録部150’は、ネットワーク500を介して接続されている情報管理サーバ300の送信可能情報記録部390に、送信してもよい情報である送信可能情報151’を記録する(S150’,S350)。例えば、送信可能情報151’として、メールアドレス、氏名、生年月日、性別などの情報を記録しておけばよい。送信可能情報登録部150’の処理は、提供情報の取得とは独立に、予め行われているものとする。
また、情報管理サーバ300の送信可能情報記録部390は、端末100”の操作者が送信してもよいと判断した情報以外も含んだパーソナルデータを記録しておき、送信してよいパーソナルデータまたはその属性、もしくは、送信したくないパーソナルデータまたはその属性にフラグを付加することで、送信可能情報151’を記録してもよい。例えば、クラウドサービス上に電話帳などのパーソナルデータを預けている場合等において、サーバに預けているパーソナルデータのうち、提供情報の配信先等に送信してもよい情報と送信して欲しくない情報とが予め設定されている(区別されている)場合などが考えられる。
情報抽出部140”は、情報管理サーバ300に記録した送信可能情報151’の中から要求情報が示す要求を満たすための情報の抽出を依頼する(S140”)。情報管理サーバ300は、送信可能情報151’の中から要求情報が示す要求を満たすための情報を抽出し、端末100”に送信する(S341)。端末100”は、情報管理サーバ300から要求情報が示す要求を満たすための情報を受信する。その他の処理は、実施例1と同じである。ただし、図示していないが、ステップS131において、情報修正の処理や情報追加の処理を行った上でもう一度ステップS131の処理に戻る場合に、当該情報修正や情報追加の内容を情報管理サーバ300に送信し、送信可能情報151’を更新してもよい。
このような構成なので、端末100”および提供情報取得システム10”は、端末100と同じ効果が得られる。さらに、端末100”および提供情報取得システム10”は、あらかじめ送信してよい個人情報を選んでおけるので、操作者にとっては、ステップS131での送信の指示を示す入力を行うのかの判断が容易になるという効果もある。したがって、商品購入の直前のような迅速な判断が求められる場面でも、操作者は焦ることなく送信の可否を判断しやすい。
図8に、第2の発明の提供情報取得システムの機能構成例を示す。実施例2、実施例2変形例1、実施例2変形例2では、第2の発明について説明する。図8では、実施例2変形例1、実施例2変形例2で説明する構成は点線で示している。また、第2の発明では、固有マークを、送信先を示す送信先情報が埋め込まれたマークとする。つまり、要求情報は固有マークに埋め込まれていない点が実施例1と異なる。固有マークは、例えばQRコード、バーコードなどのようにコンピュータにより送信先情報が解析可能な形で埋め込まれたマークである。ただし、QRコードやバーコードに限定するものではない。
実施例2の提供情報取得システム20は、ネットワーク500を介して接続された端末105と要求管理サーバ400と提供情報配信サーバ200で構成される。要求管理サーバ400は、ネットワーク500を介して端末105と通信するための通信手段410と要求情報記録部490を備える。図9は実施例2の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例、図10は実施例2の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図である。図9と図10との違いは、図2と図3との違いと同じで、送信先情報に対応した提供情報の配信元である提供情報配信部220から提供情報を受信するか、固有マークとパーソナルデータを含む画像データを提供情報とするかの違いである(ステップS232,S133とステップS134の違い)。
端末105は、表示手段191と画像データを取得するカメラ192と通信手段193と記録手段199とアプリケーション部106を備える。端末105は、実施例1の端末100と同じように、例えばスマートフォン、タブレット端末、カメラ付き携帯電話などであり、表示手段191は、タッチパネルや液晶画面である。ただし、これらに限定されるものではない。アプリケーション部106は、端末105が有するハードウェア資源を制御するための構成部であり、一般的にはプロセッサ(コンピュータ)などにアプリケーションをインストールすることで実現されるが、その一部または全部をハードウェアで実現しても構わない。
端末105は、情報取得部115、情報表示部120、情報抽出部、140、情報送信部130、要求情報取得部160を備える。情報表示部120、情報抽出部、140、情報送信部130は、実施例1の端末100と同じである。提供情報配信サーバ200は、情報受信部210、提供情報配信部220を備える。提供情報配信サーバ200は実施例1の提供情報配信サーバ200と同じである。提供情報取得システム20は、端末105が要求情報取得部160を備え、情報取得部110が少し変更されている点と、要求管理サーバ400を備えている点で、提供情報取得システム10と異なる。処理フローでは、図9と図2の違い、図10と図3の違いは、S121,S160,S462の追加と、ステップS105の変更だけである。以下では、異なるステップについてのみ説明する。
要求管理サーバ400の要求情報記録部490には、提供情報の配信先を特定する情報である送信先情報と当該配信先から提供情報を得るために配信先へ送信することが求められるパーソナルデータの属性を示す要求情報とが、あらかじめ対応付けて記録されている。なお、図8では要求管理サーバ400が、提供情報配信サーバ200とは異なるハードウェア(サーバ)で構成される場合を例示しているが、要求管理サーバ400が提供情報配信サーバ200と同じハードウェア(サーバ)で構成されてもよい。要求管理サーバ400が情報配信システム200と同じハードウェア(サーバ)で構成される場合は、提供情報配信サーバ200が要求情報記録部490と要求情報検索部410を備える。この場合、要求情報記録部490には当該提供情報配信サーバ200が配信する提供情報を得るために配信先へ送信することが求められるパーソナルデータの属性を示す要求情報が予め記録されていればよい。つまり、送信先情報は自明であるため、要求情報と送信情報とが対応付けて記録されている必要はない。また、提供情報配信サーバ200とは異なるハードウェア(サーバ)で構成される場合とは、例えば、複数の提供情報配信機関(企業等)についての要求情報と送信先情報の情報を1つのサービス提供機関(要求サーバ400)でまとめて管理しているような状況に対応する。
情報取得部115は、カメラ192が取得した画像データ内に固有マークの画像が含まれているときに、固有マークから送信先情報を取得する(S115)。なお、「カメラ192が取得した画像データ」とは、表示手段191にカメラ192が連続的に取得する画像データを連続的に表示している状態で取得している画像データ(動作させた状態のカメラ192を向けただけで得られる画像データ)とすれば最も効率的である。しかし、カメラ192のシャッターを途中まで押下することで静止した画像を表示させたときの画像データでもよい。
要求情報取得部160は、固有マークの画像から送信先情報を取得したことを契機に、要求情報検索部410に要求情報の送信を依頼する(S160)。要求サーバ400が提供情報配信サーバ200とは別のハードウェア(サーバ)で構成されている場合には、要求情報取得部160は、要求情報に対応する送信先情報を要求情報検索部410に送信する。また、要求情報取得部160は、要求情報検索部410から送信される要求情報を取得する。
要求情報検索部410には、要求情報取得部160から要求情報の送信を求める指示が入力され、要求情報記録部490から要求情報を検索し、検索された要求情報を端末105に送信する(S462)。要求サーバ400が提供情報配信サーバ200とは別のハードウェア(サーバ)で構成されている場合には、要求情報検索部410は、要求情報取得部160から受信した送信先情報を検索キーとして要求情報記録部490から要求情報を検索し、検索された要求情報を端末105に送信する(S462)。なお、要求情報が記録されていなければ、要求情報検索部410はその旨を端末105に送信し、端末105の情報表示部120は要求情報を取得できない旨を表示手段191に表示すればよい。
以上のように、実施例2においても、カメラ192が固有マークを含む画像データを取得したことを契機として、自動的に固有マークから要求情報と送信先情報とが取得され、表示手段191に要求情報に対応する情報と送信先情報に対応する情報とが表示される点は実施例1と共通である。ただし、表示手段191に表示される要求情報は、固有マークから取得した送信先情報に基づいて、要求サーバ400(もしくは提供情報配信サーバ200)と通信をすることにより要求情報記録部490から取得した情報である点が実施例1とは異なる。その他の処理は、実施例1と同じである。
このような構成なので、端末105は、少なくとも情報取得部115、要求情報取得部160、情報表示部120を備えれば、ステップS115,S121,S160,S122の処理を行うことができ、端末105の操作者は、提供情報の配信先である企業等に送信しなければならないパーソナルデータの属性やその内容を、固有マークがカメラの視野内に含まれるようにカメラを向けるだけで知ることができる。しかも、実施例2の提供情報取得システム20では、固有マークが送信先情報しか示していないときでも、要求情報記録部490に要求情報を記録しておけば、この効果が得られる。つまり、要求情報記録部490に要求情報を記録しておけば、既存の送信先URLの情報しか埋め込まれていないQRコードやバーコードにカメラを向けただけでも、提供情報の配信先である企業等に送信しなければならないパーソナルデータの属性やその内容を知ることができる。したがって、既存の優待券発行のために作成されたQRコードやバーコード等を変更することなく(提供情報の配信先の設計変更を最小限にしつつ)、端末105の操作者はより多くの場面で、簡易に提供情報を得るために送信しなければならない情報を確認できるようになる。
さらに情報抽出部140も備え、ステップS140の処理を行い、要求に対応するパーソナルデータも表示手段191に示せば、操作者は送信する情報を具体的に知ることができる。さらに、情報送信部130も備えれば、カメラ192を固有マークの方向に向けるだけで要求情報に対応する情報を確認でき、1つの入力操作(1回のシャッターの押下やボタンへのタッチなど)だけでパーソナルデータを提供情報の配信先に送信することの承認を与えることと、当該パーソナルデータを提供情報の配信先に送信することと、提供情報の配信先から提供情報を得ることとが実現できる。したがって、店舗やイベント会場で、商品を購入する直前に、展示しているポスターなどに表示されたQRコードを読み取って優待券を得たいと思った場合でも、簡単に優待券を得ることができる。
なお、実施例1と同様に、図8において端末105内部に図示されている記録手段199は外部のサーバ等に存在していてもよい。
[変形例1]
実施例2変形例1の提供情報取得システム20’の機能構成例も図8に示す。提供情報取得システム20’の端末105’は、端末105とは、情報抽出部140’が異なり、送信可能情報登録部150も備えられている。その他の構成は同じである。図11は実施例2変形例1の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例、図12は実施例2変形例1の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図である。図11と図12との違いは、図9と図10との違いと同じで、送信先情報に対応した提供情報の配信元である提供情報配信部220から提供情報を受信するか、固有マークとパーソナルデータを含む画像データを提供情報とするかの違いである。図11と図9の違い、図12と図10の違いは、ステップS150の追加と、ステップS140’の変更だけである。以下では、異なるステップについてのみ説明する。
端末105’の操作者は、あらかじめ送信してもよい情報を選び、送信可能情報登録部150が、記録手段199に、その送信してもよい情報である送信可能情報151を記録する(S150)。情報抽出部140’は、要求情報に対応するパーソナルデータを、送信可能情報151の中から抽出する(S140’)。その他の処理は、実施例2と同じである。ただし、図示していないが、ステップS131において、情報修正の処理や情報追加の処理を行った上でもう一度ステップS131の処理に戻る場合に、当該情報修正や情報追加の内容で、送信可能情報151を更新してもよい。
このような構成なので、端末105’および提供情報取得システム20’は、端末105および提供情報取得システム20と同じ効果が得られる。さらに、端末105’は、あらかじめ送信してよい個人情報を選んでおけるので、操作者にとっては、ステップS131での送信の指示を示す入力を行うのかの判断が容易になるという効果もある。したがって、商品購入の直前のような迅速な判断が求められる場面でも、操作者は焦ることなく送信の可否を判断しやすい。
[変形例2]
実施例2変形例2の提供情報取得システム20”の機能構成例も図8に示す。提供情報取得システム20”の端末105”は、端末105とは、情報抽出部140”が異なり、送信可能情報登録部150’も備えられている。また、提供情報取得システム20”は、情報管理サーバ300も備える。情報管理サーバ300は、ネットワーク500を介して端末105”と通信するための通信手段310と送信可能情報記録部390を備える。その他の構成は同じである。図13は実施例2変形例2の提供情報取得システムの処理フローの1つ目の例、図14は実施例2変形例2の提供情報取得システムの処理フローの2つ目の例を示す図である。図13と図14との違いは、図9と図10との違いと同じで、送信先情報に対応した提供情報の配信元である提供情報配信部220から提供情報を受信するか、固有マークとパーソナルデータを含む画像データを提供情報とするかの違いである。図13と図9の違い、図14と図10の違いは、ステップS150’,S350,S341の追加と、ステップS140”の変更だけである。以下では、異なるステップについてのみ説明する。
端末105”の操作者は、あらかじめ送信してもよい情報送信可能情報151’を送信可能情報登録部150’に入力する。送信可能情報登録部150’は、ネットワーク500を介して接続されている情報管理サーバ300の送信可能情報記録部390に、送信してもよい情報である送信可能情報151’を記録する(S150’,S350)。また、情報管理サーバ300の送信可能情報記録部390は、端末105”の操作者が送信してもよいと判断した情報以外も含んだパーソナルデータを記録しておき、送信してよいパーソナルデータまたはその属性、もしくは、送信したくないパーソナルデータまたはその属性にフラグを付加することで、送信可能情報151’を記録してもよい。
情報抽出部140”は、情報管理サーバ300に記録した送信可能情報151’の中から要求情報が示す要求を満たすための情報の抽出を依頼する(S140”)。情報管理サーバ300は、送信可能情報151’の中から要求情報が示す要求を満たすための情報を抽出し、端末100”に送信する(S341)。端末100”は、情報管理サーバ300から要求情報が示す要求を満たすための情報を受信する。その他の処理は、実施例2と同じである。ただし、図示していないが、ステップS131において、情報修正の処理や情報追加の処理を行った上でもう一度ステップS131の処理に戻る場合に、当該情報修正や情報追加の内容を情報管理サーバ300に送信し、送信可能情報151’を更新してもよい。
このような構成なので、端末105”および提供情報取得システム20”は、端末105および提供情報取得システム20と同じ効果が得られる。さらに、端末105”および提供情報取得システム20”は、あらかじめ送信してよい個人情報を選んでおけるので、操作者にとっては、ステップS131での送信の指示を示す入力を行うのかの判断が容易になるという効果もある。したがって、商品購入の直前のような迅速な判断が求められる場面でも、操作者は焦ることなく送信の可否を判断しやすい。
[プログラム、記録媒体]
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
10,10’,10”,20,20’,20” 提供情報取得システム
100,100’,100”,105,105’,105” 端末
101,106 アプリケーション部 110,115 情報取得部
120 情報表示部 130 情報送信部
140,140’,140” 情報抽出部 150 送信可能情報登録部
151,151’ 送信可能情報 160 要求情報取得部
191 表示手段 192 カメラ
193,310 通信手段 199 記録手段
200 提供情報配信サーバ 210 情報受信部
220 提供情報配信部 300 情報管理サーバ
390 送信可能情報記録部 400 要求管理サーバ
410 要求情報検索部 490 要求情報記録部
500 ネットワーク

Claims (15)

  1. 表示手段と画像データを取得するカメラを有する端末であって、
    固有マークを、送信先を示す送信先情報と当該送信先に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報とを特定可能なマークとし、
    前記画像データ内に前記固有マークの画像が含まれているときに、前記画像データの取得を契機として、前記固有マークに対応する要求情報と送信先情報とを取得する情報取得部と、
    前記要求情報と前記送信先情報とが取得されたことを契機に、前記要求情報に対応する情報と前記固有マークの画像とを、前記表示手段に表示する情報表示部と、
    を備える端末。
  2. 請求項1記載の端末であって、
    前記固有マークには、前記送信先情報が埋め込まれており、
    前記情報取得部は、前記固有マークから送信先情報を取得し、
    ネットワークを介して接続される要求管理サーバから前記送信先情報に対応する要求情報を取得する
    ことを特徴とする端末。
  3. 請求項1または2記載の端末であって、
    前記要求情報が示すパーソナルデータの属性に対応するパーソナルデータを取得する情報抽出部
    も備える端末。
  4. 請求項3記載の端末であって、
    前記表示手段に前記要求情報に対応する情報と前記固有マークの画像とが表示されている間に当該端末の操作者からのあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、前記送信先に、前記要求情報に対応するパーソナルデータを送信する情報送信部
    も備える端末。
  5. 請求項4記載の端末であって、
    前記情報送信部の送信処理を契機に、前記送信先情報に対応した提供情報の配信元から提供情報を受信して記録する
    ことを特徴とする端末。
  6. 請求項3記載の端末であって、
    前記表示手段に前記要求情報に対応するパーソナルデータが表示されている間に当該端末の操作者からのあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、前記送信先に、前記要求情報に対応するパーソナルデータを送信する情報送信部と、
    前記あらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、前記表示手段に表示された固有マークとパーソナルデータとを少なくとも含む画像データを提供情報として記録する
    ことを特徴とする端末。
  7. 請求項3から6のいずれか記載の端末であって、
    前記情報抽出部は、前記要求情報が示すパーソナルデータの属性に対応するパーソナルデータを、当該端末の記録手段から取得する
    ことを特徴とする端末。
  8. 請求項3から6のいずれかに記載の端末であって、
    当該端末の記録手段に、送信してもよい情報である送信可能情報を記録し、
    前記情報抽出部は、前記要求情報に対応するパーソナルデータ情報を、前記送信可能情報の中から抽出する
    ことを特徴とする端末。
  9. 請求項3から6のいずれかに記載の端末であって、
    ネットワークを介して接続される情報管理サーバに、送信してもよい情報である送信可能情報を記録する送信可能情報登録部も備え、
    前記情報抽出部は、前記情報管理サーバに記録した前記送信可能情報の中から前記要求情報に対応するパーソナルデータの抽出を依頼し、前記情報管理サーバから前記要求情報に対応するパーソナルデータを受信する
    ことを特徴とする端末。
  10. ネットワークで接続された端末と要求管理サーバとを有する提供情報取得システムであって、
    固有マークを、送信先を示す送信先情報が埋め込まれたマークとし、
    前記要求管理サーバは、送信先情報と前記送信先情報に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報とを対応付けて記録する要求情報記録部を備え、
    前記端末は、
    表示手段と、
    画像データを取得するカメラと、
    前記画像データ内に前記固有マークの画像が含まれているときに、前記固有マークから送信先情報を取得する情報取得部と、
    前記送信先情報が取得されたことを契機に、前記要求管理サーバから、前記送信先情報に対応する要求情報を取得する要求情報取得部と、
    前記端末の操作者に関するパーソナルデータを記録した記録部と、
    前記要求情報に対応するパーソナルデータを前記記録部から取得する情報抽出部と、
    前記要求情報に対応する情報と前記固有マークの画像とを、前記表示手段に表示する情報表示部と、
    当該端末の操作者からのあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、前記送信先に、前記要求情報に対応するパーソナルデータを送信する情報送信部と、
    を備える
    ことを特徴とする提供情報取得システム。
  11. 請求項10記載の提供情報取得システムであって、
    前記提供情報取得システムには、ネットワークを介して提供情報配信サーバが接続されており、
    前記提供情報配信サーバは、
    前記端末からパーソナルデータを取得する情報受信部と、
    前記情報受信部でパーソナルデータを取得すると、前記端末に提供情報を送信する提供情報配信部と、を備える
    ことを特徴とする提供情報取得システム。
  12. ネットワークで接続された端末と提供情報配信サーバとを有する提供情報取得システムであって、
    固有マークを、送信先を示す送信先情報と当該送信先に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報が埋め込まれたマークとし、
    前記端末は、
    表示手段と、
    画像データを取得するカメラと、
    前記画像データ内に前記固有マークの画像が含まれているときに、前記固有マークから要求情報と送信先情報とを取得する情報取得部と、
    前記端末のユーザに関するパーソナルデータを記録した記録部と、
    前記固有マークから要求情報と送信先情報とを取得したことを契機に、前記記録部から前記要求情報に対応するパーソナルデータを取得する情報抽出部と、
    前記要求情報に対応するパーソナルデータの属性又は当該属性に対応するパーソナルデータと前記固有マークの画像とを、前記表示手段に表示する情報表示部と、
    当該端末の操作者からのあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、前記送信先に、前記要求情報に対応するパーソナルデータを送信する情報送信部と、
    を備え、
    前記提供情報配信サーバは、
    前記端末からパーソナルデータを取得する情報受信部と、
    前記情報受信部でパーソナルデータを取得すると、前記端末に提供情報を送信する提供情報配信部と、を備える
    ことを特徴とする提供情報取得システム。
  13. ネットワークで接続された端末と要求管理サーバとを用いた提供情報取得方法であって、
    固有マークを、送信先を示す送信先情報が埋め込まれたマークとし、
    前記要求管理サーバは、送信先情報と前記送信先情報に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報とを対応付けて記録しており、
    前記端末は、表示手段と、画像データを取得するカメラと、前記端末の操作者に関するパーソナルデータを記録した記録部と、を有し、
    前記端末が、
    前記画像データ内に前記固有マークの画像が含まれているときに、前記固有マークから送信先情報を取得する情報取得ステップと、
    前記送信先情報が取得されたことを契機に、前記要求管理サーバから、前記送信先情報に対応する要求情報を取得する要求情報取得ステップと、
    前記要求情報に対応するパーソナルデータを前記記録部から取得する情報抽出ステップと、
    前記要求情報に対応する情報と前記固有マークの画像とを、前記表示手段に表示する情報表示ステップと、
    当該端末の操作者からのあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、前記送信先に、前記要求情報に対応するパーソナルデータを送信する情報送信ステップと、
    を実行する提供情報取得方法。
  14. ネットワークで接続された端末と提供情報配信サーバとを用いた提供情報取得方法であって、
    固有マークを、送信先を示す送信先情報と当該送信先に送信することが要求されるパーソナルデータの属性を示す要求情報が埋め込まれたマークとし、
    前記端末は、表示手段と、画像データを取得するカメラと、前記端末のユーザに関するパーソナルデータを記録した記録部と、を有し、
    前記端末が、
    前記画像データ内に前記固有マークの画像が含まれているときに、前記固有マークから要求情報と送信先情報とを取得する情報取得ステップと、
    前記固有マークから要求情報と送信先情報とを取得したことを契機に、前記記録部から前記要求情報に対応するパーソナルデータを取得する情報抽出ステップと、
    前記要求情報に対応するパーソナルデータの属性又は当該属性に対応するパーソナルデータと前記固有マークの画像とを、前記表示手段に表示する情報表示ステップと、
    当該端末の操作者からのあらかじめ定めた送信の指示を示す入力があると、前記送信先に、前記要求情報に対応するパーソナルデータを送信する情報送信ステップと、
    を実行し、
    前記提供情報配信サーバが、
    前記端末からパーソナルデータを取得する情報受信ステップと、
    前記パーソナルデータを取得すると、前記端末に提供情報を送信する提供情報配信ステップと、を実行する
    提供情報取得方法。
  15. 請求項1から9のいずれかに記載の端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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