JP5830628B2 - 導入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作部に設けられた操作子により湾曲部を電動湾曲動作させる導入装置に関する。
一般に、体腔内又は湾曲箇所が存在する管路内に挿入される、可撓性を有して細長く且つ、先端部が自在に湾曲する挿入部を備える導入装置がある。代表的なものとしては、医療分野又は工業分野で目視観察に利用される内視鏡装置が知られている。この内視鏡装置は、カメラ(観察窓)等が配置された先端部に続いて湾曲部が設けられた挿入部を有し、例えば、医療用の内視鏡装置であれば、操作部で湾曲部を操作して、上下方向及び左右方向に湾曲させながら体腔内に挿入させている。
近年、湾曲動作を電動で行う内視鏡装置も提案されており、内視鏡本体の操作部に手動式のノブに変わって、小型ダイヤルスイッチを配置し、回転量(回転角度)に応じた湾曲量(湾曲角度)となるように設定されている。例えば、特許文献1に提案される内視鏡装置では、RL方向(Right/Left)に対して電動で湾曲させるためのRLダイヤルが操作部の下側に配置されている。このRLダイヤルは、操作部を把持する手の中指等で回転操作することが提示されている。また、操作者の中指は、UDノブが不必要に回転しないように、押さえとしても使用している。
国際公開番号 WO2102/074013A1号公報
前述した操作子の一部位であるRLダイヤルは、操作部を把持する片手のいずれかの指(親指を除く)により操作することが前提とされている。提示された特許文献1の操作部は、RLダイヤルが連結する操作子(ポテンショメータ)及び中立復帰機構等が操作部内に組み込まれるため、現実的には、特許文献1の図面で提示されている外見よりは、大型化する。つまり、現在の小型化及び集約化された操作部であっても、操作部内に必要な部品を追加することとなる。このため、現在の手動の操作部に対して、個人差により片手持ち状態で辛うじて操作可能な操作者にとっては、さらに太径化することは望んではいない。また、操作部の径(手が握る断面積)を維持して、全長を長くする場合でも、指で操作できる範囲は限定されている上、重量バランスが取りづらくなり、長時間に亘る観察診断に対して操作負荷が掛かり、疲労を強いられることとなる。
また、UDノブは、親指で回転させる際に親指の移動範囲を越える場合には、他の指で一時的に押さえて、その状態を保持させている。
そこで本発明は、電動湾曲動作を行わせる駆動機構及び湾曲操作部位を操作部内に搭載し、片手の把持状態における他の操作部位の操作への障害を防止して、把持し易く、操作が容易な導入装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に従う実施形態は、管腔内に挿入される挿入部の先端側に設けられた湾曲部と、前記湾曲部を湾曲させるために、電動の駆動源を有する電動湾曲駆動機構と、前記湾曲部の挿入方向と直交する第1の方向に湾曲するように、前記電動湾曲駆動機構へ湾曲動作を指示する回転ノブと、前記挿入方向及び前記第1の方向に対して、共に直交する第2の方向に湾曲するように前記電動湾曲駆動機構へ湾曲動作を指示する外部に露出するダイヤルと、該ダイヤルを回転軸で回転可能に保持する回転機構と、前記回転軸の軸上から外れた軸方向に前記ダイヤルの回転量を伝達する伝達機構と、前記伝達機構により伝達された前記回転量に従った出力値を出力する検出部を含む操作子と、矩形形状の筐体を成し、前記回転ノブを正面に配置し、前記正面に続く底面に前記挿入部の基端部を配置し、前記正面に続く側面上で、前記底面から見て、回転ノブの回転中心位置よりも前記挿入部の基端部に寄った位置に突出した中空な突出部を形成し、該突出部の中空内に前記回転機構のみを配置し、前記筐体内に前記検出部を配置するように前記操作子を収容する操作部と、を有する導入装置を提供する。
本発明によれば、電動湾曲動作を行わせる駆動機構及び湾曲操作部位を操作部内に搭載し、片手の把持状態における他の操作部位の操作への障害を防止して、把持し易く、操作が容易な導入装置を提供することができる。
図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る導入装置の外観構成を示す図である。 図1Bは、片手で操作部を把持した状態を示す図である。 図2は、第1の実施形態と比較のための従来の操作部位を搭載した操作部の概念的な外観構成を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る電動湾曲量を指示するための操作子の構成例を示す図である。 図4は、導入装置の操作部に搭載された第1の実施形態に係る操作子の構成例を示す図である。 図5Aは、第1の実施形態に係る操作子の磁石に形成された着磁パターンの構成を示す図である。 図5Bは、着磁パターンにおける磁束分布の例を示す図である。 図6Aは、磁石板とホール素子の位置関係を示す図である。 図6Bは、図5に示す着磁パターンにおいて、マグネットの回転角に対するホール素子の出力特性を示す図である。 図7は、図5に示す着磁パターンにおいて、RLダイヤルの回転角度に対するホール素子の出力特性を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子の構成例を示す図である。 図9は、第3の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の概念的な外観構成を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る操作子の構成例を示す図である。 図11Aは、第3の実施形態の操作子の第1の変形例の構成を示す図である。 図11Bは、操作子の第2の変形例の構成を示す図である。 図12は、第3の実施形態の操作子の第1の変形例の構成を示す図である。 図13は、第4の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の概念的な外観構成を示す図である。 図14は、第5の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の概念的な外観構成を示す図である。 図15Aは、第6の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の概念的な外観構成を示す図である。 図15Bは、連結構造を示す図である。 図16は、第7の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の概念的な外観構成を示す図である。 図17は、第7の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の変形例の構成を示す図である。 図18は、第8の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の概念的な外観構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1Aは、第1の実施形態に係る導入装置の外観構成を示す図、図1Bは、片手で操作部を把持した状態を示す図である。図2は、第1の実施形態と比較のための従来の操作部位を搭載した操作部の概念的な外観構成を示す図である。本実施形態の導入装置は、生体等の管孔内や体腔内を観察対象とする医療用の内視鏡装置と、配管内やエンジン等の内部状態を観察する工業用の内視鏡装置とに適用する。
本実施形態の導入装置1、即ち内視鏡装置は、大別すると、先端側から体腔内に挿入する挿入部2と、挿入部2の基端側に連結された操作部3と、操作部3から延出したライトガイド、信号ケーブル等を含むユニバーサルコード6と、を有している。
挿入部2には、柔軟に曲がる可撓性を有する可撓管部5と、挿入方向に対して上下(UD)及び左右(RL)方向に湾曲される湾曲部4と、湾曲部4の先端に設けられ、図示しない観察窓、照明窓、及び鉗子孔等が設けられている先端部4aとで構成される。
操作部3は、挿入部2に接続しているグリップ部12を含み、湾曲部4をUD(Up/Down)方向に湾曲させるためのUDノブ(回転ノブ)7と、湾曲部4をRL方向に湾曲させるためのRL(Right/Left)ダイヤル8と、RLダイヤル8を含む後述する操作部3内に配置される操作子17と、操作部3の上部に収容された電動の駆動源となるモータ(図示せず)を含む電動湾曲駆動機構10と、で構成される。
湾曲部4は、挿入部2の先端側に配置され、内部に複数の金属製の節輪が順次、径方向に90度ずれて連なるように、長手軸の方向(長手軸方向)に連結されている。節輪間では、対向する位置に2つの関節が形成されて、互いに回転可能に略共軸に連結された湾曲機構である。通常、湾曲機構は、柔軟性を有するシート状部材により水密に被覆されている。湾曲機構の各節輪には、少なくとも2本のアングルワイヤが連結され、各アングルワイヤの牽引することで、関節間で湾曲するように湾曲動作する。電動湾曲駆動機構10は、これらのアングルワイヤをモータ等のアクチュエータで牽引することで、関節間がRL方向に湾曲動作する。RLダイヤル8の操作量で所望する湾曲角度となるように牽引加減を調整する。湾曲部4と電動湾曲駆動機構10とで湾曲機能部が構成される。
グリップ部12には、鉗子や術具等を挿入させるための挿入口(鉗子口)11が設けられている。操作子17は、後述するように、RLダイヤルが外部に露出し、操作部3の筐体から外装面(外面)が外部に突出するように形成される中空(中空部)の突出部9内に一部が配置され、残りの一部が筐体内に配置されている。また、本実施形態と、以下に説明する実施形態及び変形例を含み、RLダイヤル8は、複数の回転(360度以上)が可能な多回転の素子であるものとする。
本実施形態に係る操作部3の形状例では、操作部材が配置される筐体が長方体形状を成し、筐体底部に先細り形状のグリップ部12が一体的に取り付けられている。グリップ部12の下部先端から挿入部の可撓管部5が延伸するように設けられている。
以下の操作部3の説明において、UDノブ7が配置された面を正面とし、その反対側で手のひらが当接する面を裏面とする。また、操作部3の正面及び裏面に続き、ユニバーサルケーブル6が延出する面を第1側面とし、操作子9が配置された面を第2側面とする。また、挿入部2の基端が取り付けられたグリップ部12の面を操作部の底面(又は、基端側)とする。操作部3の底面その反対側を上面(又は、上部)とする。本実施形態では、操作部3の上面側内部に前述したモータ等が収容されている。
図1Bに示すように、本実施形態では、操作部3を把持する手の指の配置は、親指U1は、第1側面から正面に周り、第1の回転軸の星形のUDノブ7の突起部に掛かっている。また、裏面を回り込んだ人差し指U2は、図示しない送水ボタン等のスイッチを操作可能に第2側面に到達している。
さらに、人差し指U2は、親指U1とは反対側のUDノブ7の突起部に掛かるようにも位置可能である。また、中指U3は、前述した操作部3の突出部9を人差し指U2(上方)との間で挟んだ位置(下方)に置き、指先がRLダイヤル8に掛かり、回転操作可能な状態となる。薬指U4及び小指U5は、グリップ部12に掛かり、操作部3が安定して把持されるように押さえている。本実施形態では、安定したUD湾曲操作のために、親指U1と共に、人差し指U2でUDノブ7の突起部を介助可能に構成している。
尚、図示していないが、導入装置が内視鏡装置であった場合には、公知なシステムとして、当然ながら、撮像された映像信号を画像処理する画像処理部と、照明光を発生するユニバーサル光源部と、後述する撮像部や操作部内に設けられた構成部位の各駆動制御を含む全体的な制御を行う制御部(コントロールユニット)と、電動駆動機構10を駆動させる電源を供給するモータ駆動電源部と、画像処理された観察像を表示するモニタと、設定や選択を行うためのキーボード等の入力装置を有している。
図2は、本実施形態と比較のために示した公知な従来構成の操作部を示す図であり、操作部内に、共に円筒形状を成す回転機構部14及び操作子13が収容された操作部の外観形状を示している。操作子13は、外部に露出するRLダイヤル8と、回転機構部14と、ポテンショメータ15とが直線的に連結されて、円筒形状に成している。図に示す操作部においては、追加した操作子13の形状のまま径が太くなっている。
次に、本実施形態に係る電動湾曲量を指示するための操作子について説明する。
図3は、操作子17の構成例を示す図、図4は、導入装置1の操作部3に搭載された操作子17の配置例を示す図である。図5Aは、操作子の磁石板に形成された着磁パターンの構成を示す図、図5Bは、着磁パターンにおける磁束分布の例を示す図である。また、図6Bは、着磁パターンに対する磁石板の回転角に対するホール素子の出力特性を示す図、図7は、着磁パターンに対するRLダイヤル8の回転角度に対するホール素子の出力特性を示す図である。以下に説明する例は、湾曲部をRL方向に湾曲させる操作子に適用した例である。
本実施形態の操作子17は、大別して、回転機構18とホール素子検出部19とを有し、これらの間で回転力を伝達する伝達機構となる一対のギヤ23,24により連結された構成である。本実施形態では、伝達機構として、一対のギヤ23,24を例としているが、2つ以上のギヤにより構成されてもよい。例えば、ギヤ比(RLダイヤル8と従動軸26の回転比)を大きく取りたい場合には、3つ以上のギヤを組み合わせて構成してもよい。
本実施形態のホール素子検出部19は、後述するポテンショメータと同様に、RLダイヤル8の回転量(又は、回転角度)に従った出力値(電圧値)を出力する検出部である。検出部即ち、ホール素子検出部19は、回転角度を電圧値で出力するセンサとして機能する。尚、以下の説明において、操作子17に付加的に設けられているRLダイヤル8の中立位置復帰機構は、記載を省略している。基本的には、バネの一端を後述する回転軸又は従動軸に接続し、他方を固定部材に接続することで、軸の回転時にバネに生じた付勢力でRLダイヤル8の位置を元の位置に戻す機構である。
回転機構18は、少なくとも一部が外部に露出して、操作者の指で回転操作されるRLダイヤル8と、RLダイヤル8(回転体)に立設された回転軸21(第2の回転軸)と、回転軸21の回転をガイドする軸受け部22とを有し、回転軸21の先端側にはギヤ23が嵌装されている。ギヤ23とギヤ24は歯合する。
ホール素子検出部19 は、ギヤ24を嵌装する従動軸26(第3の回転軸)と、従動軸26の回転をガイドする軸受け部25と、ギヤ24上に配置される上面が傾斜する受台27と、その上面の傾斜に沿って配置される磁石板28と、従動軸26に磁石板28と離間して水平面(傾斜面に対して水平)で対峙する基板30と、磁石板28と対峙する側(表面側)の基板30上に配置されたホール素子29と、基板30の裏面側に一体的に接着されたヨーク31とを有している。磁石板28の磁性は、等方性でも異方性であってもよい。
また、基板30及びヨーク31は、図示しない支持部材により、操作子17のフレーム(図示せず)又は操作部3の内壁等に固定され、回転軸26を回転可能に受けている構成である。また、図示していないが、回転軸21は、操作部3の筐体内に設けられたOリング等の水密部材が嵌装されている。このため、操作部3は、液体等が回転軸21を伝わって外部から内部に浸入しないように水密に構成されている。
この例では、ギヤ比を、ギヤ23:ギヤ24=1:3に設定することで、RLダイヤル8の3回転に対して、磁石板28が1回転となるように設定している。即ち、端から端までの回転数が3回転であるため、本実施形態では、両端から1.5回転(T)の位置を中立位置に設定し、RLダイヤル8が中立位置にある時、湾曲部は略直伸状に成っている。また、後述する中立復帰機構は、RLダイヤルを中立位置に復帰させる機構である。尚、このギヤ比は、一例であって、設計仕様により適宜、変更することができる。
磁石板8には、図5Aに示すNS極による、それぞれが半円の着磁パターンが形成されている。この着磁パターンにおける磁束の波形は、図5Bに示すような角が丸められた略台形の振幅形状となる。
この操作子17は、RLダイヤル8を回転させると、回転軸21を介してギヤ23からギヤ24に回転が伝達され、従動軸26が回転する。従動軸26の回転に伴い、磁石板28が回転する。この時、ホール素子29は、図6Aに示すように、傾斜した磁石板28の上方に位置し、回転する磁石板28に対して距離間隔が遠近に変化する。この距離間隔の変化による磁力(磁束密度)の変化により、ホール素子29は、図6Bに示すような磁石板8の回転角度(回転位置)に対して、直線的に線形変化するホール出力(V)を出力する。また、RLダイヤル8に対するホール出力は、図7に示すように、磁石板8の1回転に対して3回転するため、図6Bの横軸の回転角に対して、ダイヤル回転角度(ターン数:T)が3倍の角度となり、ホール出力(V)の出力特性は同等に線形変化する。
以上説明したように、第1の実施形態の操作子17によれば、従来、1軸であった回転機構18とホール素子検出部19における回転軸を、ギヤで連結する水平方向に並ぶ2軸に構成する。これにより、高さ方向に連なって配置される複数の構成部位を、高さ方向と交差する方向、例えば、水平方向に分けて、スライド移動した配置に構成することができる。よって、操作子17の一部(ここでは、ホール素子検出部19)を操作部3の筐体内に移動させて、操作部3から外部に張り出す突出部9には、回転機構18のみを収容させることから、突出部9を最小限の大きさに抑制することができる。
特に、図1Bに示すように、突出部9がUDノブ7の回転軸(図4及び図9に示す回転軸O:第1の回転軸)の回転中心位置よりも挿入部2側に移動した高さ位置に突出部9を配置している。これにより、突出部9が人差し指U2の下側(中指との間)になるため、人差し指U2のUDノブ7の介助操作を阻害すること無く、電動操作の操作子を操作部内に組み入れることができ、操作性の優れた操作部3を有する導入装置を実現する。また、実質的に人差し指に掛かる操作部の部分に対して、径(幅と厚み)を増大させること無く操作子を操作部内に組み入れているため、従来の操作部を辛うじて片手持ち状態で操作可能な操作者に対しても負担を与えず、操作性も優れた操作部3を有する導入装置を提供する。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子について説明する。図8は、本実施形態の操作子の構成例を示す図である。本実施形態は、前述したホール素子検出部19に代わって、ポテンショメータ50を組み入れた構成である。尚、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても図1に示した導入装置と同等の構成を有している。
本実施形態の操作子41は、前述した構成と同様な回転機構42とポテンショメータ部42とで構成され、これらの間で回転力を伝達する伝達機構となる一対のギヤ47,48により連結された構成である。ポテンショメータ50は、ホール素子検出部19と同様に、RLダイヤル8の回転量(又は、回転角度)に従った出力値(電圧値)を出力する検出部である。
回転機構42は、回転操作されるRLダイヤル8と、RLダイヤル8に立設された回転軸44と、回転軸44に嵌装して、水密機能と軸回転のガイド機能を有するOリング45,46と、回転軸21の先端側に設けられたギヤ47と、を有している。
ポテンショメータ部42は、ギヤ47と歯合するギヤ48と、ギヤ48を貫通して固定される従動軸(ポテンショメータ軸)49と、ポテンショメータ50とを有している。ポテンショメータ50には、出力端子51が設けられている。
本実施形態では、回転力の伝達機構として、一対のギヤ47,48を採用したが、これに代わって種々の構成が適用できる。
第1例として、円盤形状の磁石を各軸の先端分に取り付けて、これらの円柱磁石の円周側面どうしが当接するように設けてもよい。円柱磁石は、図5Aに示すように、半円部分がN極、残りの半円部分がS極になるように着磁されている。この構成により、磁力によって吸着した状態で回転軸44から従動軸49に回転力が伝達される。また、磁石は、円盤形状に限定されず、円柱形であってもよい。さらに、円錐台形状の磁石を組み合わせて、円錐面の角度を調整することにより、水平方向だけでは無く、所望する角度で回転軸44と従動軸49とを交差させることができる。従って、操作部3内の配置スペースの制限により、回転機構42とポテンショメータ部42を平行又は並行するように配置ではない場合には、任意の角度を付けて配置することも可能である。
第2例として、各軸の先端部分に、弾性部材、例えばゴム材料からなるリング状又は円盤状のローラを取り付けて、互いの周側面が押し付けられるように配置することで、グリップ力の働きより、ずれが無く回転力が伝達される。これらの伝達機構は、前述した第1の実施形態にも適用することができる。各軸の回転比は、ローラ外径を変えることで、調整することができる。
第3例として、前述したローラと同様に、回転軸44及び従動軸49に嵌装する磁石リングを用いる。これらの磁石リングは、同じ長さと同じ間隔で、複数のN,S極を交互に配置する同一仕様の構成である。これらの磁石リングを各軸に嵌め込み固定し、磁石リングを同じ高さで周側面どうしが当接又は、極狭い間隔を空け吸着力が作用するように配置する。回転軸44の磁石リングを回転させると、吸着力により同期するように従動軸49側の磁石リングも従動回転する。このような同期する回転により、回転軸44の回転が従動軸49に伝達される。
以上説明したように、本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、本実施形態は、ホール素子検出部19に換えて、一般に流通するポテンショメータを採用することができ、部品点数を減少させて、組み立て、調整及び部品検査の工程が簡易化される。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子について説明する。図9は、本実施形態の操作子の概念的な外観構成を示す図、図10は、操作子の構成例を示す図である。本実施形態の操作子60は、人差し指が位置する箇所を湾曲状に窪ませた外観形状を成している。尚、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても、前述した図1に示した導入装置と同等の構成を成し、挿入部2及び湾曲部4等々を有している。
操作部3に搭載される操作子の構成は、回転操作されるRLダイヤル8と、RLダイヤル8に立設された回転軸63と、回転軸63に嵌装して、水密機能を有するOリング66と、回転軸63を含む回転機構64と、回転機構64と一体的に連結するポテンショメータ65と、を有している。操作子63は、回転軸63の一軸上に複数の構成部位が連なるように配置された構成である。突出部61において、回転軸63をカバーする部分を湾曲状に窪ませた窪み部62を形成している。
本実施形態では、図9、図10に示すように、操作部3の正面にUDノブ7が配置されている。窪み部62は、正面から見て、UDノブ7(回転ノブ)の回転中心位置Oから側面に平行に移動した突出部61上の位置で、挿入部2側に移動した位置(図10では矢印)が湾曲で最も窪んでいる。この最も窪んだ部分は、突出部61に置かれた人差し指U2の指先がUDノブ7の突起部(星形の突出した部分)に届き、中指U3がRLダイヤル部8に容易に届くように形成されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。本実施形態は、突出部61がUDノブ7の回転中心位置Oよりもやや低い(挿入部寄り)位置に湾曲状の窪み部62の凹みの中央が来るように形成しているため、人差し指U2の置き位置に好適し、且つ中指U3がRLダイヤル部8に容易に掛かり操作範囲が確保しやすい。
次に、図11Aを参照して、第3の実施形態の操作子の第1の変形例について説明する。本変形例において、前述した第3の実施形態の構成部位と同等の部位には、同じ参照符号を付して、その説明は省略する。
第1の変形例は、RLダイヤル部8と突出部61の対向箇所において、RLダイヤル部8に角部に対して、斜めの面取り処理8aを行い、突出部61の角部に対しては、丸みを付けて削り取る曲面処理61aを行っている。これらの処理により、RLダイヤル部8と突出部61の間に第2の窪みを生じさせることができる。
以上説明したように、第1の変形例によれば、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、第1の変形例は、第2の窪みには中指U3の指先が入り込み、RLダイヤル部8に対して、目視せずに宛がうことが感覚的にでき、RLダイヤル部8に掛止しやすくなるため、さらに操作性が向上する。
次に、図11Bを参照して、第3の実施形態の操作子の第2の変形例について説明する。本変形例において、前述した第3の実施形態の構成部位と同等の部位には、同じ参照符号を付して、その説明は省略する。
第3の実施形態では、RLダイヤル8と回転機構64とを直線的な鋼材等から成る回転軸63で連結しているため、窪み部62の湾曲形状(湾曲の深さ)が制限されている。本変形例では、可撓性(弾性)を有するワイヤ等で回転軸63を構成する。また、回転軸63の回転動作による撓みを防止するために、途中にボールベアリング68(68a,68b,68c)を嵌装させることで湾曲していても、直線の鋼材による回転軸と同等にロス無く回転力を伝達することができる。本変形例では、RLダイヤル8と回転機構64のそれぞれの近傍の箇所と、最も湾曲している箇所の3箇所にそれぞれボールベアリングを配置して、突出部61の内壁面との接触を防止している。このような配置は、限定されるものでは無く、設計仕様に従い、ベアリングの数と配置箇所は、適宜設定される。
以上説明したように、第2の変形例によれば、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。さらに、第2の変形例は、操作部3の突出部61の窪み部62の湾曲加減を直線的な回転軸63を越える湾曲状態まで深く形成することができる。また、ベアリング68で固定されているため、少ない伝達ロスでRLダイヤル8の回転力を回転機構64に伝達することができる。
次に、図12を参照して、第3の実施形態の操作子の第3の変形例について説明する。本変形例において、前述した第3の実施形態の構成部位と同等の部位には、同じ参照符号を付して、その説明は省略する。
前出した第3の実施形態において、回転軸63は、直線的な鋼材等により形成されている。本変形例では、切り離された回転軸72,74のそれぞれの先端に円柱磁石73,75を取り付ける。円柱磁石73,75は、前述した図5Aに示した着磁パターンと同様に、半円のN極と、残りの半円のS極とが形成される。異なる極(N,S)どうしを、磁場が作用する範囲内で間隔を空けて対向させて、互いの磁力により吸引する磁性力が作用している状態となる。
この構成において、RLダイヤル8により回転軸72を回転させると、円柱磁石73の吸引力が円柱磁石75に作用した状態で円柱磁石73が回転するため、同期するように従動軸74側の円柱磁石75も従動回転する。この回転により、回転軸72の回転が従動軸74に伝達される。
以上説明したように、第3の変形例によれば、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子について説明する。
図13は、操作部に搭載される操作子76の概念的な外観構成を示す図である。尚、本実施形態において、前述した第3の実施形態の構成部位と同等の部位には、同じ参照符号を付して、その説明は省略する。また、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても図1に示した導入装置と同等の構成を有している。
本実施形態の操作子76は、突出部77が図10に示した突出部61に比べて、短縮され、湾曲する窪み部62の下半分の箇所から切られたような形状となっている。このため、突出部77は、実質的には、UDノブ7の回転軸(回転中心位置)Oから側面に水平移動した高さの位置に配置されている。即ち、突出部77の下部側を切り取り、回転軸63が外部に露出する部分が長くなっている。この回転軸63の露出する部分が窪み部75となり、人差し指U2、中指U3を置くスペースとなっている。また、この窪み部75もUDノブ7の回転中心位置Oよりも低い側に形成している。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態の効果に加えて、突出部61に比べて、回転軸63まで操作部3に近づくことができるため、広い範囲の窪み部75を得ることができ、中指U3の操作範囲が確保しやすい。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子について説明する。図14は、操作子81の概念的な外観構成を示す図である。尚、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても図1に示した導入装置と同等の構成を有している。
本実施形態の操作子81は、操作部3の突出部82内に収容され、RLダイヤル8とポテンショメータ65とを湾曲可能なフレキシブルシャフト84で連結した構成である。
操作子81は、RLダイヤル8と、RLダイヤル8に立設された硬質シャフト73と、硬質シャフト73に対して一端を接続する湾曲可能なフレキシブルシャフト84と、フレキシブルシャフト84の他端と接続する硬質シャフト85と、硬質シャフト85と接続するポテンショメータ65とで構成される。フレキシブルシャフト84は、可撓性を有する筒状のシース88内に全体的に収容される。
硬質シャフト73とシース88の間には、硬質シャフト73に嵌装されたOリング86が配置され、また、シース88と突出部82の間には、突出部82の溝に嵌め込まれたOリング87が配置され、それぞれの当接部から操作部3内に液体が浸入しないように水密に構成されている。フレキシブルシャフト84は、外部に露出するRLダイヤル8から突出部82内を湾曲しながら経由して、操作部3の筐体内に入り込み、ポテンショメータ65と連結している。フレキシブルシャフト84と硬質シャフト73とは、例えば、差し入れて溶着又は、接着剤等により接着されている。
このような構成により、操作部3が、RLダイヤル8の回転軸方向や隣接する位置に操作子81の配置スペースが確保できない構成であっても、フレキシブルシャフト84の湾曲が対応できる範囲内であれば、筐体内を引き回してテンショメータ65を適宜、配置することができる。
以上説明したように、本実施形態の操作子81は、前述した第1の実施形態の効果に加えて、フレキシブルシャフト84の湾曲により、人差し指U2を置くスペースを確保して、操作性への障害を防止するだけでは無く、フレキシブルシャフト84の湾曲が対応できる範囲内であれば、筐体内を引き回してテンショメータ65を配置することができ、設計の自由度に大きく貢献することができる。
[第6の実施形態]
次に、第6の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子について説明する。図15Aは、第6の実施形態に係る操作部に搭載される操作子の概念的な外観構成を示す図、図15Bは、連結構造を示す図である。尚、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても図1に示した導入装置と同等の構成を有している。
本実施形態の操作子90は、大別して、回転機構100とポテンショメータ部101とで構成され、これらの間で回転力を伝達する伝達機構となる環状のベルト95により連結された構成である。
図15Aに示すように、回転機構100は、操作部3の突出部91内に収容され、外部に露出して、操作者の指で回転操作されるRLダイヤル8と、RLダイヤル8に立設された回転軸92と、回転軸92の先端に配置されて、回転をガイドする軸受け部94とで構成される。回転軸92は、突出部91の開口部の近傍に形成された溝に嵌め込まれたOリング93により液体が回転軸92を伝わって操作部3内に浸入しないように水密に構成されている。ポテンショメータ部101は、従動軸(ポテンショメータ軸)97と、ポテンショメータ98と、回転軸92の先端に配置されて、回転をガイドする軸受け部99と、を有している。
また、図15Bに示すように、回転軸92と従動軸97の間には、シース96にカバーされた環状のベルト95がテンションを持つように直線的に掛け渡されている。尚、ベルト95の位置が所定位置からずれないように、回転軸92及び従動軸97のそれぞれに、U溝等を形成することが好ましい。このベルト95は、回転軸92との回転を従動軸97に伝達する伝達機構として使用されている。従って、ゴム等の滑り難い材料を用いて、ベルトを作成することが好ましい。尚、図8で説明した回転軸92と従動軸97の回転比を設定する場合には、軸径を変えてもよいが、別途、回転比を実現する径のプーリを取り付けてもよい。
また、他にもベルト95としては、回転軸92及び従動軸97にV溝を形成して、Vベルトを使用する構成であってもよい。さらには、予め設定された各軸の回転比(図8に示す出力と同等)に合わせた径のタイミングプーリを固定し、ベルト95として、歯付ベルト、所謂タイミングベルトを採用してもよい。また、ギヤとチェーンの組み合わせを適用することも可能である。
以上説明したように、第6の実施形態の操作子90によれば、第1の実施形態の効果に加えて、簡易な構成で実施することができる。
[第7の実施形態]
次に、第7の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子について説明する。図16は、本実施形態に係る操作子の概念的な外観構成を示す図である。本実施形態において、前述した第6の実施形態の構成部位と同等の部位には、同じ参照符号を付して、その説明は省略する。尚、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても図1に示した導入装置と同等の構成を有している。
前述した第6の実施形態によるベルトを用いた伝達機構は、テンションを掛けることで回転力を伝達しているため、回転軸92と従動軸97とが平行で比較的接近する位置に配置する必要があったが、操作部内の他の構成部位の配置によっては、実施が難しい場合がある。本実施形態では、ギヤ100とスクリューネジ101を組み合わせることにより、回転軸92と従動軸97とが平行である必要は無く、離れた位置であっても配置することが可能である。
図16に示すように、操作子90は、大別して、回転機構100とポテンショメータ部101とで構成される。回転機構100は、操作部3の突出部91内に収容され、外部に露出して、操作者の指で回転操作されるRLダイヤル8と、RLダイヤル8に立設された回転軸92と、回転軸92の先端に配置されて、回転をガイドする軸受け部94と、回転軸92に嵌装されるギヤ102と、ギヤ102と歯合するスクリューネジ103と、スクリューネジ103に接続されるワイヤ104と、で構成される。回転軸92は、突出部91の開口部の近傍に形成された溝に嵌め込まれたOリング93により液体が回転軸92を伝わって操作部3内に浸入しないように水密に構成されている。
また、ポテンショメータ部42は、ポテンショメータ98と、ポテンショメータ98から延出する従動軸(ポテンショメータ軸)97と、従動軸97の先端に配置されて、回転をガイドする軸受け部99と、従動軸97に嵌装されるギヤ102と、ワイヤ104の端部に設けられて、ギヤ102と歯合するスクリューネジ103と、を有している。ワイヤ104は、突出部91内からポテンショメータ98の近傍まで、シース96が被覆されている。ギヤ102とスクリューネジ103との歯合状態が保持されれば、ワイヤ104に可撓性があるため、配置スペースがあれば、操作部3内のどの位置でどの向き(但し、ワイヤ104の引き回し可能な範囲内)であっても配置することができる。
以上説明したように、本実施形態の操作子によれば、前述した第1の実施形態の効果に加えて、ポテンショメータ部42は、ワイヤ104に可撓性があるため、ワイヤ104の引き回し可能な範囲内で配置スペースがあれば、操作部3内の位置や向きに制限されずに、配置することが容易にできる。
次に、第7の実施形態の操作子の変形例について説明する。
図17は、前述した第7の実施形態の操作子の変形例の構成を示す図である。本変形例は、ポテンショメータ98の従動軸(ポテンショメータ軸)97に、RLダイヤル8を中立位置(湾曲部が直線状になった状態の時のRLダイヤル8が示すメモリの位置)に復帰させる中立復帰機構を付加した構成である。尚、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても図1に示した導入装置と同等の構成を有している。
本変形例の中立復帰機構は、コイルバネ105により構成され、一端が操作部筐体等に固定され、他端側が従動軸97に複数回、巻き付いた状態で、その先端部分が従動軸97に固定されている。
このコイルバネ105は、RLダイヤル8が中立位置付近の場合には、付勢力が発生せず、RLダイヤル8の操作に伴って、従動軸97が回転して、コイルバネ105が伸長される。この伸長により、RLダイヤル8を元の位置に戻す付勢力が発生する。
以上説明したように、本変形例によれば、RLダイヤル8の操作に応じて発生された付勢力が、RLダイヤル8の中立位置に復帰させる復帰力として作用することで、複数回、RLダイヤル8を反復して回転させた際に現状の位置(湾曲部の湾曲状態)が認知できなくなった場合には、RLダイヤル8から手を離すと、中立位置に自動的に復帰させることができる。
[第8の実施形態]
次に、第8の実施形態に係る導入装置の操作部に搭載される操作子について説明する。図18は、本実施形態の操作子の概念的な外観構成を示す図である。本実施形態は、傘歯車を利用した回転力の伝達機構を採用した操作子である。尚、本実施形態では、操作部の操作子についてのみ説明するが、本実施形態においても図1に示した導入装置と同等の構成を有している。
本実施形態の操作子は、RLダイヤル8と、RLダイヤル8に立設された回転軸112と、回転軸112の先端に設けられた傘歯車111と、ポテンショメータ98と、傘歯車111に歯合する傘歯車113と、傘歯車113に接続されたポテンショメータ98から延出する従動軸(ポテンショメータ軸)114と、を有している。この2つの傘歯車111と傘歯車113とを組み合わせた伝達機構は、回転軸方向を交差する方向に変換して伝達している。 交差する方向の角度は、傘歯車の歯面の角度により決定され、必ずしも直角(90°)に設定されるものではなく、操作部内部の構成によって適宜設定され、円滑に回転が伝達されるのであれば、90°以上でも90°以下でもよい。
本実施形態の操作子によれば、前述した第1の実施形態の効果に加えて、簡易な構成で実施することができる。
1…導入装置、2…挿入部、3…操作部、4…湾曲部、5…可撓管部、6…ユニバーサルコード、7…UDノブ、8…RLダイヤル、9…突出部、10…電動駆動機構、11…挿入口(鉗子口)、12…グリップ部、13…操作子、14…回転機構部、15…ポテンショメータ、17…操作子、18…回転機構、19…ホール素子検出部、21…回転軸、22,25…軸受け部、23,24…ギヤ、26…従動軸、27…受台、28…磁石板、29…ホール素子、30…基板、31…ヨーク、U1…親指、U2…人差し指、U3…中指、U4…薬指、U5…小指。

Claims (7)

  1. 管腔内に挿入される挿入部の先端側に設けられた湾曲部と、
    前記湾曲部を湾曲させるために、電動の駆動源を有する電動湾曲駆動機構と、
    前記湾曲部の挿入方向と直交する第1の方向に湾曲するように、前記電動湾曲駆動機構へ湾曲動作を指示する回転ノブと、
    前記挿入方向及び前記第1の方向に対して、共に直交する第2の方向に湾曲するように前記電動湾曲駆動機構へ湾曲動作を指示する外部に露出するダイヤルと、該ダイヤルを回転軸で回転可能に保持する回転機構と、前記回転軸の軸上から外れた軸方向に前記ダイヤルの回転量を伝達する伝達機構と、前記伝達機構により伝達された前記回転量に従った出力値を出力する検出部を含む操作子と、
    矩形形状の筐体を成し、前記回転ノブを正面に配置し、前記正面に続く底面に前記挿入部の基端部を配置し、前記正面に続く側面上で、前記底面から見て、回転ノブの回転中心位置よりも前記挿入部の基端部に寄った位置に突出した中空な突出部を形成し、該突出部の中空内に前記回転機構のみを配置し、前記筐体内に前記検出部を配置するように前記操作子を収容する操作部と、
    を有する導入装置。
  2. 被検体に挿入される挿入部と、
    前記挿入部に設けられる湾曲可能な湾曲部と、
    前記湾曲部を第1の方向に湾曲させるために操作者が操作可能な回転ノブと、
    前記湾曲部を前記第1の方向とは異なる第2の方向に湾曲させるために前記操作者が操作可能な操作子と、
    前記挿入部の基端部に接続されるグリップ部と、
    前記グリップ部の基端部に接続され、前記操作者によって前記グリップ部とともに把持され、前記回転ノブが配置される正面と前記正面の反対側に配置され前記操作者が把持したときに前記操作者の手のひらが当接する裏面を有する筐体と、
    前記筐体の前記正面及び前記裏面から続く第1側面から延出するユニバーサルケーブルと、
    前記ユニバーサルケーブルが延出する方向とは反対方向に前記筐体から突出され、前記操作子の一部を内部に収容するための空間を形成する突出部と、
    前記突出部における前記操作者の人差し指または中指がかかる位置に前記ユニバーサルケーブルが延出する方向に窪んだ窪み部と、
    を有する導入装置。
  3. 前記窪み部は、前記回転ノブの回転中心位置よりも前記グリップ部側に凹みの中央が配置するように形成される請求項2に記載の導入装置。
  4. 前記伝達機構は、複数のギヤ、環形状のベルト、フレキシブルシャフト、一対の磁石又は、ワイヤのいずれかを用いて構成される請求項1に記載の導入装置。
  5. 前記伝達機構は、
    前記ダイヤルに立設された回転軸の先端部に設けられた第1の歯車と、前記検出部の従動軸の先端部に設けられて、前記第1の歯車に噛合する第2の歯車とで、構成され、
    前記ダイヤルの回転を前記検出部に伝達する請求項に記載の導入装置。
  6. 前記伝達機構は、
    前記ダイヤルに立設された回転軸の先端部に設けられた第1の傘歯車と、前記回転軸と交差する軸方向に前記操作子の従動軸の先端部に設けられて、前記第1の傘歯車に噛合する第2の傘歯車とで、構成され、
    前記ダイヤルの回転を前記検出部に伝達することを特徴とする請求項に記載の導入装置。
  7. 前記ダイヤルの回転軸周りの外周における、前記操作部の筐体と対向する縁部に、面取りを施した請求項1に記載の導入装置。
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