JP5829143B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、開口を形成する開口形成部に回動自在に設けられ、前記開口を閉塞可能な折戸を有する建具に関する。
開口を形成する開口形成部に回動自在に設けられ、前記開口を閉塞可能な折戸を有する建具としては、例えば、複数枚の戸パネルをヒンジ具で螺着した折り畳み扉(折戸)をレールに走行自在に係合した建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような建具は、障子からレールに向かって突出させた連結棒をばねにてレール側に付勢するとともに、その先端にテーパー面を有する略円錐状の係止突起を設け、折り畳み扉の閉止時に係止突起とレールとが嵌合するようなラッチ機構が設けられている。折り畳み扉の略円錐状をなす係止突起が嵌合するレールは、断面が略コ字状に形成され、見込み方向に間隔を隔てて平行に立設されている両側片の先端(下レールの上端)が内側に円弧状に折り曲げられている。そして、折り畳み扉を開閉する際には、係止突起がレールに押し上げられて、見込み方向においてレールの両側片の間と外側とを移動するように構成されている。
実開昭52−44641号公報
上記のような折り畳み扉を有する建具は、折り畳み扉を開閉する際に、レール側に付勢されている係合突起が見込み方向に移動しつつレールに接触し、更に見込み方向に移動されることにより、係合突起は付勢力に反してレールにより押し上げられる。このとき、係止突起がレールと接触する際に発生する衝撃音を小さく抑えることが望まれている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、折戸により開口を開閉する際のラッチ機構による衝撃音をより小さく抑えることが可能な建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、第1空間と第2空間との境界に設けられた開口を形成する開口形成部に設けられ、前記開口を閉塞可能な折戸を有し、前記折戸が有する隣り合う2枚の扉にて互いに隣接して回動自在に連結される隣接端部が前記第1空間側に移動されて前記開口が開放される建具であって、前記開口形成部に上下方向における一方に突出している突出部を有し、前記開口形成部の前記突出部が設けられた部位と対向する、前記隣り合う2枚の扉のうちの一方の扉の前記隣接端部側の部位に、上下方向に移動可能な移動片を有し、前記隣り合う2枚の扉のうちの他方の扉の前記隣接端部側の部位に、前記開口を閉塞することにより前記移動片に近づき、前記開口を開放することにより前記移動片から離れる移動片対応部材を有し、前記移動片と前記移動片対応部材とは、一方がマグネットを有し、他方がマグネットまたは着磁体を有しており、前記移動片は、前記折戸により前記開口を閉塞したときに、前記マグネットの磁力が作用することにより引き付けられて、前記突出部の、前記第2空間側にて上下方向における他方に移動して突出し、前記開口を開放するときに、前記磁力の作用が解除されて上下方向における一方に移動して収容されることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、折戸が有する隣り合う2枚の扉のうちの一方に設けられている移動片と、他方に設けられている移動片対応部材は、いずれか一方がマグネットを有し、他方がマグネットまたは着磁体を有しており、移動片は開口を閉塞したときに、移動片対応部材が近づいて磁力が作用することにより突出部の第2空間側にて上下方向における他方に移動して突出する。すなわち、折戸の隣接端部が第1空間側に移動されて開口が開放される建具が有する、折戸の隣接端部側の部位に設けられた移動片は、開口が閉塞されたときに磁力が作用して、突出部の第2空間側にて上下方向における他方に突出するので、移動片が突出する際に移動片が突出部と接触し難い。このため、移動片と突出部とで構成されるラッチ機構において、折戸の開閉時におけるラッチ機構による衝撃音をより小さく抑えることが可能な建具を提供することが可能である。このとき、移動片は、当該移動片及び移動片対応部材のいずれか一方に設けられたマグネットと他方に設けられたマグネットまたは着磁体が、開口を閉塞することにより近づいて磁力が作用し、折戸を畳んで開口を開放することにより離れて磁力の作用が解除されて移動する。マグネットの磁力は距離の2乗に反比例するので、移動片と移動片対応部材とが近接している状態から離間する際、また、離間している状態から近接する際において、作用する磁力の変化は大きい。このため、マグネットの磁力により移動する移動片を素早く移動させることが可能であり、折戸の隣接端部の見込み方向の移動に対し、移動片が移動する範囲を狭くすることが可能である。このため、突出部に移動片がより接触しにくいので、折戸により開口を開閉する際の衝撃音をより小さく抑えることが可能である。
かかる建具であって、前記折戸は、前記隣り合う2枚の扉の前記隣接端部が連結部材を介して連結され、前記第2空間側に位置する回動軸を中心に回動自在に構成されており、前記移動片は、当該移動片を上下方向に案内するケーシングに収容されて、前記一方の扉の前記隣接端部側に設けられ、前記移動片対応部材は、前記他方の扉の前記隣接端部側に設けられ、前記ケーシングと前記移動片対応部材とは、前記開口を閉塞した際に、前記折戸の、前記第1空間側にて互いに当接することが望ましい。
このような建具によれば、移動片が収容されて上下方向に案内されるケーシングと移動片対応部材とが設けられる、2枚の扉の隣接端部が連結部材を介して回動する回動軸は第2空間側に位置しており、ケーシングと移動片対応部材とは第1空間側に位置しているので、ケーシングと移動片対応部材は、回動軸から離れた位置に配置されている。このため、回動軸を中心として回動した際の移動量が回動軸側より大きくなるので、開口を閉塞した状態の折戸が回動した際に、作用する磁力の大きさをより確実に変化させることが可能である。すなわち、開口を開き始めるときに、より正確に移動片を上下方向における一方に移動させることが可能であり、開口を閉塞するときには、より短い時間で磁力を作用させて移動片を突出させることが可能である。さらに、開口を閉塞した際には、ケーシングと移動片対応部材が回動軸と反対側にて当接されるので、2枚の扉が、閉止状態を超えて回動されることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記移動片には、前記移動片対応部材が近づいて作用する磁力により当該移動片が突出される力より小さな外力が、上下方向における方に作用していることが望ましい。
このような建具によれば、移動片対応部材が移動片に近づいて磁力が作用すると、作用した磁力は、移動片に作用している外力より力が大きいので移動片は突出し、移動片対応部材が移動片から遠ざかって磁力が弱まり外力の方が大きくなると、移動片は外力により上下方向における一方に移動される。このため、移動片をより正確に上下方向における一方に移動させることが可能である。また、移動片に作用している外力は、移動片対応部材が近づいて作用する磁力より小さいので、移動片対応部材が移動片に近づいた際には、確実に上下方向における他方に突出させることが可能である。
かかる建具であって、前記外力は、前記扉側に設けられたマグネットの磁力であることが望ましい。
このような建具によれば、移動片に上下方向における一方に向かって作用している外力は、扉側に設けられたマグネットの磁力なので、扉側にマグネットを設けるだけの簡単な方法にて、移動片をより正確に上下方向における一方に移動させることが可能である。
かかる建具であって、前記移動片の突出量は、前記開口形成部の前記突出部が設けられている部位と前記移動片が突出する部位との距離より小さいことが望ましい。
このような建具によれば、移動片の突出量は、開口形成部の突出部が設けられている部位と移動片が突出する部位との距離より小さいので、移動片が突出した際に、突出部が設けられている部位に当接しない。このため、移動片が突出することによる音の発生を抑えることが可能である。
かかる建具であって、前記移動片の突出量は、前記開口形成部の前記突出部が設けられている部位と前記移動片が突出する部位との距離より大きいことが望ましい。
このような建具によれば、移動片の突出量は、開口形成部の突出部が設けられている部位と移動片が突出する部位との距離より大きいので、第2空間側に突出する移動片の先端を、開口形成部の突出部が設けられている部位、すなわち、突出部の基端部の位置まで到達させることが可能である。このため、移動片は確実に突出部と係合するので、折戸の設置時に、折戸の上下方向の位置や移動片の突出量を調整することなく移動片を突出部に確実に係合させることが可能な施工性に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記移動片の、前記突出部側の部位は、上下方向における他方に向かって前記第1空間側から前記第2空間側に変位していることが望ましい。
このような建具によれば、移動片の、突出部側の部位は、上下方向における他方に向かって第1空間側から第2空間側に変位しているので、開口を閉塞する際に、突出部と、移動片とが対向する位置にて磁力が作用し、移動片が突出しても、突出部の先端は、移動片の、上下方向における他方に向かって第1空間側から第2空間側に変位している部位に接触する。このため、移動片は、突出部に案内されて第2空間側にて突出するので、音の発生を抑えつつ移動片を突出部の第2空間側に突出させることが可能である。
本発明によれば、折戸により開口を開閉する際のラッチ機構による衝撃音をより小さく抑えることが可能な建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を浴室側から見た外観図である。 図1のA−A断面図である。 折れ戸の開閉時における吊元扉と移動扉とが回動する状態を説明する横断面図である。 図4(a)は、図3のB部拡大図であり、図4(b)は、図3のC部拡大図である。 吊元扉側ラッチ部材を示す斜視図である。 移動扉側ラッチ部材を示す斜視図である。 図7(a)は、開口を閉塞したときの吊元扉側ラッチ部材と移動扉側ラッチ部材との配置を示す平面図であり、図7(b)は、開口を開放したときの吊元扉側ラッチ部材と移動扉側ラッチ部材との配置を示す平面図である。 図8(a)は、吊元扉側ラッチ部材に設けられたマグネットの磁力が作用しているときの移動片の状態を示す図7(a)のD−D断面図であり、図8(b)は、吊元扉側ラッチ部材に設けられたマグネットの磁力が作用していないときの移動片の状態を示す図7(a)のD−D断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、図1〜図3に示すように、第1空間としての浴室と第2空間としての脱衣室との境界に設けられ、浴室と脱衣室とを仕切る障子としての折戸22を備えた浴室用の建具1を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の浴室用の建具1を浴室側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、浴室用の建具1が備える各部材は、単体として説明する場合であっても、建物等に取り付けられた状態で上下方向、見付け方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。
本実施形態の建具1は、枠体13と、枠体13内に装着され、連結部材9にて回動自在に連結された2枚の扉14、15が折り畳み可能な折戸22と、を有している。本実施形態では、図1、図3において右側に位置する扉が吊元扉14をなし、左側に位置する扉が移動扉15をなしている。
枠体13は、浴室と脱衣室とを連通する開口13aを形成する開口形成部の一例であり、開口13aの上方に位置する上枠10と、開口13aの下方に位置する下枠11と、開口13aの見付け方向における両側に配置される左右の縦枠12とが矩形状に枠組みされている。上枠10、下枠11、左右の縦枠12は、いずれも押出成形部材であり、矩形状に形成された際に開口13aの内周側に水密部材が開口13aを囲むように設けられている。
また、上枠10とには、見付け方向のほぼ全域にわたって、上下方向における一方としての下方向に突出させて、折戸22のガイドをなす突出部としての上レール10aが設けられている。より具体的には、図2に示すように、上枠10には、下枠11と対向する平坦な下面部10bを有する上枠本体部10cの、見込み方向において中央より浴室側に位置させて上レール10aが垂設されている。
吊元扉14及び移動扉15はそれぞれ、透光性を有する樹脂製やガラス製の面材23を有している。吊元扉14は、面材23を囲むように上框17及び下框18の両端部側に吊元框21と縦中框20とが配置されて、吊元框21と縦中框20側から上框17、下框18側に進入するビスにて螺着されて矩形状に框組みされている。また、移動扉15は面材23を囲むように上框17及び下框18の両端部側に戸先框19と縦中框20とが配置されて、戸先框19と縦中框20側から上框17、下框18側に進入するビスにて螺着されて矩形状に框組みされている。
移動扉15の戸先框19側の上端部及び下端部には、上枠10及び下枠11の上レール10a及び下レール11aと係合して、回動しつつ見付け方向に移動可能な摺動ブロック(不図示)が設けられている。このため、浴室側のハンドル25が浴室側に引かれるか、または、脱衣室側のハンドル28が浴室側に押されると、図3に示すように、吊元扉14及び移動扉15の縦中框20が連結部材9に対してそれぞれ回動しつつ浴室側に移動し、移動扉15の戸先側の摺動ブロック24が上レール10a、及び、下レール11a沿って吊元框21側に移動することにより、吊元扉14及び移動扉15が折り畳まれて開口13aが開放される。
吊元扉14と移動扉15との間には、図3、図4に示すように、吊元扉14の縦中框20の端部と移動扉15の縦中框20の端部とわたって連結部材9が設けられており、2つの縦中框20が連結部材9と係合して吊元扉14と移動扉15とが回動するように構成されている。すなわち、吊元扉14の縦中框20が吊元扉14の隣接端部の一例であり、移動扉15の縦中框20が移動扉15の隣接端部の一例である。
吊元扉14の縦中框20と移動扉15の縦中框20とは同一の押出成形部材であり、左右方向を反転させた状態にて配置されている。このため、ここでは吊元扉14の縦中框20を例に挙げて吊元扉14と移動扉15とが回動する機構を説明する。
吊元扉14の縦中框20は、上下方向に連通する中空部を有し、水平断面形状がほぼ矩形状をなす縦中框本体20aと、開口13aを閉塞した状態において縦中框本体20aの脱衣室に臨む面を有する脱衣室側壁部20bから縦中框20の外周側に延出された延出壁部20cと、延出壁部20cの先端、すなわち吊元扉14の端部であり連結部材9と係合するフック部20dと、縦中框本体20aの浴室に臨む面を有する浴室側壁部20eから吊元扉14において縦中框20の外周側に向かって脱衣室側に湾曲するように延出された湾曲壁部20fと、を有している。フック部20dの先端と湾曲壁部20fの先端との間には空隙が設けられており、フック部20dの先端と湾曲壁部20fの先端との間を開口20gとし、縦中框本体20aとフック部20d及び湾曲壁部20fにて囲まれた空間20hが形成されている。この空間20h内には、吊元扉14と移動扉15の間に配置される連結部材9が、吊元扉14の空間20hから移動扉15の空間20hにわたって配置されて、吊元扉14と移動扉15とが連結されている。
連結部材9は、吊元扉14と移動扉15とほぼ同じ長さを有する押出成形部材でなる連結縦材26と、連結縦材26に係止されて吊元扉14と移動扉15との回動を案内する案内部材27と、を有している。
連結縦材26は、外形の断面形状がほぼ半円形状の円弧をなし、浴室側に湾曲して脱衣室側に凹部を形成する外周壁部26aと、外周壁部26aが形成する凹部内の中央に、脱衣室側に向かって突出された突出片26bと、外周壁部26aの先端から互いに対向する方向に突出されて案内部材27を係止する係止片26cと、を有している。対向する2つの係止片26cの先端は、左右方向に間隔が隔てられており、2つの係止片26cの先端の間が開口となる外周壁部26aの凹部内に、案内部材27が収容されるとともに、係止片26cにより外周壁部26aに係止される。
案内部材27は、上下方向の長さが、連結縦材26より短い樹脂製の成形部材であり、連結縦材26に複数、例えば4つ上下方向に適宜間隔を隔てて嵌合されている。ここで、案内部材は樹脂製に限るものではない
案内部材27は、連結縦材26の突出片26bと係合する係合凹部27aを有し、外周壁部26aの凹部の浴室側の約半分を占める本体部27bと、本体部27bの左右の端部から脱衣室側に延出されて連結縦材26の係止片26cに係止される、左右の延出係止片27cと、左右の延出係止片27cの先端から互いに対向する方向に突出されて吊元扉14と移動扉15のフック部20dと係合する回動係合片27dと、左右の延出係止片27cの左右方向における中央に本体部27bから脱衣室に向かって突出された中央突出部27eと、を有している。
中央突出部27eは、見込み方向において、左右の回動係合片27dの位置とほぼ同じ位置まで突出されており、中央突出部27eの先端と左右の回動係合片27dとの、見付け方向における間には、空隙が設けられている。また、中央突出部27eには、脱衣室側となる先端側から弧を描く側壁面27fが左右にそれぞれ設けられている。そして、中央突出部27eの側壁面27fと、左右の延出係止片27c及び回動係合片27dとにて、脱衣室側と繋がった空隙27gが、中央突出部27eの両側に形成されている。
吊元扉14及び移動扉15と連結部材9とは、図3に示すように、折戸22により開口13aを閉塞した状態にて、吊元扉14の縦中框20と移動扉15の縦中框20とが、吊元扉14と移動扉15との相対位置を維持すべく中央突出部27eを介して突き合わされて直線状に並ぶように、連結部材9を介して吊元扉14と移動扉15とが配置される。すなわち、中央突出部27eは、吊元扉14と移動扉15との相対位置を維持するスペーサーの機能も有している。
折戸22により開口13aを閉塞した状態にて、連結部材9は、中央突出部27eが、左右の回動係合片27dに係合された吊元扉14のフック部20d及び移動扉15のフック部20dの間に位置している。また、左右の回動係合片27dに係合された吊元扉14のフック部20d及び移動扉15のフック部20dの浴室側には空隙27gが設けられている。
そして、開口13aを開放すべく移動扉15の戸先框19を右方向、すなわち、吊元框21側に移動させると、吊元扉14及び移動扉15が回動しつつ、連結部材9により連結された吊元扉14及び移動扉15の縦中框20が浴室側に移動する。このとき、吊元扉14のフック部20d及び移動扉15のフック部20dは、左右の回動係合片27dと延出係止片27cと境界となる角部を回動軸Pとしてフック部20dの先端側が側壁面27fに沿わされつつ空隙27gの奥側に移動して吊元扉14及び移動扉15が回動する。すなわち、吊元扉14及び移動扉15が回動する回動軸Pは、折戸22の脱衣室側に位置している。
折戸22の上端部には、上レール10aとともに、折戸22により開口13aを閉塞した状態に維持するためのラッチ機構5を構成するラッチ本体50が設けられている。ラッチ本体50は、吊元扉14の側に設けられた移動片対応部材としての吊元扉側ラッチ部材51と、移動扉15側に設けられた移動扉側ラッチ部材53と、を有している。
吊元扉側ラッチ部材51は、吊元扉14の縦中框20の上端部に挿入され、縦中框20の上端の小口を覆うように設けられている。移動扉側ラッチ部材53は、移動扉15の縦中框20の上端部に挿入され、縦中框20の上端の小口を覆うように設けられている。
吊元扉側ラッチ部材51は、図5に示すように、吊元扉14の縦中框20の小口を覆う吊元キャップ部51aと、吊元キャップ部51aから垂設され吊元扉14の縦中框20が有する縦中框本体20a内に挿入されて嵌合する吊元嵌合部51bと、吊元嵌合部51bが縦中框20に嵌合されたときに、連結部材9の連結縦材26が有する外周壁部26aの浴室側に突出し、マグネット60が移動不能に収容された吊元側マグネット収容部51cと、を有している。吊元扉側ラッチ部材51は、吊元キャップ部51aと吊元嵌合部51bと吊元側マグネット収容部51cとが一体に形成された樹脂製の部材である。
移動扉側ラッチ部材53は、図6に示すように、上下方向に移動可能に設けられた移動片54と、移動片54を収容するとともに上下方向に案内するケーシング55とを有している。
ケーシング55は、移動扉15の縦中框20における浴室側の上端部が切り欠かれた部位に取り付けられる。ケーシング55は、移動扉15の縦中框20の脱衣室側の小口を覆う移動扉側キャップ部55aと、移動扉側キャップ部55aから垂設され移動片54が上下方向に移動可能に収容される移動片収容部55bとを有している。移動片収容部55bは、移動扉15の縦中框20切り欠かれた部位から浴室側に露出して、切り欠かれて残った脱衣室側の部位に嵌め込まれる脱衣室側嵌込部55cと、脱衣室側嵌込部55cが縦中框20に嵌め込まれたときに、連結部材9の連結縦材26が有する外周壁部26aの浴室側に突出する突出収容部55dとを有している。脱衣室側嵌込部55cと突出収容部55dは内側にて連通しており、脱衣室側嵌込部55cには、収容される移動片54を案内する案内壁部55eが設けられ、脱衣室側嵌込部55c上の移動扉側キャップ部55aには、移動片54のラッチ片54aが突出する挿抜穴55fが設けられている。また、突出収容部55dの下端をなす底部55gにはマグネット56が移動不能に設けられている。ケーシング55は、移動扉側キャップ部55aと移動片収容部55bとが一体に形成された樹脂製の部材である。
移動片54は、脱衣室側嵌込部55cに収容され、上部に、ケーシング55の挿抜穴55fから突出するラッチ片54aが設けられた移動片本体54bと、突出収容部55dに収容され、マグネット61が収容される移動側マグネット収容部54cと、移動片本体54bの浴室側の部位と移動側マグネット収容部54cの脱衣室側の部位とが見付け方向に並ぶ位置にて移動片本体54bと移動側マグネット収容部54cとを連結する連結部54dとを有している。移動片本体54bと移動側マグネット収容部54cと連結部54dとは、収容される移動片収容部55bの高さのほぼ半分の高さを有しており、移動片本体54b上に設けられたラッチ片54aを挿抜穴55fから突出させて、移動片収容部55bの高さのほぼ半分の高さを上下に移動可能に構成されている。移動片54は、ラッチ片54a、移動片本体54b、移動側マグネット収容部54c、及び、連結部54dが一体に形成された樹脂製の部材である。
ラッチ片54aは、移動片54がケーシング55の下端側に位置しているときに、挿抜穴55fから突出しない高さを有しており、図2に示すように、開口13aが閉塞されて突出したときに上レール10aと対向する対向部54eは、上方に向かって浴室側から脱衣室側に変位する湾曲形状をなしている。このため、ラッチ片54aが上レール10aの直下に位置したときにラッチ片54aが上下方向における他方としての上方向に突出しても、上レール10aにラッチ片54aの対向部54eが摺接して脱衣室側に案内されることにより、吊元扉14及び移動扉15の縦中框20側が脱衣室側に移動されるように構成されている。また、開口13aが閉塞された状態にて、上レール10aの下端がラッチ片54aの対向部54eに当接するように構成すると、開口13aを開放する際に、折戸22の移動に伴ってラッチ片54aが上レール10aに押圧されるので、移動片54をケーシング55内に引き込ませることが可能となる。
本実施形態のラッチ機構5では、吊元側マグネット収容部51cに収容されたマグネット60と移動側マグネット収容部54cに収容されたマグネット61とが互いに引き付け合うように設定されており、移動側マグネット収容部54cに収容されたマグネット61とケーシング55に設けられたマグネット56とが互いに引き付け合うように設定されている。また、マグネット60とマグネット61とが引き付け合う力の方が、マグネット61とマグネット56とが引き付け合う力より大きく設定されている。
この浴室用の建具1は、図1、図7(a)に示すように、折戸22により開口13aを閉塞した状態で、吊元扉14に設けられた吊元扉側ラッチ部材51において浴室側に突出している吊元側マグネット収容部51cと、移動扉15に設けられた移動扉側ラッチ部材53において浴室側に突出している移動側マグネット収容部54cとが見付け方向にて近接又は当接して並ぶように配置される。このとき、吊元扉側ラッチ部材51の吊元側マグネット収容部51cに収容されて折戸22の上端側に配置されたマグネット60の磁力により、移動側マグネット収容部54cに収容されたマグネット61が引き付けられることにより、図8(a)に示すように移動片54はケーシング55内の上部側に位置している。このため、ケーシング55の挿抜穴55fからラッチ片54aが、上レール10aの脱衣室側にて突出している。
そして、開口13aを開放する際には、吊元扉14と移動扉15との縦中框20を浴室側に押し出すように操作する。このとき、吊元扉14と移動扉15とは、折戸22の脱衣室側に位置する、案内部材27の左右の回動係合片27dと延出係止片27cと境界となる角部を回動軸Pとして回動する。吊元扉14と移動扉15との回動に伴って、折戸22の浴室側に位置している、吊元側マグネット収容部51cと移動側マグネット収容部54cとの間の距離が開き始めると、この距離の2乗に反比例して磁力が低下する。そして、マグネット60とマグネット61とが引き付け合う力より、移動片54の自重及びマグネット61とマグネット56とが引き付け合う力が大きくなると、図8(b)に示すように、移動片54が降下しラッチ片54aが脱衣室側嵌込部55cに収容されることにより、上レール10aによる、吊元扉14と移動扉15との縦中框20の浴室側への移動の規制が解除されて開口13aを開放することが可能となる。
また、折戸22により開口13aを閉塞する際には、吊元扉14と移動扉15との縦中框20が浴室側から脱衣室側に移動するように操作する。このとき、吊元扉14と移動扉15とは、折戸22の脱衣室側に位置する、案内部材27の左右の回動係合片27dと延出係止片27cと境界となる角部を回動軸Pとして回動する。
吊元扉14と移動扉15との回動に伴って、折戸22の浴室側に位置している、吊元側マグネット収容部51cと移動側マグネット収容部54cとが近づき始める。そして、折戸22により開口13aが完全に閉塞される前にて、吊元側マグネット収容部51cと移動側マグネット収容部54cとが近接し、マグネット60とマグネット61との磁力により引き付け合う力が、移動片54の自重及びマグネット61とマグネット56との磁力により引き付け合う力より大きくなると、マグネット60の磁力により移動片54が引き付けられることにより、図8(a)に示すように、移動片54が上昇し、ラッチ片54aが挿抜穴55fから上方に突出する。このとき、折戸22は、ほぼ見付け方向に沿うように吊元扉14と移動扉15とが配置されて、開口13aを閉塞した状態とほぼ同じ位置に位置しているため、ラッチ片54aは上レール10aの脱衣室側に配置される。
このようにラッチ片54aが上レール10aの脱衣室側に突出することにより吊元扉14と移動扉15との縦中框20の浴室側への移動が規制される。このとき、移動片54は、ラッチ片54aの最大突出量が、上レール10aが設けられている上枠10の下面部10bとラッチ片54aが突出する移動扉側キャップ部55aの上面との距離より大きいので、ラッチ片54aの先端を、上レール10aの基端部、すなわち、上枠10の下面部10bまで到達させることが可能である。また、このとき、ラッチ片54aが係合する上レール10aは上下方向における突出量が一定なので、たとえ上枠10の捩れや反りなどによる寸法の誤差が生じたとしても、折戸22の設置時に折戸22の上下方向の位置やラッチ片54aの突出量を調整することなく、ラッチ片54aと上レール10aとを設計通りの係合量を確保して確実に係合させることが可能である。このため、より施工性に優れた建具を実現することが可能である。この場合には、ラッチ片54aが上枠10の下面部10bに当接する設計上の突出量に、想定される上記寸法の誤差を加えた量をラッチ片54aの最大突出量としておくことが望ましい。また、このとき、上枠10の下面部10bまたはラッチ片54aの上部に緩衝材を備えておくと、ラッチ片54aが上枠10の下面部10bに接触する際の音も軽減することが可能である。
本実施形態の建具1によれば、折戸22を構成する吊元扉14と移動扉15のうちの移動扉15に設けられている移動片54と、吊元扉14に設けられている吊元扉側ラッチ部材51とが、それぞれマグネット60、61を有しており、移動片54は折戸22により開口13aを閉塞したときに、吊元扉側ラッチ部材51が近づいて磁力が作用することにより上レール10aの脱衣室側にて上方に向かって突出する。このように折戸22の縦中框20が浴室側に移動されて開口13aが開放される建具1が有する、折戸22の縦中框20に設けられた移動片54は、折戸22により開口13aが閉塞されたときに磁力が作用して、上レール10aの脱衣室側にて上方向に向かって突出するので、移動片54が突出する際にラッチ片54aが上レール10aと接触し難い。このため、移動片54と上レール10aとを有するラッチ機構5において、折戸22により開口13aを開閉する際のラッチ機構5による衝撃音を小さく抑えることが可能な建具1を提供することが可能である。このとき、移動片54は、当該移動片54及び吊元扉側ラッチ部材51に設けられたマグネット60、61が、開口13aを閉塞することにより近づいて磁力が作用し、開口13aを開放することによりマグネット60、61が離れて磁力の作用が解除される、磁力の変化により移動する。マグネット60、61の磁力は距離の2乗に反比例するので、移動片54と吊元扉側ラッチ部材51との距離の変化に対し、作用する磁力の変化が大きい。このため、マグネット60、61の磁力により移動する移動片54を素早く移動させることが可能であり、折戸22の縦中框20の見込み方向の移動に対し、移動片54が移動する範囲を狭くすることが可能である。このため、上レール10aに移動片54がより接触しにくいので、折戸22により開口13aを開閉する際の衝撃音を小さく抑えることが可能である。
また、移動片54が収容されて上方向に案内されるケーシング55と吊元扉側ラッチ部材51とが設けられる、吊元扉14と移動扉15の縦中框20が連結部材9を介して回動する回動軸Pは脱衣室側に位置しており、マグネット60を備える吊元扉側ラッチ部材51とマグネット61を備えるケーシング55とは浴室側に位置しており、ケーシング55と吊元扉側ラッチ部材51は、回動軸Pから離れて位置している。このため、回動軸Pを中心として回動した際の移動量が回動軸P側より大きくなるので、開口13aを閉塞した状態から回動した際に、マグネット60、61は離間され、距離の変化に対する磁力の変化がおこることにより、より確実に磁力の作用を低減させることが可能である。すなわち、開き始めるときに、より正確に移動片54を下方側に移動させることが可能である。また、開口13aを閉塞した際には、ケーシング55と吊元扉側ラッチ部材51が回動軸Pと反対側にて当接されるので、吊元扉14と移動扉15が、閉止状態を超えて回動されることを防止することが可能である。
また、ケーシング55の底部55gに、マグネット60、61の磁力により移動片54を下方へ、作用する力より小さな磁力にて移動片54を引き寄せるマグネット56を備えたので、吊元扉側ラッチ部材51が移動片54に近づいて磁力が作用すると、作用した磁力は、移動片54に作用しているマグネット56の磁力より大きいので移動片54は突出し、吊元扉側ラッチ部材51が移動片54から遠ざかって磁力が弱まりマグネット56の磁力の方が大きくなると、移動片54はマグネット56の磁力により下方側に移動される。このため、移動片54をより正確に下方側に移動させることが可能である。また、移動片54に作用しているマグネット56の磁力は、吊元扉側ラッチ部材51が近づいて作用する磁力より小さいので、吊元扉側ラッチ部材51が移動片54に近づいた際には、より確実に上方側に突出させることが可能である。
また、突出した移動片54を引き寄せる外力を、ケーシング55の底部55gに備えたマグネット56の磁力としたので、マグネット56を設けるだけの簡単な方法にて、移動片54をより正確に突出方向と反対の下方側に移動させることが可能である。
また、移動片54の、突出した部分における対向部54eと移動片本体54bとの間に、開口13aを閉塞した状態において上レール10aと対向する鉛直面を設けておいても良い。この場合には、突出した移動片54は、少なくとも一部が上レール10aと鉛直面にて対向するので、折戸22により開口13aを閉塞した状態を維持しやすい建具1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、吊元側マグネット収容部51cと移動側マグネット収容部54cとが近接すると、マグネット60の磁力により移動片54が引き付けられて移動片54が上昇し、ラッチ片54aが挿抜穴55fから上方に突出する例について説明したが、これに限るものではない。たとえば、吊元側マグネット収容部51cに収容されたマグネット60と移動側マグネット収容部54cに収容されたマグネット61とが互いに反発し合うように設定し、吊元側マグネット収容部51cと移動側マグネット収容部54cとが近接すると、マグネットの反発により移動片54が上昇するように構成してもよい。
上記実施形態においては、ラッチ機構5を、吊元扉14及び移動扉15が有する縦中框20の上端部に設けられたラッチ本体50と上レール10aとで構成した例について説明したが、これに限るものではない。例えば、ラッチ本体50を吊元扉14及び移動扉15が有する縦中框20の下端部に設け、開口13aを閉塞して吊元扉14及び移動扉15の縦中框20が近接又は当接している状態にて、マグネットの磁力により移動片を上方に引き上げておき、折戸22が開き始めて吊元扉14及び移動扉15の縦中框20が離れ始めたときに、磁力の作用が低下して移動片が降下して、下レールの脱室側に突出する構成としても良い。また、ラッチ機構5を、折戸22の上下にそれぞれ設けても構わない。
また、上記実施形態においては、吊元扉側ラッチ部材51と移動扉側ラッチ部材53とにそれぞれマグネット60、61を備えた例について説明したが、吊元扉側ラッチ部材51と移動扉側ラッチ部材53のいずれか一方を、マグネットに引き付けられる着磁体にて構成しても良い。
また、吊元扉側ラッチ部材51のマグネット60により引き付けられて突出した移動片54を収容するために、移動扉側ラッチ部材53が有するケーシング55の底部55gにマグネット56を備えた例について説明したが、移動片54の自重により移動片54を収容する方向に移動可能であれば、マグネット56を備える必要はない。このとき、移動片54がマグネット61を備えている場合には、ケーシング55の底部55gに着磁体を備えておいてもよい。また、移動片54を収容するために移動片54を突出方向と反対方向に付勢する、例えば、ばね等の付勢部材を備えていても良い。
上記実施形態においては、移動片54の最大突出量を、上枠10の下面部10bとラッチ片54aが突出する移動扉側キャップ部55aの上面との距離より大きく設定した例について説明したが、移動片54の最大突出量を、上枠10の下面部10bとラッチ片54aが突出する移動扉側キャップ部55aの上面との距離より小さく設定してもよい。この場合には、移動片54が突出した際に、上枠10の下面部10bに移動片54が当接しないので、移動片54が突出することによる音の発生を抑えることが可能である。
上記実施形態においては、移動扉15側に移動片54を設けた例について説明したが、吊元扉14側に移動片54を備えていても良い。
また、上記実施形態においては、2枚の扉で構成された折戸を例に挙げて説明したが、折戸は、3枚以上の扉にて構成されていてもよい。また、上記折戸は、一方の扉が固定されていたが、例えば、各扉の上下端部が幅方向における中央部にて回動自在且つレールに沿って移動可能に設けられて、いずれの扉も枠体側に固定されていない折戸であっても構わない。
上記実施形態においては、折戸22が設けられ開口13aを形成する開口形成部を矩形状に枠組みされた枠体13としたが、これに限るものではない。たとえば、三方枠や、パーテーションを形成する折戸が吊り下げられる上側のレール部材であっても構わない。
また、上記実施形態においては、移動扉15、及び、吊元扉14がいずれも面材23が矩形状に框組みされた框にて囲まれている例について説明したが、移動扉15、及び、吊元扉14は、各々1枚のパネル体にて形成されていても良い。この場合には、互いに隣り合う2枚のパネル体が連結される隣接端部に、ラッチ機構が設けられる。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、5 ラッチ機構、9 連結部材、10 上枠、10a 上レール、
10b 下面部、13 枠体、13a 開口、14 吊元扉、15 移動扉、
20 縦中框、22 折戸、50 ラッチ本体、51 吊元扉側ラッチ部材、
53 移動扉側ラッチ部材、54 移動片、54a ラッチ片、54e 対向部、
55 ケーシング、55a 移動扉側キャップ部、55f 挿抜穴、55g 底部、
56 マグネット、60 マグネット、61 マグネット、 P 回動軸

Claims (7)

  1. 第1空間と第2空間との境界に設けられた開口を形成する開口形成部に設けられ、前記開口を閉塞可能な折戸を有し、前記折戸が有する隣り合う2枚の扉にて互いに隣接して回動自在に連結される隣接端部が前記第1空間側に移動されて前記開口が開放される建具であって、
    前記開口形成部に上下方向における一方に突出している突出部を有し、
    前記開口形成部の前記突出部が設けられた部位と対向する、前記隣り合う2枚の扉のうちの一方の扉の前記隣接端部側の部位に、上下方向に移動可能な移動片を有し、
    前記隣り合う2枚の扉のうちの他方の扉の前記隣接端部側の部位に、前記開口を閉塞することにより前記移動片に近づき、前記開口を開放することにより前記移動片から離れる移動片対応部材を有し、
    前記移動片と前記移動片対応部材とは、一方がマグネットを有し、他方がマグネットまたは着磁体を有しており、
    前記移動片は、前記折戸により前記開口を閉塞したときに、前記マグネットの磁力が作用することにより引き付けられて、前記突出部の、前記第2空間側にて上下方向における他方に移動して突出し、前記開口を開放するときに、前記磁力の作用が解除されて上下方向における一方に移動して収容されることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記折戸は、前記隣り合う2枚の扉の前記隣接端部が連結部材を介して連結され、前記第2空間側に位置する回動軸を中心に回動自在に構成されており、
    前記移動片は、当該移動片を上下方向に案内するケーシングに収容されて、前記一方の扉の前記隣接端部側に設けられ、
    前記移動片対応部材は、前記他方の扉の前記隣接端部側に設けられ、
    前記ケーシングと前記移動片対応部材とは、前記開口を閉塞した際に、前記折戸の、前記第1空間側にて互いに当接することを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記移動片には、前記移動片対応部材が近づいて作用する磁力により当該移動片が突出される力より小さな外力が、上下方向における方に作用していることを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記外力は、前記扉側に設けられたマグネットの磁力であることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記移動片の突出量は、前記開口形成部の前記突出部が設けられている部位と前記移動片が突出する部位との距離より小さいことを特徴とする建具。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記移動片の突出量は、前記開口形成部の前記突出部が設けられている部位と前記移動片が突出する部位との距離より大きいことを特徴とする建具。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の建具であって、
    前記移動片の、前記突出部側の部位は、上下方向における他方に向かって前記第1空間側から前記第2空間側に変位していることを特徴とする建具。
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