JP5829137B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技球が流下可能な遊技領域(20a)が前側に設けられる遊技盤(20)と、前記遊技盤(20)に配設されて遊技球が入賞可能な第1始動入賞口(31a)および第2始動入賞口(31b)と、前記第1始動入賞口(31a)への遊技球の入賞を契機として特別図柄を変動表示すると共に、大当りを認識可能な特別図柄またははずれを認識可能な特別図柄を特別図柄の変動表示の結果として表示する第1特別図柄表示手段(50)と、前記第2始動入賞口(31b)への遊技球の入賞を契機として特別図柄を変動表示すると共に、大当りを認識可能な特別図柄またははずれを認識可能な特別図柄を特別図柄の変動表示の結果として表示する第2特別図柄表示手段(51)と、前記第1および第2始動入賞口(31a,31b)の何れかへの遊技球の入賞に伴って演出図柄を変動表示して図柄変動演出を行う図柄表示手段(17)とを備え、前記第1および第2始動入賞口(31a,31b)の何れかへの遊技球の入賞に伴って大当り判定が行われると共に、前記大当り判定に当選した場合に付与可能な複数種類の当り遊技に対応するよう前記第1および第2特別図柄表示手段(50,51)に表示可能な前記大当りを認識可能な特別図柄が設定されて、当該第1または第2特図表示手段(50,51)に表示された特別図柄に対応した種類の大当り遊技が付与されるよう構成された遊技機において、
前記第1始動入賞口(31a)への入賞を契機とした大当り判定の結果および大当り判定に当選した場合に決定される大当り遊技の種類に応じて発光制御される複数の第1の表示発光手段(101)と、
前記第1の表示発光手段(101)に隣接して配置され、前記第2始動入賞口(31b)への入賞を契機とした大当り判定の結果および大当り判定に当選した場合に決定される大当り遊技の種類に応じて発光制御される第2の表示発光手段(102)と、
前記第1および第2の表示発光手段(101,102)が取り付けられた基板(100)が設置されると共に、前後に開口するよう形成された1つの孔部(92a)の開口内側に、当該第1および第2の表示発光手段(101,102)が位置する取付ベース(91)と、
前記第1および第2の表示発光手段(101,102)の夫々に対応して設けられて機前面に露出し、対応する第1および第2の表示の発光手段(101,102)の発光状態により前記大当り判定の結果および大当り遊技の種類を表示する光透過部(111)と、
前記第1および第2の表示発光手段(101,102)に隣接して設けられた別の発光手段(104)と、
前記第1および第2の表示発光手段(101,102)の間に設けられ、当該第1および第2の表示の発光手段(101,102)の何れかを発光した際に、隣接する表示発光手段に対応した光透過部(111)への光の入射を防止する第1の遮光手段(115)と、
前記取付ベース(91)において前記第1および第2の表示発光手段(101,102)が開口内側に位置する前記孔部(92a)の対向する縁部に形成された位置決め溝(94)と、
前記第1および第2の表示発光手段(101,102)および別の発光手段(104)の間に設けられ、該別の発光手段(104)を発光した際に、前記光透過部(111)への光の入射を防止する第2の遮光手段(92c)とを備え、
前記第1の遮光手段(115)は、前記隣接する第1および第2の表示発光手段(101,102)の間に延在して前記基板(100)に当接し、隣接する表示発光手段への光を遮る遮光板(116)と、前記第1および第2の表示発光手段(101,102)の光照射方向前側に夫々設けられて各表示発光手段(101,102)に対応する前記光透過部(111)が嵌合する嵌合凹部(118)とを備え、前記遮光板(116)の端部が前記位置決め溝(94)に嵌り込むことで前記孔部(92a)に対して支持されるよう構成されて、
前記第1の遮光手段(115)の遮光板(116)が、前記孔部(92a)の開口内側で前記第1および第2の表示発光手段(101,102)を区分すると共に、当該第1および第2の表示発光手段(101,102)に対応する前記光透過部(111)を区分して、前記第1および第2の表示発光手段(101,102)を発光した際に、対応の光透過部(111)が明輝されると共に隣接する表示発光手段に対応した光透過部(111)への光の入射を前記遮光板(116)で阻止するよう構成され、
前記第1特別図柄表示手段(50)で行われる特別図柄変動表示の開始と同時に、前記第1の表示発光手段(101)による発光状態の変動を開始して当該特別図柄変動表示の終了まで継続して変動すると共に、当該特別図柄変動表示の終了と同時に第1の表示発光手段(101)の発光状態が確定するよう構成され、
前記第2特別図柄表示手段(51)で行われる特別図柄変動表示の開始と同時に、前記第2の表示発光手段(102)による発光状態の変動を開始して当該特別図柄変動表示の終了まで継続して変動すると共に、当該特別図柄変動表示の終了と同時に第2の表示発光手段(102)の発光状態が確定するよう構成されたことを要旨とする。
また、複数の第1および第2の表示発光手段が取り付けられた基板が設置される取付ベースに支持部を設けて、該支持部で第1の遮光手段を支持するよう構成したことで、第1の遮光手段により第1および第2の表示発光手段からの光が混合するのをより確実に防止することができる。しかも、隣接する第1および第2の表示発光手段の間に延在して基板に当接する遮光板を第1の遮光手段に設けると共に、当該第1の遮光手段に設けた嵌合凹部に光透過部が嵌合することで、第1および第2の表示発光手段の光を対応する光透過部に対してのみ入射させることができる。
更に、取付ベースに形成した孔部の開口内側に、第1および第2の表示発光手段を位置させたことで、該第1および第2の表示発光手段の光が照射される範囲を正確に区画することができる。そして、孔部内で隣接位置する第1および第2の表示発光手段の間に遮光板が位置することで、第1および第2の表示発光手段同士をより正確に区分けすることが可能となる。
前記取付ベース(91)の前面を装飾する前面装飾カバー(95)が配設されて、当該前面装飾カバー(95)を貫通するよう2つの光透過孔(95a,95b)が形成され、
前記光透過部(111)は、前記前面装飾カバー(95)に形成された片方の光透過孔(95a,95b)に嵌合する断面形状に形成された嵌合部(112)と、該嵌合部(112)の後端部から外方へ延出して前面装飾カバー(95)の裏面に係止する係止部(113)と、該嵌合部(113)の後端部から対応する表示発光手段(101,102)側へ延在する導光部(114)とを備え、
前記第1の遮光手段(115)は、前記遮光板(116)に挟む両側方へ延出する当接板(117)が形成されて、当該遮光板(116)に挟む両側に前記嵌合凹部(118)が夫々形成されて、各嵌合凹部(118)に前記光透過部(111)の導光部(114)が嵌合するよう構成され、
前記位置決め溝(94)に前記遮光板(116)を嵌合させた前記第1の遮光手段(115)の当接板(117)を前記取付ベース(91)の前面に当接すると共に、当該前面装飾カバー(91)の光透過孔(92a)に嵌合部(112)を嵌合した光透過部(111)の係止部(113)を、前面装飾カバー(95)および当接板(117)により挟持するよう構成されたことを要旨とする。
前記遊技盤(20)には、前記図柄表示手段(17)の表示面(17a)を遊技盤(20)の前面側から視認可能に臨ませる表示窓口(25a)を備えた枠状装飾体(25)が配設されて、当該枠状装飾体(25)における表示窓口(25a)の開口下縁側に遊技球が左右に転動可能なステージ(25c)が設けられると共に、当該ステージ(25c)の後端部に、表示窓口(25a)の開口内側に延在する球規制壁部(25f)が設けられ、
前記球規制壁部(25f)の後方において当該球規制壁部(25f)と前後の関係で対向する位置に、前記取付ベース(91)の前面を装飾する前面装飾カバー(95)が配設されると共に、当該前面装飾カバー(95)の前面において球規制壁部(25f)より上方位置に、当該前面装飾カバー(95)を貫通するよう光透過孔(95a,95b)が形成されて、当該前面装飾カバー(95)の光透過孔(95a,95b)を介して前記光透過部(111)が機前面に露出するよう構成されたことを要旨とする。
前記第1および第2の表示発光手段(101,102)は、複数色で発光可能に構成されて、
前記第1および第2特別図柄表示手段(50)に表示可能な前記大当りを認識可能な特別図柄は、前記当り遊技の種類に対応する複数グループに分類して設定されて、
前記第1および第2特別図柄表示手段(50,51)に表示する特別図柄の種類に応じて、対応する前記第1および第2の表示発光手段(101,102)の発光色を決定するよう構成されると共に、前記第1および第2の表示発光手段(101,102)の発光色として同一色が決定される特別図柄のグループが複数設定され、
前記第1および第2特別図柄表示手段(50,51)で行われる特別図柄変動表示の終了と同時に、特別図柄の種類に応じて決定された発光色で対応の前記第1および第2の表示発光手段(101,102)を発光するよう構成されたことを要旨とする。
このように、第1および第2の表示発光手段の発光状態を確認しただけでは、どの種類の大当り遊技が付与されたかは直接認識することはできないから、第1および第2の表示発光手段の発光状態により大当り遊技を示唆したとしても、遊技の興趣が損なわれることはない。また、第1および第2の表示発光手段の発光状態を確認することで、大当り遊技の種類をある程度まで絞ることができるから、該第1および第2の表示発光手段の発光形態から大当り遊技の種類を推測する今までにない新たな楽しみを創出することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1または図2に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立(後述する始動入賞装置30の始動入賞口31a,31aへのパチンコ球の入賞)を契機として演出用の図柄(以下演出図柄という)を変動表示させて図柄変動演出を行う演出実行手段としての図柄表示装置(図柄表示手段)17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前後に開口する窓口13aがガラス板や透明な合成樹脂材で形成された透視保護板(図示せず)により覆われた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、パチンコ球を貯留する球受け皿14,15が設けられている。なお、実施例では、前記前枠13における前記窓口13aの下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14および下球受け皿15が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上下の球受け皿14,15も一体的に開閉するよう構成される。実施例では、前記図柄表示装置17としては、演出図柄の他に各種絵柄やキャラクタ等を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されているが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
前記遊技盤20は、図3に示すように、各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート(図示せず)等を表面に貼付けて装飾したベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材であって、遊技盤20の裏面側に配設された設置部材80(図2、図18参照)に、前記図柄表示装置17が着脱可能に組み付けられている。前記遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール21が配設されており、該案内レール21により画成される略円形の遊技領域20aに、前記中枠12に配設された図示しない打球発射装置77から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口20b(図18参照)が適宜位置に開設されており、該装着口20bに対して各種の遊技盤設置部品(具体的には後述する枠状装飾体25、始動入賞装置30、特別入賞装置40、球通過ゲート47等)が取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20a域に打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。なお、前記装着口20bの形成数は、遊技盤20に取り付けられる各種遊技盤設置部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。
前記遊技盤20の裏面に配設される前記設置部材80は、前方へ開口する略矩形箱状に形成されて、外周壁部の前端部を遊技盤20の裏側に当接させた状態で固定されている。そして、前記設置部材80における遊技盤20に対向する背面板80aの裏側に、前記図柄表示装置17が着脱可能に取り付けられると共に、該背面板80aにおける図柄表示装置17の画像表示面17aに対応する位置に、前後に開口する開口部80b(図18参照)が開設されており、該設置部材80の開口部80bに臨ませた図柄表示装置17の画像表示面17aが前記枠状装飾体25の表示窓口25aを介して遊技盤20の前側から視認し得るようになっている。また、前記設置部材80における背面板80aの前面側(すなわち、遊技盤20と設置部材80により画成される空間内)には、前記開口部80bを囲うように各種の発光装置や可動装置等の遊技演出装置90が配設されており、前記表示窓口25aを介して前面から視認し得るよう構成されている。すなわち、前記設置部材80は、パチンコ機10の遊技演出に関わる図柄表示装置17や各種遊技演出装置90の設置手段として機能している。
図3に示すように、前記始動入賞装置30は、前記始動入賞口31a,31bを上下の位置関係で2つ設けられている。ここで、上側に位置する第1始動入賞口(第1始動入賞手段)31aは、遊技領域20a内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされている。下側に位置する第2始動入賞口(第2始動入賞手段)31bを挟む左右両側には、該第2始動入賞口31bを開閉可能に構成された開閉部材33が設けられており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド32(図9参照)の駆動に伴って一対の開閉部材33,33が第2始動入賞口31bを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。なお、実施例では、前記第2始動入賞口31bを開閉する一対の開閉部材33,33が第2始動入賞口31bを挟む左右側部に配置されて、始動入賞ソレノイド32の駆動に伴い一対の開閉部材33,33が相互に近接および離間するよう揺動される。
前記特別入賞装置(入賞手段)40は、図3に示すように、遊技領域20aに開口する特別入賞手段としての特別入賞口(図示せず)を開閉自在に閉成する開閉扉(開閉部材,開閉手段)43を備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド42(図9参照)の駆動に伴って開閉扉43が閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。なお、実施例では、前記開閉扉43が前後方向へ揺動することで特別入賞口を開閉するよう構成されており、該開閉扉43により特別入賞口が閉鎖された状態を図3に示す。また、前記特別入賞装置40には、前記特別入賞口に入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ44(図9参照)が設けられている。前記特別入賞検出センサ44は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、該特別入賞検出センサ44からメイン制御基板60への入賞検出信号の入力に伴って所定数(実施例では15個)の賞球が払い出されるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド42は、前記始動入賞装置30へのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞装置40を開放する当り遊技(大当り遊技)が付与される場合に、当りの種類に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板60によって駆動制御される。
図3に示すように、前記遊技盤20には、前記遊技領域20aの外側右下部位置に、前記始動入賞装置30(第1および第2始動入賞口31a,31b)への入賞を契機として作動する2組の特図表示器(特図表示手段)50,51が設けられている。ここで、2組の特図表示器50,51は、前記第1始動入賞口31aへの入賞を契機として変動表示を開始する第1特図表示器50と、第2始動入賞口31bへの入賞を契機として変動表示を開始する第2特図表示器51とからなり、各特図表示器50,51の何れも複数個(8個ずつ)の発光表示部により構成されている。そして、前記第1始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示器50の発光表示部が順次点灯・消灯する点滅変動する特図変動表示が行われ、最終的に発光表示部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特別図柄(以下、特図という)を表示するようになっている。また、第2始動入賞口31bへのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示器51の発光表示部が点灯・消灯する点滅変動する変動表示が行われて、最終的に発光部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により特図を表示するよう構成されている。なお、実施例の各発光表示部はLEDにより構成されているが、これに限らず点灯位置を適宜変更し得る形態であればよく、また7セグメント表示器やドットマトリックス、小型の液晶表示器、その他特図表示可能な表示手段を採用できる。
また、図3に示すように、前記第1始動入賞口31aにパチンコ球が入賞した際に取得される情報(各種乱数情報)が機内部の記憶手段(メイン制御RAM60c)に第1特図始動保留情報(第1始動保留球)として記憶されるようになっている。同様に、前記第2始動入賞口31bにパチンコ球が入賞した際に取得される情報(各種乱数情報)は機内部の記憶手段(メイン制御RAM60c)に第2特図始動保留情報(第2始動保留球)として記憶されるようになっている。そして、前記遊技盤20における遊技領域20aの外側右下部位置に、この第1特図始動保留情報の記憶数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された第1特図保留表示部52が設けられると共に、該第2特図始動保留情報の記憶数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された第2特図保留表示部53が設けられている。すなわち、前記第1および第2特図保留表示部52,53の表示内容によって、保留されている第1特図変動表示および第2特図変動表示の回数(図柄変動演出の回数)が報知される。
実施例に係る図柄表示装置17には、前記演出図柄を変動表示可能な図柄表示列26a,26b,26cが複数列設定されており、前記第1始動入賞口31aまたは第2始動入賞口31bへの入賞を契機として、各図柄表示列26a,26b,26cにおいて演出図柄が変動開始されるようになっている。また、各図柄表示列26a,26b,26cには、演出図柄の有効停止位置27が夫々設定されており、図柄変動演出により、各図柄表示列26a,26b,26cの有効停止位置27を組み合わせた停止図柄有効ライン28に確定停止表示される演出図柄の図柄組み合わせを導出するようになっている。なお、実施例の図柄表示装置17には、3列の図柄表示列26a,26b,26cが左右横並び状に設定されると共に、各図柄表示列26a,26b,26c毎に演出図柄の有効停止位置27が1箇所ずつ定められており、3列の演出図柄からなる図柄変動演出が行われるようになっている。すなわち、実施例の図柄表示装置17には、1つの停止図柄有効ライン28が設定されている。以下の説明では、左側から順に左図柄表示列26a、中図柄表示列26b、右図柄表示列26cと指称する場合がある。
図3に示すように、前記枠状装飾体25の右側には、遊技領域20aを流下するパチンコ球が通過可能な球通過ゲート47が設けられている。前記球通過ゲート47には通過球検出センサ48(図9参照)が配設されており、該球通過ゲート47を通過するパチンコ球を通過球検出センサ48で検出するよう構成されている。前記通過球検出センサ48は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、該通過球検出センサ48からメイン制御基板60への球検出信号の入力(すなわち通過球検出センサ48のパチンコ球の検出(球通過ゲート47のパチンコ球の通過))に伴って各種情報(後述する普図当り判定用乱数)が取得され、この取得した情報に基づいて後述する普図当り判定(普図当り抽選)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果に応じて前記始動入賞装置30の始動入賞ソレノイド32が駆動制御されて開閉部材33,33が開閉動作するようになっている。
また、図3に示すように、前記遊技盤20には、前記遊技領域20aの外側右下部位置に、複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された普図表示器55が配設されている。この普図表示器55では、通過球検出センサ48のパチンコ球の検出(球通過ゲート47のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普通図柄(以下、「普図」と示す場合がある)を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われるようになっている。実施例では、2つのLEDの発光態様にて2種類の普図を示している。具体的には、右側LEDだけが点灯する発光態様、および左側LEDだけが点灯する発光態様により普図を示している。なお、以下では、右側LEDだけが点灯することにより示される普図を普図「0」とし、説明の都合上、左側LEDだけが点灯することにより示される普図を普図「1」とする。そして、前記普図表示器55の最終的な表示結果から普図当りまたははずれを認識できるようになっている。具体的には、普図当りの場合に普図表示器55に普図「1」が表示され、はずれの場合に普図「0」が表示される。すなわち、この普図当りを認識できる普図が普図当りの表示結果となり、はずれを認識できる普図が普図はずれの表示結果となる。
また、図3に示すように、前記遊技盤20には、前記遊技領域20aの外側右下部位置に、前記球通過ゲート47をパチンコ球が通過した際に取得される情報(後述する各種乱数情報)が機内部の記憶手段(メイン制御RAM60c)で始動保留情報として記憶された際に、該普図保留情報の記憶数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された普図保留表示部56が配設されており、該普図保留表示部56の表示内容によって保留されている普図の変動回数が報知される。前記普図保留表示部56で表示される普図始動保留記憶数は、球通過ゲート47をパチンコ球が通過すると1加算され、普図変動表示が開始されることにより1減算される。なお、普図始動保留記憶数には所定の上限数(実施例では「4」)が設定されており、該上限数まで普図始動保留記憶数を加算し得るよう設定されている。なお、前記普図保留表示部56は、複数(実施例では2つ)のLEDから構成されており、普図始動保留記憶数が1〜2の場合には普図保留表示部56が左から順に点灯し、普図始動保留記憶数が3〜4の場合には普図保留表示部56が左から順に点滅することで、普図変動表示が行われる保留数を把握し得るようになっている。
また、実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口へのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態を較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、特図当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口へのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。
また、実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第2特典遊技状態としては、前記第2始動入賞口31bへのパチンコ球の入賞契機が、当該第2特典遊技状態が付与されていない状態を較べて増加する状態である。具体的には、第2特典遊技状態では、(1)普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第2始動入賞口31bを開放する開閉部材33,33の開放時間を増やすこと、により第2始動入賞口31bへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、第2特典遊技状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。なお普図当り1回についての第2始動入賞口31bを開放する開閉部材33,33の開放時間を増やすに際しては、開閉部材33,33の開放時間を単純に延長することで実現してもよく、また開閉部材33,33の開放回数を増やすことで実現することもでき、またこれらを複合させてもよい。なお、実施例では、第2特典遊技状態として上記(1)〜(3)を組み合わせており、以下の説明では、これら(1)〜(3)を組み合わせた状態を便宜的に「変短状態」というものとする。
次に、実施例のパチンコ機10で付与される大当り遊技について説明する。図4に示すように、大当り遊技は、特図変動表示の結果として特図表示器50,51に大当り図柄が停止表示された後に開始されるよう設定されており、大当り遊技の開始を示すオープニング演出OPと、オープニング演出終了後に行われる規定ラウンド数(実施例では5ラウンドまたは16ラウンド)だけラウンド間インターバルを挟んで繰り返されるラウンド遊技と、大当り遊技の終了を示すエンディング演出EDとにより構成されている。前記ラウンド遊技では、発生した大当りの種類に応じた開放動作で特別入賞装置40の開閉扉43が開閉動作して、1回のラウンド遊技において特別入賞口に規定個数(例えば9個)のパチンコ球が入賞するか、或いは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド遊技時間)が経過することで1回のラウンド遊技が終了する。なお、大当り遊技における各ラウンド遊技の間は、所定時間(以下「ラウンド間インターバル」という)だけ開閉扉43または開閉部材33,33が閉鎖状態で保持されるインターバルが設定されている。すなわち、大当り遊技では、前記開閉扉43が各大当り遊技の規定ラウンド数以上の開閉動作を行う。
実施例のパチンコ機では、図4に示すように、大当り判定に当選した場合に、遊技者に与える価値が異なる複数種類(実施例では11種類)の大当り遊技の中から1つの大当り遊技が決定され、その決定された大当り遊技が付与される。ここで、11種類の大当り遊技の内で何れの大当り遊技が付与されるかは、大当り判定に当選した際に決定される大当り図柄(特図1および特図2)の種類に基づいて決定されるようになっている。実施例において第1特図表示器50に表示可能な100種類の大当り図柄としての特図1は、図柄A、図柄B、図柄C、図柄D、図柄E、図柄Fの6つのグループに分類されており、第1特図表示器50に確定停止表示された特図1に応じて6種類の大当り遊技が付与されるようになっている。また、実施例において第2特図表示器51に表示可能な100種類の大当り図柄としての特図2は、図柄a、図柄b、図柄c、図柄d、図柄eの5つのグループに分類されており、第2特図表示器51に確定停止表示された特図2に応じて5種類の大当り遊技が付与される。
ここで、図柄A、図柄Bに分類される特図1が第1特図表示器50に表示されるか、図柄aに分類される種類の特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として特別確変大当り遊技(特別当り遊技)が付与されるようになっている。前記特別確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、特別確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。そして、特別確変大当り遊技の各ラウンド遊技では、ラウンド遊技の開始から終了まで継続して特別入賞口を開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせるよう設定されている。すなわち、前記確変大当り遊技の全てのラウンド遊技は、ラウンド遊技開始から終了まで開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせる全開放ラウンド遊技で構成されている。従って、特別確変大当り遊技では、各ラウンド遊技において開閉扉43が1回だけ開放し、大当り遊技の全体で16回の開閉動作を開閉扉43が繰り返すようになっている。
本実施例では、全てのラウンド遊技が、長時間開放動作を開閉扉43に行わせる全開放ラウンド遊技で構成された特別確変大当り遊技(特別当り遊技)として、規定ラウンド数が「5回」に設定された5R特別確変大当り遊技が設けられている。この5R特別確変大当り遊技は、図柄dに分類される特図2が第2特図表示器51に表示された場合に付与される大当り遊技であって、図柄A、図柄Bまたは図柄aに分類される特図1または特図2が第1特図表示器50または第2特図表示器51に表示された場合に付与される前記特別確変大当り遊技と規定ラウンド数が異なるだけで、その他の設定(各ラウンド遊技の入賞上限個数、ラウンド遊技時間、オープニング演出時間、エンディング演出時間、ラウンド間インターバル等)は同じである。なお、図柄dに分類される大当り図柄が決定された場合には、大当り遊技の終了後の遊技演出モードが後述する確変モードに移行するよう設定されている。
図柄Cに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として第1の特殊確変大当り遊技(以下、ジャンプアップ確変大当り遊技という)が付与されるようになっている。前記ジャンプアップ確変大当り遊技(第1当り遊技)は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、ジャンプアップ確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。
図柄Dに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として16R突然確変大当り遊技(第2当り遊技、第1短開放当り遊技)が付与されるようになっている。また、図柄Eに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として5R突然確変大当り遊技(第2当り遊技、第2短開放当り遊技)が付与されるようになっている。前記16R突然確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、16R突然確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。16R突然確変大当り遊技の各ラウンド遊技では、ラウンド遊技の開始から終了まで継続して特別入賞口を短時間開放する短時間開放動作を開閉扉43に行わせるよう設定されている。そして、16R突然確変大当り遊技では、各ラウンド遊技において開閉扉が1回だけ開放し、大当り遊技の全体で16回の開閉動作を開閉扉43が繰り返すようになっている。
図柄Fに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として通常非確変大当り遊技が付与されるようになっている。前記通常非確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、通常非確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に確変状態が付与されない(非確変状態とされる)と共に、大当り遊技終了時から予め決められた変短回数(実施例では80回)の特図変動表示が行われるまでの間だけ変短状態が付与されるようになっている。なお、通常非確変大当り遊技における各ラウンド遊技での開閉扉43の開閉態様は、前述した特別確変大当り遊技と同じである。すなわち、通常非確変大当り遊技の各ラウンド遊技では、ラウンド遊技の開始から終了まで継続して特別入賞口を開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせるよう設定されている。すなわち、前記非確変大当り遊技の全てのラウンド遊技は、ラウンド遊技開始から終了まで開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせる全開放ラウンド遊技で構成されている。従って、通常非確変大当り遊技では、各ラウンド遊技において開閉扉43が1回だけ開放し、大当り遊技の全体で16回の開閉動作を開閉扉43が繰り返すようになっている。
図柄bに分類される特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として第2の特殊確変大当り遊技(以下、ステップアップ確変大当り遊技という)が付与されるようになっている。前記ステップアップ確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、ステップアップ確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。
図柄cに分類される特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として短縮確変大当り遊技が付与されるようになっている。また、図柄eに分類される特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として短縮非確変大当り遊技が付与されるようになっている。前記16R短縮確変大当り遊技および16R短縮非確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定される。そして、16R短縮確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。一方、16R短縮非確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に確変状態が付与されない(非確変状態とされる)と共に、大当り遊技終了時から予め決められた変短回数(実施例では80回)の特図変動表示が行われるまでの間だけ変短状態が付与されるようになっている。
実施例のパチンコ機10は、前記図柄表示装置17で実行される図柄変動演出の演出内容(表示内容)が異なる複数(実施例では4つ)の遊技演出モードを備えている。ここで、遊技演出モードは、その時点での遊技状態が確変状態であるか否かを遊技者に示唆すると共に、変短状態であるか否かを遊技者に示唆する遊技状態示唆画像を図柄表示装置17に表示させて遊技演出を行うようになっている。そして、実施例のパチンコ機10では、所定のモード移行条件が成立することで遊技演出モードが変更され得るようになっている。ここで、実施例では、大当りの発生および大当り遊技後の図柄変動(第1または第2特図変動表示)の変動回数(実施例では80回)がモード移行条件とされている。
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、図9に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板60は、図9に示に示す如く、制御処理を実行するメイン制御CPU60a、該メイン制御CPU60aが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM60b、当該メイン制御CPU60aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM60c等が備えられている。そして、前記始動入賞検出センサ31a,31b、特別入賞検出センサ44、通過球検出センサ48等の各種センサが前記メイン制御CPU60aに接続されている。また、メイン制御CPU60aには、第1および第2特図表示器50,51、第1および第2特図保留表示部52,53、普図表示器55、普図保留表示部56等の各表示器が接続されて、各検出センサ31a,31b,44,48の検出を契機としてメイン制御CPU60aで実行された制御処理に基づいて、各表示器50,51の表示制御が実行されるようになっている。また、メイン制御CPU(開放制御手段)60aには、前記始動入賞装置30および特別入賞装置40に設けられたソレノイド32,42が接続されており、該メイン制御CPU60aでの制御処理結果に基づいて各ソレノイド32,42の駆動制御が行われるようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、当り遊技の種類に応じて前記特別入賞ソレノイド42を駆動制御し、開閉扉43を長時間開放動作させる長時間開放制御および開閉扉43を短時間開放動作させる短時間開放制御を実行するよう構成される。
メイン制御CPU60aは、判定用乱数としての大当り判定用乱数、特図決定用乱数、演出実行判定用乱数(リーチ判定用乱数)、変動パターン振分用乱数、普図当り判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期(実施例では4ms)で更新し、更新後の値をメイン制御RAM60cに一時的に記憶して更新前の値を書き換えている。また、メイン制御CPU60aは、時間を計測するタイマ更新処理を実行する。メイン制御RAM60cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)されるようになっている。
一方、メイン制御ROM60bには、図柄変動演出の結果、大当りを発生させることを示す大当り判定値が記憶されている。大当り判定値は、前記大当り判定用乱数を用いて大当りか否かの判定(大当り判定)で用いる判定値であり、大当り判定用乱数の取り得る「0」〜「65535」までの全65536通りの整数の中から所定数の判定値が定められている。ここで、大当り判定値は、大当り判定を行う時点で前述した確変状態が付与されているか否かで判定値の設定数が異なっている。具体的には、確変状態のときに設定される大当り判定値の数(実施例では15個)は、非確変状態の場合に設定される大当り判定値の数(実施例では4個)よりも多く設定されている。すなわち、確変状態のときの大当り判定値の設定数を多くすることで、大当りが発生し易くなっている。
前記統括制御基板65には、統括制御CPU65aが備えられている。該統括制御CPU65aには、図9に示す如く、統括制御ROM65bおよび統括制御RAM65cが接続されている。また、統括制御CPU65aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を統括制御RAM65cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。
次に、メイン制御基板60のメイン制御CPU60aが制御プログラムに基づき実行する各種処理について具体的に説明する。
特図入力処理では、図5に示すように、始動入賞装置30の第1始動入賞口31aにパチンコ球が入賞したか否かをメイン制御CPU60aが判定する(ステップA11)。すなわち、ステップA11においてメイン制御CPU60aは、第1始動入賞口31aに対応する第1始動入賞検出センサ34aがパチンコ球を検出した時に出力する検出信号が入力されたか否かを判定する。そしてステップA11の判定結果が否定の場合には、ステップA15に移行する。ステップSA11の判定結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている第1特図始動保留情報の記憶数が上限数の4未満であるか否かを判定する(ステップA12)。ステップA12の判定結果が否定(すなわち第1特図始動保留情報の記憶数が4)の場合には、メイン制御CPU60aは、ステップA15に移行する。
次に、特図開始処理について図6に基づき説明する。メイン制御CPU60aは、特図開始処理を所定の周期(実施例では4ms)毎に実行している。特図開始処理では、メイン用制御CPU60aは、特図表示器50,51および図柄表示装置17において特図1または特図2が変動表示中であるか、または大当り遊技中であるか否かを判定する(ステップB11)。そして、ステップB11の判定結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、特図開始処理を終了する。一方、ステップB11の判定結果が否定の場合には、第2特図始動保留情報の記憶数を読み出し(ステップB12)、第2特図始動保留情報の記憶数が「0」よりも大きいか否かを判定する(ステップB13)。ステップB13の判定結果が否定の場合には(第2特図始動保留情報の記憶数=0の場合には)、メイン制御CPU60aは、ステップB16の処理に移行する。ステップB13の判定結果が肯定の場合には(第2特図始動保留情報の記憶数>0)の場合には、第2特図始動保留情報の記憶数を1減算して(ステップB14)、当該第2特図始動保留情報の記憶数に対応付けられたメイン制御RAM60cの所定の記憶領域に記憶されている大当り判定用乱数の値、リーチ判定用乱数の値、特図振分用乱数の値、演出実行判定用乱数の値および変動パターン振分用乱数の値をメイン制御CPU60aが取得する(ステップB15)。
次に、統括制御基板65で実行される処理について説明する。統括制御基板65の統括制御CPU65aは、前記メイン制御CPU60aから入力された変動パターン指定コマンドに基づいて、当該図柄変動演出において実行する演出パターンを決定し、決定した演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドを表示制御基板70やランプ制御基板72、音制御基板73等に出力する。ここで、統括制御CPU65aが選択可能な演出パターンは、演出モード毎に分類されており、統括制御基板65に入力される演出モードフラグの設定値に基づいて選択可能な演出パターンから変動パターンに対応する演出パターンが選択される。また、統括制御CPU65aは、特図1指定コマンドまたは特図2指定コマンドが入力されると、該コマンドに対応する特図の停止図柄指定に応じて図柄表示装置17に最終停止表示させる各図柄表示列26a,26b,26cの演出図柄を決定する。すなわち、統括制御CPU65aは、特図1指定コマンドまたは特図2指定コマンドで指定された図柄が大当り図柄の場合には、大当り表示となる演出図柄の図柄組み合わせとなるよう各図柄表示列26a,26b,26cの演出図柄が決定される。そして、前記演出パターンで特定される各図柄表示列26a,26b,26cの演出図柄の停止タイミングにおいて、各列の演出図柄指定コマンドを表示制御基板70やランプ制御基板72、音制御基板73等に出力する。具体的には、統括制御CPU60aは、変動パターン指定コマンドが入力されると同時にタイマ手段(図示せず)により時間の計測を開始し、左図柄表示列26aの演出図柄の停止タイミングにおいて左演出図柄指定コマンドを出力し、右図柄表示列26cの演出図柄の停止タイミングにおいて右演出図柄指定コマンドを出力し、中図柄表示列26bの演出図柄の停止タイミングにおいて中演出図柄指定コマンドを出力する。
前記表示制御基板70では、変動パターン指定コマンドが入力されると、該コマンドで特定される変動パターンに対応する演出内容を示す表示データを表示制御CPU70aが選択し、該演出パターンに対応した表示内容で図柄変動演出を実行させるように図柄表示装置17を制御する。そして、表示制御CPU70aは、図柄変動演出の開始に伴って演出開始からの経過時間を計時し、計測した時間毎に演出パターンに基づいた画像が表示されるよう図柄表示装置17に映し出す画像を所定の周期毎に切り替える。そして、表示制御CPU70aは、各図柄表示列26a,26b,26cの図柄停止コマンドが入力されると、対応する図柄表示列26a,26b,26cの有効停止位置27に演出図柄指定コマンドで指定された演出図柄を仮停止させ、全図柄停止コマンドが入力されると、各図柄表示列26a,26b,26cの有効停止位置27に演出図柄指定コマンドで指示された演出図柄を図柄表示装置17に確定停止表示させるように図柄表示装置17の表示内容を制御し、図柄変動演出を終了させる。また、表示制御CPU70aは、モード指定コマンドが入力されると、指示された演出モードに対応する背景画像を表示させる。
また、実施例のパチンコ機10は、図9に示すように、所定条件の成立(始動入賞装置の始動入賞口31a,31bへのパチンコ球の入賞)を契機として、前記画像表示面17aにおいて演出図柄の図柄変動演出を行う前記図柄表示装置17とは別に、特殊演出図柄を変動表示させる特殊演出図柄表示部110が設けられている。ここで、前記特殊演出図柄表示部110は、前記始動入賞口31a,31bへの入賞を契機として前記メイン制御CPU60aにより特定された遊技関連情報をLED101,102(以下特殊演出図柄表示LEDという)の発光状態により表示するよう構成されたものである。具体的には、実施例の特殊演出図柄表示部110では、前記遊技関連情報として、前記始動入賞口31a,31bへの入賞を契機として前記メイン制御CPU60aにおいて決定された図柄変動演出の結果として大当りを発生するか否かの大当り判定結果を表示すると共に、大当り判定結果が肯定の場合に決定される大当り遊技の種類を示唆するようになっている。ここで、実施例の特殊演出図柄表示部110は、前記設置部材80における開口部80bの下部位置に配設された前記遊技演出装置90に設けられている。
次に、前記特殊演出図柄表示部110を備えた前記遊技演出装置90につき説明する。ここで、実施例の遊技演出装置90は、前記特殊演出図柄を表示する特殊演出図柄表示部110としての他に、前記始動入賞口31a,31bへのパチンコ球の入賞に基づいて記憶された特図始動保留情報を表示する保留表示部120や、前記遊技盤20を光により装飾する発光演出部150、可動体131,131の動作により演出を行う可動演出部130としての機能を備えた複合的な遊技演出部品として構成されている。
図11、図13に示すように、前記LED基板100は、前記取付ベース91の後面側に配設されると共に、該LED基板100の前面に、前記特殊演出図柄表示部110を構成する複数(実施例では2個)のLED101,102、前記保留表示部120を構成する複数(実施例では4個)のLED103および前記発光演出部150を構成する複数(実施例では16個)のLED104の夫々が実装されている。なお、前記特殊演出図柄表示部110を構成するLEDを特殊演出図柄表示LED101,102と指称し、前記保留表示部120を構成するLEDを保留表示LED103と指称し、前記発光演出部150を構成するLEDを発光演出LED104と指称する場合がある。更に、特殊演出図柄表示LED101,102に関して、第1特図変動表示に対応したLED(図11において左側に位置するLED)を第1特殊演出図柄表示LED101と指称し、第2特図変動表示に対応したLED(図11において右側に位置するLED)を第2特殊演出図柄表示LED102と指称する場合がある。
次に、前記遊技演出装置90に設けられた特殊演出図柄表示部110について説明する。前記特殊演出図柄表示部110は、図10に示すように、前記LED基板100に隣接して設けられた複数の前記特殊演出図柄表示LED101,102と、該複数の特殊演出図柄表示LED101,102の夫々に対応して設けられてパチンコ機10の前面に露出し、対応する特殊演出図柄表示LED101,102の発光により明輝される光透過部材(光透過部)111と、当該複数の特殊演出図柄表示LED101,102の間に設けられ、何れかの特殊演出図柄表示LED101,102を発光した際に、隣接する他方の特殊演出図柄表示LED101,102に対応した光透過部材111への光の入射を防止する遮光部(第1の遮光手段)115とを備えている。すなわち、実施例の特殊演出図柄表示部110では、各特殊演出図柄表示LED101,102を発光した際には、発光した特殊演出図柄表示LED101,102に対応する光透過部材111のみが明るく照らされて、特殊演出図柄の変動状態を遊技者が確実に判別し得るよう構成されている。なお、特殊演出図柄表示部110を構成する前記光透過部材111および遮光部115に関する以下の説明では、必要に応じて各構成の最初に「第1」を付加して、前記保留表示部120を構成する後述の光透過部材121および遮光部125と区別する。
次に、前記遊技演出装置90に設けられた保留表示部120について説明する。前記保留表示部120は、図11、図12、図13、図20、図21に示すように、前記LED基板100に設けられた複数の前記保留表示LED103と、該複数の保留表示LED103の夫々に対応して設けられてパチンコ機10の前面に露出し、対応する保留表示LED103の発光により明輝される複数(実施例では4つ)の光透過部材(光透過部)121と、何れかの保留表示LED103を発光した際に、隣接する他方の保留表示LED103に対応した光透過部材121への光の入射を防止する遮光部125とを備えている。すなわち、実施例の特殊演出図柄表示部110では、各保留表示LED103を発光した際には、発光した保留表示LED103に対応する光透過部材121のみが明るく照らされて、特殊演出図柄の変動状態を遊技者が確実に判別し得るよう構成されている。なお、保留表示部120を構成する前記光透過部材121および遮光部125に関する以下の説明では、必要に応じて各構成の最初に「第2」を付加して、前記特殊演出図柄表示部110を構成する第1光透過部材111および第1遮光部115と区別する。
次に、前記遊技演出装置90に設けられた発光演出LED140について説明する。前記発光演出部150は、図11、図13に示すように、前記LED基板100に設けられた複数の前記発光演出LED104と、該複数の発光演出LED104の前方に位置して、発光演出LED104の発光により明輝される前記前面装飾カバー95,96と、当該発光演出LED104を発光した際に、隣接する特殊演出図柄表示LED101,102および保留表示LED103に対応した光透過部材111,121への光の入射を防止する前記取付ベース91の第3挿入孔92cとから構成されている。ここで、前記前面装飾カバー95,96は、前記発光演出LED104の配設位置に対応して光を透過する透光部が設けられており、発光演出LED104を発光することで、該発光演出LED104の前側に位置する前面装飾カバー95,96が明輝されようになっている。また、前述のように、前記取付ベース91の後面にLED基板100を配設した状態において、各発光演出LED104が第3挿入孔92cの開口内側に位置するようになっており、発光演出LED104の光が第3挿入孔92cの開口内周面を介して取付ベース91を透過して、前記特殊演出図柄表示部110や保留表示部120側に光が漏れるのを防止している。従って、前記発光演出LED104の発光による演出を実行した場合でも、該発光演出LED104からの光により前記特殊演出図柄表示部110や保留表示部120が明輝されないようになっている。
次に、前記遊技演出装置90に設けられた可動演出部130について説明する。前記可動演出部130は、図10、図14に示すように、前記取付ベース91に動作可能に支持された可動体131と、該可動体131の駆動手段としてのソレノイド135と、該ソレノイド135を可動体131に連繋接続する駆動伝達手段137,140,142とから構成されている。ここで、実施例の可動演出部130は、左右に相互に近接・離間移動可能な左右一対の可動体131を備えており、各可動体131の下端部に、前記駆動伝達手段137,140,142に接続する連結軸131aが後方へ向けて突出するよう設けられている。この連結軸131aは、前記取付ベース91に前後に貫通するよう形成された対応する横長の第1ガイド孔132を介して取付ベース91の後方へ突出するよう構成されている。そして、前記取付ベース91の後面側には、前記ソレノイド135を設置する設置部133が前記LED基板100の下部位置に設けられており、プランジャ135aを下方へ向けた姿勢で設置部133に取り付けられて、前記駆動伝達手段137,140,142を介してプランジャ135aと連結軸131aとを連繋接続している。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
(1) 実施例では、遊技制御手段により特定された遊技関連情報として、第1特殊演出図柄を第1特殊演出図柄表示LED(第1の発光手段)で表示すると共に、第2特殊演出図柄を第2特殊演出図柄表示LED(第1の発光手段)で表示するよう構成し、該第1特殊演出図柄表示LEDおよび第2特殊演出図柄表示LEDの間に第1の遮光手段としての第1遮光部を設けるよう構成したが、これに限られるものではなく、該遊技関連情報として遊技制御手段により特定される始動保留情報を表示するようにして、保留表示部を構成する保留表示LEDの間に第1の遮光手段としての第1遮光部を設けることも可能である。
(2) 実施例では、複数の第1の発光手段の夫々に対応した光透過部としての第1光透過部材を、前面装飾カバーと第1の遮光手段としての第1遮光部とにより挟持するよう構成したが、これに限られるものではなく、光透過部としての第1光透過部材を個別に固定するようにしてもよい。
(3) また、前記光透過部は、実施例のように独立した部材である必要はない。例えば、第1の遮光手段と光透過部とを同じ部材に設けるようにしてもよく、また第1の遮光手段の前側に配設される部材(実施例では前面装飾カバー)に一体的に設けることも可能である。
(4) 実施例では、第2の発光手段として、発光演出を行う発光演出LEDを用いたが、これに限られるものではなく、第1の発光手段と同様に、遊技制御手段により特定された遊技関連情報を表示する発光手段を第2の発光手段とすることもできる。
(5) また、第1の遮光手段の構成としては、実施例に示した第1遮光部の構成に限られるものではなく、複数の第1の発光手段の間に設けられ、何れかの第1の発光手段を発光した際に、隣接する発光手段に対応した光透過部への光の入射を防止可能な形状・構成であればよい。
(6) 実施例では、第1の遮光手段として第1遮光部を設けるだけでなく、取付ベースに形成した孔部(第3挿入孔)を形成するようにしたが、該孔部を形成することを省略することもできる。例えば、第1の遮光手段としての第1遮光部を、貫通孔を有する筒状に形成して、該第1遮光部の貫通孔に第1の発光手段を個別に臨ませることができる。
(7) 実施例では、第2の遮光手段として取付ベースに形成した孔部(第3挿入孔)を形成するようにしたが、これに限られるものではなく、実施例の第1遮光部と同様に、別途独立した部材を第1の発光手段と第2の発光手段との間に設けるようにしてもよい。
(8) 実施例では、特殊演出図柄表示部、保留表示部、発光演出部および可動演出部の夫々を備えた遊技演出装置を例示したが、これに限られるものはなく、遊技制御手段により特定された遊技関連情報に応じて個別に発光制御される発光手段(第1の発光手段)により構成される表示部を含む任意の組み合わせで遊技演出装置を構成することができる。
(9) 実施例では、遊技球が一定の確率で入賞可能な第1始動入賞手段と、遊技球の入賞確率を可変可能な第2始動入賞手段とを始動入賞手段として備え、各始動入賞手段毎に検出手段を設けて個別に遊技球の入賞を検出するよう構成したが、該第1および第2始動入賞検出手段の入賞検出手段を共通にしてもよい。すなわち、第1始動入賞手段への入賞と、第2始動入賞検出手段への入賞とを区別しないよう構成してもよい。
(10) 実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部をサブ制御手段(統括制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対にサブ制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、メイン制御基板とサブ制御基板(統括制御基板)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例におけるメイン制御手段およびサブ制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。更に別途制御基板を備えて、実施例のメイン制御手段やサブ制御手段が備える機能の全部または一部を、別の制御手段に備えさせてもよい。
(11) また、実施例において統括制御手段(統括制御CPU)が備える機能の全部または一部を、表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段(表示手段CPU)が備える機能の全部または一部を統括制御手段(統括制御CPU)が備えるようにしてもよい。そして実施例では、統括制御手段(統括制御CPU)と表示制御手段(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例における統括制御基板および表示制御基板の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が兼用するようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、統括制御手段が兼用することができる。
(12) 実施例では、第1特典遊技状態が付与されている状態を確変状態としたが、これに限られるものではなく、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態を組み合わせた状態を確変状態とすることもできる。この場合に、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態の何れも付与されていない状態を非確変状態とすることができる。
(13) 実施例では、演出用の図柄(飾図)を表示する図柄表示手段(図柄表示装置)とは独立して、特図を表示する特図表示手段(特図表示器)を設けるようにしたが、これに限られるものではない。例えば、図柄表示手段において飾図および特図の両方を表示するようにしてもよい。また飾図と特図とを共用して、図柄表示手段に表示するようにしてもよい。
(14) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
17a 表示面
20 遊技盤
20a 遊技領域
25 枠状装飾体
25a 表示窓口
25c ステージ
25f 球規制壁部
31a 第1始動入賞口(始動入賞口)
31b 第2始動入賞口(始動入賞口)
50 第1特図表示器(第1特別図柄表示手段)
51 第2特図表示器(第2特別図柄表示手段)
60a メイン制御CPU
91 取付ベース
92a 第1挿入孔(孔部)
92c 第3挿入孔(第2の遮光手段、孔部)
94 位置決め溝
95 前面装飾カバー
95a,95b 光透過孔
100 LED基板(基板)
101 第1特殊演出図柄表示LED(第1の表示発光手段)
102 第2特殊演出図柄表示LED(第1の表示発光手段)
104 発光演出LED(別の発光手段)
111 第1光透過部材(光透過部)
112 嵌合部
113 係止部
114 導光部
115 第1遮光部(第1の遮光手段)
116 遮光板
117 当接板
118 嵌合凹部
Claims (4)
- 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる遊技盤と、前記遊技盤に配設されて遊技球が入賞可能な第1始動入賞口および第2始動入賞口と、前記第1始動入賞口への遊技球の入賞を契機として特別図柄を変動表示すると共に、大当りを認識可能な特別図柄またははずれを認識可能な特別図柄を特別図柄の変動表示の結果として表示する第1特別図柄表示手段と、前記第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機として特別図柄を変動表示すると共に、大当りを認識可能な特別図柄またははずれを認識可能な特別図柄を特別図柄の変動表示の結果として表示する第2特別図柄表示手段と、前記第1および第2始動入賞口の何れかへの遊技球の入賞に伴って演出図柄を変動表示して図柄変動演出を行う図柄表示手段とを備え、前記第1および第2始動入賞口の何れかへの遊技球の入賞に伴って大当り判定が行われると共に、前記大当り判定に当選した場合に付与可能な複数種類の当り遊技に対応するよう前記第1および第2特別図柄表示手段に表示可能な前記大当りを認識可能な特別図柄が設定されて、当該第1または第2特図表示手段に表示された特別図柄に対応した種類の大当り遊技が付与されるよう構成された遊技機において、
前記第1始動入賞口への入賞を契機として特定される遊技関連情報としての大当り判定の結果および大当り判定に当選した場合に決定される大当り遊技の種類に応じて発光制御される第1の表示発光手段と、
前記第1の表示発光手段に隣接して配置され、前記第2始動入賞口への入賞を契機として特定される遊技関連情報としての大当り判定の結果および大当り判定に当選した場合に決定される大当り遊技の種類に応じて発光制御される第2の表示発光手段と、
前記第1および第2の表示発光手段が取り付けられた基板が設置されると共に、前後に開口するよう形成された1つの孔部の開口内側に、当該第1および第2の表示発光手段が位置する取付ベースと、
前記第1および第2の表示発光手段の夫々に対応して設けられて機前面に露出し、対応する第1および第2の表示発光手段の発光状態により前記大当り判定の結果および大当り遊技の種類を表示する光透過部と、
前記第1および第2の表示発光手段に隣接して設けられた別の発光手段と、
前記第1および第2の表示発光手段の間に設けられ、当該第1および第2の表示発光手段の何れかを発光した際に、隣接する表示発光手段に対応した光透過部への光の入射を防止する第1の遮光手段と、
前記取付ベースにおいて前記第1および第2の表示発光手段が開口内側に位置する前記孔部の対向する縁部に形成された位置決め溝と、
前記第1および第2の表示発光手段および別の発光手段の間に設けられ、該別の発光手段を発光した際に、前記光透過部への光の入射を防止する第2の遮光手段とを備え、
前記第1の遮光手段は、前記隣接する第1および第2の表示発光手段の間に延在して前記基板に当接し、隣接する表示発光手段への光を遮る遮光板と、前記第1および第2の表示発光手段の光照射方向前側に夫々設けられて各表示発光手段に対応する前記光透過部が嵌合する嵌合凹部とを備え、前記遮光板の端部が前記位置決め溝に嵌り込むことで前記孔部に対して支持されるよう構成されて、
前記第1の遮光手段の遮光板が、前記孔部の開口内側で前記第1および第2の表示発光手段を区分すると共に、当該第1および第2の表示発光手段に対応する前記光透過部を区分して、前記第1および第2の表示発光手段を発光した際に、対応の光透過部が明輝されると共に隣接する表示発光手段に対応した光透過部への光の入射を前記遮光板で阻止するよう構成され、
前記第1特別図柄表示手段で行われる特別図柄変動表示の開始と同時に、前記第1の表示発光手段による発光状態の変動を開始して当該特別図柄変動表示の終了まで継続して変動すると共に、当該特別図柄変動表示の終了と同時に第1の表示発光手段の発光状態が確定するよう構成され、
前記第2特別図柄表示手段で行われる特別図柄変動表示の開始と同時に、前記第2の表示発光手段による発光状態の変動を開始して当該特別図柄変動表示の終了まで継続して変動すると共に、当該特別図柄変動表示の終了と同時に第2の表示発光手段の発光状態が確定するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記取付ベースの前面を装飾する前面装飾カバーが配設されて、当該前面装飾カバーを貫通するよう2つの光透過孔が形成され、
前記光透過部は、前記前面装飾カバーに形成された片方の光透過孔に嵌合する断面形状に形成された嵌合部と、該嵌合部の後端部から外方へ延出して前面装飾カバーの裏面に係止する係止部と、該嵌合部の後端部から対応する表示発光手段側へ延在する導光部とを備え、
前記第1の遮光手段は、前記遮光板に挟む両側方へ延出する当接板が形成されて、当該遮光板に挟む両側に前記嵌合凹部が夫々形成されて、各嵌合凹部に前記光透過部の導光部が嵌合するよう構成され、
前記位置決め溝に前記遮光板を嵌合させた前記第1の遮光手段の当接板を前記取付ベースの前面に当接すると共に、当該前面装飾カバーの光透過孔に嵌合部を嵌合した光透過部の係止部を、前面装飾カバーおよび当接板により挟持するよう構成された請求項1記載の遊技機。 - 前記遊技盤には、前記図柄表示手段の表示面を遊技盤の前面側から視認可能に臨ませる表示窓口を備えた枠状装飾体が配設されて、当該枠状装飾体における表示窓口の開口下縁側に遊技球が左右に転動可能なステージが設けられると共に、当該ステージの後端部に、表示窓口の開口内側に延在する球規制壁部が設けられ、
前記球規制壁部の後方において当該球規制壁部と前後の関係で対向する位置に、前記取付ベースの前面を装飾する前面装飾カバーが配設されると共に、当該前面装飾カバーの前面において球規制壁部より上方位置に、当該前面装飾カバーを貫通するよう光透過孔が形成されて、当該前面装飾カバーの光透過孔を介して前記光透過部が機前面に露出するよう構成された請求項1または2記載の遊技機。 - 前記第1および第2の表示発光手段は、複数色で発光可能に構成されて、
前記第1および第2特別図柄表示手段に表示可能な前記大当りを認識可能な特別図柄は、前記当り遊技の種類に対応する複数グループに分類して設定されて、
前記第1および第2特別図柄表示手段に表示する特別図柄の種類に応じて、対応する前記第1および第2の表示発光手段の発光色を決定するよう構成されると共に、前記第1および第2の表示発光手段の発光色として同一色が決定される特別図柄のグループが複数設定され、
前記第1および第2特別図柄表示手段で行われる特別図柄変動表示の終了と同時に、特別図柄の種類に応じて決定された発光色で対応の前記第1および第2の表示発光手段を発光するよう構成された請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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