JP5829131B2 - 燃料噴射弁の駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関に燃料を供給する燃料噴射弁の駆動制御装置に係り、特に内燃機関の気筒内に直接的に燃料を噴射する燃料噴射弁の駆動制御装置に関するものである。
自動車に代表されるように、その動力発生源としてガソリンや軽油等を燃料とする内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジン)が使用されている。
そして、この内燃機関においては燃費や出力向上の目的で気筒内に直接的に燃料を噴射する燃料噴射弁(以下、インジェクタと称する)が用いられている。このような気筒内に直接的に燃料を噴射するインジェクタは、従来の方式(気筒に空気を供給する吸気管にインジェクタを設けた方式)と比べて高圧に加圧した燃料を使用することが特徴となっている。
したがって、気筒内の圧縮圧力や高圧の燃料の圧力に抗してインジェクタを開弁動作させるために、多くの電気的エネルギーを必要とする。また、インジェクタの制御性能(応答性)の向上や高回転(高速度制御)へ対応するために、短時間にこの電気的エネルギーをインジェクタに供給する必要がある。
一般に、このようなインジェクタを駆動する駆動制御装置は昇圧回路を用いてバッテリ電圧よりも高い電圧を生成し、昇圧回路に接続されたスイッチング素子をオン/オフ駆動し、これによって得られる昇圧電圧を用いてインジェクタのコイルに電流を流して短時間に大電流を通電させることによりインジェクタを駆動して気筒内に直接的に燃料を噴射することを実現している。
このようなインジェクタの駆動制御装置は特開2008−169762号公報(特許文献1)に示されており、インジェクタに大電流を供給するインジェクタの制御駆動装置の具体的な構成とその動作が記載されている。
この特許文献1に記載されている技術は、インジェクタの電流をできるだけ速く減衰させることにより、燃料噴射特性を向上させたり、排気中に含まれる有害物質を低減させたり、またインジェクタ自身の発熱を抑えたりするのを目的としている。
このために、インジェクタが駆動されている間に一時的にローサイド側のスイッチをオフすることにより、インジェクタに流れる負荷電流を昇圧回路に回生させる技術が採用されている。昇圧回路に負荷電流を回生させることにより、インジェクタの電流を急速に減衰させると同時に、昇圧回路へ電気的エネルギーを還流することで昇圧時間を短縮できるという効果を狙っている。
特開2008−169762号公報
ここで、特許文献1において、インジェクタの応答性を向上するために行われているインジェクタのコイルに流れる電流の急速立ち下げ動作期間の設定は、回生される回生電流の電流値を検出することによって実施されているものである。
本発明を説明する前に、まず特許文献1に開示されている技術とその課題について図15、図16及び図17を用いて説明する。
図15において、参照番号1はバッテリ電源であり、一端はGND2に接地され、他端はバッテリ電源電圧3として昇圧電圧5を生成する電圧昇圧制御手段4に接続されている。この昇圧制御手段4で得られた昇圧電圧5はシャント抵抗6に与えられ、シャント抵抗6は回生電流74の電流値を検出するために使用される。
シャント抵抗6の両端には回生電流検出手段9が接続され、シャント抵抗6によって検出された回生電流変換電圧7及び回生電流変換電圧8が入力される。回生電流検出手段9は入力された回生電流変換電圧7及び回生電流変換電圧8により、回生電流74に応じた電圧信号となる回生電流信号10を生成する。
回生電流閾値到達検出手段11には回生電流信号10と第1ホールド電流閾値75が入力され、回生電流閾値到達検出手段11は回生電流が閾値に到達したかどうかを検出するもので、回生電流が閾値に到達すると回生電流検出信号12を出力する。
回生電流検出信号12は急峻立ち下げ終了信号生成手段13に入力され、この急峻立ち下げ終了信号生成手段13はインジェクタのコイルに流れる電流を急速に立ち下げる急峻立ち下げ期間の終了タイミングを検出するものであり、急峻立ち下げ終了信号14を出力する。
また、急峻立ち下げ終了信号14やマイクロプロセッサ等よりなる外部の制御手段より入力されるインジェクタ噴射制御信号50はインジェクタドライバ制御手段51に入力される。
インジェクタドライバ制御手段51からは昇圧電圧側のVHハイサイド側駆動MOS55(半導体スイッチング手段)を駆動制御するVHハイサイド制御信号52が出力され、VHドライバ駆動手段53に入力されてVHハイサイド側駆動ゲート信号54を生成する。VHハイサイド側駆動ゲート信号54はVHハイサイド側駆動MOS55を駆動するものである。
また、インジェクタドライバ制御手段51からはバッテリ電圧側のVBハイサイド側駆動MOS59(半導体スイッチング手段)を駆動制御するVBハイサイド制御信号56が出力され、VBドライバ駆動手段57に入力されてVBハイサイド側駆動ゲート信号58を生成する。VBハイサイド側駆動ゲート信号58はVBハイサイド側駆動MOS59を駆動するものである。
更に、インジェクタドライバ制御手段51からはローサイド側駆動MOS63(半導体スイッチング手段)を駆動制御するローサイド制御信号60が出力され、ローサイドドライバ駆動手段61に入力されてローサイド側駆動ゲート信号62を生成し、このローサイド側駆動ゲート信号62はローサイド側駆動MOS63を駆動するものである。
ダイオード64及びダイオード65はハイサイドドライバ側への電流の逆流を防止するための保護ダイオードであり、駆動負荷であるインジェクタ噴射弁のコイル66に接続されている。コイル66にはインジェクタを駆動するためのインジェクタ駆動電流67が流れるようになっている。
インジェクタ駆動電流67はシャント抵抗68によって検出され、その両端のインジェクタ電流変換電圧69及びインジェクタ電流変換電圧70はインジェクタ電流検出手段71に入力されてインジェクタ電流検出信号72を出力してインジェクタドライバ制御手段51に入力している。また、参照番号73は回生電流74を昇圧電圧5に回生させるための回生ダイオードである。
次に、図15に示すインジェクタの駆動制御装置の動作状態を図16及び図17のタイミングチャート図を用いて説明する。
図16において、参照番号100はピーク検出タイミングを示し、参照番号101は急峻立ち下げ状態のインジェクタ駆動電流67の変化を示している。これはローサイド側駆動MOS63をオフすることによって昇圧電圧5側に回生電流74を流して、インジェクタ駆動電流67を急峻に立ち下げるインジェクタ駆動電流67の急峻立ち下げ状態を示している。
また、参照番号102はインジェクタ駆動電流67のピーク電流閾値、参照番号103は急峻立ち下げ時に流れる回生電流74の立ち下げ状態、参照番号104は回生電流74が第1ホールド電流閾値75を下回るタイミングを示している。
まず、インジェクタ噴射制御信号50がインジェクタドライバ制御手段51に入力されると、インジェクタドライバ制御手段51が各駆動MOS55、59、63に制御信号を送ってインジェクタのコイル66に駆動電流を流すように動作する。
これに続いて、インジェクタ駆動電流67が流れ始めてピーク検出タイミング100において、インジェクタ駆動電流6が所定のピーク電流閾値102に到達すると、ローサイド側駆動MOS63がオフ状態となる。これに応じて回生ダイオード73を介して回生電流74が昇圧電圧5側に流れ始めてインジェクタ駆動電流67は急峻立ち下げ状態101となる。
この時の回生電流74はピーク電流閾値102を検出した直後なので、ピーク電流とほぼ同等の電流値の電流が流れ、この電流値は第1ホールド電流閾値75よりも大きく、このため図16に示すように回生電流74は第1ホールド電流閾値75以上に流れる。これにより、回生電流閾値到達手段11においては回生電流74が第1ホールド電流閾値75以上であることが検出され、回生電流検出信号12がハイ状態となって出力される。
その後、回生電流74が減衰していきタイミング104において、第1ホールド電流閾値75を下回ると回生電流検出信号12はロー状態に移行する。これはインジェクタ駆動電流67が第1ホールド電流閾値まで減衰したことを意味し、このタイミング104に同期して急峻立ち下げ終了信号14が出力され、このタイミングをもってローサイド側駆動MOS63は再びオンして、回生電流74を昇圧電圧5側に流す回生制御から通常の電流制御となるように動作する。
このような制御方法によって、回生電流74を制御することでインジェクタ駆動電流67の急峻立ち下げを実行してインジェクタの駆動制御を行っている。
ところが、このような動作を行なうインジェクタの駆動制御装置においては次に述べるような課題があることが判明した。
図17では、ピーク電流を検出するタイミング100から、ローサイド側駆動MOS63がオフして回生電流74が流れるまでに若干の遅延時間105が発生する場合について説明する。この遅延時間105は後で説明するが、周囲温度や回路系の適合状態の変化によって生じる。
したがって、インジェクタ駆動電流67が流れ始めて所定のピーク電流閾値102に到達するとローサイド側駆動MOS63がオフ状態となるが、ローサイド側駆動MOS63がオフして回生制御状態になった後に実際に回生電流74が流れ始めるまでに上述した遅延時間105が存在する。
これによって、回生電流検出状態に切り替わった直後では回生電流74は遅延時間105の初期の間では第1ホールド電流閾値75以下となっており、この状態から回生電流74が立ち上がって第1ホールド電流閾値75を越える時に急峻立ち下げ終了信号14が出力されてしまう状態が生じ、この急峻立ち下げ終了信号14はインジェクタドライバ制御手段51に入力されることになる。
よって、インジェクタドライバ制御手段51は既に回生電流74が流れ終わった状態になったという判断を行い、タイミング106で急峻立ち下げ動作を終了させるようにローサイド側駆動MOS63をオンするので、インジェクタドライバ制御手段51は急峻立ち下げ動作を実行しないまま通常の電流制御となるように動作する。
したがって、このように回生電流検出手段9から出力される回生電流信号10にピーク検出タイミング100に対して遅延時間105が生じると、インジェクタドライバ制御手段51は回生電流74が流れ終わったものと判断し、これによって急峻立ち下げ動作が早く終わって所期の急峻立ち下げ動作を実行しないという誤動作を生じる恐れがある。
そして、この遅延時間105の発生は、例えばインジェクタコイル66の特性の変化、ローサイド側駆動MOS63の特性の変化、周囲温度の変化による回路系の特性変化及びインジェクタと駆動制御装置を構成する回路系の不整合等のいずれか一つ以上の原因によって生じるものである。
本発明の目的は、回生電流の検出に遅延時間が生じた場合でも正常に急峻立ち下げ動作を行なうことができるインジェクタの駆動制御装置を提供することにある。
本発明の特徴は、燃料噴射弁のコイルに印加する電圧を昇圧する昇圧回路と、燃料噴射弁のコイルの一方側に接続され、昇圧回路と燃料噴射弁のコイルの間に配置された第1のスイッチング素子と、燃料噴射弁のコイルの他方側に接続され、燃料噴射弁のコイルと接地側の間に配置された第2のスイッチング素子と、燃料噴射弁のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、第2のスイッチング素子をオフ状態にして燃料噴射弁のコイルを回生制御した時に昇圧回路側に回生電流を流す回生手段と、回生手段に流れる回生電流を検出する回生電流検出手段と、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の動作を制御する制御手段を備えた燃料噴射弁の駆動制御装置において、制御手段は、第2のスイッチング素子をオフ状態にした後に回生電流検出手段により検出された回生電流が所定の閾値以上となったことを検出し、更にその後に回生電流が所定の閾値以下になったことを検出した時に第2のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置、にある。
本発明によれば、遅延時間に関係なく回生電流の増加と減少を検出し、減少する回生電流が所定の閾値を下回ると回生制御が終了したと判断してインジェクタを通常制御に復帰させるもので、遅延時間が生じても確実にインジェクタの急峻立ち下げ動作を実行させた後にインジェクタを通常の電流制御状態に復帰させることができるものである。
本発明の一実施例(第1の実施形態)になるインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す構成図である。 図1に示すインジェクタの駆動制御装置の第1の動作を説明するタイミングチャート図である。 図1に示すインジェクタの駆動制御装置の第2の動作を説明するタイミングチャート図である。 図1に示すインジェクタの駆動制御装置の第1のタイムアウト動作を説明するタイミングチャート図である。 図1に示すインジェクタの駆動制御装置の第2のタイムアウト動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の他の実施例(第2の実施形態)になるインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す構成図である。 図6に示すインジェクタの駆動制御装置の第1の動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の他の実施例(第3の実施形態)になるインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す構成図である。 図8に示すインジェクタの駆動制御装置の動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の他の実施例(第4の実施形態)になるインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す構成図である。 図10に示すインジェクタの駆動制御装置の第1の動作を説明するタイミングチャート図である。 図10に示すインジェクタの駆動制御装置の第2の動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の他の実施例(第5の実施形態)になるインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す構成図である。 図13に示すインジェクタの駆動制御装置の動作を説明する特性図である。 従来のインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す構成図である。 図15に示すインジェクタの駆動制御装置の正常な動作を説明するタイミングチャート図である。 図15に示すインジェクタの駆動制御装置の異常な動作を説明するタイミングチャート図である。
次に、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明するが、同一の参照番号は同一の構成部品或いは均等の機能を有する構成部品を示している。
図1は第1の実施形態に関するインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す図であり、図15に示す従来の駆動制御装置にある回生電流閾値到達検出手段11と急峻立ち下げ終了信号生成手段14の代わりに以下のような機能を有する構成部品を備えている。
すなわち、回生電流が減衰してくるのを検出する電流減衰検出手段16と、回生電流が増加してくるのを検出する電流増加検出手段17が備えられており、これらには回生電流検出手段9から出力された回生電流信号10と、第1ホールド電流閾値75及び第2ホールド電流閾値76が入力されるようになっている。ここで、第1ホールド電流閾値75及び第2ホールド電流閾値76は共に入力される必要はなく、どちらか一方、或いは図示の通り両方が入力されるものである。
電流減衰検出手段16からの電流減衰検出信号19と電流増加検出手段17からの電流増加検出信号20は回生期間生成手段22に送られ、回生電流検出期間信号23を生成する。
また、電流増加検出手段17の電流増加検出信号20はタイムアウト制御手段18にも入力され、これを受けてタイムアウト制御手段18は内部タイムカウンタのカウントを開始し、所定時間に達するとインジェクタドライバ制御手段51にタイムアウト信号21を出力する。
インジェクタドライバ制御手段51からはローサイド側駆動MOS63をオフ制御して回生電流74を流している期間を示す回生制御区間信号24が出力され、これは上述のタイムアウト制御手段18に入力されている。
次に、このインジェクタの駆動制御装置の動作状態を図2及び図3のタイミングチャート図を用いて説明する。尚、以下に示すタイミングチャートの説明では各信号に関する論理判断、制御信号の生成等の機能については、インジェクタドライバ制御手段51に備えられている、マイクロコンピュータや論理ロジック回路等によって構築される制御機能部によって実行されるものである。
図2において、インジェクタ制御信号50が入力されるとVHハイサイド制御信号が出力され、VHハイサイド側駆動MOS55がオンしてインジェクタのコイル66にインジェクタ駆動電流67が流れ始める。
そして、タイミング100においてピーク電流閾値102に到達した後、ローサイド側駆動MOS63がオフして回生電流74が流れ、インジェクタ駆動電流67が急速に減衰して急峻立ち下げ状態101となる。
この時、回生電流74はシャント抵抗6の両端電圧から回生電流検出手段9によって検出され、回生電流検出手段9からの回生電流信号10は電流増加検出手段17及び電流減衰検出手段16へと入力される。またこの時、第1ホールド電流閾値75及び第2ホールド電流閾値76も電流増加検出手段17及び電流減衰検出手段16に入力されている。
そして、電流増加検出手段17は、回生電流信号10が第1ホールド電流閾値75に対して、この閾値75以下の値の状態から閾値75以上の値の状態に増加したことを検出して電流増加検出信号20を出力する、いう機能を有している。
一方、電流減衰検出手段16は、回生電流信号10が第1ホールド電流閾値75に対して、この閾値75以上の値の状態から図2に示す回生電流103Aのように減衰して閾値75以下の値の状態に減衰したことを検出して電流減衰検出信号19を出力する、いう機能を有している。
そして、電流増加検出信号20及び電流減衰検出信号19は回生期間生成手段22に出力されて、電流増加検出信号20が入力された期間から電流減衰検出信号19が入力された期間まで、つまり第1ホールド電流閾値75以上の回生電流74が実際に流れている期間を表す先行側回生電流検出期間信号23Aが出力される。
したがって、先行側回生電流検出期間信号23Aの立ち下りタイミング、つまり回生電流が減衰して第1ホールド電流閾値75に到達したタイミング(図2中の109Aで示すタイミング)で、急峻立ち下げ状態101が終了してインジェクタドライバ制御手段51はローサイド側駆動MOS63をオンして、回生電流74を昇圧電圧5側に流す回生制御から通常の電流制御状態に復帰するように動作する。
尚、タイムアウト制御手段18のタイムアウトカウンタとタイムアウト信号については後述の図4においてその動作を説明する。
更に、本実施例では後続する動作において第2ホールド電流閾値76が設定されているため同様の動作を実行する。すなわち、電流増加検出信号20及び電流減衰検出信号19は回生期間生成手段22に出力されて、電流増加検出信号20が入力された期間から電流減衰検出信号19が入力された期間まで、つまり第2ホールド電流閾値76以上の回生電流が実際に流れている期間を表す後続側回生電流検出期間信号23Bが出力される。
したがって、後続側回生電流検出期間信号23Bの立ち下りタイミング、つまり回生電流が減衰して第2ホールド電流閾値に到達したタイミング(図2中の109Bで示すタイミング)で、急峻立ち下げ状態107が終了してインジェクタドライバ制御手段51はローサイド側駆動MOS63をオンして、回生電流74を昇圧電圧5側に流す回生制御から通常の電流制御状態に復帰するように動作する。
ここで、第1ホールド電流閾値75は第2ホールド電流閾値76より大きな値に設定されている。
以上が本実施例になるインジェクタの駆動制御装置の基本的な動作であるが、次に上述したような遅延期間105が発生した時の動作を図3に示すタイミングチャート図に基づき説明する。
図3において、インジェクタ駆動電流67がタイミング100においてピーク電流閾値102に到達した後に実際に回生電流74が流れるまでに、回生電流遅延時間105が生じている。
このような場合でも、回生電流74の遅延時間105が経過して回生電流74が流れ始め、電流増加検出手段17ではこれを回生電流信号10として検出して第1ホールド電流閾値75と比較し、この第1ホールド電流閾値75を回生電流信号10が越えたタイミング110において電流増加検出信号20が出力される。
よって回生電流検出期間信号23Aもタイミング110から立ち上がり、その後も急峻立ち下げ状態101が継続してインジェクタ駆動電流67が減衰し、タイミング109Aにおいて回生電流信号10が第1ホールド電流閾値75を下回ると電流減衰検出信号19が出力され、これによって回生電流検出期間信号23Aは立ち下がる動作を行なう。この立ち下りタイミング109Aで急峻立ち下げ状態101が終了してインジェクタドライバ制御手段51はローサイド側駆動MOS63をオンして、回生電流74を昇圧電圧5側に流す回生制御から通常の電流制御状態に復帰するように動作する。
したがって、回生電流74が流れるまでに遅延時間105が生じるような場合でも、回生電流74が実際に流れたことを検出し、更に検出した後に回生電流信号10が第1ホールド電流閾値75以下になるのを検出して急峻立ち下げ状態を終了する。
これによって、従来例で説明したようなピーク電流検出直後に回生電流74が流れていないことを検出してすぐに急峻立ち下げ状態101が終了してしまう、といった制御の誤動作を防止することが可能となる。
尚、この動作については、図2に示すように後続のタイミング111において第1ホールド電流閾値75から急峻にインジェクタ駆動電流67を第2ホールド電流閾値76まで減衰させる場合でも同様の動作を行なうようにできるものである。
更に、図1に示した実施例には以下に述べるような新たな機能及び作用効果を付加している。
図1において、タイムアウト制御手段18は、インジェクタドライバ制御手段51から入力される回生制御区間信号24に応じてローサイド側駆動MOS63をオフ制御する急峻立ち下げ状態の場合にカウントアップを開始し、カウント値が所定の値に到達するとタイムアウト信号21を出力するような構成となっている。ここで、回生制御区間信号24とは、例えば図3にいてピーク検出タイミング100から急峻立ち下げ状態101が終了する立ち下りタイミング109Aまでの間の時間的区間である。
また、電流増加検出手段17から出力される電流増加検出信号20がタイムアウト制御手段18にも入力されており、電流増加検出信号20が入力されるとタイムアウト制御手段18のカウンタはリセットされてカウントアップは停止するような構成となっている。
次に、タイムアウト手段18の動作状態を図4のタイミングチャート図を用いて説明する。
図4は、インジェクタ駆動電流のピーク電流閾値102を第1ホールド電流閾値75よりも小さな電流値に設定された場合を想定している。この場合、図2及び図3で示したものと同様に、タイミング100においてインジェクタ駆動電流67がピーク電流閾値102に到達した後、ローサイド側駆動MOS63がオフして、急峻立ち下げ状態101となり回生電流74が流れ始める。
しかしながら、この場合にはインジェクタ駆動電流67のピーク電流閾値102を第1ホールド電流閾値75よりも小さな電流値に設定しているので、図4に示すように、検出される回生電流信号10は第1ホールド電流閾値75に到達しないため、電流増加検出信号20が検出されないこととなる。
このため、タイムアウト制御手段18にも電流増加検出信号20が入力されないので、タイムアウト制御手段18のタイムアウトカウンタは図中108に示すようにカウントアップを続け、所定の値までカウントアップするとタイミング112に示す時点でタイムアウト信号21が出力されることとなる。
そして、タイムアウト信号21によって強制的に急峻立ち下げ状態101は終了され、ローサイド側駆動MOS63がオンして通常の電流制御状態に復帰する。
このようなタイムアウト制御手段18の制御動作により、インジェクタ駆動電流67のピーク電流閾値102を第1ホールド電流閾値75よりも小さな電流値に設定した場合であっても、急峻立ち下げ状態101に移行した時の回生電流信号10がホールド1電流閾値75よりも小さく、電流増加検出信号20、場合によっては電流減衰検出信号19が検出されない場合でも回生電流74が流れるのを待ち続けて制御が停止するといった誤動作を防止することができる。
尚、このタイムアウト制御手段18は後続して設定されている第2ホールド電流閾値76の場合でも同様の動作を行なうようにできる。
更に、このタイムアウト制御手段18は新たな機能及び作用効果を付加しており、図5のタイミングチャート図を用いてこれを説明する。
図5に示す例は回生電流74を検出するシャント抵抗6に接続される回生電流変換電圧7及び回生電流変換電圧8がオープンとなる等の異常状態の発生により回生電流信号10が検出されない場合を示している。
この場合はそもそも回生電流信号10が発生していないので、回生電流信号10は検出されず電流増加検出信号20や電流減衰検出信号19も検出されない状態である。
しかしながら、タイムアウト制御手段18のタイムアウトカウンタのカウントアップ108により上述したようにカウント値が所定の値に達するとタイムアウト信号21によって強制的に急峻立ち下げ状態101は終了され、ローサイド側駆動MOS63がオンして通常の電流制御状態に復帰する。これによってインジェクタ駆動電流67の制御が停止され、電流がまったく流れなくなるといったことが回避される。
以上のように、本実施例になるインジェクタの駆動制御装置によれば、インジェクタ駆動電流を急速に減衰させる急峻立ち下げ時に流れる回生電流が遅延した場合でも、回生電流が増加したことを検知し、その後に回生電流が減衰していき所定の値まで減衰したことを検出するので、遅延時間の大小に関わらず遅延時間の影響を排除し、回生電流が流れていないのに回生電流が流れ終わったと判定して誤動作に至る、ということのない良好なインジェクタの駆動制御装置を提供することができる。
また、急峻立ち下げ状態になってから回生電流が検出されるまでの時間に所定のタイムアウト期間を設けることにより、ピーク電流閾値や第1ホールド電流閾値及び第2ホールド電流閾値の設定、また回生電流の検出有無に関わらず、途中でインジェクタ駆動電流が停止することのない良好なインジェクタの駆動制御装置を提供することができる。
また、遅延時間による影響を排除するには、後述する実施例3に示すように遅延時間をマスクする方法があるが、これに対して本実施例では回生電流が流れたことを検出した後に回生電流信号の減衰を検知するのでインジェクタ駆動信号の落ち込みを考慮する必要が無いという効果も期待できる。
図6は本発明の第2の実施形態に関するインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す図であり、図15に示す従来の駆動制御装置にある急峻立ち下げ終了信号生成手段14の代わりに以下のような機能を有する構成部品を備えている。
すなわち、回生電流閾値到達検出手段11の回生電流検出信号26は立ち下りエッジ検出手段27に入力され、ここで立ち上がりエッジ信号28が出力されるようになっている。ここで、タイムアウト制御手段18は実施例1と同様の機能を有している。
次に、この制御駆動装置の動作状態を図7のタイミングチャート図を用いて説明する。
図7において、インジェクタ駆動電流67がタイミング100においてピーク電流閾値102に到達した後、ローサイド側駆動MOS63がオフして、回生電流74が流れ始める。
この回生電流74はシャント抵抗6並びに回生電流検出手段9によって検出されて回生電流信号10が出力される。そして、回生電流信号10は回生電流閾値到達検出手段11において、第1ホールド電流閾値75、場合によっては第2ホールド電流閾値76と比較されて回生電流検出信号26が出力されるようになる。
そして、回生電流検出信号26は立ち下りエッジ検出手段27に入力され、この立ち下りエッジ検出手段27では図7に示すように回生電流検出信号26の立ち下がりエッジ、図中のタイミング113、114で立ち下がりエッジ信号28を出力する。
この立ち下りエッジ信号28によりインジェクタドライバ制御手段51は回生電流74が流れ終わり急峻立ち下げ状態101が終了したと判断してローサイド側駆動MOS63をオンして、回生電流74を昇圧電圧5側に流す回生制御から通常の電流制御に切り替わるように制御する。
このように、本実施例のような構成においても回生電流信号10が一旦第1ホールド電流閾値75、場合によっては第2ホールド電流閾値76を越えた後に再度閾値75或いは閾値76以下となるタイミング、即ち回生電流検出信号26の立ち下がりタイミング113、114で急峻立ち下げ状態101が終了するようになる。
したがって、ピーク電流閾値102を検出した後の遅延時間の存在によって回生電流が流れていない状態を回生電流が第1ホールド電流閾値75以下になったと誤検知して急峻立ち下げ状態101を終了してしまう、といった誤動作を防止することができる。
尚、本実施例でも第1実施例と同様に、タイムアウト制御手段18を設けているので、回生電流信号10が第1ホールド電流閾値75或いは第2ホールド電流閾値76に到達せずに立ち下がりエッジ信号28が出力されなくなっても、タイムアウトカウンタがカウントアップして所定のタイムアウト時間を経過すると、タイムアウト信号21が出力されてインジェクタドライバ制御手段51はローサイド側駆動MOS63をオンして通常の電流制御状態に復帰するように動作する。
以上のように、本実施例になるインジェクタの駆動制御装置によれば、インジェクタ駆動電流を急速に減衰させる急峻立ち下げ時に流れる回生電流が遅延した場合でも、回生電流が流れたことを一度検知した後に再度検知しなくなるタイミングで急峻立ち下げ状態が終了するので、遅延時間の大小に関わらず遅延時間の影響を排除することができる。よって、遅延時間の存在によって回生電流が流れていないのに流れ終わったと判定して誤動作に至ることのない良好なインジェクタの駆動制御装置を提供することができる。
図8は本発明の第3の実施形態に関するインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す図であり、図15に示す従来の駆動制御装置にある回生電流閾値到達検出手段11と急峻立ち下げ終了信号生成手段14の間に検出信号マスク手段29を設けたものである。
図8において、回生電流閾値到達検出手段11からの回生電流検出信号26は所定のマスク時間だけ信号をマスクする検出信号マスク手段29に入力される。検出信号マスク手段29には所定のマスク信号期間を生成するマスク信号発生手段30が接続されて電流検出マスク信号31が入力されている。
検出信号マスク手段29からはマスク後回生電流検出信号32が出力されて急峻立ち下げ終了信号生成手段13へと入力され、ここで急峻立ち下げ終了信号14が生成されてインジェクタドライバ制御手段51に出力されている。
次に、このインジェクタの駆動制御装置の動作状態を図9のタイミングチャート図を用いて説明する。
図9において、実施例1及び実施例2にあるようにインジェクタ駆動電流67がタイミング100においてピーク電流閾値102に到達し、これ以降でインジェクタ駆動電流67は急峻立ち下げ状態101となって回生電流74が流れ、この回生電流74は回生電流検出手段9から回生電流信号10として出力される。
この回生電流信号10が回生電流閾値到達検出手段11に入力されると、回生電流閾値到達検出手段11では第1ホールド電流閾値75と比較されて回生電流検出信号26が出力される。
この場合、回生電流74には図3のタイミングチャートと同様に遅延時間105が生じているとすると、回生電流検出信号26も同様に遅延時間105だけ遅延したタイミング110でハイ状態となり、回生電流信号10が第1ホールド電流閾値75を下回るタイミング113でロー状態となる。
一方、マスク信号発生手段30から送られてくる電流検出マスク信号31によって検出信号マスク手段29はタイミング100で急峻立ち下げ状態101になって以降の所定のマスク時間121に亘って回生電流検出信号26をマスクする。このマスクする時間は少なくとも遅延時間105より長い時間に亘って設定されている。
これにより、タイミング100で急峻立ち下げ状態101になった直後に、回生電流検出信号26が遅延してロー状態が継続して回生電流74が流れ終わったと誤判定される間の信号がマスクされることとなる。
その後、タイミング113で回生電流信号10が第1ホールド電流閾値75を下回ると回生電流検出信号26はロー状態となり、このタイミングで急峻立ち下げ終了信号32が出力され、インジェクタドライバ制御手段51はローサイド側駆動MOS63をオンして、回生電流74を昇圧電圧5側に流す回生制御から通常の電流制御に切り換えるように動作する。
以上のように、本実施例になるインジェクタの駆動制御装置によれば、インジェクタ駆動電流を急速に減衰させる急峻立ち下げ時に回生電流に遅延時間が存在した場合でも、回生電流74の遅延時間以上に亘って回生電流検出信号をマスクするようにしている。
このため、遅延時間の存在によって回生電流が流れていない時間を無視或いは無効とし、回生電流が流れ始めた後で回生電流が減衰して第1ホールド電流閾値を下回ってから急峻立ち下げ状態を終了するようにして遅延時間の影響を排除し、回生電流が流れていないのに流れ終わったと判定して誤動作に至ることのない、良好なインジェクタの駆動制御装置を提供することができる。
図10は本発明の第4の実施形態に関するインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す図であり、実施例3に示したマスク時間を調整或いは可変に制御するためのマスク時間設定手段を備えたことを特徴としている。
図10において、マスク信号発生手段30にはマスク時間設定手段33が接続され、このマスク時間設定手段33はマスク時間を調整或いは可変にするための機能を有しており、マスク時間設定信号34をマスク信号発生手段30に送っている。そして、マスク時間設定手段33によって、急峻立ち下げ状態が開始されるタイミング100からのマスク時間を調整或いは可変にすることができる。
次に、この制御駆動装置の動作状態を図11及び図12のタイミングチャート図を用いて説明する。
例えば、図11に示すように急峻立ち下げ状態が開始されるタイミング100からの遅延時間105aが短い場合には、これに合わせて電流検出マスク信号122aの長さを設定して回生電流検出信号26のマスクを行うことができる。
また、図12に示すように、急峻立ち下げ状態が開始されるタイミング100からの遅延時間105bが長い場合でも、これに合わせて電流検出マスク信号122bの長さを設定し、常に最適なマスク時間で回生電流検出信号26のマスクを行うことができる。
以上のように、インジェクタの駆動制御装置毎に回生電流の遅延時間が異なっている場合や同じインジェクタの駆動制御装置でも周囲環境や経年的な変化等によって回生電流の遅延時間が異なっている場合にマスク時間設定手段33によって外部から最適なマスク時間を設定できるものである。
これによって、例えば、マスク時間が長過ぎることによって回生電流74が第1ホールド電流閾値75以下になるタイミング113の時間までマスクしてしまい、これによってインジェクタ駆動電流67の落ち込みが発生するといった現象を回避できるようになる。逆にマスク時間が短く過ぎると急峻立ち下げ終了信号が発生されて所期の急峻立ち下げ動作を実行しないといった現象を回避できるようになる。
尚、このマスク時間の設定は、一般的には内燃機関の制御に使用されるエンジンコントロールユニットなどから設定されることが多い。
また、回生電流の遅延時間は一般的には、ピーク電流閾値102と第1ホールド電流閾値75との電流設定値の差が大きい場合、あるいは第1ホールド電流閾値75と第2ホールド電流閾値76との電流設定値の差が大きい場合に遅延時間が長くなる傾向にある。
そして、これら電流閾値もエンジンコントロールユニットによって設定されるのが一般的なので、これら設定電流値の電流差の大きさによってエンジンコントロールユニットで最適なマスク時間の演算を行ってマスク時間設定手段33にセットするようにするのが望ましい。
このように、マスク時間を調整或いは可変にする等の制御を行うことによって最適なマスク時間の設定を行うことができ、回生電流が流れていないのに流れ終わったと判定して誤動作に至ることのない、良好なインジェクタの駆動制御装置を提供することができる。
図13は本発明の第5の実施形態に関するインジェクタの駆動制御装置の回路構成を示す図であり、実施例3に示したマスク時間を温度によって調整或いは可変に制御するための温度検知手段を備えたことを特徴としている。
図13において、マスク信号発生手段30には温度検知手段35が接続され、この温度検知手段35はマスク時間を温度によって調整或いは可変にするための機能を有しており、温度検知信号36をマスク信号発生手段30に送っている。
そして、急峻立ち下げ状態が開始されるタイミング100からのマスク時間を温度によって調整或いは可変にすることができる。
次に、このインジェクタの駆動制御装置の動作状態を図14に基づいて説明すると、図14は温度とマスク時間との関係特性134を示しており、温度が高いほどマスク時間を長くするような特性を有している。例えば、所定の温度Temp(a)、Temp(b)に対応して、それぞれtime(a)、time(b)のマスク時間が設定されることを示している。
そして、図13において温度検知手段35によってインジェクタ駆動制御装置の温度が検知され、その温度検知信号36はマスク信号発生手段30へと入力されている。また、マスク信号発生手段30では図14に示す関係特性に基づき、温度に応じてマスク時間を設定して電流検出マスク信号31を生成する。
以上のように、温度の違いによっても回生電流74の遅延時間105が異なることが判明しているので、温度に応じて電流検出マスク信号31の時間を調整或いは可変にして最適なマスク時間を設定することができる。
これにより、最適なマスク時間の設定を行うことができ、回生電流が流れていないのに流れ終わったと判定して誤動作に至ることのない、良好なインジェクタの駆動制御装置を提供することができる。
以上通り、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1…バッテリ電源、2…GND、3…バッテリ電源電圧、4…電圧昇圧制御手段、5…昇圧電圧、6…シャント抵抗、7、8…回生電流変換電圧、9…回生電流検出手段、10…回生電流信号、11…回生電流閾値到達検出手段、12…回生電流検出信号、13…急峻立ち下げ終了信号生成手段、14…急峻立ち下げ終了信号、16…電流減衰検出手段、17…電流増加検出手段、18…タイムアウト制御手段、19…電流減衰検出信号、20…電流増加検出信号、21…タイムアウト信号、22…回生期間生成信号、23…回生電流検出期間信号、24…回生制御区間信号、26…回生電流検出信号、27…立ち下りエッジ検出手段、28…立ち下りエッジ信号、29…検出信号マスク手段、30…マスク信号発生手段、31…電流検出マスク信号、32…マスク後回生電流検出信号、33…マスク時間可変手段、34…マスク時間可変信号、35…温度検知手段、36…温度検知信号、50…インジェクタ噴射制御信号、51…インジェクタドライバ制御手段、52… VHハイサイド制御信号、53…VHドライバ駆動手段、54…VHハイサイド側駆動ゲート信号、55…VHハイサイド側駆動MOS、56… VBハイサイド制御信号、57…VBドライバ駆動手段、58…VBハイサイド側駆動ゲート信号、59…VBハイサイド側駆動MOS、60…ローサイド制御信号、61…ローサイドドライバ駆動手段、62…ローサイド側駆動ゲート信号、63…ローサイド側駆動MOS、64、65…逆流防止保護ダイオード、66…駆動負荷、67…インジェクタ駆動電流、68…シャント抵抗、69、70…インジェクタ電流変換電圧、71…インジェクタ電流検出手段、72…インジェクタ電流検出信号、73…回生ダイオード、74…回生電流、75…第1ホールド電流閾値、76…第2ホールド電流閾値。

Claims (17)

  1. 燃料噴射弁のコイルに印加する電圧を昇圧する昇圧回路と、前記燃料噴射弁のコイルの一方側に接続され、前記昇圧回路と前記燃料噴射弁のコイルの間に配置された第1のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルの他方側に接続され、前記燃料噴射弁のコイルと接地側の間に配置された第2のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記第2のスイッチング素子をオフ状態にして前記燃料噴射弁のコイルを回生制御した時に前記昇圧回路側に回生電流を流す回生手段と、前記回生手段に流れる回生電流を検出する回生電流検出手段と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の動作を制御する制御手段を備えた燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段は、前記第2のスイッチング素子をオフ状態にした後に前記回生電流検出手段により検出された回生電流が所定の閾値以上となったことを検出し、更にその後に回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出した時に前記第2のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段は、前記電流検出手段によって前記燃料噴射弁のコイルに流れる電流が所定の電流値に達したことを検出すると、前記燃料噴射弁のコイルから前記昇圧回路側に回生電流を流すように前記第2のスイッチング素子をオフ状態に制御することを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  3. 請求項2に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    回生電流が前記所定の閾値以上に増加したことを検知する電流増加検知手段と、回生電流が前記所定の閾値以下に減衰したことを検知する電流減衰検知手段の信号から回生電流検出期間信号を生成する回生電流検出期間信号生成手段が設けられ、
    前記回生電流検出期間信号生成手段からの回生電流検出期間信号を前記制御手段に入力することによって、前記制御手段は、前記回生電流検出期間信号生成手段の回生電流検出期間信号から回生電流が前記所定の閾値以上に増加したこと検出し、更にその後に前記電流減衰検知手段の出力から回生電流が前記所定の閾値以下に減衰したこと検出すると前記第2のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  4. 燃料噴射弁のコイルに印加する電圧を昇圧する昇圧回路と、前記燃料噴射弁のコイルの一方側に接続され、前記昇圧回路と前記燃料噴射弁のコイルの間に配置された第1のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルの他方側に接続され、前記燃料噴射弁のコイルと接地側の間に配置された第2のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記第2のスイッチング素子をオフ状態にして前記燃料噴射弁のコイルを回生制御した時に前記昇圧回路側に回生電流を流す回生手段と、前記回生手段に流れる回生電流を検出する回生電流検出手段と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の動作を制御する制御手段を備えた燃料噴射弁の駆動制御装置において
    前記第2のスイッチング素子をオフ状態にした後に前記回生電流検出手段により検出された回生電流が所定の閾値以上となったことを検出し、更にその後に回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出して回生電流検出信号を出力する回生電流閾値到達検出手段と、回生電流が前記所定の閾値以下になった時点の前記回生電流閾値到達検出手段の回生電流検出信号の立ち下りエッジを検知する立ち下りエッジ検知手段とを設け、
    前記立ち下りエッジ検知手段からの立ち下りエッジ信号を前記制御手段に入力することによって、前記制御手段は、前記立ち下りエッジ検知手段からの立ち下りエッジ信号を検出すると前記第2のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段には、前記第2のスイッチング素子がオフ状態にされた時点から所定時間が経過するとタイムアウト信号を出力するタイムアウト制御手段からの信号が入力され、
    前記制御手段は、前記第2のスイッチング素子をオフ状態にした後に、前記回生手段に流れる回生電流とは無関係に前記タイムアウト信号を受けると前記第2のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  6. 燃料噴射弁のコイルに印加する電圧を昇圧する昇圧回路と、前記燃料噴射弁のコイルの一方側に接続され、前記昇圧回路と前記燃料噴射弁のコイルの間に配置された第1のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルの他方側に接続され、前記燃料噴射弁のコイルと接地側の間に配置された第2のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記第2のスイッチング素子をオフ状態にして前記燃料噴射弁のコイルを回生制御した時に前記昇圧回路側に回生電流を流す回生手段と、前記回生手段に流れる回生電流を検出する回生電流検出手段と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の動作を制御する制御手段を備えた燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記第2のスイッチング素子をオフ状態にした後に前記回生電流検出手段により検出された回生電流が所定の閾値以上となったことを検出し、更にその後に回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出して回生電流検出信号を出力する回生電流閾値到達検出手段と、前記回生電流閾値到達検手段の回生電流検出信号を前記第2のスイッチング素子をオフ状態にした時点から所定のマスク時間だけマスクするマスク手段を設け、
    前記回生電流閾値到達検手段からの回生電流検出信号を前記マスク手段によってマスクして前記制御手段に入力することによって、前記制御手段は、マスク時間終了後に回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出した時点で前記第2のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  7. 請求項6に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記マスク手段はマスク時間設定手段によってマスク時間を所定の値に調整或いは可変に設定されることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  8. 請求項6に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記マスク手段は温度検知手段によって温度に応じたマスク時間に調整或いは可変に設定されることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  9. バッテリ電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧回路と、燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記コイルよりバッテリ電源側に設けられた第1のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記燃料噴射弁のコイルより前記昇圧回路側に設けられた第2のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記コイルより接地側に設けられた第3のスイッチング素子と、前記それぞれのスイッチング素子を駆動制御する制御手段とを備えた燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段が前記第3のスイッチング素子をオフ状態にして前記燃料噴射弁のコイルを回生制御した時に前記昇圧回路側に回生電流を流す回生手段と、前記回生電流を検出する回生電流検出部と、前記回生電流検出部からの回生電流信号が所定の閾値を越えた後に再び前記所定の閾値を下回ることを検出する回生電流検出期間信号生成手段とを備え、前記制御手段は前記回生電流検出期間信号生成手段からの信号に基づき、回生電流が前記所定の閾値以上となって再び回生電流が前記所定の閾値以下になった時に前記第3のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  10. 請求項9に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段は前記燃料噴射弁のコイルに流れるコイル電流が所定の電流値に達すると前記燃料噴射弁のコイルから昇圧回路側に回生電流を流すように前記第3のスイッチング素子をオフ状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  11. 請求項10に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記回生電流検出期間信号生成手段には回生電流が前記所定の閾値以上に増加したことを検知する電流増加検知手段と前記所定の閾値以下に減衰したことを検知する電流減衰検知手段からの信号が入力され、前記回生電流検出期間信号生成手段からの信号を前記制御手段に入力することによって、前記制御手段は前記電流増加検知手段からの出力を検出した後に前記電流減衰検知手段の出力を検出すると前記第3のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  12. バッテリ電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧回路と、燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記コイルよりバッテリ電源側に設けられた第1のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記燃料噴射弁のコイルより前記昇圧回路側に設けられた第2のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記コイルより接地側に設けられた第3のスイッチング素子と、前記それぞれのスイッチング素子を駆動制御する制御手段とを備えた燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段が前記第3のスイッチング素子をオフ状態にして前記燃料噴射弁のコイルを回生制御した時に前記昇圧回路側に回生電流を流す回生手段と、前記回生電流を検出する回生電流検出部と、前記第3のスイッチング素子をオフ状態にした後に前記回生電流検出部により検出された回生電流が所定の閾値以上となったことを検出し、更にその後に回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出して回生電流検出信号を出力する回生電流閾値到達検出手段と、回生電流が前記所定の閾値以下になった時点の前記回生電流閾値到達検出手段の回生電流検出信号の立ち下りエッジを検知する立ち下りエッジ検知手段を設け、
    前記立ち下りエッジ検知手段からの立ち下りエッジ信号を前記制御手段に入力することによって、前記制御手段は、前記立ち下りエッジ検知手段からの立ち下りエッジ信号を検出すると前記第3のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  13. 請求項9乃至請求項12のいずれかに記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段には、前記第3のスイッチング素子がオフ状態にされた時点から所定時間が経過するとタイムアウト信号を出力するタイムアウト制御手段からの信号が入力され、
    前記制御手段は、前記第3のスイッチング素子をオフ状態にした後に、前記回生手段に流れる回生電流とは無関係に前記タイムアウト信号を受けると前記第3のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  14. バッテリ電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧回路と、燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記コイルよりバッテリ電源側に設けられた第1のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記燃料噴射弁のコイルより前記昇圧回路側に設けられた第2のスイッチング素子と、前記燃料噴射弁のコイルに電流を流すために、前記コイルより接地側に設けられた第3のスイッチング素子と、前記それぞれのスイッチング素子を駆動制御する制御手段とを備えた燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記制御手段が前記第3のスイッチング素子をオフ状態にして前記燃料噴射弁のコイルを回生制御した時に前記昇圧回路側に回生電流を流す回生手段と、前記回生電流を検出する回生電流検出部と、前記第3のスイッチング素子をオフ状態にした後に前記回生電流検出部により検出された回生電流が所定の閾値以上となったことを検出し、更にその後に回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出して回生電流検出信号を出力する回生電流閾値到達検出手段と、前記回生電流閾値到達検手段の回生電流検出信号を前記第3のスイッチング素子をオフ状態にした時点から所定のマスク時間だけマスクするマスク手段を設け、
    前記回生電流閾値到達検手段からの回生電流検出信号を前記マスク手段によってマスクして前記制御手段に入力することによって、前記制御手段は、マスク時間終了後に回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出した時点で前記第3のスイッチング素子を再びオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  15. 請求項14に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記マスク手段には急峻立ち下げ終了信号生成手段が接続され、前記急峻立ち下げ終了信号生成手段は、前記マスク手段によってマスクされていない前記回生電流閾値到達検出手段の回生電流検出信号によって、回生電流が前記所定の閾値以下になったことを検出した時点で急峻立ち下げ終了信号を生成し、前記制御手段は前記急峻立ち下げ終了信号によって前記第3のスイッチング素子をオン状態に移行させることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  16. 請求項14に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記マスク手段はマスク時間設定手段によってマスク時間を所定の値に調整或いは可変に設定されることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
  17. 請求項14に記載の燃料噴射弁の駆動制御装置において、
    前記マスク手段は温度検知手段によって温度に応じたマスク時間に調整或いは可変に設定されることを特徴とする燃料噴射弁の駆動制御装置。
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