JP5829130B2 - Led駆動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、LED駆動装置に関し、特に、LEDの過電流を防止するLED駆動装置に関する。
LED(発光ダイオード)を点灯させるLED駆動装置において、電源となる電圧の大きさが変動する場合においては、LEDの電流が過電流となることを防止する必要がある。例えば、発電装置を用いて人間の力によって発電された、大きさが変動する交流電力などを電源として用いる場合において、このような問題は顕著になる。
このような電圧の大きさが変動する電源を利用する装置としては、例えば、自転車用途に用いられるLED駆動装置などがある。すなわち、自転車の走行時に、タイヤを回転させるための人力による運動エネルギーを、小型単極発電機(ハブダイナモ)で電気エネルギーに変換し、その電気エネルギーを用いて自転車のLEDランプを点灯させるものがある。
下記特許文献1には、LEDへの過電流を防止するため、LEDに並列に、トランジスタ及び抵抗で構成されるバイパス手段を設けた自転車用発電ランプが開示されている。この自転車用発電ランプでは、発電機が発生する電力が増加してLEDの電圧が所定値以上になったときに、トランジスタによって抵抗に電流を流し、LEDに過電流が流れることを防止するものである。
特開2007−112172号公報
特許文献1に記載されているようなLED駆動装置の構成では、以下のような問題がある。すなわち、必要以上の電流は、抵抗であるバイパス手段とトランジスタとで消費される。したがって、バイパス手段やトランジスタでの発熱や電力損失が大きくなり、LED駆動装置の効率が低くなるという問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、発熱や電力損失を抑制しつつLEDの過電流を防止でき、高効率であるLED駆動装置を提供することができる。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、LEDモジュールに直流電圧を供給してLEDモジュールを駆動するLED駆動装置は、直流電圧の大きさが所定の電圧値以上であるとき、LEDモジュールの駆動電流が所定の電流値で保持されるように制御するDC−DCコンバータ回路と、直流電圧の大きさが所定の電圧値未満であるとき、LEDモジュールの駆動電流の大きさが所定の電流値以下になるように制御する定電流回路と、直流電圧の大きさが所定の電圧値以上であるとき、定電流回路の動作を停止させる電流経路切替回路とを備える。
好ましくは、DC−DCコンバータ回路は、LEDモジュールの電流に対応する電圧値を検出する電流検出回路と、直流電圧の大きさが所定の電圧値以上であるとき、電流検出回路で検出された電圧値に基づいてLEDモジュールの駆動電流の制御動作を行う制御回路と、一端がLEDモジュールに接続され、他端が定電流回路及び制御回路に接続されており、LEDモジュールの駆動電流が流れるインダクタとを備える。
好ましくは、制御回路は、直流電圧の大きさが所定の電圧値に達したときに起動信号を出力する起動回路と、電流検出回路で検出された電圧値が第1の基準電圧を超えたときに信号を出力する第1のコンパレータと、電流検出回路で検出された電圧値が第1の基準電圧より高い第2の基準電圧以下になったときに信号を出力する第2のコンパレータと、インダクタに接続されており、起動回路から起動信号が出力されているときに、第1のコンパレータ及び第2のコンパレータのそれぞれから出力された信号に応じてオン/オフ動作を行うことで、LEDモジュールの駆動電流を制御するスイッチ部とを備える。
好ましくは、スイッチ部は、第1のコンパレータ及び第2のコンパレータのそれぞれから出力された信号が入力されるフリップフロップ回路と、インダクタに接続されており、起動回路から起動信号が出力されているときに、フリップフロップ回路の出力信号に応じてオン/オフ動作を行うスイッチ素子とを有する。
好ましくは、LED駆動装置は、ユーザにより加えられた力学的エネルギーに基づき交流電力を発電する発電装置と、発電装置からの交流電圧を整流平滑して直流電圧を出力する整流平滑回路とをさらに備え、整流平滑回路から出力された直流電圧をLEDモジュールに供給する。
これらの発明に従うと、直流電圧の大きさが所定の電圧値以上であるとき、定電流回路の動作が停止され、LEDモジュールの駆動電流が所定の電流値のまま保持される。したがって、発熱や電力損失を抑制しつつLEDの過電流を防止でき、高効率であるLED駆動装置を提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるLED駆動装置の基本的な回路構成を示す図である。 LED駆動装置の各回路の回路構成の一例を示す回路図である。 交流電源の回転子の回転数に対するLED駆動装置の各部の状態変化の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態の1つにおけるLED駆動装置について説明する。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるLED駆動装置の基本的な回路構成を示す図である。
図1に示されるように、LED駆動装置1は、交流電源(発電装置の一例)90と、整流平滑回路2と、定電流回路3と、DC−DCコンバータ回路4(以下、単にコンバータ回路4ということがある。)と、電流経路切替回路5とを備える。LED駆動装置1は、コンバータ回路4に接続されているLEDモジュール10に電力を供給する。これにより、LED駆動装置1は、LEDモジュール10を駆動する。
交流電源90は、例えば、ユーザ(使用者)が人間の力によって交流電力を発生させることができる発電装置である。交流電源90は、ユーザにより加えられた力学的エネルギーに基づいて回転子が回転することで、交流電力を発生させる。例えば、LED駆動装置1が自転車用途に用いられるものである場合において、交流電源90は、自転車のタイヤ部に取り付けられるハブダイナモなどに相当する。交流電源90は、ユーザにより加えられた力学的エネルギーに応じて大きさが変わる交流電力を発生させる。
整流平滑回路2は、交流電源90からの交流電圧Vacを整流平滑して、直流電圧Vdcを出力する。
定電流回路3、コンバータ回路4、及び電流経路切替回路5は、整流平滑回路2から出力された直流電圧Vdcの大きさに応じて動作する。すなわち、定電流回路3は、直流電圧Vdcが所定の電圧値未満であるときに、駆動対象となるLEDモジュール10の駆動電流の大きさが所定の電流値以下になるように制御する。コンバータ回路4は、直流電圧Vdcの大きさが所定の電圧値以上であるときに、LEDモジュール10の駆動電流が所定の電流値で保持されるように制御動作を行う。電流経路切替回路5は、直流電圧Vdcが所定の電圧値以上であるときに、定電流回路3の動作を停止させる。
図2は、LED駆動装置1の各回路の回路構成の一例を示す回路図である。
図2に示されるように、整流平滑回路2は、ブリッジダイオードD1と平滑コンデンサC1とを備える。ブリッジダイオードD1は、交流電源90から出力される交流電圧Vacを整流する。平滑コンデンサC1は、ブリッジダイオードD1で整流された電圧を平滑する。これにより、整流平滑回路2から、交流電源90からの交流電圧Vacに基づいて、直流電圧Vdcが出力される。
定電流回路3は、電界効果トランジスタ(FET)Q1と、抵抗素子R1,R2と、ツェナーダイオードZD1とを備える。コンバータ回路4は、電流検出回路41と、制御回路42と、インダクタL1とを備える。本実施の形態において、電流検出回路41は、抵抗素子R3で構成されている。電流経路切替回路5は、トランジスタQ3と、抵抗素子R4,R5とを備える。
整流平滑回路2から出力された直流電圧Vdcは、定電流回路3、コンバータ回路4、及び電流経路切替回路5のそれぞれに入力される。電流経路切替回路5において、抵抗素子R4と抵抗素子R5とは整流平滑回路2に直列に接続されている。トランジスタQ3のベース端子は、抵抗素子R4と抵抗素子R5との間に接続されており、トランジスタQ3のエミッタ端子は、接地電位に接続されている。定電流回路3において、抵抗素子R2は、整流平滑回路2に接続されている。抵抗素子R2は、電界効果トランジスタQ1のゲート端子と、ツェナーダイオードZD1のカソード端子と、トランジスタQ3のコレクタ端子とに接続されている。ツェナーダイオードZD1のアノード端子は、接地電位に接続されている。電界効果トランジスタQ1のソース端子は、抵抗素子R1を介して接地電位に接続されている。
コンバータ回路4において、電流検出回路41を構成する抵抗素子R3は、整流平滑回路2に接続されている。LEDモジュール10及びインダクタL1は、電流検出回路41と電界効果トランジスタQ1のドレイン端子との間に直列に接続されている。電流検出回路41とLEDモジュール10との間の電圧Vaは、LEDモジュール10に流れる電流に対応するものとなる。すなわち、電流検出回路41は、LEDモジュール10に流れる電流に対応する電圧Vaを検出する。制御回路42には、直流電圧Vdcと電圧Vaとがそれぞれ別々に入力される。また、制御回路42は、インダクタL1の、電界効果トランジスタQ1に接続されている側の端子に接続されている。
ここで、本実施の形態では、LEDモジュール10は、直列接続された複数のLED素子で構成されている。なお、LEDモジュール10は、このような構成に限られるものではない。LEDモジュール10は、単体のLED素子で構成されていてもよいし、複数のLED素子が直列に接続されたものが、複数並列に接続されて構成されていてもよい。
制御回路42は、起動回路43と、第1のコンパレータCP1及び第2のコンパレータCP2と、フリップフロップ回路(F/F回路)44と、AND回路45と、電界効果トランジスタ(スイッチ素子の一例)Q2とを備える。フリップフロップ回路44、AND回路45、及び電界効果トランジスタQ2は、後述のようにLEDモジュールの駆動電流を制御するスイッチ部48を構成する。
起動回路43は、整流平滑回路2に接続されている。起動回路43の出力は、AND回路45の入力端子の一方に接続されている。起動回路43は、制御回路42内の制御動作にかかわる回路の動作を制御する。例えば、本実施の形態において、電界効果トランジスタQ2は、起動回路43が動作しているときにスイッチ素子としての機能が有効となる。
第1のコンパレータCP1のプラス側入力端子及び第2のコンパレータCP2のマイナス側入力端子は、それぞれ、電流検出回路41とLEDモジュール10との間に接続されている。すなわち、これらの端子には、電流検出回路41で得られた電圧Vaが入力される。第1のコンパレータCP1のマイナス側入力端子は、第1の基準電圧Vref1に接続されている。第2のコンパレータCP2のプラス側入力端子は、第2の基準電圧Vref2に接続されている。第1の基準電圧Vref1及び第2の基準電圧Vref2のそれぞれは、例えば、制御回路42内で生成される所定の定電圧である。
フリップフロップ回路44のセット側入力端子(S端子)には、第1のコンパレータCP1の出力が入力される。フリップフロップ回路44のリセット側入力端子(R端子)には、第2のコンパレータCP2の出力が入力される。フリップフロップ回路44の負論理出力端子(Qバー端子)は、AND回路45の入力端子の一方に接続されている。
AND回路45の出力端子は、電界効果トランジスタQ2のゲート端子に接続されている。電界効果トランジスタQ2のソース端子は接地電位に接続されている。電界効果トランジスタQ2のドレイン端子は、インダクタL1に接続されている。すなわち、インダクタL1の端子のうち、LEDモジュール10に接続された端子とは反対側の端子は、電界効果トランジスタQ1,Q2のそれぞれを介して、接地電位に接続されている。
図3は、交流電源90の回転子の回転数に対するLED駆動装置1の各部の状態変化の一例を示す図である。
図3(a)は、直流電圧Vdcを示すものである。図3(b)は、LEDモジュール10からインダクタL1を介して定電流回路3に流れるLED電流I1について示すものである。図3(c)は、LEDモジュール10からインダクタL1を介してコンバータ回路4に流れるLED電流I2について示すものである。図3(d)は、LEDモジュール10に流れるLED電流I1+I2について示すものである。図3(e)は、LEDモジュール10の明るさを示すものである。なお、例えばLED駆動装置1が自転車用途のものである場合において、各図の横軸に示されている回転数は、走行速度に対応する。
以下、図3を参照しながら、LED駆動装置1の動作の一例について説明する。
交流電源90の回転子が回転を始めると、交流電源90から交流電圧Vacの出力が開始される。図3(a)に示されるように、直流電圧Vdcは、交流電源90の回転数が増加するにつれて上昇する。
本実施の形態において、回転子の回転数が0〜r2未満であるとき、定電流回路3が動作する。すなわち、定電流回路3は、直流電圧Vdcの大きさがV2(所定の電圧値の一例)未満であるとき、動作する。他方、回転子の回転数がr2以上であるとき、コンバータ回路4が制御動作を行う。すなわち、コンバータ回路4は、直流電圧Vdcの大きさがV2以上であるとき、制御動作を行う。なお、コンバータ回路4が制御動作を行わないときでも、LEDモジュール10の駆動電流は、コンバータ回路4の電流検出回路41及びインダクタL1を経由し、流れる。
交流電源90の回転数がゼロからr1までの範囲であるとき、直流電圧Vdcの大きさは、ゼロからV1までの範囲で、回転数の増加に伴い徐々に上昇する。このとき、図3(b)に示されるように、LED電流I1は、徐々に増加する。他方、図3(c)に示されるように、LED電流I2は、ゼロである。
図3(b)に示されるように、回転数がr1からr2までの範囲であるとき、すなわち直流電圧Vdcの大きさがV1からV2までの範囲であるとき、LED電流I1は、略一定の定電流Ia(所定の電流値の一例)となる。また、このとき、LED電流I2は、ゼロのままである。本実施の形態において、定電流Iaは、ツェナーダイオードZD1、電界効果トランジスタQ1、及び抵抗素子R1よって定まる、所定の値となる。すなわち、直流電圧Vdcの大きさがV2未満であるとき、定電流回路3により、LEDモジュール10の駆動電流の大きさは、所定の定電流Ia以下になるように制御される。
ここで、直流電圧Vdcの大きさがV2になると、電流経路切替回路5が動作する。すなわち、電流経路切替回路5は、抵抗素子R4,R5により直流電圧Vdcを監視している。交流電源90の回転数がr2に達して直流電圧VdcがV2になったとき、トランジスタQ3がオン動作を開始する。トランジスタQ3がオン動作を開始すると、それと共に、定電流回路3の電界効果トランジスタQ1がオフ動作となる。すなわち、電流経路切替回路5は、直流電圧Vdcの大きさがV2以上であるとき、定電流回路3の動作を停止させる。図3(b)に示されるように、定電流回路3に流れるLED電流I1の大きさは、回転数の増加、すなわち直流電圧Vdcの上昇に伴い徐々に減少する。LED電流I1は、回転数がr3になると、すなわち直流電圧Vdcの大きさがV3になると、ゼロとなる。
直流電圧Vdcの大きさがV2になると、コンバータ回路4において、起動回路43が動作を開始し、制御回路42が制御動作を開始する。すなわち、起動回路43が動作を開始すると、起動回路43から起動信号(H(ハイ)信号)が出力される。起動信号は、AND回路45に入力される。AND回路45に起動信号が入力されないとき、電界効果トランジスタQ2はオフ状態のままとなる。AND回路45の一方の入力端子に起動信号が入力されることで、次に説明するような、制御回路42のその他の部分の動作に伴う電界効果トランジスタQ2の制御が可能となる。
第1のコンパレータCP1は、電流検出回路41で電圧値として検出された電圧Vaが第1基準電圧Vref1を超えたときに、フリップフロップ回路44のS端子にH信号を出力する。第2のコンパレータCP2は、電圧Vaが第2の基準電圧Vref2以下になったときに、フリップフロップ回路44のR端子にH信号を出力する。フリップフロップ回路44は、2つのコンパレータCP1,CP2のそれぞれから入力されるH信号に応じて、負論理出力端子から出力信号(L(ロー)信号又はH信号)を出力する。起動信号がAND回路45に入力されているとき、フリップフロップ回路44の出力信号は、AND回路45を通じて、電界効果トランジスタQ2に入力される。電界効果トランジスタQ2は、フリップフロップ回路44の出力信号に応じて、オン/オフ動作を行う。すなわち、電界効果トランジスタQ2は、フリップフロップ回路44からの出力信号がL信号であるときオフとなり、出力信号がH信号であるときオンとなる。
制御回路42でこのような動作が行われ、直流電圧Vdcの大きさがV2となったとき(回転数がr2のとき)に、電界効果トランジスタQ2がオン動作を開始することで、図3(c)に示されるように、LED電流I2が流れ始める。その後の所定時間、所定の定電流Iaになるように、LED電流I2の大きさが大きくなる。その結果、交流電源90の回転数がr3となったとき、すなわち直流電圧Vdcの大きさがV3のとき、LED電流I2は、所定の定電流Iaとなる。
直流電圧Vdcの大きさがV2になると、第1のコンパレータCP1及び第2のコンパレータCP2の動作により、LED電流I2が流れ始め、所定の時間の経過後に定電流Iaに達し、その値が維持される。すなわち、本実施の形態において、第1の基準電圧Vref1及び第2の基準電圧Vref2は、それぞれ、例えば直流電圧Vdcの大きさがV2になったときにLED電流I2が流れ始め、その後、所定の時間を経て、LED電流I2が定電流Iaに達し、その値が維持されるように、予め設定されている。例えば、LED電流I2が定電流Iaより大きくなるほど電圧Vaが高くなると、第1のコンパレータCP1からH信号が出力されることで、電界効果トランジスタQ2がオフとされる。その後、LED電流I2が定電流Iaより小さくなるほど電圧Vaが下がると、第2のコンパレータCP2からH信号が出力される。これにより、次に第1のコンパレータCP1がH信号を出力するまで、電界効果トランジスタQ2がオンとされる。
このように、本実施の形態においては、直流電圧Vdcの大きさがV2未満であるとき、定電流回路3が動作する。そして、直流電圧Vdcの大きさがV2以上となると、定電流回路3の動作が停止され、コンバータ回路4が動作する。直流電圧Vdcの大きさに従って制御が行われることで、LED電流I1とLED電流I2とを合わせたLEDモジュール10の駆動電流の大きさは、図3(d)に示されるようになる。すなわち、交流電源90の回転数がゼロからr1まで上昇し、直流電圧Vdcの大きさがV1になるまでは、LEDモジュール10の駆動電流の大きさは徐々に上昇する。直流電圧Vdcの大きさがV1になると、LEDモジュール10の駆動電流は定電流Iaとなる。そして、直流電圧Vdcの大きさがV1以上になっても、LEDモジュール10の駆動電流は定電流Iaのまま維持される。
なお、LEDモジュール10の明るさは、LED電流の大きさに応じて変化する。換言すると、本実施の形態において、LEDモジュール10の明るさは、図3(e)に示されるように、直流電圧Vdcの大きさがV1になるまでは、徐々に明るくなる。そして、直流電圧Vdcの大きさがV1以上になると、回転数が増加しても、LEDモジュール10の明るさは、一定の明るさのまま維持される。
[実施の形態における効果]
以上のように構成されたLED駆動装置1では、交流電源90の回転数が所定の回転数r2になり、LEDモジュール10に印加される直流電圧Vdcが所定の大きさV2に達すると、LEDモジュール10の駆動電流が流れる経路が切り替わる。すなわち、駆動電流が流れる経路は、定電流回路3を通る経路から、コンバータ回路4を通る経路へと切り換わる。したがって、直流電圧Vdcが高いときには、コンバータ回路4を用いて、部品の発熱や電力損失を抑制しつつ、確実にLEDモジュール10の過電流を防止でき、LED駆動装置1を高効率化できる。また、直流電圧Vdcの大きさが小さいときには、そのような電圧の範囲で用いられることを前提に構成された定電流回路3を用いることができる。したがって、LEDモジュール10以外での電力消費を低減することができ、LED駆動装置1を高効率化できる。
定電流回路3は、直流電圧Vdcの大きさが大きいときには用いられないので、定電流回路3の発熱や破損を防止することができる。このほか、LED駆動装置1において、部品の発熱を抑制できるので、各回路素子やLED駆動装置1を構成する部材などの破損や劣化を防止し、LED駆動装置1の品質を向上させることができる。
特に直流電圧Vdcが比較的高いときにおいて、LED駆動装置1の効率を大きく向上させることができる。したがって、交流電源90において、発電を行う際に消費されるエネルギーを小さくできる。例えば、LED駆動装置1が自転車用途に用いられる場合において、交流電源90であるハブダイナモにより加えられる回転負荷が小さくなる。これにより、自転車の走行性能を大幅に向上させることができる。
LED駆動装置1の効率は、特にコンバータ回路4が動作するような直流電圧Vdcの範囲で大幅に高くなるので、従来は失われていた余剰電力を、蓄電池に蓄えさせることが可能となる。また、余剰電力を蓄電池に蓄えない場合であっても、他の電気制御などに利用される電力として流用することができる。
[その他]
LED駆動装置を構成する整流平滑回路、DC−DCコンバータ回路、定電流回路、及び電流経路切替回路のそれぞれの具体的な構成は、上述のものに限られず、種々変更されていてもよい。例えば、DC−DCコンバータ回路において、電流検出回路は、抵抗素子に代えて他の回路素子などで構成されていてもよい。制御回路は、2つのコンパレータとフリップフロップ回路及び電界効果トランジスタを用いて構成されているものに限られない。制御回路は、他の回路素子を用いて、電流検出回路で検出された電圧値に応じてLEDモジュールの駆動電流を制御可能に構成されているものであってもよい。
例えばLED駆動装置が自転車用途に用いられる場合など、LED駆動装置は、周囲の明るさが所定の明るさまで低下したときに直流電力をLEDモジュールに供給する明るさ検出回路を有していてもよい。明るさ検出回路は、例えば、整流平滑回路の後段に配置することができる。
LEDモジュールを含むものをLED駆動装置と呼んでもよいし、LEDモジュールを装置内部に含まないものをLED駆動装置と呼んでもよい。
本発明に係るLED駆動装置は、自転車用途に用いられるものに限られない。例えば、本発明は、人間の力により発電する発電装置を備える装置など、大きさが変化する交流電力を電源とするLED駆動装置に広く適用できる。また、本発明に係るLED駆動装置は、人間の力により発電する発電装置と共に用いられるものに限られない。本発明は、種々の電源から供給される電力を用いてLEDモジュールを点灯させるLED駆動装置に広く適用可能である。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 LED駆動装置
2 整流平滑回路
3 定電流回路
4 DC−DCコンバータ回路
5 電流経路切替回路
10 LEDモジュール
41 電流検出回路
42 制御回路
43 起動回路
44 フリップフロップ回路
45 AND回路
48 スイッチ部
90 交流電源(発電装置の一例)
CP1 第1のコンパレータ
CP2 第2のコンパレータ
L1 インダクタ
Q1 電界効果トランジスタ
Q2 電界効果トランジスタ(スイッチ素子の一例)
Vac 交流電圧
Vdc 直流電圧

Claims (5)

  1. LEDモジュールに直流電圧を供給して前記LEDモジュールを駆動するLED駆動装置であって、
    前記直流電圧の大きさが所定の電圧値以上であるとき、前記LEDモジュールの駆動電流が定の電流値で保持されるように制御するDC−DCコンバータ回路と、
    前記直流電圧の大きさが前記所定の電圧値未満であるとき、前記LEDモジュールの駆動電流の大きさが前記所定の電流値以下になるように制御する定電流回路と、
    前記直流電圧の大きさが前記所定の電圧値以上であるとき、前記定電流回路の動作を停止させる電流経路切替回路とを備える、LED駆動装置。
  2. 前記DC−DCコンバータ回路は、
    前記LEDモジュールの電流に対応する電圧値を検出する電流検出回路と、
    前記直流電圧の大きさが前記所定の電圧値以上であるとき、前記電流検出回路で検出された前記電圧値に基づいて前記LEDモジュールの駆動電流の制御動作を行う制御回路と、
    一端が前記LEDモジュールに接続され、他端が前記定電流回路及び前記制御回路に接続されており、前記LEDモジュールの駆動電流が流れるインダクタとを備える、請求項1に記載のLED駆動装置。
  3. 前記制御回路は、
    前記直流電圧の大きさが前記所定の電圧値に達したときに起動信号を出力する起動回路と、
    前記電流検出回路で検出された電圧値が第1の基準電圧を超えたときに信号を出力する第1のコンパレータと、
    前記電流検出回路で検出された電圧値が前記第1の基準電圧より高い第2の基準電圧以下になったときに信号を出力する第2のコンパレータと、
    前記インダクタに接続されており、前記起動回路から起動信号が出力されているときに、前記第1のコンパレータ及び第2のコンパレータのそれぞれから出力された信号に応じてオン/オフ動作を行うことで、前記LEDモジュールの駆動電流を制御するスイッチ部とを備える、請求項2に記載のLED駆動装置。
  4. 前記スイッチ部は、
    前記第1のコンパレータ及び第2のコンパレータのそれぞれから出力された信号が入力されるフリップフロップ回路と、
    前記インダクタに接続されており、前記起動回路から起動信号が出力されているときに、前記フリップフロップ回路の出力信号に応じてオン/オフ動作を行うスイッチ素子とを有する、請求項3に記載のLED駆動装置。
  5. ユーザにより加えられた力学的エネルギーに基づき交流電力を発電する発電装置と、
    前記発電装置からの交流電圧を整流平滑して直流電圧を出力する整流平滑回路とをさらに備え、
    前記整流平滑回路から出力された直流電圧を前記LEDモジュールに供給する、請求項1から4のいずれか1項に記載のLED駆動装置。
JP2012000976A 2012-01-06 2012-01-06 Led駆動装置 Active JP5829130B2 (ja)

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