JP5826937B2 - 移動通信システム、基地局、ユーザ端末、及びプロセッサ - Google Patents
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Description
本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システムに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信は、近接する複数のユーザ端末が、移動通信システムに割り当てられた周波数帯域内で直接的な無線通信を行うものである。なお、D2D通信は、近傍サービス(Proximity Service)通信と称されることもある。
3GPP技術報告 「TR 22.803 V0.3.0」 2012年5月
移動通信システムにおいてD2D通信を実現するためには、基地局が少なくとも部分的にD2D通信を制御する必要があると考えられる。
しかしながら、現状の仕様においては、基地局がD2D通信を適切に制御するための仕組みが存在しないという問題がある。
そこで、本発明は、基地局がD2D通信を適切に制御できる移動通信システムを提供する。
一実施形態によれば、端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムは、複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記複数のユーザ端末に通知する基地局を有する。
一実施形態によれば、端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムにおける基地局は、複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記複数のユーザ端末に通知する通知部を有する。
一実施形態によれば、端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末は、複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を基地局が前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記基地局から受信する受信部を有する。
一実施形態によれば、端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられるプロセッサは、複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を基地局が前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記基地局から受信するための処理を行う。
(1)実施形態の概要
実施形態に係る移動通信システムは、端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする。移動通信システムは、複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記複数のユーザ端末に通知する基地局を有する。
実施形態に係る移動通信システムは、端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする。移動通信システムは、複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記複数のユーザ端末に通知する基地局を有する。
通常、RNTIはユーザ端末の一時的な識別子であって、基地局がユーザ端末毎に制御信号を送信するために、基地局がユーザ端末毎に異なるRNTIを割り当てる。これに対し、本実施形態に係るD2D用共通RNTIは、複数のユーザ端末に共通のRNTIであるので、基地局は、D2D通信を行う複数のユーザ端末にD2D制御信号を一括して送信できる。すなわち、D2D通信を行う複数のユーザ端末を一括して制御できる。したがって、基地局がD2D通信を適切に制御できる。
前記基地局は、ユーザ端末が前記D2D通信の待ち受けを開始する際に、当該ユーザ端末に対して前記D2D用共通RNTIを通知してもよい。これにより、D2D通信を開始する可能性のあるユーザ端末に対してD2D用共通RNTIを通知できる。
前記基地局は、ユーザ端末が前記D2D通信の待ち受け中の他のユーザ端末を発見した際に、当該ユーザ端末に対して前記D2D用共通RNTIを通知してもよい。これにより、D2D通信を開始するユーザ端末に対してD2D用共通RNTIを通知できる。また、D2D通信の待ち受け中の他のユーザ端末が既にD2D通信を開始しているのであれば、当該他のユーザ端末を発見したユーザ端末がD2D通信に参加できる。
或いは、前記基地局は、ユーザ端末が前記D2D通信の待ち受け中の他のユーザ端末を発見した際に、当該ユーザ端末及び当該他のユーザ端末に対して前記D2D用共通RNTIを通知してもよい。これにより、D2D通信の開始時に、当該D2D通信を行う複数のユーザ端末に一括してD2D用共通RNTIを通知できる。
前記D2D用共通RNTIは、前記基地局のセル内で共通のRNTIであってもよい。セル内で共通とすることにより、基地局は、自身のセル内でD2D通信を行う全てのユーザ端末を一括して制御できる。この場合、前記D2D制御信号は、前記D2D通信に使用可能な無線リソースである割り当て候補無線リソースを示す情報を含んでもよい。これにより、基地局のセル内でD2D通信を行う複数のユーザ端末は、当該セル内でD2D通信に使用可能な無線リソース(割り当て候補無線リソース)を把握し、割り当て候補無線リソースの中から特定の無線リソースを選択できる。
或いは、前記D2D用共通RNTIは、前記D2D通信を行うユーザ端末のグループ(D2Dグループ)毎に異なるRNTIであってもよい。D2Dグループ毎に異ならせることにより、基地局は、D2Dグループ毎に、当該グループに属する全てのユーザ端末を一括して制御できる。この場合、前記D2D制御信号は、前記D2D通信のために前記基地局が動的又は準静的に割り当てた無線リソースを示す情報を含んでもよい。これにより、基地局がD2Dグループ毎に動的又は準静的な無線リソース割り当て(スケジューリング)を行うことができる。さらに、前記D2D制御信号は、前記D2D通信における送信側及び受信側を識別するための識別情報を含んでもよい。これにより、基地局がD2Dグループに属する送信側のユーザ端末及び受信側のユーザ端末のそれぞれに対して個別にスケジューリングを行うことができる。
以下において、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成されるセルラ移動通信システム(以下、「LTEシステム」)にD2D通信を導入する場合の実施形態を説明する。
(2)LTEシステム
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM400(Operation and Maintenance)と、を含む。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、レイヤ1の一部に相当し、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。
プロセッサ160は、例えば、各種の処理を実行するとともに、後述する各種の通信プロトコルを実行する。プロセッサ160が行う処理の詳細については後述する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
アンテナ201及び無線送受信機210は、レイヤ1の一部に相当し、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。
プロセッサ240は、例えば、各種の処理を実行すると共に、後述する各種の通信プロトコルを実行する。プロセッサ240が行う処理の詳細については後述する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1〜レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ使用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定され、時間リソースはサブフレームにより特定される。すなわち、無線リソースは、リソースブロック及びサブフレームの組み合わせにより特定される。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
PDCCHは、下りリンク制御情報(DCI)と称される制御信号を運搬する。DCIは、例えば、上りリンクのスケジューリング情報、下りリンクのスケジューリング情報、及びTPCビットなどである。上りリンクSIは、上りリンクのリソースブロックの割当てを示す信号である。下りリンクSIは、下りリンクのリソースブロックの割当てを示す信号である。TPCビットは、上りリンクのチャネルを介して送信される信号の電力の増減を指示する信号である。
DCIは、RNTIでマスキングされたCRC(Cyclic Redundancy Check)ビットを含み、UE100は、自身のRNTIを用いてDCIを復号及びCRC検査した結果が成功であれば、自身宛のDCIであると認識する。すなわち、eNB200は、PDCCHにおける送信先のUE100を指定するためにRNTIを使用する。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(3)D2D通信
次に、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)とD2D通信とを比較して説明する。
次に、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)とD2D通信とを比較して説明する。
図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でセルラ通信を行う場合を例示している。なお、データパスとは、ユーザデータ(ユーザプレーン)の転送経路を意味する。
図6に示すように、セルラ通信のデータパスはネットワークを経由する。詳細には、eNB200−1、S−GW300、及びeNB200−2を経由するデータパスが設定される。
図7は、D2D通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でD2D通信を行う場合を例示している。
例えば、UE100−1及びUE100−2のうち一方のUE100が、近傍に存在する他方のUE100を発見することで、D2D通信が開始される。なお、D2D通信を開始するために、UE100は、自身の近傍に存在する他のUE100を発見する(Discover)機能を有する。また、UE100は、他のUE100から発見される(Discoverable)機能を有する。
図7に示すように、D2D通信のデータパスはネットワークを経由しない。すなわち、UE間で直接的な無線通信を行う。このように、UE100−1の近傍にUE100−2が存在するのであれば、UE100−1とUE100−2との間でD2D通信を行うことによって、ネットワークのトラフィック負荷及びUE100のバッテリ消費量を削減するなどの効果が得られる。
ただし、D2D通信はLTEシステムの周波数帯域で行われることが想定されており、例えばセルラ通信への干渉を回避するために、ネットワーク(eNB200)の制御下でD2D通信が行われる。D2D通信のための無線リソース割り当ての方式としては、主に以下の2つがある。
第1の割り当て方式は、D2D通信に使用する無線リソースをUE100が選択できる方式である。具体的には、eNB200は、D2D通信に使用可能な無線リソースである割り当て候補無線リソースを示す情報をUE100に送信する。UE100は、当該割り当て候補無線リソースの中から、D2D通信に使用する無線リソースを自律的に選択する。
図8は、第1の割り当て方式におけるリソース割り当ての一例を説明するための図である。ここでは、上りリンクの周波数帯域内でD2D通信を行うケースを想定する。
図8に示すように、eNB200は、D2D通信に使用可能な無線リソースである割り当て候補無線リソースとして、特定のサブフレームを指定する。図8の例では、無線フレーム内の2番目のサブフレーム(サブフレーム#1)から4番目のサブフレーム(サブフレーム#3)が割り当て候補無線リソースとして指定される。D2D通信を行うUE100は、割り当て候補無線リソースの中から、D2D通信に使用するリソースブロック及びサブフレームを選択する。
第2の割り当て方式は、D2D通信に使用する無線リソースをeNB200が決定する方式である。すなわち、UE100は、D2D通信に使用する無線リソースの選択権を持たない。具体的には、eNB200は、D2D通信のために動的又は準静的に割り当てた無線リソースを示す情報をUE100に送信する。UE100は、当該割り当てられた無線リソースを用いてD2D通信を行う。
図9は、第2の割り当て方式におけるリソース割り当ての一例を説明するための図である。ここでは、上りリンクの周波数帯域内でD2D通信を行うケースを想定する。
図9に示すように、eNB200は、D2D通信に使用する割り当て無線リソースとして、特定のサブフレームの特定のリソースブロックを指定する。図9の例では、無線フレーム内の2番目のサブフレーム(サブフレーム#1)における一部のリソースブロックと4番目のサブフレーム(サブフレーム#3)における一部のリソースブロックとが割り当て無線リソースとして指定される。D2D通信を行うUE100は、eNB200から割り当てられた無線リソースを用いてD2D通信を行う。
なお、2番目のサブフレーム(サブフレーム#1)について送信(Tx)とあるのは、D2Dグループにおける一方のUE100における送信を意味しており、他方のUE100は受信(Rx)を行うことになる。4番目のサブフレーム(サブフレーム#3)について受信(Rx)とあるのは、D2Dグループにおける一方のUE100における受信を意味しており、他方のUE100は送信(Tx)を行うことになる。
(4)動作
以下において、実施形態に係る動作を説明する。
以下において、実施形態に係る動作を説明する。
(4.1)RNTI割り当て
eNB200は、複数のUE100に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、D2D通信を制御するためのD2D制御信号を複数のUE100に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、複数のUE100に通知する。
eNB200は、複数のUE100に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、D2D通信を制御するためのD2D制御信号を複数のUE100に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、複数のUE100に通知する。
例えば、D2D制御信号とは、PDCCH上で伝送されるD2D用DCI、及び/又は、PDSCH上で伝送されるD2D用RRCメッセージである。D2D制御信号は、D2D通信に関するリソース割り当ての情報(以下、「D2Dスケジューリング情報」と称する)を含む。また、D2D制御信号は、D2D通信の開始・終了を指示する情報を含んでもよい。さらに、D2D制御信号は、D2D通信における送信電力を制御するための情報を含んでもよい。
D2D制御信号がD2D用DCIである場合、eNB200は、D2D用共通RNTIでマスキングしたCRCビットを含んだD2Dスケジューリング情報をPDCCH上で送信する。UE100は、自身に通知されているD2D用共通RNTIを用いてD2Dスケジューリング情報を復号及びCRC検査した結果が成功であれば、自身宛のD2Dスケジューリング情報であると認識する。
本実施形態では、D2D用共通RNTIとして、以下の2種類のRNTIを定義する。
・D2DRNTI
D2DRNTIは、eNB200のセル内で共通のRNTIである。セル内で共通とすることにより、eNB200は、自身のセル内でD2D通信を行う全てのUE100を一括して制御できる。D2DRNTIは、上述した第1の割り当て方式において、割り当て候補無線リソースを示すD2Dスケジューリング情報をセル毎に一括して送信するのに好適である。
D2DRNTIは、eNB200のセル内で共通のRNTIである。セル内で共通とすることにより、eNB200は、自身のセル内でD2D通信を行う全てのUE100を一括して制御できる。D2DRNTIは、上述した第1の割り当て方式において、割り当て候補無線リソースを示すD2Dスケジューリング情報をセル毎に一括して送信するのに好適である。
・D2DグループRNTI
D2DグループRNTIは、D2D通信を行うユーザ端末のグループであるD2Dグループ毎に異なるRNTIである。D2Dグループ毎に異ならせることにより、eNB200は、D2Dグループ毎に、当該グループに属する全てのUE100を一括して制御できる。D2DグループRNTIは、上述した第2の割り当て方式において、割り当て無線リソースを示すD2Dスケジューリング情報をD2Dグループ毎に一括して送信するのに好適である。
D2DグループRNTIは、D2D通信を行うユーザ端末のグループであるD2Dグループ毎に異なるRNTIである。D2Dグループ毎に異ならせることにより、eNB200は、D2Dグループ毎に、当該グループに属する全てのUE100を一括して制御できる。D2DグループRNTIは、上述した第2の割り当て方式において、割り当て無線リソースを示すD2Dスケジューリング情報をD2Dグループ毎に一括して送信するのに好適である。
(4.1.1)RNTI割り当てパターン1
次に、図10を用いて、D2D用共通RNTIの割り当てパターン1を説明する。
次に、図10を用いて、D2D用共通RNTIの割り当てパターン1を説明する。
図10に示すように、第1に、UE100−2は、eNB200からの指示により、又は、自発的に、D2D通信の待ち受けを開始する。自発的にD2D通信の待ち受けを開始する場合、UE100−2は、D2D通信の待ち受けを開始する旨をeNB200に通知する。eNB200は、UE100−2がD2D通信の待ち受けを開始する際に、UE100−2に対してD2D用共通RNTI(D2DRNTI、D2DグループRNTI)を通知する。これにより、D2D通信を開始する可能性のあるUE100に対してD2D用共通RNTIを通知できる。
第2に、D2D通信の待ち受けを開始したUE100−2は、自身の存在を周囲に知らせるためのDiscover信号を周期的に送信する。Discover信号は、D2DグループRNTIに基づく構成としてもよい。例えば、Discover信号として使用するリソースエレメント(1サブキャリア及び1シンボルからなるリソース単位)、又はDiscover信号の送信に使用するシーケンスを、D2DグループRNTIに基づいて決定できる。
第3に、D2D通信の探索を行うUE100−1は、UE100−2からのDiscover信号の受信に応じて、UE100−2を発見する。eNB200は、UE100−1がD2D通信の待ち受け中のUE100−2を発見した際に、UE100−1に対してD2D用共通RNTI(D2DRNTI、D2DグループRNTI)を通知する。具体的には、UE100−1は、D2D通信の待ち受け中のUE100−2を発見した旨をeNB200に通知し、eNB200は、当該通知に応じてUE100−1に対してD2D用共通RNTIを通知する。これにより、D2D通信を開始するUE100−1に対してD2D用共通RNTIを通知できる。また、D2D通信の待ち受け中のUE100−2が既にD2D通信を開始しているのであれば、UE100−2を発見したUE100−1がD2D通信に参加できる。
(4.1.2)RNTI割り当てパターン2
次に、引き続き図10を用いて、D2D用共通RNTIの割り当てパターン2を説明する。上述した割り当てパターン1は、eNB200がUE100−1及びUE100−2に対して異なるタイミングでD2D用共通RNTIを通知していたが、割り当てパターン2は、eNB200がUE100−1及びUE100−2に対して同じタイミングでD2D用共通RNTIを通知する。
次に、引き続き図10を用いて、D2D用共通RNTIの割り当てパターン2を説明する。上述した割り当てパターン1は、eNB200がUE100−1及びUE100−2に対して異なるタイミングでD2D用共通RNTIを通知していたが、割り当てパターン2は、eNB200がUE100−1及びUE100−2に対して同じタイミングでD2D用共通RNTIを通知する。
図10に示すように、第1に、UE100−2は、eNB200からの指示により、又は、自発的に、D2D通信の待ち受けを開始する。
第2に、D2D通信の待ち受けを開始したUE100−2は、自身の存在を周囲に知らせるためのDiscover信号を周期的に送信する。
第3に、D2D通信の探索を行うUE100−1は、UE100−2からのDiscover信号の受信に応じて、UE100−2を発見する。eNB200は、UE100−1がD2D通信の待ち受け中のUE100−2を発見した際に、UE100−1及びUE100−2に対してD2D用共通RNTI(D2DRNTI、D2DグループRNTI)を通知する。具体的には、UE100−1は、D2D通信の待ち受け中のUE100−2を発見した旨をeNB200に通知し、eNB200は、当該通知に応じてUE100−1及びUE100−2に対してD2D用共通RNTIを通知する。これにより、D2D通信の開始時に、当該D2D通信を行う複数のUE100に一括してD2D用共通RNTIを通知できる。
(4.2)リソース割り当て
以下において、上記のようにして割り当てたD2D用共通RNTI(D2DRNTI、D2DグループRNTI)を用いてD2D用無線リソースを割り当てる動作を説明する。
以下において、上記のようにして割り当てたD2D用共通RNTI(D2DRNTI、D2DグループRNTI)を用いてD2D用無線リソースを割り当てる動作を説明する。
(4.2.1)リソース割り当てパターン1
図11を用いて、D2D用無線リソースの割り当てパターン1を説明する。当該割り当てパターン1は、上述した第1の割り当て方式に対応する。
図11を用いて、D2D用無線リソースの割り当てパターン1を説明する。当該割り当てパターン1は、上述した第1の割り当て方式に対応する。
図11に示すように、第1に、eNB200は、D2D通信に使用可能な無線リソースである割り当て候補無線リソースを示すD2Dスケジューリング情報をPDCCH上で送信する。その際、eNB200は、自身のセル内で共通のD2DRNTIでマスキングしたCRCビットをD2Dスケジューリング情報に含めて送信する。
第2に、D2Dスケジューリング情報を受信したUE100は、自身に通知されているD2DRNTIを用いてD2Dスケジューリング情報を復号及びCRC検査した結果が成功であれば、自身宛のD2Dスケジューリング情報であると認識する。そして、UE100は、D2Dスケジューリング情報が示す割り当て候補無線リソースの中から、D2D通信に使用する無線リソース(リソースブロック及びサブフレーム)を選択し、D2D通信を行う。
(4.2.2)リソース割り当てパターン2
次に、図12を用いて、D2D用無線リソースの割り当てパターン2を説明する。当該割り当てパターン2は、上述した第2の割り当て方式に対応する。
次に、図12を用いて、D2D用無線リソースの割り当てパターン2を説明する。当該割り当てパターン2は、上述した第2の割り当て方式に対応する。
図12に示すように、第1に、eNB200は、D2D通信グループ毎に動的又は準静的に割り当てた無線リソースを示すD2Dスケジューリング情報をPDCCH上で送信する。その際、eNB200は、対応するD2DグループRNTIでマスキングしたCRCビットをD2Dスケジューリング情報に含めて送信する。さらに、eNB200は、当該D2Dスケジューリング情報が送信側UE100宛てであるか受信側UE100宛てであるかを示す情報(送受信識別情報)をD2Dスケジューリング情報と共に送信する。
第2に、D2Dスケジューリング情報を受信したUE100は、自身に通知されているD2DグループRNTIを用いてD2Dスケジューリング情報を復号及びCRC検査した結果が成功であれば、自身が属するD2Dグループ宛のD2Dスケジューリング情報であると認識する。また、UE100は、D2Dスケジューリング情報と共に受信した送受信識別情報に応じて、自身が送信側であるか受信側であるかに合致したD2Dスケジューリング情報を取得する。そして、UE100は、D2Dスケジューリング情報を受信してから所定サブフレーム(例えば4サブフレーム)後に、当該D2Dスケジューリング情報で指定された無線リソースを用いてD2D通信を行う。
(5)まとめ
以上説明したように、eNB200は、複数のUE100に共通のRNTIであって、且つ、D2D通信を制御するためのD2D制御信号を複数のUE100に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、複数のUE100に通知する。本実施形態に係るD2D用共通RNTIは、複数のUE100に共通のRNTIであるので、eNB200は、D2D通信を行う複数のUE100にD2D制御信号を一括して送信できる。すなわち、D2D通信を行う複数のUE100を一括して制御できる。したがって、eNB200がD2D通信を適切に制御できる。
以上説明したように、eNB200は、複数のUE100に共通のRNTIであって、且つ、D2D通信を制御するためのD2D制御信号を複数のUE100に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、複数のUE100に通知する。本実施形態に係るD2D用共通RNTIは、複数のUE100に共通のRNTIであるので、eNB200は、D2D通信を行う複数のUE100にD2D制御信号を一括して送信できる。すなわち、D2D通信を行う複数のUE100を一括して制御できる。したがって、eNB200がD2D通信を適切に制御できる。
(6)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、上りリンクの周波数帯域内でD2D通信を行うケースを例示したが、下りリンクの周波数帯域内でD2D通信を行ってもよく、D2D用の周波数帯域(D2D通信用のコンポーネントキャリア)内でD2D通信を行ってもよい。
なお、米国仮出願第61/676766号(2012年7月27日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明は、基地局がD2D通信を適切に制御できるので、移動通信などの無線通信分野において有用である。
Claims (10)
- 端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムであって、
複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記複数のユーザ端末に通知する基地局を有し、
前記D2D用共通RNTIは、前記基地局のセル内で共通のRNTIである第1のD2D用共通RNTI、又は、前記D2D通信を行うユーザ端末のグループであるD2Dグループ毎に異なるRNTIである第2のD2D用共通RNTIであり、
前記基地局は、前記D2D通信に使用可能な無線リソースを前記複数のユーザ端末に割り当てる方式に応じて、前記第1のD2D用共通RNTIと前記第2のD2D用共通RNTIとを使い分けることを特徴とする移動通信システム。 - 前記基地局は、ユーザ端末が前記D2D通信の待ち受けを開始する際に、当該ユーザ端末に対して前記D2D用共通RNTIを通知することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
- 前記基地局は、ユーザ端末が前記D2D通信の待ち受け中の他のユーザ端末を発見した際に、当該ユーザ端末に対して前記D2D用共通RNTIを通知することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
- 前記基地局は、ユーザ端末が前記D2D通信の待ち受け中の他のユーザ端末を発見した際に、当該ユーザ端末及び当該他のユーザ端末に対して前記D2D用共通RNTIを通知することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
- 前記基地局は、前記D2D制御信号が前記D2D通信に使用可能な無線リソースである割り当て候補無線リソースを示す情報を含む場合、前記第1のD2D用共通RNTIを前記複数のユーザ端末に通知することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
- 前記基地局は、前記D2D制御信号が前記D2D通信のために前記基地局が動的又は準静的に割り当てた無線リソースを示す情報を含む場合、前記第2のD2D用共通RNTIを前記複数のユーザ端末に通知することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
- 前記D2D制御信号は、前記D2D通信における送信側及び受信側を識別するための識別情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
- 端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムにおける基地局であって、
複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記複数のユーザ端末に通知する通知部を有し、
前記D2D用共通RNTIは、前記基地局のセル内で共通のRNTIである第1のD2D用共通RNTI、又は、前記D2D通信を行うユーザ端末のグループであるD2Dグループ毎に異なるRNTIである第2のD2D用共通RNTIであり、
前記通知部は、前記D2D通信に使用可能な無線リソースを前記複数のユーザ端末に割り当てる方式に応じて、前記第1のD2D用共通RNTIと前記第2のD2D用共通RNTIとを使い分けることを特徴とする基地局。 - 端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を基地局が前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記基地局から受信する受信部を有し、
前記D2D用共通RNTIは、前記基地局のセル内で共通のRNTIである第1のD2D用共通RNTI、又は、前記D2D通信を行うユーザ端末のグループであるD2Dグループ毎に異なるRNTIである第2のD2D用共通RNTIであり、
前記D2D通信に使用可能な無線リソースを前記複数のユーザ端末に割り当てる方式に応じて、前記第1のD2D用共通RNTIと前記第2のD2D用共通RNTIとのいずれかを、前記基地局から受信することを特徴とするユーザ端末。 - 端末間(Device to Device:D2D)通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられるプロセッサであって、
複数のユーザ端末に共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であって、且つ、前記D2D通信を制御するためのD2D制御信号を基地局が前記複数のユーザ端末に一括して送信するためのD2D用共通RNTIを、前記基地局から受信するための処理を行い、
前記D2D用共通RNTIは、前記基地局のセル内で共通のRNTIである第1のD2D用共通RNTI、又は、前記D2D通信を行うユーザ端末のグループであるD2Dグループ毎に異なるRNTIである第2のD2D用共通RNTIであり、
前記D2D通信に使用可能な無線リソースを前記複数のユーザ端末に割り当てる方式に応じて、前記第1のD2D用共通RNTIと前記第2のD2D用共通RNTIとのいずれかを、前記基地局から受信する処理を行うことを特徴とするプロセッサ。
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