JP5826801B2 - 商品認識装置及び商品認識プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、商品を撮像した画像から上記商品を認識する商品認識装置及びコンピュータを当該商品認識装置として機能させるための商品認識プログラムに関する。
撮像部で撮像された物体の画像から当該物体を認識する技術がある。この技術は、画像からその画像に映し出された物体の外観特徴量を抽出し、認識辞書ファイルに登録されている各基準画像の特徴量データと照合して、特徴量の類似度を算出する。そして、類似度が最も高い基準画像に相当する物体を、撮像部で撮像された物体として認識する。
近年、このような物体認識技術を小売店の会計システム(POSシステム)に適用して、顧客が買い上げる商品を認識する提案がなされている。この場合、認識辞書ファイルには、各商品の品目にそれぞれ関連付けて当該品目によって特定される商品の外観特徴量を示す特徴量データが予め登録される。ただし、野菜や果物等の青果物は、同じ品種でも時期や産地の違い等によって色合い等の外観が変化する。このため、商品の外観変化に追従して認識辞書ファイルの特徴量データを迅速に更新する必要がある。そこで、専門家や熟練者に頼らず、一般の店員でも簡単に商品の特徴量データを更新できる仕組みが要求される。
しかしながら、特徴量データを容易に更新可能とした場合、特徴量データが不適切に更新されて、特徴量データの質が低下する懸念がある。この種の物体認識技術では、認識辞書ファイルに登録されている特徴量データの質が悪いと、認識能力が劣る。
特開2012−069094号公報
認識辞書ファイルの特徴量データを容易に更新可能としつつ、特徴量データが適切に更新されているか否かを検証できる商品認識装置が望まれている。
一実施形態において、商品認識装置は、抽出手段と、認識手段と、受付手段と、学習手段と、ログ書込手段と、演算手段と、認識率書込手段と、出力手段とを備える。抽出手段は、撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の外観特徴量を抽出する。認識手段は、抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データと照合して、対象商品を認識する。受付手段は、認識手段により複数の商品が対象商品の候補として認識されると、その候補の中から前記対象商品の選択入力を受付ける。学習手段は、受付手段により選択入力を受付けた対象商品の品目に関連付けて認識辞書ファイルに記憶されている特徴量データに、抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを追加する。ログ書込手段は、学習手段により認識辞書ファイルに外観特徴量のデータが追加された日時を含むログデータをログ記憶部に書き込む。演算手段は、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データを用いて認識手段により当該各商品が正しく認識される正当認識率を算出する。認識率書込手段は、演算手段により算出された正当認識率を算出時点の日時とともに認識率記憶部に書き込む。出力手段は、ログ記憶部に記憶されるログデータに関連付けてそのログデータに含まれる日時以後で最も近い日時とともに認識率記憶部に記憶されている正当認識率を可視化出力する。
一実施形態である店舗会計システムの外観図。 同店舗会計システムのスキャナ装置とPOS端末とのハードウェア構成を示すブロック図。 認識辞書ファイルに保存される認識辞書データの構造を模式的に示す図。 認識率ファイルに保存される認識率データの構造を模式的に示す図。 ログファイルに保存される更新ログデータの構造を模式的に示す図。 スキャナ装置とPOS端末とを組み合わせてなる商品認識装置としての機能構成を示すブロック図。 POS端末のCPUが商品認識プログラムにしたがって実行する情報処理の手順を示す流れ図。 図7の認識処理の手順を具体的に示す流れ図。 POS端末のCPUが認識率演算プログラムにしたがって実行する情報処理の手順を示す流れ図。 POS端末のCPUがログ検証プログラムにしたがって実行する情報処理の手順を示す流れ図。 選択画面の一例を示す図。 確認画面の一例を示す図。 ログ出力結果の一例を示す図。
以下、商品認識装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、本実施形態は、店舗会計システムのスキャナ装置1とPOS端末2とに、商品認識装置としての機能を持たせた場合である。
図1は、店舗会計システムの外観図である。このシステムは、顧客が買い上げる商品を登録する登録部としてのスキャナ装置1と、顧客の代金支払いを処理する決済部としてのPOS(Point Of Sales)端末2とを含む。スキャナ装置1は、会計カウンタ3の上に取り付けられる。POS端末2は、レジ台4の上にドロワ5を挟んで設置される。スキャナ装置1とPOS端末2とは、通信ケーブル8(図2を参照)によって電気的に接続される。
スキャナ装置1は、キーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13を備える。これらの表示・操作デバイス(キーボード11、タッチパネル12、客用ディスプレイ13)は、スキャナ装置1の本体を構成する薄型矩形形状のハウジング1Aに取り付けられる。
ハウジング1Aには、撮像部14が内蔵される。また、矩形状の読取窓1Bが、ハウジング1Aの正面に形成される。撮像部14は、エリアイメージセンサであるCCD(Charge Coupled Device)撮像素子及びその駆動回路と、撮像領域の画像をCCD撮像素子に結像させるための撮像レンズとを備える。撮像領域とは、読取窓1Bから撮像レンズを通してCCD撮像素子のエリアに結像するフレーム画像の領域を指す。撮像部14は、撮像レンズを通ってCCD撮像素子に結像した撮像領域の画像を出力する。なお、エリアイメージセンサは、CCD撮像素子に限定されない。例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いたものであってもよい。
POS端末2は、決済に必要なデバイスとしてキーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23及びレシートプリンタ24を備える。
会計カウンタ3は、顧客通路3Aに沿って配置される。レジ台4は、顧客通路3Aの顧客移動方向である矢印Eの方向に対して下流側の会計カウンタ3の端部の顧客通路3Aとは反対側に、会計カウンタ3に対して略垂直に置かれる。そして、この会計カウンタ3とレジ台4とで仕切られた領域が、会計担当の店員いわゆるキャッシャのスペース3Bとなる。
会計カウンタ3の略中央には、スキャナ装置1のハウジング1Aが、キーボード11、タッチパネル12及び読取窓1Bをそれぞれキャッシャ側に向けて立設される。スキャナ装置1の客用ディスプレイ13は、顧客通路3A側を向いてハウジング1Aに取り付けられる。
会計カウンタ3のスキャナ装置1を挟んで顧客移動方向上流側の荷受面は、買物客が購入する未登録の商品Mが入れられた買物カゴ6を置くためのスペースとなる。他方、下流側の荷受面は、スキャナ装置1により登録された商品Mを入れるための買物カゴ7を置くためのスペースとなる。
図2は、スキャナ装置1とPOS端末2とのハードウェア構成を示すブロック図である。スキャナ装置1は、スキャナ部101と操作・出力部102とを備える。スキャナ部101は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、接続インターフェース114を含む。またスキャナ部101は、前記撮像部14も含む。CPU111、ROM112、RAM113及び接続インターフェース114は、バスライン115に接続される。また、撮像部14も、入出力回路(不図示)を介してバスライン115に接続される。
CPU111は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU111は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、スキャナ装置1としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM112は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM112は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM112は、CPU111が各種の処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM113は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM113は、CPU111が各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。またRAM113は、CPU111が各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。
操作・出力部102は、前記キーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13を含む。また操作・出力部102は、接続インターフェース116及び音声合成部117も含む。キーボード11、タッチパネル12、客用ディスプレイ13は、それぞれ入出力回路(不図示)を介してバスライン118に接続される。また、接続インターフェース116及び音声合成部117も、バスライン118に接続される。
タッチパネル12は、パネル型のディスプレイ12aと、このディスプレイ12aの画面上に重ねて配置されたタッチパネルセンサ12bとを備える。
音声合成部117は、バスライン118を介して入力されるコマンドに応じて音声信号をスピーカ15に出力する。スピーカ15は、音声信号を音声に変換して出力する。
POS端末2は、CPU201、ROM202、RAM203、補助記憶部204、時計部205、通信インターフェース206及び接続インターフェース207を含む。またPOS端末2は、前記キーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23及びプリンタ24も含む。CPU201、ROM202、RAM203、補助記憶部204、時計部205、通信インターフェース206及び接続インターフェース207は、バスライン208に接続される。また、キーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23及びプリンタ24は、入出力回路(不図示)を介してバスライン208に接続される。さらに、前記ドロワ5も入出力回路(不図示)を介してバスライン208に接続される。
CPU201は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU201は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、POS端末2としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM202は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM202は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM202は、CPU201が各種の処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。アプリケーションプログラムには、後述する商品認識プログラム、認識率演算プログラム及びログ検証プログラムが含まれる。
RAM203は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM203は、CPU201が各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。またRAM203は、CPU201が各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。ワークエリアの1つにサインオンエリアがある。サインオンエリアには、POS端末2のユーザであるキャッシャのサインオン宣言により、当該キャッシャを識別する情報、例えばキャッシャIDやキャッシャ名等が格納される。因みに、POS端末2は、キャッシャによるサインオン宣言がなされたことに応じて、販売商品の登録処理等が可能となる。
時計部205は、現在の日付及び時刻を計時する。
通信インターフェース206は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して店舗サーバ(不図示)と接続される。この接続により、POS端末2は、店舗サーバとデータの送受信が可能となる。
接続インターフェース207は、通信ケーブル8を介して、スキャナ装置1の両接続インターフェース114,116と接続される。この接続により、POS端末2は、スキャナ装置1に対して種々のコマンドを送信する。また、POS端末2は、スキャナ装置1のスキャナ部101から情報を受信する。一方、スキャナ装置1は、この接続により、POS端末2の補助記憶部204に保存されているデータファイルにアクセスする。
補助記憶部204は、例えばHDD(Hard Disk Drive)装置またはSSD(Solid State Drive)装置であって、種々のプログラムの他、認識辞書ファイル30、認識率ファイル40、ログファイル50等のデータファイルを保存する。後述する商品認識プログラム、認識率演算プログラム及びログ検証プログラムを補助記憶部204が保存する場合もある。
認識辞書ファイル30には、商品別の認識辞書データ30Dが保存される。図3は、認識辞書データ30Dの構造を示す模式図である。図3に示すように、認識辞書データ30Dは、商品ID、商品名、プリセット画像及び特徴量データの各項目を含む。
項目「商品ID」は、認識対象である商品を識別するために各商品にそれぞれ付された固有のコードである。項目「商品名」は、対応する商品IDによって特定される商品の品目である。項目「プリセット画像」は、対応する商品IDによって特定される商品を表わす画像である。
項目「特徴量データ」は、対応する商品IDによって特定される商品の外観上の特徴(外観形状、色合い、模様、凹凸具合等)をパラメータで表わしたものである。特徴量データには、設定タイプ(特徴量データP1〜Px)と追加タイプ(特徴量データA1〜Ax)とがある。どちらもデータの構造は一致する。設定タイプの特徴量データP1〜Pxは、基準となる商品の撮像画像から得られる。追加タイプの特徴量データA1〜Axは、店舗で販売される商品の撮像画像から得られる。なお、基準となる商品とは、標準的な外観を有するとして予め選定された商品である。
認識辞書データ30Dに含まれる特徴量データP1〜Pxの数と特徴量データA1〜Axの数とはそれぞれ任意である。ただし、特徴量データP1〜Pxと特徴量データA1〜Axとの総数には上限がある。店舗会計システムが初期導入された段階では、特徴量データP1〜Pxだけが認識辞書データ30Dに含まれる。特徴量データA1〜Axは、システムの実際の運用の中で適宜追加される。
認識率ファイル40には、認識率データ40Dが蓄積保存される。図4は、認識率データ40Dの構造を示す模式図である。図示するように、認識率データ40Dは、日付、時刻及び認識率の各項目を含む。
項目「認識率」は、認識辞書ファイル30に保存されている各商品の認識辞書データ30Dにより、各商品を正しく認識できる割合である。認識率は、前記認識率演算プログラムに従って算出される。項目「日付」及び「時刻」は、対応する認識率が算出された日時である。ここに、認識率ファイル40は、認識率記憶部として機能する。
ログファイル50には、更新ログデータ50Dが蓄積保存される。図5は、更新ログデータ50Dの構造を示す模式図である。図示するように、更新ログデータ50Dは、日付、時刻、操作者、更新内容、商品ID、商品名、画像及び特徴量データの各項目を含む。更新ログデータ50Dは、認識辞書ファイル30に保存される認識辞書データ30Dが更新されたときの記録として生成され、ログファイル50に保存される。更新ログデータ50Dには、認識辞書データ30Dに特徴量データA1〜Axが追加されたときに生成される追加ログデータ50D1と、特徴量データA1〜Axが削除されたときに生成される削除ログデータ50D2とがある。
項目「日付」及び「時刻」は、認識辞書データ30Dが更新されたときの日時である。項目「操作者」は、認識辞書データ30Dが更新されたときに前記サインオンエリアに格納されているキャッシャ識別情報である。項目「更新内容」は、更新ログデータ50Dが追加ログデータ50D1なのか削除ログデータ50D2なのかを識別する情報(例えば追加ログデータ50D1の場合には「追加学習」、削除ログデータ50D2の場合には「削除」)である。
項目「商品ID」及び「商品名」は、更新された認識辞書データ30Dに含まれる情報である。項目「画像」は、認識辞書データ30Dに追加された特徴量データの元となる商品画像である。削除ログデータ50D2には、画像は存在しない。項目「特徴量データ」は、追加ログデータ50D1の場合には認識辞書データ30Dに追加された特徴量データであり、削除ログデータ50D2の場合には認識辞書データ30Dから削除された特徴量データである。ここに、ログファイル50は、ログ記憶部として機能する。
なお、認識率データ40D及び更新ログデータ50Dは、例えば認識率ファイル40及びログファイル50に保存されてから一定期間以上経過すると消去される。
図6は、スキャナ装置1とPOS端末2とを組み合わせてなる商品認識装置としての機能構成を示すブロック図である。図示するように、スキャナ装置1及びPOS端末2は、商品認識装置としての機能を実現するために、切出手段61、抽出手段62、認識手段63、受付手段64、学習手段65、ログ書込手段66、演算手段67、認識率書込手段68及び出力手段69を備える。
切出手段61は、撮像部14で撮像された画像から、その画像に映し出されている対象商品の画像を切り出す。
抽出手段62は、切出手段61によって切出された対象商品の画像から、その商品の形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の外観特徴量を抽出する。
認識手段63は、抽出手段62によって抽出された外観特徴量を、認識辞書ファイル30に登録されている各商品の特徴量データと順次照合して、対象商品を認識する。
受付手段64は、認識手段63により複数の商品が対象商品の候補として認識されたとき、その候補の中から対象商品の選択入力を受付ける。
学習手段65は、受付手段64により選択入力を受付けた対象商品の品目に関連付けて認識辞書ファイル30に記憶されている特徴量データに、抽出手段62により抽出された外観特徴量のデータを追加する。また、学習手段65は、必要に応じて認識辞書ファイル30に記憶されている特徴量データを削除する。
ログ書込手段66は、学習手段65により認識辞書ファイル30に外観特徴量のデータが追加されたときには前記追加ログデータ50D1をログファイル50に書き込む。また、ログ書込手段66は、認識辞書ファイル30から特徴量データが削除されたときには前記削除ログデータ50D2をログファイル50に書き込む。
演算手段67は、認識辞書ファイル30に記憶される各商品の認識辞書データ30Dを用いて、認識手段63により各商品が正しく認識される正当認識率を算出する。
認識率書込手段68は、演算手段67により算出された正当認識率を算出時点の日時とともに認識率ファイル40に書き込む。
出力手段69は、ログファイル50に記憶される更新ログデータ50D(追加ログデータ50D1及び削除ログデータ50D2)を、表示手段または印字手段により可視化出力する。また出力手段69は、更新ログデータ50Dに関連付けて、その更新ログデータ50Dに含まれる日時以後で最も近い日時とともに認識率ファイル40に記憶されている正当認識率を可視化出力する。
上述した各手段61〜69は、POS端末2のCPU201が、前記商品認識プログラム、認識率演算プログラム及びログ検証プログラムにしたがって実行する情報処理によって実現される。
図7は、CPU201が商品認識プログラムにしたがって実行する情報処理の手順を示す流れ図である。キャッシャによるサインオン宣言がなされたPOS端末2において、販売商品の登録処理を実行するための商品登録モードが選択されると、商品認識プログラムが起動する。この起動により、CPU201は、図7の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。
先ずCPU201は、スキャナ装置1に対して撮像開始を指令するコマンドを送出する(Act1)。このコマンドを受けて、スキャナ装置1のCPU111は、撮像部14に対して撮像オン信号を出力する。この撮像オン信号により、撮像部14は撮像領域の撮像を開始する。撮像部14で撮像された撮像領域のフレーム画像は、RAM113に形成された画像データ蓄積用のワークエリア(以下、画像エリアと称する)に順次保存される。したがって、キャッシャが商品を読取窓1Bに翳すと、この商品を撮像したフレーム画像が画像エリアに順次保存される。
CPU201は、スキャナ装置1に対して撮像画像の取込みを指令するコマンドを出力する(Act2)。このコマンドを受けて、CPU111は、画像エリアに保存されたフレーム画像を取り込む。そしてCPU111は、このフレーム画像に商品が撮像されているか否かを確認する。フレーム画像に商品が撮像されていない場合、CPU111は、画像エリアから次のフレーム画像を取り込む。そしてCPU111は、このフレーム画像に商品が撮像されているか否かを確認する。フレーム画像に商品が撮像されていたならば、CPU111は、このフレーム画像のデータをPOS端末2に送信する。
CPU201は、商品画像が撮像されたフレーム画像を待機する(Act3)。スキャナ装置1からフレーム画像のデータを受信すると(Act3にてYES)、CPU201は、そのフレーム画像から商品の輪郭線を検出し、その輪郭線に沿って撮像画像を切り出す。そしてCPU201は、切り出した撮像画像、つまりは商品の撮像画像データを、RAM203に形成された切出画像用のワークエリア(以下、切出エリアと称する)に格納する(Act4:切出手段61)。次いでCPU201は、この切り出した商品の撮像画像データから当該商品の形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の外観特徴量を抽出する。そしてCPU201は、抽出した外観特徴量のデータを、RAM203に形成された特徴量用のワークエリア(以下、特徴量エリアと称する)に格納する(Act5:抽出手段62)。
外観特徴量を抽出し終えると、CPU201は、図8の流れ図により具体的に示される手順の認識処理を実行する(Act6:認識手段63)。先ずCPU201は、認識辞書ファイル30を検索する(Act21)。そしてCPU201は、認識辞書ファイル30から1商品の認識辞書データ30Dを取得する(Act22)。
認識辞書データ30Dを取得したならば、CPU201は、特徴量エリア内の外観特徴量のデータが、当該認識辞書データ30Dの各特徴量データに対してどの程度類似しているかを例えばハミング距離で示す類似度を算出する(Act23)。本実施形態において、類似度は“0”から“100”の範囲内で算出され、類似している率が高い程大きい値をとる。
CPU201は、類似度が所定の基準閾値より高いか否かを確認する(Act24)。基準閾値は、登録商品候補として残すべき商品の類似度の下限である。本実施形態において、基準閾値は、類似度の上限値“100”に対して1/5の“20”と設定される。類似度が基準閾値より高いレベルにある場合(Act24にてYES)、CPU201は、当該認識辞書データ30Dの商品ID及び商品名と、特徴量エリア内の外観特徴量のデータと、Act23の処理で算出した類似度とを、RAM203に形成された登録商品候補用のワークエリア(以下、候補エリアと称する)に格納する(Act25)。そしてCPU201は、Act26の処理に進む。これに対し、類似度が基準閾値を超えない場合には(Act24にてNO)、CPU201は、Act25の処理を実行することなくAct26の処理に進む。
Act26では、CPU201は、認識辞書ファイル30に未処理の認識辞書データ30Dが存在するか否かを確認する。未処理の認識辞書データ30Dが存在する場合(Act26にてYES)、CPU201は、Act22の処理に戻る。すなわちCPU201は、認識辞書ファイル30から未処理の認識辞書データ30Dを取得して、前記Act23〜Act26の処理を実行する。
かくしてCPU201は、認識辞書ファイル30に保存されている各商品の認識辞書データ30Dに対して前記Act23〜Act26の処理を順次実行する。そして、未処理の認識辞書データ30Dが存在しないことをCPU201が確認したならば(Act26にてNO)、認識処理は終了する。
認識処理が終了すると、CPU201は、登録商品候補の有無を確認する(図7のAct7)。前記候補エリアに登録商品候補のデータが1つも格納されていない場合、登録商品候補はない。この場合(Act7にてNO)、CPU201は、Act2の処理に戻る。すなわちCPU201は、スキャナ装置1に対して撮像画像の取込みを指令するコマンドを出力する。そして、商品画像が撮像されたフレーム画像を受信すると、CPU201は、その画像に対してAct4〜Act6の処理を実行する。
一方、前記候補エリアに登録商品候補のデータ(商品ID,商品名,外観特徴量、類似度)が1つでも格納されていた場合には、登録商品候補がある。この場合(Act7にてYES)、CPU201は、登録商品を自動的に決定できるか否かを確認する(Act8)。具体的には、CPU201は、登録商品候補のデータのなかで類似度が所定の決定閾値を超えるデータが1つのみ存在するか否かを確認する。決定閾値は、前記基準閾値よりも充分に大きい値であり、たとえば“80”と設定される。
登録商品候補の中で類似度が決定閾値を超える商品が1つのみ存在する場合、この商品が登録商品として自動的に決定される。それ以外、つまりは類似度が決定閾値を超える商品が1つも存在しないか2つ以上存在する場合には、登録商品が決定されない。自動的に登録商品が決定された場合(Act8にてYES)、CPU201は、後述するACT9〜Act17の処理ルーチンをジャンプして、次の処理、つまりは自動決定された商品の登録処理ルーチンに移行する。
これに対し、登録商品が決定されない場合には(Act8にてNO)、CPU201は、候補エリアのデータを基にタッチパネル12に登録商品候補の選択画面70を表示させる(Act9:受付手段64)。
選択画面70の一例を図11に示す。図示するように、選択画面70は、撮像画像の表示領域71と、候補商品の表示領域72とに区分される。また、「その他」ボタン73が選択画面70に表示される。表示領域71には、切出エリアに格納された商品の撮像画像が表示される。表示領域72は、さらに3つの領域721,722,723に細分化されており、画面上の領域721から類似度の大きい順に登録商品候補となった商品のプリセット画像と商品名とが表示される。
因みに、先頭の画面では、類似度が1位から3位までの商品のプリセット画像と商品名とが表示領域72(721,722,723)に画面の上から順に表示される。この状態で、「その他」ボタン73がタッチ操作されると、表示領域72は、類似度が4位から6位までの商品のプリセット画像と商品名とに切り替わる。以後、「その他」ボタン83がタッチ操作される毎に、領域72の画像は、類似度がより下位の商品のプリセット画像と商品名との表示に切り替わり、最下位まで表示されると、1位に戻る。
読取窓1Bに商品を翳したキャッシャは、表示領域72のなかから当該商品のプリセット画像と商品名とが表示された領域721,722または723を探す。そして、該当する領域721,722または723を見つけたならば、キャッシャは、この領域721,722または723をタッチ操作する。
CPU201は、表示領域721,722または723がタッチ操作されるのを待機する。表示領域721,722または723がタッチ操作されたならば、CPU201は、その領域721,722または723にプリセット画像等が表示されている商品の商品ID、商品名、外観特徴量及び類似度を、候補エリアから、RAM203に形成されている選択商品用のワークエリア(以下、選択エリアと称する)に移動させる。図7に戻り、CPU201は、この選択エリアに格納された類似度の順位を確認する(Act10)。類似度1位の商品を表示した領域721がタッチ操作された場合には(Act10にてYES)、CPU201は、後述するACT11〜Act17の処理をジャンプして、次の処理、つまりは類似度1位の商品の登録処理ルーチンに移行する。
これに対し、類似度が2位以下の商品を表示した領域721,722または723がタッチ操作された場合には(ACT10にてNO)、CPU201は、タッチパネル12に追加学習の確認画面80を表示させる(Act11)。
確認画面80の一例を図12に示す。図示するように、確認画面80は、撮像画像の表示領域81と、選択商品の表示領域82とに区分される。また、「する」ボタン83と「しない」ボタン84とが、確認画面80に表示される。表示領域81には、切出エリアに格納された商品の撮像画像が表示される。表示領域82には、選択画面70で選択された商品のプリセット画像と商品名とが表示される。図12は、図11の選択画面70において、領域722にプリセット画像等が表示されている商品「リンゴ(ふじ)」が選択された場合の確認画面80である。
キャッシャは、追加学習を実行するか否かを判断する。そして、追加学習を実行する場合には「する」ボタン83にタッチし、実行しない場合には「しない」ボタン84にタッチする。例えば、読取窓1Bに翳した商品が青果物の場合、同じ品種でも時期や産地の違い等によって色合い等の外観が変化することがある。そこでキャッシャは、時期や産地等の違いにより基準となる商品とは外観が異なるために類似度が2位以下となったと判断した場合には追加学習を実行し、偶発的にその個体だけが基準となる商品とは外観が異なると判断した場合には追加学習を実行しない。
CPU201は、「する」ボタン83と「しない」ボタン84のいずれかがタッチ操作されるのを待機する(Act12)。ここで、「しない」ボタン84がタッチ操作された場合(Act12にてNO)、CPU201は、後述するAct13〜Act17の処理をジャンプして次の処理、つまりは選択エリア内の商品IDで特定される商品の登録処理ルーチンに移行する。
これに対し、「する」ボタン83がタッチ操作された場合には(Act12にてYES)、CPU201は、特徴量データを認識辞書データ30Dに追加可能か否かを確認する(Act13)。すなわちCPU201は、選択エリア内の商品IDと商品名とを含む認識辞書データ30Dに登録されている特徴量データの総数が上限値に達しているか否かを確認する。達していない場合には追加可能であるが、達している場合には追加不可能である。
追加不可能な場合(Act13にてNO)、CPU201は、この認識辞書データ30Dからいずれか1つの特徴量データを削除する(Act14)。例えばCPU201は、この認識辞書データ30Dに追加登録された特徴量データA1〜Axのなかから最も古く追加された特徴量データを削除する。このときCPU201は、削除した特徴量データを、この認識辞書データ30Dの商品ID及び商品名とともに、RAM203に形成された削除用ワークエリア(以下、削除エリアと称する)に格納する。
Act14の処理を実行するか、Act13にて追加可能と判断した場合(Act13にてYES)、CPU201は、選択エリア内の外観特徴量のデータを認識辞書データ30Dに追加する(Act15:学習手段65)。
次いで、CPU201は、更新ログデータ50Dの保存処理を実行する(Act15:ログ書込手段66)。すなわちCPU201は、項目「更新内容」のデータを「追加学習」とする追加ログデータ50D1を作成して、ログファイル50に保存する。この追加ログデータ50D1において、項目「日付」及び「時刻」のデータは、時計部205で計時されている現在の日時データである。項目「操作者」のデータは、サインオンエリアに格納されているキャッシャ識別情報である。項目「画像」のデータは、切出エリアに格納されている商品の撮像画像である。項目「商品ID」、「商品名」及び「特徴量データ」は、選択エリアに格納されている商品ID、商品名及び外観特徴量のデータである。なお、項目「特徴量データ」のデータは、特徴量エリアに格納されている外観特徴量のデータであってもよい。
また、Act14の処理にて特徴量データの削除処理が実行された場合には、CPU201は、項目「更新内容」のデータを「削除」とする削除ログデータ50D2を作成して、ログファイル50に保存する。この削除ログデータ50D2において、項目「日付」及び「時刻」のデータは、時計部205で計時されている現在の日時データである。項目「操作者」のデータは、サインオンエリアに格納されているキャッシャ識別情報である。項目「商品ID」、「商品名」及び「特徴量データ」は、削除エリアに格納されている商品ID、商品名及び特徴量データである。
更新ログデータ50Dを保存したならば、CPU201は、更新回数カウンタnを“1”だけカウントアップする(Act17)。更新回数カウンタnは、初期値が“0”であり、Act17の処理が実行される毎に“1”ずつカウントアップする加算カウンタである。しかる後、CPU201は、次の処理、つまりは選択エリア内の商品IDで特定される商品の登録処理ルーチンに移行する。
図9は、CPU201が認識率演算プログラムにしたがって実行する情報処理の手順を示す流れ図である。例えばPOS端末2では、時計部205にて計時される時刻が所定時間を経過する毎にタイマ割込信号が発生する。このタイマ割込信号に応じて、認識率演算プログラムは起動する。この起動により、CPU201は、図9の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。
先ずCPU201は、更新回数カウンタnがしきい値Nを越えているか否かを判別する(Act31)。更新回数カウンタnがしきい値N以下の場合(Act31にてNO)、CPU201は、処理を終了する。これに対し、更新回数カウンタnがしきい値Nを超える場合には(Act31にてYES)、CPU201は、後述するAct32〜Act36の各処理を実行する。
前述したように、更新回数カウンタnは、更新ログデータ50Dがログファイル50に書き込まれる毎に、つまりは認識辞書ファイル30に保存される認識辞書データ30Dの特徴量データが更新される毎にカウントアップされる。したがって、認識辞書データ30Dの特徴量データがしきい値Nの回数だけ更新されたならば、Act32〜Act36の各処理が実行される。しきい値Nは任意である。例えば認識辞書データ30Dの特徴量データが更新される毎にAct32〜Act36の各処理を実行させるのであれば、しきい値Nを“0”とする。10回更新された後にAct32〜Act36の各処理が実行させるのであれば、しきい値Nを“9”とする。このようなしきい値Nは固定値であってもよいし、例えばユーザの指定により変更可能であってもよい。
Act32では、CPU201は、認識辞書ファイル30に記憶される各商品の認識辞書データ30Dを用いて、商品毎に品目別認識率を算出する。具体的にはCPU201は、認識辞書ファイル30から認識辞書データ30Dを順番に読み出す。そして認識辞書データ30Dを読み出す都度、CPU201は、その認識辞書データ30Dに含まれる複数の特徴量データのなかから所定数、例えば10個の特徴量データを選択する。そしてCPU201は、特徴量データを選択する都度、以下の処理を繰り返す。
すなわちCPU201は、選択した特徴量データを、当該認識辞書データ30Dの商品IDで特定される商品の撮像画像から得られた外観特徴量とみなす。そしてCPU201は、この外観特徴量を、認識辞書ファイル30に登録されている各商品の特徴量データと順次照合して、品目別類似度を算出する。
こうして、選択した特徴量データの全てについて、個々に品目別類似度を算出したならば、CPU201は、品目毎に類似度の平均を求める。そしてCPU201は、この品目別の類似度平均値を百分率に換算することで、当該認識辞書データ30Dの商品IDで特定される商品の品目別認識率を算出する。
Act33では、CPU201は、商品毎に正当認識率を取得する。正当認識率とは、商品が正しく認識された率である。すなわちCPU201は、商品毎に、Act32の処理で算出された品目別認識率のなかから当該商品の品目の認識率を正当認識率として取得する。
Act34では、CPU201は、商品毎に取得した正当認識率の平均値を算出する。
Act35では、CPU201は、この正当認識率の平均値を含む認識率データ40Dを認識率ファイル40に保存する。すなわちCPU201は、時計部205にて計時されている現在の日時データを取得し、この日時データと、上記正当認識率の平均値とから認識率データ40Dを生成する。そしてCPU201は、この認識率データ40Dを認識率ファイル40に書き込む。
Act36では、CPU201は、更新回数カウンタnを“0”にリセットする。以上で、認識率演算プログラムに従った情報処理は終了する。
図10は、CPU201がログ検証プログラムにしたがって実行する情報処理の手順を示す流れ図である。POS端末2には、動作モードとしてメンテナンスモードがある。このメンテナンスモードは、例えば製造メーカのメンテナンス作業担当者のみが実行可能となるようにユーザ制限がかけられている。ログ検証プログラムは、上記メンテナンスモードのとき起動可能である。
すなわちメンテナンスモードにおいて、種々の業務メニューのなかからログ検証業務が選択されると、ログ検証プログラムが起動する。この起動により、CPU201は、図10の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。
先ずCPU201は、オペレータ用ディスプレイ22にログ出力期間の入力画面を表示させて、ログデータの出力期間が入力されるのを待機する(Act41)。出力期間の入力方法としては、開始年月日と終了年月日とを入力する方法と、開始年月日のみを入力し、終了年月日は現時点の日付とする方法とがある。いずれの場合も、メンテナンス作業担当者がキーボード21を操作して入力する。
出力期間が入力されたならば(Act41にてYES)、CPU201は、ログファイル50を検索して、このログファイル50に保存されている追加ログデータ50D1または削除ログデータ50D2を、日時の古い順番に読み出す(Act42)。そしてログデータを読み出す毎に、CPU201は、そのログデータの日付が出力期間内であるか否かを判断する(Act43)。出力期間外の場合(Act43にてNO)、CPU201は、そのログデータ50Dを破棄する。そしてCPU201は、ログファイル50の検索が終了したか否かを判断する(Act47)。検索を終了していない場合(Act47にてNO)、CPU201は、ログファイル50の検索を続ける(Act42)。
日付が出力期間内のログデータ50Dを読み出した場合(Act43にてYES)、CPU201は、そのログデータ50Dから日付と時刻とを取得する(Act44)。そしてCPU201は、その日付と時刻とで認識率ファイル40を検索し、全認識率データ40Dのなかで、日付及び時刻が当該ログデータの日付及び時刻以後で、時間的に最も近い認識率データ40Dを検出する(Act45)。
該当する認識率データ40Dを検出したならば、CPU201は、この認識率データ40Dの認識率を当該ログデータ50Dに付加する。そしてCPU201は、この認識率が付加されたログデータ50Dを、RAM203に形成されているログ出力用のワークエリア(以下、ログ出力エリアと称する)に格納する(Act46)。
CPU201は、ログファイル50から出力期間内の日付が設定されたログデータ50Dを検出する毎に、上記Act44〜Act46の処理を実行する。かくして、ログ出力エリアには、出力期間内の日付が設定されたログデータ50Dが、その日付以降で時間的に最も近い認識率データ40Dの認識率(正当認識率の平均)とともに格納される。
CPU201は、ログファイル50に保存されている最新日時のログデータ50Dを読み出すと、ログファイル50の検索が終了したと認識する。あるいは、出力期間の最終年月日以降の日付が設定されたログデータ50Dを読み出すと、ログファイル50の検索が終了したと認識する。
ログファイル50の検索が終了すると(Act47にてYES)、CPU201は、ログ出力エリアに格納されたログデータ50Dから、例えば図13に示すレイアウトのログ出力リスト90の表示データを編集する。そしてCPU201は、このログ出力リスト90の表示データをオペレータ用ディスプレイ22に出力して、可視化表示させる(Act48)。以上で、ログ検証プログラムに従った情報処理は終了する。
図13に示すように、ログ出力リスト90からは、いつ(日付及び時刻)、誰が(操作者)、どの商品(商品ID,商品名)の特徴量データを追加学習させたか、また、その追加学習によって認識辞書ファイル30の認識率がどの程度変化したか、というような情報を、メンテナンス作業担当者であれば容易に知り得る。
したがって、スキャナ装置1の読取窓1Bに翳された商品が認識辞書ファイル30を用いた物体認識技術により類似度2位以下で認識された場合に、キャッシャ自身の判断によって特徴量データを追加学習させることができるが、その追加学習が正しかったか否かを容易に検証することができる。そして、仮に誤った追加学習によって認識辞書ファイル30の認識率が低下したと判断された場合には、誤って追加された特徴量データをログ出力リスト90の内容から特定できるので、容易に修復することができる。この場合において、ログ出力リスト90には、特徴量データの追加によって削除された別の特徴量データも記録されているので、削除された特徴量データの復元も可能である。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば前記実施形態では、店舗会計システムのスキャナ装置1とPOS端末2とに、商品認識装置としての機能を持たせた場合を例示した。この点に関しては、撮像手段をPOS端末2自体が有することによって、POS端末2単体で商品認識装置を構成してもよい。また、POS端末2の補助記憶部204において、認識辞書ファイル30、認識率ファイル40、ログファイル50等のデータファイルを保存するのではなく、通信インターフェース206を介して接続される店舗サーバに上記データファイルの少なくとも一部を保存して、POS端末2と店舗サーバとが協働して商品認識装置としての各機能を実現するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、認識辞書データ30Dの特徴量データがしきい値Nの回数だけ更新される毎に、図9のAct32〜Act36の処理を実行して、認識辞書ファイル30の正当認識率をサンプリングしたが、サンプリングのタイミングはこれに限定されるものではない。例えば、予め設定された時間が経過する毎に、認識辞書ファイル30の正当認識率をサンプリングしてもよい。
また、前記実施形態では、ログ出力リスト90を表示出力する場合を示したが、出力方法は表示に限定されるものではない。例えば、通信インターフェース206を介して接続されるネットワークプリンタにより印字出力してもよい。
また、前記実施形態では、認識辞書ファイル30に既に保存されている認識辞書データ30Dの特徴量データが更新される際に、更新ログデータ50Dをログファイル50に保存するようにした。この点に関しては、例えば認識辞書ファイル30にまだ保存されていない新規商品の認識辞書データ30Dを認識辞書ファイル30に追加する場合にも、その認識辞書データに含まれる特徴量データについて追加ログデータ50D1を作成し保存してもよい。同様に、販売を中止した商品の認識辞書データ30Dを認識辞書ファイル30から削除する場合にも、その認識辞書データに含まれる特徴量データについて削除ログデータ50D2を作成し保存してもよい。
なお、商品認識装置の譲渡は一般に、商品認識プログラム、認識率演算プログラム及びログ検証プログラム等のプログラムがROMまたは補助記憶部に記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡されたプログラムがユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。プログラムの譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の外観特徴量を抽出する抽出手段と、この抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データと照合して、前記対象商品を認識する認識手段と、この認識手段により複数の商品が前記対象商品の候補として認識されると、その候補の中から前記対象商品の選択入力を受付ける受付手段と、この受付手段により選択入力を受付けた前記対象商品の品目に関連付けて前記認識辞書ファイルに記憶されている前記特徴量データに、前記抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを追加する学習手段と、この学習手段により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加された日時を含むログデータをログ記憶部に書き込むログ書込手段と、を具備したことを特徴とする商品認識装置。
[2]前記ログ書込手段は、前記学習手段により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加されたことに応じて前記認識辞書ファイルから他の特徴量データが削除されたとき、この他の特徴量データが削除された日時を含むログデータを前記ログ記憶部に書き込む手段、を含むことを特徴とする付記[1]記載の商品認識装置。
[3]前記ログ記憶部に記憶される前記ログデータを可視化出力する出力手段、をさらに具備したことを特徴とする付記[1]または[2]記載の商品認識装置。
[4]前記認識辞書ファイルに記憶される各商品の前記特徴量データを用いて前記認識手段により当該各商品が正しく認識される正当認識率を算出する演算手段と、この演算手段により算出された前記正当認識率を算出時点の日時とともに認識率記憶部に書き込む認識率書込手段と、をさらに具備し、前記出力手段は、前記ログデータに関連付けて、そのログデータに含まれる日時以後で最も近い日時とともに前記認識率記憶部に記憶されている前記正当認識率を可視化出力することを特徴とする付記[3]記載の商品認識装置。
[5]前記撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の画像を切り出す切出手段、をさらに具備し、前記ログ記憶部に書き込まれる前記ログデータは、前記切出手段によって切り出された前記対象商品の画像を含むことを特徴とする付記[1]記載の商品認識装置。
[6]コンピュータに、撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の外観特徴量を抽出する抽出機能、この抽出機能により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データと照合して、前記対象商品を認識する認識機能、この認識機能により複数の商品が前記対象商品の候補として認識されると、その候補の中から前記対象商品の選択入力を受付ける受付機能と、この受付機能により選択入力を受付けた前記対象商品の品目に関連付けて前記認識辞書ファイルに記憶されている前記特徴量データに、前記抽出機能により抽出された外観特徴量のデータを追加する学習機能、及び、この学習機能により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加された日時を含むログデータをログ記憶部に書き込むログ書込機能、を実現させるための商品認識プログラム。
1…スキャナ装置、2…POS端末、14…撮像部、30…認識辞書ファイル、40…認識率ファイル、50…ログファイル、61…切出手段、62…抽出手段、63…認識手段、64…受付手段、65…学習手段、66…ログ書込手段、67…演算手段、68…認識率書込手段、69…出力手段、70…選択画面、80…確認画面、90…ログ出力リスト。

Claims (6)

  1. 撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の外観特徴量を抽出する抽出手段と、
    この抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データと照合して、前記対象商品を認識する認識手段と、
    この認識手段により複数の商品が前記対象商品の候補として認識されると、その候補の中から前記対象商品の選択入力を受付ける受付手段と、
    この受付手段により選択入力を受付けた前記対象商品の品目に関連付けて前記認識辞書ファイルに記憶されている前記特徴量データに、前記抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを追加する学習手段と、
    この学習手段により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加された日時を含むログデータをログ記憶部に書き込むログ書込手段と、
    前記認識辞書ファイルに記憶される各商品の前記特徴量データを用いて前記認識手段により当該各商品が正しく認識される正当認識率を算出する演算手段と、
    この演算手段により算出された前記正当認識率を算出時点の日時とともに認識率記憶部に書き込む認識率書込手段と、
    前記ログ記憶部に記憶される前記ログデータに関連付けてそのログデータに含まれる日時以後で最も近い日時とともに前記認識率記憶部に記憶されている前記正当認識率を可視化出力する出力手段と、
    を具備したことを特徴とする商品認識装置。
  2. 前記ログ書込手段は、前記学習手段により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加されたことに応じて前記認識辞書ファイルから他の特徴量データが削除されたとき、この他の特徴量データが削除された日時を含むログデータを前記ログ記憶部に書き込む手段、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の商品認識装置。
  3. 前記撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の画像を切り出す切出手段、をさらに具備し、
    前記ログ記憶部に書き込まれる前記ログデータは、前記切出手段によって切り出された前記対象商品の画像を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の商品認識装置。
  4. 撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の外観特徴量を抽出する抽出手段と、
    この抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データと照合して、前記対象商品を認識する認識手段と、
    この認識手段により複数の商品が前記対象商品の候補として認識されると、その候補の中から前記対象商品の選択入力を受付ける受付手段と、
    この受付手段により選択入力を受付けた前記対象商品の品目に関連付けて前記認識辞書ファイルに記憶されている前記特徴量データに、前記抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを追加する学習手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の画像を切り出す切出手段と、
    前記学習手段により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加された日時を含むログデータを、前記切出手段によって切り出された前記対象商品の画像とともにログ記憶部に書き込むログ書込手段と、
    を具備したことを特徴とする商品認識装置。
  5. コンピュータに、
    撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の外観特徴量を抽出する抽出機能、
    この抽出機能により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データと照合して、前記対象商品を認識する認識機能、
    この認識機能により複数の商品が前記対象商品の候補として認識されると、その候補の中から前記対象商品の選択入力を受付ける受付機能、
    この受付機能により選択入力を受付けた前記対象商品の品目に関連付けて前記認識辞書ファイルに記憶されている前記特徴量データに、前記抽出機能により抽出された外観特徴量のデータを追加する学習機能、
    この学習機能により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加された日時を含むログデータをログ記憶部に書き込むログ書込機能、
    前記認識辞書ファイルに記憶される各商品の前記特徴量データを用いて前記認識機能により当該各商品が正しく認識される正当認識率を算出する演算機能、
    この演算機能により算出された前記正当認識率を算出時点の日時とともに認識率記憶部に書き込む認識率書込機能、及び、
    前記ログ記憶部に記憶される前記ログデータに関連付けてそのログデータに含まれる日時以後で最も近い日時とともに前記認識率記憶部に記憶されている前記正当認識率を可視化出力する出力機能、
    を実現させるための商品認識プログラム。
  6. コンピュータに、
    撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の外観特徴量を抽出する抽出機能、
    この抽出機能により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイルに記憶される各商品の特徴量データと照合して、前記対象商品を認識する認識機能、
    この認識機能により複数の商品が前記対象商品の候補として認識されると、その候補の中から前記対象商品の選択入力を受付ける受付機能、
    この受付機能により選択入力を受付けた前記対象商品の品目に関連付けて前記認識辞書ファイルに記憶されている前記特徴量データに、前記抽出機能により抽出された外観特徴量のデータを追加する学習機能、
    前記撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる対象商品の画像を切り出す切出機能、及び、
    前記学習機能により前記認識辞書ファイルに前記外観特徴量のデータが追加された日時を含むログデータを、前記切出機能によって切り出された前記対象商品の画像とともにログ記憶部に書き込むログ書込機能、
    を実現させるための商品認識プログラム。
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