JP6851193B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、撮像画像に含まれる物品の特徴量と、予め辞書登録された基準物品の特徴量とを比較し、その類似度に基づいて物品の種別等を認識する物体認識に係る技術が存在している。また、この技術を用いて、青果品等の商品の識別や品種を識別し、その識別結果に基づいて商品の売上登録を行う情報処理装置が提案されている。
ところで、商品の売上登録を行う情報処理装置では、使用される場所や時期等の使用環境が変わると、認識の対象とする物品や認識の対象から除外する物品も変わる場合がある。このような場合、予め用意された辞書では新たな物品に対応することができないため、その新たな物品の特徴量を辞書登録することが必要となる。しかしながら、従来の技術では、新たな物品の辞書登録を容易に行うことができず、利便性の上で改善の余地があった。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、辞書登録を容易に行うことが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、物体認識に用いる辞書であって、認識の対象とする第1物品各々の特徴量が登録された第1辞書と、認識の対象から除外する第2物品各々の特徴量が登録された第2辞書とを記憶する記憶手段と、辞書登録の対象となる物品の属性として、認識又は除外の対象かを択一的に選択させるための選択画面を表示装置に表示させる表示手段と、前記選択画面に基づき選択された属性を受け付ける受付手段と、辞書登録の対象となる物品を撮像した撮像画像から当該物品の特徴量を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した特徴量を、前記受付手段が受け付けた属性に対応する前記第1辞書又は前記第2辞書に登録する登録手段と、を備える。
図1は、実施形態に係るチェックアウトシステムの一例を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るPOS端末及び商品読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るPLUファイルのデータ構成を例示する概念図である。 図4は、実施形態に係る除外用辞書ファイルのデータ構成を例示する概念図である。 図5は、実施形態に係るPOS端末の機能構成を示すブロック図である。 図6は、撮像画像の一例を示す図である。 図7は、確定画面の一例を示す図である。 図8は、商品候補選択画面の一例を示す図である。 図9は、物品属性選択画面の一例を示す図である。 図10は、基準商品入力画面の一例を示す図である。 図11は、除外物品入力画面の一例を示す図である。 図12は、実施形態のPOS端末が実行する売上登録処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施形態のPOS端末が実行する辞書登録処理の一例を示すフローチャートである。
以下、実施形態に係る情報処理装置及びプログラムについて、図面を参照して説明する。本実施形態では、スーパーマーケット等の店舗に導入された、一取引に係る商品の登録及び精算を行うPOS端末を備えるチェックアウトシステムに適用した例について説明するが、この実施形態に限定されないものとする。
図1は、チェックアウトシステム1の一例を示す斜視図である。図1に示すように、チェックアウトシステム1は、商品に関する情報を読み取る商品読取装置101と、一取引に係る商品の登録、精算を行うPOS端末11とを備える。以下では、POS端末11を本実施形態にかかる情報処理装置として適用する例について説明する。
POS端末11は、チェックアウト台41上のドロワ21上面に載置されている。ドロワ21は、POS端末11によって開放動作の制御を受ける。POS端末11の上面には、オペレータ(店員等)によって操作されるキーボード22が配置されている。キーボード22を操作するオペレータから見てキーボード22よりも奥側には、オペレータに向けて情報を表示する表示デバイス23が設けられている。表示デバイス23は、その表示面23aに情報を表示する。表示面23aには、タッチパネル26が積層されている。表示デバイス23よりも更に奥側には、顧客用表示デバイス24が回転可能に立設されている。顧客用表示デバイス24は、その表示面24aに情報を表示する。なお、図1に示す顧客用表示デバイス24は、表示面24aを図1中手前側に向けているが、表示面24aが図1中奥側に向くように顧客用表示デバイス24を回転させることによって、顧客用表示デバイス24は顧客に向けて情報を表示する。
POS端末11が載置されているチェックアウト台41とL字を形成するようにして、横長テーブル状のカウンタ台151が配置されている。カウンタ台151の上面には、荷受け面152が形成されている。荷受け面152には、商品Gを収納する買物カゴ153が載置される。買物カゴ153は、顧客によって持ち込まれる第1の買物カゴ153aと、第1の買物カゴ153aから商品読取装置101を挟んだ位置に載置される第2の買物カゴ153bとに分けて考えることができる。なお、買物カゴ153は、いわゆるカゴ形状のものに限るものではなく、トレー等であってもよい。また、買物カゴ153(第2の買物カゴ153b)は、いわゆるカゴ形状のものに限らず、箱状や袋状等であってもよい。
カウンタ台151の荷受け面152には、POS端末11とデータ送受信可能に接続された商品読取装置101が設置されている。商品読取装置101は、薄型矩形形状のハウジング102を備える。ハウジング102の正面には読取窓103が配置されている。ハウジング102の上部には、表示・操作部104が取り付けられている。表示・操作部104には、タッチパネル105が表面に積層された表示部である表示デバイス106が設けられている。表示デバイス106の右隣にはキーボード107が配設されている。キーボード107の右隣には、図示しないカードリーダのカード読取溝108が設けられている。オペレータから見て表示・操作部104の裏面左奥側には、顧客に情報を提供するための顧客用表示デバイス109が設置されている。
また、商品読取装置101は、商品読取部110(図2参照)を備えている。商品読取部110は、読取窓103の奥側に撮像部164(図2参照)を配置している。
顧客によって持ち込まれた第1の買物カゴ153aには、一取引に係る商品Gが収納されている。第1の買物カゴ153a内の商品Gは、商品読取装置101を操作するオペレータにより第2の買物カゴ153bに移動される。この移動過程で、商品Gが商品読取装置101の読取窓103に向けられる。この際、読取窓103内に配置された撮像部164(図2参照)は商品Gを撮像する。
商品読取装置101では、撮像部164により撮像された画像に含まれる商品Gが、後述するPLUファイルF1(図3参照)に登録されたどの商品に対応するかをオペレータに指定させるための画面を表示・操作部104に表示する。そして、商品読取装置101は、オペレータにより指定された商品の商品IDをPOS端末11に通知する。一方、POS端末11は、商品読取装置101から通知される商品IDに基づき、当該商品IDに対応する商品の商品名、単価等の売上登録に係る情報を、売上マスタファイル(図示しない)等に記録して売上登録を行う。
図2は、POS端末11及び商品読取装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末11は、情報処理を実行する情報処理部としてのマイクロコンピュータ60を備える。マイクロコンピュータ60は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU(Central Processing Unit)61に、ROM(Read Only Memory)62とRAM(Random Access Memory)63とがバス接続されて構成されている。
POS端末11のCPU61には、前述したドロワ21、キーボード22、表示デバイス23、タッチパネル26、顧客用表示デバイス24がいずれも各種の入出力回路(いずれも図示せず)を介して接続されている。これらは、CPU61による制御を受ける。
キーボード22は、「1」、「2」、「3」等の数字や乗算等の算術演算子が上面に表示されているテンキー22d、仮締めキー22e、及び締めキー22fを含む。
POS端末11のCPU61には、HDD64(Hard Disk Drive)が接続されている。HDD64には、プログラムや各種ファイルが記憶されている。HDD64に記憶されているプログラムや各種ファイルは、POS端末11の起動時に、その全部または一部がRAM63にコピーされてCPU61により実行される。
HDD64に記憶されているプログラムの一例は、売上登録処理用プログラムPR1や辞書登録処理用プログラムPR2である。HDD64に記憶されているファイルの一例は、ストアコンピュータSCから配信されて格納されているPLUファイルF1、除外用辞書ファイルF2である。
PLUファイルF1は、店舗に陳列して販売する商品Gの各々について、商品Gの売上登録に係る情報を格納する。以下の説明では、PLUファイルF1を辞書(第1辞書)として用いるが、第1辞書はPLUファイルF1と異なるファイルであってもよい。第1辞書は、認識の対象となる商品G(以下、基準商品)を撮像した画像から抽出した当該基準商品の特徴量を記憶する。第1辞書は、PLUファイルF1と異なるファイルである場合、同一の基準商品に係る特徴量と、PLUファイルF1の情報とは、後述する商品ID等によって対応付けられる。なお、特徴量は、基準商品の標準的な形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の外観の特徴をパラメータ化したものである。
図3は、PLUファイルF1のデータ構成を例示する概念図である。図3に示すように、PLUファイルF1は、基準商品である商品G毎に、ユニークに割り当てられた識別情報である商品ID、商品Gが属する商品分類、商品名、単価、その商品を示すイラスト画像等の商品Gに関する商品情報と、その商品Gの特徴量とを関連付けて格納する。PLUファイルF1は、後述する接続インターフェース65を介して、商品読取装置101が読み出し可能に構成されている。
なお、物品の品種を認識(検出)する必要がある場合には、PLUファイルF1は、品種毎に商品名や単価等の商品に関する情報と、その商品を示すイラスト画像と、特徴量とを対応付けて管理する。また、候補の表示にイラスト画像を用いずに文字で候補を表示する場合は、イラスト画像はPLUファイルF1に格納しなくてもよい。また、PLUファイルF1を構成する項目は、図3の例に限らないものとする。
除外用辞書ファイルF2は、第2辞書の一例である。除外用辞書ファイルF2は、認識の対象から除外する物品(以下、除外物品という)の各々について、当該除外物品の特徴量を格納する。係る、除外用辞書ファイルF2は、PLUファイルF1と同様に辞書として用いられる。
除外用辞書ファイルF2には、汎用的な除外物品の特徴量が予め登録されている。例えば、図1に示したチェックアウトシステム1の構成では、読取窓103はオペレータ側に向けて配置されているため、オペレータの体の一部(手や腕)等、商品G以外の物品を撮像部164が撮像する可能性がある。そこで、撮像部164が撮像する可能性のある手や腕を汎用的な除外物品とし、その特徴量を除外用辞書ファイルF2に記憶している。これにより、オペレータの手が撮像部164で撮像された場合に、手を商品G(基準商品)と認識してしまう誤認識の発生を低減することができる。
図4は、除外用辞書ファイルF2のデータ構成を例示する概念図である。図4に示すように、除外用辞書ファイルF2は、除外物品毎に、ユニークに割り当てられた識別情報である物品ID、物品名と、その除外物品を撮像した画像から読み取られた色合いや表面の凹凸状況等の特徴量とを関連付けて格納する。なお、図4では、除外物品として、人の手に関する情報を格納した例を示しているが、除外物品はこれに限らないものとする。除外用辞書ファイルF2は、後述する接続インターフェース65を介し、商品読取装置101が読み出し可能に構成されている。また、除外用辞書ファイルF2を構成する項目は、図4の例に限らないものとする。
図2に戻り、POS端末11のCPU61には、ストアコンピュータSCとデータ通信を実行するための通信インターフェース25が入出力回路(図示せず)を介して接続されている。ストアコンピュータSCは、店舗のバックヤード等に設置されている。ストアコンピュータSCのHDD(図示せず)には、POS端末11に配信されるPLUファイルF1や除外用辞書ファイルF2が格納されている。
更に、POS端末11のCPU61には、商品読取装置101との間でデータ送受信を可能にする接続インターフェース65が接続されている。接続インターフェース65には、商品読取装置101が接続されている。また、POS端末11のCPU61には、レシート等に印字を行うプリンタ66が接続されている。プリンタ66は、CPU61の制御の下、一取引の取引内容をレシートに印字する。
商品読取装置101も、マイクロコンピュータ160を備える。マイクロコンピュータ160は、CPU161にROM162とRAM163とがバス接続されて構成されている。ROM162には、CPU161によって実行されるプログラムが記憶されている。CPU161には、撮像部164、音声出力部165が各種の入出力回路(いずれも図示せず)を介して接続されている。撮像部164、音声出力部165は、CPU161によって動作が制御される。表示・操作部104は、接続インターフェース176を介して、商品読取部110及びPOS端末11に接続されている。接続インターフェース176は、表示・操作部104において、タッチパネル105、表示デバイス106、キーボード107及び顧客用表示デバイス109に接続されている。表示・操作部104は、商品読取部110のCPU161、POS端末11のCPU61によって動作が制御される。
撮像部164は、カラーCCDイメージセンサやカラーCMOSイメージセンサ等であり、CPU161の制御の下で読取窓103からの撮像を行う撮像手段である。撮像部164は、例えば30fpsの動画像の撮像を行う。撮像部164が所定のフレームレートで順次撮像したフレーム画像(撮像画像)はRAM163に保存される。
音声出力部165は、予め設定された警告音等を発生するための音声回路とスピーカ等である。音声出力部165は、CPU161の制御の下で警告音や音声による報知を行う。
更に、CPU161には、POS端末11の接続インターフェース65に接続して、POS端末11との間でデータ送受信を可能にする接続インターフェース175が接続されている。また、CPU161は、接続インターフェース175を介して、表示・操作部104との間でデータ送受信を行う。
次に、CPU161、CPU61がプログラムを実行することで実現されるCPU161、CPU61の機能構成について、図5を参照して説明する。
図5は、POS端末11の機能構成を示すブロック図である。まず、売上登録処理に係る機能構成について説明する。図5に示すように、POS端末11のCPU61は、売上登録処理用プログラムPR1と協働することで、画像取込部501、物品検出部502、特徴量抽出部503、類似度算出部504、認識処理部505、商品提示部506、入力受付部507、情報入力部508及び売上登録部509を機能部として実現する。
画像取込部501は、撮像部164に撮像オン信号を出力して撮像部164に撮像動作を開始させる。画像取込部501は、撮像動作開始後に撮像部164が撮像してRAM163に保存された撮像画像(フレーム画像)を順次取り込む。画像取込部501による撮像画像の取り込みは、RAM163に保存された順に行われる。
図6は、画像取込部501によって取り込まれた撮像画像の一例を示す図である。図6に示すように、オペレータが読取窓103に商品Gをかざすと、撮像部164の読取領域Rに商品Gの全部または一部が入る。そして、撮像部164により撮影された商品Gの撮像画像は、商品読取装置101の表示デバイス106に表示される。
物品検出部502は、画像取込部501により取り込まれた撮像画像に写っている物品の全部または一部を、パターンマッチング技術等を用いて検出する。具体的には、取り込まれた撮像画像を2値化した画像から輪郭線等を抽出する。次いで、前回の撮像画像から抽出された輪郭線と、今回の撮像画像から抽出された輪郭線とを比較して、売上登録のために読取窓103に向けられた商品G等の物品を検出する。
特徴量抽出部503は、物品検出部502が物品を検出した撮像画像から、当該物品の特徴量を抽出する。具体的には、特徴量抽出部503は、撮像画像に含まれる物品の領域(写り込み領域)から、当該物品の色合いや表面の凹凸状況等の表面の状態を特徴量として抽出する。
類似度算出部504は、特徴量抽出部503が撮像画像から抽出した特徴量と、PLUファイルF1及び除外用辞書ファイルF2に登録された各特徴量とを比較し、その類似度をそれぞれ算出する。ここで、類似度は、撮像画像から抽出した特徴量と、PLUファイルF1及び除外用辞書ファイルF2に登録された各特徴量とが、どの程度類似しているかを定量的に示すものである。例えば、撮像画像から抽出した特徴量が、ある基準商品の特徴量と完全に一致する場合、類似度は100%(1.0)となる。
なお、類似度は、例えば色合いと表面の凹凸状況とで、重み付けを変えて算出してもよい。また、類似度の算出方法は特に問わないものとする。例えば、類似度は、絶対評価で算出してもよいし、相対評価で算出してもよい。類似度を絶対評価で算出する場合、撮像画像から抽出した特徴量と、PLUファイルF1及び除外用辞書ファイルF2に登録された各特徴量とを1対1で比較し、この比較の結果導出される類似度をそのまま採用すればよい。また、類似度を相対評価で算出する場合、撮像画像から抽出した特徴量と、PLUファイルF1及び除外用辞書ファイルF2に登録された各特徴量との類似度の総和が1.0(100%)となるよう算出すればよい。
認識処理部505は、類似度算出部504が算出した類似度に基づき、撮像画像に含まれる物品との類似度が所定の閾値以上となった基準商品を、当該物品の候補として認識する。具体的には、認識処理部505は、撮像画像に写っている物品と除外物品との類似度が支配的か否かを判定する。
ここで、除外物品との類似度が支配的か否かを判定する方法は、特に問わず、種々の方法を採用すること可能である。例えば、認識処理部505は、除外物品との類似度の最大値が所定の閾値(50%、80%等)を上回る場合に、除外物品との類似度が支配的と判定する。また、認識処理部505は、除外物品との類似度の最大値が、基準商品との類似度の最大値を上回る場合に、除外物品との類似度が支配的と判定する。
認識処理部505は、撮像画像に含まれる物品と除外物品との類似度が支配的となった場合、当該物品の候補を基準商品から認識する処理を抑制する。これにより、例えば、オペレータの手が撮像されたような場合、除外物品(手)との類似度が支配的となるため、手を基準商品と誤認識してしまうことを防ぐことができる。また、例えば、商品Gを把持する手が当該商品Gの大部分を覆っているような場合も、除外物品(手)との類似度が支配的となるため、商品Gの誤認識を防ぐことができる。
一方、除外物品との類似度が非支配的である場合、認識処理部505は、基準商品の各々について算出された類似度に基づき、当該類似度が所定の閾値を超えた基準商品を撮像画像に含まれる物品の候補として認識(選定)する。
このように画像中に含まれる物体を認識することは一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれている。係る一般物体認識については、下記の文献において各種認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16 [平成28年8月30日検索],インターネット<URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf >
また、画像をオブジェクトごとに領域分割することによって一般物体認識を行う技術が、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”,[平成28年8月30日検索],インターネット<URL: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=rep1&type=pdf >
なお、本実施形態では、基準商品との類似度について複数の条件が段階的に設けられており、認識処理部505は、充足する条件に応じて撮像画像に含まれる物品の確定あるいは候補の選定を行うものとする。
例えば、認識処理部505は、類似度が第1閾値(例えば90%)以上となった基準商品が存在するか否かを判定する。この条件に該当する基準商品が一つ存在する場合、認識処理部505は、当該基準商品を撮像画像に含まれる物品(確定商品)として認識(確定)する。また、類似度が第1閾値以上の基準商品が複数存在する場合、認識処理部505は、当該基準商品の各々を、撮像画像に含まれる物品の候補(商品候補)として認識する。なお、認識処理部505は、連続して撮像された一連する撮像画像において、類似度が第1閾値以上となった回数をカウントし、この回数が所定回数以上となった場合に、上述した第1閾値に係る条件を充足すると判定としてもよい。
また、認識処理部505は、類似度が第1閾値未満で且つ第2閾値(第1閾値>第2閾値、例えば50%)以上の基準商品が存在するか否かを判定する。この条件に該当する基準商品が存在する場合、認識処理部505は、当該基準商品の各々を、撮像画像に含まれる物品の候補(商品候補)として認識する。なお、認識処理部505は、連続して撮像された一連する撮像画像において、類似度が第1閾値未満で且つ第2閾値以上となった回数をカウントし、この回数が所定回数以上となった場合に、上述した第2閾値に係る条件を充足すると判定してもよい。
なお、閾値やカウント数は適宜設定可能であり、上述した例に限定されるものではない。また、カウント数はそれぞれ条件毎に異なる回数を設けるものであってもよい。
商品提示部506は、認識処理部505の認識結果を画像出力や音声出力等によってオペレータや顧客に報知する。具体的には、商品提示部506は、撮像画像に含まれる物品として一の基準商品が一意に確定された場合、その旨を示す確定画面A1(図7参照)を、表示デバイス106に表示させる。
図7は、確定画面A1の一例を示す図である。撮像画像に含まれる物品として一の基準商品が一意に確定された場合、商品提示部506は、読取領域R(図6参照)の撮像画像の表示を停止し、確定された基準商品に対応するイラスト画像G1および商品名(AAA)をPLUファイルF1から読み出して、確定画面A1に表示する。また、商品提示部506は、PLUファイルF1から読み出した基準商品の商品名、商品価格(単価)を、商品名表示領域A11、価格表示領域A12にそれぞれ表示する。
また、商品提示部506は、撮像画像に含まれる物品に候補として、一又は複数の基準商品が認識された場合、当該基準商品に関する情報を商品候補として表示デバイス106に表示させる。具体的には、商品提示部506は、候補として認識された基準商品のイラスト画像及び商品名をPLUファイルF1から読み出し、類似度算出部504が算出した類似度の高いものから順に、商品候補選択画面A2(図8参照)に表示する。
図8は、商品候補選択画面A2の一例を示す図である。図8に示すように、商品候補選択画面A2の商品候補提示領域A21には、類似度の高い候補から順に、当該商品候補のイラスト画像G1、G2、G3及び各商品名が表示される。これらイラスト画像G1、G2、G3はタッチパネル105に対する選択操作に応じて選択可能に構成されている。また、商品候補提示領域A21の下部には、商品リストから商品を選択するための選択ボタンA22が設けられており、商品リストから選択された商品は上述した確定商品として処理される。なお、図8では、イラスト画像G1〜G3に対応する3つの候補を表示した例を示したが、候補の数や表示方法はこれに限定されるものではない。
なお、表示デバイス106に商品候補のイラスト画像G1〜G3が表示されている状態でも、これら商品候補に対する選択操作を受付けない場合には、画像取込部501による画像取込処理、物品検出部502による検出処理、特徴量抽出部503による特徴量抽出処理、類似度算出部504による類似度算出処理、認識処理部505による認識処理は継続される。従って、商品候補が選択されない間は、表示デバイス106の画面に読取領域Rの撮像画像が表示される。
入力受付部507は、タッチパネル105またはキーボード107を介して表示デバイス106の表示に対応する各種入力操作を受付ける。例えば、入力受付部507は、表示デバイス106に表示された商品候補のイラスト画像G1〜G3(図8参照)の中から何れか1つのイラスト画像に対する選択操作を受付ける。入力受付部507は、選択されたイラスト画像の基準商品を、撮像部164で撮像された商品Gに対応する確定商品であるとして受付ける。なお、商品提示部506は、入力受付部507が選択操作を受付けた場合に、受付けた商品候補を確定商品として表示させた確定画面A1を表示デバイス106に表示させる。
情報入力部508は、上述のように確定された確定商品について、その確定商品を示す情報(例えば、商品IDや商品名等)を、接続インターフェース175を介して入力する。なお、情報入力部508は、タッチパネル105またはキーボード107を介して別途入力された販売個数を、商品ID等とともに入力するとしてもよい。
売上登録部509は、情報入力部508から入力された商品IDと販売個数とに基づいて、対応する商品の売上登録を行う。具体的に、売上登録部509は、PLUファイルF1を参照して、通知された商品ID及び当該商品IDに対応する商品分類、商品名、単価等を、販売個数とともに売上マスタファイル等に記録して売上登録を行う。
次に、辞書登録に係る機能構成について説明する。上述したように、POS端末11は、撮像部164で撮像された物品(商品G)の特徴量と、PLUファイルF1に登録された基準商品の特徴量との類似度に基づき、その物品を認識するための処理を実行する。また、POS端末11は、除外用辞書ファイルF2を用いることで、除外物品との類似度が支配的となった場合に、物品の認識処理を抑制している。
ところで、チェックアウトシステム1を使用する場所や時期等の使用環境が変わると、基準商品や除外物品も変わってくるような場合がある。例えば、新種の青果や、特定の地域で生産される地産商品等については、初期状態のPLUファイルF1には登録されていない。そのため、認識の対象とするためには、それらの物品の特徴量をPLUファイルF1に登録することが必要になる。また、例えば、店員が着用する制服の柄を除外物品とするような場合、制服は店舗や系列店毎に異なることが一般的であるため、初期状態のPLUファイルF1には登録されていない。そのため、制服の柄を除外物品とするためには、店舗や系列店毎に着用する制服に応じた柄の特徴量を除外用辞書ファイルF2に登録することが必要になる。
そこで、POS端末11は、PLUファイルF1や除外用辞書ファイルF2の辞書に対する辞書登録を支援するための機能部を備えている。具体的には、POS端末11のCPU61は、辞書登録処理用プログラムPR2と協働することで、辞書登録を支援するための機能部として辞書登録部511を実現する。
辞書登録部511は、上述した画像取込部501、物品検出部502及び特徴量抽出部503等と協働することで、基準商品又は除外物品の特徴量を追加登録するための登録処理を実行する。具体的には、辞書登録部511は、表示・操作部104やキーボード107等を介して辞書登録の指示を受け付けると、登録対象の物品の属性を選択させるための物品属性選択画面A3(図9参照)を、表示デバイス106にさせる。
図9は、物品属性選択画面A3の一例を示す図である。図9に示すように、物品属性選択画面A3は、登録する物品の属性として、認識対象か除外対象かを選択するための操作子(選択ボタンA31、選択ボタンA32)を有する。ここで、選択ボタンA31は、認識対象を選択するための操作子である。また、選択ボタンA32は、除外対象を選択するための操作子である。辞書登録部511は、選択ボタンA31の操作を受け付けると、認識対象の物品(基準商品)の登録が指示されたと判断する。また、辞書登録部511は、選択ボタンA32の操作を受け付けると、除外対象の物品(除外物品)の登録が指示されたと判断する。
辞書登録部511は、基準商品の登録が指示されたことを条件に、新たに登録する基準商品に関する情報を入力するための基準商品入力画面A4(図10参照)を、表示デバイス106に表示する。
図10は、基準商品入力画面A4の一例を示す図である。図10に示すように、基準商品入力画面A4は、商品ID、商品分類、商品名、単価、イラスト画像等の商品情報を入力するための入力項目A41〜A45を有する。ここで、入力項目A45には、例えば、イラスト画像の格納先を示すパス等が入力される。
辞書登録部511は、入力項目A41〜A45に入力された後、基準商品入力画面A4に設けられた設定ボタンA46の操作を受け付けると、入力された商品情報をRAM63等に保持する。次いで、辞書登録部511は、画像取込部501と協働することで、撮像部164の撮像動作を開始させ、新たに登録する基準商品(商品G)の撮像を開始する。また、辞書登録部511は、物品検出部502及び特徴量抽出部503と協働することで、撮像画像に含まれる基準商品の写り込み領域から特徴量を抽出する。そして、辞書登録部511は、先に保持した商品情報と抽出した特徴量とを登録情報として、PLUファイルF1に登録(辞書登録)する。
また、辞書登録部511は、除外物品の登録が指示されたことを条件に、新たに登録する除外物品に関する情報を入力するための除外物品入力画面A5(図11参照)を、表示デバイス106に表示する。
図11は、除外物品入力画面A5の一例を示す図である。図11に示すように、除外物品入力画面A5は、物品ID、物品名等の除外物品情報を入力するための入力項目A51、A52を有する。
辞書登録部511は、入力項目A51、A52が入力された後、除外物品入力画面A5に設けられた設定ボタンA53の操作を受け付けると、入力された商品情報及びイラスト画像をRAM63等に保持する。次いで、辞書登録部511は、画像取込部501と協働することで、撮像部164の撮像動作を開始させ、新たに登録する除外物品(制服の柄等)の撮像を開始する。また、辞書登録部511は、物品検出部502及び特徴量抽出部503と協働することで、撮像画像に含まれる除外物品の写り込み領域から特徴量を抽出する。そして、辞書登録部511は、先に保持した除外物品情報と抽出した特徴量とを登録情報として、除外用辞書ファイルF2に登録(辞書登録)する。
なお、抽出する特徴量の個数は特に問わないものとするが、複数であることが好ましい。具体的には、辞書登録部511は、一の物品(基準商品、除外物品)について連続して撮像された一連する複数の撮像画像から、所定個数分の特徴量を抽出し、当該特徴量を登録する。従って、物品検出部502により物品が検出された撮像画像毎に、当該物品の特徴量が特徴量抽出部503によって抽出される。なお、抽出する特徴量の個数は、キーボード22やキーボード107等を介して指定可能な構成としてもよい。
さらに、辞書登録部511は、新たに登録した登録情報を他のPOS端末11等と共有するため、当該登録情報を登録先のファイルを示すカテゴリ情報とともにストアコンピュータSCに送信する。ストアコンピュータSCは、POS端末11から登録情報とカテゴリ情報とを受信すると、そのカテゴリ情報がPLUファイルF1及び除外用辞書ファイルF2の何れに該当するかを判定する。ストアコンピュータSCは、該当するファイルに登録情報を登録することで当該ファイルを更新した後、その更新後のファイルをPOS端末11の各々に配信する。なお、登録情報をストアコンピュータSCに送信するタイミングや、更新後のファイルをPOS端末11に配信するタイミングは特に問わないものとする、例えば、更新後直ちに送信(配信)してもよいし、予め定められた時間に送信(配信)してもよい。
このように、辞書登録部511は、辞書登録の指示を受け付けると、上述した物品属性選択画面A3、基準商品入力画面A4及び除外物品入力画面A5を提供することで、新たな物品の辞書登録を支援する。
以下、POS端末11の動作について説明する。まず、図12を参照して、POS端末11が実行する売上登録処理について説明する。ここで、図12は、POS端末11が実行する売上登録処理の一例を示すフローチャートである。
まず、画像取込部501は、撮像部164に撮像オン信号を出力することで、撮像部164により撮像動作を開始させる(ステップS11)。これに伴い、画像取込部501は、撮像部164が撮像してRAM163に保存された撮像画像を取り込む(ステップS12)。
続いて、物品検出部502は、ステップS12で取り込まれた撮像画像から物品が写り込んだ領域を検出する(ステップS13)。ステップS13において、物品が検出されない場合には(ステップS13;No)、ステップS12に戻る。ステップS13において、物品が検出された場合(ステップS13;Yes)、特徴量抽出部503は、その物品が検出された画像中の領域から特徴量を抽出する(ステップS14)。
続いて、類似度算出部504は、ステップS14で抽出された特徴量と、PLUファイルF1及び除外用辞書ファイルF2に登録された各特徴量とを比較し、その類似度をそれぞれ算出する(ステップS15)。
続いて、認識処理部505は、ステップS15で算出された類似度に基づき、撮像画像に含まれる物品と除外物品との類似度が支配的か否かを判定する(ステップS16)。例えば、認識処理部505は、除外物品について算出された類似度の最大値や、当該最大値と基準商品について算出された類似度の最大値との比較結果等に基づき、除外物品との類似度が支配的か否かを判定する。
ステップS16において、撮像画像に含まれる物品と除外物品との類似度が支配的と判定した場合(ステップS16;Yes)、認識処理部505は、ステップS12に戻る。また、除外物品との類似度が非支配的と判定した場合(ステップS16;No)、認識処理部505は、基準商品について算出された類似度に基づいて、撮像画像に含まれた物品に対するオブジェクト認識処理を実行する。
続いて、認識処理部505は、確定商品が存在するか否かを判定する(ステップS17)。例えば、認識処理部505は、算出された類似度が第1閾値(例えば90%)以上の基準商品が一つ存在するような場合、その基準商品を確定商品と判定する。
確定商品が存在する場合(ステップS17:Yes)、商品提示部506は、確定商品のイラスト画像を含む確定画面A1を表示させる(ステップS21)。また、情報入力部508は、確定商品とされた基準商品の商品ID等を、キーボード107を介して別途入力された販売個数とともにRAM63などの一時記憶ファイルに一時的に記憶し(ステップS22)、ステップS23に移行する。
また、確定商品が存在しない場合(ステップS17;No)、認識処理部505は、商品候補が存在するか否かを判定する(ステップS18)。例えば、認識処理部505は、算出された類似度が第1閾値(例えば90%)以上の基準商品が複数存在するような場合や、第2閾値(例えば50%)以上の基準商品が存在する場合に、それらの基準商品を商品候補と判定する。
商品候補が存在する場合(ステップS18:Yes)、商品提示部506は、各商品候補のイラスト画像および商品名を、類似度の高い順にソートして商品候補提示領域A21に表示させる(ステップS19)。
続いて、入力受付部507は、商品候補のイラスト画像に対する選択操作を受付けたか否かを判定する(ステップS20)。選択を受付けた場合(ステップS20:Yes)にはステップS21に移行し、商品提示部506は確定画面A1を表示させる。一方、選択を受付けない場合(ステップS20:No)には、ステップS12に戻る。なお、ステップS18において、商品候補が存在しないと判定した場合も(ステップS18;No)、ステップS12に戻る。
ステップS23においてCPU161は、POS端末11から商品登録の終了通知等による業務終了の有無を判定する。業務を継続する場合(ステップS23:No)、CPU161は、ステップS12へ処理を戻して処理を継続させる。業務を終了する場合(ステップS23:Yes)、画像取込部501は、撮像部164に撮像オフ信号を出力して撮像部164による撮像を終了する(ステップS24)。
次いで、売上登録部509は、ステップS22で記憶した商品ID及び販売個数に基づいて、PLUファイルF1から商品種別や単価等を読み出し、商品読取装置101で読み取られた商品Gの売上を売上マスタファイルに登録する(ステップS25)。
このように、POS端末11、撮像部164で撮像された物体の画像から抽出される特徴量と、PLUファイルF1及び除外用辞書ファイルF2に登録された各物体の特徴量との類似度を算出する。そして、除外物品との類似度が支配的となる場合には、撮像部164で撮像された物体の認識を抑制し、基準物品との類似度が支配的となった場合に、撮像部164で撮像された物体の認識を行う。これにより、除外物品を基準物品と認識してしまう誤認識の発生を低減することができるため、一般物体認識(オブジェクト認識)の認識の精度を向上させることができる。
次に、図13を参照して、POS端末11が実行する辞書登録処理について説明する。ここで、図13は、POS端末11が実行する辞書登録処理の一例を示すフローチャートである。
まず、辞書登録部511は、表示・操作部104やキーボード107等を介して辞書登録の指示があるまで待機する(ステップS31;No)。辞書登録の指示を受け付けると(ステップS31;Yes)、辞書登録部511は、登録対象の物品の属性を選択させるための物品属性選択画面A3を表示デバイス106に表示させる(ステップS32)。
物品属性選択画面A3を介して属性の選択が行われると、辞書登録部511は、選択された属性が認識対象か否かを判定する(ステップS33)。認識対象が選択された場合(ステップS33;Yes)、辞書登録部511は、基準商品に関する情報を入力するための基準商品入力画面A4を表示デバイス106に表示させる(ステップS34)。
基準商品入力画面A4に商品情報が入力された後、設定ボタンA46の操作を受け付けると、辞書登録部511は、入力された商品情報をRAM63等に保持する。次いで、辞書登録部511は、画像取込部501と協働することで、撮像部164による撮像を開始させる(ステップS35)。なお、辞書登録部511は、設定ボタンA46の操作に応じて、読取窓103に物品(基準物品)をかざす旨の案内を表示デバイス106に表示させてもよい。
続いて、辞書登録部511は、物品検出部502及び特徴量抽出部503と協働することで、撮像画像に含まれる物品の写り込み領域から特徴量を抽出する(ステップS36)。次いで、辞書登録部511は、先に保持した商品情報と抽出した特徴量とを新たな登録情報としてPLUファイルF1に登録し(ステップS37)、ステップS42に移行する。
一方、ステップS33において、除外対象が選択された場合(ステップS33;No)、辞書登録部511は、除外物品に関する情報を入力するための除外物品入力画面A5を表示デバイス106に表示させる(ステップS38)。
除外物品入力画面A5に除外物品情報が入力された後、設定ボタンA53の操作を受け付けると、辞書登録部511は、入力された除外物品情報をRAM63等に保持する。次いで、辞書登録部511は、画像取込部501と協働することで、撮像部164による撮像を開始させる(ステップS39)。なお、辞書登録部511は、設定ボタンA53の操作に応じて、読取窓103に物品(除外物品)をかざす旨の案内を表示デバイス106に表示させてもよい。
続いて、辞書登録部511は、物品検出部502及び特徴量抽出部503と協働することで、撮像画像に含まれる物品の写り込み領域から特徴量を抽出する(ステップS40)。次いで、辞書登録部511は、先に保持した除外物品情報と抽出した特徴量とを新たな登録情報として除外用辞書ファイルF2に登録し(ステップS41)、ステップS42に移行する。
そして、辞書登録部511は、画像取込部501と協働することで、撮像部164による撮像を終了させた後(ステップS42)、本処理を終了する。
このように、POS端末11は、辞書登録の指示を受け付けると、物品属性選択画面A3を介して、辞書に登録する物品の属性を受け付ける。そして、POS端末11は、各種画面を介して入力された商品情報や除外物品情報を、新たに登録する物品の撮像画像から抽出した特徴量とともに、その物品の属性に対応する辞書(PLUファイルF1、除外用辞書ファイルF2)に登録する。これにより、オペレータは、PLUファイルF1又は除外用辞書ファイルF2を直接操作することなく、新たな物品を辞書登録することができるため、PLUファイルF1又は除外用辞書ファイルF2に対する辞書登録を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。また、上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、辞書登録に係る機能部(画像取込部501、物品検出部502、特徴量抽出部503、辞書登録部511等)や装置構成(撮像部164、PLUファイルF1、除外用辞書ファイルF2)をPOS端末11が備える構成としたが、これに限らないものとする。例えば、ストアコンピュータSCや、PC(Personal Computer)等、他の情報処理装置が備える構成としてもよい。
また、上記実施形態では、辞書登録処理において、基準商品入力画面A4や除外物品入力画面A5を表示させることで、商品情報や除外物品情報を入力させたが、これに限らないものとする。例えば、物品の属性が選択された後、直ちに物品の撮像、特徴量の抽出に移行してもよい。この場合、PLUファイルF1、除外用辞書ファイルF2に新たに登録された物品について、商品情報や除外物品情報の入力が後ほど行われる構成としてもよい。
また、上記実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムは、当該情報処理装置が備える記憶媒体(ROMまたは記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。更に、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
1 チェックアウトシステム
11 POS端末
101 商品読取装置
501 画像取込部
502 物品検出部
503 特徴量抽出部
504 類似度算出部
505 認識処理部
506 商品提示部
507 入力受付部
508 情報入力部
509 売上登録部
511 辞書登録部
F1 PLUファイル
F2 除外用辞書ファイル
特開2013−89083号公報

Claims (5)

  1. 物体認識に用いる辞書であって、認識の対象とする第1物品各々の特徴量が登録された第1辞書と、認識の対象から除外する第2物品各々の特徴量が登録された第2辞書とを記憶する記憶手段と、
    辞書登録の対象となる物品の属性として、認識又は除外の対象かを択一的に選択させるための選択画面を表示装置に表示させる表示手段と、
    前記選択画面に基づき選択された属性を受け付ける受付手段と、
    辞書登録の対象となる物品を撮像した撮像画像から当該物品の特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した特徴量を、前記受付手段が受け付けた属性に対応する前記第1辞書又は前記第2辞書に登録する登録手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示手段は、前記物品に関する情報を入力するための入力画面を前記表示装置に表示させ、
    前記登録手段は、前記入力画面を介して入力された前記物品に関する情報を、前記抽出手段が抽出した特徴量に関連付けて、前記受付手段が受け付けた属性に対応する前記第1辞書又は前記第2辞書に登録する請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記撮像画像に含まれた前記物品の写り込み領域を検出する検出手段を更に備え、
    前記抽出手段は、前記検出手段が検出した前記写り込み領域から特徴量を抽出する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記抽出手段は、一連する複数の前記撮像画像から所定個数分の特徴量を抽出し、
    前記登録手段は、前記抽出手段が抽出した前記所定個数分の特徴量を、前記受付手段が受け付けた属性に対応する前記第1辞書又は前記第2辞書に登録する請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置のコンピュータを、
    物体認識に用いる辞書であって、認識の対象とする第1物品各々の特徴量が登録された第1辞書と、認識の対象から除外する第2物品各々の特徴量が登録された第2辞書とを記憶する記憶手段と、
    辞書登録の対象となる物品の属性として、認識又は除外の対象かを択一的に選択させるための選択画面を表示装置に表示させる表示手段と、
    前記選択画面に基づき選択された属性を受け付ける受付手段と、
    辞書登録の対象となる物品を撮像した撮像画像から当該物品の特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した特徴量を、前記受付手段が受け付けた属性に対応する前記第1辞書又は前記第2辞書に登録する登録手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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