JP5825525B2 - 光沢測定装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光沢測定装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5825525B2
JP5825525B2 JP2012084405A JP2012084405A JP5825525B2 JP 5825525 B2 JP5825525 B2 JP 5825525B2 JP 2012084405 A JP2012084405 A JP 2012084405A JP 2012084405 A JP2012084405 A JP 2012084405A JP 5825525 B2 JP5825525 B2 JP 5825525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
gloss
light
sheet
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012084405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013213746A (ja
Inventor
直利 河合
直利 河合
忠康 関岡
忠康 関岡
善行 十都
善行 十都
壯 矢野
壯 矢野
崇史 藤原
崇史 藤原
直樹 宮川
直樹 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012084405A priority Critical patent/JP5825525B2/ja
Publication of JP2013213746A publication Critical patent/JP2013213746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5825525B2 publication Critical patent/JP5825525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、用紙に形成された画像の光沢を測定する装置等に関し、より詳細には、搬送中の用紙に形成された画像の光沢を測定する装置等に関するものである。
ファクシミリやプリンター、複写機などの電子写真方式の画像形成装置、特にプロダクトプリンティングの分野で用いられる画像形成装置には、画像の安定性が強く要求される。近年、画像の光沢が色味に少なからず影響していることが知られるようになり、画像の安定性を向上させるために、形成された画像の光沢を装置内で測定して、画像形成条件や定着条件を調整することが行われつつある。
例えば、定着後の記録媒体上の定着された現像剤像表面の光沢を測定し、測定結果に応じて画像形成条件や定着条件を制御する技術が提案されている(例えば特許文献1〜4を参照)。
特開2002-31921号公報 特開2003-186260号公報 特開2006-267165号公報 特開2009-68891号公報
例えばトナー画像の光沢は、「JIS Z 8741」で規定されているように、トナー画像に照射された光のうち正反射した光の受光量を測定して求められる。したがって、特許文献1〜4で提案されている技術では、測定部から用紙までの距離や用紙の傾きが絶えず変動するため、高い測定精度を得ることは困難であった。
そこで本発明の目的は、搬送中の用紙上の画像の光沢を高い精度で測定できる装置を提供することにある。
また本発明の他の目的は、所望の光沢の画像を安定して得られる画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成する本発明に係る光沢測定装置は、搬送中の用紙に形成された画像の光沢を測定する装置であって、用紙に向かって光を照射する発光部と、用紙に形成された画像で反射された光を受光する受光部と、搬送中の用紙に撓みを形成させる撓み形成手段と、前記受光部で検知された反射光量に基づき画像の光沢を導出する光沢導出手段とを備え、前記撓み形成手段によって撓みが形成された用紙に向かって前記発光部から光を照射し、用紙に形成された画像で正反射された光を前記受光部で検知し、前記光沢導出手段によって画像の光沢を導出することを特徴とする。
ここで、前記撓み形成手段としては、画像の光沢の測定位置よりも用紙搬送方向上流側に設けられた第1搬送ローラ対と、用紙搬送方向下流側に設けられた第2搬送ローラ対とを有し、第2搬送ローラ対の用紙搬送速度を第1搬送ローラ対の用紙搬送速度よりも遅くして用紙に撓みを形成するものが好ましい。
また、用紙に撓みを形成したときの撓みの頂部の曲率半径は60mm以上とするのが好ましい。
前記撓み形成手段によって用紙に撓みを形成しながら、前記受光部で反射光量を連続的に検知し、前記光沢導出手段が、前記受光部で検知された反射光量のうち最大の反射光量に基づいて画像の光沢を導出するようにしてもよい。
あるいは、前記受光部として、複数個の受光素子が平面状に配置され、受光面が複数の微小領域に分割され、各微小領域ごとに反射光量を検知するものを用い、前記光沢導出手段が、前記撓み形成手段によって用紙に所定の撓みが形成された時の、前記複数の微小領域で検知された反射光量のうち最大の反射光量に基づいて画像の光沢を導出するようにしてもよい。この場合、用紙に所定の撓みが形成されたことを検知する撓み検知手段を設けるのが好ましい。
そしてまた、幅方向両端部がそれぞれ独立して用紙面に対して垂直方向に移動可能な筐体に、前記発光部と前記受光部とを設け、撓んだ用紙の稜線が前記筐体と接触すると、少なくとも幅方向両端部が用紙の稜線との接触状態を維持するように前記筐体が移動するようにしてもよい。
また本発明によれば、前記のいずれかに記載の光沢測定装置を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の光沢測定装置によれば、搬送中の用紙に形成された画像の光沢を高い精度で測定することができる。
また本発明の画像形成装置によれば、所望の光沢の画像が安定して得られる。
本発明に係る画像形成装置及び光沢測定装置の一例を示す概説図である。 図1の画像形成装置における定着装置及び光沢測定装置の拡大構成図である。 用紙の撓み頂部の曲率半径の違いによる反射光の光路の違いを説明する図である。 本発明に係る光沢測定装置において正反射光量の測定方法の一例を説明する図である。 正反射光と拡散光との強さの違いを示す図である。 本発明に係る光沢測定装置において正反射光量の測定方法の他の例を説明する図である。 用紙に所定量の撓みが形成されたことを検知する撓み検知手段の一例を示す図である。 用紙に所定量の撓みが形成されたことを検知する撓み検知手段の他の例を示す図である。 本発明に係る光沢測定装置の他の実施形態を示す概説図である。 図9の光沢測定装置による光沢測定の様子を示す概説図である。
以下、本発明に係る測定装置及び画像形成装置について図に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図を示す。図1に示す画像形成装置8は、画像を形成するプリンター部81と、原稿画像を読み取るイメージリーダ部82と、使用者が画像形成条件を入力したり装置の状態等を表示する操作表示部83とを備える。イメージリーダ部82は、不図示の原稿ガラス板の上に載置された原稿を、スキャナを移動して読み取る公知のもので、不図示のCCDイメージセンサにより電気信号に変換された画像データが得られる。なお、本発明の画像形成装置は、単色の画像形成装置に限定されるものではなく、フルカラー画像形成装置などであってももちろん構わない。
プリンター部81には、トナー像を担持し、時計回りに回転する円筒状の感光体(静電潜像担持体)Dの周囲に、感光体Dの表面を一様に帯電させる帯電装置2と、感光体D表面に光を照射して静電潜像を形成する露光装置3と、感光体Dにトナーを供給し感光体D上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置4と、現像装置4によって形成された感光体D上のトナー像を用紙Pに転写する転写ローラ(転写装置)5と、用紙Pに転写されずに感光体D上に残留したトナーを除去するクリーニング装置6とが設けられている。
帯電装置2は、スコロトロン方式の帯電装置であって、感光体Dに対向する面側が開口した箱状のシールド電極22と、シールド電極22内に張架された放電電極21と、シールド電極22の開口に取り付けられたグリッド電極23とを有する。放電電極21に数kVの電圧が印加されるとコロナ放電が発生し、これに感光体Dの表面が一様に帯電される。なお、帯電装置2の種類は特に限定されるものでなく、ローラ方式の帯電部材、ブレード状の帯電部材、ブラシ状の帯電部材等を用いてももちろん構わない。
露光装置3は、帯電装置2によって一様に帯電された感光体Dの表面に、例えばパソコンなどの外部装置から入力される画像データに基づいて、選択的に光を照射して露光を行い、感光体Dの表面に所定の静電潜像を形成する。
現像装置4は、ハウジング41と、感光体Dに対向し回転可能に設けられた現像ローラ42と、現像ローラ42に向かって現像剤を搬送する搬送ローラ43とを備える。ハウジング41内にはトナーとキャリア(いずれも不図示)とからなる現像剤が収容されている。現像ローラ42に現像バイアス電圧を印加すると、現像ローラ42に印加される電圧と感光体Dの静電潜像との電位差によってトナーが感光体Dに移動し、感光体D上の静電潜像がトナーによって可視像化(トナー画像)される。
転写ローラ5は、転写ローラ5に連結された駆動モータ(不図示)によって回転可能に設けられるとともに付勢部材(不図示)によって感光体Dに圧接している。また転写ローラ5には、不図示の電圧印加手段によって、トナーの帯電極性と逆極性の転写バイアス電圧が印加される。感光体Dと転写ローラ5との間を用紙Pが通過する際に、転写ローラ5に前記転写バイアス電圧が印加され、感光体Dに形成されたトナー画像が用紙Pに転写する。
クリーニング装置6は、感光体Dに圧接するクリーニングブレード61を備え、感光体D表面に残留する未転写トナーを感光体Dから除去する。
プリンター部81の下部には、用紙Pを収納した給紙カセット51がプリンター部81に対して着脱自在に配置されている。給紙カセット51内に収納された用紙Pは、給紙カセット51の上方側部に配置された給紙ローラ52の回転によって最上紙から順に1枚ずつ搬送路50に送り出される。給紙カセット51から送り出された用紙Pは、レジストローラ対53に搬送され、レジストローラ対53から感光体Dの回転とタイミングを合わせて転写ローラ5と感光体Dとのニップ部に送り出され、前述の通りトナー画像が用紙Pに転写される。
さらに、プリンター部81は、感光体Dから用紙Pに転写されたトナー画像を定着させる定着装置1を備えている。定着装置1は、ハロゲンヒータHを内蔵した定着ローラ11と、定着ローラ11に圧接する加圧ローラ12とを有する。定着ローラ11と加圧ローラ12とのニップ部を用紙Pが通過する際に加熱及び加圧されてトナー画像が用紙Pに溶融定着される。そして、用紙Pは、測定装置7を通って排出口55から本体側面の排紙トレイ85に排出される。
画像形成装置8は、画像形成装置8に関係する構成要素を総合的に制御する制御装置84を備えており、この制御装置84は、感光体D、現像ローラ42、転写ローラ5、給紙ローラ52、搬送ローラ53及び定着ローラ11などの回転駆動と帯電装置2、露光装置3、現像装置4などの作動を制御すると共に、後述する測定装置7の測定値に基づいて定着ローラ11の搬送速度やハロゲンヒータHの入切を制御し、用紙Pに形成されたトナー像の光沢を調整する。もちろん、制御装置84の制御動作は、操作表示部83から使用者が入力した設定条件によっても実行される。
図2に測定装置7の概略構成図を示す。測定装置7は、定着装置1の用紙搬送方向下流に設けられ、搬送されてきた用紙Pに向かって光を照射する発光部71と、用紙Pに形成されたトナー像で正反射(入射角と反射角とが等しい)された光を受光する受光部72と、測定位置MPの用紙搬送方向上流側及び下流側に設けられた撓み形成手段としての第1搬送ローラ対73及び第2搬送ローラ対74と、受光部72で検知された反射光量に基づきトナー像の光沢を導出する光沢導出部(光沢導出手段)75とを有する。
搬送中の用紙Pは不安定であるため、通常の装置では、測定位置において用紙Pは図のX,Y,Z方向にずれた状態となっている。用紙Pが、図のX,Y,Z方向のいずれの方向にずれても、トナー像での正反射光が受光部72に正しく入射しないので、トナー像の光沢を高い精度で測定できなかった。
そこで、本発明の光沢測定装置では、用紙Pを挟持し搬送する第1搬送ローラ対73と第2搬送ローラ対74とを設けると共に、第2搬送ローラ対74の搬送速度を第1搬送ローラ対73の搬送速度よりも遅くできるようにした。これにより、用紙Pが上に凸に撓んだ状態とすることができるようになり、ばたつきが抑えられて図のX,Y,Z方向に位置決めされた状態となる時が生み出される。
トナー像で正反射した光は受光部72で受光され、受光された反射光量は光沢導出部75に送られる。そして、光沢導出部75において反射光量に基づいて光沢値が導出される。導出されたトナー像の光沢値は制御装置84(図1に図示)に送られ、所望の光沢となるように、定着ローラ11の回転駆動や定着温度などの定着条件や、現像バイアス電圧や転写バイアス電圧などの画像形成条件が調整される。
発光部71から用紙Pのトナー像に向かって照射する光は、平行光であれば特に限定はなく、可視光や赤外光などいずれでもよいが、トナー画像の色によって測定感度が変動するのを防止する観点からは可視光以外が好ましく、近赤外の波長を有する光がより好ましい。
なお、用紙Pの撓み形成位置にばらつきが生じた場合、撓み頂部の曲率半径が小さいほど反射光への影響が大きくなるので、撓み頂部の曲率半径は大きくするのが好ましい。図3に、用紙Pの撓み形成位置が用紙搬送方向にずれた場合の例を示す。図において実線が用紙Pの撓み形成が通常の場合、破線が用紙搬送方向上流側にずれた場合である。図3(a)に示す、用紙Pの撓み頂部の曲率半径が大きいときは、用紙Pの撓み形成位置が用紙搬送方向上流側にずれても、反射光の光路のずれは小さい。これに対し、図3(b)に示す、用紙Pの撓み頂部の曲率半径が小さいときは、用紙Pの撓み形成位置が用紙搬送方向上流側にずれると、反射光の光路のずれは大きくなり反射光はもはや受光部に入射しなくなる。
用紙Pに撓みを形成する場合の撓み頂部の好適な曲率半径は、測定装置の取付公差や用紙Pの撓み形成位置のばらつき量などを考慮し適宜決定すればよいが、通常、60mm以上とするのが好ましい。撓み頂部の曲率半径を大きくする手段としては、例えば、撓みの高さを低くする、あるいは第1搬送ローラ対73と第2搬送ローラ対74との間隔を広くするなどの手段が挙げられる。なお、発光部71から測定位置MPまでの距離及び測定位置MPから受光部72までの距離を短くする、あるいは、発光部71及び受光部72の取付位置精度を高くすること等によって、上記の用紙Pの好適な曲率半径はさらに小さくできる。
図4に正反射光量の検知方法の一例を示す。図4に示す検知方法では、受光部72aとしていわゆるスポットセンサーを用いる。用紙Pの先端が第2搬送ローラ対74に挟み込まれると、第2搬送ローラ対74の用紙搬送速度が第1搬送ローラ対73の用紙搬送速度よりも遅くなる。すると、発光部71と受光部72aとを収納したケースCの方向に凸の撓みが用紙Pに形成され、撓みは経時的に徐々に大きくなる。この間、発光部71から用紙Pに向かって連続して光が照射され、受光部72aは反射光量を連続して検知する。なお、第2搬送ローラ対74の用紙搬送速度は、用紙Pの撓みが所定量に達するかあるいは所定時間が経過すると、第1搬送ローラ対73の用紙搬送速度よりも速くして、用紙Pの撓みを解消する。もちろん、用紙Pの最大撓み量は、正反射光が受光部72bに入射する撓み量以上とする。
図4から理解されるように、用紙Pの撓みが変化するにしたがって、正反射光の光路も変化する。前述のように、受光部72aは反射光量を継続して検知しているので、用紙Pが所定の撓みとなったときの正反射光量も受光部72aで検知される。図5に示すように、正反射光はそれ以外の拡散光よりも強いので、受光部72aで連続して検知した反射光量のうち最大の反射光量を正反射光量とすればよい。
受光部72aにおける反射光量の検知は、用紙Pに撓みを形成する間及び用紙Pの撓みを解消する間の少なくとも一方の間行えばよい。いずれか一方の間のみ受光部72aで反射光量を検知する場合には、反射光量を検知しない間は、第2搬送ローラ対74の用紙搬送速度を速くして用紙Pの搬送を速めるようにするのがよい。また、両方の間検知する場合には、それぞれの間の最大反射光量の平均値又は大きい方を正反射光量とすればよい。
図6に、正反射光量の他の検知方法例を示す。図6に示す検知方法では、受光部72bとして、複数個の受光素子が平面状に配置されたいわゆるエリアセンサーを用いる。そして、エリアセンサーの受光面を複数の微小領域に分割し、それぞれの微小領域ごとに反射光量を検知できるようにする。用紙Pの撓みが所定量に達した時に受光部72bで反射光量を検知する。
用紙Pの撓みが所定量に達した時の正反射光の方向は多少ばらつくが、図6の測定装置では受光部72bとしてエリアセンサーを用いているので、受光部72bの受光面のいずれかの微小領域で正反射光量は検知される。図5に示したように、正反射光はそれ以外の拡散光よりも強いので、微小領域で検知した各反射光量のうち最大の反射光量を正反射光量とすればよい。
ここで、撓み検知手段を設けて、用紙Pの撓みが所定量に達したかどうかを検知するようにしてもよい。図7に撓み検知手段の一例を示す。図7(a)は測定装置の正面図、同図(b)は右側面図である。撓み検知手段76aは。揺動軸761と、「L」字状で一方端が揺動軸761に取り付けられ揺動自在の検知部材762とを有する。用紙Pが撓みを形成し、撓みが所定量に達すると用紙Pが検知部材762に接触し、図7(a)において、検知部材762は揺動軸761を中心として時計回りに持ち上げられる。この検知部材762の揺動を、不図示のセンサー(例えばフォトカップラー)によって検知し、この時の反射光量を受光部72bで検知する。
図8に、撓み検知手段の他の例を示す。図8(a)は測定装置の正面図、同図(b)は右側面図である。これらの図に示す撓み検知手段76bは、揺動軸763a,763bと、これらの揺動軸に両端部が取り付けられた「コ」字状の検知部材764とを有する。用紙Pが撓みを形成し、撓みが所定量に達すると用紙Pが検知部材764に接触し、図8(b)において、検知部材764は揺動軸763a,763bを中心として反時計回りに持ち上げられる。この検知部材764の揺動を、不図示のセンサー(例えばフォトカップラー)によって検知し、この時の反射光量を受光部72bで検知する。図8に示した実施形態は、図7で示した実施形態と異なり、検知部材764の用紙Pと接触する部分を用紙搬送方向に長くしているので、用紙Pの撓み形成位置が用紙搬送方向にずれても所定の撓み量を検知することができる。
なお、以上説明した実施形態では、発光部71と受光部72とを用紙搬送方向に並べて配置していたが、用紙幅方向に並べて配置してももちろん構わない。
図9及び図10に、本発明に係る測定装置の他の実施形態を示す。図9及び図10に示す測定装置は、平板状の基体(筐体)77と、基体77の幅方向両端部に取り付けられ基体77を釣支するバネ部材S1,S2と、基体77の中央部に形成された開口部771の直上に設けられた、発光部と受光部とを内蔵するケースCと、測定位置MPの用紙搬送方向上流側及び下流側に設けられた撓み形成手段としての第1搬送ローラ対73及び第2搬送ローラ対74とを有する。そして、基体77の幅方向両端部には、外方に突出した円筒状のピン772a(772b)が形成されており、装置本体に形成されたガイド板811a,811bの溝に移動可能に係合している。
前記の実施形態と同様に、第1搬送ローラ対73と第2搬送ローラ対74との用紙搬送速度の差によって用紙Pに撓みが形成される。用紙Pの撓みが大きくなるとやがて撓み頂部の稜線が基体77の底面に接触する。図10(a)は、用紙Pの撓み頂部の、用紙幅方向の高さが同じである場合である。この場合、用紙Pの撓み頂部によって基体77は用紙幅方向で同じ量だけ持ち上げられて、ケースCと用紙Pとは所定の位置関係となる。この状態で、発光部から光が用紙Pに向かって照射され、トナー画像で正反射した光が受光部で受光される。これによりトナー画像の光沢が高い精度で測定される。
また、図10(b)に示すように、用紙Pの撓み頂部の高さが用紙幅方向で異なる場合は、まず、高い方の撓み頂部が基体77の底面に接触して基体を持ち上げる。すると、基体77は傾いて、用紙Pの撓み頂部の稜線と基体77の底面とが幅方向のほぼ全体にわたって接触するようになる。これにより、ケースCと用紙Pとは、前記実施形態と同様に所定の位置関係となる。この状態で、発光部から光が用紙Pに向かって照射され、トナー画像で正反射した光が受光部で受光され、トナー画像の光沢が高い精度で測定される。なお、ケースCと用紙Pとを所定の位置関係とするためには、基体77の底面と用紙Pの撓み頂部の稜線とが、基体77の幅方向両端で少なくとも接触するようにすればよい。
なお、本発明に係る測定装置を搭載した画像形成装置において、用紙に形成された画像の光沢を測定しないときは、第1搬送ローラ対73と第2搬送ローラ対74とを同じ用紙搬送速度として用紙に撓みを形成せず画像形成処理速度を速めるのがよい。
本発明の光沢測定装置によれば、搬送中の用紙に形成された画像の光沢を高い精度で測定でき有用である。


P 用紙
71 発光部
72 受光部
73 第1搬送ローラ対
74 第2搬送ローラ対
75 光沢導出部(光沢導出手段)
76a,76b 撓み検知手段
77 基体(筐体)

Claims (8)

  1. 搬送中の用紙に形成された画像の光沢を測定する装置であって、
    用紙に向かって光を照射する発光部と、用紙に形成された画像で反射された光を受光する受光部と、搬送中の用紙に撓みを形成させる撓み形成手段と、前記受光部で検知された反射光量に基づき画像の光沢を導出する光沢導出手段とを備え、
    前記撓み形成手段によって撓みが形成された用紙に向かって前記発光部から光を照射し、用紙に形成された画像で正反射された光を前記受光部で検知し、前記光沢導出手段によって画像の光沢を導出することを特徴とする光沢測定装置。
  2. 前記撓み形成手段が、画像の光沢の測定位置よりも用紙搬送方向上流側に設けられた第1搬送ローラ対と、用紙搬送方向下流側に設けられた第2搬送ローラ対とを有し、第2搬送ローラ対の用紙搬送速度を第1搬送ローラ対の用紙搬送速度よりも遅くして用紙に撓みを形成するものである請求項1記載の光沢測定装置。
  3. 用紙に撓みを形成したときの撓みの頂部の曲率半径が60mm以上である請求項1又は2記載の光沢測定装置。
  4. 前記撓み形成手段によって用紙に撓みを形成しながら、前記受光部で反射光量を連続的に検知し、前記光沢導出手段は、前記受光部で検知された反射光量のうち最大の反射光量に基づいて画像の光沢を導出する請求項1〜3のいずれかに記載の光沢測定装置。
  5. 前記受光部が、複数個の受光素子が平面状に配置されたものであって、受光面が複数の微小領域に分割され、各微小領域ごとに反射光量を検知するものであり、前記光沢導出手段は、前記撓み形成手段によって用紙に所定の撓みが形成された時の、前記複数の微小領域で検知された反射光量のうち最大の反射光量に基づいて画像の光沢を導出する請求項1〜3のいずれかに記載の光沢測定装置。
  6. 用紙に所定の撓みが形成されたことを検知する撓み検知手段を備えた請求項5記載の光沢測定装置。
  7. 幅方向両端部がそれぞれ独立して用紙面に対して垂直方向に移動可能な筐体に、前記発光部と前記受光部とが設けられ、撓んだ用紙の稜線が前記筐体と接触すると、少なくとも幅方向両端部が用紙の稜線との接触状態を維持するように前記筐体が移動する請求項1〜3のいずれかに記載の光沢測定装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光沢測定装置を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2012084405A 2012-04-03 2012-04-03 光沢測定装置及びそれを備えた画像形成装置 Active JP5825525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012084405A JP5825525B2 (ja) 2012-04-03 2012-04-03 光沢測定装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012084405A JP5825525B2 (ja) 2012-04-03 2012-04-03 光沢測定装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013213746A JP2013213746A (ja) 2013-10-17
JP5825525B2 true JP5825525B2 (ja) 2015-12-02

Family

ID=49587163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012084405A Active JP5825525B2 (ja) 2012-04-03 2012-04-03 光沢測定装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5825525B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6335624B2 (ja) * 2014-05-07 2018-05-30 キヤノン株式会社 反射光検出装置およびこれを用いた装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013213746A (ja) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9494904B2 (en) Separation device, fixing device, and image forming apparatus
JP5917014B2 (ja) 画像形成装置
US20220121143A1 (en) Heating unit and image processing apparatus
JP5100443B2 (ja) 画像形成装置
JP4890888B2 (ja) 画像形成装置
JP2022028332A (ja) 加熱装置および画像処理装置
JP4877371B2 (ja) 画像形成装置
JP5153250B2 (ja) 画像形成装置
JP7435299B2 (ja) 画像形成装置
JP5825525B2 (ja) 光沢測定装置及びそれを備えた画像形成装置
JP7283099B2 (ja) 測定装置、画像形成装置及び測定方法
JP5153747B2 (ja) 画像形成装置
JP4337734B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5864997B2 (ja) 記録材判別装置及び画像形成装置
JP2016167007A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2023160682A (ja) 画像形成装置
JP2010156751A (ja) 画像形成装置
US9116123B2 (en) Gloss measuring device and image forming device including same
JP6337575B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US12025929B2 (en) Fixing device
JP6160118B2 (ja) 画像形成装置
JP7254571B2 (ja) 画像形成装置
JP3980393B2 (ja) シート端部検出方法及びシート端部検出装置
JP5838495B2 (ja) 測定装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2011195266A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150930

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5825525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150