JP5825069B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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RFIDシステムは、リーダ/ライタ(Reader/Writer)と無線タグとを備え、無線通信によってそれぞれのアンテナを介して、リーダ/ライタから無線タグへ情報を書き込んだり、無線タグに記憶されている情報を読み出したりする。
また、通常、無線タグは、電源部(電池)を持たないので、リーダ/ライタと無線タグが通信を行うときには、リーダ/ライタから発せられた高周波信号の電波または磁界によって電源を誘電することで、無線タグへ電力を供給して通信を行っている。
したがって、アンテナ装置1の給電線路11の一端にリーダ/ライタ5が接続して、リーダ/ライタ5から給電が行われた際、電力供給部2bから発せられる漏れ電界が最大となる。このため、電力供給部2bの近傍に置かれた無線タグ3に対して、電力供給部2bから電力を安定供給することが可能になる。
無線タグ(以下、単にタグと呼ぶ)3には、鍵4およびフック13と接続する2本の紐s1、s2が設けられ、紐s2で鍵4と接続し、紐s1をフック13に引っ掛けることで、アンテナ装置1Aに対して鍵4はぶら下がった状態になる。この場合、タグ3がアンテナ部20の後述のスパイラル線路22の上部に位置するように紐s1、s2の寸法が決められる。
以下、アンテナ装置の実施の形態について説明する。図3はアンテナ装置の構成例を示す図である。第1の実施の形態のアンテナ装置1aは、基板10、給電線路11およびアンテナ部20aを備え、基板10上に給電線路11およびアンテナ部20aが形成されている。
このとき、La+Lbの長さを、アンテナ部20aが使用する電波の波長λのλ/2長となるように形成する。
直線VとL型線路21aの伸延部分との交点をBとすると、点Aと点Bとのスパイラル線路22aの導体パターンの長さ方向に沿った距離Lcが、スパイラル線路22aにおける使用電波の波長λの1/2に設定される。なお、上述のLbについては、L型線路21aの屈曲部21a−2と、屈曲部21a−2から伸延している導体の長さ方向に沿った点Bまでの距離となる。
第1の実施の形態のアンテナ装置1aでは、La=30mm、Lb=70mmとしたが、第2の実施の形態のアンテナ装置は、La=70mm、Lb=30mmとしたものである。
第3の実施の形態のアンテナ装置は、La=Lb=50mm(La+Lb=100mm)とした場合である。La+Lbがλ/2である条件を満たす場合、最もタグ3に供給される電力が最大となる好ましい条件は、La=Lb=50mm(=λ/4)のときである。
上記のアンテナ装置1cに対して、漏れ電界の分布としては、L型線路21cの両端で電界が大きくなって共振状態となる。また、スパイラル線路22cは、L型線路21cのλ/2の先端に接続されているので、スパイラル線路22cの両端付近の電界も最大となり、スパイラル線路22cに供給される電力も最大となる。したがって、タグ3に供給される電力も最大となる。
この場合、間隔dが小さいほど、給電線路11と、L型線路21cとのカップリングが大きくなるので、グラフg1に示されるように、タグ3に供給される電力Ptagは大きくなる(図7)。
次にLa+Lb=λ/2であれば、タグ3に対して大きな電力を供給できることについて、図10〜図18の裏付けデータを用いて説明する。なお、間隔dはすべて1mmに固定している。
図16はLa、Lbを変化させたときのタグ3に供給される電力を示す図である。縦軸は電力Ptag(dBm)、横軸はLa(mm)である。図17はポートp1からポートp2への通過損失S21を示す図である。縦軸は通過損失S21(dB)、横軸はLa(mm)である。図18はポートp1での反射係数S11を示す図である。縦軸は反射係数S11(dB)、横軸はLa(mm)である。
ここで、La+Lb=λ/2は、必ずしもλ/2ちょうどである必要はなく、RFIDシステムを用いる環境に応じて、電力Ptagの値が所定レベル以上になるような寸法で有ればよい。
したがって、RFIDの使用環境に応じて、あらかじめ電力PtagとPminとの具体的数値関係を求めておき、電力PtagがPminを上回るような関係、つまりタグ供給電力が所定のレベル以上となるようなLa、Lb値であることが構成条件となる。
(第4の実施の形態のアンテナ装置)
図19はアンテナ装置の構成例を示す図である。第4の実施の形態のアンテナ装置1dは、図2で上述した単一の基本構成要素のアンテナ装置を複数個(図では6個)並べ、間隔dをリーダ/ライタ5に近い側ほど広くしているものである。
また、基板10の表面には、保護カバー12と、鍵4−1〜4−6を引っ掛けるためのフック13−1〜13−6とが設けられている。さらに、リーダ/ライタ5が給電線路11のポートp1に接続する。
(第5の実施の形態のアンテナ装置)
第5の実施の形態のアンテナ装置は、第4の実施の形態に対して、La=70mm、Lb=30mmとしたものである。
アンテナ部20e−1〜20e−6はそれぞれ、L型線路と、L型線路と連接するスパイラル線路とを有し、L型線路は、La=70mm、Lb=30mmである(La+Lb=100mm=(λ/2))。その他の構成は第4の実施の形態と同じである。
図22はアンテナ装置の構成例を示す図である。第6の実施の形態のアンテナ装置1fは、図2で上述した単一の基本構成要素のアンテナ装置を複数個(図では12個)並べ、間隔dをリーダ/ライタに近い側ほど広くしているものである。また、La=Lb=50mmとしており、その他の構成は第4の実施の形態と同じである。
アンテナ部20f−1〜20f−12はそれぞれ、L型線路と、L型線路と連接するスパイラル線路とを有し、L型線路は、La=50mm、Lb=50mmである(La+Lb=100mm=(λ/2))。
図23はタグへの供給電力を示す図である。タグ#1〜#12を横一列に12個並べた場合のそれぞれのタグへの供給電力Ptagの具体的な値を示しており、縦軸は電力Ptag、横軸はタグNo.である。
図24は間隔dの具体的計算値を示す図である。給電線路11とアンテナ部20f−1のL型線路とのカップリング部分の間隔をd1とし、給電線路11とアンテナ部20f−2のL型線路とのカップリング部分の間隔をd2とする。
シミュレータの性能の都合上、タグ#1〜タグ#6までとしているが、図23の単品特性から計算された値とほぼ同じ値を示していることがわかる。なお、タグ#7〜#12は予測ラインを点線で示している。
3 無線タグ
5 リーダ/ライタ
10 基板
11 給電線路
20 アンテナ部
2a 結合部
2b 電力供給部
2c 線路
Claims (5)
- リーダ/ライタが接続された給電線路と、
前記給電線路と電磁界結合する所定の長さを有した結合部と、無線タグに電力を供給するスパイラル形状の電力供給部と、前記結合部と前記電力供給部とを結ぶ所定の長さを有した線路と、を備えた複数のアンテナ部と、
を備え、
前記給電線路と、前記アンテナ部の前記結合部との間隔は、前記給電線路に前記リーダ/ライタが接続する接続ポートとの距離に応じて変化する、
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 前記結合部および前記線路の所定の長さの合計は、前記線路と前記電力供給部との接続点の電界が最大となる値である請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記結合部および前記線路の所定の長さの合計は、前記無線タグと無線通信する信号の波長の半分である請求項2記載のアンテナ装置。
- 前記電力供給部の前記スパイラル形状の長さは、前記アンテナ部が敷設される基板の誘電率、または前記基板に近接する樹脂の誘電率によって波長短縮が生じた際の前記波長である請求項3記載のアンテナ装置。
- 前記給電線路と、前記アンテナ部の前記結合部との間隔は、前記接続ポートとの距離が近いほど広く、前記接続ポートとの距離が遠いほど狭くなる請求項1記載のアンテナ装置。
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