JP2010045467A - Icタグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる周波数帯域を利用するICタグシステムで動作が可能な非接触電子装置において、半導体集積回路装置に具備される一対のアンテナ端子に遠方界アンテナと近傍界アンテナを接続した場合、夫々の特性を最適化することは困難であった。
【解決手段】 非接触電子装置において、二つの周波数の高周波信号を送受信するマルチアンテナと半導体集積回路装置を具備し、マルチアンテナは、第一の周波数の高周波信号を送受信する第一のアンテナと、第二の周波数の高周波信号を送受信する第二のアンテナと、第二の周波数の高周波信号を遮断するフィルタとを具備し、第一のアンテナはフィルタを介して半導体集積回路装置に具備される一対のアンテナ端子に接続し、第二のアンテナは半導体集積回路装置に具備されるアンテナ端子に接続する。
【選択図】図2

Description

本願発明は、アンテナに関するものである。主に、非接触電子装置(以下、ICタグ)に利用して有効な技術である。
アンテナ及び半導体集積回路装置を搭載した非接触電子装置内、所謂、ICタグは、リーダ・ライタ装置との間で情報の交換を行い、ICタグが保持しているデータを送信、リーダ・ライタ装置から送信されたデータの保持など様々な機能を実現する。
具体的には、ICタグに搭載されたアンテナは、リーダ・ライタ装置から供給されたキャリア信号(搬送波信号)を受信し、半導体集積回路装置に供給するとともに、半導体集積回路装置内でキャリア信号に重畳されたデータをリーダ・ライタ装置に送信する。
リーダ・ライタ装置からICタグのキャリア信号には、860MHzから960MHzの周波数帯域、所謂、UHF帯の高周波信号や、13.56MHz帯の高周波信号が主に利用される。また、2.45GHz帯も利用される。
上記のように、ICタグに利用される周波数帯域は複数あり、夫々の周波数帯域に最適なアンテナが選択されるが、その動作原理により、遠方界アンテナと近傍界アンテナとに、大きく二種類に分類される。
UHF帯及び2.45GHz帯で利用されるICタグに搭載されるアンテナは、ダイポールアンテナに代表される、所謂、遠方界アンテナが主に利用される。遠方界アンテナは、十分離れたアンテナ間の通信を想定したアンテナであり、電波乃至電磁波の放射によって信号を送受信する。
一方、13.56MHz帯で遠方界アンテナを利用することを考えた場合、例えば、ダイポールアンテナを利用するならば、アンテナの長さは10メートル以上となり、ICタグに適用することは困難である。このため、ICタグに搭載されるアンテナは、ループアンテナに代表される、所謂、近傍界アンテナが主である。近傍界アンテナは、一般的にはコイルと容量からなる共振回路を用いて、リーダ・ライタ装置に具備されるコイルとの磁界結合によって信号の送受信を行う。このため、一般的には、遠方界アンテナを用いた通信よりも、短距離の通信に用いられる。
このように、周波数帯域によって利用されるアンテナの種類がことなり、単一の利用形態や利用状況に対応する場合には、最適な周波数帯域とそれに対応するアンテナが選択され、一般的には、選択した周波数帯域のみに対応したICタグが用いられる。一方、複数の利用形態や利用状況において、単一の周波数帯域に対応したICタグを用いる場合、電波乃至電磁波の伝播特性やアンテナ特性、リーダ・ライタ装置の構成等を考慮すると、最適な周波数帯域を選択することが困難な場合があった。
例えば、UHF帯の高周波信号を利用するICタグは、遠方界アンテナを用いることにより、UHF帯電磁波の伝播特性等を鑑みると、数メートル程度の長距離通信を実現する。このため、物品管理者が多数の物品に貼付されたICタグの一括管理をする場合等の利用形態には好適である。しかし、別の利用者が同一のICタグを利用する場合、その利用形態が長距離通信を必要としない形態であってもUHF帯の信号を使用する必要があった。そのため、例えば、リーダ・ライタ装置内のアンテナを駆動する回路には、UHF帯で動作可能な部品が必要となり、安価なリーダ・ライタ装置を提供することが困難であった。
また、13.56MHz帯の高周波信号を利用するICタグは、UHF帯に比べ、リーダ・ライタ装置を構成するための部品が安価になるものの、ICタグとリーダ・ライタ装置の通信に近傍界アンテナを用いるため、通信距離が短くなる。このため、物品管理者が多数の物品に貼付されたICタグの一括管理をする場合等の長距離通信を必要とする利用形態には不利である。
このように、ICタグの利用形態に応じて、好適なキャリア信号及びアンテナを選択する必要があったが、複数の利用形態がある場合に、特にアンテナの動作原理の異なる、遠方界アンテナを用いる周波数帯域と近傍界アンテナを用いる周波数帯域の両周波数帯域に対応するアンテナを設計することが困難であるため、夫々の利用形態に応じてICタグを複数周波数帯域に対応することは困難であった。この課題を解決する手段として、特許文献1、特許文献2、特許文献3などの技術が開示されている。
特許文献1に開示される技術は、データ送受信用の遠方界アンテナと、電力供給用の近傍界アンテナを具備し、夫々、半導体集積回路におけるデータ送受信用の端子と電力供給用の端子とに接続された構成のICタグを用いて、従来、電池を電力供給源とするICタグを用いた利用形態において、電池を用いずに近傍界アンテナより電力を供給することによって、ICタグを長時間稼動することを実現する技術である。
特許文献2に開示される技術は、近傍界アンテナの形状を制御し、遠方界アンテナで利用される周波数帯、所謂、UHF帯や2.45GHz帯のキャリア信号を送受信可能にするためのアンテナに係るものであり、単一のアンテナで複数の周波数帯域の信号の送受信を可能とする技術である。
特許文献3に開示される技術は、近傍界アンテナと、遠方界アンテナを具備し、近傍界アンテナと遠方界アンテナを接続し、遠方界アンテナと半導体集積回路を接続した構成であり、近傍界アンテナと遠方界アンテナが利用する夫々の周波数帯域において動作するアンテナ手段を提供する技術である。
特開平5−290229号公報 特開2006−309476号公報 特表2004−513404号公報
特許文献1に開示されるような複数の周波数帯域に対応したICタグは、複数のキャリア信号に対し、夫々のキャリア信号に対応したアンテナを具備し、夫々のアンテナを接続するため、半導体集積回路上にはアンテナ端子をアンテナ毎に具備されていた。このため、接続するアンテナが一つであることを前提にした、既存の半導体集積回路をそのまま利用することは困難であった。また、アンテナ端子が増えることで、アンテナ接続部が増加し、かつ密集するため、チップサイズの増大や、アンテナ製造工程の微細化等が必要であった。
また、特許文献2に示されるアンテナは、近傍界アンテナの形状を限定し、UHF帯において動作するよう調整がなされている。このため、半導体集積回路の端子を増設することなく、複数の周波数帯域に対応したICタグを提供することができるが、アンテナを所定の大きさにする必要があり、利用形態や半導体集積回路の特性等にあわせて、大きさや形状を調整することは困難であり、夫々の周波数帯域に対して、利用形態や状況に応じた最適な特性のアンテナを提供することは困難であった。
特許文献3に示されるアンテナは、遠方界アンテナと近傍界アンテナを組み合わせることにより、半導体集積回路の端子を増設することなく、複数の周波数帯域に対応したICタグを提供することが可能となるが、近傍界アンテナの形状や大きさが遠方界アンテナに与える影響が大きく、近傍界アンテナと遠方界アンテナを独立に設計することが困難であった。このため、設計やアンテナ特性の最適化が困難であり、利用形態や状況に応じた最適な特性のアンテナを提供することは困難であった。
本発明の目的は、複数の周波数帯域の高周波信号で動作する非接触電子装置(ICタグ)に対して、特に、夫々の周波数帯域において、個別に最適な設計や調整が可能となるアンテナを提供することである。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、送受信回路を含む半導体集積回路と、第1周波数により送受信を行う遠方界アンテナと、第2周波数により送受信を行う近傍界アンテナとを有し、前記近傍界アンテナは、前記遠方界アンテナを介し、前記半導体集積回路へ接続する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡潔に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、非接触電子装置のアンテナが利用する複数の周波数帯域それぞれに対して個別に最適な設計や調整が可能となる
以下、本発明のICタグについて、添付図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明のICタグシステムの一例を示す。ICタグL1は、第一のリーダ・ライタ装置R1と電波または電磁波によって通信を行う。また、ICタグL1は、第二のリーダ・ライタ装置R2と磁界結合によって通信を行う。
図2に、図1に示したICタグL1の第一の実施例を示す。ICタグL1は、遠方界アンテナA1、アンテナL2、半導体集積回路装置B1、基板S1からなる。ここで、遠方界アンテナとは、電波または電磁波の放射によって信号の送受信を行うアンテナと意味し、近傍界アンテナとは、リーダ・ライタ装置のコイルとの磁界結合によって信号の送受信を行うアンテナを意味するものとする(以降の説明でも同様とする)。
半導体集積回路装置B1はマルチアンテナと接続されるアンテナ端子LA及びLBを有する。近傍界アンテナL2と半導体集積回路B1とが共振回路を成すため、近傍界アンテナL2とアンテナ端子LAの接続点と、近傍界アンテナL2とアンテナ端子LBの接続点において、アンテナ端子LA及びLB間が電気的に短絡しないよう構成される。
アンテナL2は基板S1の片面、もしくは両面の金属層に形成され、半導体集積回路装置B1はアンテナL2上の二点において、アンテナ端子LA及びLBと接続される。
図3に、図2のICタグL1における半導体集積回路B1の構成の一例を示す。半導体集積回路B1は遠方界アンテナA1と近傍界アンテナL2との接続のため、アンテナ端子LA及びLBを有している。半導体集積回路B1のアンテナ端子LA及びLBにキャリア信号(搬送波信号)が入力された場合、前記キャリア信号は電源回路B2(PWR)と信号処理回路B3(SP)に伝達される。電源回路B2は、アンテナ端子LA及びLBから供給されたキャリア信号から、信号処理回路を動作せしめる電圧及び電流を生成し、信号処理回路B3に供給する。信号処理回路B3は、アンテナ端子LA及びLBから供給されたキャリア信号を送受信回路B4(TR)を介してデータを復調し、または、内部に保持しているデータを送受信回路B4を介してアンテナ端子LA及びLBに供給されている信号を変調することで送信する。
図4に、図2のICタグL1における遠方界アンテナA1を示す。遠方界アンテナA1は放射部A2とインピーダンス調整部A3から形成される。遠方界アンテナA1は、一般的に、半波長ダイポールアンテナと呼ばれる構成である。遠方界アンテナA1は、放射部A2によって電磁波を受信した場合、インピーダンス調整部A3を介して、アンテナ端子LA及びLBにキャリア信号を伝達する。また、半導体集積回路B1からアンテナ端子LA及びLBに入力されたキャリア信号は、インピーダンス調整部A3を介して、放射部A2に伝達される。前記キャリア信号が放射部A2で用いられる周波数帯域の信号である場合、前記キャリア信号は放射部A2より電磁波として放射される。
遠方界アンテナA1が、近傍界アンテナL2の動作を妨げないためには、近傍界アンテナL2と半導体集積回路B1が共振回路を成す必要があり、遠方界アンテナA1はアンテナ端子LA及びLBを短絡しないアンテナでなければならない。また、遠方界アンテナが用いられる周波数帯域は、一般的には、UHF帯あるいは2.45GHz帯であり、一方、近傍界アンテナが用いられる周波数帯域は、一般的には、13.56MHz帯であることを考慮すると、UHF帯もしくは2.45GHz帯の波長程度の短絡されていない構造体である遠方界アンテナA1は、近傍界アンテナ部のキャリア信号の周波数の波長に対し十分小さいため、近傍界アンテナL2のキャリア信号を妨害しない。遠方界アンテナA1に用いられるアンテナは、アンテナ端子LA及びLBを短絡しないこと及び指向性等を考慮するとダイポールアンテナなどが好適である。
インピーダンス調整部A3は放射部A2のインピーダンスと半導体集積回路B1のインピーダンスとの整合を取るために半導体集積回路B1と放射部A2の間に搭載される。半導体集積回路B1がアンテナ端子LA及びLBに与えた信号が遠方界アンテナA1の動作周波数帯域である場合、インピーダンス調整部A3により、損失することなく放射部A2に伝達され、放射部A2より放射される。また、放射部A2で受信したキャリア信号もインピーダンス調整部A3に伝達され、アンテナ端子LA及びLBを介し、半導体集積回路B1に、損失することなく伝達される。更に、インピーダンス調整部A3は、近傍界アンテナL2で用いられる周波数帯域、一般的には、13.56MHz帯の電磁波の波長に対して十分小さいため、インピーダンス調整部A3は、近傍界アンテナL2で用いられる周波数帯域の信号のインピーダンス調整部A3を介した伝達を妨害しない。
図5に、図2のICタグL1における近傍界アンテナL2を示す。近傍界アンテナL2は、放射部A2とインピーダンス調整部A3で半導体集積回路B1と接続される。近傍界アンテナL2はM2点とM3点をブリッジM1で接続している。近傍界アンテナL2は一般的にはコイルであり、半導体集積回路B1と共に共振回路を成す。キャリア信号が磁界によって近傍界アンテナL2に伝達された場合、前記の共振回路の共振周波数が、キャリア信号の周波数に近い場合は、キャリア信号がアンテナ端子LA及びLBを介して半導体集積回路B1によく伝達され、前記共振周波数がキャリア信号の周波数と十分離れている場合、アンテナ端子LA及びLBを介して半導体集積回路B1にはキャリア信号が伝達されない。キャリア信号が半導体集積回路B1よりアンテナ端子LA及びLBから伝達された場合、前記の共振回路の共振周波数が、キャリア信号の周波数に近い場合は、キャリア信号が近傍界アンテナL2を介してリーダ・ライタ装置によく伝達され、前記共振周波数がキャリア信号の周波数と十分離れている場合、近傍界アンテナL1を介してリーダ・ライタ装置にはキャリア信号が伝達されない。
例えば、キャリア信号には、13.56MHz帯の高周波信号が用いられた場合、近傍界アンテナL1と半導体集積回路B1とで構成される共振回路の共振周波数は、一般的には12MHz乃至15MHz程度に設定される。こうすることにより、13.56MHz帯のキャリア信号は近傍界アンテナL2で受信され、アンテナ端子LA及びLBを介し、半導体集積回路B1に伝達される。また、アンテナ端子LA及びLBに入力された13.56MHz帯のキャリア信号は近傍界アンテナL2を介して、リーダ・ライタ装置に伝達される。
図6に、図2のICタグL1における遠方界アンテナA1における放射部A2を示す。ここで、放射部A2は第一の端子対P1と第二の端子対P2を具備するフィルタ素子でもある。
図7は、放射部A2における第一の端子対P1に対する第二の端子対P2への信号伝達特性(以下、S12パラメータ)を横軸に周波数(Frequency)、縦軸にS12パラメータで表したグラフの一例を示す。周波数fは遠方界アンテナA1で送受信を行う周波数である。
周波数f近傍において、第一の端子対P1に入力された信号は第二の端子対P2への伝達が抑制される。周波数fから十分離れた周波数では、第一の端子対P1に入力された信号は第二の端子対P2に伝達される。すなわち、放射部A2は、所謂、バンドエルミネートフィルタ(帯域消去フィルタ, Band-Elimination Filter)として機能する。また、第二の端子対P2に対する第一の端子対P1への信号伝達特性(以下、S21パラメータ)は、放射部A2が第一の端子対P1と第二の端子対P2に対して対称の形状を持つため、S12パラメータと同じである。S12パラメータとS21パラメータは、放射部A2を、所謂、半波長ダイポールアンテナで構成した場合、同様のS12パラメータ及びS21パラメータを示し、所謂、バンドエルミネートフィルタとして動作する。
例えば、遠方界アンテナの動作周波数帯域として、所謂、UHF帯に属する953MHz帯域を選択した場合、放射部A2のフィルタとしての特性、即ち、S12パラメータ及びS21パラメータは953MHz付近において極小値となるよう設定される。S12パラメータ及びS21パラメータの極小値を953MHz付近となるよう設定するには、放射部A2の長さを選択した帯域のキャリア信号の半波長程度(半波長ダイポール)とすればよい。なお、放射部A2の長さを選択した帯域のキャリア信号の半波長の整数倍としてもよい。
このようにすると、例えば、953MHz帯域のキャリア信号をアンテナ端子LA及びLBに入力した場合、放射部A2において、キャリア信号が電磁波の形態で放射され、近傍界アンテナL2には伝達されない。また、例えば、13.56MHzのキャリア信号をアンテナ端子LA及びLBに入力した場合、放射部A2で電磁波として放射されることなく、近傍界アンテナL2に伝達される。
受信動作について説明する。リーダ・ライタ装置より、遠方界アンテナA1で用いられる周波数帯域、UHF帯や2.45GHz帯の電磁波が放射された場合、放射部A2によりキャリア信号を受信する。放射部A2で受信したキャリア信号は、インピーダンス調整部A3の効果によりA3を介し、アンテナ端子LA及びLBを介して半導体集積回路装置B1に伝達される。一方、近傍界アンテナL2のインピーダンスと、放射部A2のインピーダンスは整合されていないため、放射部A2より近傍界アンテナL2に伝達されるキャリア信号は極めて小さい。また、近傍界アンテナL2に、遠方界アンテナA1で用いられる周波数帯域、一般的にはUHF帯や2.45GHz帯の電磁波によってキャリア信号が伝達した場合、近傍界アンテナL2より第二の端子対P2に前記キャリア信号が伝達されるが、放射部A2が前記キャリア信号を遮断するフィルタ素子であるため、第二の端子対P2から第一の端子対P1には、S21パラメータの特性に従い、近傍界アンテナL2より第二の端子対P2に伝達される前記キャリア信号は、極めて小さい。従って、近傍界アンテナL2によって、遠方界アンテナA1の動作は妨害されない。
また、リーダ・ライタ装置より近傍界アンテナL2で用いられる周波数帯域のキャリア信号が、磁界結合によって、近傍界アンテナL2に伝達された場合、近傍界アンテナL2から第二の端子対P2を介して第一の端子対P1に伝達される。この際、放射部A2による放射は極めて小さく、前記キャリア信号が第二の端子対P2より第一の端子対P1に低損失で伝達される。第一の端子対P1からインピーダンス調整部A3を介し、アンテナ端子LA及びLBに信号が伝達されるが、その際インピーダンス調整部A3によって前記キャリア信号の伝達は妨害されないため、低損失でアンテナ端子LA及びLBに伝達される。
アンテナ端子LA及びLBに伝達されたキャリア信号は、半導体集積回路B1に伝達され、半導体集積回路B1内の電源回路B2と信号処理回路B3に夫々伝達される。電源回路B2において生成された、電圧と電流が信号処理回路B3に供給されることで、信号処理回路B3が動作する。一方、前記キャリア信号に重畳された信号は送受信回路B4に伝達され、送受信回路B4にて前記重畳された信号は復調され、前記復調された信号に基づき、信号処理回路B3にて処理を行う。
以上の動作により、複数のキャリア信号の周波数において、最適なアンテナを介してキャリア信号とそれに重畳された信号の受信が可能となる。
更に、フィルタ素子である放射部A2によって、遠方界アンテナA1と近傍界アンテナL2は互いに受信動作を妨害しないため、受信動作について、夫々個別に最適な設計することが可能となる。夫々の周波数帯域における利用形態等にあわせて最適なアンテナを提供することが可能となる。
送信動作について説明する。半導体集積装置B1によってアンテナ端子LA及びLB介して入力されたキャリア信号が、キャリア周波数がf近傍である場合、すなわち、遠方界アンテナA1の動作する周波数帯域、一般的にはUHF帯もしくは2.45GHz帯である場合は、インピーダンス調整部A3に伝達され、インピーダンス調整部A3から放射部A2の第一の端子対P1に伝達され、放射部A2の第一の端子対P1から放射部A2に伝達され、放射部A2より電磁波として放射され、放射された電磁波はリーダ・ライタ間の空間を伝播し、リーダ・ライタ装置に伝達される。一方、放射部A2より第二の端子対P2への伝達は抑制されるため、アンテナ端子LA及びLBに入力されたキャリア信号は、近傍界アンテナの形状やサイズによらず、主に放射部A2より電磁波として放射される。従って、近傍界アンテナL2によって遠方界アンテナA1の動作は妨げられない。
また、アンテナ端子LA及びLBに入力されたキャリア信号の周波数が、近傍界アンテナの共振周波数付近である場合、第一の端子対P1に伝達された信号は、放射部A2では電磁波として放射されず、第二の端子対P2に伝達される。第二の端子対P2より近傍界アンテナL2に伝達されたキャリア信号は、近傍界アンテナL2とリーダ・ライタ装置に具備されるアンテナ間の磁界結合によってリーダ・ライタ装置に伝達される。
以上の動作により、複数のキャリア信号の周波数において、最適なアンテナを介して信号の送信が可能となる。更に、フィルタ素子である放射部A2によって、遠方界アンテナA1と近傍界アンテナL2は互いに送信動作を妨害しないため、送信動作について、夫々個別に最適な設計することが可能となる。以上の受信動作及び送信動作によって、遠方界アンテナA1と近傍界アンテナL2の動作する周波数帯域において、夫々の周波数帯域での利用形態等にあわせて最適なアンテナを設計し、提供することが可能となる。
図8に、ICタグL1の第二の実施例を示す。図8における実施例は、図2に示した第一の実施例へ共振容量C1を追加した構成である。
近傍界アンテナL2は、一般的にコイル形状であり、ICタグの利用形態にあわせて、適切な寸法、形状、巻き数が選択される。近傍界アンテナL2のコイルの寸法、形状、巻き数が変更された場合、近傍界アンテナL2の共振周波数は変化する。このため、共振容量C1の寸法を変更することにより、共振容量C1の容量値を変化させ、所望の共振周波数に調整することが可能となるが、共振容量C1の容量値は、放射部A2の動作を妨げないために、遠方界アンテナA1の利用する周波数帯域において、十分小さい値をとることが望ましい。また、図8に示すように共振容量C1を配置することによって、図10に示す第三の実施例と比較して、近傍界アンテナL2が同一の寸法、形状、巻き数であるコイル部を搭載している場合、より大きいインダクタンスを得ることができ、共振容量C1または近傍界アンテナL2を小型化することが可能となる。
図9には、図8のx1での断面の一例を示す。近傍界アンテナL2は第一の金属C2と基板S1と第二の金属層C4で構成される。基板S1は誘電体である。近傍界アンテナL2は、ブリッジM1と共振容量C1以外は、第一の金属層C2上に構成され、ブリッジM1は第二の金属層C4に構成され、共振容量C1は第一の金属層C2と基板S1と第二の金属層C4によって構成された薄膜容量である。ブリッジM1は、M2、M3点において、第一の金属層C2と接続される。ブリッジM1のM2、M3点間には、共振容量C1の第二の金属層部分が構成される。
図10に、ICタグの第三の実施例を示す。本実施例は、図8における第二の実施例と同様に、図2に示した第一の実施例にへ共振容量C1を追加した構成である。第二の実施例と比較して、共振容量C1の追加方法が異なる。
近傍界アンテナL2は、一般的にはコイル形状であり、ICタグの利用形態にあわせて、適切な寸法、形状、巻き数が選択される。近傍界アンテナL2のコイルの寸法、形状、巻き数が変更された場合、近傍界アンテナL2の共振周波数は変化する。このため、共振容量C1の寸法を変更することにより、共振容量C1の容量値を変化させ、所望の共振周波数に調整することが可能となる。
共振容量C1をM4、及びM5点で第一の金属層C2と接続することで、遠方界アンテナA1が利用する周波数帯域の波長と比較して、無視できない程度の電気的な経路が、共振容量C1と放射部A2間に存在することにより、共振容量C1と放射部A2が容易に整合しない。このため、共振容量C1の容量値を変化させた場合における、放射部A2への影響は小さく、放射部A2への影響を考慮することなく、共振容量C1を設計することが可能となる。
図11に、図10のx2での断面を示す。近傍界アンテナL2は、一般的には、第一の金属C2と基板S1と第二の金属層C4で構成される。基板S1は誘電体である。近傍界アンテナL2は、ブリッジM1と共振容量C1以外は、第一の金属層C2上に構成され、ブリッジM1は第二の金属層C4に構成され、共振容量C1は第一の金属層C2と基板S1と第二の金属層C4によって構成された薄膜容量である。ブリッジM1は、M2、M3点において、第一の金属層C2と接続される。
共振容量C1は、ICタグL1のサイズを低減するために、近傍界アンテナL2の内部に形成されるのが好適であるが、近傍界アンテナL2の外部に形成しても良い。共振容量C1における、第一の金属層C2は、M4点にて近傍界アンテナL2と接続され、第二の金増層C4は、M5点にて近傍界アンテナL2と接続される。
図10に示すように共振容量C1を配置することによって、図8に示す第二の実施例と比較して、共振容量C1の容量値を変化させた場合における、放射部A2への影響は小さく、放射部A2への影響を考慮することなく、共振容量C1を設計することが可能となる。
図12に、ICタグの第四の実施例を示す。図12における実施例は、図2に示した第一の実施例において、遠方界アンテナA1における放射部A2を、所謂、メアンダ形状(Meander)に変更した構成である。遠方界アンテナA1は放射部A2とインピーダンス調整部A3から形成される。放射部A2はメアンダ形状部A4を具備するダイポールアンテナである。遠方界アンテナA1は、メアンダ形状部A4を具備することにより、ほぼ同一の性能を有したまま、小型化することが可能となる。
図13に、ICタグの第五の実施例を示す。図13における実施例は、図2に示した第一の実施例において、遠方界アンテナA1における放射部A2を、所謂、スパイラルインダクタ(Spiral Inductor)を具備した構成に変更したものである。遠方界アンテナA1は放射部A2とインピーダンス調整部A3から形成される。放射部A2はスパイラルインダクタA5を具備するダイポールアンテナである。遠方界アンテナA1は、本願発明の第一の実施例における遠方界アンテナA1と比較して、スパイラルインダクタA5を具備することにより、ほぼ同一の性能を有したまま、小型化することが可能となる。
図14に、ICタグの第六の実施例を示す。図14における実施例は、図2に示した第一の実施例へフィルタF1を追加した構成である。フィルタF1は、一般的にバンドエルミネートフィルタを構成するのが好適であるが、ローパスフィルタで構成しても良い。第一の実施例における放射部A2の信号伝達特性と比較して、広帯域化や、分離特性の向上が可能となる。加えて、遠方界アンテナA1の利用できる周波数帯域で、複数の周波数を利用する場合においても、周波数によらず、最適な分離特性のフィルタを利用することができる。
図15に、図14のICタグL1におけるフィルタF1を示す。フィルタF1は、第一の端子対P3と第二の端子対P4を有しており、第一の端子対P3は、放射部A2の第二の端子対P2と接続されている。
図16(a)に、図13のICタグL1の放射部A2における第一の端子対P1に対する第二の端子対P2への信号伝達特性(以下、S12パラメータ)を、横軸に周波数(Frequency)、縦軸にS12パラメータをとり表したグラフの一例を示す。周波数f1はS12パラメータにおける、極小値を与える周波数である。図16(a)は、基本的には図7と同様の特性を表すものである。
図16(b)に、フィルタF1の第一の端子対P3に対する第二の端子対P4への信号伝達特性(以下、S34パラメータ)を、横軸に周波数(Frequency)、縦軸にS34パラメータをとり表したグラフの一例を示す。周波数f2はS34パラメータにおける、極小値を与える周波数を表す。
周波数f2近傍において、フィルタF1の第一の端子対P3に入力された信号は第二の端子対P4への伝達が抑制される。周波数fから十分離れた周波数では、フィルタF1の第一の端子対P3に入力された信号は第二の端子対P4に伝達される。また、フィルタF1第二の端子対P2に対する第一の端子対P1への信号伝達特性(以下、S43パラメータ)は、放射部A2が第一の端子対P1と第二の端子対P2に対して対称の形状を持つため、S34パラメータと同じである。
図16(c)に、放射部A2の第一の端子対P1に対するフィルタF1の第二の端子対P4への信号伝達特性(以下、S14パラメータ)とを、横軸に周波数(Frequency)、縦軸にS14パラメータをとり表したグラフの一例を示す。放射部A2とフィルタF1を接続した構成の、信号伝達特性であるS14パラメータは、図16(c)のようになり、第一の実施例における放射部A2の信号伝達特性S12と比較して、広帯域化や、分離特性の向上が可能となる。こうすることにより、例えば、遠方界アンテナA1の利用できる周波数帯域で、複数の周波数を利用する場合においても、周波数によらず、最適な分離特性のフィルタを利用することができる。
以上、本発明者によりなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本願発明は、非接触電子装置、所謂、ICタグ等に適用して好適である。
ICタグシステムの一例である。 ICタグの第一の実施例である。 半導体集積回路の一例である。 遠方界アンテナ部の実施例である。 近傍界アンテナ部の実施例である。 遠方界アンテナ部における放射部の実施例である。 遠方界アンテナ部の放射部における信号伝達特性の一例である。 ICタグの第二の実施例である。 近傍界アンテナ部における共振容量の実施例である。 ICタグの第三の実施例である。 近傍界アンテナ部における共振容量の実施例である。 ICタグの第四の実施例である。 ICタグの第五の実施例である。 ICタグの第六の実施例である。 フィルタ部の実施例である。 フィルタ部と遠方界アンテナ部の放射部における信号伝達特性の一例である。
符号の説明
A1〜3…遠方界アンテナ
B1〜3…半導体集積回路
C1…共振容量
L1…ICタグ
L2…近傍界アンテナ
LA,LB…アンテナ端子
M1〜5…ブリッジ
R1〜2…リーダ・ライタ装置
S1…基板

Claims (8)

  1. 送受信回路を含む半導体集積回路と、
    第1周波数の第1キャリア信号により送受信を行う遠方界アンテナと、
    第2周波数の第2キャリア信号により送受信を行う近傍界アンテナとを有し、
    前記近傍界アンテナは、前記遠方界アンテナを介し、前記半導体集積回路へ接続することを特徴とするICタグ。
  2. 請求項1に記載のICタグにおいて、
    前記遠方界アンテナは、帯域消去フィルタとして機能し、
    前記遠方界アンテナ、前記半導体集積回路と前記近傍界アンテナとの間における前記第1周波数の帯域の信号伝達特性が低いことを特徴とするICタグ。
  3. 請求項1または2に記載のICタグにおいて、
    前記遠方界アンテナは、前記第1キャリア信号の半波長の長さであることを特徴とするICタグ。
  4. 請求項1から3の何れかに記載のICタグにおいて、
    フィルタを有し、
    前記近傍界アンテナは、前記フィルタを介し、前記半導体集積回路へ接続し、
    前記フィルタは、前記半導体集積回路と前記近傍界アンテナとの間における前記第1周波数の帯域の信号伝達特性が低いことを特徴とするICタグ。
  5. 請求項1から4の何れかに記載のICタグにおいて、
    前記遠方界アンテナは、メアンダ形状であることを特徴とするICタグ。
  6. 請求項1から4の何れかに記載のICタグにおいて、
    前記遠方界アンテナは、スパイラルアンテナであることを特徴とするICタグ。
  7. 請求項1から6の何れかに記載のICタグにおいて、
    前記遠方界アンテナは、電波の放射によって信号の送受信を行うアンテナであり、
    前記近傍界アンテナは、リーダ・ライタのコイルとの磁界結合によって信号の送受信を行うアンテナであることを特徴とするICタグ。
  8. リーダ・ライタと、ICタグとを有し、
    前記ICタグは、送受信回路を含む半導体集積回路と、第1周波数の第1キャリア信号により送受信を行う遠方界アンテナと、第2周波数の第2キャリア信号より送受信を行う近傍界アンテナとを有し、
    前記近傍界アンテナは、前記遠方界アンテナを介し、前記半導体集積回路へ接続し、
    前記半導体集積回路は、前記遠方界アンテナ、または、近傍界アンテナを介して前記リーダ・ライタと通信を行うことを特徴とするICタグシステム。
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