JP5824952B2 - 洗浄装置 - Google Patents
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Description
このため、例えば特許文献1や特許文献2には、試料水に浸漬された洗浄エア噴出口からセンサに向けて圧縮気体を間欠的に噴射させることにより、圧縮気体を試料水中で急激に膨張させて気泡を含んだ高速水流を発生させ、この水流の勢いと、センサに付着した汚濁物質に試料水及び気泡の境界部が無秩序に接触されることによる汚濁物質自体の振動との相乗作用により、汚濁物質を効率よく除去してセンサが洗浄される洗浄装置が開示されている。
[1]水質検出器の、試料水に接触する洗浄対象部位に付着した汚濁物質を、試料水中の洗浄部に設けられた洗浄エア噴出口から噴射させた圧縮気体の作用により除去する洗浄装置であって、
前記洗浄部は、一端から圧縮気体が供給される第1のエア流路と、
前記第1のエア流路の他端に連通し、前記洗浄対象部位の下方に該部位と対向して配置される前記洗浄エア噴出口を有する第2のエア流路と、
前記第1のエア流路と前記第2のエア流路の連接部位近傍に連通し、洗浄部内の異物を排出するための異物排出口を有する第3のエア流路と、
を備え、
前記異物排出口の直径は、前記洗浄エア噴出口の直径よりも小径であることを特徴とする洗浄装置。
[2]前記第3のエア流路の内径は、
前記第2のエア流路の内径よりも小径であることを特徴とする[1]に記載の洗浄装置。
[3]前記第3のエア流路は、
前記第2のエア流路よりも長いことを特徴とする[1]または[2]に記載の洗浄装置。
図1は、本実施形態が適用される水質検出器としてのpH検出器の主要部を示す斜視図である。図1において、10は試料水に浸漬される水質検出器、11は円筒状のセンサホルダ、12はセンサホルダ11の下端部に連結された保護筒、13は保護筒12内に配置されたガラス電極、比較電極等からなるセンサ、14は後述するエア流路15,16,17、洗浄エア噴出口18および異物排出口19等が形成されたセンサ13を洗浄するための洗浄部、20は洗浄部14に圧縮気体を供給するための気体供給チューブである。
保護筒12の保護部のうち強度のある幅広部分に洗浄部14である略L字形のブロック状の部材が溶接されて固定されている。洗浄部14の内部にはエア流路15,16および17が形成されている。第1のエア流路15の一端は、連結部14aに連通しており、他端は第2のエア流路16と連通している。第2のエア流路16の他端には洗浄エア噴出口18が形成されている。そして洗浄エア噴出口18は、センサ13の下方にセンサ13と対向するように配置されている。また、第3のエア流路17の一端は、第1のエア流路と第2のエア流路の連接部位近傍に連通し、他端には異物排出口19が形成されている。
なお、洗浄部14は、ブロック状の部材に限られるものではなく、例えば、T字形の継手とチューブとから構成することもできる。
一方、図3(b)の構成は、第3のエア流路17が第1のエア流路15と第2のエア流路16の連接部位の外側角部から洗浄エア噴出口18とは逆方向の真下の方向に伸びている。
また、第3のエア流路の内径は、第2のエア流路の内径よりも小径であることが好ましい。
なお、第1のエア流路15、第2のエア流路16および第3のエア流路17は、それぞれ全長を通して同一の内径である必要はない。
図1、2および3に示すように、圧縮気体は、気体供給チューブ20を介して、洗浄部14および第1、第2のエア流路15,16に供給され、洗浄エア噴出口18からセンサ13(洗浄対象部位)に向けて噴出される。
また、第1のエア流路15に供給された圧縮気体は、第3のエア流路17を介して異物排出口19から、固形物等の異物とともに排出される。
なお、圧縮気体は、試料水に比べて非常に軽く大きな浮力を持っているので、ほとんどは上方向に開口している洗浄エア噴出口18から噴出され、下方向に開口している異物排出口19からの噴出は少ない。このため、洗浄力の低下はほとんどない。
これにより、洗浄部14内に侵入している固形物等の異物が高速でセンサ13に向けて直接、噴射されることがなく、固形物等の異物の衝突によるセンサ13の破損を防止することができる。
したがって、図3(b)の実施形態は、固形物がセンサ13に向けて噴射される確率をより減少させ、センサ13の破損を防止することができる。
これにより、異物排出口19から固形物を排出しつつ、洗浄エア噴出口18から噴出される圧縮気体の勢いと洗浄力の低下をより抑えることができる。
これにより、異物排出口19側の噴出抵抗(経路の配管抵抗)が大きくなっているため、洗浄エア噴出口18から噴出される圧縮気体の勢いと洗浄力の低下をより抑えることができる。
また、図3(b)に示すように、第3のエア流路17の内径を第2のエア流路16の内径よりも小径にすることにより、同様の効果が得られる。
11:センサホルダ
12:保護筒
13:センサ
14:洗浄部
14a:連結部
15,16,17:エア流路
18:洗浄エア噴出口
19:異物排出口
20:気体供給チューブ
Claims (3)
- 水質検出器の、試料水に接触する洗浄対象部位に付着した汚濁物質を、試料水中の洗浄部に設けられた洗浄エア噴出口から噴射させた圧縮気体の作用により除去する洗浄装置であって、
前記洗浄部は、一端から圧縮気体が供給される第1のエア流路と、
前記第1のエア流路の他端に連通し、前記洗浄対象部位の下方に該部位と対向して配置される前記洗浄エア噴出口を有する第2のエア流路と、
前記第1のエア流路と前記第2のエア流路の連接部位近傍に連通し、洗浄部内の異物を排出するための異物排出口を有する第3のエア流路と、
を備え、
前記異物排出口の直径は、前記洗浄エア噴出口の直径よりも小径であることを特徴とする洗浄装置。 - 前記第3のエア流路の内径は、
前記第2のエア流路の内径よりも小径であることを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。 - 前記第3のエア流路は、
前記第2のエア流路よりも長いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。
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JP2011173531A JP5824952B2 (ja) | 2011-08-09 | 2011-08-09 | 洗浄装置 |
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