JP5823647B1 - ベルトコンベアの搬送物の搬送流量測定システム及び搬送流量測定方法 - Google Patents

ベルトコンベアの搬送物の搬送流量測定システム及び搬送流量測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルトコンベアの長さが長い場合、あるいはベルトコンベアの重量が大きい場合でも、ベルトの性状にかかわりなくベルトコンベアによって搬送されている搬送物の質量流量を適切に検出することを可能にする手段を提供する。【解決手段】ベルトコンベア1の搬送流量測定システムSは、ローラ式計量機8と、ローラ式計量機の前側及び後側に配置された複数の支持ローラ7と、距離センサ9と、近赤外線吸収式水分計10と、コンピュータ11とを備えている。コンピュータ11は、距離センサ9の測定データを用いて1ローラ間隔分の搬送物の立体形状を認識し、その質量中心の位置を決定する。さらに、コンピュータ11は、この質量中心の位置とローラ式計量機8の検出値とに基づいて1ローラ間隔分の搬送物の質量を算出し、この質量とベルト4の移動速度とに基づいて搬送物の質量搬送流量を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとに巻き掛けられ駆動ローラと従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定速度で走行して搬送物を搬送する無端のベルトとを備えているベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定システム及び搬送流量測定方法に関するものである。
一般に、ベルトコンベアは、例えば粒状ないしは粉体状の搬送物を、該搬送物に対して何らかの処理を施す処理装置に搬送するなどといった場面で広く用いられている。具体的には、例えば土壌の洗浄処理を行う場合、各地から土壌集積場に搬入された土壌が、ベルトコンベアにより土壌洗浄処理装置に搬送され、処理される。そして、このような処理装置(例えば、土壌洗浄処理装置)においては、通常、その運転状態等を監視するために、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の時々刻々の搬送流量、すなわち処理装置への搬送物の時々刻々の供給流量を測定することが必要である。
かくして、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の質量搬送流量を測定する手段として、ベルトコンベアのベルトの上面に載っている搬送物の全質量を連続的に測定し、その測定結果に基づいて搬送物の質量搬送流量を算出するようにした搬送流量測定手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5に示すように、特許文献1に開示されたこの形式の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベア20には、駆動ローラ21と、従動ローラ22と、駆動ローラ21と従動ローラ22とに巻き掛けられた無端のベルト23と、駆動ローラ21及び従動ローラ22を回転可能に支持するフレーム構造24とが設けられている。ここで、ベルト23は、駆動ローラ21と従動ローラ22とにまたがる周回経路に沿って走行し、周回経路の上側の水平部分23aを走行しているときにその上面に搬送物を載せて搬送する。そして、フレーム構造24には、ベルト23の上面に載っている搬送物の全質量を連続的に検出する計量センサ25が組み込まれている。かくして、この搬送流量測定手段では、ベルト23の上面に載っている搬送物の全質量を、電子コンポーネント(図示せず)により搬送物の質量流量に変換するようにしている。
また、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の質量搬送流量を測定する手段として、上面に搬送物が載っているベルト(上側走行部分)の下面に当接する重量計を設け、この重量計により搬送物の質量搬送流量を測定するようにした搬送流量測定手段も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図6に示すように、特許文献2に開示されたこの形式の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベア30には、駆動ローラ31と、従動ローラ32と、駆動ローラ31と従動ローラ32とに巻き掛けられた無端のベルト33とが設けられている。ここで、ベルト33は、駆動ローラ31と従動ローラ32とにまたがる周回経路に沿って走行し、周回経路の上側の水平部分33aを走行しているときにその上面に搬送物を載せて搬送する。そして、周回経路の上側の水平部分33aを走行しているベルト33の下面に当接する重量計34を設け、この重量計34により搬送物の質量搬送流量を測定するようにしている。
特開2009−526981号公報 特開2009−222265号公報
しかしながら、例えば特許文献1に開示されている、ベルトの上面に載っている搬送物の全質量を連続的に測定し、その測定結果に基づいて搬送物の質量搬送流量を算出するようにした搬送流量測定手段は比較的小規模であるので、全長が長いベルトコンベア(例えば、数十メートル)、あるいは重量が大きいベルトコンベア(例えば数十トン)、例えば大量の土壌の洗浄処理を行う土壌洗浄処理装置のためのベルトコンベアには用いることができないといった問題がある。なお、特許文献1には、ベルトの上面に載っている搬送物の全質量を搬送物の質量流量に変換する具体的な手法は開示されていない。
また、例えば特許文献2に開示されている、上面に搬送物が載っているベルト(上側走行部分)の下面に当接する重量計により搬送物の質量搬送流量を測定するようにした搬送流量測定手段では、重量計の検出値、すなわちベルトが重量計を下方に押す力が、ベルト走行方向に関してベルト上のどの範囲の搬送物の質量に起因するものであるかが明らかではなく、重量計の検出値と搬送物の質量流量の関係が明らかでないといった問題がある。すなわち、1つの重量計の検出値のみにより、どのようにして搬送物の質量搬送流量が測定できるのかが明らかでない。例えば、搬送物が同一であっても、ベルトの可撓性が大きい場合(例えば、ゴムベルト、樹脂ベルト)と小さい場合(例えば、金属ベルト)とでは、重量計の検出値が異なるものと考察される。また、ベルトの厚さが厚い場合と薄い場合とでも、重量計の検出値が異なるものと考察される。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、ベルトコンベアの長さが長い場合、あるいはベルトコンベアの重量が大きい場合でも、ベルトの性状にかかわらず、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物、例えば土壌や砂などの質量流量を適切に検出することを可能にする手段を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る搬送物の搬送流量測定システムを備えたベルトコンベアは、最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラ(被駆動ローラ)と、駆動ローラと従動ローラとに巻き掛けられた無端のベルト(エンドレスベルト)とを備えている。ここで、ベルトは、駆動ローラと従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定速度で走行して搬送物を搬送する。そして、本発明に係る搬送流量測定システムは、ローラ式計量機(計量ローラ)と、前側(リーディング側)支持ローラ及び後側(トレーリング側)支持ローラと、距離センサと、横断面形状認識手段と、立体形状認識手段と、重心決定手段と、質量算出手段と、搬送流量算出手段とを備えている。なお、横断面形状認識手段と立体形状認識手段と重心決定手段と質量算出手段と搬送流量算出手段は、これらの機能を実行するソフトウェアを備えた1つ又は複数のコンピュータで構成される。
本発明に係る搬送流量測定システムにおいて、ローラ式計量機は、そのローラが周回経路の上側の水平部分を走行しているベルト(上側走行部分)の下面に当接するように配置されている。
前側支持ローラ及び後側支持ローラは、それぞれ、ベルト走行方向に関して、ローラ式計量機の前側及び後側に一定のローラ間隔を隔てて、周回経路の上側水平部分を走行しているベルト(上側走行部分)の下面に当接して該ベルトを支持するように配置されている。
距離センサは、ベルト走行方向に関して後側支持ローラよりも後側(トレーリング側)の距離測定位置においてベルトの上方に配置され、距離測定位置における搬送物表面までの距離を、ベルト走行方向と垂直な平面内で所定の角度毎にとびとびに(すなわち、離散的又は非連続的に)測定する。
横断面形状認識手段は、距離センサによって測定された搬送物表面までの距離(距離の集合、すなわち搬送物の上面の形状)と、ベルトの上面の形状とに基づいて、距離測定位置における搬送物の横断面の形状を認識(又は把握、決定)する。
立体形状認識手段は、横断面形状認識手段によって認識された搬送物の横断面の形状(時々刻々に変化する形状)に基づいて、ベルト走行方向に関して1ローラ間隔分の搬送物の立体形状を認識(又は把握、決定)する。
重心決定手段は、1ローラ間隔分の搬送物の密度が均一であるものとみなして、前記立体形状認識手段によって認識された1ローラ間隔分の搬送物の立体形状に基づいて、1ローラ間隔分の搬送物の重心(すなわち質量中心)の位置を決定する。
質量算出手段は、重心のベルト走行方向の位置と、ローラ式計量機の検出値とに基づいて、1ローラ間隔分の搬送物の質量を算出する。
搬送流量算出手段は、質量算出手段によって算出された1ローラ間隔分の搬送物の質量と、ベルトの走行速度(一定速度)とに基づいて搬送物の質量搬送流量を算出する。
本発明に係る搬送流量測定システムは、距離測定位置の近傍においてベルトの上方に配置され搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計と、この近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と搬送流量算出手段によって算出された搬送物の質量搬送流量とに基づいて搬送物の乾燥質量搬送流量を算出する乾燥質量流量算出手段とを備えているのが好ましい。
本発明に係る、最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとに巻き掛けられ、駆動ローラと従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定の速度で走行して搬送物を搬送する無端のベルトとを備えているベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定方法は、下記の各ステップ(1)〜(8)を有する。
(1) 周回経路の上側の水平部分を走行しているベルト(上側走行部分)の下面に、そのローラが当接するようにローラ式計量機を配置するステップ。
(2) ベルト走行方向に関して、それぞれ、ローラ式計量機の前側及び後側に一定のローラ間隔を隔てて、周回経路の上側の水平部分を走行しているベルト(上側走行部分)の下面に当接して該ベルトを支持するように、前側支持ローラ及び後側支持ローラを配置するステップ。
(3) ベルト走行方向に関して後側支持ローラよりも後側(トレーリング側)の距離測定位置においてベルトの上方に、距離測定位置における搬送物表面までの距離を、ベルト走行方向と垂直な平面内で所定の角度(スイング角)毎にとびとびに測定する距離センサを配置するステップ。
(4) 距離センサによって測定された搬送物表面までの距離((距離の集合、すなわち搬送物の上面の形状)と、ベルトの上面の形状とに基づいて、距離測定位置における搬送物の横断面の形状を認識(又は把握、決定)するステップ。
(5) 搬送物の横断面の形状(時々刻々に変化する形状)に基づいて、ベルト走行方向に関して1ローラ間隔分の搬送物の立体形状を認識(又は把握、決定)するステップ。
(6) 1ローラ間隔分の搬送物の密度が均一であるものとみなして、1ローラ間隔分の搬送物の立体形状に基づいて、1ローラ間隔分の搬送物の重心(すなわち質量中心)の位置を決定するステップ。
(7) 重心のベルト走行方向の位置と、ローラ式計量機の検出値とに基づいて1ローラ間隔分の搬送物の質量を算出するステップ。
(8) 1ローラ間隔分の搬送物の質量と、ベルトの走行速度(一定速度)とに基づいて搬送物の質量搬送流量を算出するステップ。
本発明に係る搬送流量測定方法においては、距離測定位置ないしは距離センサの近傍においてベルトの上方に、搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計を配置した上で、この近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と、搬送物の質量搬送流量とに基づいて、搬送物の乾燥質量搬送流量を算出するようにしてもよい。
本発明に係る搬送物の搬送流量測定システム又は搬送流量測定方法によれば、搬送物を水平方向に搬送する既設のベルトコンベアに対して、ベルトの上側走行部分の下面に当接するローラ式計量機と、ローラ式計量機の前側及び後側においてベルトの上側走行部分の下面に当接するように配置された少なくとも2つの支持ローラと、ベルト走行方向に関して後側支持ローラよりも後側の距離測定位置においてベルトの上方に配置された距離センサとを設けた上で、例えば横断面形状認識機能と立体形状認識機能と重心決定機能と質量算出機能と搬送流量算出機能とを実行するソフトウェアを備えたコンピュータ等を付設するだけで、ベルトコンベアの長さが長い場合、あるいはベルトコンベアの重量が大きい場合でも、ベルトの性状(例えば、可撓性、ベルト厚さ等)にかかわらず、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物、例えば土壌や砂などの質量流量を適切に検出することができる。
本発明に係る搬送物の搬送流量測定システムを備えた、ないしは本発明に係る搬送物の搬送流量測定方法を用いるベルトコンベアの概略構成を示す模式的な側面図である。 図1に示すベルトコンベアの一部及び該ベルトコンベアに設けられたローラ式計量機の概略構成を示す模式的な一部断面斜視図である。 (a)は、距離センサによるベルト上の搬送物の表面までの距離(搬送物の上面の形状)の測定手法を示す模式的な正面図であり、(b)は、コンピュータによって認識された1ローラ間隔分の搬送物の立体形状の一例を模式的に示す図である。 (a)〜(d)は、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の進行状態ないしは進行の過程を示す図である。 ベルトコンベアのベルトの上面に載っている搬送物の全質量の測定値に基づいて搬送物の質量搬送流量を算出するようにした従来の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベアの模式的な側面図である。 ベルトの上側走行部分の下面に当接する重量計により搬送物の質量搬送流量を測定するようにした従来の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベアの模式的な側面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態を具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明に係る搬送流量測定システムSを備えた、ないしは本発明に係る搬送流量測定方法を用いるベルトコンベア1は、電動機(図示せず)によって回転駆動されるシャフト2aに同軸状に取り付けられた略円柱形の駆動ローラ2と、駆動源には接続されていないシャフト3aに取り付けられた略円柱形の従動ローラ3と、駆動ローラ2と従動ローラ3とに巻き掛けられた輪状ないしは無端(エンドレス)のベルト4とを備えている。ここで、駆動ローラ2と従動ローラ3は、その直径が同一であり、同一の高さの位置に配置されている。なお、駆動ローラ2の直径と従動ローラ3の直径が異なる場合は、駆動ローラ2と従動ローラ3は、これらの最上部が同一の高さとなるように配置される。
ベルトコンベア1の稼働時には、駆動ローラ2が矢印A1で示す方向に一定の回転速度で回転する一方、従動ローラ3が矢印A2で示す方向に同一の回転速度で従動回転する。そして、ベルト4は、駆動ローラ2と従動ローラ3とにまたがる周回経路に沿って、一定速度で周回走行する。ベルト4の周回経路は、側面視では、ベルト4が駆動ローラ2又は従動ローラ3と当接する部分では半円形であり、駆動ローラ2又は従動ローラ3と当接しない部分(両ローラ間)では水平方向に直線状に伸びる、全体的にはフィールドトラック形のものである。かくして、ベルト4は、駆動ローラ2と従動ローラ3の間において、周回経路の上側水平部分4aを走行するときには矢印A3で示す方向に一定速度で走行し、周回経路の下側水平部分4bを走行するときには矢印A4で示す方向に一定速度で走行する。
ベルトコンベア1の稼働時に、従動ローラ3よりやや駆動ローラ側の位置においてベルトコンベア1の上方に配置された搬送物供給部5(ホッパー)から、粒状ないしは粉体状の搬送物6が、周回経路の上側水平部分4aを走行しているベルト4の上面に連続的に供給される。この搬送物6は、ベルト4によって矢印A3で示す方向に搬送され、ベルト4が駆動ローラ2のまわりで反転する部位で重力により下方に落下し、搬送物6の処理装置(図示せず)に投入される。
ベルトコンベア1によって搬送される粒状ないしは粉体状の搬送物6としては、これらに限定されるわけではないが、例えば有害物で汚染された土地の掘削により生じた汚染土壌や、石及び/又は岩を破砕することにより生成された砕砂などが挙げられる。ベルトコンベア1により搬送された搬送物6を処理する処理装置(図示せず)は、搬送物6が汚染土壌である場合は例えばキレート剤を用いる汚染土壌洗浄処理装置等であり、搬送物6が砕砂である場合は例えば砕砂水洗装置等である。
なお、以下では、ベルトコンベア1における各装置ないしは各部材の位置関係を簡明に表現するため、上側水平部分4aにおけるベルト走行方向(矢印P3で示す方向)に関して、進行方向側ないしはリーディング側(図1中の位置関係では右側)を「前」といい、進行方向と反対側ないしはトレーリング側(図1中の位置関係では左側)を「後」ということにする。
周回経路の上側水平部分4aにおいてベルト4の下側に、ベルト4の下面に当接するように配置され、回転(自転)しつつベルト4及びその上の搬送物6を支持する複数の支持ローラ7が配設されている。これらの支持ローラ7は、従動ローラ3と駆動ローラ2の間において一定のローラ間隔D(例えば、土壌あるいは砂を搬送する場合は15〜30cm程度)を隔てて前後方向に並ぶベルト支持位置に配置され、ベルトコンベア1のフレーム構造(図示せず)によって回転可能に支持されている。なお、後で詳しく説明するとおり、これらのベルト支持位置のうちの1つには、支持ローラ7ではなくローラ式計量機8が配置されている。
詳しくは図示していないが、各支持ローラ7は、その中心軸がベルト幅方向、すなわち水平面内においてベルトコンベア1の前後方向と垂直な方向に伸びる円柱形のローラであり、そのベルト幅方向の長さはベルト4の幅と同一か、又はこれよりやや長くなっている(例えば数cm〜十数cm長い)。なお、各支持ローラ7の直径(外径)は、とくに限定されるわけではないが、例えば土壌あるいは砂を搬送する場合は5〜10cm程度に設定するのが実用的である。
複数のベルト支持位置のうちの1つには、支持ローラ7ではなく、ローラ8aと重量計8bとを有するローラ式計量機8が配設されている。図1に示す例では、ローラ式計量機8は、支持ローラ7bと支持ローラ7cの間のベルト支持位置に配置されている。ここで、ローラ8aは、ベルト4の下面に当接するように配置され、回転(自転)しつつ、その前後の各支持ローラ7と協働してベルト4及びその上の搬送物6を支持する。ローラ8aの形状ないしは寸法は、支持ローラ7と実質的に同一である。
他方、重量計8bは、例えばロードセルなどを用いた重量計であり、ローラ8aを支持するとともに、ベルト4及び搬送物6がローラ8aを下向きに押す力の大きさを検出する。なお、重量計8bは、ベルトコンベア1のフレーム構造(図示せず)によって支持されている。重量計8bの検出値はコンピュータ11に送られ、後で説明するように、コンピュータ11による最終的には搬送物6の質量搬送流量及乾燥質量搬送流量を求めるための種々の演算処理に用いられる。
ローラ式計量機8の後側に位置する支持ローラ7bより後側の所定の距離測定位置において、ベルト4の上方には、距離測定位置における搬送物表面までの距離を、前後方向と垂直な平面内で所定の角度毎にとびとびに(すなわち、離散的又は非連続的に)測定する距離センサ9が配設されている。なお、距離測定位置は、いずれかのベルト支持位置に設定するのが好ましい。後で説明するように、距離センサ9によって測定された、距離センサ9と搬送物6の表面との距離は、距離測定位置における搬送物6の表面の形状を認識するためのデータとなる。さらに、前後方向に関して距離測定位置の近傍、ないしは距離センサ9の近傍において、ベルト4の上方には、搬送物6の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計10が配設されている。そして、距離センサ9及び近赤外線吸収式水分計10の検出値はコンピュータ11に送られ、コンピュータ11による最終的には搬送物6の質量搬送流量及乾燥質量搬送流量を求めるための種々の演算処理に用いられる。
距離センサ9は、詳しくは図示していないが、センサ内部の光源から間欠的に放射されたレーザ光を搬送物6の表面上の任意の測定対象点に照射し、その反射光を受光部で受光し、レーザ光の放射から反射光の受光までに要する時間に基づいて、距離センサ9と測定対象点との間の距離を測定するようになっている。さらに、距離センサ9は、レーザ光の放射方向を、距離測定位置においてベルトコンベア1の前後方向と垂直な平面(以下「スイング面」という。)内で、所定のスイング中心、例えば光源の近傍の部位を中心にして、高速でスイングさせることができるようになっている。なお、距離センサ9は、このようなレーザ光の放射から反射光の受光までに要する時間に基づいて距離を測定するタイプのものに限定されるわけではなく、距離センサ9と測定対象点との間の距離を光の特性(例えば、波長、位相差等)を利用して迅速に測定することができるものであれば、どのようなものでもよい。
図3(a)に示すように、距離センサ9は、光源14から直線状に放射されるレーザ光15の放射方向ないしは進行方向を、仮想線で示す第1のスイング限界方向16と仮想線で示す第2のスイング限界方向17との間で、両矢印Bで示す方向に一定速度で非常に高速でスイング(回動)させることができるようになっている(例えば、1〜10ミリ秒)。そして、距離センサ9は、その際一定の短い時間間隔(例えば、0.05〜0.5ミリ秒)で、すなわち一定のスイング角毎に搬送物6の表面にレーザ光を放射し、その反射光を受光部(図示せず)で受光し、スイング中心点と搬送物6の表面上の複数の測定対象点との間の距離を測定ないしは検出する。このようにして検出された複数の距離データはコンピュータ11に送られる。コンピュータ11は、これらの距離データと、予め分かっているベルト4の上面形状(図3(a)に示す例では平面)とに基づいて、距離測定位置における搬送物6の横断面の形状を認識(又は把握、決定)する。
このような距離測定位置における搬送物6の横断面の形状の認識は、所定の時間間隔(例えば、5〜50ミリ秒)で繰り返し実行される。他方、搬送物6は、ベルト4によって一定速度(例えば、0.1〜1m/秒)で連続的に前方に搬送されている。したがって、ベルトコンベア1の前後方向に一定の間隔(例えば、1〜5mm)で搬送物6の横断面の形状が認識される。かくして、コンピュータ11は、このようにして認識される複数ないしは多数の搬送物6の横断面の形状に基づいて、搬送物6の立体形状を認識(又は把握、決定)する。なお、搬送物6の表面をビデオカメラで連続的に撮影し、撮影された画像のデータをコンピュータ11で画像解析することにより搬送物6の立体形状を認識するようにしてもよい。
例えば図3(b)に示すように、コンピュータ11は、前後方向に関して一定の長さ分の搬送物6毎に、その立体形状を認識する。そして、この一定の長さは、ローラ間隔D、すなわち隣り合うベルト支持位置の間隔、すなわち隣り合う支持ローラ7(又はローラ式計量機8のローラ8a)の前後方向の間隔に設定される。つまり、コンピュータ11は、複数ないしは多数の1ローラ間隔分の搬送物6の立体形状を、次々に認識(又は把握、決定)する。これら立体形状は、同一の形状を有する多数の立方体又は直方体の微小ブロック6aで構成されている。すなわち、1ローラ間隔分の搬送物6の立体形状を、多数の微小ブロック6aの集合体として表現ないしは擬制している。図3(b)において、x軸はベルトコンベア1の前後方向を示し、y軸はベルト幅方向を示し、z軸は上下方向を示している。なお、コンピュータ11は、各微小ブロック6aの体積及びそのx座標、y座標及びz座標を認識又は把握している。
さらに、コンピュータ11は、前記のように認識(又は把握、決定)した1ローラ間隔分の搬送物6の立体形状に基づいて、かつこの1ローラ間隔分の搬送物6の密度が均一であるものとみなして、この1ローラ間隔分の搬送物6の重心(すなわち質量中心)の位置を決定する。なお、搬送物6の密度は、位置的又は経時的に急激に変化するものではないので、1ローラ間隔分の搬送物6の密度は均一であるものとみなしても、決定される重心の位置にさほど大きな誤差(例えば、4%以上の誤差)は生じない。
具体的には、コンピュータ11は、1ローラ間隔分の搬送物6の重心の位置、すなわち該搬送物内における重心の3次元座標(x,y,z)を、例えば下記の式1〜式3(重心の定義式)を、一般に知られているコンピュータ用の数値計算手法(ソフトウェア)を用いて算出ないしは決定する。

=Σ(ρ・v・x)/Σ(ρ・v)…………………………………………式1
=Σ(ρ・v・y)/Σ(ρ・v)…………………………………………式2
=Σ(ρ・v・z)/Σ(ρ・v)…………………………………………式3
式1〜式3において、vは、例えば図3(b)に示す微小ブロック6aの集合として表現された立体形状におけるi番目の微小ブロック6aの体積であり、ρは、微小ブロック6aないしは搬送物6の密度(この場合は定数)である。なお、この実施形態では、vは一定値である。また、x、y及びzは、それぞれ、例えば図3(b)に示す立体形状におけるi番目の微小ブロック6aのx座標、y座標及びz座標である。なお、Σは、すべての微小ブロック6a、例えばn個の微小ブロック6aについて、iを1からnまで1つずつ増加させて積算する演算子である。
近赤外線吸収式水分計10は、詳しくは図示していないが、近赤外線領域における所定の波長帯の光を搬送物6に照射し、搬送物6の含水率に応じて光の吸収率が変化する性質を利用したものであり、所定の波長帯の光を搬送物6に照射して、この光の反射量(又は反射率)を受光モジュールで測定し、その測定結果に基づいて搬送物6の含水率を算出するものである。なお、このような近赤外線吸収式水分計10としては、例えばi−NEAT株式会社から発売されているオンライン水分計MCT460などを用いることができる。
かくして、ベルトコンベア1においては、下記の各データが取得される。
(1) ローラ式計量機8によって検出されるベルト4(及びその上の搬送物6)がローラ8aを下向きに押す力P、すなわちローラ8aがベルト4及び搬送物6を支持している力P(以下「ローラ荷重P」という。)。
(2) 距離センサ9によって検出された距離センサ9から搬送物表面までの距離と、コンピュータ11によって認識される1ローラ間隔分の搬送物6の立体形状とに基づいて決定された該搬送物6の重心位置。
(3) 近赤外線吸収式水分計10によって検出される1ローラ間隔分の搬送物6の含水率R(以下「搬送物含水率R」という。)。
かくして、コンピュータ11は、ローラ荷重Pと、1ローラ間隔分の搬送物6の重心位置と、搬送物含水率Rとに基づいて、搬送物6の質量搬送流量及び乾燥質量搬送流量を算出する。以下、図4(a)〜(d)を参照しつつ、コンピュータ11による搬送物6の質量搬送流量及び乾燥質量搬送流量の算出手法ないしは算出手順を説明する。
図4(a)は、ベルトコンベア1の稼動時においてベルト4への搬送物6の連続的な供給を開始した後、連続的に前方に搬送される搬送物6(集合体)の前端(先端)がローラ式計量機8のローラ8aに対応する位置に到達した時刻Tにおける状態を示している。この時刻Tでは、搬送物6の前端から後方に向かって1番目の1ローラ間隔分の搬送物Lが、支持ローラ7bとローラ8aの間でベルト4の上に載っている。また、2番目の1ローラ間隔分の搬送物Lが、支持ローラ7aと支持ローラ7bの間でベルト4の上に載っている。なお、以下では便宜上、搬送物6の前端から後方に向かってn番目の1ローラ間隔分の搬送物Lを「搬送物L」ということにする(n=1、2、3……)。
図4(b)は、搬送物6が図4(a)に示す状態から1ローラ間隔分だけ前方に進んだ状態、すなわち時刻Tから時間Δtが経過した時刻Tにおける状態を示している。なお、ベルト4の移動速度Vは一定であり、また隣り合う各支持ローラ7(又はローラ8a)の前後方向の間隔、すなわちローラ間隔Dは一定であるので、時間Δt(Δt=D/V)は一定である。図4(c)は、搬送物6がさらに1ローラ間隔分だけ前方に進んだ状態、すなわち時刻Tから時間2Δtが経過した時刻Tにおける状態を示している。
図4(d)は、搬送物6の前端がローラ式計量機8のローラ8aに対応する位置に到達した時刻Tから、時間nΔtが経過した時刻Tおける状態を示している。この時刻Tでは、搬送物6の前端(すでにベルト4の前端から落下している)から後方に向かって(n+1)番目の1ローラ間隔分の搬送物6である搬送物Ln+1の前端がローラ8aに対応する位置に到達している。
前記のとおり、前端がローラ8aに対応する位置に到達した各搬送物(L、L、…L、…)の重心(G、G、…G、…)の位置はすでにコンピュータ11によって認識されている。そして、質量(M、M、…M、…)の各搬送物(L、L、…L、…)がベルト4に加える下向きの力は、質量(M、M、…M、…)の各質点が重心(G、G、…G、…)の位置でベルト4に対して加えると仮定した力と等価である。
ここで、支持ローラ7bとローラ8aの間における搬送物Lの重心Gの前後方向の位置、及び、支持ローラ7aと支持ローラ7bの間における搬送物Lの重心Gの前後方向の位置を、それぞれ、下記の式4及び式5により計算されるα及びα(0<α、α2<1)で表すことにする。なお、搬送物L(n=3、4……)についても、その重心Gの前後方向の位置を、同様に計算される値α(0<α<1)で表すことにする。

α=(支持ローラ7bと重心Gの距離)/(ローラ間隔D)……………………式4
α=(支持ローラ7aと重心Gの距離)/(ローラ間隔D)……………………式5
一方、隣り合う2つの支持ローラ7(又はローラ8a)の間でベルト4の上に載っている1ローラ間隔分の搬送物6の質量ないしは重量はこれらの2つの支持ローラ7(又はローラ8a)によって支持され、これらの支持ローラ7(又はローラ8a)より前方又は後方の支持ローラ7(又はローラ8a)によっては支持されない。すなわち、ベルト4は多少の可撓性を有し、隣り合う2つの支持ローラ7(又はローラ8a)の間では若干下方に撓むので、これらの支持ローラ7(又はローラ8a)の間でベルト4に載っている搬送物の重量は、これらの2つの支持ローラ7(又はローラ8a)より前方又は後方の支持ローラ7(又はローラ8a)には作用を及ぼさない。
例えば、図4(a)に示す状態においては、搬送物Lは支持ローラ7b及びローラ8aによって支持され、搬送物Lは支持ローラ7a及び支持ローラ7bによって支持される。換言すれば、ローラ8aは搬送物Lを部分的に支持し、支持ローラ7bは搬送物L及び搬送物Lをそれぞれ部分的に支持する。同様に、図4(b)に示す状態においては、ローラ8aは搬送物L及び搬送物Lをそれぞれ部分的に支持し、支持ローラ7bは搬送物L及び搬送物Lをそれぞれ部分的に支持する。また、図4(d)に示す一般的な状態では、ローラ8aは搬送物L及び搬送物Ln+1をそれぞれ部分的に支持し、支持ローラ7bは搬送物Ln+1及び搬送物Ln+2をそれぞれ部分的に支持する。
前記のとおり、隣り合う2つの支持ローラ7(又はローラ8a)は分担して、これらの間の1ローラ間隔分の搬送物Lを支持するが、その分担割合はこの搬送物Lの重心の前後方向の位置によって決定される。具体的には、例えば図4(d)に示す例において、ローラ8a(ローラ式計量機8)は、その後側の搬送物Ln+1の質量Mn+1のうちのαn+1・Mn+1を分担して支持する一方、その前側の搬送物Lnの質量Mのうちの(1−α)・Mを分担して支持する。また、前記のとおり、ローラ式計量機8(重量計8b)は、ベルト4及び搬送物Lがローラ8aを下向きに押す力、すなわちローラ8aがベルト4及び搬送物Lを支持する力を検出する。
かくして、図4(a)〜図4(d)に示す状態においては、それぞれ下記の一連の式6〜式9が成立する。なお、式は省略しているが、時刻Tと時刻Tの間でも、Δt毎に同様の関係が成立する。

時刻T=α・M………………………………………………………式6
時刻T=(1−α)・M+α・M………………………………式7
時刻T=(1−α)・M+α・M………………………………式8



時刻Tn+1=(1−α)・M+αn+1・Mn+1………………式9

…ローラ式計量機の検出値(i=1〜n+1)
α…搬送物Lの重心の前後方向の位置(i=1〜n+1)
…搬送物Lの質量(i=1〜n+1)
これらの一連の式6〜式9において、Pは時刻Ti−1でローラ式計量機8によって検出され、αは時刻Ti−1より前にすでにコンピュータ11によって算出されている。そこで、コンピュータ11は、これらの式を、時間の経過に伴って順に数値計算で順に解くことにより、M、M、M……M、Mn+1を算出する。すなわち、最初の式でPとαを用いてMを算出し、次の式でPとαとαと、前回に算出したMとを用いて、今回のMを算出する。以下、同様に、前回に算出したMi−1を用いて今回のMを算出する。なお、式6〜式9では省略しているが、M、M、M……M、Mn+1を算出する際に、ベルト4の質量を差し引くのはもちろんである。
かくして、コンピュータ11は、下記の式10を用いて、順に算出される1ローラ間隔分の搬送物Lの質量Mを、一定値である時間Δt(=D/V)で除算することにより、搬送物6の質量搬送流量Fを、時刻Tから時間Δtを経過する毎に算出する。

=M/Δt=M/(D/V)…………………………………………式10
さらに、コンピュータ11は、このようにして算出した搬送物6の質量搬送流量Fと、近赤外線吸収式水分計10で検出された、搬送物Lの含水率φ(0≦φi<1)とに基づいて、下記の式11により、搬送物6の質量乾燥流量Hを算出する。なお、搬送物Lの含水率φは、該搬送物Lの立体形状ないし重心を認識(決定)した時点とほぼ同じ時点で検出されている。

=F・(1−φ)…………………………………………………………式11
前記のとおり、本発明の実施形態に係る搬送物6の搬送流量測定システム又は搬送流量測定方法によれば、ベルトコンベア1に対して、ベルト4の上側走行部分の下面に当接するローラ式計量機8と、ローラ式計量機8の前側及び後側においてベルト4の上側走行部分の下面に当接するように配置された支持ローラ7と、ベルトコンベア1の前後方向に関して、後側の支持ローラよりも後側の距離測定位置においてベルト4の上方に配置された距離センサ9と、近赤外線吸収式水分計10とを設けた上で、横断面形状認識機能、立体形状認識機能、重心決定機能、質量算出機能等とを実行するソフトウェア、及び、その他の普通の演算機能を実行するソフトウェア等を備えたコンピュータ11を付設するだけで、ベルトコンベア1の長さが長い場合、あるいはベルトコンベア1の重量が大きい場合でも、ベルト4の性状(例えば、可撓性、ベルト厚さ等)にかかわらず、ベルトコンベア1によって搬送されている搬送物6、例えば土壌や砂などの質量流量及び乾燥質量流量を適切に検出することができる。
S 搬送流量測定システム、1 ベルトコンベア、2 駆動ローラ、2a シャフト、3 従動ローラ、3a シャフト、4 ベルト、4a 周回経路の上側水平部分、4b 周回経路の下側水平部分、5 搬送物供給部、6 搬送物、7 支持ローラ、7a〜7d 支持ローラ、8 ローラ式計量機、8a ローラ、8b 重量計、9 距離センサ、10 近赤外線吸収式水分計、11 コンピュータ、14 光源、15 レーザ光、16 第1の限界スイング方向、17 第2の限界スイング方向、20 ベルトコンベア、21 駆動ローラ、22 従動ローラ、23 ベルト、23a 上側の水平部分、24 フレーム構造、25 計量センサ、30 ベルトコンベア、31 駆動ローラ、32 従動ローラ、33 ベルト、33a 上側の水平部分、34 重量計。

Claims (4)

  1. 最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、
    前記駆動ローラと前記従動ローラとに巻き掛けられ、前記駆動ローラと前記従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定の速度で走行して搬送物を搬送する無端のベルトとを備えているベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定システムであって、
    前記周回経路の上側水平部分を走行している前記ベルトの下面に当接するように配置されたローラ式計量機と、
    ベルト走行方向に関して、それぞれ、前記ローラ式計量機の前側及び後側に一定のローラ間隔を隔てて、前記上側水平部分を走行している前記ベルトの下面に当接するように配置された前側支持ローラ及び後側支持ローラと、
    ベルト走行方向に関して前記後側支持ローラよりも後側の距離測定位置において前記ベルトの上方に配置され、前記距離測定位置における搬送物表面までの距離を、ベルト走行方向と垂直な平面内で所定の角度毎にとびとびに測定する距離センサと、
    前記距離センサによって測定された搬送物表面までの距離と、前記ベルトの上面の形状とに基づいて、前記距離測定位置における搬送物の横断面の形状を認識する横断面形状認識手段と、
    前記横断面形状認識手段によって認識された搬送物の横断面の形状に基づいて、ベルト走行方向に関して1ローラ間隔分の搬送物の立体形状を認識する立体形状認識手段と、
    1ローラ間隔分の搬送物の密度が均一であるものとみなして、前記立体形状認識手段によって認識された1ローラ間隔分の搬送物の立体形状に基づいて、1ローラ間隔分の搬送物の重心の位置を決定する重心決定手段と、
    前記重心のベルト走行方向の位置と、前記ローラ式計量機の検出値とに基づいて1ローラ間隔分の搬送物の質量を算出する質量算出手段と、
    前記質量算出手段によって算出された1ローラ間隔分の搬送物の質量と、前記ベルトの走行速度とに基づいて搬送物の質量搬送流量を算出する搬送流量算出手段とを備えていることを特徴とする搬送物の搬送流量測定システム。
  2. 前記距離測定位置の近傍において前記ベルトの上方に配置され、搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計と、
    前記近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と、前記搬送流量算出手段によって算出された搬送物の質量搬送流量とに基づいて、搬送物の乾燥質量搬送流量を算出する乾燥質量流量算出手段とを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の搬送物の搬送流量測定システム。
  3. 最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、
    前記駆動ローラと前記従動ローラとに巻き掛けられ、前記駆動ローラと前記従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定の速度で走行して搬送物を搬送する無端のベルトとを備えているベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定方法であって、
    前記周回経路の上側水平部分を走行している前記ベルトの下面に当接するようにローラ式計量機を配置し、
    ベルト走行方向に関して、それぞれ、前記ローラ式計量機の前側及び後側に一定のローラ間隔を隔てて、前記上側水平部分を走行している前記ベルトの下面に当接するように前側支持ローラ及び後側支持ローラを配置し、
    ベルト走行方向に関して前記後側支持ローラよりも後側の距離測定位置において前記ベルトの上方に、前記距離測定位置における搬送物表面までの距離を、ベルト走行方向と垂直な平面内で所定の角度毎にとびとびに測定する距離センサを配置し、
    前記距離センサによって測定された搬送物表面までの距離と、前記ベルトの上面の形状とに基づいて、前記距離測定位置における搬送物の横断面の形状を認識し、
    前記搬送物の横断面の形状に基づいて、ベルト走行方向に関して1ローラ間隔分の搬送物の立体形状を認識し、
    1ローラ間隔分の搬送物の密度が均一であるものとみなして、1ローラ間隔分の搬送物の立体形状に基づいて、1ローラ間隔分の搬送物の重心の位置を決定し、
    前記重心のベルト走行方向の位置と、前記ローラ式計量機の検出値とに基づいて1ローラ間隔分の搬送物の質量を算出し、
    前記1ローラ間隔分の搬送物の質量と、前記ベルトの走行速度とに基づいて搬送物の質量搬送流量を算出することを特徴とする搬送物の搬送流量測定方法。
  4. 前記距離測定位置の近傍において前記ベルトの上方に、搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計を配置し、
    前記近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と、前記搬送物の質量搬送流量とに基づいて、搬送物の乾燥質量搬送流量を算出することを特徴とする、請求項3に記載の搬送物の搬送流量測定方法。
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