JP5821396B2 - 天井部の吊下装置 - Google Patents
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Description
前記の構成において、前記変位体は、球面状の凸状下面を有する構成であり、前記支持部は、前記変位体が変位可能な状態にその凸状下面を支持する支持部材であるとよい。
以下に、この発明を具体化した天井部の吊下装置の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
建物等の揺れにより天井部Cが小刻みに横揺れすると、図5に示すように、4つのボールローラ12に支持されている変位体13は、照明器具L等の重量や、スプリングプランジャ15,ボールローラ12から受ける抵抗に基づく慣性によりほぼ定位置を保持する。従って、変位体13及び照明器具L等は、天井部C上の基板11に対して初期位置から横揺れ方向へ相対変位するものの、実際には殆ど揺れず、元の位置に留まる。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2) この実施形態の天井部の吊下装置10においては、4つのボールローラ12により支持された変位体13は、天井部Cの横揺れ方向に応じた全水平方向へ変位することができる。従って、建物等の横揺れ方向がどの方向であっても、照明器具Lの揺れを有効に抑制できる。
次に、この発明を具体化した天井部の吊下装置の第2実施形態を図7〜図9に従って説明する。
図7及び図8に示すように、吊下装置10は、天井部Cの上面に固定される有底円筒状の基部21を備え、この基部21の底板中央には、吊下コードWを通すための開口部21aが形成されている。
建物等の揺れにより天井部Cが小さい振幅で小刻みに横揺れすると、図9に示すように、多段振り子24により支持されている中央重り24dは、基部21に対して水平方向の初期位置から横揺れ方向へ相対変位して、多段振り子24の慣性及び磁性金属円板22a〜22dの吸着抵抗によりほぼ定位置を保持する。従って、中央重り24dに吊下コードWを介して吊り下げられている照明器具Lもほぼ定位置を保持する。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した天井部の吊下装置の第3実施形態を図11及び図12に従って説明する。
図11及び図12に示すように、吊下装置10の基部21の底板上中央には、支持部としての球面軸受31が開口部21aを覆うように固定されている。球面軸受31は、凹状球面を有し、基部21上に固定される固定部32と、この固定部32により揺動可能に支持される変位体としての球体状の揺動部33とにより構成されている。この揺動部33には、パイプ34が挿通状態で固定され、このパイプ34には、吊下コードWが挿通固定されている。従って、揺動部33及びパイプ34は、図12に二点鎖線で示すように、球面軸受31の中心を中心とした全ての方向へ変位可能に支持されている。さらに、揺動部33及びパイプ34は、吊下コードWを介して加わる照明器具Lの荷重により、図12に実線で示す揺動範囲の中心の初期位置に保持される。
建物等の揺れにより天井部Cが小さい振幅で小刻みに横揺れすると、図12に示すように、吊下コードW及びパイプ34を介して球面軸受31に支持されている照明器具Lは、天井部Cに対して水平方向の初期位置から横揺れ方向へ相対変位するが、自身の慣性及びスプリングプランジャ36のボール36aの接触抵抗によりほぼ定位置を保持する。
(他の実施形態)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記スプリングプランジャ15,36に代えて、スプリングや自重により付勢された状態で変位体13の凹状上面13bに当接され、変位体13の変位に伴って凹状上面13bに摺接する摩擦付与部材(抵抗付与手段)を採用すること。この摩擦付与部材の材質は限定されるものではなく、合成樹脂、金属、セラミック等、いずれでもよい。あるいは、合成樹脂や金属の表面に硬化処理等の表面処理を施してもよい。そして、摩擦付与部材は、照明器具Lの重量等の条件に応じた摩擦係数のものが用いられる。
・ 第1実施形態において、変位体13の凹状上面13bに当接するスプリングプランジャ15の数を1,2,3または5以上とすること。
・ 第3実施形態において、図13に示すように、球面状の凹状下面37aを有する被接触体37に代えて、円筒面形状の凹状下面37aを有する被接触体37を採用すること。この構成は、一方向の横揺れに対して、照明器具Lの揺れが抑制されるため、一方向に横揺れする傾向の建物において適する。
・ 基板11や基部21を設けることなく、吊下装置を天井部Cに直接支持すること。従って、この構成の場合は、天井部Cが吊下装置の支持部を構成する。
Claims (3)
- 天井部に設けた支持部と、
吊下コードを介して被吊下部材を吊り下げるとともに、前記支持部に対して水平方向に変位可能に支持された変位体と、
前記支持部と変位体との間に設けられ、同変位体の変位に対して抵抗力を付与する抵抗付与手段とを備え、
前記変位体は、球面状の凹状上面を有する構成であり、
前記抵抗付与手段は、前記変位体の凹状上面に沿って相対移動することにより抵抗を付与することを特徴とする天井部の吊下装置。 - 前記支持部は、前記変位体を全水平方向に変位させることを特徴とする請求項1に記載の天井部の吊下装置。
- 前記変位体は、球面状の凸状下面を有する構成であり、
前記支持部は、前記変位体が変位可能な状態にその凸状下面を支持する支持部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井部の吊下装置。
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