JP5819485B1 - 分配移相器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造の小型化した分配移相器を提供する。【解決手段】分配移相器200は、半径R1、R2、R3の円弧状の固定導体211、212、213と、固定導体211、212、213に交差するように設けられた直線状に延びた可動導体220と、点Oに設けられた回転軸230とを備えている。固定導体212、213は、特性インピーダンスZ01であって、固定導体211は、特性インピーダンスZ01より大きい特性インピーダンスZ02である。よって、固定導体211のパタン幅は、固定導体212、213に比べて小さく構成されている。このようにすることで、固定導体211に対する半径R1が小さくでき、分配移相器200が小型化できる。【選択図】図4

Description

本発明は、分配移相器に関する。
移動体通信の基地局用のアンテナ(基地局アンテナ)には、ダイポールアンテナなどのアンテナ素子をアレイ状に並べたアレイアンテナが多く用いられる。そして、分配移相器によりアレイアンテナのそれぞれのアンテナ素子に供給される送信信号又はそれぞれのアンテナ素子が受信した受信信号の位相が制御されることで、アレイアンテナの指向性が設定される。
特許文献1には、第1の誘電体基板に形成され、一端に入力端子を有する入力側マイクロストリップ線路と、前記第1の誘電体基板に形成され、第1の出力端子、第2の出力端子およびこれらの出力端子間に介在する円弧状結合部を有する出力側マイクロストリップ線路と、第2の誘電体基板に形成され、前記円弧状結合部の曲率中心を通る支軸によって枢支された回転結合導体と、前記第2の誘電体基板に付加され、該第2の誘電体基板と共に前記支軸を中心として回転する付加誘電体とを備える結合回路が記載されている。
特許文献2には、同心状に配置された少なくとも二つの第1の帯状導体部及び第2の帯状導体部を有する帯状導体部と、旋回軸の周りに回転可能なタップ部材とを備え、少なくとも二つの帯状導体部に互いにずれて設けられる複数の接続位置により異なる位相角(φ)を備えた少なくとも二つの異なる対のアンテナ放射器を制御可能である高周波移相器ユニットが記載されている。
特開2010−74710号公報 特許第4198355号公報
ところで、分配移相器には、広帯域なリターンロス特性及び通過損失特性を有するとともに、小型化が求められる。
本発明の目的は、簡易な構造の小型化した分配移相器を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される分配移相器は、予め定められた一点を中心とする複数の円環を仮定したとき、それぞれが、複数の円環におけるいずれかの円環の一部を構成する円弧状を有し、それぞれの両端部がそれぞれ入出力端子に接続される複数の第1の導体と、複数の第1の導体と交差するように設けられるとともに、一端部が中心に配置され、他端部が中心の周りに回転でき、一端部が入出力端子に接続される第2の導体と、を備え、複数の第1の導体のうち、少なくとも一つの第1の導体の特性インピーダンスが他の第1の導体の特性インピーダンスよりも高い。
このような分配移相器において、複数の第1の導体において、特性インピーダンスが他の第1の導体よりも高い第1の導体の両端部にそれぞれ整合回路をさらに備えることを特徴とすることができる。
これにより、接続されるアンテナ素子とのインピーダンスの整合がとりやすくなる。
また、第2の導体の一端部に、他の入出力端子をさらに備えることを特徴とすることができる。
これにより、奇数個のアンテナ素子を接続することができる。
さらに、第2の導体の一端部とこの一端部に接続される入出力端子との間に、整合回路をさらに備えることを特徴とすることができる。
これにより、送受信部とのインピーダンスの整合がとりやすくなる。
さらにまた、複数の第1の導体の個数は、3であることを特徴とすることができる。
本発明によれば、簡易な構造の小型化した分配移相器を提供できる。
第1の実施の形態が適用される移動通信用の基地局アンテナの全体構成の一例を示す図である。(a)は、基地局アンテナの斜視図であり、(b)は、基地局アンテナの設置例を説明する図である。 第1の実施の形態におけるセクタアンテナの一例を示す図である。 第1の実施の形態において、セクタアンテナにおける分配移相器とアレイアンテナとの接続関係の一例を示す図である。 第1の実施の形態における分配移相器の一例を示す図である。(a)は、分配移相器の平面図、(b)は、(a)におけるIVB−IVB線での分配移相器の断面図である。 固定導体のすべてを特性インピーダンスZ1とした場合における分配移相器の一例を示す平面図である。 第2の実施の形態における分配移相器の構成を示す平面図である。 第2の実施の形態における分配移相器のSパラメータを示す図である。 第3の実施の形態において、セクタアンテナにおける分配移相器とアレイアンテナとの接続関係の一例を示す図である。 第3の実施の形態における分配移相器の構成を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
<基地局アンテナ1>
図1は、第1の実施の形態が適用される移動通信用の基地局アンテナ1の全体構成の一例を示す図である。図1(a)は、基地局アンテナ1の斜視図であり、図1(b)は、基地局アンテナ1の設置例を説明する図である。
基地局アンテナ1は、例えば、図1(a)に示すように、鉄塔20に保持された複数のセクタアンテナ10−1〜10−3を備えている。そして、図1(b)に示すように、基地局アンテナ1は、セル2内おいて電波を送受信する。
セクタアンテナ10−1〜10−3は、例えば、それぞれの外形が円筒状であって、円筒の中心軸が地面に対して垂直に設けられている。
図1(b)に示すように、セル2は水平面において角度で分割した複数のセクタ3−1〜3−3を備えている。セクタ3−1〜3−3は、それぞれが基地局アンテナ1の3個のセクタアンテナ10−1〜10−3に対応して設けられている。つまり、セクタアンテナ10−1〜10−3が送信する電波において電界が大きいメインローブ11の方向が、対応するセクタ3−1〜3−3に向いている。
ここで、セクタアンテナ10−1〜10−3をそれぞれ区別しないときは、セクタアンテナ10と表記する。また、セクタ3−1〜3−3をそれぞれ区別しないときは、セクタ3と表記する。
なお、図1に例として示した基地局アンテナ1は、3個のセクタアンテナ10−1〜10−3を備え、それぞれがセクタ3−1〜3−3に対応しているが、セクタアンテナ10及びセクタ3は、3以外の予め定められた数であってもよい。また、図1(a)では、セクタ3は、セル2を等分に分割して構成されているが、等分でなくともよく、いずれか1つのセクタ3が他のセクタ3に比べ広く又は狭く構成されていてもよい。
なお、以下では基地局アンテナ1が主に電波を送信するとして説明するが、アンテナの可逆性により、基地局アンテナ1は電波を受信する。電波を受信する場合は、例えば送信信号を受信信号として、信号の流れを逆にすればよい。
それぞれのセクタアンテナ10は、アレイアンテナ100、分配移相器200を備えている。なお、セクタアンテナ10をアンテナと表記することがある。
分配移相器200は、入出力端子(後述する図3に示すPort1参照)に入力した送信信号の位相を、複数の入出力端子(後述する図3に示すPort2〜7の参照)間でずらして、複数の入出力端子(Port2〜7)からアレイアンテナ100に出力する。
また、分配移相器200は、アレイアンテナ100から複数の入出力端子(Port2〜7)に入力した受信信号の位相を、複数の入出力端子(Port2〜7)間でずらして合成し、入出力端子(Port1)から出力する。
後述するように、分配移相器200のPort1〜7は、入力端子であるとともに、出力端子として機能する。よって、入出力端子と表記する。
そして、それぞれのセクタアンテナ10は、分配移相器200に対して信号を送受信する送受信ケーブル31に接続されている。
送受信ケーブル31は、基地局(不図示)内に設けられた送信信号を生成及び受信信号を受信する送受信部4(後述する図3参照)に接続されている。送受信ケーブル31は、例えば同軸ケーブルである。
図1(a)では、セクタアンテナ10−1に、アレイアンテナ100、分配移相器200、送受信ケーブル31を表記している。他のセクタアンテナ10−2、10−3も、セクタアンテナ10−1と同様に、アレイアンテナ100、分配移相器200、送受信ケーブル31を備えている。
基地局アンテナ1は、セル2内に電波を送信し、セル2の外側に隣接するセルに電波を送信しないことが好ましい。同様に、セル2内から電波を受信し、セル2の外側に隣接するセルから電波を受信しないことが好ましい。
このため、図1(a)に示すように、電波(ビーム)の送受信方向(指向性)を水平面から地表方向に角度θ傾けて(ビーム・チルト角θとして)いる。
<セクタアンテナ10>
図2は、第1の実施の形態におけるセクタアンテナ10の一例を示す図である。図2は、1つのセクタアンテナ10を横に置いた斜視図で示している。
セクタアンテナ10は、アレイアンテナ100と、分配移相器200と、レドーム500とを備えている。アレイアンテナ100は、反射板120と、反射板120上に直線状に配列(アレイ)された複数のアンテナ素子110を備えている。レドーム500は、アレイアンテナ100及び分配移相器200を包むように設けられている。
図2では、レドーム500を破線で示し、レドーム500の内部に設けられたアレイアンテナ100が見えるようにしている。また、分配移相器200は、アレイアンテナ100における反射板120の裏面に置かれているので、破線で示している。
なお、図2では、アンテナ素子110を、一例としてダイポールアンテナとして表記している。アンテナ素子110は、ダイポールアンテナでなくともよく、パッチアンテナなど他のアンテナであってもよい。
図2に示すアンテナ素子110は、電界が地面に対して垂直な方向に振動する偏波(垂直偏波)を送受信する。なお、アンテナ素子110を90°回転させて、電界が地面に対して平行な方向に振動する偏波(水平偏波)を送受信するようにしてもよい。また、垂直偏波を受信するアンテナ素子110と水平偏波を受信するアンテナ素子とを交互に又は交差させて配置して、アレイアンテナ100が垂直偏波及び水平偏波の両方を送受信するようにしてもよい。
反射板120は、アンテナ素子110が送信する電波を反射するとともに、アンテナ素子110を保持する。図2では、6個のアンテナ素子110が、反射板120上において間隔Dpで配置されている。そして、6個のアンテナ素子110をアンテナ素子110−1〜110−6と表記している。すなわち、アレイアンテナ100における複数のアンテナ素子110をそれぞれ区別するときは、アンテナ素子110−1〜110−6と表記する。
反射板120のアンテナ素子110に対向する部分は平坦で、反射板120の両端部は、アンテナ素子110が設けられた側とは逆の側に折り曲げられている。なお、反射板120の両端部は折り曲げられてなくともよく、アンテナ素子110が設けられた側に折り曲げられていてもよい。
レドーム500は、円筒501と、円筒501の上端部を覆う上蓋502と、円筒501の下端部を覆う下蓋503とを備えている。そして、レドーム500は、アレイアンテナ100、分配移相器200を格納している。
そして、レドーム500の下蓋503に、分配移相器200と信号を送受信する送受信ケーブル31が接続されるコネクタ(不図示)が設けられている。
なお、図2に示すセクタアンテナ10のアレイアンテナ100は、6個のアンテナ素子110を備えているが、アンテナ素子110の個数は6個に限らず、予め定められた個数とすればよい。
また、図2では、セクタアンテナ10は、1個のアレイアンテナ100により構成されているが、複数のアレイアンテナ100を並べることで構成されてもよい。
さらに、図2では、アレイアンテナ100等を覆うレドーム500は上蓋502と下蓋503を備えた円筒501としたが、断面が方形の筒であってもよく、方形の筒であっても断面の一辺が円弧状であってもよい。
<アレイアンテナ100、分配移相器200の接続関係>
次に、分配移相器200とアンテナ素子110との接続関係を説明する。
図3は、第1の実施の形態において、セクタアンテナ10における分配移相器200とアレイアンテナ100との接続関係の一例を示す図である。
ここでは、アレイアンテナ100は、図2で示したように、6個のアンテナ素子110(アンテナ素子110−1〜110−6)を備えているとして説明する。
分配移相器200は、7個の入出力端子であるPort1〜7を備えている。Port1は、基地局(不図示)内に設けられた送受信部4に接続されている。Port2〜7は、それぞれがアンテナ素子110−1〜110−6に接続されている。
電波を送信する場合は、送受信部4から送信信号が分配移相器200のPort1に入力される。そして、分配移相器200により、Port2〜7に分配される。このとき、Port1に入力された送信信号は、分配移相器200により位相が互いにずらされる。Port2〜7に分配された送信信号は、Port2〜7からアンテナ素子110−1〜110−6に出力される。アンテナ素子110−1〜110−6は、それぞれが位相のずらされた送信信号を電波として送信する。
ここでは、一例として、Port2は、Port1に入力された送信信号に対して位相が−5φずれた信号を出力する。位相のずれを移相量と呼ぶ。そして、Port3は移相量−3φ、Port4は移相量−φ、Port5は移相量+φ、Port6は移相量+3φ、Port7は移相量+5φである。このように、Port2〜7の隣接するPort間における移相量を2φとしている。Port2〜7は、それぞれが間隔Dpで配置されている6個のアンテナ素子110−1〜110−6に接続されているので、位相差2φによって、セクタアンテナ10から送信される電波のビーム・チルト角θが設定される。
なお、位相差2φにおけるφは、後述するように分配移相器200において可変である。
なお、図3において、分配移相器200のPort2〜7は、それぞれが1つのアンテナ素子110に接続されている。しかし、分配移相器200のPort2〜7が、それぞれが複数のアンテナ素子110を含むグループに接続されてもよい。この場合、図3において、アンテナ素子110−1〜110−6のそれぞれを、アンテナ素子110のグループに置き換えればよい。
<分配移相器200>
次に分配移相器200について説明する。
図4は、第1の実施の形態における分配移相器200の一例を示す図である。図4(a)は、分配移相器200の平面図、図4(b)は、図4(a)におけるIVB−IVB線での分配移相器200の断面図である。
図4(a)、(b)に示すように、分配移相器200は、点Oを中心とする半径R1、R2、R3の複数の円環を仮定したとき、これの複数の円環の一部を構成する円弧状の第1の導体の一例としての固定導体211、212、213を備えている。そして、分配移相器200は、固定導体211、212、213に交差するように設けられた直線状に延びた第2の導体の一例としての可動導体220と点Oに設けられた回転軸230とを備えている。さらに、分配移相器200は、基準電位(例えば、接地電位(GND))に設定される基準導体240を備えている。
基準導体240は、固定導体211、212、213に対向するように設けられている。すなわち、固定導体211、212、213は、基準導体240に平行な一平面を仮定したとき、その平面上に設けられている。
可動導体220は、回転軸230に一端部がはめ込まれ、他端部が回転軸230を中心に回転軸230の周りで回転するようになっている。すなわち、可動導体220は、アーム状に構成されている。
そして、可動導体220は、固定導体211、212、213と電気的に結合するように、固定導体211、212、213に接触又は近接して設けられている。なお、電気的な結合は、信号の直流成分が伝達されることを要せず、高周波成分が伝達されればよい。
可動導体220と固定導体211、212、213とが近接して設けられる場合、可動導体220と固定導体211、212、213との間に、ポリテトラフルオロエチレンなどの信号の高周波成分に対してロスの小さい誘電材料が設けられていてもよい。
以下では、可動導体220と固定導体211、212、213とが接触する(接する)として説明する。
固定導体211、212、213は、基準導体240に対して、ストリップ線路を構成している。また、可動導体220も、基準導体240に対して、ストリップ線路を構成している。
固定導体211の両端部は、それぞれ整合回路の一例としての変成線路214、215を介して、入出力端子であるPort4、Port5に接続されている。固定導体212の両端部は、入出力端子であるPort3、Port6に接続されている。固定導体213の両端部は、入出力端子であるPort2、Port7に接続されている。
そして、可動導体220の一端部(回転軸230側)が入出力端子であるPort1に接続されている。
固定導体211における固定導体211は、可動導体220と接触する部分である。変成線路214、215は、一端部と他端部との間で特性インピーダンスを変換する。変成線路214、215は、例えば、1/4波長(λ)変成器である。
固定導体212、213は、固定導体211における変成線路214、215を備えていない。すなわち、固定導体212、213は、可動導体220と接触する部分である。
ここで、固定導体211、212、213の特性インピーダンスについて説明する。
固定導体212、213は、特性インピーダンスZ1である。一方、固定導体211は、特性インピーダンスZ1より大きい、特性インピーダンスZ2である(Z2>Z1)。
よって、図4(a)に示すように、固定導体211のパタン幅は、固定導体212、213に比べて小さく(細く)構成されている。
特性インピーダンスZ1は、例えば50Ωである。これに対して、特性インピーダンスZ2は、例えば100Ωである。
ここでは、アンテナ素子110−1〜110−6の特性インピーダンスは特性インピーダンスZ1であるとする。よって、固定導体212のPort3、6に、アンテナ素子110−2、110−5を、インピーダンスの不整合を生じることなく接続しうる(図3参照)。同様に、固定導体213のPort2、7に、アンテナ素子110−1、110−6を、インピーダンスの不整合を生じることなく接続しうる。
一方、固定導体211は、特性インピーダンスZ2であるため、その両端部を、それぞれアンテナ素子110−3、110−4に接続すると、インピーダンスが不整合になる。そこで、固定導体211の特性インピーダンスZ2と、アンテナ素子110の特性インピーダンスZ1とを整合させるために、変成線路214、215が接続されている。変成線路214、215は、特性インピーダンスZ1を特性インピーダンスZ2に変換する。
可動導体220は、固定導体211と接触する部分(接触部分α)を含む第1接触部220a、固定導体212と接触する部分(接触部分β)を含む第2接触部220b、固定導体213と接触する部分(接触部分γ)を含む第3接触部220cから構成されている。
なお、可動導体220における第1接触部220a、第2接触部220b、第3接触部220cは、Port2〜7に、等しい電力で信号が分配されるように、インピーダンスが設定されている。
可動導体220については、これまで知られた構成が適用しうるので、ここでは説明を省略する。
固定導体211、212、213、変成線路214、215、可動導体220、基準導体240は、それぞれが導電材料であるアルミニウムや銅などの金属板から構成されてもよく、銅箔などの導電材料の層が両面又は片面に設けられたガラスエポキシ基板等の誘電体基板において、導電材料の層を加工して構成されてもよい。このとき、基準導体240と固定導体211、212、213、変成線路214、215とを、導電材料の層が両面に設けられた誘電体基板において、両面に設けられた導電材料の層を加工して構成すればよい。また、可動導体220を、導電材料の層が片面に設けられた誘電体基板において、導電材料の層を加工して構成すればよい。
また、基準導体240と、固定導体211、212、213と、変成線路214、215とのそれぞれは、導電材料の層が片面に設けられた誘電体基板をそれぞれ加工して構成されてもよい。
なお、一例として、中心波長λに対して、固定導体211の半径R1が0.12λ、固定導体212の半径R2が0.36λ、固定導体213の半径R3が0.6λに設定されている。このように設定すると、Port1〜7のそれぞれにおける移相量が、図3に記載した移相量の関係に設定される。
次に、分配移相器200の動作を説明する。
分配移相器200の可動導体220の一端部に設けられたPort1に入力した入力信号は、可動導体220の第1接触部220aを伝搬し、固定導体211との接触部分αにおいて、固定導体211に分配される。そして、固定導体211に分配された信号の一部は、接触部分αから左側(図4(a)において左側、以下同様)に固定導体211及び変成線路214を伝搬して、Port4に至って出力される。同様に、固定導体211に分配された信号の残りは、接触部分αから右側に固定導体211及び変成線路215を伝搬して、Port5に至って出力される。
固定導体211との接触部分αにおいて、固定導体211に分配されなかった信号は、可動導体220の第2接触部220bを伝搬し、固定導体212との接触部分βにおいて、固定導体212に分配される。そして、固定導体212に分配された信号の一部は、接触部分βから左側に固定導体212を伝搬して、Port3に至って出力される。同様に、固定導体212に分配された信号の残りは、接触部分βから右側に固定導体212を伝搬して、Port6に至って出力される。
固定導体212との接触部分βにおいて、固定導体212に分配されなかった信号は、可動導体220の第3接触部220cを伝搬し、固定導体213との接触部分γにおいて、固定導体213に分配される。そして、固定導体213に分配された信号の一部は、接触部分γから左側に固定導体213を伝搬して、Port2に至って出力される。同様に、固定導体213に分配された信号の残りは、接触部分γから図4(a)において右側に固定導体213を伝搬して、Port7に至って出力される。
このとき、Port1からPort2〜7のそれぞれまでにおいて、信号が伝搬する距離が異なることから、Port2〜7の間において信号に位相の差が生じる。
また、回転軸230の周りに、可動導体220の他端部を回転させることで、固定導体211、212、213と可動導体220との接触部分α、β、γの位置が変えられる。これにより、Port2〜7の間における位相差(移相量におけるφ)が変更される。
なお、上記では固定導体211、212、213、可動導体220とした。固定と可動とは相対的であればよく、可動導体220を固定し、固定導体211、212、213を可動させてもよい。
また、接続するアンテナの特性インピーダンスによっては、変成線路214、215を設けなくてもよく、固定導体212、213のいずれか一方又は両方の両端又は一端に別の変成線路を設けてもよい。
図5は、固定導体211、212、213のすべてを特性インピーダンスZ1とした場合における分配移相器200の一例を示す平面図である。
図4(a)、(b)では、固定導体211の特性インピーダンスを、特性インピーダンスZ1より大きい特性インピーダンスZ2とした。
しかし、図5では、固定導体211を固定導体212、213と同様に、特性インピーダンスZ1としている。よって、固定導体211を図4の固定導体211と区別するため、固定導体211′と表記する。
固定導体211′は、特性インピーダンスZ1であるので、そのパタン幅は、図4(a)に示した固定導体211のパタン幅より大きく(広く)なっている。また、図4(a)に示した固定導体211に接続した変成線路214、215を要しない。
そして、特性インピーダンスZ1の固定導体211′とした場合においても、可動導体220(図4の可動導体220と区別するため、以下では可動導体220′と表記する。)における第1接触部220a′、第2接触部220b′、第3接触部220c′は、Port2〜7に、等しい電力で信号が分配されるように、インピーダンスが設定されている。
ここでは、固定導体211′は、図4における固定導体211の特性インピーダンスZ2より小さい特性インピーダンスZ1である。よって、可動導体220′における第1接触部220a′の特性インピーダンスは、図4に示した場合に比べて小さくすることが求められる。このため、可動導体220′における第1接触部220a′は、図4の可動導体220の第1接触部220aに比べ広く(太く)構成されることが必要となる。
他の構成は、図4(a)、(b)に示した同様であるので、説明を省略する。
図5に示した固定導体211′では、固定導体211′と可動導体220′の第1接触部220a′とが接触部分αの円周方向(移動する方向)の長さ(幅)が、図4(a)の場合に比べて、大きくなり、伝送線路としての体をなしていない。また、第1接触部220a′が広くなっていることで、実質的な可動範囲が狭くなるとともに、可動導体220′の他端部を回転軸230(点O)の周りで移動(回転)させても、Port4、5からは、回転角に比例した位相差の信号が得られ難くなっている。
したがって、図5に示す構成の分配移相器200の場合、インピーダンス整合をとりつつ、Portに等しく電力を分配するとともに、所望の移相変化量を得ようとすると、固定導体211′の半径R1を大きく設定することが必要になる。このことは、半径R1に比例させて、固定導体212の半径R2、固定導体213の半径R3を大きくせざるを得なくなり、分配移相器200が大型化することになる。
これに対して、図4(a)、(b)に示した第1の実施の形態における分配移相器200では、点Oに最も近い固定導体211を特性インピーダンスZ2と、固定導体212、213の特性インピーダンスZ1より大きく設定している。これにより、図4(a)に示すように、固定導体211のパタン幅を、図5の固定導体211′に比べて、小さく(細く)している。また、固定導体211を特性インピーダンスZ2とすることで、可動導体220の第1接触部220aの幅が、図5の可動導体220′の第1接触部220a′に比べて狭くなる。
よって、固定導体211と可動導体220との接触部分αの円周方向(移動する方向)の長さ(幅)が、図5の場合に比べて小さく(短く)なる。このようにすることで、固定導体211に対する半径R1が小さくとも、Port4、5からは、回転角に比例した位相差の信号が得られ易くなっている。
すなわち、分配移相器200が小型化される。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、分配移相器200のPort1の特性インピーダンスは、Port1から入力した信号の電力が、Port2〜7において、均等に分配されるように設定される。しかしながらこの場合、Port1の特性インピーダンスは、特性インピーダンスZ1と異なるケースがある。すると、特性インピーダンスZ1をケーブルや回路において広く使用されている50Ωとした場合、Port1に、特性インピーダンスが50Ωのケーブルや回路を直接接続できない。
<分配移相器200>
図6は、第2の実施の形態における分配移相器200の構成を示す平面図である。第2の実施の形態における分配移相器200は、可動導体220の一端部(回転軸230側)とPort1との間に、整合回路250をさらに備えている。
他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
整合回路250により、Port1から見た特性インピーダンスをインピーダンスZ1に変換する。
このようにすることで、特性インピーダンスZ1を50Ωとした場合、Port1には、広く使用されている特性インピーダンスが50Ωのケーブルや回路を接続できる。
図7は、第2の実施の形態における分配移相器200のSパラメータを示す図である。図7では、横軸に中心周波数fで規格化された周波数(f/f)を、縦軸にSパラメータ(dB)を示している。
S11は、Port1における反射特性を示し、規格化された周波数(f/f)が0.9〜1.16の範囲において、リターンロスが−20dB以下となっていることが分かる。
一方、Port1からPort2〜7のそれぞれに対する伝達特性を示すS21、S31、S41、S51、S61、S71は、規格化された周波数(f/f)が0.9〜1.16の範囲において、いずれも約−8dBであって、Port1に入力した信号が、Port2〜7にほぼ同じ電力で分配されていることを示している。
[第3の実施の形態]
図6に示した第2の実施の形態の分配移相器200は、6出力(Port2〜7)の分配移相器200であった。この分配移相器200は、図2、3に示した6個のアンテナ素子110−1〜110−6を備えるセクタアンテナ10に適用できる。
<アレイアンテナ100、分配移相器200の接続関係>
図8は、第3の実施の形態において、セクタアンテナ10における分配移相器200とアレイアンテナ100との接続関係の一例を示す図である。
ここでは、セクタアンテナ10におけるアレイアンテナ100は、7個のアンテナ素子110(アンテナ素子110−1〜110−7)を備えている。そして、分配移相器200は、Port1〜8を備え、Port1を入力とし、Port2〜8を出力とする、7出力の移相器である。
この場合、Port5から出力される信号を移相量0とし、Port2が移相量−3φ、Port3が移相量−2φ、Port4が移相量−φ、Port6が移相量+φ、Port7が移相量+2φ、Port8が移相量+3φとなるようにしている。すなわち、Port2〜8の隣接するPort間における位相差をφとしている。このようにすれば、位相差φによって、セクタアンテナ10から送信される電波のビーム・チルト角θが設定される。
<分配移相器200>
図9は、第3の実施の形態における分配移相器200の構成を示す平面図である。
分配移相器200は、第1の実施の形態、第2の実施の形態における分配移相器200と同様に、固定導体211、212、213を備えている。さらに、分配移相器200は、第1の実施の形態、第2の実施の形態における分配移相器200と同様に、可動導体220、回転軸230、基準導体240を備えている。さらに、分配移相器200は、整合回路250、260を備えている。
そして、固定導体211の両端部がPort4、6、固定導体212の両端部がPort3、7、固定導体213の両端部がPort2、8である。
整合回路250は、一端部が、第2の実施の形態の分配移相器200と同様に、Port1であって、他端部が可動導体220の一端部(回転軸230側)に接続されている。
整合回路260は、一端部がPort5であって、他端部が可動導体220の一端部(回転軸230側)に接続されている。
そして、固定導体211は、第1の実施の形態、第2の実施の形態における分配移相器200と同様に、その両端にそれぞれ変成線路214、215が接続されている。
他の構成は、第1の実施の形態、第2の実施の形態で説明したのと同様であるので説明を省略する。
なお、一例として、中心波長λに対して、固定導体211の半径R1が0.2λ、固定導体212の半径R2が0.4λ、固定導体213の半径R3が0.6λに設定されている。そして、Port5は可動導体220に入力されずにそのまま出力されているため、移相量は0になり、Port2〜8のそれぞれの移相量は、図8に記載した移相量となる。
また、整合回路260により、Port1から見た特性インピーダンスをインピーダンスZ1となるよう調整するとともに、Port5と、他のPortとの電力分配比を設定している。
第3の実施の形態における分配移相器200においても、第1の実施の形態の分配移相器200と同様に、点Oに最も近い固定導体211を、固定導体212、213の特性インピーダンスZ1より大きい特性インピーダンスZ2に設定している。これにより、固定導体211のパタン幅を、固定導体211を特性インピーダンスZ1に設定した場合に比べて小さく(細く)している。また、固定導体211を特性インピーダンスZ2とすることで、可動導体220の第1接触部220aの幅が、固定導体211を特性インピーダンスZ1に設定した場合に比べて狭く(細く)なる。
よって、固定導体211と可動導体220との接触部分αの円周方向(移動する方向)の長さ(幅)が、図5の場合に比べて小さく(短く)なる。このようにすることで、固定導体211に対する半径R1が小さくとも、Port4、6からは、回転角に比例した位相差の信号が得られ易くなっている。
すなわち、分配移相器200が小型化されている。
以上説明した第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態では、固定導体を固定導体211、212、213の3個としたが、3個以上の固定導体を備えていてもよい。この場合においても、点Oに近い固定導体について、他の固定導体より大きい(高い)特性インピーダンスとすればよい。
なお、特性インピーダンスを高くする固定導体の数は、1個でなく、複数であってもよい。
また、第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態では基準導体240は1個としたが、基準導体を2個とし、固定導体211、212、213を挟み込むトリプレート構造としてもよいし、固定導体211、212、213と同一平面上に、基準電位に設定される導体を配置して、コプレーナ構造としてもよい。
1…基地局アンテナ、2…セル、3、3−1〜3−3…セクタ、4…送受信部、10、10−1〜10−3…セクタアンテナ、11…メインローブ、20…鉄塔、100…アレイアンテナ、110、110−1〜110−6…アンテナ素子、200…分配移相器、211、212、213…固定導体、214、215…変成線路、220…可動導体、230…回転軸、240…基準導体、250、260…整合回路、500…レドーム、θ…ビーム・チルト角、λ…中心波長、R1、R2、R3…半径、Z1、Z2…特性インピーダンス、f…中心周波数

Claims (5)

  1. 予め定められた一点を中心とする複数の円環を仮定したとき、それぞれが、当該複数の円環におけるいずれかの円環の一部を構成する円弧状を有し、それぞれの両端部がそれぞれ入出力端子に接続される複数の第1の導体と、
    前記複数の第1の導体と交差するように設けられるとともに、一端部が前記中心に配置され、他端部が当該中心の周りに回転でき、当該一端部が入出力端子に接続される第2の導体と、を備え、
    前記複数の第1の導体のうち、少なくとも一つの第1の導体の特性インピーダンスが他の第1の導体の特性インピーダンスよりも高い
    ことを特徴とする分配移相器。
  2. 前記複数の第1の導体において、特性インピーダンスが他の第1の導体よりも高い第1の導体の両端部にそれぞれ整合回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の分配移相器。
  3. 前記第2の導体の前記一端部に、他の入出力端子をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の分配移相器。
  4. 前記第2の導体の前記一端部と当該一端部に接続される入出力端子との間に、整合回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分配移相器。
  5. 前記複数の第1の導体の個数は、3であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の分配移相器。
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