JP5819467B2 - 連続炉 - Google Patents
連続炉 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5819467B2 JP5819467B2 JP2014080986A JP2014080986A JP5819467B2 JP 5819467 B2 JP5819467 B2 JP 5819467B2 JP 2014080986 A JP2014080986 A JP 2014080986A JP 2014080986 A JP2014080986 A JP 2014080986A JP 5819467 B2 JP5819467 B2 JP 5819467B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- heating
- heating zone
- workpiece
- exhaust duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
加熱処理部81は、ヒータによってワークWを加熱する加熱ゾーン82を有しており、図5では、加熱ゾーン82が五つに区画されて設けられている。また、この加熱処理部81では、各加熱ゾーン82へ給気を行う給気ダクト83と、各加熱ゾーン82でワークWを加熱するために用いられたガスを排気する排気ダクト84とが設けられている。
加熱ゾーン82のワークWを加熱するヒータとして、例えばシーズヒータが用いられるが、特に近年では、このような連続炉においてヒータの負荷を軽減し、消費電力を低減するのが望まれている。
さらに、加熱ゾーンから排気ダクトによって排気されたガスは、ワークを加熱するために用いられているので温度が高くなっている。そして、この排気ダクトは、前記排出ダクト中に一部が露出しているため、排気ダクトにより排気されたガスの熱を、排出ダクトのガスに伝えることができる。この排出ダクトのガスは、給気ダクトによって加熱ゾーンへと供給されるため、加熱ゾーンの排熱を、当該加熱ゾーンにおけるワークの加熱に再利用することができ、ヒータの負荷をさらに軽減することができる。
このように、ヒータの負荷を軽減できるため、ヒータの消費電力を低減することが可能となる。
この場合、加熱ゾーン毎に対応して配置された分岐部で、当該加熱ゾーンから排気されたガスの熱の再利用が可能となり、これに加えて、加熱ゾーン毎に、冷却ゾーンから排出されたガスの熱の再利用が可能となり、ヒータの負荷をより一層軽減することができる。
図1は、本発明の連続炉を上から見た断面図である。
この連続炉は、熱処理として、ワークWを加熱した後に冷却を行う装置であり、ワークWを加熱する加熱処理部1と、加熱したワークWを冷却する冷却処理部2とを備えている。加熱処理部1と冷却処理部2とは、ワークWの入口部3側から出口部4側に向かって直列に配置されている。入口部3側から出口部4側へと向かう方向がワークWの進行方向であり、連続炉内では、複数のワークWが連続的に搬送されながら、熱処理が行われる。
本実施形態(図1参照)では、加熱炉1aは、全体が五つに区画された加熱ゾーン11,12,13,14,15を有している。また、加熱炉1a内には、ワークWの進行方向の上流側と下流側とに区画している壁部材10が設けられており、上流側加熱ゾーン31と下流側加熱ゾーン32とが形成されている。
なお、ワークWが投入される入口部3と第一加熱ゾーン15との間には、図示しないがシャッターが設けられている。
なお、本実施形態の各加熱ゾーンでは、ヒータ16及びファン17が設置されている領域と、ワークWが搬送される領域との間に隔壁19が設置されている。この隔壁19は、加熱炉1aの天井面及び底面との間に間隔を有して設けられており、加熱ゾーン毎において、前記給気ダクト5によって加熱炉1a内に供給されたガスは、ワークWの進行方向の直線を中心として循環することができ、前記排気ダクト6によって、循環したガスの少なくとも一部は加熱炉1a外へと排気される。
このため、例えば、第一から第五の加熱ゾーン11,12,13,14,15すべてで同じ温度に制御することが可能となり、また、加熱ゾーン毎で異なる温度に制御することも可能である。
また、冷却処理部2は、冷却ゾーン21のガスを当該冷却ゾーン21外に排出する排出ダクト7を備えている。本実施形態では、排出ダクト7によって排出されるガスは、取り入れ口23から取り入れられワークWを冷却するために用いられた空気である。
排出ダクト7は冷却ゾーン21の空気を冷却室2a外に排出するが、この空気は、前記下流側排出ダクト部25によって、第五ダクト領域45から第一ダクト領域41に至るまで流れることができる。
そして、第五ダクト領域45から第一ダクト領域41までのそれぞれの領域に設けられている給気ダクト5は、排出ダクト7と連通しており、当該排出ダクト7によって排出された空気を、第五加熱ゾーン15から第一加熱ゾーン11それぞれへと給気することができる。
そして、これらの分岐部51,52,53,54,55それぞれに、給気ダクト5が連通されている。
なお、他のダクト領域においても同様に、排出ダクト7によって冷却ゾーン21から排出された空気は、各加熱ゾーンへ給気される。
図1及び図2において、排気ダクト6は、加熱ゾーンでワークWを加熱するために用いられたガス(空気)を排気するためのものであり、排気ダクト6の上流端は加熱ゾーンの下部位置で開口している。さらに、この排気ダクト6は、図2に示しているように、その下流端部がダクト部1bの外側まで延びており、加熱ゾーンのガスをダクト部1b外へ排気することができる。
そして、排気ダクト6の途中部8が、前記排出ダクト7中に露出している。
このため、冷却ゾーン21でワークWから空気に与えられた熱を、加熱ゾーン11,12,13,14,15それぞれでのワークWの加熱に用いることができ、ヒータ16の負荷を軽減することができる。また、このように排出ダクト7によって取り出された空気は、ワークWから直接的に熱交換を受けているので、熱回収効率がよい。
そして、この排出ダクト7の分岐部中の空気は、給気ダクト5によって加熱ゾーンへと供給されるため、加熱ゾーンから排気ダクト6によって排気されたガスの排熱を、当該加熱ゾーンにおけるワークWの加熱に再利用することができ、ヒータ16の負荷をさらに軽減することができる。
以上のような、排出ダクト7と給気ダクト5との関係、及び、排出ダクト7と排気ダクト6との関係によれば、ヒータの負荷を軽減することができることから、ヒータの消費電力を低減することが可能となる。
特に、加熱ゾーン11,12,13,14,15毎で温度を異ならせる場合、各加熱ゾーン11,12,13,14,15に応じた熱の再利用が可能となる。つまり、温度が高い側の加熱ゾーン(例えば、下流側加熱ゾーン32)では、比較的高温の排気ガスによって熱の再利用がされ、温度が低い側の加熱ゾーン(例えば、上流側加熱ゾーン31)では、比較的低温の排気ガスによって熱の再利用がされる。
Claims (5)
- ヒータによってワークを加熱する加熱ゾーンを有している加熱処理部と、
前記加熱ゾーンで加熱したワークを冷却する冷却ゾーンを有している冷却処理部と、を備えた連続炉であって、
前記冷却ゾーンのガスを排出する排出ダクトと、
前記排出ダクトと連通し当該排出ダクトによって排出されたガスを前記加熱ゾーンへ給気する給気ダクトと、を備え、
前記加熱処理部は、複数の加熱ゾーンに区画され、
前記各加熱ゾーン毎に、前記給気ダクトが設けられ、
前記加熱ゾーンは、ワークの進行方向に沿って上流側よりも下流側が高温に設定され、
前記排出ダクトは、ワークの進行方向に沿って延在するように炉体に付設され、
前記排出ダクトによって、前記冷却ゾーンから排出されたガスを、高温の加熱ゾーンから低温の加熱ゾーンの夫々の給気ダクトに順次供給し、
加熱ゾーンは、ワークの進行方向に沿って延在する一方の側壁と、それに並行する他方の側壁からなり、
当該加熱ゾーンの内部は前記側壁に並行する隔壁によって、一方の側壁との間に一方の空間が、また他方の側壁との間に他方の空間が形成され、
前記一方の空間の側壁の外部に前記排出ダクトが設けられ、当該側壁には前記排出ダクトから一方の空間内にガスを供給するための給気ダクトが挿通されており、
前記一方の空間に、ワークが進行する他方の空間に向けて高温のガスを送風し当該加熱ゾーンを加熱するためのファンとヒータが備えられていることを特徴とする連続炉。 - 前記ファンを駆動するためのモータは、前記一方の側壁の外部に装着され、
前記ヒータは前記一方の側壁の外部から内部にかけて挿通され、
前記モータとヒータは、前記排出ダクトとは異なる高さに設けられている請求項1に記載の連続炉。 - 加熱ゾーンでワークを加熱した後のガスを排出する排気ダクトが設けられ、
前記排気ダクトは、前記一方の側壁の下部の開口から外部にかけて水平方向に延出した後、炉外に向けて上方に延出する請求項1もしくは2に記載の連続炉。 - 前記排出ダクトと給気ダクトとは交差するように連結され、
前記排気ダクトの上方に延在する部分の一部は、前記給気ダクトの連通位置とは異なる位置に、突出するように設けられている請求項3に記載の連続炉。 - 排出ダクトには分岐部が形成され、当該分岐部内の、一方の側に給気ダクトが連通され、他方の側に排気ダクトが突設されている請求項4に記載の連続炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014080986A JP5819467B2 (ja) | 2014-04-10 | 2014-04-10 | 連続炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014080986A JP5819467B2 (ja) | 2014-04-10 | 2014-04-10 | 連続炉 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010066347A Division JP5756601B2 (ja) | 2010-03-23 | 2010-03-23 | 連続炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014145587A JP2014145587A (ja) | 2014-08-14 |
JP5819467B2 true JP5819467B2 (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=51425958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014080986A Active JP5819467B2 (ja) | 2014-04-10 | 2014-04-10 | 連続炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5819467B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023235689A1 (en) * | 2022-05-30 | 2023-12-07 | Illinois Tool Works Inc. | Processing furnace |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016095112A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | トーホーエンジニアリング株式会社 | 予熱炉 |
-
2014
- 2014-04-10 JP JP2014080986A patent/JP5819467B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023235689A1 (en) * | 2022-05-30 | 2023-12-07 | Illinois Tool Works Inc. | Processing furnace |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014145587A (ja) | 2014-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2928796T3 (es) | Instalación de tratamiento y procedimiento para tratar piezas de trabajo | |
JP5795560B2 (ja) | ワークを熱加工する炉 | |
US20180010856A1 (en) | Continuous furnace system having heat recycling device | |
JP5401015B2 (ja) | 連続式焼成炉 | |
JP5819467B2 (ja) | 連続炉 | |
JP5756601B2 (ja) | 連続炉 | |
KR20110007045A (ko) | 기판처리장치 | |
JP2010157633A (ja) | リフロー装置 | |
JP4348607B2 (ja) | 塗装乾燥炉 | |
JP5446653B2 (ja) | 熱処理装置 | |
JP4594400B2 (ja) | 板状体冷却装置、並びに、熱処理システム | |
JP4245177B2 (ja) | 熱処理装置 | |
JP6571063B2 (ja) | ウエブの熱処理装置 | |
JP4210833B2 (ja) | 連続焼成炉 | |
US20160223260A1 (en) | Heating furnace | |
TWI431335B (zh) | A cooling device for a plate-shaped treated body, and a heat treatment system incorporated in the apparatus | |
JP2018017425A (ja) | 熱処理炉 | |
JP2007313488A (ja) | 塗装焼付乾燥炉 | |
JP5985576B2 (ja) | 連続拡散処理装置 | |
JP2005090949A (ja) | 特にガラス物品処理用のオーブンおよびガラス物品の熱処理方法 | |
JP6592419B2 (ja) | ウエブの熱処理装置 | |
JP5050042B2 (ja) | 廃熱回収方法及び廃熱回収装置 | |
JP4003186B2 (ja) | 塗装用乾燥システム | |
JP2007263480A (ja) | マッフル炉 | |
JP2010048467A (ja) | 板状体冷却装置及び熱処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150930 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5819467 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |