JP5817605B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents
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Description
可動基板と、該可動基板から渦巻状に突設された可動渦巻壁とを有し、該固定スクロールとの間に圧縮室を形成する可動スクロールとを備え、
該可動スクロールが該固定スクロールに対して公転することにより、該圧縮室が容積を縮小し、該圧縮室は、該固定渦巻壁の外側に形成される外側圧縮室と、該固定渦巻壁の内側に形成される内側圧縮室とからなり、
該固定基板及び該可動基板の一方には、該圧縮室が連通する吐出ポートと、該外側圧縮室が連通する外側インジェクションポートと、該内側圧縮室が連通する内側インジェクションポートとが貫設され、
該外側圧縮室及び該内側圧縮室は、吸入行程終了時に、該固定渦巻壁と該可動渦巻壁とが当接する外周側に位置する一対の第1シール線と、該固定渦巻壁と該可動渦巻壁とが当接する内周側に位置する一対の第2シール線とにより初めて閉鎖されるスクロール型圧縮機において
該外側インジェクションポート及び該内側インジェクションポートの少なくとも一方は、前記吸入行程終了時における前記可動渦巻壁に沿って前記可動渦巻壁の外端側を始点とし、前記可動渦巻壁の内端側へ延びる湾曲した略長穴であり、
該外側インジェクションポートの始点が該吸入行程終了時における前記第2シール線から前記可動渦巻壁の外端側に向かって進んだ位置とされているか、又は該内側インジェクションポートの始点が該吸入行程終了時における該第2シール線から該可動渦巻壁の外端側に向かって進んだ位置とされ、
前記固定渦巻壁又は前記可動渦巻壁は、前記吸入行程終了時において、前記外側インジェクションポート上及び前記内側インジェクションポート上に配置されることを特徴とする。
図1に示すように、実施例1の電動スクロール型圧縮機1は、ハウジング10を備えている。ハウジング10は、後端側が開口する有底筒状のフロントハウジング11と、蓋状をなしてフロントハウジング11の後端側を塞ぐリヤハウジング12とからなる。なお、図1において、右側が前方を示し、左側が後方を示す。
実施例2の電動スクロール型圧縮機は、図20〜図33に示すように、実施例1の電動スクロール型圧縮機の固定基板16aに1本の連通路70を設けたものである。連通路70は、図29に示すように、公転角240°の圧縮途中において、可動渦巻壁22bに沿って延びる湾曲した長溝である。連通路70は丸形の凹部を平行移動させて得られる長溝である。連通路70の幅は可動渦巻壁22bに隠蔽され得る最大値である。連通路70の長さは外側圧縮室C1と内側圧縮室C2とを連通可能な最小値である。他の構成は実施例1と同様である。
実施例3の電動スクロール型圧縮機は、図34〜図47に示すように、実施例1と異なる位置に内側インジェクションポート63が貫設されている。内側インジェクションポート63は、吸入行程終了時より公転が30°進んだ時における可動渦巻壁22bに沿って延びる湾曲した長穴である。内側インジェクションポート63は可動渦巻壁22bの外端側を内側インジェクションポート63の始点S3とし、可動渦巻壁22bの内端側へ延びる湾曲した長穴である。内側インジェクションポート63の始点S3は第2内側シール線L2bの内側から可動渦巻壁22bの外端側に向かって渦巻角β(約40°)だけ進んだ位置とされている。このため、実施例3においても、外側インジェクションポート61と内側インジェクションポート63とが駆動軸心Oに対して非対称である。他の構成は実施例1と同様である。
16a…固定基板
16b…固定渦巻壁
22…可動スクロール
22a…可動基板
22b…可動渦巻壁
C1…外側圧縮室
C2…内側圧縮室
C…圧縮室
49…吐出ポート
61…外側インジェクションポート
62、63…内側インジェクションポート
L1a、L1b…第1シール線(L1a…第1外側シール線、L1b…第1内側シール線)
L2a、L2b…第2シール線(L2a…第2外側シール線、L2b…第2内側シール線)
1…電動スクロール型圧縮機
S1…始点
S2…始点
161…固定渦巻外面、可動渦巻外面
162…固定渦巻内面、可動渦巻内面
70…連通路
40…モータ機構
Claims (6)
- 固定基板と、該固定基板から渦巻状に突設された固定渦巻壁とを有する固定スクロールと、
可動基板と、該可動基板から渦巻状に突設された可動渦巻壁とを有し、該固定スクロールとの間に圧縮室を形成する可動スクロールとを備え、
該可動スクロールが該固定スクロールに対して公転することにより、該圧縮室が容積を縮小し、該圧縮室は、該固定渦巻壁の外側に形成される外側圧縮室と、該固定渦巻壁の内側に形成される内側圧縮室とからなり、
該固定基板及び該可動基板の一方には、該圧縮室が連通する吐出ポートと、該外側圧縮室が連通する外側インジェクションポートと、該内側圧縮室が連通する内側インジェクションポートとが貫設され、
該外側圧縮室及び該内側圧縮室は、吸入行程終了時に、該固定渦巻壁と該可動渦巻壁とが当接する外周側に位置する一対の第1シール線と、該固定渦巻壁と該可動渦巻壁とが当接する内周側に位置する一対の第2シール線とにより初めて閉鎖されるスクロール型圧縮機において
該外側インジェクションポート及び該内側インジェクションポートの少なくとも一方は、前記吸入行程終了時における前記可動渦巻壁に沿って前記可動渦巻壁の外端側を始点とし、前記可動渦巻壁の内端側へ延びる湾曲した略長穴であり、
該外側インジェクションポートの始点が該吸入行程終了時における前記第2シール線から前記可動渦巻壁の外端側に向かって進んだ位置とされているか、又は該内側インジェクションポートの始点が該吸入行程終了時における該第2シール線から該可動渦巻壁の外端側に向かって進んだ位置とされ、
前記固定渦巻壁又は前記可動渦巻壁は、前記吸入行程終了時において、前記外側インジェクションポート上及び前記内側インジェクションポート上に配置されることを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 前記外側インジェクションポートは前記外側インジェクションポートの始点から延びる湾曲した略長穴であり、
前記内側インジェクションポートは前記内側インジェクションポートの始点から延びる湾曲した略長穴である請求項1記載のスクロール型圧縮機。 - 前記固定渦巻壁は固定渦巻外面及び固定渦巻内面によって形成され、
前記可動渦巻壁は可動渦巻外面及び可動渦巻内面によって形成され、
前記第1シール線は、該固定渦巻外面と該可動渦巻内面とが当接する外周側の第1外側シール線と、該固定渦巻内面と該可動渦巻外面とが当接する外周側の第1内側シール線とからなり、
前記第2シール線は、該固定渦巻外面と該可動渦巻内面とが当接する内周側の第2外側シール線と、該固定渦巻内面と該可動渦巻外面とが当接する内周側の第2内側シール線とからなり、
該第1外側シール線と該第2外側シール線とにより前記外側圧縮室が初めて閉鎖され、
該第1内側シール線と該第2内側シール線とにより前記内側圧縮室が初めて閉鎖され、
前記外側インジェクションポートの始点は該第2外側シール線の外側に位置し、
前記内側インジェクションポートの始点は該第2内側シール線の内側から前記可動渦巻壁の外端側に向かって進んだ位置とされている請求項2記載のスクロール型圧縮機。 - 前記固定基板及び前記可動基板の一方には、前記外側圧縮室と前記内側圧縮室とを連通する連通路が形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載のスクロール型圧縮機。
- 前記連通路は、圧縮途中における前記可動渦巻壁に沿って延びる湾曲した長溝である請求項4記載のスクロール型圧縮機。
- 前記可動スクロールを駆動するモータ機構を備えている請求項1乃至5のいずれか1項記載のスクロール型圧縮機。
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JP2012061302A JP5817605B2 (ja) | 2012-03-17 | 2012-03-17 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012061302A JP5817605B2 (ja) | 2012-03-17 | 2012-03-17 | スクロール型圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2013194575A JP2013194575A (ja) | 2013-09-30 |
JP5817605B2 true JP5817605B2 (ja) | 2015-11-18 |
Family
ID=49393861
Family Applications (1)
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JP2012061302A Active JP5817605B2 (ja) | 2012-03-17 | 2012-03-17 | スクロール型圧縮機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200084717A (ko) | 2019-01-03 | 2020-07-13 | 엘지전자 주식회사 | 전동식 압축기 |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57153984A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-22 | Hitachi Ltd | Scroll compressor |
US20080184733A1 (en) * | 2007-02-05 | 2008-08-07 | Tecumseh Products Company | Scroll compressor with refrigerant injection system |
-
2012
- 2012-03-17 JP JP2012061302A patent/JP5817605B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200084717A (ko) | 2019-01-03 | 2020-07-13 | 엘지전자 주식회사 | 전동식 압축기 |
KR20200112274A (ko) | 2019-03-21 | 2020-10-05 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤형 압축기 |
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JP2013194575A (ja) | 2013-09-30 |
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