JP5817537B2 - 押出成形品の製造方法、押出成形金型の製造方法及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、ピン内の通路を介して凝固液又は凝固気体を流して、中空糸を成形することが記載されている。
特許文献2には、この押出成形装置を用いて、管状成形品を押出成形することが記載されている。
特許文献1、2の技術では、上述のように、材料流路内に、片持ち梁式にピンが設けられている。このため、樹脂から受ける圧力によって、ピンの先端側の部分が所望の位置からずれてしまう可能性がある。ピンの先端側の部分の位置がずれた状態で押出成形を行うと、押出成形品内の中空が所望の配置からずれてしまう。この不具合は、押出成形品内に形成される中空が細径であるほど、すなわちピンが細径であるほど、顕著となる。
アライメントマークを有するアライメント用部材を、位置決め台の位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記位置決め部に前記アライメント用部材を設置した状態で前記アライメントマークを撮像装置により撮像し、撮像された前記アライメントマークを指標として、前記撮像装置の視野方向と交差する面内において前記撮像装置と前記位置決め台との相対位置調整を行う工程と、
前記位置決め部から前記アライメント用部材を取り外す工程と、
前記第1金型部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記撮像装置により前記ピンを撮像し、その撮像結果に基づいて、前記ピンを矯正する工程と、
前記ピンが矯正された前記第1金型部材を含む前記押出成形金型を用いて、前記押出成形品を製造する工程と、
を有することを特徴とする押出成形品の製造方法を提供する。
アライメントマークを有するアライメント用部材を、位置決め台の位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記位置決め部に前記アライメント用部材を設置した状態で前記アライメントマークを撮像装置により撮像し、撮像された前記アライメントマークを指標として、前記撮像装置の視野方向と交差する面内において前記撮像装置と前記位置決め台との相対位置調整を行う工程と、
前記位置決め部から前記アライメント用部材を取り外す工程と、
前記第1金型部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記撮像装置により前記ピンを撮像し、その撮像結果に基づいて、前記ピンを矯正する工程と、
を有することを特徴とする押出成形金型の製造方法を提供する。
撮像装置と、
前記撮像装置の視野方向と前記ピンの突出方向とが向かい合い、前記撮像装置の視野に前記ピンが収まる状態で、前記第1金型部材を位置決めして設置可能な位置決め部を有する位置決め台と、
前記撮像装置の視野方向と交差する面内における前記撮像装置と前記位置決め台との相対位置調整の指標となるアライメントマークを有するアライメント用部材であって、前記視野に前記アライメントマークが収まる状態で、当該アライメント用部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置可能なアライメント用部材と、
画像処理部と、
を有し、
前記画像処理部は、
前記撮像装置により撮像された前記アライメントマークの位置と、前記アライメントマークを調整すべき位置との、前記視野方向と交差する面内における関係を、表示又は演算する第1画像処理と、
前記撮像装置による前記ピンの撮像結果に基づいて、前記ピンの位置と、前記ピンを矯正すべき位置と、の関係を表示又は演算する第2画像処理と、
を行うことを特徴とする画像処理装置を提供する。
図3は位置決め台220の模式的な平面図である。
図4はインナーダイ130を示す模式図であり、このうち(a)はインナーダイ130を縦置きしたときの正面図、(b)はインナーダイ130を縦置きしたときの平面図、(c)はインナーダイ130を縦置きしたときの底面図である。
図5はアライメント用部材230を示す模式図であり、このうち(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は(c)の中央部の拡大図である。
図6は画像処理装置200のブロック図である。
図7及び図8はアライメント動作を説明するための模式図である。
図9はインナーダイ130のガス供給管(ピン)160の位置ずれを示す模式図である。
図10及び図11はインナーダイ130のガス供給管160の矯正動作を説明するための模式図である。
図12及び図13は矯正機構400を説明するための模式図であり、このうち図12は平面図、図13は正面図である。
図14は実施形態に係る押出成形品の製造方法の流れを示すフローチャートである。
図15はインナーダイ130のガス供給管160の位置補正動作の変形例を説明するための模式図である。
図16はアライメント動作の変形例を説明するための模式図である。
図17は実施形態に係る押出成形品の製造方法に用いられる押出成形装置100の側断面図である。
図18は図17の要部拡大図である。
図19は図18の要部拡大図である。
図20は図19のA−A線に沿った正面断面図である。
図21は実施形態に係る押出成形品の製造方法により製造される成形品の一例を示す図であり、このうち(a)は縦断面図、(b)は(a)のI−I断面図である。
図22は実施形態に係る押出成形品の製造方法により製造されるカテーテル10の一例を示す縦断面図である。
図23は図22のII-II断面図である。
図24はカテーテル10の動作を説明するための模式的な縦断面図であり、(a)は自然状態のカテーテル10を示し、(b)は操作線40を牽引した状態のカテーテル10を示す。
この画像処理装置200は、撮像装置(カメラ241)と、位置決め台220と、アライメント用部材230と、画像処理部242(図6)と、を有している。
位置決め台220は、撮像装置の視野方向(例えば、下方向)とピンの突出方向とが向かい合い、撮像装置の視野にピンが収まる状態で、第1金型部材を位置決めして設置可能な位置決め部221を有する。
アライメント用部材230は、撮像装置の視野方向と交差する面内(例えば水平面内(撮像装置の視野方向と直交する面内))における撮像装置と位置決め台220との相対位置調整の指標となるアライメントマーク233を有している。
アライメント用部材230は、撮像装置の視野にアライメントマーク233が収まる状態で、アライメント用部材230を位置決め部221に対して位置決めして設置可能である。
画像処理部242は、以下の第1画像処理と第2画像処理とを行う。
第1画像処理では、撮像装置により撮像されたアライメントマーク233の位置と、アライメントマーク233を調整すべき位置との、撮像装置の視野方向と交差する面内における関係を、表示又は演算する。
第2画像処理では、撮像装置によるピンの撮像結果に基づいて、ピンの位置と、ピンを矯正すべき位置と、の関係を表示又は演算する。
したがって、先端部131は、円筒状である。
また、中空部125において、インナーダイ130の先端部131を収容する部位(第2中空部)は、押出方向に沿った直線状(ストレート形状)に形成され、第1中空部の先端から押出口111へ連通している。
そして、インナーダイ130とアウターダイ120との間の間隔により材料流路150の少なくとも一部区間(例えば、後述する下流区間152)が形成されている。
より具体的には、上流区間151の上流部151aは、アウターダイ120の後部122内に形成されている。
上流区間151の下流部151bは、アウターダイ120の後部122と前部121との間のクリアランスにより構成されている。
テーパー状流路153内の成形材料の流動方向は、ストレート状流路154内の成形材料の流動方向に対して傾斜(つまり交差)している。
より具体的には、ガス供給管160は、ストレート状流路154内に配置されている。
より具体的には、横断面において、ガス供給管160どうしは、インナーダイ130の先端部131内の挿通孔135の中心を基準として、互いに回転対称位置に配置されている。
ガス供給路136は、例えば、インナーダイ130の内部に形成されている。これらガス供給路136は、挿通孔135の周囲に配置されている。
このため、成形品には、中心に大径の中空が形成される他に、その大径の中空の周囲に、複数の小径の中空が形成され、且つ、これら小径の中空は等角度間隔に配置される。
この成形品の横断面形状は、材料流路150の横断面とほぼ同形状である。
成形品の成形中は、各ガス供給管160を介して、押出口111へガスを供給する。これにより、成形品には、ガス供給管160の先端と対応する位置に、中空91(図21)が形成され、且つ、この中空91は、成形品の長手方向に延在する形状となる。
この押出成形品90は、例えば、後述するカテーテル10の外層60となる。
したがって、ガス供給管160は、ガス供給管160の延在方向(つまり押出方向)に対して交差する方向の圧力(荷重)を成形材料から受ける。
それと同時に、水平面内において、位置決め台220に対するインナーダイ130の位置と向きとを一義的に定めて、インナーダイ130を位置決め部221に対して位置決めできるように、位置決め部221は構成されている(図2)。
一方、アライメント用部材230の底面には、嵌合突起223が嵌入可能な嵌合凹部235が形成されている。同様に、インナーダイ130の基端側の面(図2のようにインナーダイ130を縦置きしたときの底面)にも、嵌合突起223が嵌入可能な嵌合凹部137(図4(a)、(c))が形成されている。
このため、嵌合穴222に対してアライメント用部材230の下端部232を嵌入させ、且つ、嵌合突起223と嵌合凹部235とを嵌合させるためには、位置決め台220に対するアライメント用部材230の位置と向き(回転位相)とを水平面内において一義的に定める必要がある。
したがって、位置決め部221にアライメント用部材230を設置することにより、位置決め台220に対するアライメント用部材230の水平面内における位置と向きとを一義的に定めて、アライメント用部材230を位置決めすることができる。
このため、嵌合穴222に対してインナーダイ130のフランジ部134を嵌入させ、且つ、嵌合突起223と嵌合凹部137とを嵌合させるためには、位置決め台220に対するインナーダイ130の位置と向き(回転位相)とを水平面内において一義的に定める必要がある。
したがって、位置決め部221にインナーダイ130を設置することにより、位置決め台220に対するインナーダイ130の水平面内における位置と向きとを一義的に定めて、インナーダイ130を位置決めすることができる。
基台210は、位置決め台220をカメラ241の視野方向(例えば、下方向)と交差する面内(例えば、水平面内)において、位置決め台220を基台210に対して相対的に、任意の方向に移動及び回転させることが可能な台移動部330を有する。
台移動部330は、位置決め台220を水平面内にて第1の方向(X方向)へ任意量移動させることが可能である。
更に、台移動部330は、位置決め台220を水平面内にて第1の方向に対して直交する第2の方向(Y方向)へ任意量移動させることが可能である。
更に、台移動部330は、位置決め台220を水平面内にて任意の向きに回転させることが可能である。
更に、台移動部330は、位置決め台220を基台210に対して相対的にY方向に移動可能に保持するY方向移動機構と、位置決め台220を基台210に対して相対的にY方向に移動させるモータ等のY方向アクチュエータと、を有している。
更に、台移動部330は、水平面内において位置決め台220を基台210に対して回転可能に保持する回転機構と、水平面内において位置決め台220を基台210に対して回転させるモータ等の回転アクチュエータと、を有している。
一例として、回転機構としての回転台が、基台210の下部を構成する本体部211の上に設置され、その回転台の上に、X方向移動機構が設置され、更にX方向移動機構の上に、Y方向移動機構が設置され、更に、Y方向移動機構の上に、位置決め台220が設置されていることが挙げられる。そして、回転アクチュエータは、回転台を本体部211に対して相対的に水平面内で回転させ、X方向アクチュエータは、X方向移動機構を回転台に対して相対的にX方向へ移動させ、Y方向アクチュエータは、Y方向移動機構をX方向移動機構に対して相対的にY方向へ移動させるようになっていることが挙げられる。
なお、カメラ241は落射照明ユニット250と一体化されていても良く、この場合、カメラ241と落射照明ユニット250とを共通の支持台及び支持アームにより支持することができる。
カメラ241は、透光部材253を介して、アライメント用部材230の上面、及び、インナーダイ130の上端部(先端部)を撮像する。
カメラ241の被写界深度は、位置決め台220に設置されたアライメント用部材230の上面、及び、位置決め台220に設置されたインナーダイ130の上端部(先端部)を適切に撮像することが可能な被写界深度に設定されている。
すなわち、位置決め部221にアライメント用部材230を設置して、カメラ241によりアライメントマーク233を撮像したときの、各穴233a、233bの位置は、各ガス供給管160が理想位置に位置するインナーダイ130を位置決め部221に設置して、カメラ241によりインナーダイ130を撮像したときの、各ガス供給管160の先端の位置に等しい。
第1基準円263及び第2基準円264は、X方向軸線261とY方向軸線262との交点を中心とする同心円である。
例えば、成形材料から受ける圧力によってガス供給管160が先端部131側へ近づいてしまうことを抑制するために、ガス供給管160の横断面径形状を、先端部131側及びその反対方向において肉厚の形状とする場合が想定される。そのような場合には、ガス供給管160の単位矯正量とスプリングバック量とが、矯正の方向ごとに異なる。この場合に、上記のような関係情報に基づいて矯正情報を生成することにより、矯正の方向が何れの方向であっても、それぞれ適切なスプリングバック量を考慮して、矯正情報を得ることができる。
この製造方法は、材料流路150と、押出口111と、材料流路150内に配置されるピン(例えばガス供給管160)を有する第1金型部材(例えばインナーダイ130)と、第1金型部材が特定の位置関係で固定される第2金型部材(例えばアウターダイ120)と、を有する押出成形金型110の、材料流路150を介して押出口111から成形材料を押出成形することにより、押出成形品90を製造する押出成形品の製造方法である。
この製造方法は、以下の(1)〜(6)の工程を有する。
(1)アライメントマーク233を有するアライメント用部材230を、位置決め台220の位置決め部221に対して位置決めして設置する工程。
(2)位置決め部221にアライメント用部材230を設置した状態でアライメントマーク233を撮像装置(カメラ241)により撮像し、撮像されたアライメントマーク233を指標として、撮像装置の視野方向と交差する面内(例えば水平面内)において撮像装置と位置決め台220との相対位置調整を行う工程。
(3)位置決め部221からアライメント用部材230を取り外す工程。
(4)第1金型部材を位置決め部221に対して位置決めして設置する工程。
(5)撮像装置によりピンを撮像し、その撮像結果に基づいて、ピンを矯正する工程。
(6)ピンが矯正された第1金型部材を含む押出成形金型110を用いて、押出成形品90を製造する工程。
以下、詳細に説明する。
一方、ガス供給管160が変形している場合、ガス供給管160a、160bの先端の位置は、それらの理想位置を示す点P1、P2からずれる。
すなわち、画像処理部242は、撮像結果に基づいてガス供給管160a、160bの位置を判定する。そして、画像処理部242は、判定されたガス供給管160a、160bの位置と、ガス供給管160a、160bの予め定められた理想位置と、に基づいて、ガス供給管160a、160bを理想位置へ矯正するのに必要な矯正情報を生成する。
すなわち、画像処理部242は、例えば、図10に示すように、矯正前のガス供給管160a、160bの位置から見て、理想位置を越えた位置である矯正目標位置170a、170bを演算する(図14のステップS6)。
こうして、各ガス供給管160a、160bの位置を、理想位置へ調整することができる。
従って、保持穴411にガス供給管160の先端を挿入した状態で、保持部410を水平方向に移動させることにより、ガス供給管160の先端の位置を水平方向において微調整することができる。
次に、アーム部420及び微量移動機構を下降させることにより、保持部410をガス供給管160の先端に被せて、ガス供給管160の先端を保持穴411内に挿入させる(図13(b)、図12参照)。
次に、微量移動機構のX方向ネジ及びY方向ネジの螺入量をそれぞれ調節することにより、保持部410を所望の位置に移動させるとともに、ガス供給管160の先端を所望の矯正目標位置170a、170bに移動させる。
こうして、矯正機構400によるガス供給管160の矯正を行うことができる。
そして、押出成形金型110を用いて、押出成形品90を押出成形する。すなわち、ガス供給管160を介して押出口111へ流体(例えばガス)を供給しながら、材料流路150を介して押出口111から成形材料を押出成形することにより、押出成形品90を製造する(図14のステップS9)。
ここで、押出成形金型110のガス供給管160の位置は、所望の位置(理想位置)に矯正されているので、押出成形品90内における中空91等を高精度に所望の配置にすることができる。
なお、本明細書では、カテーテル10(並びにシース16)の遠位端(先端)DEを含む所定の長さ領域のことを、カテーテル10(並びにシース16)の遠位端部15という。同様に、カテーテル10(並びにシース16)の近位端(基端)PEを含む所定の長さ領域のことを、カテーテル10(並びにシース16)の近位端部(基端部)17(図24)という。
一本の撚り線を構成する細線の本数は特に限定されないが、3本以上であることが好ましい。細線の本数の好適な例は、3本又は7本である。細線の本数が3本の場合、横断面において3本の細線が点対称に配置される。細線の本数が7本の場合、横断面において7本の細線が点対称にハニカム状に配置される。
内層21をこのようなフッ素系樹脂により構成することによって、メインルーメン20を通じて造影剤や薬液などを患部に供給する際のデリバリー性が良好となる。
コイル50は、外層60に内包されている。
本実施形態においては、サブルーメン30は、外層60の内部において、コイル50の外側に形成されている。
メインルーメン20の半径は200〜300μm程度、内層21の厚さは10〜30μm程度、外層60の厚さは100〜150μm程度、コイル50の外径は直径500〜860μm、コイル50の内径は直径420〜660μmとすることができる。
カテーテル10の軸心からサブルーメン30の中心までの半径(距離)は300〜350μm程度、サブルーメン30の内径(直径)は40〜100μmとする。そして、操作線40の太さは30〜60μm程度とする。
カテーテル10の最外径(半径)は350〜450μm程度、すなわち外径が直径1mm未満である。これにより、本実施形態のカテーテル10は腹腔動脈などの血管に挿通可能である。
図24では、カテーテル10の2本の操作線40のうち、1本のみを図示している。
したがって、内視鏡に挿入されたカテーテル10の全体を軸回転させるトルク操作を牽引操作に組み合わせることにより、カテーテル10の遠位端DEの向きを自在に制御することが可能となる。
更に、操作線40の牽引量を調節することにより、カテーテル10の遠位端DEの屈曲量を調節することができる。
このため、本実施形態のカテーテル10は、たとえば分岐する血管等の体腔に対して、所望の方向に進入させることが可能である。
芯線の材質は特に限定されないが、一例として、銅または銅合金、炭素鋼やSUS等の合金鋼、ニッケルまたはニッケル合金を挙げることができる。
芯線の表面には、任意で離型処理を施してもよい。離型処理としては、フッ素系やシリコン系などの離型剤の塗布のほか、光学的または化学的な表面処理をおこなってもよい。
押出成形後、芯線92を引き抜くことにより、中空形状の外層60を作成することができる。なお、外層60の成形に用いられる芯線92の線径は、コイル50の外径よりも大きい。これは、後にコイル50(及び内層21)の周囲に外層60を被せる工程を容易にするためである。
次に、外層60の中空の各々に対し、中空管32(ダミー芯線入り)を挿通する。
この本実施形態に係る押出成形金型の製造方法は、材料流路150と、押出口111と、材料流路150内に配置されるピン(例えばガス供給管160)を有する第1金型部材(例えばインナーダイ130)と、第1金型部材が特定の位置関係で固定される第2金型部材(例えばアウターダイ120)と、を有する押出成形金型110を製造する方法である。
この製造方法は、上記(1)〜(5)の工程を有する。
或いは、第2画像処理は、点P1、P2とガス供給管160a、160bとのズレ量及びズレの方向を演算することであっても良い。すなわち、矯正情報は、判定されたガス供給管160の位置と、理想位置と、のズレ量及びズレの方向を示す情報でも良い。更には、その演算した情報を、文字情報或いは音声情報などにより報知しても良い。
また、図16(b)に示すように、インジケータ260は、アライメント目標表示180a、180bのみからなっていても良い。
15 遠位端部
16 シース
17 近位端部
20 メインルーメン
21 内層
30 サブルーメン
32 中空管
40 操作線
41 先端部
42 基端部
50 コイル
52 線材
60 外層
64 コート層
66 マーカー
70 操作部
90 押出成形品
91 中空
92 芯線
100 押出成形装置
110 押出成形金型
111 押出口
120 アウターダイ
121 前部
122 後部
124 平坦面
125 中空部
126 凹部
130 インナーダイ
131 先端部
132 中部
132a 先端面
133 後部
134 フランジ部
135 挿通孔
136 ガス供給路
137 嵌合凹部
150 材料流路
151 上流区間
151a 上流区間の上流部
151b 上流区間の下流部
152 下流区間
152a 下流区間の上流部
152b 下流区間の下流部
153 テーパー状流路
154 ストレート状流路
160、160a、160b ガス供給管
170a、170b 矯正目標位置
180a、180b アライメント目標表示
200 画像処理装置
201 載置台
210 基台
211 本体部
220 位置決め台
221 位置決め部
222 嵌合穴
223 嵌合突起
230 アライメント用部材
231 本体部
232 下端部
233 アライメントマーク
233a、233b 穴
235 嵌合凹部
241 カメラ
242 画像処理部
243 関係情報記憶部
250 落射照明ユニット
251 枠体
252 発光部材
253 透光部材
260 インジケータ
261 X方向軸線
262 Y方向軸線
263 第1基準円
264 第2基準円
310 制御部
320 操作部
330 台移動部
340 表示部
400 矯正機構
410 保持部
411 保持穴
420 アーム部
DE 遠位端
PE 近位端
Claims (21)
- 材料流路と、押出口と、前記材料流路内に配置されるピンを有する第1金型部材と、前記第1金型部材が特定の位置関係で固定される第2金型部材と、を有する押出成形金型の、前記材料流路を介して前記押出口から成形材料を押出成形することにより、押出成形品を製造する押出成形品の製造方法であって、
アライメントマークを有するアライメント用部材を、位置決め台の位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記位置決め部に前記アライメント用部材を設置した状態で前記アライメントマークを撮像装置により撮像し、撮像された前記アライメントマークを指標として、前記撮像装置の視野方向と交差する面内において前記撮像装置と前記位置決め台との相対位置調整を行う工程と、
前記位置決め部から前記アライメント用部材を取り外す工程と、
前記第1金型部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記撮像装置により前記ピンを撮像し、その撮像結果に基づいて、前記ピンを矯正する工程と、
前記ピンが矯正された前記第1金型部材を含む前記押出成形金型を用いて、前記押出成形品を製造する工程と、
を有することを特徴とする押出成形品の製造方法。 - 前記ピンを矯正する前記工程は、
前記撮像結果に基づいて前記ピンの位置を判定する工程と、
前記判定された前記ピンの位置と、前記ピンの予め定められた理想位置と、に基づいて、前記ピンを矯正するのに必要な矯正情報を生成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の押出成形品の製造方法。 - 前記ピンを矯正する前記工程は、
更に、前記矯正情報を報知する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の押出成形品の製造方法。 - 前記矯正情報を報知する前記工程では、
前記ピンの撮像画像とともに、前記矯正情報として前記ピンの矯正目標位置を表示することを特徴とする請求項3に記載の押出成形品の製造方法。 - 前記矯正情報を報知する前記工程では、
前記矯正情報として、前記ピンをその矯正目標位置へ矯正するのに必要な矯正量と、その矯正の方向と、を報知することを特徴とする請求項3又は4に記載の押出成形品の製造方法。 - 前記矯正情報を生成する前記工程では、
前記矯正情報に従って前記ピンをその矯正目標位置へ矯正した後で、前記ピンがスプリングバックする結果、前記ピンの位置が前記理想位置となるように、前記矯正情報を生成することを特徴とする請求項2乃至5の何れか一項に記載の押出成形品の製造方法。 - 前記ピンの単位矯正量とスプリングバック量との関係を示す関係情報を、矯正の方向ごとに予め求めておき、
前記矯正情報を生成する前記工程では、前記関係情報に基づいて、前記矯正情報を生成することを特徴とする請求項6に記載の押出成形品の製造方法。 - 前記ピンを矯正する前記工程は、
前記矯正情報に従って、自動制御により前記ピンを矯正する工程を含むことを特徴とする請求項2乃至7の何れか一項に記載の押出成形品の製造方法。 - 前記ピンの突出方向から前記第1金型部材を正視したときの、前記第1金型部材における前記ピンを除く部位の形状は、回転対称形であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の押出成形品の製造方法。
- 材料流路と、押出口と、前記材料流路内に配置されるピンを有する第1金型部材と、前記第1金型部材が特定の位置関係で固定される第2金型部材と、を有する押出成形金型を製造する方法であって、
アライメントマークを有するアライメント用部材を、位置決め台の位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記位置決め部に前記アライメント用部材を設置した状態で前記アライメントマークを撮像装置により撮像し、撮像された前記アライメントマークを指標として、前記撮像装置の視野方向と交差する面内において前記撮像装置と前記位置決め台との相対位置調整を行う工程と、
前記位置決め部から前記アライメント用部材を取り外す工程と、
前記第1金型部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置する工程と、
前記撮像装置により前記ピンを撮像し、その撮像結果に基づいて、前記ピンを矯正する工程と、
を有することを特徴とする押出成形金型の製造方法。 - 材料流路と、押出口と、前記材料流路内に配置されるピンを有する第1金型部材と、前記第1金型部材が特定の位置関係で固定される第2金型部材と、を有する押出成形金型の前記ピンの矯正に用いられる画像処理装置であって、
撮像装置と、
前記撮像装置の視野方向と前記ピンの突出方向とが向かい合い、前記撮像装置の視野に前記ピンが収まる状態で、前記第1金型部材を位置決めして設置可能な位置決め部を有する位置決め台と、
前記撮像装置の視野方向と交差する面内における前記撮像装置と前記位置決め台との相対位置調整の指標となるアライメントマークを有するアライメント用部材であって、前記視野に前記アライメントマークが収まる状態で、当該アライメント用部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置可能なアライメント用部材と、
画像処理部と、
を有し、
前記画像処理部は、
前記撮像装置により撮像された前記アライメントマークの位置と、前記アライメントマークを調整すべき位置との、前記視野方向と交差する面内における関係を、表示又は演算する第1画像処理と、
前記撮像装置による前記ピンの撮像結果に基づいて、前記ピンの位置と、前記ピンを矯正すべき位置と、の関係を表示又は演算する第2画像処理と、
を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1金型部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置することにより、前記位置決め台に対する前記第1金型部材の位置と向きとが定まった状態で、前記第1金型部材と前記位置決め部とが嵌合し、
前記アライメント用部材を前記位置決め部に対して位置決めして設置することにより、前記位置決め台に対する前記アライメント用部材の位置と向きとが定まった状態で、前記アライメント用部材と前記位置決め部とが嵌合することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。 - 前記位置決め台を保持する基台を更に有し、
前記基台は、前記位置決め台を前記視野方向と交差する面内において任意の方向に移動及び回転させることが可能な相対位置調整機構を有することを特徴とする請求項11又は12に記載の画像処理装置。 - 前記第2画像処理には、
前記撮像結果に基づいて前記ピンの位置を判定する処理と、
前記判定された前記ピンの位置と、前記ピンの予め定められた理想位置と、に基づいて、前記ピンを矯正するのに必要な矯正情報を生成する処理と、
が含まれることを特徴とする請求項11乃至13の何れか一項に記載の画像処理装置。 - 前記第2画像処理には、
前記ピンの撮像画像とともに、前記矯正情報として前記ピンの矯正目標位置を表示する処理が含まれることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。 - 前記第2画像処理には、
前記矯正情報として、前記ピンをその矯正目標位置へ矯正するのに必要な矯正量と、その矯正の方向と、を表示する処理が含まれることを特徴とする請求項14又は15に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記矯正情報を生成する前記処理において、
前記矯正情報に従って前記ピンをその矯正目標位置へ矯正した後で、前記ピンがスプリングバックする結果、前記ピンの位置が前記理想位置となるように、前記矯正情報を生成することを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の画像処理装置。 - 前記ピンの単位矯正量とスプリングバック量との関係を示す関係情報を、矯正の方向ごとに予め記憶した関係情報記憶部を有し、
前記画像処理部は、前記矯正情報を生成する前記処理において、前記関係情報に基づいて、前記矯正情報を生成することを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。 - 前記矯正情報に従って自動制御により前記ピンを矯正する自動矯正機構を有することを特徴とする請求項14乃至18の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記位置決め部に前記アライメント用部材を設置したときの、前記撮像装置の視野内における前記アライメントマークの位置は、
前記位置決め部に前記第1金型部材を設置したときの、前記視野内における前記ピンの理想位置と一致することを特徴とする請求項11乃至19の何れか一項に記載の画像処理装置。 - 前記撮像装置による撮像画像には、前記アライメントマークの位置合わせの際、及び、前記ピンの矯正の際に、それぞれ指標となるインジケータが含まれることを特徴とする請求項11乃至20の何れか一項に記載の画像処理装置。
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