JP5817024B2 - マルチモード高周波モジュール - Google Patents

マルチモード高周波モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP5817024B2
JP5817024B2 JP2013552459A JP2013552459A JP5817024B2 JP 5817024 B2 JP5817024 B2 JP 5817024B2 JP 2013552459 A JP2013552459 A JP 2013552459A JP 2013552459 A JP2013552459 A JP 2013552459A JP 5817024 B2 JP5817024 B2 JP 5817024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
multimode
frequency module
frequency
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013552459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014509484A (ja
Inventor
ナン,チャンギ
Original Assignee
ナン,チャンギ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナン,チャンギ filed Critical ナン,チャンギ
Publication of JP2014509484A publication Critical patent/JP2014509484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5817024B2 publication Critical patent/JP5817024B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/44Details of, or arrangements associated with, antennas using equipment having another main function to serve additionally as an antenna, e.g. means for giving an antenna an aesthetic aspect
    • H01Q1/46Electric supply lines or communication lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/52Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/52Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure
    • H01Q1/521Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure reducing the coupling between adjacent antennas
    • H01Q1/523Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure reducing the coupling between adjacent antennas between antennas of an array
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/08Radiating ends of two-conductor microwave transmission lines, e.g. of coaxial lines, of microstrip lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/10Resonant antennas

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、無線通信装置のアンテナに係り、具体的に、マルチモードアンテナにおいてアンテナ間のカップリングを減少させて、高い隔離度特性を有するようにする無線通信装置の高周波モジュールに関する。
最近、様々な情報伝達、情報提供に関するサービスを無線を用いて提供するサービスが活発に行われており、多数の無線通信装置が開発されて実用に提供されている。これらサービスは、電話、テレビ、LAN(Local Area Network)など年々多様化しており、全てのサービスをユーザが用いるためには、個々のサービスに対応する無線通信装置を持っていなければならない。
このようなサービスを用いるユーザの利便性向上のために、それぞれのサービスによって別途の無線通信装置を用いずに、一つの無線通信装置で複数のサービスを用いることができるマルチモード無線通信装置が部分的ではあるが実現されている。
通常の無線による情報伝送のサービスは電磁波を媒体とするので、同一のサービスエリアでは、1種類のサービスにつき一つの周波数を使用することによって、複数のサービスがユーザに提供される。したがって、無線通信装置は、複数の周波数の電磁波を送受信する機能を有しなければならない。
従来の無線通信装置においては、例えば、一つの周波数に対応するシングルモードのアンテナを複数個用意し、これらを一つの無線通信装置に搭載する方法が採用された。
この方法では、それぞれのシングルモードアンテナを独立に動作させるために、波長程度の距離を置いてこれらを搭載する必要があり、通常の情報伝送に関するサービスに用いられる電磁波の周波数が、自由空間伝播特性の制限により数百MHz〜数GHzに限定されるため、アンテナを離隔させる距離が数十cm〜数mとなり、したがって、端末寸法が大きくなりユーザが携帯することが困難であるという問題点があり、互いに異なる周波数に感度を有するアンテナを距離を置いて配置するため、アンテナに結合する高周波回路も該周波数毎に分離・設置する必要があった。
このような理由で、半導体の集積回路技術を適用することが困難となり、無線通信装置の寸法が増大するのみならず、高周波回路の高コストを招く問題がある。強いて集積回路技術を適用して回路全体を集積化しても、高周波回路から個々の距離が離れたアンテナまで高周波ケーブルで結合する必要が生じる。
ところで、ユーザが携帯可能な寸法の無線通信装置に適用可能な高周波ケーブルの軸径は、1ミリ内外の直径を有するため、同高周波ケーブルの伝送損失は数dB/mに達する。このような高周波ケーブルの使用により、高周波回路が消費する電力が増加して、無線通信装置の使用時間が著しく低下したり、またはバッテリーの大きさが増加したりして、ユーザが無線通信装置を携帯することが困難であった。
一例として、2周波共用アンテナを用いる無線通信装置においても互いに異なる周波数で動作することが可能なアンテナが、日本特開昭61−295905号(特許文献1)及び日本特開平1−158805号(特許文献2)などに提案された。しかし、このような構造では、互いに離れた位置の入出力端子のそれぞれに送信機及び受信機が要求されるため、無線通信装置のように小型の装置に要求される集積化が困難であるという問題点がある。
このような問題点を解決するために、韓国登録特許10−0774071号(特許文献3)には、複数の周波数で1個の給電点を共用することができる小型のマルチモードアンテナと前記アンテナを用いた高周波モジュールが、アンテナを、放射導体の一端を複数の周波数で共通の単一の給電点とし、該一端に第一の1ポート共振回路を接続し、放射導体の他端に第二の1ポート共振回路を接続する構造とする。給電点から自由空間を見た場合のアドミッタンスのコンダクタンス成分を高周波回路の特性アドミッタンスと同一にし、前記アドミッタンスのサセプタンス成分を、給電点に接続した共振回路により複数の周波数で相殺するようにすることが提案された。
図1は、韓国登録特許10−0774071号(特許文献3)に係る小型のマルチモードアンテナの概略的な構造図である。
他の例として、韓国公開特許10−1998−702904号(特許文献4)には、第1周波数及び第1周波数から遠く離れている最低周波数である第2周波数で動作するアンテナ及びダイプレクサーを使用し、ダイプレクサーは、容量性素子と誘導性素子を含み、単一の同軸ケーブルがアンテナに使用され得るように二つの信号を結合し、第1及び第2動作周波数でインピーダンス整合を提供するようにする二重周波数アンテナが開示されている。
図2は、韓国公開特許10−1998−702904号(特許文献4)に係る二重周波数アンテナの概略的な構造図である。
更に他の例として、韓国公開特許10−2010−0026653号(特許文献5)には、無線スイッチを用いることで、アンテナをモノポールまたはPIFAアンテナとして動作するようにして、多重帯域で使用することができるように、伝導体からなり、有限平面を有する接地面と;電波を送受信するアンテナボディーと;前記接地面と前記アンテナボディーとを電気的に相互連結する給電ラインと;前記アンテナボディーを前記接地面に接地させる短絡ピンと;前記短絡ピンに連結されながら、前記アンテナボディーの接地面と連結状態を制御するスイッチと;を含む平板状逆Fアンテナが開示されている。
図3は、韓国公開特許10−2010−0026653号(特許文献5)に係る平板状逆Fアンテナの概略的な構造図である。
上記の従来技術は、たとえ小型の無線通信装置においてマルチバンドまたはマルチモードで動作するようにするアンテナを提供しているが、複数のアンテナを備えることによって、アンテナ間のカップリングによって電波性能が減少するという問題点に対しては解決策を提示していない。
日本特開昭61−295905号 日本特開平1−158805号 韓国登録特許10−0774071号 韓国公開特許10−1998−702904号 韓国公開特許10−2010−0026653号
本発明は、上記のような問題点を解決するために提案されたもので、高い隔離度特性を有する高周波モジュールを提供しようとする。具体的に、アンテナモジュール及び給電モジュールを含む無線通信装置のマルチモード高周波モジュールにおいて、それぞれのアンテナが並列に連結されながら独自に給電されて高い隔離度特性を有し、マルチバンドで動作する場合、動作周波数別チューニングが可能であるだけでなく、給電ラインの電気的長さを縮小させることによって小型に作製できるようにする、高い隔離度特性を有する無線通信装置のマルチモード高周波モジュールを提供しようとする。
上記のような課題を達成するための本発明に係るアンテナモジュール及び給電モジュールを含む高周波モジュールは、
前記アンテナモジュールが、少なくとも一つ以上の周波数帯域で共振するマルチモードアンテナを含み、
前記給電モジュールは、給電部と、少なくとも電気的に互いに並列である二つ以上のストリップラインとを含み、前記給電部は、前記マルチモードアンテナを通じて放射される電力を供給し、前記少なくとも二つ以上のストリップラインは、前記給電部から供給される電力を前記マルチモードアンテナに伝達し、
前記少なくとも二つ以上のストリップラインを通じて供給される電力を前記マルチモードアンテナに連結する給電点が、前記少なくとも二つ以上のストリップラインの数だけ形成され、前記給電モジュールが電気的回路として形成されている印刷回路基板をさらに含み、
前記アンテナモジュールは、前記マルチモードアンテナが前記給電モジュールに対して前記印刷回路基板を中心に反対の方向で結合されるようにし、前記マルチモードアンテナを支持するアンテナ支持部と、前記アンテナ支持部に前記マルチモードアンテナを結合するアンテナ結合部をさらに含み、前記アンテナ結合部を前記アンテナ支持部の一側に形成することができ、
前記アンテナ支持部の他側には、前記アンテナ支持部を前記印刷回路基板に締結する締結部がさらに形成され、
前記印刷回路基板には、前記アンテナ支持部に形成された締結部に対向する位置に、前記締結部に結合される締結溝がさらに形成されることを特徴とする。
前記給電モジュールは、
前記給電部と、前記給電点と連結される前記電気的に互いに並列である少なくとも二つ以上のストリップラインの終端部との間には、前記少なくとも二つ以上のストリップラインにそれぞれ連結されたアンテナに逆位相の電力を供給するショートラインがさらに形成され、
前記ショートラインと、前記給電点と連結される少なくとも二つ以上のストリップラインの終端部との間には、前記マルチモード高周波モジュールの共振周波数を調節し、前記マルチモードアンテナ間のカップリングを減衰させるためのチューニングラインが、前記少なくとも二つ以上のストリップラインの間にそれぞれさらに形成されることを特徴とし、
前記チューニングラインは、等価的にキャパシタ、キャパシタとインダクタの直列結合またはキャパシタとインダクタの並列結合であることを特徴とするマルチモード高周波モジュール。
一方、前記少なくとも二つ以上のストリップラインの間に連結される前記ショートラインは、希望共振周波数の1/4波長の長さであることを特徴とする。
上記のような構成を有する本発明に係るアンテナモジュール及び給電モジュールを含む無線通信装置のマルチモード高周波モジュールは、それぞれのアンテナが並列に連結されながら独自に給電されて、高い隔離度特性を有し、マルチバンドで動作する場合、動作周波数別チューニングが可能であるだけでなく、給電ラインの電気的長さを縮小することによって小型に作製できるようにする高い隔離度特性を提供する。
韓国登録特許10−0774071号(特許文献3)に係る小型のマルチモードアンテナの概略的な構造図である。 韓国公開特許10−1998−702904号(特許文献4)に係る二重周波数アンテナの概略的な構造図である。 韓国公開特許10−2010−0026653号(特許文献5)に係る平板状逆Fアンテナの概略的な構造図である。 本発明に係る無線通信装置のマルチモード高周波モジュールの概略的な構成図である。 本発明に係る無線通信装置のマルチモード高周波モジュールにおいて、アンテナ間のカップリングが減衰される原理を説明するための図である。 図5を等価回路に変換した図である。 本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、動作周波数でアンテナ間の隔離度特性を示す図である。 本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、アンテナがPCB基板に実装される構造の他の例を示す図である。 本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、チューニングラインの等価キャパシタ値が1.2pFである場合、定在波比及び周波数応答特性を示す図である。 本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、チューニングラインの等価キャパシタ値が1.5pFである場合、定在波比及び周波数応答特性を示す図である。 本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、チューニングラインの等価キャパシタ値が2.2pFである場合、定在波比及び周波数応答特性を示す図である。 本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、チューニングラインの等価キャパシタ値が3pFである場合、定在波比及び周波数応答特性を示す図である。 本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、チューニングラインの等価キャパシタ値が5pFである場合、定在波比及び周波数応答特性を示す図である。
図4は、本発明に係る無線通信装置のマルチモード高周波モジュールの概略的な構成図であって、図8のマルチモードアンテナが備えられた高周波モジュールが印刷回路基板に実装される構造を単純化したものである。
本発明に係る高周波モジュールは、印刷回路基板420と、前記印刷回路基板420上に実装された給電モジュール430と、前記印刷回路基板に締結されるアンテナモジュール410と、を含む。
前記給電モジュール430には、給電源から入力される電力をアンテナ411,412に伝達するストリップライン431,432が互いに電気的に並列に形成され、前記ストリップライン431,432の開始部P1、P2と前記アンテナ411,412との間において、前記ストリップライン431,432の一側にはショートライン460が形成されており、前記ショートライン460と前記アンテナ411,412との間において、前記ストリップライン431,432に付加されてチューニングライン441が備えられる。前記チューニングライン441は、インダクタとキャパシタで構成されて、ポート間に高い隔離度を提供する。
前記アンテナモジュール410は、マルチモード、すなわち、少なくとも一つ以上の周波数帯域で共振されて電力を放射するアンテナ411,412が備えられている。
図5は、図4を回路の形態で表現したもので、P1、P2に給電源が連結され、前記P1、P2にストリップライン531,532がそれぞれ連結され、前記ストリップライン531,532の一側にはショートライン560が連結され、前記ストリップライン531,532の終端部にはアンテナ511,512と電気的に連結される給電点P3 521、P4 522があり、前記給電点P3 521、P4 522を介してアンテナ511,512に電力が供給される。前記給電点P3 521、P4 522とショートライン560との間のストリップライン531,532に、インダクタ551,552とキャパシタ541,542で構成されるチューニングライン(図示せず)がさらに含まれている。
図6は、図5での給電モジュールを等価回路に変換したものである。
図5の給電モジュールは、2ポートネットワークとして単純化することができ、図4のチューニングライン441は、キャパシタ621,622とインダクタ631,632に等価化され得る。
上記のような構成において、ポートP3とポートP4は、電気的に90度の位相差を有し、ポートP2は、ポートP1に対して電気的に180度の位相差を有し、同じ大きさの電流が印加されるので、高い隔離度特性を有するようになる。
通常、ポート2とポート1は、高い隔離度特性を有することが好ましいので、そのための様々な技術が開発されているが、従来は、図4で示すように、ストリップライン431とストリップライン432が、いわゆるλ/4(λ:共振周波の波長)の電気的長さを有するようにするための設計方法が主に行われていたが、印刷回路基板(PCB)上でλ/4の電気的長さを有するように設計することは容易ではない。これによって、本発明は、等価的にインダクタ631,632とキャパシタ621,622で表現されるチューニングラインL2を付加して電気的長さを短くしても、ポートP1とポートP2がλ/4の電気的長さを有するようにする構造を提案した。
以下では、本発明に係るマルチモード高周波モジュールのアンテナ間のカップリング減衰の原理を、図7及び図9乃至図13を参照して説明する。
公知のように、定在波比は、入射電力と反射電力によって形成される定在波の最小値と最大値との比であって、1に近いほど反射量が少ないことを意味し、インピーダンス整合がよくなされることを意味する。
図9(a)乃至図13(a)は、キャパシタの値を変化させながらシミュレーションによって測定された定在波比を周波数によって示したものである。
一方、一方の端子と他方の端子との間のカップリングは最小化することが好ましいので、一方の端子に電力を供給しながら他方の端子で電力を測定して、端子間の隔離度を電力として測定した。
図9(b)乃至図13(b)は、電力が供給されない端子での電力を、周波数によって、シミュレーションにより測定したことを示したものである。
下記の表1は、このような測定値を整理したもので、表1に示したように、定在波比は、3pFである時、共振周波数帯域で最も低い値(1.14)を有することが分かる。また、2.2pFである場合、1.17であって、3pFの時と類似の性能を有することが分かる。
一方、端子間の隔離度特性、すなわち、アイソレイション値は、2.2pFである時、共振周波数領域で最も低い値(−30.6dB)を有し、3pFである時の−18.4dBよりも約12dBで、16倍の差がある。すなわち、2.2pFである時、3.0pFの時よりも16倍程度の隔離度特性が改善されることが分かる。これによって、2.2pFをチューニングラインの等価キャパシタの値として選択することが好ましいことが分かる。
図6を参照すると、ポートP1を介して印加される電流は、ショートライン640を経るループL1と、チューニングラインを経るループL2とを通じてポートP2で会う。各ループを経た電流は、その大きさが同一であるが、位相は180度互いに逆位相され相殺される。
結局、ポートP1から印加された電力量がポートP2に及ぼす電力量は実質的に0となり、ポートP2はポートP1に対して高い隔離度特性を有するようになり、ポートP2に印加された電力もまた、ポートP1ではループL1とループL2を経た電力が同一の大きさと逆位相されて互いに相殺されるので、ポートP1もまたポートP2に対して高い隔離度特性を有するようになる。
一方、ポートP3とポートP4に印加される電力、すなわち、電流の大きさが同一であることが好ましい。そのために、チューニングラインのインダクタとキャパシタの値を適切に調節することによって達成することができる。
上述したように、ストリップライン間の電気的長さをλ/4に維持するためには、PCB基板には十分な電気的長さを可能なようにする空間が要求されるが、最近のように次第に小型化する趨勢では、λ/4を維持するための十分な空間が可能ではない。本発明では、このような問題点をインダクタとキャパシタに等価化されるチューニングラインの長さと幅などを調節して達成することができ、一方、アンテナで放射される電力の位相とインピーダンスをマッチングさせるために、インダクタとキャパシタを適切な値に選定することもできる。
一方、アンテナとのインピーダンスマッチングのために、入力ポートであるP1とP2には別途のインピーダンスマッチング回路650をさらに付加してもよい。
図7は、本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた無線通信装置において、動作周波数でアンテナ間の隔離度特性を示す。
図7で‘□’で表示された線は、アンテナ間の隔離度、すなわち、カップリングの減衰程度を測定したものであり、‘△’で表示された線は、アンテナでの反射損失を測定したものである。
図7に示されたように、約2.5GHzの共振周波数の近傍でアンテナ間の隔離度が急激に増加することを見ることができ、このとき、アンテナでの反射損失は著しく減少することが分かる。
すなわち、本発明に係るマルチモード高周波モジュールは、希望共振周波数の近傍でアンテナ間のカップリングが著しく減衰されて、アンテナで反射損失が減少し、結局、放射性能が向上することが分かる。
一方、図4乃至図6においてキャパシタによって伝達特性が変わることによって、ストリップライン間に形成されたチューニングラインでキャパシタの値を可変することによって隔離度特性を可変することができる。
具体的に、キャパシタ値を増加させると、隔離度特性、すなわち、カップリング減衰に優れた帯域が低周波数帯域に移動し、キャパシタ値を減少させると、隔離度特性が高周波数帯域に移動するので、アンテナマルチモードで、すなわち、希望共振周波数が可変される時にキャパシタの値を可変することによって、希望共振周波数でアンテナのカップリングを著しく減少させることができる。
図8は、本発明に係るマルチモードアンテナが備えられた高周波モジュールが印刷回路基板に実装される構造の他の例である。
図8に示されたように、本発明に係るマルチモード高周波モジュールは、基本的にアンテナモジュール、給電モジュール、及び印刷回路基板を含んでいる。
アンテナモジュールには、マルチモード、すなわち、複数の周波数で共振されるアンテナ820と、前記アンテナを支持し、印刷回路基板に結合されるアンテナ支持台810とが含まれており、前記アンテナ支持台810には、アンテナ820をアンテナ支持台810に堅固に結合させるためのアンテナ結合部821が一側に形成され、また、前記アンテナ支持台810には、印刷回路基板830に前記アンテナ支持台810を締結するための締結部822が他側に形成されている。
印刷回路基板830には、前記アンテナ支持台810を締結できるように締結溝831が形成され、前記締結部822が前記締結溝831に結合されることで、アンテナ支持台810が印刷回路基板830に固定される。
上記の構成によれば、高周波モジュールを使用する中にアンテナモジュールが破損したり、故障により交換しなければならない場合、締結部822を締結溝831から分離すると、アンテナモジュールと印刷回路基板が分離可能であるので、高周波モジュール全体を交換する必要がなく、故障が発生したモジュールのみ交換することが可能であるので、高周波モジュールの再利用性が高くなる。
また、前記印刷回路基板830には、給電源880から供給される電力をアンテナモジュールに伝達するための給電点840、すなわち、連結パッドが形成されている。
給電モジュールは、給電源880、ストリップライン850、チューニングライン860、及びショートライン870を含む。
チューニングラインには、等価キャパシタ861と等価インダクタ862が含まれている。
各構成に対する機能は図4で説明されたので、詳細な説明は省略する。
410 アンテナモジュール
411,412 アンテナ
420 印刷回路基板
430 給電モジュール
431 第1ストリップライン
432 第2ストリップライン
441 チューニングライン
460 ショートライン
511,512 アンテナ
521,522 給電点
531,532 ストリップライン
541,542 等価キャパシタ
551,552 等価インダクタ
560 ショートライン
611,612 ストリップライン
621,622 等価キャパシタ
631,632 等価インダクタ
650 インピーダンスマッチング回路
810 アンテナ支持台
820 アンテナ
821 アンテナ結合部
822 締結部
830 印刷回路基板
831 締結溝
840 給電点
850 ストリップライン
860 チューニングライン
861 等価キャパシタ
862 等価インダクタ
870 ショートライン
880 給電源

Claims (7)

  1. アンテナモジュール(410)及び給電モジュール(430)を含むマルチモード高周波モジュールにおいて、
    前記アンテナモジュール(410)は、少なくとも二つ以上の周波数帯域で共振するマルチモードアンテナ(411,412)を含み、
    前記給電モジュール(430)は、
    給電源(P1,P2)から供給された電力を前記マルチモードアンテナ(411,412)に伝達する電気的に互いに並列である二つ以上のストリップライン(431,432)と、
    前記二つ以上のストリップライン(431,432)の間には、前記二つ以上のストリップライン(431,432)の開始部(P1、P2)と前記マルチモードアンテナ(411,412)との間にそれぞれ連結されたアンテナに逆位相の電力を供給するショートライン(460)を連結し、前記ストリップライン(431,432)の終端部である前記ショートライン(460)と前記マルチモードアンテナ(411,412)との間には、ストリップライン(431,432)に付加されて、等価的にキャパシタ(541,542)、またはキャパシタ(541、542)とインダクタ(551,552)との結合で形成し、前記キャパシタ(541,542)の値を変更することによって前記マルチモード高周波モジュールの共振周波数を可変して、前記マルチモードアンテナ(411,412)間のカップリングを減衰するチューニングライン(441)を連結し、
    前記給電モジュール(430)の電気的回路が形成されている印刷回路基板(420)をさらに含むことを特徴とするマルチモード高周波モジュール。
  2. 前記二つ以上のストリップライン(431,432)の間に連結される前記ショートラインは、電気的長さが希望共振周波数の1/4波長の長さであることを特徴とする、請求項2に記載のマルチモード高周波モジュール。
  3. 前記チューニングライン(441)の等価的なキャパシタとインダクタの結合は、直列または並列であることを特徴とする、請求項1に記載のマルチモード高周波モジュール。
  4. 前記二つ以上のストリップライン(431,432)から供給される電力を前記マルチモードアンテナに連結する連結パッドである給電点(P3,P4)が、前記二つ以上のストリップライン(431,432)の数だけ形成されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチモード高周波モジュール。
  5. 前記アンテナモジュール(410)は、前記マルチモードアンテナ(820)を支持し、前記印刷回路基板(830)に結合されるアンテナ支持台(810)を備え、
    前記アンテナ支持台(810)は、前記マルチモードアンテナ(820)を結合するアンテナ結合部(821)をさらに含み、前記アンテナ結合部(821)は、前記アンテナ支持台(810)の一側に形成されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチモード高周波モジュール。
  6. 前記アンテナ支持台(810)の他側には、前記アンテナ支持台(810)を前記印刷回路基板(830)に締結する締結部(822)がさらに形成されていることを特徴とする、請求項5に記載のマルチモード高周波モジュール。
  7. 前記印刷回路基板(830)には、前記アンテナ支持台(810)に形成された前記締結部(822)に対向する位置に、前記締結部(822)に結合される締結溝(831)がさらに形成されていることを特徴とする、請求項6に記載のマルチモード高周波モジュール。
JP2013552459A 2011-01-31 2012-01-30 マルチモード高周波モジュール Active JP5817024B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020110009528A KR101107650B1 (ko) 2011-01-31 2011-01-31 멀티모드 고주파 모듈
KR10-2011-0009528 2011-01-31
PCT/KR2012/000679 WO2012105773A2 (ko) 2011-01-31 2012-01-30 멀티모드 고주파 모듈

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014509484A JP2014509484A (ja) 2014-04-17
JP5817024B2 true JP5817024B2 (ja) 2015-11-18

Family

ID=45614543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013552459A Active JP5817024B2 (ja) 2011-01-31 2012-01-30 マルチモード高周波モジュール

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5817024B2 (ja)
KR (1) KR101107650B1 (ja)
WO (2) WO2012105772A2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6869649B2 (ja) * 2016-06-13 2021-05-12 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置、通信システムおよび半導体装置の製造方法。
JP7026869B2 (ja) * 2020-03-11 2022-02-28 三菱電機株式会社 減結合回路
CN114498033B (zh) * 2022-02-14 2024-06-07 西安电子科技大学 基于多模融合的宽带高隔离度多端口同极化贴片天线
CN117559126B (zh) * 2024-01-11 2024-03-29 成都瑞迪威科技有限公司 自身电尺寸多频可调的辐射体及多频多模单极子天线

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0865007A (ja) * 1994-08-22 1996-03-08 Murata Mfg Co Ltd 高周波フィルタ
JP2002164704A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd バランス信号を扱う高周波スイッチ、スパイラルインダクタ及び分配器
KR100601730B1 (ko) * 2004-05-10 2006-07-14 아주대학교산학협력단 광대역 특성의 다중 미앤더 스트립 모노폴 안테나
KR100685512B1 (ko) * 2004-11-29 2007-02-27 주식회사 케이티프리텔 방송신호를 수신하기 위한 마이크로 스트립 안테나
KR100748504B1 (ko) * 2005-11-24 2007-08-13 엘지전자 주식회사 광대역 안테나와 그 광대역 안테나를 구비한 전자 기기
KR101534852B1 (ko) * 2008-11-19 2015-07-07 엘지이노텍 주식회사 안테나
WO2010061541A1 (ja) * 2008-11-25 2010-06-03 パナソニック株式会社 アレーアンテナ装置及び無線通信装置
JP5165602B2 (ja) * 2009-01-09 2013-03-21 株式会社東海理化電機製作所 アンテナ保持構造およびアンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012105772A2 (ko) 2012-08-09
WO2012105773A2 (ko) 2012-08-09
JP2014509484A (ja) 2014-04-17
WO2012105772A3 (ko) 2012-11-29
WO2012105773A3 (ko) 2012-11-29
KR101107650B1 (ko) 2012-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101689844B1 (ko) 듀얼 피드 안테나
US10355357B2 (en) Printed circuit board antenna and terminal
JP4132669B2 (ja) 無給電放射素子を有するデュアル・バンド・ダイバーシチ・アンテナ
TWI338976B (ja)
WO2011102143A1 (ja) アンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末
US8188929B2 (en) Self-resonating antenna
US20050237251A1 (en) Antenna arrangement and module including the arrangement
KR20000019433A (ko) 송수신 일체형 마이크로 스트립 패치 안테나
JP2012518300A (ja) アンテナ構成、プリント回路基板、携帯電子機器、及び変換キット
US7642966B2 (en) Carrier and device
JP5817024B2 (ja) マルチモード高周波モジュール
KR100848038B1 (ko) 다중대역 안테나
KR101218702B1 (ko) 멀티모드 고주파 모듈
JP4263961B2 (ja) 携帯無線機用アンテナ装置
US20080272964A1 (en) Antenna Radiator Assembly and Radio Communications Assembly
KR100861865B1 (ko) 무선 단말기
CN108459660B (zh) 电子装置
US20080129628A1 (en) Wideband antenna for mobile devices
CN117525846A (zh) 电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140912

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141205

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141212

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5817024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250