JP5816513B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

ドラム式洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP5816513B2
JP5816513B2 JP2011228669A JP2011228669A JP5816513B2 JP 5816513 B2 JP5816513 B2 JP 5816513B2 JP 2011228669 A JP2011228669 A JP 2011228669A JP 2011228669 A JP2011228669 A JP 2011228669A JP 5816513 B2 JP5816513 B2 JP 5816513B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
contact
locking hook
handle
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011228669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013085691A (ja
Inventor
高橋 宏治
宏治 高橋
幹夫 黒澤
幹夫 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2011228669A priority Critical patent/JP5816513B2/ja
Priority to CN201210396260.6A priority patent/CN103103723B/zh
Publication of JP2013085691A publication Critical patent/JP2013085691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5816513B2 publication Critical patent/JP5816513B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

本発明は、ドラム式洗濯乾燥機に関する。
一般的に、ドラム式洗濯乾燥機は、水平または開口部側が高くなるように傾斜した回転軸を中心に回転して洗濯物を収容し得るドラムと、このドラムが内部に配置された外槽とを備えている。
この種のドラム式洗濯乾燥機は、所定量の水を貯留した外槽内で洗濯物を収容したドラムを回転させることによって、ドラム内の洗濯物を持ち上げ水面に向けて落下させるたたき洗いを繰り返して洗濯を行う。また、このドラム内の洗濯物に温風を吹き付けて乾燥を行う。
ドラムの前面側には、洗濯物を出し入れする投入口が設けられており、投入口には、開閉式の蓋体が設けられている。蓋体は、例えば、洗濯機本体に設けられたロック手段により、運転中は洗濯機本体に閉じられた状態でロックされるようになっており、また、洗濯機本体に設けられた開ボタン等を操作することにより開かれるようになっている。
また、蓋体を開操作するための取手が蓋体の外周部に設けられたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4519054号公報
特許文献1に記載された洗濯機では、蓋体の外周部に取手が設けられているので、蓋体の外周部に手を挿し込むようにして蓋体を開くことが可能であるが、さらなる操作性の向上を図るために開操作を行い易くする技術の開発が望まれていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、開操作の行い易い蓋体を備えたドラム式洗濯乾燥機を提供することを課題とする。
本発明は、洗濯物を出し入れする投入口を開閉可能に閉塞する蓋体と、前記蓋体の外周部にヒンジ部を介して揺動可能に設けられ、前記蓋体の外周縁部から外方へ延出する指掛け部を備えた取手と、前記蓋体の外周部に設けられ、前記蓋体を閉塞状態でロックするとともに、前記取手の揺動に連動して回動し、前記蓋体のロックを解除する係止フックと、を備えるドラム式洗濯乾燥機であって、前記取手と前記係止フックとは、前記蓋体の外周部に周方向に並べて配置されており、前記取手には、前記係止フックに向けて前記蓋体の外周部の周方向に延在し、前記係止フックに設けられた当接部に当接する押圧部が備わり、前記押圧部は、前記ヒンジ部の軸方向から見て、前記ヒンジ部を挟んで前記指掛け部と反対側に位置して前記当接部に当接しており、前記係止フックは、前記取手の揺動操作時に前記当接部が前記押圧部で押圧されることで、前記蓋体のロックが解除される方向に回動するように構成されており、前記蓋体は、前記当接部が前記押圧部上の第1の当接位置にあるときに、前記係止フックによって閉塞位置にロックされ、前記当接部が前記第1の当接位置から変位した第2の当接位置にあるときに、前記係止フックによるロックが解除されるようになっており、前記押圧部の前記第2の当接位置には、前記当接部に向けて突出する突部が設けられていることを特徴とする。
このドラム式洗濯乾燥機によれば、蓋体を開操作すると、当接部が押圧部上の第1の当接位置から第2の当接位置に移動し、第2の当接位置に設けられた突部によって係止フックが押圧され、蓋体のロックが解除される方向に係止フックが回動する。これにより、取手の揺動操作に連動して好適に係止フックが回動し蓋体のロックが好適に解除される。
本発明によれば、開操作の行い易い蓋体を備えたドラム式洗濯乾燥機が得られる。
本発明の一実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 内部の構造を模式的に示す左側面図である。 内部の構造を模式的に示す右側面図である。 内部の構造を模式的に示す上面図である。 内部の構造を模式的に示す上部左側の部分正面図である。 (a)は蓋体の正面図、(b)は蓋体の後面図である。 固定カバーを取り外した状態の蓋体の後面図、(b)はロック機構を示す後面図である。 (a)は取手の後面図、(b)は取手の左側面図、(c)は取手の右側面図、(d)は取手の上面図、(e)は取手の下面図である。 (a)はロック機構の分解斜視図、(b)はシャフトの組み付け時の様子を示す部分拡大斜視図である。 (a)は固定カバーの右側面図、(b)は固定カバーの後面図、(c)は図10(b)のA−A線拡大断面図である。 (a)は蓋体の縦断面図、(b)はドアガラスの押え構造を示す部分拡大端面図である。 取手周りの構造を示す図であり、(a)は蓋体が閉じられた状態の横断面図、(b)は取手を開操作した状態の横断面図である。 非開操作時における取手と係止フックとの当接状態を示す図であり、(a)は取手および係止フックを示す説明図、(b)は図13(a)のB1−B1線拡大断面図である。 開操作時における取手と係止フックとの当接状態を示す図であり、(a)は取手および係止フックを示す説明図、(b)は図14(a)のB2−B2線拡大断面図である。 (a)は本実施形態における取手と係止フックとの回動の様子を示す模式説明図、(b)は押圧部が平らな当接面とされた場合の回動の様子を示す模式説明図である。 係止フックの回動の様子を示す模式説明図である。 取手の回動の様子を示す模式説明図である。 (a)は閉状態における蓋体の横断面図、(b)は係止フックの係止の様子を示す端面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、洗濯から乾燥までの工程を行うことができるドラム式洗濯乾燥機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において方向をいう時は、図1(a)に示す方向、つまり、ドラム式洗濯乾燥機を正面から見たときの方向を基準として説明する。
はじめに、本発明の一実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の全体構成について説明する。
図1(a)に示すように、ドラム式洗濯乾燥機は、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成された筐体1を有し、この筐体1がベース1hの上に取り付けられて構成されている。筐体1は、左右の側板1a,1b、前面カバー1c、背面カバー1d(図1(b)参照)、上面カバー1e、下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強部材R2(図2および図4参照)、前補強部材R1(図4参照)、後補強部材(図示せず)で結合されており、ベース1h(図1(a)参照)を含めて箱状の筐体1を形成し、十分な強度を有している。
前面カバー1cの略中央には、洗濯物または乾燥対象物となる衣類等を出し入れするための投入口1gを塞ぐ蓋体(ドア)2が、前補強部材R1に設けたヒンジ2c(図2参照、以下同じ)で開閉可能に支持されて構成されている。蓋体2の詳細は後記する。
筐体1の前面上部には、電源スイッチ12a、操作スイッチ12b、12c、表示器12d等を備えた操作パネル12が設けられている。操作パネル12は、筐体1の下部に設けられた制御装置13(図2,3参照)に電気的に接続されている。
操作パネル12の左側には、洗剤、漂白剤、柔軟剤等を投入するための引き出し式のトレイ14が設けられており、操作パネル12の右側には、引き出し式の乾燥フィルタ15が設けられている。
この乾燥フィルタ15は、メッシュ式のフィルタ15a(図4参照)を備えており、糸くずや綿埃等を除去するようになっている。乾燥フィルタ15の掃除は、乾燥フィルタ15を引き出し、メッシュ式のフィルタ15aを取り出して行う。
また、上面カバー1eには、水道栓からの給水ホースが接続される図示しない接続口、風呂の残り湯を給水するための図示しないホース接続口が設けられている。
図2に示すように、ドラム式洗濯乾燥機は、筐体1内に、回転軸を中心に回転可能なドラム(回転ドラムや内槽等とも呼ばれている。)3を有している。ドラム3内には、衣類等が収容される。
ドラム3は、ステンレス鋼等の金属で形成されており、略有底円筒状を呈している。ドラム3は、図2において破線で示すように、開口端39側が蓋体2に臨むよう、当該開口端39側をドラム式洗濯乾燥機の前方に向けて配置されている。
ドラム3の周壁31には、通水および通風のための複数の図示しない貫通孔が形成されている。
また、ドラム3の開口端39の縁部には、図3に示すように、略円環状の流体バランサ(バランサリングとも呼ばれている。)35がドラム3と一体に設けられている。流体バランサ35は、その内部に比重の大きな流体を封入して構成され、ドラム3の回転時に洗濯物の偏り等によって偏心が生じたときに、流体バランサ35内での流体の移動によって偏心をキャンセルし、回転のバランスを維持する。なお、ドラム3の内部へのアクセスは、円環状の流体バランサ35の半径方向内側で大きく開口している開口部36(図2参照)を通じて行うことができ、ここから衣類等を出し入れすることができる。
ドラム3の周壁31の内側には、図3に示すように、奥行き方向(軸方向)に、直線状に突設されたリフタ37が複数個設けられている。リフタ37を設けることにより、洗濯時や乾燥時のドラム3の回転で得られる遠心力とともに衣類等を持ち上げ、重力でこれを落下させるという動作を効率的に、かつ繰り返して行うことができるようになる。なお、ドラム3の回転中心38は、開口部36(図2参照)側が高くなるように傾斜しているが、水平であってもよい。
また、ドラム式洗濯乾燥機は、ドラム3を内部に配置する外槽4をドラム3と同軸上に備える。この外槽4は合成樹脂で形成されており、略有底円筒状に形成されている。外槽4は、開口端が蓋体2に臨むように、ドラム式洗濯乾燥機の前方に向けて配置されている。
外槽4の開口端の縁部には、略円環状の槽カバー5が取り付けられている。槽カバー5の開口端は、蓋体2に臨んでいる。
なお、槽カバー5は、外槽4と同じかまたは異なる合成樹脂で形成されている。外槽4や槽カバー5を形成する合成樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、シンジオタクチック・ポリスチレン樹脂を用いることができ、好ましくはこれらに補強材を添加した合成樹脂を用いることができる。なお、コスト等の観点から、これらの中でもポリプロピレン樹脂を用いるのが望ましい。補強材としては、フィラー成分、つまり、ガラスフィラーやタルク等の無機フィラー等を用いることができる。補強材を添加することによって高強度化することができるため、強度が必要とされる外槽4に好適である。
図2に示すように、槽カバー5の開口部と前補強部材R1に設けられた開口部とは、ゴム製のベローズ2eで接続され、ベローズ2eは、蓋体2を閉じることで外槽4と蓋体2との水密性を維持する役割を果たしている。これにより、洗い、すすぎおよび脱水時の水漏れの防止が図られている。
図2に示すように、外槽4の底壁の背面側中央には、ドラム3を駆動するためのモータM1が取り付けられている。モータM1の回転軸(図示せず)は、外槽4を貫通し、ドラム3と結合している。
図2および図3に示すように、外槽4は、下側をベース1hに固定された複数のサスペンション40により防振支持されている。なお、このサスペンション40はコイルばね40aとダンパ40bで構成されている。
一方、外槽4の上側は、上補強部材R2に取り付けた補助ばね45(図4および図5参照)で支持されており、この補助ばね45は、外槽4の前後方向への倒れを防いでいる。
図2に示すように、外槽4の後側の上部左側には、外槽4内へ水、洗剤、漂白剤等を含む液体を供給するための給水口(供給口)46が設けられている。給水口46は、ここから下方に向かって緩やかにカーブする図示しない溝と連通している。この溝には、溝の下端部を除いて溝を塞ぐようにカバー部材がねじ締結または溶着されている。そのため、溝の下端部のみが外槽4内と連通している。
ここで、図5に示すように、洗剤容器17は、上部開口17aおよび前部開口17bを有しており、前部開口17bに、引き出し式のトレイ14(図1参照)が装着される。洗剤類を入れる場合は、トレイ14を引き出す。洗剤容器17は、筐体1の上補強部材R2に固定されている。洗剤容器17は、外槽4との干渉を防ぐために底面が斜めにカットされており、正面から見ると右側が浅く、左側が深くなっている。また、洗剤容器17の左側面、やや後方に出水口17cが設けられている。したがって、洗剤容器17の底面は、出水口17cの位置が最も低くなるような、すり鉢状に形成されている。洗剤容器17の出水口17cと給水口46とは、ゴム製の蛇腹管17dで接続されている。
そのため、洗剤容器17から供給される液体は、出水口17cから蛇腹管17dを通って給水口46に入る。給水口46に入った液体は、前記した溝を通って外槽4内に供給される。かかる構成により、乾燥運転後に、排水トラップの水封じを回復させるため、外槽4を介して排水用配管に補給水を供給する場合等において、乾いた衣類等を濡らしてしまうのを防止することができる。
図2および図3に示すように、外槽4の底面最下部には、排水口47が設けられ、排水継手を介して排水ホースD1が接続されている。なお、排水ホースD1の先端部は、図3に示すように床面Gに設けられた排水孔G1に接続されている。また、排水ホースD1の途中には、排水弁D2が設けられ、この排水弁D2を閉じて給水することで外槽4内に水が溜められ、排水弁D2を開くことで外槽4内の水が機外へ排出される。
図3に示すように、筐体1の背面内側には、送風ダクト61が設けられ、この送風ダクト61の下部には、排水弁D2の下流において排水ホースD1と合流するように接続されるオーバーフロー用ホースD3が接続されている。このオーバーフロー用ホースD3の上流端は、蛇腹管49cよりも上側に位置するように接続されている。
また、外槽4の後部端面の最下部には、図2に示すように、エアトラップ48が設けられており、チューブTによって水位センサ56(図2参照)と接続されることで、外槽4内の水位の検出が行われる。なお、エアトラップ48は、エアトラップ継手シールとエアトラップ継手とによって外槽4を貫通して接続されている。
洗剤容器17(図2参照)の後側には、図4に示すように、給水電磁弁52、風呂水給水ポンプ53、水位センサ56等の給水に関連する部品が設けられている。洗剤容器17の上部開口17a(図5参照)には、給水電磁弁52を取り付けた給水ユニット54を備える。
図3に示すように、乾燥フィルタ15には、乾燥ダクト15bを介して送風ダクト61が接続されている。送風ダクト61は、外槽4の後部端面下方に設けた排気口49に、ゴム製の蛇腹管49cを介して接続されている。送風ダクト61内には、図示しない水冷除湿機構が内蔵されており、水冷除湿機構には、図4に示すように、給水電磁弁52から給水ホース55を介して冷却水が供給される。
図4に示すように、乾燥フィルタ15の後側には、送風ファン62が設けられている。そして、図3に示すように、送風ファン62の吸気側は乾燥フィルタ15に接続され、また、吐出側はヒータ63が内蔵された温風ダクト64に接続されている。また、この温風ダクト64は、ゴム製の蛇腹管65と、これと接続される温風吹出ノズル68を介して、外槽4の開口部に接続されている。
制御装置13(図2参照)は、マイクロコンピュータ、駆動回路を備えるとともに、操作スイッチ12b、12c(図1(a)参照)や各種センサからの入力回路等も備える。マイクロコンピュータは、使用者の操作や、洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータは、駆動回路を介して、モータM1、給水電磁弁52、排水弁D2、送風ファン62等(図2〜図4参照)に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、使用者に洗濯機に関する情報を知らせるために、表示器12d(図1(a)参照)やブザー等を制御する。
次に、蓋体2について詳細に説明する。
蓋体2は、図6(a)(b)に示すように、正面視、後面視で円形状を呈しており、外周部には取手20が設けられている。
蓋体2は、図1(a)に示すように、前面カバー1cに設けられた円形状の投入口1gを閉塞するドアの役割をなし、左側周部に設けられたヒンジ2c(図18(a)参照)を介して筐体1に開閉可能に設けられている。投入口1gの開口縁部(筐体1の前面カバー1c)には、投入口1gを仕切るリング状(蓋体2と同心円状)の化粧板1jが取り付けられている。化粧板1jは、滑り性のよい表面加工が施された、例えば、ステンレス鋼等の金属の材料を用いることができる。
図6(b)に示すように、蓋体2の右側周部(ヒンジ2cが取り付けられるヒンジ取付部2bと反対側となる周部)には、蓋体2を閉位置でロックする係止フック21を含むロック機構が設けられている。また、係止フック21の上側には、取手20が配置されており、取手20は、係止フック21のロックを解除するように作用する。
具体的に、蓋体2は、リング状の枠体200(図7(a)参照、以下同じ)と、枠体200の前面に固定された窓部材210(図6(a)参照、以下同じ)と、枠体200の後面に固定された薄板リング状の固定カバー220(図6(b)参照、以下同じ)と、枠体200と固定カバー220との間に脱落不能に保持されたドアガラス230と、を備えて構成されている。
枠体200は、合成樹脂で一体的に形成されており、前面側に向けて略湾曲状に膨出し、後面側が開口形成された断面略C字形状(図9(a)参照)を呈している。枠体200の内側には、図7(a)(b)に示すように、周方向に延設されたリブ201や、このリブ201に交差するように径方向に延設されたリブ202が形成されている。リブ202には、周方向に一つ置きにボス203が一体的に形成されている。ボス203には、固定カバー220を固定するための固定ねじ221(図6(b)参照)が螺合される。
図7(a)に示すように、枠体200の左側後面には、ヒンジ2cを固定するための金属製の座板204が設置されている。この座板204は、固定カバー220を取り付ける際に、固定ねじ221(図6(b)参照)によって固定されるようになっている。
また、枠体200の上側および下側の内面には、当接部材200c,200cが設けられている。これらの当接部材200c,200cは、蓋体2を閉位置とした際に、前面カバー1cの投入口1g(図1(a)参照)の対向面に当接して、蓋体2の閉状態を位置決めする部材として機能する。なお、当接部材200c,200cの先端部には、図示しない弾性部材が取り付けられている。
枠体200の右側後面には、取手20が配置され、この取手20の操作に連動して作動する係止フック21を含むロック機構が設けられている。
取手20は、硬質の合成樹脂により一体的に形成されており、図8(d)(e)に示すように、基部22と、この基部22の一端から延びて蓋体2(図6(a)(b)参照)の外周縁部から延出する指掛け部23とを備えている。
なお、取手20は、図1(b)に示すように、筐体1の前面の最大突出部1kよりも後方側に配置されている。
指掛け部23は、図8(d)(e)に示すように、第1延設部23aと、第1延設部23aに連続して延びる第2延設部23bと、第2延設部23bの端部で折返されて延びる第3延設部23cと、を備えている。
基部22には、図8(a)〜(c)に示すように、長手方向の両端部にヒンジ部となる回動軸22a,22bが突設されており、さらに回動軸22bの側方には、回動軸22bに並んで延部22cが設けられている。延部22cの先端部には、係止フック21の端部(当接部)21a(図9(a)参照、以下同じ)に当接して、取手20の開操作時に当接部21aを押圧する押圧部22eが設けられている。押圧部22eは、平らな当接面22c1と、この当接面22c1に連続して形成された突部としての傾斜部22dと、を備えており、取手20の開操作時には、押圧部22eに対する当接部21aの当接位置が、当接面22c1上から傾斜部22d上に乗り上げるようにして移動するようになっている。
具体的に、蓋体2が係止フック21によって閉塞位置にロックされている状態において、当接部21aは、押圧部22eの当接面22c1上の第1の当接位置にある。また、係止フック21によるロックが解除される状態において、当接部21aは、押圧部22eの傾斜部22d上の第2の当接位置にある。取手20の開操作における押圧部22eと当接部21aとの当接状態の詳細は後記する。
傾斜部22dは、前記した第2の当接位置において、係止フック21の当接部21aに向けて突出しており、図8(e)における下面視で、回動軸22bから離れる側となる左側方に向けて延出し、後方へ向けて上り傾斜状に形成されている。つまり、傾斜部22dは、第1の当接位置側から第2の当接位置に近付くにしたがって、当接部21aに向けて傾斜状に連続して突出している。このような傾斜部22dは、後記するように、取手20の開操作時に係止フック21の当接部21aに当接して係止フック21に解除方向への回動力(押圧力)を付与する。
第1延設部23aは、基部22から離れる側となる右側方に向けて傾斜しており、また、これに連続する第2延設部23bは、基部22に近付く側となる左側方に向けて傾斜しており、これらの第1延設部23aおよび第2延設部23bは、図8(d)(e)に示すように、上面視および下面視で略く字形状を呈している。
第3延設部23cは、第2延設部23bの端部で鋭角に折返されて基部22から離れる側となる右側方に向けて延設されている。つまり、このような第1〜第3延設部23a〜23cからなる指掛け部23は、蓋体2の外周縁部から延出する途中部分が蓋体2の中央寄りに屈曲されてなる屈曲部25を備えたものとなっている。
第3延設部23cの内側には、図8(a)に示すように、周囲を縁部24dで縁取りされて、その内側に、開操作時に指を掛けることが可能な指掛け面24aが形成されている。
指掛け面24aは、図12(a)に示すように、蓋体2の前面(窓部材210の前面)に略沿うように形成されている。
本実施形態において、指掛け面24aは、先端に向かうにしたがって、化粧板1jとの間隔が拡がるように形成したものを例示したが、これに限られることはなく、蓋体2の前面(窓部材210の前面)に略平行となるように指掛け面24aを形成してもよい。
図8(d)(e)に示すように、第2延設部23bと第3延設部23cとの間(屈曲部25の内側)には、指掛け部23に掛けた指先を挿入可能な挿入スペース27が形成されている。なお、第2延設部23bと第3延設部23cとの内側角部24bには、指先を当てるようにして挿入することが可能となっている。内側角部24bに指先を置いた状態で、指先の内側部分を指掛け面24aに置くことができる。
このような取手20は、蓋体2が閉位置にあるときに、図12(a)に示すように、枠体200の外周面(窓部材210の側縁部211)と前面カバー1c(投入口1g)の側部開口縁1c2との間に形成される隙間S2内に、第1延設部23aと第2延設部23bの一部が非接触状態で配置されるように構成されている。
そして、蓋体2の前面から見て、屈曲部25(具体的には第2延設部23bと第3延設部23cとの折れ曲り部分)の一部と蓋体2の前面(窓部材210の縁部)とがオーバーラップするように構成されている(図6(a)参照))。
取手20は、図9(a)に示すように、長手方向の両端部の回動軸22a,22bを枠体200の内面に設けられた支持部205a,205b(ヒンジ部の一部を構成)にそれぞれ支持することによって、枠体200に回動可能(揺動可能)に取り付けられる。取り付けに際しては、回動軸22bを支持部205bに支持しておいてから、回動軸22aをC字形状の支持部205aに嵌め込む(枠体200の径方向から嵌め込む)ことで、取手20が組み付けられる。
なお、枠体200には、取手20の回動を初期位置(蓋体2の閉位置)に付勢するためのばね部材208が配置されている。このばね部材208により、取手20は、図12(a)に示すように、枠体200に設けられた規制リブ200aに基部22が当接する状態で位置決めされ、この状態で、取手20の第1延設部23aが、枠体200の周部に設けられた切欠部200e(図9(a)参照)を通じて枠体200の外周縁部に延出する。これにより、屈曲部25の一部が蓋体2の前面(窓部材210の縁部)にオーバーラップする状態となる。
ロック機構は、図9(a)に示すように、係止フック21と、付勢ばね28と、シャフト29とを備えている。
係止フック21は、合成樹脂により一体的に形成されており、側面視略L字状を呈している。係止フック21は、板状の支持部21cと、支持部21cから立設されたフック部21dとを有している。支持部21cの当接部21aは、先細り形状とされており、取手20の当接面22c1に後方から当接する(重なる状態で配置され、押圧部22eに押圧される状態に位置する)ようになっている。
また、支持部21cの反対側の端部21bには、溝21b1が形成されている。この溝21b1には、付勢ばね28の端部28aが付勢力をもって係止されるようになっている。
支持部21cとフック部21dとの連結部には、シャフト挿通部21eが形成されており、係止フック21は、このシャフト挿通部21eに挿通されるシャフト29を中心として回動可能に枠体200に組み付けられる。
フック部21dに形成されるフックは、その係止部21mが枠体200の径方向内側に向くように設けられている。フック部21dの反フック側には、枠体200の径方向外側へ向けて突出する突出部21pが形成されている。
付勢ばね28は、ねじりコイルばねであり、一方の端部28aが係止フック21の溝21b1に係止され、他方の端部28bが枠体200の係止部202aに係止される。これにより、係止フック21は、シャフト29を中心としてフック部21dのフックが後記するように係止される方向(シャフト29の左回り方向)に付勢されるようになっている。
シャフト29は、枠体200に立設された支持部207a,207b,207cを通じて係止フック21のシャフト挿通部21eおよび付勢ばね28に挿通されるようになっており、これらを支持して枠体200に保持する役割をなす。
なお、支持部207aの側方には、シャフト29の脱落を防止する抜け止め片206が立設されている。この抜け止め片206は、薄板状を呈しており、枠体200の径方向に傾倒可能な弾力性を有したものとなっている。
係止フック21および付勢ばね28に対するシャフト29の組み付けは、概略次のようにして行うことができる。
はじめに、係止フック21を支持部207a,207bの間に配置するとともに、付勢ばね28を支持部207b,207cの間に配置する。そして、シャフト29の端部29bを支持部207aから係止フック21のシャフト挿通部21eに挿通する。
この場合に、図9(b)に示すように、抜け止め片206を図示しない指や工具等を用いて、枠体200の径方向に倒しておく。これにより支持部207aの支持孔にシャフト29の端部29bを挿入することができ、挿入した端部29bを順次、係止フック21のシャフト挿通部21e、支持部207b、付勢ばね28に挿通することができ、支持部207cに止め置くことができる。
これらにシャフト29を挿通した状態で、シャフト29の他方の端部29a(図9(a)参照)は、抜け止め片206に干渉しない位置に配置されるようになっている。これにより、傾倒させた抜け止め片206から指や工具を離すと、抜け止め片206が直立した状態に復帰し、抜け止め片206がシャフト29の他方の端部29aに当接して(僅かな隙間をもって対向して)シャフト29の軸方向への移動を規制する(図7(b)参照)。これにより、組み付け後にシャフト29が抜け落ちるのを好適に阻止することができる。
なお、シャフト29の組み付けは、取手20を枠体200に取り付ける前に、切欠部200e(図9(a)参照)の開口を通じて容易に行うことができる。
また、付勢ばね28の係止は、シャフト29の挿通後に行ってもよいし、シャフト29の挿通前に行ってもよい。
図7(b)、図9(a)に示すように、ロック機構の側方には、閉止防止部材200bが配置されている。閉止防止部材200bは、蓋体2の閉止を規制する部材であり、コイン等の係合部材を用いて回動操作することにより、蓋体2の後方へ突出させることができる。突出した状態で、閉止防止部材200bは、投入口1g(図12(a)参照)縁に当接可能であり、この当接によって蓋体2の閉止が防止されるようになっている。
固定カバー220は、図10(a)(b)に示すように、枠体200の後面に固定される薄板リング状を呈しており、取手20(図6(b)参照)に対応する部分に凹状部224が形成されている。
図10(b)に示すように、固定カバー220には、周方向に所定の間隔を置いて、枠体200のボス203(図7(a)参照)に対応する位置にねじ孔222が形成されている。また、固定カバー220には、当接部材200c,200c(図7(a)参照)が挿通される当接部材孔223,223や、係止フック21(図7(a)参照)が挿通される係止フック孔227、閉止防止部材200b(図7(a)参照)が挿通される閉止防止部材孔228がそれぞれ形成されている。
固定カバー220の内周縁部225は、図10(c)に示すように、カール状(断面略C字形状)に湾曲されている。この内周縁部225は、図11(b)に示すように、ドアガラス230のフランジ部232の湾曲部233に当接してフランジ部232を押える役割をなす。ここで、内周縁部225の先端部225aは、内側に湾曲しているので、フランジ部232の湾曲部233のアールに対応したものとなっており、湾曲部233に対して面で当接することとなる。
これにより、固定カバー220の内周縁部225でドアガラス230のフランジ部232を強固に押えることができ、また、面で当接することによりフランジ部232が押えられることとなるので、フランジ部232が内周縁部225の当接によって傷付くこともない。したがって、ドアガラス230の破損を未然に防止することができる。
ドアガラス230は、図11(a)に示すように、断面略ハット状を呈しており、周部に形成されたフランジ部232が固定カバー220で枠体200の取付部200g(図11(b)参照)に押えられることで、枠体200と固定カバー220との間に脱落不能に保持されている。
ドアガラス230の上部には、傾斜面231が形成されている。この傾斜面231は、外槽4の開口部を通じて吹き出された温風を、ドラム3内に好適に導く役割をなす。
図7(a)に示すように、ドアガラス230のフランジ部232には、径方向に突出する張出部235,235が形成されており、これらの張出部235,235は、枠体200に設けられた図示しない位置決め部材に係止されるようになっている。これにより、ドアガラス230が枠体200の周方向に回動することが好適に防止されている。
次に、取手20の開操作時の作用について説明する。
図12(a)に示すように、蓋体2の閉状態において、取手20の基部22と投入口1gの後部開口縁1c3との間に隙間S1が形成されており、基部22が後部開口縁1c3に非接触状態となっている。
また、指掛け部23の第1延設部23aと第2延設部23bの一部とが、枠体200の外周面(窓部材210の側縁部211)と投入口1gの側部開口縁1c2との間に形成される隙間S2内に、非接触状態で配置されている。
このように蓋体2の閉状態においては、図13(a)に示すように、係止フック21の支持部21cの当接部21aが、取手20の押圧部22eの平らな当接面21c1に当接する第1の当接位置(初期位置)にあり、図13(b)に示すように、係止フック21の係止部21mが、後部開口縁1c3(図12(a)参照)に設けられた係止受部1mに係止し(図18(a)(b)参照)、蓋体2の閉状態が保持されるようになっている。
一方、図12(b)に示すように、取手20を開操作すると、取手20が回動軸22a,22bを中心として回動(図中矢印方向に回動)し、第2延設部23bの略全体が蓋体2の前面(窓部材210の縁部)に移動して、これとオーバーラップする状態となる。
このとき、指掛け部23の角部23dは、投入口1gの側部開口縁1c2に接触することなく、隙間S2内を非接触状態で通過することとなり、また、第2延設部23bは、窓部材210の側縁部211に接触することなく回動する。したがって、開操作時において、角部23dが側部開口縁1c2に接触したり、窓部材210の側縁部211に接触したりするときのような抵抗感を生じることがない。したがって、スムーズな取手20の開操作が実現される。
このように取手20が開操作されると、図14(a)に示すように、取手20の延部22cが図中後方へ回動し、係止フック21の支持部21cの当接部21aが、後方へ押される。これにより、係止フック21の係止が解除される方向に係止フック21が回動する。
ここで、取手20の延部22cが図中後方へ回動する際、図14(b)に示すように、係止フック21の当接部21aの当接位置は、平らな当接面21c1上から傾斜部22d上に移る状態となり(押圧部22e上を第1の当接位置から第2の当接位置に移動(変位)することとなり)、傾斜部22d上を上り方向(突出量が大きくなる方向)に移動することとなる。つまり、取手20の開操作量(回動量)に伴って、係止フック21の当接部21aが後方へ押される量(解除方向に回動する量)が次第に大きくなるように設定されている。
これによって、図14(b)に示すように、係止フック21の係止部21mが、後部開口縁1c3(図12(a)参照)に設けられた係止受部1mから確実に外れることとなり(係止解除位置に回動することとなり(図18(b)参照))、蓋体2の閉状態が解除されることとなる。
これによって、取手20や係止フック21等の成形品の寸法に誤差が生じていたり、組付時のバラツキ等が生じていたりしても、係止フック21を係止解除位置に確実に回動させることが可能となる。
次に、このような傾斜部22dが設けられていることによる作用を、平らな当接面21c1’のみが設けられている押圧部22e’における作用と比較して説明する。
図15(a)に示すように、本実施形態のように傾斜部22dが設けられている場合には、蓋体2のロックが解除される位置まで取手20を開操作すると、前記したように、押圧部22e上において、当接部21aの当接位置が、当接面21c1上となる第1の当接位置から傾斜部22d上となる第2の当接位置に変位し、傾斜部22d上において蓋体2のロックが解除されることとなる。
一方、図15(b)に示すように、押圧部22e’が平らな当接面21c1’のみで構成されているとすると、蓋体2のロックが解除される位置まで取手20’を開操作した場合、当接部21a’は、平らな当接面21c1’上を移動するのみであり、当接面21c1’上で蓋体2のロックが解除されることとなる。
つまり、図16に実線で示すように、傾斜面22dが設けられている分、平らな当接面21c1’のみが設けられている押圧部22e’で当接部21a’を押圧した場合に比べて(図中二点鎖線で図示)、係止フック21は、蓋体2のロックが解除される方向に傾斜面22dの突出分だけ多く押圧されることとなり、蓋体2のロックが解除される位置まで迅速に回動することとなる。
このように、本実施形態では、蓋体2のロックが解除される方向に傾斜面22dの突出分だけ多く押圧されることとなるので、蓋体2のロックを解除する際には、図17中に実線で示す位置まで取手20を回動操作すればよいが、平らな当接面21c1’のみが形成された押圧部22e’では、本実施形態のような傾斜部22dが設けられていない分、図中二点鎖線で示す位置まで取手20を余分に回動させる必要がある。つまり、平らな当接面21c1’のみが形成された押圧部22e’によって、係止フック21’(図16参照)を蓋体2のロックが解除される状態まで回動させようとすると、本実施形態に比べて、取手20’の回動量(回動角度)を大きくとる必要があり、取手20の操作量を大きく設定する必要がある。
これに対して、本実施形態では、コンパクトな回動操作で蓋体2のロックを解除することができ、これにより、蓋体2のスムーズな開操作が実現可能となる。
なお、図18(b)に二点鎖線で示すように、係止フック21が係止解除位置に回動した状態で、係止フック21の側部に形成された突出部21pが、係止受部1mの内面1pまたは、固定カバー220の係止フック孔227の口縁に当接するようになっており(図18(b)では両方に当接したものを図示)、これによって、係止フック21の係止解除位置を超えた回動が規制されるようになっている。したがって、係止フック21の好適な回動を実現することができる。
以上説明した本実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、蓋体2は、当接部21aが押圧部22e上の第1の当接位置にあるときに、係止フック21によって閉塞位置にロックされ、当接部21aが第1の当接位置から変位した第2の当接位置にあるときに、係止フック21によるロックが解除されるようになっており、押圧部22eの第2の当接位置には、当接部21aに向けて突出する突部としての傾斜部22dが設けられているので、傾斜部22dの突出分、蓋体2のロックが解除される方向に係止フック21が押圧されて回動することとなり、これによって、蓋体2のロックが好適に解除されることとなる。
したがって、開操作の行い易い蓋体2を備えたドラム式洗濯乾燥機が得られる。
また、傾斜部22dは、第1の当接位置側から第2の当接位置に近付くにしたがって当接部21aに向けて傾斜状に突出しているので、傾斜部22dの傾斜に沿って当接部21aがスムーズに押圧されることとなり、蓋体2のロックが解除される方向に係止フック21がスムーズに回動して、蓋体2のロックが好適に解除されることとなる。
したがって、開操作の行い易い蓋体2を備えたドラム式洗濯乾燥機が得られる。
また、傾斜部22dは、第1の当接位置側から第2の当接位置に近付くにしたがって当接部21aに向けて傾斜状に連続して突出しているので、傾斜部22dの傾斜に沿って当接部21aがよりスムーズに押圧されることとなり、蓋体2のロックが解除される方向に係止フック21がよりスムーズに回動して、蓋体2のロックが好適に解除されることとなる。
したがって、開操作のより行い易い蓋体2を備えたドラム式洗濯乾燥機が得られる。
また、取手20の開操作により、係止フック21を係止解除位置に確実に回動させることができるので、蓋体2の開操作の際に係止フック21が引っ掛かったり、解除操作がうまく行われなかったり等の不具合を生じ難くなり、蓋体2を確実に開操作することができる。
また、取手20の延部22cの押圧部22eに傾斜部22dを設ける簡単な構造であるので、取手20の成形時に傾斜部22dを一体的に形成することができ、また、押圧部22eに当接部21aが重なって配置される構成であるので、取手20や係止フック21の組み付けが簡単であり、生産性が向上する。このことは、コストの削減に寄与する。
また、仮に、取手20や係止フック21等の成形時に寸法のバラツキや変形等が生じたり、組み付け時にバラツキが生じたりすると、一般的に、係止フック21の回動に影響が生じて、係止フック21が係止解除位置まで回動しないおそれがあるが、本実施形態では、傾斜部22dが設けられているので、この傾斜部22dの突出によってロックが解除される方向に係止フック21が好適に押圧されることとなり、係止解除位置に向けて係止フック21が確実に回動される。したがって、蓋体2のロックを確実に解除することができ、開操作性に優れる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて詳細に説明したが、本発明の内容は以上の説明に限定されるものではなく、種々の改変や変更も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で本発明に含まれる。
例えば、以上の説明では、押圧部22eに平らな当接面21c1および傾斜部22dを設けたが、必ずしも当接面21c1は設けなくてもよい。この場合には、押圧部22e上に全体的に傾斜部22dを設け、これに第1の当接位置と第2の当接位置を設定すればよい。
また、傾斜部22dは、直線状の傾斜面としたが、これに限られることはなく、湾曲凹状や湾曲凸状の傾斜面を有するものとしてもよい。
また、傾斜部22dは、第1の当接位置側から第2の当接位置に近付くにしたがって非連続の傾斜状に形成されていてもよい。
1g 投入口
2 蓋体
3 ドラム
20 取手
21 係止フック
21a 当接部
22e 押圧部

Claims (3)

  1. 洗濯物を出し入れする投入口を開閉可能に閉塞する蓋体と、
    前記蓋体の外周部にヒンジ部を介して揺動可能に設けられ、前記蓋体の外周縁部から外方へ延出する指掛け部を備えた取手と、
    前記蓋体の外周部に設けられ、前記蓋体を閉塞状態でロックするとともに、前記取手の揺動に連動して回動し、前記蓋体のロックを解除する係止フックと、を備えるドラム式洗濯乾燥機であって、
    前記取手と前記係止フックとは、前記蓋体の外周部に周方向に並べて配置されており、
    前記取手には、前記係止フックに向けて前記蓋体の外周部の周方向に延在し、前記係止フックに設けられた当接部に当接する押圧部が備わり、
    前記押圧部は、前記ヒンジ部の軸方向から見て、前記ヒンジ部を挟んで前記指掛け部と反対側に位置して前記当接部に当接しており、
    前記係止フックは、前記取手の揺動操作時に前記当接部が前記押圧部で押圧されることで、前記蓋体のロックが解除される方向に回動するように構成されており、
    前記蓋体は、前記当接部が前記押圧部上の第1の当接位置にあるときに、前記係止フックによって閉塞位置にロックされ、前記当接部が前記第1の当接位置から変位した第2の当接位置にあるときに、前記係止フックによるロックが解除されるようになっており、
    前記押圧部の前記第2の当接位置には、前記当接部に向けて突出する突部が設けられていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 前記突部は、前記第1の当接位置側から前記第2の当接位置に近付くにしたがって前記当接部に向けて傾斜状に突出していることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  3. 前記突部は、前記第1の当接位置側から前記第2の当接位置に近付くにしたがって前記当接部に向けて傾斜状に連続して突出していることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機。
JP2011228669A 2011-10-18 2011-10-18 ドラム式洗濯乾燥機 Expired - Fee Related JP5816513B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011228669A JP5816513B2 (ja) 2011-10-18 2011-10-18 ドラム式洗濯乾燥機
CN201210396260.6A CN103103723B (zh) 2011-10-18 2012-10-18 滚筒式洗涤干燥机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011228669A JP5816513B2 (ja) 2011-10-18 2011-10-18 ドラム式洗濯乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013085691A JP2013085691A (ja) 2013-05-13
JP5816513B2 true JP5816513B2 (ja) 2015-11-18

Family

ID=48311899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011228669A Expired - Fee Related JP5816513B2 (ja) 2011-10-18 2011-10-18 ドラム式洗濯乾燥機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5816513B2 (ja)
CN (1) CN103103723B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6078792B2 (ja) * 2013-09-05 2017-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 衣類処理装置
JP6397217B2 (ja) * 2014-04-25 2018-09-26 アクア株式会社 ドラム式洗濯機
TWI624574B (zh) * 2015-07-09 2018-05-21 Hitachi Appliances Inc 衣物處理裝置
JP6553449B2 (ja) * 2015-08-21 2019-07-31 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 ドラム式洗濯乾燥機
JP6660828B2 (ja) * 2016-06-29 2020-03-11 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 衣類処理装置
JP6445093B2 (ja) * 2017-06-02 2018-12-26 東芝ライフスタイル株式会社 ドラム式洗濯機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2081858B (en) * 1980-08-08 1984-01-18 Philips Electronic Associated Domestic appliance
ES2255851B1 (es) * 2004-12-17 2007-03-16 Girbau, S.A. Dispositivo de cierre para puerta de aparato provisto de bombo giratorio, y pestillo aplicable a tal dispositivo.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013085691A (ja) 2013-05-13
CN103103723B (zh) 2015-07-15
CN103103723A (zh) 2013-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6349069B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5816513B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP5583499B2 (ja) 衣類処理装置
JP5592179B2 (ja) 衣類処理装置
JP5645464B2 (ja) 洗濯機
TWI445865B (zh) Clothing treatment equipment (3)
JP2006280401A (ja) ドラム式洗濯機
JP5963618B2 (ja) ドアロック機構及び洗濯機
JP4324206B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR20160131639A (ko) 세탁장치
JP5583497B2 (ja) 衣類処理装置
JP5756383B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP5690999B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2012075688A (ja) ドラム式洗濯機
JP5438648B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5819668B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6670559B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP6334257B2 (ja) 洗濯機
JP6152832B2 (ja) 衣類処理装置
US20240318371A1 (en) Laundry processing apparatus
JP2019111162A (ja) 洗濯乾燥機
EP4365363A1 (en) Laundry processing apparatus
JP2013048721A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP5048572B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP6152907B2 (ja) 衣類処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5816513

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees