JP5816315B2 - 絶縁を提供するシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本開示は、主に、航空機又は宇宙船などのための熱及び音響絶縁に関する。
多層絶縁材(MLI)は、宇宙船の熱制御又は設計に日常的に使用されており、通常は個々の層の間に真空の空間を有する、薄いシートの材料の複数の層から構成される。MLIは、熱放射による熱損失を減少させるために宇宙船において使用される。しかしながら従来のMLIは、熱伝導又は対流など、その他の熱損失機構に対しては絶縁しない。したがって、MLIは、一般的に伝導及び対流よりも放射の方が著しい、衛星及びその他の真空における用途に用いられる。
加えて発泡絶縁材もまた、熱制御又は設計、並びに音響制御又は設計に使用されている。しかしながら、これらの発泡絶縁材は真空では機能せず、宇宙船の熱絶縁には採用されない。その上、発泡体は壊れやすく、粒子汚染を生じ、また保守状況(通常は取り外して交換される)の下では非常に取扱いが難しい。加えて、音響制御又は設計に関しては、音響エネルギーを反射する音響バッフル及び能動型雑音消去装置が使用されるが、これらはシステム全体の重量及び費用も増加させる。
一実施形態によれば、積層構造内に複数の封止金属化容積を含む多層絶縁材(MLI)が提供され、複数の封止金属化容積はその中にガスを封入し、ガスは熱絶縁特性、音響絶縁特性、又はこれらを組み合わせた絶縁特性のうちの1つを有する。MLIはまた、複数の封止金属化容積のうちの隣り合う封止金属化容積の間の少なくとも1つのスペーサと、複数の封止金属化容積を包囲する保護カバーとを含む。
別の実施形態によれば、多層絶縁材(MLI)を提供する方法が提供される。方法は、封止金属化容積の内部にガスを封止することを含み、ガスは熱絶縁特性、音響絶縁特性、又はこれらを組み合わせた絶縁特性のうちの1つを有する。方法はまた、複数の封止金属化容積のうちの隣り合う封止金属化容積の間にスペーサを備えて複数の封止金属化容積を積層することと、積層された複数の封止金属化容積を保護カバーの中に配置することと、を含む。方法は、複数の封止金属化容積をその中に固定するために、カバーを締結することをさらに含む。
さらに、本開示は、以下の項目による実施形態を含む。
項目1.多層絶縁材(MLI)において、
積層構成にある複数の封止金属化容積であって、複数の封止金属化容積はその内部にガスを封止し、ガスは熱絶縁特性、音響絶縁特性、又はこれらを組み合わせた絶縁特性のうちの1つを有する、複数の封止金属化容積と、
複数の封止金属化容積のうちの隣り合う封止金属化容積の間の少なくとも1つのスペーサと、
複数の封止金属化容積を包囲する保護カバーと、
を含むMLI。
項目2.複数の封止金属化容積の各々の内部に少なくとも1つのスペーサをさらに含む、項目1に記載のMLI。
項目3.複数の封止金属化容積はまとめて封止された金属化プラスチックフィルム層を含み、金属化プラスチックフィルム層は金属化表面を有し、金属化表面は複数の封止金属化容積の外側に位置している、項目1に記載のMLI。
項目4.ガスは高粘度/密度ガスを含む、項目1に記載のMLI。
項目5.ガスは不活性ガス又は空気のうちの1つである、項目1に記載のMLI。
項目6.ガスはアルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、六フッ化硫黄(SF)、又はこれらの組合せのうちの1つである、項目1に記載のMLI。
項目7.複数の封止金属化容積は、Al−ポリイミド、Al−ポリエステル、又はその片面にアルミニウムを備えるアルミニウム化プラスチックフィルムのうちの1つを含む、項目1に記載のMLI。
項目8.スペーサは、ポリアラミド材料、ポリエチレンテレフタレート材料、ポリイミド材料、又はこれらの組合せを含む、項目1に記載のMLI。
項目9.カバーは、ベータクロス又はポリアラミド積層材のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載のMLI。
項目10.カバーはブランケット構造を形成する、項目1に記載のMLI。
項目11.多層絶縁材(MLI)を提供する方法において、
封止金属化容積の内部に、熱絶縁特性、音響絶縁特性、又はこれらを組み合わせた絶縁特性のうちの1つを有するガスを封止することと、
複数の封止金属化容積のうちの隣り合う封止金属化容積の間にスペーサを挟んで複数の封止金属化容積を積層することと、
積層された複数の封止金属化容積を保護カバーの中に配置することと、
複数の封止金属化容積をその中に固定するために、カバーを締結することと、
を含む方法。
項目12.複数の封止金属化容積の各々の内部に少なくとも1つのスペーサを配置することをさらに含む、項目11に記載の方法。
項目13.複数の封止金属化容積として、まとめて封止された、金属化表面を有する複数の金属化プラスチックフィルム層を使用することをさらに含み、金属化表面は複数の封止金属化容積の外側に位置している、項目11に記載の方法。
項目14.ガスとして高粘度/密度ガスを使用するステップをさらに含む、項目11に記載の方法。
項目15.ガスとして不活性ガスを使用するステップをさらに含む、項目11に記載の方法。
項目16.ガスとしてアルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、六フッ化硫黄(SF)、又はこれらの組合せのうちの1つを使用するステップをさらに含む、項目11に記載の方法。
項目17.アルミニウム−ポリイミド、アルミニウム−ポリエステル、又はその片面にアルミニウムを備えるアルミニウム化プラスチックフィルムのうちの1つから形成された封止金属化容積を使用することをさらに含む、項目11に記載の方法。
項目18.スペーサとして、ポリアラミド、ポリエチレンテレフタレート、又はポリイミド、のうちの1つを含む材料を使用することと、ベータクロス又はポリアラミド積層材のうちの1つから形成されるカバーを使用することとをさらに含む、項目11に記載の方法。
項目19.複数の封止金属化容積を内部に備えるカバーからブランケット構造を形成することをさらに含む、項目11に記載の方法。
項目20.絶縁ブランケットにおいて、
積層構成にある複数の封止金属化容積であって、複数の封止金属化容積はその中にガスを封入し、ガスは熱絶縁特性、音響絶縁特性、又はこれらを組み合わせた絶縁特性のうちの1つを有する、複数の封止金属化容積と、
複数の封止金属化容積のうちの隣り合う封止金属化容積の間の少なくとも1つのスペーサと、
その内部に複数の封止金属化容積から絶縁特性を有するブランケットを形成するための、複数の封止金属化容積を包囲する保護カバーと、
を含む絶縁ブランケット。
論じられる特徴及び機能は、様々な実施形態において独立して実現されることが可能であり、あるいはさらに別の実施形態に組み込まれてもよく、そのさらなる詳細は、以下の説明及び図面を参照して理解される。
様々な実施形態によって形成された多層絶縁材(MLI)の概略ブロック図である。 一実施形態によって形成されたMLI構造の模式図である。 一実施形態によって形成されたMLIブランケットの図である。 別の実施形態によって形成されたMLI構造の模式図である。 様々な実施形態によって絶縁されてもよい部品を有する航空機の図である。 MLIを提供するために様々な実施形態によって実行される作業の図である。
本明細書に提示される複数の図面は、本開示の実施形態の様々な異なる態様を図解する。したがって、各図の詳細な説明は、対応する図において特定される差異を記載することになる。
特定の実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面と併せて読むとより良く理解されるだろう。様々な実施形態は、図面に示される構成及び手段に限定されるものではないことは、理解されるべきである。
本明細書において使用される際に、単数形で言及され、単語「a」又は「an」が先行する要素又はステップは、そのような除外が明確に述べられていない限り、前記要素又はステップの複数形を除外しないと理解されるべきである。さらに、「一実施形態」の参照は、言及された特徴も組み込む追加実施形態の存在を排除すると理解されるように意図されるものではない。また、別途明確に述べられていない限り、固有の特性を有する1つ又は複数の要素を「含む」又は「有する」実施形態は、当該特性を有していないような追加要素を含んでもよい。
本明細書に記載及び/又は図解される様々な実施形態は、熱絶縁及び/又は音響絶縁のためのシステム及び方法を提供する。具体的には、様々な実施形態は、複数の層のMLI構造の各々の間に封止ガス容積を含む、地上用途向けなどの、多層絶縁材(MLI)を提供する。例えば、様々な実施形態において、低密度(例えば、0.3lbs/ft未満)を有するMLIブランケット設計が提供される。航空機用途など、特定の用途に関連付けられて様々な実施形態が記載されてもよいものの、様々な実施形態は、陸上、航空、海洋、及び加圧空間用途、並びに非運送又は非移動プラットフォーム用途などの、異なる用途に使用されてもよい。
より具体的には、様々な実施形態のMLI設計は、絶縁構造の中の通気路をなくし、代わりに地上用途向けなどで、MLIを形成するための1つ以上の層(例えば、プラスチックフィルム層)の間又は内部に、ガスを封入又は捕捉する。様々な実施形態を実践することによって、伝導、対流、及び放射による熱伝達を低減することで、MLIを通じての熱伝達が減少又は制限される。様々な実施形態を実践することによって、音響エネルギーが吸収され、及び/又は音響伝送が減少又は妨害されるだろう。
図1は、様々な実施形態によって形成されるMLI20として示される、多層構造の概略ブロック図である。MLI20は一般的に、図1において矢印の大きさ及び数の変化によって表されるように、MLI20の片側からMLI20の反対側への熱又は音の伝達又は伝送を減少させるために、複数の封止ガス容積層を含む。MLI20が、MLI20を形成する構造を横断するいずれかの方向への熱又は音の伝達又は伝送を遮断又は減少させることは、特筆すべきである。いくつかの実施形態において、MLI20は、取り外し及び再実装を容易にするために、ブランケットとして形成される。加えて、封止ガス容積層は、その内部にガスが封止された封止領域又はチャンバであってもよく、これは熱又は音響遮断又は減衰特性を提供するように選択される。
図2は、提供されうるMLI30の一実施形態である。図示される実施形態のMLI30は、そこを通る熱の伝達又は伝送を遮断又は減少させるように構成された、熱MLI30である。図からわかるように、MLI30は、複数の封止ガス容積層がそれによって画定されるように、積層構成において提供されうる複数の封止容積32(例えば、封止ガスチャンバ又は空洞)を含む。例えば、複数の封止容積32は、筐体33(例えば、保護カバー)の内部で隣接関係に配置されてもよく、これらは様々な実施形態において、その中に複数の封止容積32を保持するために縫合又は別途締結された、強い繊維布材料などの、変形可能又は移動可能なカバー36から形成されている。例えば、いくつかの実施形態において、カバー36は、数ある材料の中でもとりわけ、ベータクロス又はポリアラミド積層体から形成されてもよい。様々な実施形態においてカバー36は、本明細書に記載されるような最終封止容積を構築するために、軽量で耐久性のある材料から形成される。いくつかの実施形態において、カバー36は、約5ミルから約10ミルの厚みを有してもよい。しかしながら、カバー36のその他の厚みが提供されてもよい。様々な実施形態において、カバー36は、例えば化学物質、洗浄剤、溶剤、又は異なる腐食性物質に対して耐性のある材料から形成される。様々な実施形態におけるカバー36はまた、不燃性でもある。
筐体33の内部の封止容積32の数は、要望又は必要に応じて異なってもよく、図示される5つは単なる図解のためである。例えば、所望の又は必要とされる熱抵抗に基づいて、さらなる又はより少ない層が提供されてもよい。いくつかの実施形態において、全体的な熱抵抗を定義するために、10、20、又はそれ以上の封止容積32が、層状構成に設けられる。図示される実施形態において、スペーサ34(例えば、スペーサ材料のセグメント)は、スペーサ34の厚みTによってその間に形成される間隔又は間隙を画定するために、隣り合う封止容積32の間に位置する。間隔はスペーサ34と隣り合う封止容積32の各々との間に示されているものの、これは図解を容易にするために示されており、封止容積32が筐体33の内部に配置及び配列されるときにこのような間隔は必ずしも提供されなくてもよいことは、特筆すべきである。例えば、カバー36が互いに縫合又は締結されているとき(例えば、ブランケットパッケージを作成するためのクロージャを画定するため)、スペーサ34が隣り合う封止容積32の間に(例えば、これらと当接嵌合して)挟まれるように、構成全体が一緒に固定される。例えば、カバー36の内部35に(本明細書に記載されるような)層構造を挿入するための開口部を中に作成するために、カバー36のエッジの1つを除いてすべてが縫い合わせられ、その後最後のエッジが縫い合わせられてもよい。相対寸法、例えば様々な構成要素及び層の厚みが必ずしも縮尺通りではないこともまた、特筆すべきである。カバー36は例えば、必要又は要望に応じて実装及び再実装されるなど、操作されてもよいブランケット型構造が形成されるように、保護用総合アセンブリを形成する。いくつかの実施形態において、全体構造は約0.3lbs/ftから約6lbs/ftの密度を有する。
こうして、様々な実施形態において、封止容積32とスペーサ34との繰り返し交互構成が提供される。封止容積32及びスペーサ34の厚みが要望又は必要に応じて異なってもよいことは、特筆すべきである。加えて、1つ以上の隣り合う封止容積32の間にスペーサ34を提供しないなどの変形例が考えられる。別の変形例として、2つ以上のスペーサ34が、隣り合う封止容積32の間に位置してもよい。
一実施形態において、熱シール38を使用するなどして、まとめて封止されたプラスチックフィルム層37から封止容積32が形成されるが、これらはその中にガスを保持することが可能な封止内部容積40を形成するためのフィルム層37のエッジの封止として図解されている。例えば、封止内部容積40は、ガスが封止容積32から通過又は透過するのを防止するように、気密型構成でその中に封止されたガスを有してもよい。様々な実施形態において、プラスチックフィルム層37は、封止容積32を形成するためにその外周の周りに封止された金属化フィルム層であり、これらはいくつかの実施形態において、例えば約0.5ミルから約10ミルの厚みを有する。図からわかるように、金属化表面42は、封止容積32の各々の外側に設けられる。金属化表面42は、プラスチックフィルム層37の片面上の1000オングストローム(公称)金属化層など、薄い金属層であってもよい。
例えば、いくつかの実施形態において、プラスチックフィルム層37は、とりわけアルミニウム−ポリイミド(例えばAl−Kapton(R))又はアルミニウム−ポリエステル(例えば、Al−Mylar(R))など、(片側に、図示される実施形態では封止容積32の外面上に、アルミニウムを有する)アルミニウム化プラスチックフィルムであってもよい。プラスチックフィルム層37に使用される材料は、所望の又は必要とされる固有の特性に基づいて選択されてもよい。例えば、動作が高温ではない場合には、アルミニウム化ポリエステルが使用されてもよい。しかしながら、動作が高温の場合には、アルミニウム化ポリイミドが使用されてもよい。加えて、選択される材料は、燃焼特性など、その他の特性に基づいてもよい。
加えて、スペーサ34は、スクリムクロス又は発泡材料などの異なる材料から形成されてもよい。例えば、スペーサ34は、とりわけポリアラミド(例えばNomex(R))、ポリエチレンテレフタレート(例えばDacron(R))、又はポリイミド材料などの材料から形成されてもよい。加えて、封止容積32の内部にスペーサ44が提供されてもよく、これはスペーサ34と類似の材料から形成されてもよい。封止容積32のうちの1つ以上の内部に複数の層のスペーサ44が設けられてもよいことは、特筆すべきである。加えて、スペーサ34及び44は、例えば厚みなどの同じ寸法を有してもよく、あるいは異なる寸法を有してもよい。
封止容積32の各々は、その中に封止されたガスを有する。例えば、高粘度/密度ガスなどのガスが封止容積32の各々の中に充填されてもよい。様々な実施形態において、粘度及び/又は密度は、例えば絶縁動作温度範囲に基づいて選択されてもよい。いくつかの実施形態において、密度は摂氏0度で約1.2から6.2グラム毎リットルの範囲を有し(空気からSF)、粘度は約0.018から0.024センチポアズの範囲を有する。一実施形態において、密度は摂氏0度で1.29から6.17グラム毎リットルの間である。要望又は必要に応じて、異なる密度又は粘度が提供されてもよいことは、理解されるべきである。1つ以上の実施形態において、封止容積32のうちの1つ以上の中に充填されるガスは、とりわけアルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、六フッ化硫黄(SF)、又は空気などの不活性ガス、あるいはこれらの組合せである。加えて、封止容積32のうちの1つ以上の中に、異なるガスが充填されてもよい。いくつかの実施形態において、空気が単独で又は1種以上のその他のガスと組み合わせて、封止容積32の中に充填されてもよい。封止容積32は、空気又はSFなどで、再充填されてもよいことは、特筆すべきである。
一実施形態において、スペーサ34及び44を有する、繰り返し構成の層状封止容積32もまた、内部筐体46の中に封止されている。内部筐体46は、シール50によって熱的に封止されたプラスチックフィルム層48から形成されてもよく、これらはプラスチックフィルム層37及びシール38と類似している。内部筐体46は、内部に層状封止容積32が封止されて中にガスを有する、空洞又は封止容積を画定してもよい。例えば、封止容積32の中のガスと類似のガスが、いくつかの実施形態において提供されてもよい。別の実施形態において、封止容積32とは異なるガスが、封止容積52の中に提供されてもよい。図示される実施形態において、スペーサ34は、上部及び底部封止容積32と、そのそれぞれのプラスチックフィルム層48との間に位置している。いくつかの実施形態において、プラスチックフィルム層48は金属化されていない。
加えて、カバー36の内部35の中に内部筐体46が挿入された状態で、いくつかの実施形態において、スペーサ54は、内部筐体46とカバー36との間に任意に提供される。スペーサ54は、スペーサ34及び44と同様に形成されてもよい。加えて、2つ以上のスペーサ54が提供されてもよい。
このように、封止容積32は、封止容積32の中から封止容積32の外へのガス伝達に対して不透過性になっている、金属化表面42(例えば、金属化フィルム)を備えるガスの空洞を、作成又は形成する。スペーサ34は、隣り合う封止容積32が互いに直接接触しないように、その間に間隙を備えて封止容積32を保持するために、様々な実施形態において付加的に提供される。封止容積32の各々は、要望又は必要に応じて、充填又は再充填されてもよい。加えて、層を加えることにより、つまり封止容積32の層を加えることにより、付加的な熱絶縁が様々な実施形態において提供される。
図3は、様々な実施形態によって形成されうるMLIブランケット100を示す。MLIブランケット100は、封止ガス容積と、本明細書により詳細に記載されるような布材料などの軽量で耐久性のある材料から形成された外面102とを繰り返す内部構造を有する、MLI20、30、又は130として、具体化されてもよい。理解されるように、MLIブランケット100のサイズ及び形状を含む寸法は、要望又は必要に応じて異なってもよい。加えて、封止ガス容積の層の数の選択は、要望又は必要に応じて熱及び音響絶縁特性(例えば、熱絶縁体又は音響絶縁体の量)に、並びにMLIブランケット100が中に実装される空間制限にも、基づいてよい。このため、より多くの層を連続して追加することにより異なる量の熱絶縁体又は音響絶縁体が提供されてもよい。
図4は、提供されうるMLI130の別の実施形態である。図示される実施形態におけるMLI130は、音響エネルギーを吸収して音響伝送を妨害するためなど、そこを通る音響エネルギーの伝達又は伝送を遮断又は減少させるように構成された、音響MLI130である。図からわかるように、MLI30は、複数の封止ガス容積層がそれによって画定されるように、積層構成において提供されうる複数の封止容積132(例えば、封止ガスチャンバ)を含む。例えば、複数の封止容積132が筐体133の内部で隣接関係に配置されてもよく、これらは様々な実施形態において、その中に複数の封止容積132を保持するために縫合又は別途締結された、強い繊維布材料などの、変形可能又は移動可能なカバー136から形成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、カバー136は、数ある材料の中でもとりわけ、ベータクロス又はポリアラミド積層体から形成されてもよい。様々な実施形態において、カバー136は、本明細書に記載されるような最終封止容積を構築するために、軽量で耐久性のある材料から形成される。いくつかの実施形態において、カバー136は、約5ミルから約10ミルの厚みを有してもよい。しかしながら、カバー136のその他の厚みが提供されてもよい。様々な実施形態において、カバー136は、例えば化学物質、洗浄剤、及び溶剤、同様に異なる腐食性物質に対して耐性のある材料から形成される。様々な実施形態におけるカバー136はまた、不燃性でもある。
筐体133の内部の封止容積132の数は要望又は必要に応じて異なってもよく、図示される5つは単なる図解のためである。例えば、所望の又は必要とされる音響抵抗に基づいて、さらなる又はより少ない層が提供されてもよい。いくつかの実施形態において、全体的な音響抵抗を定義するために、10、20、又はそれ以上の封止容積132が、層状構成に設けられる。図示される実施形態において、スペーサ134は、スペーサ134の厚みTによってその間に形成される間隔又は間隙を画定するために、隣り合う封止容積132の間に位置する。間隔はスペーサ134と隣り合う封止容積132の各々との間に示されているものの、これは図解を容易にするために示されており、封止容積132が筐体133の内部に配置及び配列されるときにこのような間隔は必ずしも提供されなくてもよいことは、特筆すべきである。例えば、カバー136が互いに縫合又は締結されているとき(例えば、ブランケットパッケージを作成するためのクロージャを画定するため)、スペーサ134が隣り合う封止容積132の間に(例えばこれらと当接嵌合して)挟まれるように、構成全体が一緒に固定される。例えば、カバー136の内部135に(本明細書に記載されるような)層構造を挿入するための開口部を中に作成するために、カバー136のエッジの1つを除いてすべてが縫い合わせられ、その後最後のエッジが縫い合わせられてもよい。相対寸法、例えば様々な構成要素及び層の厚みが必ずしも縮尺通りではないこともまた、特筆すべきである。カバー136は例えば、必要又は要望に応じて実装及び再実装されるなど、操作されてもよいブランケット型構造が形成されるように、保護用総合アセンブリを形成する。いくつかの実施形態において、全体構造は約0.3lbs/ftから約6lbs/ftの密度を有する。
こうして、様々な実施形態において、封止容積132とスペーサ134との繰り返し交互構成が提供される。封止容積132及びスペーサ134の厚みが要望又は必要に応じて異なってもよいことは、特筆すべきである。加えて、1つ以上の隣り合う封止容積132の間にスペーサ134を提供しないなどの変形例が、考えられる。別の変形例として、2つ以上のスペーサ134が、隣り合う封止容積132の間に位置してもよい。
一実施形態において、熱シール138を使用するなどして、まとめて封止されたプラスチックフィルム層137から封止容積132が形成されるが、これはその中にガスを保持することが可能な封止内部容積140を形成するためのフィルム層137のエッジの封止として図解されている。例えば、封止内部容積140は、ガスが封止容積132から通過又は透過するのを防止するように、気密型構成でその中に封止されたガスを有してもよい。様々な実施形態において、プラスチックフィルム層137は、封止容積132を形成するためにその外周の周りに封止された金属化フィルム層であり、これらはいくつかの実施形態において、例えば約0.5ミルから約10ミルの厚みを有する。図からわかるように、金属化表面142は、封止容積132の各々の外側に設けられる。金属化表面142は、プラスチックフィルム層137の片面上の1000オングストローム(公称)金属化層など、薄い金属層であってもよい。例えば、いくつかの実施形態において、プラスチックフィルム層137は、とりわけAl−ポリイミド又はAl−ポリエステルなど、(片側に、図示される実施形態では封止容積132の外面上に、アルミニウムを有する)アルミニウム化プラスチックフィルムであってもよい。プラスチックフィルム層137に使用される材料は、所望の又は必要とされる固有の特性に基づいて選択されてもよい。例えば、動作が高温ではない場合には、アルミニウム化ポリエステルが使用されてもよい。しかしながら、動作が高温の場合には、アルミニウム化ポリイミドが使用されてもよい。加えて、選択される材料は、燃焼特性など、その他の特性に基づいてもよい。
加えて、スペーサ134は、スクリムクロス又は発泡材料などの異なる材料から形成されてもよい。例えば、スペーサ134は、とりわけポリアラミド、ポリエチレンテレフタレート、又はポリイミドなどの材料から形成されてもよい。加えて、封止容積132の内部にスペーサ144が提供され、これはスペーサ134と類似の材料から形成されてもよい。封止容積132のうちの1つ以上の内部に複数の層のスペーサ144が設けられてもよいことは、特筆すべきである。加えて、スペーサ134及び144は、例えば厚みなどの同じ寸法を有してもよく、あるいは異なる寸法を有してもよい。
封止容積132の各々は、その中に封止されたガスを有する。例えば、高粘度/密度ガスなどのガスが封止容積132の各々の中に充填されてもよい。いくつかの実施形態において、封止容積132のうちの1つ以上の中に充填されるガスは、とりわけアルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、六フッ化硫黄(SF)、又は空気などの不活性ガス、あるいはこれらの組合せである。加えて、封止容積132のうちの1つ以上の中に、異なるガスが充填されてもよい。いくつかの実施形態において、空気が単独で又は1種以上のその他のガスを組み合わせて、封止容積132の中に充填されてもよい。
一実施形態において、スペーサ134及び144を有する繰り返し構成の層状封止容積132もまた、内部筐体146の中に封止されている。内部筐体146は、シール150によって熱的に封止されたプラスチックフィルム層148から形成されてもよく、これらはプラスチックフィルム層137及びシール138と類似していてもよい。内部筐体146は、内部に層状封止容積132が封止されて中にガスを有する、空洞又は封止容積を画定してもよい。例えば、封止容積132の中のガスと類似のガスが、いくつかの実施形態において提供されてもよい。別の実施形態において、封止容積132とは異なるガスが、封止容積152の中に提供されてもよい。図示される実施形態において、スペーサ134は、上部及び底部封止容積132と、それぞれのプラスチックフィルム層148との間に位置している。いくつかの実施形態において、プラスチックフィルム層148は金属化されていない。
加えて、カバー136の内部135の中に内部筐体146が挿入された状態で、いくつかの実施形態において、スペーサ154は、内部筐体146とカバー136との間に任意に提供される。スペーサ154は、スペーサ134及び144と同様に形成されてもよい。加えて、2つ以上のスペーサ154が提供されてもよい。
このように、封止容積132は、封止容積132の中から封止容積132の外へのガス伝達に対して不透過性になっている、金属化表面142(例えば、金属化フィルム)を備えるガスの空洞を、作成又は形成する。スペーサ134は、隣り合う封止容積132が互いに直接接触しないように、その間に間隙を挟んで封止容積132を保持するために、様々な実施形態において付加的に提供される。封止容積132の各々は、要望又は必要に応じて、充填又は再充填されてもよい。加えて、層を加えることにより、つまり封止容積132の層を加えることにより、付加的な音響隔離/減衰が、様々な実施形態において提供される。
MLI20、30、又は130は、例えば宇宙船の加圧容積内又は航空機の翼の中(例えば、ダクト及びスパーの絶縁)など、異なる用途に使用されてもよい。しかしながら、MLI20、30、又は130は、絶縁が望まれる又は必要とされる航空機又は機体の中のどこで使用されてもよい。MLI20、30、又は130は、とりわけ緊急用ブランケット、絶縁ブランケット、絶縁包装、又は飲料保冷器などの、異なる用途にも使用されてよい。加えて、MLI20、30、又は130のブランケット構造は、絶縁材料に損傷を与えることなく取り外してその後再実装されることが可能である。加えて、例えば熱及び音響遮断又は絶縁特性を有するMLIを提供するために、様々な実施形態のうちの1つ以上が組み合わせられてもよいことは、特筆すべきである。
上述のように、航空機など、翼又はその他いずれかのアセンブリの部品を絶縁するために、様々な実施形態が使用されてもよい。例えば、図5は、上述の様々な実施形態を使用して絶縁されてもよい部品を有する、航空機200を示す。航空機200は、2つのターボファンエンジン212を含む推進システム210を含む。エンジン212は、航空機200の翼214によって担持されている。別の実施形態において、エンジン212は、胴体216及び/又は尾部218によって担持されてもよい。尾部218は、水平尾翼220及び垂直尾翼222も支持することができる。
様々な実施形態はMLIを提供するための、図6に示されるような方法250も提供するが、これは熱又は音響MLI、あるいはこれらの組合せであってもよい。MLIは、例えばMLI20、30、又は130として実現されるように形成又は構築されてもよい。方法250は、252において、金属化プラスチックフィルム層を含む封止金属化プラスチックエンベロープ内に一定量の高粘度/密度ガスを封入することを含む。いくつかの実施形態において、ガスは低熱伝導率、低音響伝導率、又はこれらの組合せを有する。封止金属化プラスチックエンベロープは、例えば本明細書により詳細に記載された封止容積32など、異なる形状及び形態を取ってもよい。ガスは、その内部にガスを保持し、構造からのガスの移動の可能性を防止又は低減する構造に、封入される。構造及び封止構成は、例えばMLIのための動作環境(例えば環境の温度又は圧力)に基づいてもよい、いずれか適切な手段を用いて提供されてもよい。
方法250はまた、254において、封止金属化プラスチックエンベロープの中にスペーサ材料のセグメントを封入することも含む。例えば、本明細書に記載されるように、スペーサ44は封止容積32の内部に位置してもよい。スペーサが、低熱伝導率又は低音響伝導率の材料、あるいはこれらの組合せから形成されてもよいことは、特筆すべきである。スペーサは、いくつかの実施形態において、発泡材料から形成されてもよい。封止容積32は、熱封止プロセスを用いて封止されてもよい。
方法250は、256において、スペーサ材料の層間セグメントを用いて複数の封止金属化プラスチックエンベロープを積層することを、さらに含む。例えば、スペーサ34などの1つ以上のスペーサは隣り合う封止金属化プラスチックエンベロープの間に位置してもよい。封止金属化プラスチックエンベロープ及びスペーサなどの様々な層が、例えば接着剤又は糊を用いて、異なる方法で互いに結合されてもよく、あるいは封止金属化プラスチックエンベロープの片面のカバーによって互いに保持されてもよいことは、特筆すべきである。封止金属化プラスチックエンベロープ及びスペーサの層の数は、所望の又は必要とされる熱又は音響特性に基づいて、異なってもよい。
方法250は、258において、積層された複数の封止金属化プラスチックエンベロープ(積層封止金属化容積)及びスペーサ材料の層間セグメントを、カバーの間に配置することを付加的に含む。例えば、本明細書に記載されるようなMLIブランケットを形成するために、複数の封止金属化プラスチックエンベロープ及びスペーサを包み込むため、保護布カバーが使用されてもよい。カバーのエッジは、260において、複数の封止金属化プラスチックエンベロープ及びスペーサをその中に固定するために、一緒に締結される。エッジはまず、封止金属化プラスチックエンベロープの積層構成をその中に挿入するための開口部を残して結合され、その後絶縁ブランケットを形成する安全な内部コンパートメントを形成するために、開口部が一緒に結合されてもよいことは、特筆すべきである。エッジは例えば、数ある方法の中でもとりわけ、縫合、粘着、化学的接着、熱的接着、機械的締結、又は摩擦溶接によって、一緒に固定されてもよい。これらの方法が、様々な実施形態のその他の空洞又は容積を固定又は形成するためにも使用されてよいことは、特筆すべきである。絶縁ブランケットは、多層熱又は音響絶縁材として使用されてもよい。
このように、様々な実施形態は、使用される層の数及びMLIの内容積中に封止されるガスに基づいて異なる程度の絶縁を有してもよい、多層熱又は音響絶縁材を提供する。
上記記載が限定的ではなく例示を目的としていることは、理解されるべきである。例えば、上記の実施形態(及び/又はその態様)は、互いに組み合わせて使用されてもよい。その上、特定の状況又は材料を様々な実施形態の教示に適合させるために、その範囲から逸脱することなく多くの変更がなされてもよい。様々な構成要素の寸法、材料のタイプ、配向、並びに本明細書に記載される様々な構成要素の数及び位置は、特定の実施形態のパラメータを定義するように意図されており、まったく限定的ではなく、単なる例示的実施形態に過ぎない。上記記載を読むと、請求項の精神及び範囲に含まれるその他多くの実施形態及び変更が、当業者にとって自明となるだろう。したがって、様々な実施形態の範囲は、添付請求項、並びにこのような請求項に属する同等物の全範囲を参照して、決定されるべきである。添付請求項において、用語「含む(including)」及び「その中で(in which)」は、それぞれ用語「備える(comprising)」及び「ここで(wherein)」に当たる平易な英語として使用される。また、以下の請求項において、用語「第一」、「第二」、及び「第三」などは、単に標識として使用されており、その対象物に対して数値的な要求を課すように意図されるものではない。さらに、以下の請求項の限定は、ミーンズ・プラス・ファンクション形式では書かれず、このような請求項の限定が明確に「手段(means for)」というフレーズを使用して、その後さらなる構造を含まない機能の言及が続くのでない限り、米国特許法第112条第6段落に基づいて解釈されないように意図される。
20、30、130 MLI(多層絶縁材)
32、52、132、152 封止容積
33、133 筐体
34、44、54、134、144、154 スペーサ
35、135 内部
36、136 カバー
37、48、137、148 プラスチックフィルム層
38、138 熱シール
40、140 封止内部容積
42、142 金属化表面
46、146 内部筐体
50、150 シール
100 MLIブランケット
102 外面
200 航空機
210 推進システム
212 ターボファンエンジン
214 翼
216 胴体
218 尾部
220 水平尾翼
222 垂直尾翼
T スペーサの厚み

Claims (15)

  1. 中にガスを封入する、積層構造内の複数の封止金属化積であって、前記ガスは熱絶縁特性、音響絶縁特性、又はこれらを組み合わせた絶縁特性のうちの1つを有している、複数の封止金属化積と、
    前記複数の封止金属化積のうちの隣り合う封止金属化積の間の少なくとも1つのスペーサと、
    前記複数の封止金属化積を包囲する保護カバーと
    を備え
    各封止金属化体積は金属化プラスチックフィルム層を備え、前記金属化プラスチックフィルム層はその外周の周りに合わせられて封止されて中に前記ガスを保持することが可能な封止された内部体積を形成し、前記金属化プラスチックフィルム層は金属化表面を有し、前記金属化表面は前記封止金属化体積の外側に位置している、多層絶縁材(MLI)。
  2. 前記複数の封止金属化積の各々の中に少なくとも1つのスペーサをさらに備える、請求項1に記載のMLI。
  3. 前記保護カバーのエッジは締結されて、前記保護カバーが前記複数の封止金属化体積と前記少なくとも1つのスペーサを含む内部空間を画定する、請求項1に記載のMLI。
  4. 前記保護カバーは前記複数の封止金属化体積と前記少なくとも1つのスペーサの周りの前記内部空間に第2のガスを保持する、請求項3に記載のMLI。
  5. 前記ガスは、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、六フッ化硫黄(SF)、空気、又はこれらの組合せを含む不活性ガスのうちの1つである、請求項1に記載のMLI。
  6. 前記複数の封止金属化積は、Al−ポリイミド、Al−ポリエステル、又はその片面にアルミニウムを有するアルミニウム化プラスチックフィルムを含み、
    前記スペーサは、ポリアラミド材料、ポリエチレンテレフタレート材料、ポリイミド材料、又はこれらの組合せを含む、
    請求項1に記載のMLI。
  7. 前記カバーは、ベータクロス、ポリアラミド積層材、又はこれらの組合せを含む、請求項1に記載のMLI。
  8. 前記カバーはブランケット構造を形成する、請求項1に記載のMLI。
  9. 封止金属化であって、金属化プラスチックフィルム層を備え、前記金属化プラスチックフィルム層はその外周の周りに合わせられて封止されて中にガスを保持することが可能な封止された内部体積を形成し、前記金属化プラスチックフィルム層は金属化表面を有し、前記金属化表面は前記複数の封止金属化体積の外側に位置している、前記封止金属化体積の内部に、熱絶縁特性、音響絶縁特性、又はこれらを組み合わせた絶縁特性のうちの1つを有するガスを封止することと、
    複数の前記封止金属化積のうちの隣り合う封止金属化積の間にスペーサを挟んで複数の封止金属化積を積層することと、
    積層された前記複数の封止金属化積を保護カバーの中に配置することと、
    前記複数の封止金属化積をその中に固定するために、前記保護カバーのエッジを締結することと
    を含む多層絶縁材(MLI)の提供方法。
  10. 前記複数の封止金属化積の各々の内部に少なくとも1つのスペーサを配置することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記保護カバーが前記複数の封止金属化体積と前記少なくとも1つのスペーサを含む内部空間を画定する、請求項9に記載の方法。
  12. 第2のガスを前記複数の封止金属化体積と前記少なくとも1つのスペーサの周りの前記内部空間に提供することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ガスとして、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、六フッ化硫黄(SF)、空気、又はこれらの組合せを含む不活性ガスのうちの1つを使用することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  14. アルミニウム−ポリイミド、アルミニウム−ポリエステル、又はその片面にアルミニウムを備えるアルミニウム化プラスチックフィルムから形成された封止金属化積を使用することをさらに含み、
    前記スペーサとして、ポリアラミド、ポリエチレンテレフタレート、又はポリイミドを含む材料を使用すること、並びにベータクロス又はポリアラミド積層材から形成されたカバーを使用することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  15. 前記複数の封止金属化積を内部に備える前記カバーからブランケット構造を形成することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
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