JP5815400B2 - 溶接作業管理装置、溶接作業管理システム、および溶接作業管理方法 - Google Patents

溶接作業管理装置、溶接作業管理システム、および溶接作業管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラント工事における配管溶接作業および溶接管理作業の支援を行う溶接作業管理装置、溶接作業管理システム、および溶接作業管理方法に関する。
プラント工事における配管工事では、法律等に基づく溶接検査や、それに準拠した溶接管理が要求される場合が多い(例えば、特許文献1・2参照)。すなわち、基準に合致した溶接設計が行われ、必要な資格を有する溶接士が認可された溶接方法に基づいて溶接を行い、規定された溶接検査に合格しなければならない。
溶接設計においては、配管の材質、呼び径(口径)、呼び肉厚、開先形状等の情報を施工図から読取り、その条件に見合った溶接施工法を溶接継手毎に探し出し、それが設計指示条件に適合しているか否かが確認される。
日本国公開特許公報2007−193557号 日本国公開特許公報2008−59116号
しかしながら、プラント工事における配管の溶接継手は数万箇所にも及ぶため、溶接継手毎に溶接施工法を決定することは多大な労力を要すると共に、人為的ミスの発生原因ともなっていた。
また、溶接の品質を確保するためには溶接施工法を定めるだけではなく、使用する溶接材料や必要とされる溶接資格を保有する溶接士の選定が不可欠である。しかし、1つの溶接施工法に対する溶接材料と溶接資格の組合せは必ずしも1つとは限らないため、特定が困難であった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、プラント工事における配管溶接作業および溶接管理作業の信頼性と効率性を向上させる溶接作業管理装置、溶接作業管理システム、および溶接作業管理方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1によれば、プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも溶接継手の識別子、溶接施工法、開先形状、前記配管の材質、配管呼び径、および配管呼び肉厚を入力する溶接継手仕様入力部と、前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルと、前記配管の前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、前記入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚をキーとして前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚の整合性を検査すると共に、前記材質に係る母材区分をキーとして前記溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査する溶接継手仕様検査部と、を備えることを特徴とする溶接作業管理装置が提供される。
本発明の請求項5によれば、プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質および溶接施工法を溶接継手に関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルと、前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、前記母材区分および前記溶接材料区分を前記溶接材料に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルと、前記溶接継手仕様テーブルから所望の溶接継手に係る前記溶接施工法および前記材質を取得すると共に、前記溶接施工法テーブルから前記溶接材料区分を取得し、前記取得された材質に係る母材区分と前記溶接材料区分に基づいて前記溶接材料特定テーブルから前記溶接継手に係る前記溶接材料を特定する溶接材料特定部と、を備えることを特徴とする溶接作業管理装置が提供される。
本発明の請求項11によれば、プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様に基づいて溶接作業指示情報を作成する溶接作業管理装置と、この溶接作業管理装置から前記溶接作業指示情報を取得する溶接作業端末と、からなり、前記溶接作業管理装置は、前記溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法を溶接継手に関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルと、前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、前記母材区分および前記溶接材料区分を前記溶接材料に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルと、前記溶接継手仕様テーブルから所望の溶接継手に係る前記溶接施工法および前記材質を取得すると共に、前記溶接施工法テーブルから前記溶接材料区分を取得し、前記取得された材質に係る母材区分と前記溶接材料区分に基づいて前記溶接材料特定テーブルから前記溶接継手に係る前記溶接材料を特定する溶接材料特定部と、を備えることを特徴とする溶接作業管理システムが提供される。
本発明の請求項14によれば、プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として溶接継手に前記配管の材質および溶接施工法を関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルから前記溶接継手の識別子をキーとして前記溶接継手仕様を取得する溶接継手仕様取得ステップと、前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルから前記溶接継手仕様取得ステップにおいて取得された溶接継手仕様に含まれる溶接施工法に基づいて前記溶接材料区分を取得する溶接材料区分取得ステップと、前記母材区分および前記溶接材料区分を前記溶接材料の識別情報に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルから前記溶接継手仕様に含まれる材質に係る母材区分と前記溶接材料区分取得ステップにおいて取得された溶接材料区分に基づいて前記溶接継手に係る前記溶接材料を特定する溶接材料特定ステップと、を有することを特徴とする溶接作業管理方法が提供される。
本発明の請求項17によれば、プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも溶接継手の識別子、溶接施工法、開先形状、前記配管の材質、配管呼び径、および配管呼び肉厚を溶接継手仕様入力部に入力し、前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接の部分の厚さに関連付けて溶接部の厚さ特定テーブルに記憶し、前記配管の前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて溶接施工法テーブルに記憶し、前記入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚をキーとして前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚の整合性を検査すると共に、前記材質に係る母材区分をキーとして前記溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査することを特徴とする溶接作業管理方法が提供される。
本発明によれば、プラント工事における配管溶接作業および溶接管理作業の信頼性と効率性を向上させる溶接作業管理装置、溶接作業管理システム、および溶接作業管理方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る溶接作業管理システムの全体構成例を示すブロック図。 図1に示す溶接継手仕様テーブルの具体例を示す図。 図1に示す溶接部の厚さ特定テーブルの具体例を示す図。 図1に示す溶接施工法テーブルの具体例を示す図。 図1に示す材質/母材区分変換テーブルの具体例を示す図。 図1に示す溶接施工法/開先形状対応テーブルの具体例を示す図。 図1に示す溶接材料特定テーブルの具体例を示す図。 図1に示す溶接資格特定テーブルの具体例を示す図。 図1に示す保有溶接資格テーブルの具体例を示す図。 図1に示す溶接材料出庫情報テーブルの具体例を示す図。 図1に示す溶接施工情報テーブルの具体例を示す図。 溶接作業指示書の具体例を示す図。 溶接施工記録の具体例を示す図。 図1に示す溶接作業端末の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る溶接作業管理システムの動作を説明する相関図。 図1に示す溶接継手仕様検査部の処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す溶接材料特定部の処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す溶接資格特定部の処理の具体例を示すフローチャート。 溶接継手の具体例を示す図。 図19に示す溶接継手の拡大図。 図20に示すウェルドインサートの切断面A−A′における断面図。 溶接継手仕様の検査、登録および溶接材料の特定における各プログラムおよび装置の相関図 溶接資格の特定および溶接作業指示における各プログラムおよび装置の相関図。 溶接継手識別ラベルの作成における各プログラムおよび装置の相関図。 溶接施工情報の登録時における各プログラムおよび装置の相関図。 図14に示す溶接作業端末の各プログラムの相関図。
<用語の説明>
本発明の実施形態で使用する溶接作業の用語を最初に説明する。
・「溶接」とは、2個以上の部材を、接合される部材間に連続性があるように熱、圧力、またはその両方によって一体にする操作である。溶接法には多くの種類があるが、(1)被覆アーク溶接のような母材を加熱溶融させて接合する融接法、(2)抵抗溶接のように圧力を加えて接合する圧接法、および(3)母材そのものは溶融させずに、母材より低い融点の合金を溶加材として用いて接合するろう付け法、の大きく3種類に分類される。
・「溶接継手(Weld joint)」とは、溶接される継手である。図19は、溶接継手の具体例を示す図である。
・「母材(Base metal)」とは、溶接される側の金属(材料)である。
・「開先形状(Joint design)」とは、溶接する母材間に設ける溝(開先)の形状であり、I型開先、V型開先、Y型開先など多数の種類がある。開先の形状・寸法は、溶接結果と密接なつながりがある。図20は、図19に示す溶接継手の拡大図である。
・「配管呼び径(Pipe diameter)」とは、配管の公称外径(100A、50A等)である。
・「配管呼び肉厚(Pipe thickness)」とは、配管の公称厚さ(S40、S80等)である。尚、「S」はスケジュールの略である。
・「溶接棒(Covered electrode)」とは、被覆アーク溶接に使用する溶接材料(被覆アーク溶接棒)である。
・「溶加材(Filler metal)」とは、溶接中に付加される金属(ティグ溶接に使用する溶接材料)である。
・「ウェルドインサート(Consumable insert)」とは、突合せ溶接において、予めルート部に置く母材と同系統の金属材料であり、インサートリングと呼ぶことが多い。図21は、図20に示すウェルドインサートのA−A′における断面図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る溶接作業管理システムの全体構成例を示す図である。同図に示されるように、本実施形態に係る溶接作業管理システムは、溶接作業管理装置10、溶接作業端末20、プリンタ30、およびラベルプリンタ40から構成されている。
溶接作業管理装置10は、プラント工事における配管の溶接継手(溶接部)の仕様(以下、「溶接継手仕様」という。)に基づいて溶接士に対して溶接方法や施工場所などを指示する各種の情報(以下、「溶接作業指示情報」という。)を作成するコンピュータである。
溶接作業端末20は、この溶接作業管理装置10から溶接作業指示情報を取得するコンピュータであり、溶接士はこの端末に表示される溶接作業指示情報に基づいて溶接作業を行う。
図1に示されるように、溶接作業管理装置10は、データベース部101、溶接継手仕様入力部102、溶接継手仕様検査部103、溶接継手仕様登録部104、溶接材料特定部105、溶接資格特定部106、溶接作業指示部107、溶接継手識別ラベル作成部108、溶接材料出庫管理部109、溶接施工情報管理部110、およびデータ通信部111から構成されている。
データベース部101は、溶接継手仕様テーブル101a、溶接部の厚さ特定テーブル101b、溶接施工法テーブル101c、材質/母材区分変換テーブル101d、溶接施工法/開先形状対応テーブル101e、溶接材料特定テーブル101f、溶接資格特定テーブル101g、保有溶接資格テーブル101h、溶接材料出庫情報テーブル101i、および溶接施工情報テーブル101jを備えたデータベースである。
溶接継手仕様テーブル101aは、プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、溶接施工法管理番号、および施工場所を溶接継手番号に関連付けて記憶するテーブルである。図2は、溶接継手仕様テーブル101aの具体例を示す図である。
溶接部の厚さ特定テーブル101bは、配管の開先形状、配管呼び径(配管口径)、および配管呼び肉厚を溶接部の厚さに関連付けて記憶するテーブルである。図3は、溶接部の厚さ特定テーブル101bの具体例を示す図である。
溶接施工法テーブル101cは、配管の材質を分類する母材区分、溶接に用いる溶接材料(溶接棒/溶加材)を分類する溶接材料区分、および溶接施工法管理番号を分類する溶接方法区分を溶接施工法管理番号に関連付けて記憶するテーブルである。図4は、溶接施工法テーブル101cの具体例を示す図である。
材質/母材区分変換テーブル101dは、配管の材質と母材区分を関連付けて記憶するテーブルである。図5は、材質/母材区分変換テーブル101dの具体例を示す図である。
溶接施工法/開先形状対応テーブル101eは、溶接施工法管理番号と開先形状を関連付けて記憶するテーブルである。図6は、溶接施工法/開先形状対応テーブル101eの具体例を示す図である。
溶接材料特定テーブル101fは、配管の母材区分、配管の材質、および溶接材料区分を溶接材料(溶接材料銘柄)に関連付けて記憶するテーブルである。図7は、溶接材料特定テーブル101fの具体例を示す図である。
溶接資格特定テーブル101gは、溶接方法区分、母材区分、および配管呼び径を溶接作業に必要な溶接資格に関連付けて記憶するテーブルである。図8は、溶接資格特定テーブル101gの具体例を示す図である。
保有溶接資格テーブル101hは、溶接士の識別情報と保有溶接資格を関連付けて記憶するテーブルである。図9は、保有溶接資格テーブル101hの具体例を示す図である。
溶接材料出庫情報テーブル101iは、溶接士が溶接作業のために出庫した溶接材料の銘柄、製造番号、数量などを溶接材料出庫情報として記憶するテーブルである。図10は、溶接材料出庫情報テーブル101iの具体例を示す図である。
溶接施工情報テーブル101jは、溶接士が溶接作業に使用した溶接作業端末20から取得される溶接施工情報を記憶するテーブルである。図11は、溶接施工情報テーブル101jの具体例を示す図である。
図22は、溶接継手仕様の検査、登録および溶接材料の特定における各プログラムおよび装置の相関図である。
溶接継手仕様入力部102は、図22に示されるように、GUI(Graphical User Interface)によって表示される登録画面を介して溶接継手仕様として溶接継手番号、溶接施工法管理番号、開先形状、配管の材質、配管呼び径、および配管呼び肉厚などを入力するプログラムである。
溶接継手仕様検査部103は、図22に示されるように、溶接継手仕様入力部102において入力された開先形状、配管呼び径、および配管呼び肉厚をキーとして溶接部の厚さ特定テーブル101bを参照して開先形状、配管呼び径、および配管呼び肉厚の整合性を検査すると共に、材質に係る母材区分をキーとして溶接施工法テーブル101cを参照して配管の材質の組合せと溶接施工法との整合性を検査するプログラムである。
溶接継手仕様登録部104は、図22に示されるように、溶接継手仕様検査部103における検査結果に基づいて溶接継手仕様入力部102において入力された溶接継手仕様を溶接継手仕様テーブル101aに登録するプログラムである。溶接継手仕様テーブル101aには、溶接継手(溶接部)のそれぞれに付番された識別番号(溶接番号)を登録単位として溶接継手仕様が格納される。
溶接材料特定部105は、図22に示されるように、溶接継手仕様テーブル101aから所望の溶接継手に係る溶接施工法管理番号および配管の材質を取得すると共に、溶接施工法テーブル101cから溶接材料区分を取得し、取得された材質に係る母材区分と溶接材料区分に基づいて溶接材料特定テーブル101fから溶接継手に係る溶接材料を特定するプログラムである。
図23は、溶接資格の特定および溶接作業指示における各プログラムおよび装置の相関図である。同図に示されるように、溶接資格特定部106は、溶接継手仕様テーブル101aから所望の溶接継手に係る配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法管理番号を取得すると共に、溶接施工法テーブル101cから溶接方法区分、溶接部の厚さ特定テーブル101bから溶接部の厚さをそれぞれ取得し、配管の材質に係る母材区分、溶接部の厚さ、および溶接方法区分に基づいて溶接資格特定テーブル101gから溶接継手毎に溶接作業に必要な溶接資格(以下、「必要溶接資格」という。)を特定するプログラムである。
溶接作業指示部107は、図23に示されるように、溶接継手の識別番号をキーとして溶接継手仕様テーブル101aから取得される溶接継手仕様に基づいて溶接材料特定部105で特定された溶接材料と溶接資格特定部106で特定された必要溶接資格を溶接継手毎に関連付けた溶接作業指示情報を作成するプログラムである。また、溶接作業指示部107は、溶接施工情報管理部110に溶接作業指示情報を出力し、溶接作業の作業結果を含まない溶接施工情報として溶接施工情報テーブル101jに格納させる。また、溶接作業指示情報は、利用者からの出力要求に応じて溶接作業指示書としてプリンタ30から出力される。同様に、溶接施工作業の詳細情報として溶接施工要領詳細も出力される。図12は、溶接作業指示書の具体例を示す図である。
図24は、溶接継手識別ラベルの作成におけるプログラムおよび装置の相関図である。同図に示されるように、溶接継手識別ラベル作成部108は、溶接継手識別情報をラベルプリンタ40へ出力し、溶接継手識別ラベルを作成させるプログラムである。
図25は、溶接施工情報の登録時における各プログラムおよび装置の相関図である。同図に示されるように、溶接材料出庫管理部109は、溶接作業を行うにあたり必要な資材(溶接棒/溶加材等)を溶接資材倉庫から払出しを受けるための溶接材料出庫伝票を作成するプログラムである。溶接作業に必要な資材は、溶接作業端末20に取込まれた溶接作業指示情報に基づいて溶接作業端末20の画面にリストアップされ、溶接士が必要な数量を端末から入力することにより自動的に作成される。
また、溶接材料出庫管理部109は、図25に示されるように、溶接士が起草した出庫伝票の情報が登録されている溶接作業端末20が溶接資材倉庫にて溶接作業管理装置10に接続された溶接資材倉庫管理者端末(図示省略する)に接続されると、その出庫情報を端末に表示する。そして、溶接資材倉庫管理者から出庫数量および溶接材料の製造番号等が入力されると、出庫情報を溶接材料出庫情報テーブル101iに登録する。
溶接施工情報管理部110は、図25に示されるように、溶接士が溶接作業において入力した溶接施工情報を溶接作業端末20から取得すると共に、この溶接施工情報を溶接施工情報テーブル101jに登録するプログラムである。また、登録された溶接施工情報は利用者の出力要求に応じて溶接施工記録としてプリンタ30から出力される。図13は、溶接施工記録の具体例を示す図である。
データ通信部111は、溶接作業端末20から有線若しくは無線により送信されるデータを通信装置(図示省略する)で受信すると共に、溶接作業管理装置10の各部において作成されたデータや処理要求を溶接作業端末20へ送信するプログラムである。
図14は、溶接作業端末20の構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、溶接作業端末20は、端末通信部201、保有溶接資格取得部202、溶接作業指示取得部203、溶接資格判定部204、溶接継手判定部205、警告情報出力部206、溶接施工情報管理部207、および溶接施工情報記憶部208を備えている。また、図26は、図14に示す溶接作業端末の各プログラムの相関図である。
端末通信部201は、溶接作業管理装置10から有線若しくは無線により送信されるデータを通信装置(図示省略する)で受信すると共に、溶接作業端末20の各部において作成されたデータや処理要求を溶接作業管理装置10へ送信するプログラムである。
保有溶接資格取得部202は、端末通信部201を介し、溶接士の識別情報をキーとして保有溶接資格テーブル101hを参照して溶接士の保有溶接資格を取得するプログラムである。
溶接作業指示取得部203は、端末通信部201を介し、溶接作業管理装置10において作成された溶接作業指示情報を取得するプログラムである。本実施形態では、溶接作業指示書にバーコードで表記されている溶接作業指示番号をバーコードリーダ(図示省略する)によって読取り、この溶接作業指示番号をキーとして溶接作業管理装置10から溶接作業指示情報を取得する。
溶接資格判定部204は、溶接作業指示取得部203において取得された溶接作業指示情報に含まれる必要溶接資格と保有溶接資格取得部202において取得された保有溶接資格が適合するか否かを溶接継手毎に判定するプログラムである。
溶接継手判定部205は、溶接継手に貼り付けられている溶接継手識別ラベルのバーコードがバーコードリーダ(図示省略する)によって読込まれると、当該溶接継手が溶接作業仕様において指示された溶接継手であるか否かを判定するプログラムである。
警告情報出力部206は、溶接資格判定部204および溶接継手判定部205における判定の結果に基づいて警告情報を端末に備えられている表示装置(図示省略する)へ出力するプログラムである。尚、警告情報の出力方法は画面表示に限らず、音声、光、振動などによって行っても良い。
溶接施工情報管理部207は、溶接作業指示取得部203において取得される溶接作業指示情報に対して作業結果情報を付加した溶接施工情報を作成し、これを溶接施工情報記憶部208に登録するプログラムである。
図15は、本発明の一実施形態に係る溶接作業管理システムの動作を説明する相関図である。先ず、溶接作業管理装置10において溶接継手仕様が作成されると、プリンタ30から溶接作業指示書が出力される。
次に、図24に示されるように、溶接作業管理装置10(溶接継手識別ラベル作成部108)において、溶接継手仕様が決定されると、ラベルプリンタ40からは溶接継手識別ラベルが出力され、このラベルは該当する配管に貼り付けられる。
次に、溶接作業の準備段階として、溶接士が溶接作業端末20のICカードリーダ(図示省略する)を用いて自身の所有するICカード(従業者カードなど)から溶接士識別情報を読取ると、この溶接士識別情報をキーとして溶接作業管理装置10から当該溶接士の保有溶接資格が取得される。また、溶接作業端末20のバーコードリーダ(図示省略する)を用いて溶接作業指示書に記載されたバーコードを読取ると、このバーコードが表す溶接作業指示番号をキーとして溶接作業管理装置10から溶接作業指示情報が取得される。
また、図26に示されるように、溶接作業端末20では取得された保有溶接資格と溶接作業指示情報の必要溶接資格が比較され、溶接士が溶接作業に必要な資格を所有しているか否かの判定処理が行われる。同様に、溶接士が溶接作業端末20のバーコードリーダ(図示省略する)を用いて配管に貼り付けられた溶接継手識別ラベルに記載されたバーコードを読取ると、溶接継手識別情報が溶接作業指示情報の溶接継手番号(溶接継手番号)と比較され、溶接継手が溶接作業の対象か否かの判定処理が行われる。各判定処理において溶接作業の実施条件を満たしていると判定された場合には、溶接士は溶接作業端末20によって溶接作業を行い、溶接施工記録を作成する。
次に、この溶接施工記録は、図25に示されるように、溶接作業管理装置10(溶接施行情報管理部110)に送信され、データベース部101(溶接施工情報テーブル101j)に格納される。そして、溶接作業管理装置10において溶接施工記録の出力要求がなされると、プリンタ30から溶接作業指示書が出力され、一連の処理が終了する。
以下、溶接継手仕様検査部103、溶接材料特定部105、および溶接資格特定部106の処理を詳細に説明する。
<溶接継手仕様の検査>
図16は、溶接継手仕様検査部103の処理の具体例を示すフローチャートである。
S1601においては、図22に示されるように、溶接継手仕様入力部102から登録画面(図示省略する)を介して入力された溶接継手仕様(材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、溶接施工法管理番号、およびウェルドインサートサイズなど)を取得する。例えば、溶接継手仕様として“溶接番号(溶接継手番号):456−01、配管呼び径:50A、配管呼び肉厚:S80、溶接施工管理番号:DWP014、開先形状:A、母材(1)の材質:SUS304TP、母材(2)の材質:SUS304TP”などが取得される。
S1602においては、溶接継手仕様に含まれる開先形状、配管呼び径、および配管呼び肉厚に基づいて溶接部の厚さ特定テーブル101bを参照し、これらの組合せが適切か否かを判定する。ここで、入力された溶接継手仕様に含まれる開先形状、配管呼び径、および配管呼び肉厚の組合せが溶接部の厚さ特定テーブル101bに存在し、組合せが適切と判定された場合には、S1603へ進む。これに対し、これらの組合せが不適切と判定された場合には、S1608へ進む。例えば、図3に示される溶接部の厚さ特定テーブル101bを参照すると、“開先形状:A、配管呼び径:50A、配管呼び肉厚:S80”の組合せはテーブル内に存在するため適切と判断されるが、“開先形状:A、配管呼び径:10A、配管呼び肉厚:S40”の組合せはテーブル内に存在しないため不適切と判断される。
S1603においては、溶接継手仕様に含まれる母材(1)および母材(2)の材質に基づいて材質/母材区分変換テーブル101dを参照し、対応する母材区分を取得する。例えば、図5に示される材質/母材区分変換テーブル101dを参照すると、溶接継手仕様に含まれる材質が“SUS304TP”の場合には、母材区分として“P−8”が取得される。
S1604においては、溶接対象となる母材(1)および母材(2)の母材区分と溶接施工法管理番号に基づいて溶接施工法テーブル101cを参照し、配管材料の組合せが適切か否かを判定する。ここで、配管材料の組合せが適切と判定された場合には、S1605へ進む。これに対し、母材(1)および母材(2)の組合せが不適切と判定された場合には、S1608へ進む。例えば、図4に示される溶接施工法テーブル101cを参照すると、母材(1)および母材(2)の母材区分が共に“P−8”であり溶接施工法番号が“DWP014”の場合には、データがテーブル内に存在するので、適切と判定される。また、母材(1)および母材(2)の母材区分がそれぞれ“P−1”、“P−5−1”であり溶接施工法番号が“DWP014”の場合には、対応するデータがテーブル内に存在しないため不適切と判定される。
S1605においては、溶接継手仕様に含まれる開先形状および溶接施工法管理番号に基づいて溶接施工法/開先形状対応テーブル101eを参照し、溶接施工法に対して開先形状が適切か否かを判定する。ここで、開先形状が適切と判定された場合には、S1606へ進む。これに対し、開先形状が不適切と判定された場合には、S1608へ進む。例えば、図6に示される溶接施工法/開先形状対応テーブル101eを参照すると、溶接継手仕様に含まれる溶接施工法管理番号が“DWP014”の場合には、開先形状が“A”ならば適切であるが、“Q”の場合には不適切と判定される。
S1606においては、溶接継手仕様におけるウェルドインサートサイズの指定の有無が判定される。ここで、ウェルドインサートサイズの指定有りと判定された場合には、S1607へ進む。これに対し、ウェルドインサートサイズの指定無しと判定された場合には、処理を終了する。
S1607においては、溶接継手仕様に含まれる溶接施工法管理番号に基づいて溶接施工法テーブル101cを参照し、溶接施工法に対してウェルドインサートの有無が適切か否かを判定する。ここで、ウェルドインサートの有無が適切と判定された場合には、処理を終了する。これに対し、ウェルドインサートの有無が不適切と判定された場合には、S1608へ進む。例えば、図4に示される溶接施工法テーブル101cを参照すると、溶接継手仕様にウェルドインサートのサイズが指定されており、溶接施工法管理番号が“DWP014”の場合には、テーブル内でウェルドインサートを使用しないと定義されているので、不適切と判定される。
S1608においては、該当するエラーメッセージを表示装置(図示省略する)に出力して訂正入力を促し、処理を終了する。
<溶接材料の特定>
図17は、溶接材料特定部105の処理の具体例を示すフローチャートである。
S1701においては、図22に示されるように、溶接継手番号をキーとして溶接継手仕様テーブル101aを参照し、溶接継手仕様(材質、および溶接施工法管理番号)を取得する。例えば、図2に示される溶接継手仕様テーブル101aを参照すると、溶接番号(溶接継手番号)が“456−01”の溶接継手仕様として“配管呼び径:50A、配管呼び肉厚:S80、溶接施工管理番号:DWP014、開先形状:A、母材(1)の材質:SUS304TP、母材(2)の材質:SUS304TP”が取得される。
S1702においては、溶接継手仕様に含まれる母材(1)および母材(2)の材質に基づいて材質/母材区分変換テーブル101dを参照し、対応する母材区分を取得する。例えば、図5に示される材質/母材区分変換テーブル101dを参照すると、溶接継手仕様に含まれる材質が“SUS304TP”の場合には、母材区分として“P−8”が取得される。
S1703においては、溶接継手仕様に含まれる溶接施工法管理番号をキーとして溶接施工法テーブル101cを参照し、ウェルドインサートの有無を取得する。例えば、図4に示される溶接施工法テーブル101cを参照すると、溶接施工法管理番号が“DWP014”の場合には、ウェルドインサート無しの情報が取得される。
S1704においては、溶接継手仕様に含まれる溶接施工法管理番号をキーとして溶接施工法テーブル101cを参照し、母材(1)および母材(2)の溶接材料区分(溶接棒区分および溶加材区分)をそれぞれ取得する。例えば、図4に示される溶接施工法テーブル101cを参照すると、溶接施工法管理番号が“DWP014”の場合には、“溶接棒区分:なし、溶加材区分:R−1”が取得される。
S1705においては、取得された母材(1)および母材(2)の母材区分、ウェルドインサートの有無、および溶接材料区分に基づいて溶接材料特定テーブル101fを参照し、溶接材料(溶接材料の銘柄など)を特定し、処理を終了する。例えば、図7に示される溶接材料特定テーブル101fを参照すると、“溶接材料区分:R−1、ウェルドインサート:無、母材(1)および母材(2)の母材区分:P−8、材質:SUS304”の場合には、溶接材料銘柄として“WM308”が特定される。
<溶接資格の特定>
図18は、溶接資格特定部106の処理の具体例を示すフローチャートである。
S1801においては、図23に示されるように、溶接継手番号をキーとして溶接継手仕様テーブル101aを参照し、溶接継手仕様(材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法管理番号)を取得する。例えば、図2に示される溶接継手仕様テーブル101aを参照すると、溶接番号(溶接継手番号)が“456−01”の溶接継手仕様として“配管呼び径:50A、配管呼び肉厚:S80、溶接施工管理番号:DWP014、開先形状:A、母材(1)の材質:SUS304TP、母材(2)の材質:SUS304TP”が取得される。
S1802においては、溶接継手仕様に含まれる母材(1)および母材(2)の材質に基づいて材質/母材区分変換テーブル101dを参照し、対応する母材区分を取得する。例えば、図5に示される材質/母材区分変換テーブル101dを参照すると、溶接継手仕様に含まれる材質が“SUS304TP”の場合には、母材区分として“P−8”が取得される。
S1803においては、溶接継手仕様に含まれる配管呼び径、配管呼び肉厚、および開先形状に基づいて溶接部の厚さ特定テーブル101bを参照し、溶接部の厚さを取得する。例えば、図3に示される溶接部の厚さ特定テーブル101bを参照すると、“配管呼び径:50A、配管呼び肉厚:S80、開先形状:A”の場合には、溶接部の厚さが、4.95mmと特定される。
S1804においては、溶接継手仕様に含まれる溶接施工法管理番号をキーとして溶接施工法テーブル101cを参照し、溶接方法区分を取得する。
S1805においては、取得された母材(1)および母材(2)の母材区分、溶接部の厚さ、および溶接方法区分に基づいて溶接資格特定テーブル101gを参照し、溶接作業に必要な溶接資格を特定し、処理を終了する。例えば、図8に示される溶接資格特定テーブル101gを参照すると、“母材(1)・(2)の母材区分:P−8、母材(1)・(2)の材質:SUS304TP、配管呼び径:50A、溶接方法区分:T”の場合には、必要溶接資格として“WST446G”が特定される。したがって、溶接作業指示情報に必要溶接資格として“WST446G”が記載され、図9に示される保有溶接資格テーブル101hを参照すれば“溶接士番号:080707、氏名:山田一郎”の溶接士が必要な溶接資格を保有していることが分かる。
<本実施形態の効果>
上記のように、本実施形態に係る溶接作業管理システムを構成することにより、以下の効果が奏される。
(1)溶接作業に使用する溶接材料および溶接作業に係る必要溶接資格を容易に特定できる。
(2)溶接継手仕様の不整合を防止することができるので、溶接継手仕様の設計品質が向上する。
(3)溶接作業および溶接管理作業の効率性と信頼性の向上が図られる。例えば、溶接継手毎の進捗状況や溶接材料の使用状況等をデータベース群より正確に把握することが出来る。
(4)溶接作業前に溶接継手仕様から導かれる必要溶接資格と溶接士の保有溶接資格が比較されるので、適切な溶接士により溶接作業を行うことができる。
(5)施工後の配管検査においては、データベースの記憶内容に基づいて溶接継手毎の検査の進捗状況に応じた検査一覧表を出力できるので、検査ステップの間違いや検査項目のスキップを防止できる。また、施工図の改訂が行われる度に検査一覧表の記載内容を変更する必要が無くなるため、作業の省力化が図られる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10…溶接作業管理装置、
20…溶接作業端末、
30…プリンタ、
40…ラベルプリンタ
101…データベース部
101a…溶接継手仕様テーブル
101b…溶接部の厚さ特定テーブル
101c…溶接施工法テーブル
101d…材質/母材区分変換テーブル
101e…溶接施工法/開先形状対応テーブル
101f…溶接材料特定テーブル
101g…溶接資格特定テーブル
101h…保有溶接資格テーブル
101i…溶接材料出庫情報テーブル
101j…溶接施工情報テーブル
102…溶接継手仕様入力部
103…溶接継手仕様検査部
104…溶接継手仕様登録部
105…溶接材料特定部
106…溶接資格特定部
107…溶接作業指示部
108…溶接継手識別ラベル作成部
109…溶接材料出庫管理部
110…溶接施工情報管理部
111…データ通信部
201…端末通信部
202…保有溶接資格取得部
203…溶接作業指示取得部
204…溶接資格判定部
205…溶接継手判定部
206…警告情報出力部
207…溶接施工情報管理部
208…溶接施工情報記憶部

Claims (19)

  1. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも溶接継手の識別子、溶接施工法、開先形状、前記配管の材質、配管呼び径、および配管呼び肉厚を入力する溶接継手仕様入力部と、
    前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルと、
    前記配管の前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、
    前記入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚をキーとして前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚の整合性を検査すると共に、前記材質に係る母材区分をキーとして前記溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査する溶接継手仕様検査部と、
    を備えることを特徴とする溶接作業管理装置。
  2. 前記溶接継手仕様を登録する溶接継手仕様テーブルと、
    前記溶接継手仕様検査部において、前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照してなされた前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚が整合性を有し、更に溶接施工法テーブルを参照してなされた前記材質の組合せと前記溶接施工法とが整合性を有するとき、この溶接継手仕様を前記溶接継手仕様テーブルに登録する溶接継手仕様登録部と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項1記載の溶接作業管理装置。
  3. 前記配管の母材区分、配管の材質および前記溶接材料区分を前記溶接材料銘柄に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルを更に備えることを特徴とする請求項2記載の溶接作業管理装置。
  4. 前記溶接継手仕様テーブルから、前記溶接施工法、前記配管の材質を取得し前記溶接施工テーブルから前記溶接材料区分を取得して前記溶接材料を特定し、この特定された溶接材料を前記溶接材料特定テーブルに登録する溶接材料特定部を更に備えることを特徴とする、請求項3記載の溶接作業管理装置。
  5. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質および溶接施工法を溶接継手に関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルと、
    前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、
    前記母材区分および前記溶接材料区分を前記溶接材料に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルと、
    前記溶接継手仕様テーブルから所望の溶接継手に係る前記溶接施工法および前記材質を取得すると共に、前記溶接施工法テーブルから前記溶接材料区分を取得し、前記取得された材質に係る母材区分と前記溶接材料区分に基づいて前記溶接材料特定テーブルから前記溶接継手に係る前記溶接材料を特定する溶接材料特定部と、
    を備えることを特徴とする溶接作業管理装置。
  6. 前記溶接継手仕様テーブルが、前記溶接継手仕様として前記配管の開先形状、配管呼び径、および配管呼び肉厚を更に含んでおり、かつ、
    前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルと、
    を更に備えることを特徴とする、請求項5記載の溶接作業管理装置。
  7. 前記溶接方法区分、前記母材区分、および前記配管呼び径を溶接作業に必要な溶接資格に関連付けて記憶する溶接資格特定テーブルと、
    前記溶接継手仕様テーブルから所望の溶接継手に係る前記材質、前記開先形状、前記配管呼び径、前記配管呼び肉厚、および前記溶接施工法を取得すると共に、前記溶接施工法テーブルから前記溶接方法区分、前記溶接部の厚さ特定テーブルから前記溶接部の厚さをそれぞれ取得し、前記材質に係る母材区分、前記配管呼び径、および前記溶接方法区分に基づいて前記溶接資格特定テーブルから前記溶接継手に係る前記溶接資格を特定する溶接資格特定部と、
    を備えることを特徴とする、請求項6記載の溶接作業管理装置。
  8. GUIによって表示される登録画面を介して前記溶接継手仕様として少なくとも前記溶接継手の識別子、前記溶接施工法、前記開先形状、前記材質、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を入力する溶接継手仕様入力部と、
    前記入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚をキーとして前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚の整合性を検査すると共に、前記材質に係る母材区分をキーとして前記溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査する溶接継手検査部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7記載の溶接作業管理装置。
  9. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法を溶接継手に関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルと、
    前記材質を分類する母材区分、前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、
    前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルと、
    前記溶接施工法を分類する溶接方法区分、前記材質を分類する母材区分、および前記配管呼び径を溶接作業に必要な溶接資格に関連付けて記憶する溶接資格特定テーブルと、
    前記溶接継手仕様テーブルから所望の溶接継手に係る前記材質、前記開先形状、前記配管呼び径、前記配管呼び肉厚、および前記溶接施工法を取得すると共に、前記溶接施工法テーブルから前記溶接方法区分、前記溶接部の厚さ特定テーブルから前記溶接部の厚さをそれぞれ取得し、前記取得された材質に係る母材区分、前記配管呼び径、および前記溶接方法区分に基づいて前記溶接資格特定テーブルから前記溶接継手に係る前記溶接資格を特定する溶接資格特定部と、
    を備えることを特徴とする溶接作業管理装置。
  10. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法を溶接継手に関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルと、
    GUIによって表示される登録画面を介して前記溶接継手仕様を入力する溶接継手仕様入力部と、
    前記材質を分類する母材区分、前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、
    前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルと、
    前記溶接継手仕様入力部において入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および配管呼び肉厚をキーとして前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および前記呼び肉厚の整合性を検査すると共に、前記材質をキーとして前記溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査する溶接継手仕様検査部と、
    を備えることを特徴とする溶接作業管理装置。
  11. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様に基づいて溶接作業指示情報を作成する溶接作業管理装置と、
    この溶接作業管理装置から前記溶接作業指示情報を取得する溶接作業端末と、からなり、
    前記溶接作業管理装置は、
    前記溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法を溶接継手に関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルと、
    前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルと、
    前記母材区分および前記溶接材料区分を前記溶接材料に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルと、
    前記溶接継手仕様テーブルから所望の溶接継手に係る前記溶接施工法および前記材質を取得すると共に、前記溶接施工法テーブルから前記溶接材料区分を取得し、前記取得された材質に係る母材区分と前記溶接材料区分に基づいて前記溶接材料特定テーブルから前記溶接継手に係る前記溶接材料を特定する溶接材料特定部と、
    を備えることを特徴とする溶接作業管理システム。
  12. 前記溶接作業管理装置は、
    前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルと、
    前記溶接方法区分、前記母材区分、および前記配管呼び径を溶接作業に必要な溶接資格に関連付けて記憶する溶接資格特定テーブルと、
    前記溶接継手仕様テーブルから所望の溶接継手に係る前記材質、前記開先形状、前記配管呼び径、前記配管呼び肉厚、および前記溶接施工法を取得すると共に、前記溶接施工法テーブルから前記溶接方法区分、前記溶接部の厚さ特定テーブルから前記溶接部の厚さをそれぞれ取得し、前記材質に係る母材区分、前記配管呼び径、および前記溶接方法区分に基づいて前記溶接資格特定テーブルから前記溶接継手に係る前記溶接資格を特定する溶接資格特定部と、
    前記特定された前記溶接材料および前記溶接資格を前記溶接継手毎に関連付けた前記溶接作業指示情報を作成する溶接作業指示部と、
    前記溶接士の識別情報と保有溶接資格を関連付けて記憶する保有溶接資格テーブルとを、更に備え、
    前記溶接作業端末は、
    前記作成された前記溶接作業指示情報を取得する溶接作業指示取得部と、
    溶接士の識別情報をキーとして前記保有溶接資格テーブルを参照して前記溶接士の保有溶接資格を取得する保有溶接資格取得部と、
    前記取得された保有溶接資格が前記溶接作業指示情報に含まれる溶接資格と一致するか否かを前記溶接継手毎に判定する溶接資格判定部と、
    を備えることを特徴とする、請求項11記載の溶接作業管理システム。
  13. 前記溶接作業管理装置は、
    GUIによって表示される登録画面を介して前記溶接継手仕様として少なくとも前記溶接継手の識別子、前記溶接方法区分、前記開先形状、前記材質、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を入力する溶接継手仕様入力部と、
    前記入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚をキーとして前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および配管呼び肉厚の整合性を検査すると共に、前記材質に係る母材区分をキーとして前記溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査する溶接継手仕様検査部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項12記載の溶接作業管理システム。
  14. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として溶接継手に前記配管の材質および溶接施工法を関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルから前記溶接継手の識別子をキーとして前記溶接継手仕様を取得する溶接継手仕様取得ステップと、
    前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルから前記溶接継手仕様取得ステップにおいて取得された溶接継手仕様に含まれる溶接施工法に基づいて前記溶接材料区分を取得する溶接材料区分取得ステップと、
    前記母材区分および前記溶接材料区分を前記溶接材料の識別情報に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルから前記溶接継手仕様に含まれる材質に係る母材区分と前記溶接材料区分取得ステップにおいて取得された溶接材料区分に基づいて前記溶接継手に係る前記溶接材料を特定する溶接材料特定ステップと、
    を有することを特徴とする溶接作業管理方法。
  15. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法を溶接継手に関連付けて記憶する溶接継手仕様テーブルから前記溶接継手の識別子をキーとして前記溶接継手仕様を取得する溶接継手仕様取得ステップと、
    前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルから前記溶接継手仕様取得ステップにおいて取得された前記溶接継手仕様に含まれる前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚に基づいて前記溶接部の厚さを取得する溶接部の厚さ取得ステップと、
    前記材質を分類する母材区分および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルから前記溶接継手仕様取得ステップにおいて取得された前記溶接継手仕様に含まれる溶接施工法に基づいて前記溶接材料区分を取得する溶接方法区分取得ステップと、
    前記溶接方法区分、前記母材区分、および前記配管呼び径を溶接作業に必要な溶接資格に関連付けて記憶する溶接資格特定テーブルから前記溶接継手仕様に含まれる前記材質に係る母材区分、前記配管呼び径、および溶接方法区分取得ステップにおいて取得された前記溶接区分に基づいて前記溶接継手に係る前記溶接資格を特定する溶接資格特定ステップと、
    を有することを特徴とする溶接作業管理方法。
  16. GUIによって表示される登録画面を介してプラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも前記配管の材質、開先形状、配管呼び径、配管呼び肉厚、および溶接施工法を溶接継手毎に入力する溶接継手仕様入力ステップと、
    前記溶接継手仕様入力ステップにおいて入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚をキーとして前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接部の厚さに関連付けて記憶する溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚の整合性を検査する第1の整合性検査ステップと、
    前記溶接継手仕様入力ステップにおいて入力された前記材質をキーとして前記材質を分類する母材区分、前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて記憶する溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査する第2の整合性検査ステップと、
    前記第1および第2の整合性検査ステップにおける検査結果に基づいて前記入力された溶接継手仕様に対する警告情報をそれぞれ出力する警告情報出力ステップと、
    を有することを特徴とする溶接作業管理方法。
  17. プラント工事において互いに溶接される配管の間の溶接継手仕様として少なくとも溶接継手の識別子、溶接施工法、開先形状、前記配管の材質、配管呼び径、および配管呼び肉厚を溶接継手仕様入力部に入力し、
    前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚を前記溶接の部分の厚さに関連付けて溶接部の厚さ特定テーブルに記憶し、
    前記配管の前記材質を分類する母材区分、前記溶接に用いる溶接材料を分類する溶接材料区分、および前記溶接施工法を分類する溶接方法区分を前記溶接施工法に関連付けて溶接施工法テーブルに記憶し、
    前記入力された前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚をキーとして前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照して前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚の整合性を検査すると共に、前記材質に係る母材区分をキーとして前記溶接施工法テーブルを参照して前記材質の組合せと前記溶接施工法との整合性を検査することを特徴とする溶接作業管理方法。
  18. 前記溶接部の厚さ特定テーブルを参照してなされた前記開先形状、前記配管呼び径、および前記配管呼び肉厚が整合性を有し、更に溶接施工法テーブルを参照してなされた前記材質の組合せと前記溶接施工法とが整合性を有するとき、この溶接継手仕様を溶接継手仕様テーブルに登録することを特徴とする、請求項17記載の溶接作業管理方法。
  19. 前記溶接継手仕様テーブルから、前記溶接施工法、前記配管の材質を取得し前記溶接施工テーブルから前記溶接材料区分を取得して前記溶接材料を特定し、この特定された溶接材料を、前記配管の母材区分、配管の材質および前記溶接材料区分を前記溶接材料銘柄に関連付けて記憶する溶接材料特定テーブルに、登録することを特徴とする、請求項18記載の溶接作業管理方法。
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