JP5814783B2 - バリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置 - Google Patents

バリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置 Download PDF

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Description

本発明は、バリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置に関する。
図7に示すように、ファンデーション、アイシャドウ及び頬紅等の粉末化粧料は、まず、凹部12を有する容器10に、所定量の粉末化粧料を充填する充填工程をし、次いで、プレス装置90のプレス型92のプレス面94で押圧することによって、粉末化粧料を容器10の凹部12の内側に平面状に固形化させる固型工程をして、固型粉末化粧料4とされる。
このとき、プレス装置90のプレス型92のプレス面94の形状は、容器10の凹部12の平面形状とほぼ同等とされ、また、若干面積が小さくなるように形成されている。つまり、プレス型92の端辺が開口部14の内側に位置するように、凹部12の開口部14の内側の側面16に沿って、所定のクリアランスCを設けている。
このクリアランスCは、凹部12内の粉末化粧料を加圧し易くすると共に、加圧後に速やかかつ円滑に凹部12からプレス型92を取り外すことができるように配慮したものであり、また、加圧する前に粉末化粧料の内部に混在した空気が加圧中に粉末化粧料の外に逃げるための逃げ道として作用する。
容器の凹部12の内側の近傍に、クリアランスCがあるため、プレス型92がプレス型92と粉末化粧料との間に配置される油分除去用の紙や表面成型用のフィルムを介して粉末化粧料を加圧する際に、容器の凹部12の内側に沿って充分な加圧が施されていない未固化部であるバリ6が形成されてしまう場合がある。このバリ6は、充分な加圧を受けていないため、比較的微弱な振動や衝撃等で固型粉末化粧料4から容易に剥落してしまい、バリ6は、余粉として飛散するという問題を有している。
飛散したバリ6は、固型粉末化粧料4を収容した容器10の周囲のみならず、容器10を収納した梱包容器や包装容器の内部にも付着するということもあり、固型工程から梱包容器や包装容器が店頭に陳列されるまでの間に、梱包容器や包装容器を汚し、その商品価値を低下させるという問題を生じていた。
また、固型粉末化粧料4を収容した容器10を備える化粧品は、ポーチやバッグに入れて携行されることが多い。このため、店頭に陳列する時にはバリ6の飛散が認められない状態であっても、その化粧品の販売後、使用者による化粧品の携行の際に、ポーチやバッグの中においてバリ6が飛散することが生じ、ポーチやバッグの中を汚してしまうというおそれもあった。
そこで、従来、バリの除去手段として、特許文献1に記載されるように、仮加圧した中皿の上方から固型化粧料の表面に存在するバリをバリ吸引装置で吸引する方法や、特許文献2に記載されるように、中皿の内周に沿って針状物を摺動することで、バリを機械的に除去する方法が知られている。
特開昭62−178507号公報 特開2005−247345号公報
しかし、特許文献1に記載の装置のように、バリを中皿の上方から吸引する方法では、回転テーブルの回転速度を高め、製造効率を高めようとした場合に、バリの除去効率が大幅に低下してしまう問題があり、また、バリ吸引装置はバリを吸い込める程度の強さで吸引するため、圧縮成形した固型化粧料及び中皿を浮かせてしまったり、固型化粧料の固型化された形状を壊してしまったりするおそれもあった。
また、特許文献2に記載の装置では、装置が大がかりなものとなり、作業スペースが取られるという問題があり、また、中皿の形状変化に応じて装置の設定を変更しなければならず、多品種小ロット生産には不適であるという問題がある。
特に近年では、シリコーンレジンやラメ剤のような比較的柔らかい粉体を多く配合した粉体化粧料が上市されているが、それらの圧縮成形には複数回の圧縮成形を徐々に行う必要があるため、バリが残ったまま次の圧縮成形を行ってしまうと、粉末化粧料の成分としては問題ないが、固型粉末化粧料4の表面5にバリ模様が形成されてしまい、そのバリ模様は製品の外観上の見栄えを悪くさせるので、製品不良となりやすく、効果的にバリ除去する方法が求められていた。
本発明は、簡易な構成で、バリの除去効率が高いバリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置を提供することを目的とする。
本発明に係るバリ除去装置は、上側に開口が形成された凹部を有する容器に粉末化粧料を固型粉末化粧料に圧縮成形した際に、圧縮成形された固型粉末化粧料の表面である固型粉末表面において前記凹部の内側に生じるバリを除去する。バリ除去装置は、圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、前記固型粉末表面を広げた仮想面より上方に配置され、前記圧縮空気供給手段から供給された前記圧縮空気を前記固型粉末表面に向けて噴出する圧縮空気噴射機構と、を備える。前記圧縮空気噴射機構の噴射方向と前記固型粉末表面とがなす平面入射角度が鋭角である。
本発明によれば、簡易な構成で、バリの除去効率が高いバリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置を提供することができる。
本発明に係るバリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置の概略を示した平面図である。 図1に示したバリ除去装置の概略を示した垂直断面図である。 図2に示したバリ除去装置の概略を示した平面図である。 図1に示したバリ除去装置の圧縮空気噴射機構の概略を示した垂直断面図である。 図1に示したバリ除去装置の圧縮空気噴射機構の概略を示した平面図である。 バリ除去装置で用いられる、中皿及びプレス機械のプレス型の概略垂直断面図である。 図1に示した粉末充填装置に用いられる容器の垂直断面図である。
図1から図7を参照して、本発明に係るバリ除去装置20及び粉末充填装置100を説明する。以下、回転軸110が伸びる方向を上下方向Zとし、回転軸110を通り、上下方向Zに直角の方向を半径方向Rとし、回転軸110を中心とする円に接する方向を接線方向Tとする。したがって、例えば、後述するように、水平噴射装置41から噴射された圧縮空気が進む噴射方向Fは、半径方向Rに略平行になる。また、固型粉末化粧料4の表面5及びその表面5を広げた仮想面Aは、いずれも、上下方向Zに直角に交差する平面に略平行である。
(粉末充填装置)
図1に示すように、粉末充填装置100は、容器10を移動させる容器移動機構120と、容器10に粉末化粧料を充填する充填工程を行う粉末充填機構140と、容器10に充填された粉末化粧料を固型粉末化粧料4(図7参照)に形成するプレス工程を行うプレス装置90と、粉末化粧料が固型粉末化粧料4に形成された際に生じるバリ6(図7参照)を除去するバリ除去工程を行うバリ除去装置20とを備える。また粉末充填装置100は、例えば、吸引ノズル部58と、ガイド部130とを備えてもよい。
本実施形態の粉末充填装置100が備えるプレス装置90の数とバリ除去装置20の数は、いずれも、2つとして説明するが、本発明は、それらの数に限定されるものではない。
粉末充填装置100は、粉末充填装置100を上から見た場合において、回転軸110を中心に、容器移動機構120の環状テーブル122の回転方向CCW(本実施形態では、時計方向)に、順に、粉末充填機構140、プレス装置90、バリ除去装置20、プレス装置90、バリ除去装置20を備えている。したがって、容器10は、順に、充填工程、プレス工程、バリ除去工程、プレス工程、バリ除去工程を経る。
(容器)
図7に示すように、容器10は、アルミや樹脂で形成された板部材を略矩形状にプレス加工した容器で、所定量の粉末化粧料が充填可能な凹部12を有する。容器10は、例えば、アルミ皿や樹脂皿である。凹部12の開口部14の内側の側面16は、側面16とプレス装置90のプレス型92との間の所定のクリアランスCが設けられる状態で、プレス装置90のプレス型92が開口部14に挿通可能なように、プレス型92のプレス面94の形状と略同じ形状を有する。
本実施形態では、凹部12の開口方向(図7においてプレス方向Z)から容器10を見たとき、容器10の形状は、角が丸い長方形である。また、本実施形態では、容器10の凹部12の内側の側面のうち、対向する2つの長手方向の側面のそれぞれを長手側面16aとし、他の対向する2つの短手方向の側面のそれぞれを短手側面16bとする。
(粉末充填機構)
図1に示すように、粉末充填機構140は、所定量の粉末化粧料を容器10の凹部12内に充填する装置である。粉末充填機構140は、例えば、粉末化粧料が充填された粉末化粧料タンク(図示せず)と、粉末化粧料タンク内の粉末化粧料を吐出する吐出口142とを備える。粉末充填機構140は、吐出口142の吐出先に容器10の凹部12が位置しているときに、吐出口142から、粉末化粧料タンク内の所定量の粉末化粧料を容器10の凹部12の上に向けて吐出する充填工程を行う。
(容器移動機構)
図1及び図2に示すように、容器移動機構120は、回転軸110と、中央に円形状の開口124が形成されている環状テーブル122と、例えば、ステッピングモーターのような回転駆動機構(図示せず)と、これらを支持するフレーム105と、を備える。
回転軸110は、回転軸110が上下方向Zに伸びるように、フレーム105に取り付けられている。
環状テーブル122は、その表面128が水平(上下方向Zに直角に交差する平面)になる状態で、回転軸110の周りを回転することができるように、フレーム105に取り付けられている。
図2に示すように、環状テーブル122の一方の表面128には、複数の凹部126が形成されている。凹部126は、容器10が凹部126内で移動しないように、容器10の外形よりも若干大きな開口を有し、容器10の厚さと略同じ程度の深さを有する。したがって、凹部126に入れられた容器10の上端部と環状テーブル122の表面128と略一致するように、容器10を容易に凹部126に入れることができる。
凹部126は、容器10の凹部12の内側の長手側面16aが半径方向Rと平行になるように、また、短手側面16bが接線方向Tと平行になるように、環状テーブル122に形成されていることが好ましい。このようにすることにより、半径方向は回転軸110から放射線状に伸びている方向なので、回転軸110を中心に複数の容器10を等角度で環状テーブル122に配置することができる。このため、環状テーブル122を所定角度で回転させることにより、容器10を所定位置に常に移動させることができるので、フレーム105に取り付けた粉末充填機構140やバリ除去装置20に充填工程やバリ除去工程を行なわせることができる。
また、容器10の凹部12の内側の長手側面16aが半径方向Rと平行になるように、凹部126が環状テーブル122に形成されているので、バリ除去装置20は、圧縮空気の噴射方向が半径方向Rと概ね平行になるように、全面ノズル42の噴射口43、2つのサイドノズル51の噴射口51a、センターノズル52の噴射口52a及び吸引ノズル部58の吸引口59を配置して、容器10の凹部12内に生じたバリ6を半径方向Rにおいて中心軸110の方向に吹き飛ばすことにより、そのバリ6を短距離で環状テーブル122から除去することができる。また、凹部12の内側の側面は、いずれも、圧縮空気の噴射方向と略平行となる方向又は略直角に交差する方向であるので、バリ除去装置20から噴射した圧縮空気は、凹部12内に生じたバリ6を効率良く吹き飛ばすことができる。
回転駆動機構は、容器10が、粉末充填機構140の充填位置、プレス装置90のプレス位置、バリ除去装置20の除去位置に移動するように、環状テーブル122がフレーム105に対して所定の角度だけ回転するように、作動する。
環状テーブル122の中心は、容器10がバリ除去装置20の噴射方向に対して直角の方向に移動するように、バリ除去装置20の噴射方向上に位置している。これにより、環状テーブル122が回転駆動機構により回転されると、環状テーブル122に取り付けられた容器10は、バリ除去装置20の噴射方向Fに対して直角の方向(接線方向T)に移動する。
(粉末充填機構)
粉末充填機構140は、所定量の粉末化粧料を容器10の凹部12に充填する充填工程を行う公知の装置である。粉末充填機構140は、粉末充填機構140の粉末吐出口に容器10が位置しているとき、すなわち粉末充填機構140の充填位置にあるときに、粉末吐出口から所定量の粉末を容器10の凹部12内に吐出することができるように構成されている。
(プレス装置)
図7に示すように、各プレス装置90は、プレス型92と、プレス型92を上下方向Zにおいて加圧位置と待避位置との間を移動させるエアーシリンダーのような直動駆動装置(図示せず)とを備える。さらに、プレス装置90は、プレス型92がプレス型92と粉末化粧料との間に、油分除去用の紙や表面成型用のフィルムを配置するフィルム配置装置(図示せず)を備えてもよい。
(バリ除去装置)
図2及び図3に示すように、各バリ除去装置20は、容器10に粉末化粧料を固型粉末化粧料になるように圧縮成形した際に、圧縮成形された固型粉末化粧料4の表面(固型粉末表面)5において容器10の凹部12の内側に生じるバリ6を除去するバリ除去工程を行う装置である。
バリ除去装置20は、圧縮空気供給手段30と、圧縮空気噴射機構40と、を備える。圧縮空気噴射機構40は、本実施形態では、後述するように、水平噴射装置41と上方噴射装置50とで構成されている。また、上方噴射装置50は、後述するように、2つのサイドノズル51とセンターノズル52とを有する。
(ガイド部)
図1から図3に示すように、ガイド部130は、圧縮空気供給手段から供給された圧縮空気の噴出時に、その噴出された圧縮空気がその容器10以外の部材(例えば、隣接する容器10)に当たらないように、容器10の外方を覆うようことができれば、特に限定されない。
本実施形態では、ガイド部130は、2つの板部材132と、2つの板部材132を所定の状態に固定する棒状のような連結部136と、2つの板部材132の一方の端部を遊動可能に保持する、フレーム105に取り付けられた保持部材(図示せず)と、2つの板部材132が遊動するように、2つの板部材132の他方の端部を上下動させる直動機構60とを備える。
直動機構60は、例えば、フレーム105に取り付けられた空気シリンダー62と、空気シリンダー62の出力軸に取り付けられている連結軸64と、連結軸64の端部に取り付けられているベース部65と、ベース部65に取り付けられている高さ調整機構66とを備える。
ベース部65は、2つの板部材132の他方の端部を同時に押し上げることができるように、2つの板部材132の他方の端部に取り付けられている。高さ調整機構66は、空気シリンダー62の作動によってベース部65がフレーム105に対して上下方向Zに移動する際に、ベース部65が最も下側に位置するときの高さを調整する。つまり、高さ調整機構66は、2つの板部材132の下側と環状テーブル122の表面128との間の隙間を調整する。高さ調整機構66は例えば、ベース部65に形成された雌ネジに螺合する雄ネジである。
図2及び図6に示すように、2つの板部材132の下側の一方の端部は、2つの板部材132が保持部材を中心に、ガイド部130が容器10を覆うガイドカバー状態になるようなカバー位置(図2参照)と、容器10から離れた待機状態になるような待避位置(図6参照)との間を遊動可能にフレーム105に取り付けられている。ガイド部130が待機状態にあると、容器10が接線方向Tに移動することができる。
空気シリンダー62は、ベース部65を、上下方向Zにおいて、ガイド部130が容器10を覆うガイドカバー状態になるようなカバー位置(図2参照)と、容器10が接線方向Tに移動することができるよう、ガイド部130が容器10から離れた待機状態になるような待避位置(図6参照)との間を移動させる。
直動機構60は、圧縮空気噴射機構40から圧縮空気を噴射している噴射期間のとき、2つの板部材132がガイドカバー状態になるように、空気シリンダー62を作動させる。また、直動機構60は、圧縮空気噴射機構40から圧縮空気を噴射していない噴射待機期間のとき、2つの板部材132が待機状態になるように、空気シリンダー62を作動させる。
図3に示すように、本実施形態では、2つの板部材132は、互いに平行になるように、かつ、接線方向Tにおいて、両者の間に容器10の幅よりも広くなるように、棒状のような連結部136によって、一体的に取り付けられている。
また、2つの板部材132は、半径方向Rにおいて、容器10と、全面ノズル42の噴射口43と、後述する吸引ノズル部58の吸引口59とを間に配置することができるような長さを有することが好ましい。このようにすることにより、全面ノズル42の噴射口43から噴射した圧縮空気は2つの板部材132の間を流れることになるので、噴射した圧縮空気は、2つの板部材132の間で流れる方向の規制を受けながら、容器10の凹部12内の固型粉末化粧料4の表面5に沿って効率良く流れ、吸引ノズル部58の吸引口59に殆ど吸い込まれる。
また、2つの板部材132の上側の端部の位置は、容器10、全面ノズル42の噴射口43、後述する吸引ノズル部58の吸引口59のいずれの位置よりも高い位置に設定されることが好ましい。このようにすることにより、2つの板部材132の上側の端部よりも容器10側(下側)で噴射された圧縮空気は2つの板部材132の間より外側へ逃げにくくなるので、噴射された圧縮空気の流路が容器10の上方に集中するように、圧縮空気の流路を規制する。
また、噴射された圧縮空気は2つの板部材132の間より外側へ逃げにくくなるので、圧縮空気で吹き飛ばしたバリ6が隣接するプレス工程を行うプレス装置90などに飛びにくくなり、そのバリ6が固型粉末化粧料4の表面5に載った状態でプレス工程が行われることによって表面5にバリ模様が生じる外観不良の発生を防止することができる。
さらに、2つの板部材132の上端部は、上下方向Zにおいて、全面ノズル42、2つのサイドノズル51及びセンターノズル52から噴射される圧縮空気が2つの板部材132の上側を超えないように、全面ノズル42の噴射口43、2つのサイドノズル51の噴射口51a及びセンターノズル52の噴射口52a及び吸引ノズル部58の吸引口59よりも上側に位置していることが好ましい。このようにすることにより、噴射口43、2つの噴射口51a及び噴射口52aから噴射させた圧縮空気を、容器10の内側の側面16に的確に当てることができる。
(容器押さえ部)
容器押さえ部134は、2枚の板材135で構成されている。2枚の板材135は、噴射方向Fの方向に広がる板形状を有する。2枚の板材135は、互いに平行に、かつ、接線方向Tにおいて、容器10の幅よりも短い間隔を維持するように、連結部136に取り付けられている。2枚の板材135は、連結部136に取り付けられているので、直動機構60の作動に応じて、容器10の上部を押さえたり、離れたりする。したがって、容器押さえ部134は、圧縮空気噴射機構40から圧縮空気を噴射している間、容器10の上部を押さえることができる。
容器押さえ部134を2枚の平らな板材135で構成し、また、噴射方向Fが半径方向Rと略平行とすることにより、容器押さえ部134を、圧縮空気が流れる方向を規制する直線状のガイドとしても機能させることができるので、容器押さえ部134は、容器10の上部を押さえると共に、圧縮空気の流路を直線に保ち、バリ6を効率良く除去することができる。
(バリ除去装置の詳細)
バリ除去装置20の詳細について、以下、説明する。
(圧縮空気供給手段)
図2に示すように、圧縮空気供給手段30は、例えば、コンプレッサーや圧縮空気タンクなどの圧縮空気供給装置31と、圧縮空気供給装置31と圧縮空気噴射機構40の上方噴射装置50との間を気密的に接続する配管32、33、34と、上方噴射装置50に供給する空気圧を調整する空気圧弁36とを備える。圧縮空気供給装置31は、圧縮空気を、配管32、空気圧弁36及び2つの配管34の一方並びに他方を介してそれぞれ上方噴射装置50の2つのサイドノズル51の一方並びに他方に供給するように、構成されている。
また、圧縮空気供給手段30は、更に、圧縮空気供給装置31と圧縮空気噴射機構40の水平噴射装置41との間を気密的に接続する配管37、39と、水平噴射装置41に供給する空気圧を調整する空気圧弁38とを備える。圧縮空気供給装置31は、圧縮空気を、配管37、空気圧弁38及び配管39を介して、水平噴射装置41の全面ノズル42に供給するように、構成されている。
(圧縮空気噴射機構)
圧縮空気噴射機構40は、本実施形態では、上述のように、水平噴射装置41と上方噴射装置50とで構成されている。水平噴射装置41及び上方噴射装置50は、いずれも、圧縮空気供給手段30から供給された圧縮空気を固型粉末化粧料4の表面5に向けて噴出することができるように、固型粉末化粧料4の表面5を広げた仮想面Aより上方に配置されている。
(水平噴射装置)
図4に示すように、水平噴射装置41は、供給された圧縮空気を、固型粉末化粧料4の表面5の全部を沿うように噴射する全面ノズル42と、全面ノズル42を保持する全面ノズル保持部46(図2参照)とを有する。全面ノズル保持部46は、図示しない保持部材を介してフレーム105に取り付けられており、第1保持部として作用する。
全面ノズル42は、噴射方向Fにおいて、固型粉末化粧料4の表面5の手前側に向けて噴射するように、全面ノズル保持部46に保持されている。
図3に示すように、接線方向Tにおいて、全面ノズル42の噴射口43は、固型粉末化粧料4の表面5の全体に満遍なく圧縮空気を噴射させるために、容器10の幅よりも広い幅であることが好ましい。また、半径方向Rにおいて、全面ノズル42の噴射口43は、固型粉末化粧料4の表面5のうち圧縮空気が噴射されない表面がないように、容器10の外側に位置することが好ましい。
図4に示すように、水平噴射装置41の全面ノズル42の噴射方向と固型粉末化粧料4の表面5とがなす平面入射角度γは、鋭角である。平面入射角度γは、圧縮空気が固型粉末化粧料4の表面5に強く衝突して、表面5の状態を壊してしまわないように、0°から20°の範囲内にあることが好ましい。
(上方噴射装置)
図2及び図6に示すように、上方噴射装置50は、2つのサイドノズル51と、2つのサイドノズル51の間に配置されたセンターノズル52と、2つのサイドノズル51及びセンターノズル52をそれぞれ保持する上方噴射保持部53及び54とを有する。上方噴射保持部53及び54は、ガイド部130に取り付けられている。したがって、上方噴射装置50は、直動機構60の作動により、ガイド部130と共に、容器10に対して上下方向Zに遊動する。
図5に示すように、2つのサイドノズル51は、センターノズル52を挟んだ両側に配置されている。換言すると、一方のサイドノズル51は、センターノズル52の一方側に配置され、他方のサイドノズル51は、センターノズル52の他方側に配置されている。2つのサイドノズル51は、圧縮空気を、噴射方向Fから見て固型粉末化粧料4の表面5の左側及び右側の凹部12の内側の長手側面16aの中央に向けて噴射するように、上方噴射保持部53に保持されている。つまり、2つのサイドノズル51は、それぞれ、容器10の凹部12の右側面及び左側面に対して容器10の凹部12の内側から圧縮空気を噴出させるように構成されている。このため、2つのサイドノズル51から噴射された圧縮空気は、吹き飛ばしたバリ6が固型粉末化粧料4の表面5に残らないように、容器10の凹部12の側面のバリ6を吹き飛ばすことができる。
図5に示すように、2つのサイドノズル51の噴射方向と、容器10の凹部12の右側面及び左側面とのなす側面入射角度αは、2つのサイドノズル51から噴射した圧縮空気が容器10の凹部12の右側面及び左側面に直接的に衝突し、かつ、バリ6を吹き飛ばしつつ、吸引口59へ吸引しやすいように、吹き飛ばされたバリ6が吸引口59方向へ向かう角度であればよく、例えば、0°から30°の範囲内にあることが好ましい。
センターノズル52は、圧縮空気を、固型粉末化粧料4の表面5を上下方向からみた、表面5の中央に向けて噴射するように、上方噴射保持部54に保持されている。本実施形態では、2枚の板材135の間に噴射するよう、ガイド部130に取り付けられている。
図4に示すように、上方噴射装置50の噴射方向と固型粉末化粧料4の表面5とがなす平面入射角度βは、バリの吹き飛ばし漏れがないよう、圧縮空気が容器10の凹部12の側面の全体を吹き付ける流れる角度であることが好ましい。平面入射角度βが小さい角度であると、圧縮空気が容器10の凹部12の側面を沿うような流れになり、バリ6の除去量が低下する。平面入射角度βが大きい角度であると、圧縮空気が吹き付ける範囲が小さくなり、圧縮空気が固型粉末化粧料4の表面5に凹みなどのキズをつけるおそれがある。また、圧縮空気が吹き付ける範囲が小さいので、容器10の凹部12の側面の一部のバリ6しか除去できない。したがって、平面入射角度βは、鋭角であり、例えば、30°から70°の範囲内にあることが好ましい。
全面ノズル42が、容器10付近の環状テーブル122にあるバリ6などを除去するように、全面ノズル42における平面入射角度γは、2つのサイドノズル51及びセンターノズル52の平面入射角度βより小さいことが好ましい。
また、容器10の長手側面16aの近傍に形成された複数のバリ6は、噴射方向Fにおいて並んでいる場合が多い。その場合、その複数のバリ6を容器10の外に吹き飛ばすことができるように、半径方向Rにおいて、2つのサイドノズル51が噴射した圧縮空気が固型粉末化粧料4の表面5に当たる位置は、センターノズル52が噴射した圧縮空気が固型粉末化粧料4の表面5に当たる位置よりも全面ノズル42に近い位置であることが好ましい。
(吸引ノズル部)
吸引ノズル部58は、容器10において圧縮空気噴射機構40とは反対側に配置され、フレーム105に取り付けられている。つまり、吸引ノズル部58の吸引口59は、容器10の外側に位置する。吸引口59は、除去したバリ6を全て吸引することができるように、接線方向Tにおいて、容器10の幅よりも大きいことが好ましい。
また、吸引口59は、除去したバリ6を全て吸引することができるように、上下方向Zにおいて、全面ノズル42の噴射口43の厚さよりも厚いことが好ましい。
また、吸引口59は、上下方向Zにおいて、ガイド部130の2つの板部材と同等な厚さであることが好ましい。さらに、除去したバリ6が2つの板部材132を飛び越えて飛散しないように、センターノズル52より吸引口59側の2つの板部材132の上側に、2つの板部材132の上側の間を跨ぐように板状部材で蓋をしてもよい。
吸引ノズル部58は、バリ6が圧縮成形の際に表面5やその周辺にできるだけ残らないように、除去したバリ6を残らず吸引するために、圧縮空気供給手段30が供給する圧縮空気の量よりも多くの空気を吸引することが好ましい。
また、吸引ノズル部58は、圧縮空気供給手段30が圧縮空気を供給している間のみ、吸引するように構成されていてもよいし、常時吸引するように構成されていてもよい。
(粉末充填装置の動作)
粉末充填装置100は、例えば、以下のような動作をする。
(充填工程)
まず、図7に示すように、粉末充填機構140は、容器10が粉末充填機構140の充填位置に移動すると、所定量の粉末化粧料を容器10の凹部12に充填する充填工程を行う。具体的には、粉末充填機構140は、粉末充填機構140の粉末吐出口に容器10が位置しているときに、粉末吐出口から所定量の粉末を容器10の凹部12内に吐出する。
(プレス工程)
次に、図7に示すように、プレス装置90は、容器10がプレス位置に移動すると、プレス工程を行う。プレス装置90の直動駆動装置は、容器10がプレス位置にあるときに、プレス装置90のプレス型92のプレス面94で加圧するように、プレス型92を加圧位置に移動させる。これにより、プレス装置90は、容器10の凹部12内に、粉末化粧料が固型化した固型粉末化粧料4を形成する固型工程を行う。固型化した固型粉末化粧料4の表面5は、プレス面94と同じ平面状となる。
プレス型92と凹部12の開口部14の内側との間には、所定のクリアランスCが形成されるので、プレス装置90の固型工程において、プレス型92が粉末化粧料を加圧する際に、容器の凹部12の内側に沿って充分な加圧が施されていない未固化部であるバリ6が形成されてしまう場合がある。このようなバリ6は、固型粉末化粧料4の表面5に置かれた状態にあるので、バリ除去装置20でバリ6を除去する。
(バリ除去工程)
次に、図2に示すように、バリ除去装置20は、容器10に粉末化粧料を固型粉末化粧料になるように圧縮成形した際に、圧縮成形された固型粉末化粧料4の表面(固型粉末表面)5において容器10の凹部12の内側に生じるバリ6を除去するバリ除去工程を行う。
バリ除去装置20は、通常、図6に示すように、ガイド部130が容器10から離れた待機状態で待機している。そして、容器移動機構120により、容器10がバリ除去装置20の除去位置に移動すると、図2に示すように、ガイド部130が容器10を覆うガイドカバー状態になるように直動機構60を作動させる。
図4に示すように、ガイド部130がガイドカバー状態になると、側面入射角度αは0°から30°の範囲内に、平面入射角度βは30°から70°の範囲内に、平面入射角度γが0°から20°の範囲内になる。
また、ガイド部130が容器10を覆うガイドカバー状態になると、容器押さえ部134がガイド部130に取り付けられているので、容器押さえ部134は容器10の上部を押さえた状態となる。
ガイド部130がガイドカバー状態になると、圧縮空気噴射機構40は、噴射を開始する。このとき、水平噴射装置41から空気圧弁38によって調整された量の圧縮空気が噴射され、また、上方噴射装置50から空気圧弁36によって調整された量の圧縮空気が噴射される。
つまり、2つのサイドノズル51は、センターノズル52を挟んだ両側に配置され、圧縮空気を、噴射方向Fから見て固型粉末化粧料4の表面5の左側及び右側の凹部12の内側の長手側面16aの中央に向けて噴射する。
これにより、容器10の凹部12の内側の近傍に形成された複数のバリ6は、これらの噴射により、半径方向Rにおいて、吸引ノズル部58側に吹き飛ばされる。吹き飛ばされた複数のバリ6は、ほとんどが、吸引ノズル部58の吸引口59に吸い込まれる。こうして、固型粉末化粧料4の表面5にあったバリ6は、ほとんど除去される。
(再度のプレス工程)
再度のプレス工程は、先に説明したプレス工程と同じ工程を行う。
固型粉末化粧料4の表面5にあったバリ6は、ほとんど除去されるので、バリ除去工程を行った後に、さらにプレス工程を行っても、固型粉末化粧料4の表面5にバリ6による模様などが形成されることはない。
(再度のバリ除去工程)
再度のバリ除去工程は、先に説明したバリ除去工程と同じ工程を行う。
これにより、再度のプレス工程において、新たなバリ6が生じても、この再度のバリ除去工程により、そのバリ6を確実に除去することができるので、粉末充填装置100は、簡易な構成で、高いバリ6の除去効率を達成することができる。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の態様を開示する。
本発明は下記<1>に記載の装置である。
<1>上側に開口が形成された凹部を有する容器に粉末化粧料を固型粉末化粧料となるように圧縮成形した際に、圧縮成形された固型粉末化粧料の表面である固型粉末表面において前記凹部の内側に生じるバリを除去するバリ除去装置であって、
圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、
前記固型粉末表面を広げた仮想面より上方に配置され、前記圧縮空気供給手段から供給された前記圧縮空気を前記固型粉末表面に向けて噴出する圧縮空気噴射機構と、を備え、
前記圧縮空気噴射機構の噴射方向と前記固型粉末表面とがなす平面入射角度が鋭角である、バリ除去装置。
本発明は、さらに以下の装置であることが好ましい。
<2>圧縮空気噴射機構は、圧縮空気を、固型粉末表面の全部を沿うように噴射する全面ノズルを有することが好ましい、前記<1>の装置。
<3>圧縮空気供給手段から供給された圧縮空気の噴出時に、容器の外方を押さえるガイド部を備えることが好ましい、前記<1>又は<2>の装置。
<4>容器において圧縮空気噴射機構とは反対側に配置した吸引ノズル部を備えることが好ましい、前記<1>から<3>のいずれか1の装置。
<5>圧縮空気噴射機構は、2つのサイドノズルと、2つのサイドノズルの間に配置されたセンターノズルと、2つのサイドノズル及びセンターノズルを保持する第2保持部とを有することが好ましい、前記<1>から<4>のいずれか1の装置。
<6>圧縮空気噴射機構から圧縮空気を噴射している間、容器の上部を押さえる容器押さえ部を備えることが好ましい、前記<1>から<5>のいずれか1の装置。
<7>ガイド部は2つの板部材からなり、2つの板部材は、半径方向Rにおいて、容器と、全面ノズルの噴射口と、吸引ノズル部の吸引口とを間に配置することができるような長さを有することが好ましい、前記<3>から<6>のいずれか1の装置。
<8>2つの板部材の上側の端部の位置は、容器、全面ノズルの噴射口、吸引ノズル部の吸引口のいずれの位置よりも高い位置に設定されることが好ましい、前記<7>の装置。
<9>2つの板部材の上端部は、上下方向Zにおいて、全面ノズルの噴射口、2つのサイドノズルの噴射口及びセンターノズルの噴射口及び吸引ノズル部の吸引口よりも上側に位置していることが好ましい、前記<7>又は<8>の装置。
<10>容器押さえ部は2枚の平らな板材で構成し、また、噴射方向Fが半径方向Rと略平行とすることが好ましい、前記<6>から<9>のいずれか1の装置。
<11>接線方向Tにおいて、全面ノズルの噴射口は、固型粉末化粧料の表面の全体に満遍なく圧縮空気を噴射させるために、容器の幅よりも広い幅であることが好ましい、前記<2>から<10>のいずれか1の装置。
<12>2つのサイドノズル及びセンターノズルの噴射方向と固型粉末化粧料の表面とがなす平面入射角度は、圧縮空気が容器の凹部の側面の全体を吹き付ける流れる角度であることが好ましく、平面入射角度は鋭角であり、30°から70°の範囲内にあることがより好ましい、前記<5>から<11>のいずれか1の装置。
<13>半径方向Rにおいて、2つのサイドノズルが噴射した圧縮空気が固型粉末化粧料の表面に当たる位置は、センターノズルが噴射した圧縮空気が固型粉末化粧料の表面に当たる位置よりも全面ノズルに近い位置であることが好ましい、前記<5>から<12>のいずれか1の装置。
<14>吸引ノズル部の吸引口は、容器の外側に位置し、接線方向Tにおいて、容器の幅よりも大きいことが好ましい、前記<4>から<13>のいずれか1の装置。
<15>吸引ノズル部の吸引口は、除去したバリを全て吸引することができるように、上下方向Zにおいて、全面ノズルの噴射口の厚さよりも厚いことが好ましい、前記<4>から<14>のいずれか1の装置。
<16>吸引ノズル部の吸引口は、上下方向Zにおいて、ガイド部の2つの板部材と同等な厚さであることが好ましい、前記<4>から<15>のいずれか1の装置。
<17>センターノズルより吸引口側の2つの板部材の上側に、2つの板部材の上側の間を跨ぐように板状部材で蓋をすることが好ましい、前記<5>から<16>のいずれか1の装置。
以上の説明から明らかなように、バリ除去装置20は、簡易な構成で、バリの除去効率を高くすることができる。なお、本発明は上記実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
α 側面入射角度
β 平面入射角度
γ 平面入射角度
F 噴射方向
R 半径方向
T 接線方向
Z プレス方向(上下方向)
4 固型粉末化粧料
5 固型粉末化粧料の表面(固型粉末表面)
6 バリ
10 容器(中皿)
12 容器の凹部
14 容器の開口部
16 容器の凹部の内側の側面
16a 容器の長手側面
16b 容器の短手側面
20 バリ除去装置
30 圧縮空気供給手段
31 圧縮空気供給装置
36 空気圧弁
38 空気圧弁
40 圧縮空気噴射機構
41 水平噴射装置
42 全面ノズル
43 全面ノズルの噴射口
46 全面ノズル保持部
50 上方噴射装置
51 サイドノズル
51a 噴射口
52 センターノズル
52a 噴射口
53 上方噴射保持部
54 上方噴射保持部
58 吸引ノズル部
59 吸引ノズル部の吸引口
60 直動機構
90 プレス装置
92 プレス装置のプレス型
94 プレス型のプレス面
100 粉末充填装置
110 回転軸
120 容器移動機構
122 環状テーブル
126 環状テーブルの凹部
128 環状テーブルの表面
130 ガイド部
134 容器押さえ部
140 粉末充填機構

Claims (10)

  1. 上側に開口が形成された凹部を有する容器に粉末化粧料を固型粉末化粧料となるように圧縮成形した際に、圧縮成形された固型粉末化粧料の表面である固型粉末表面において前記凹部の内側に生じるバリを除去するバリ除去装置であって、
    圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、
    前記固型粉末表面を広げた仮想面より上方に配置され、前記圧縮空気供給手段から供給された前記圧縮空気を前記固型粉末表面に向けて噴出する圧縮空気噴射機構であって水平噴射装置及び上方噴射装置の少なくともいずれかを有する圧縮空気噴射機構と、を備え、
    前記水平噴射装置は、前記圧縮空気を、前記固型粉末表面の全部を沿うように噴射する全面ノズルと、前記全面ノズルを保持する第1保持部とを有し、
    前記全面ノズルは、噴射方向から見て前記固型粉末表面の手前側に向けて噴射するように、前記第1保持部に保持されており、
    前記上方噴射装置は、2つのサイドノズルと、前記2つのサイドノズルの間に配置されたセンターノズルと、前記2つのサイドノズル及び前記センターノズルを保持する第2保持部とを有し、
    前記センターノズルは、前記圧縮空気を前記固型粉末表面の中央に向けて噴射するように、前記第2保持部に保持されており、
    前記2つのサイドノズルの一方及び他方は、それぞれ、前記センターノズルの一方側及び他方側に配置され、前記圧縮空気を、前記噴射方向から見て前記固型粉末表面の左側及び右側の前記凹部の内側に向けて噴射するように、前記第2保持部に保持されており、
    前記圧縮空気噴射機構の噴射方向と前記固型粉末表面とがなす平面入射角度が鋭角である、バリ除去装置。
  2. さらに、前記圧縮空気供給手段から供給された圧縮空気の噴出時に、前記容器の外方を押さえるガイド部を備えた、請求項1に記載のバリ除去装置。
  3. さらに、前記容器において前記圧縮空気噴射機構とは反対側に配置した吸引ノズル部を備える、請求項1又は2に記載のバリ除去装置。
  4. 前記吸引ノズル部は、前記圧縮空気噴射機構が噴射する空気よりも多くの空気を吸引する、請求項3に記載のバリ除去装置。
  5. 前記圧縮空気噴射機構が前記水平噴射装置及び前記上方噴射装置を有する場合において、
    前記全面ノズルにおける前記平面入射角度は、前記2つのサイドノズル及び前記センターノズルの前記平面入射角度より小さい、請求項1から4のいずれかに記載のバリ除去装置。
  6. 前記圧縮空気噴射機構が前記水平噴射装置を有する場合において、
    前記全面ノズルにおける前記平面入射角度は、0°から20°の範囲内にある、請求項1から5のいずれかに記載のバリ除去装置。
  7. 前記圧縮空気噴射機構が前記上方噴射装置を有する場合において、
    前記凹部は略矩形の開口部を有し、
    前記2つのサイドノズルは、それぞれ、前記凹部の右側面及び左側面に対して前記凹部の内側から前記圧縮空気を噴出させる、請求項1から6のいずれかに記載のバリ除去装置。
  8. 前記圧縮空気噴射機構が前記上方噴射装置を有する場合において、
    前記2つのサイドノズルの噴射方向と、前記凹部の右側面及び左側面とのなす側面入射角度は、0°から30°の範囲内にある、請求項7に記載のバリ除去装置。
  9. さらに、前記圧縮空気噴射機構から前記圧縮空気を噴射している間、前記容器の上部を押さえる容器押さえ部を備えた、請求項1から8のいずれかに記載のバリ除去装置。
  10. 前記容器を前記噴射方向に直角の方向に移動させる容器移動機構と、
    前記凹部に前記固型粉末化粧料を充填する粉末充填機構と、
    前記凹部に充填された前記固型粉末化粧料を圧縮成形する圧縮成形機構と、
    請求項1から9のいずれかに記載のバリ除去装置と、を備える粉末充填装置。
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