JP5814606B2 - スクリュー圧縮機 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機100について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機の概略断面図(平面断面図)である。また、図2は、図1のA−A断面図である。なお、図1,2及び以下に示す図において、同一の符号を付したものは同一又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
ケーシング1は、スクリューロータ4、ゲートロータ7、及びスクリューロータ4を回転駆動させる電動機8、スライドバルブ12等を収容するものであり、その内部には、スクリューロータ4を収納する略円筒状の空間である収容部1cが形成されている。また、ケーシング1には、収容部1cに開口する吐出ポート15が形成されている。なお、吐出ポート15の詳細については後述する。
スライド孔14に設けられているスライドバルブ12は、スライド孔14と同様に、略円筒形状に形成されている。そして、これらスライドバルブ12は、収容部1cと対向する外周面が収容部1cの内周壁に沿った形状に形成されている。スライドバルブ12には直動アクチュエータ(図示せず)が接続されており、直動アクチュエータを駆動させることにより、スライド孔14内をスクリューロータ4の回転軸(つまり、スクリュー軸9)方向に移動する。
次に、本実施の形態1に係るスクリュー圧縮機100の吐出ポート15近傍の詳細構成について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機100の吐出ポート15近傍(収容部)を示す斜視図である。図4は、このスクリュー圧縮機100の吐出ポート15近傍の説明図である。図5は、このスクリュー圧縮機100の収容部1c内壁面及びスクリューロータ4外周面の展開図である。また、図6は、このスクリュー圧縮機100の吐出ポート15を収容部1c内から見た斜視図である。なお、図3は、図2の白抜き矢印側から見た斜視図である。また、図3(a)はスライドバルブ12が吐出側に移動している状態を示し、図3(b)はスライドバルブ12が吸入側に移動している状態を示している。
続いて、上記のように構成されたスクリュー圧縮機100の動作について説明する。
図7は、本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機100の圧縮原理を示す説明図である。また、図8は、このスクリュー圧縮機100におけるスクリューロータ4の回転角と圧縮室11の容積との関係を示す特性図である。
引き続きスクリューロータ4が回転すると、図7(c)に示すように、圧縮室11が吐出ポート15に連通する。これにより圧縮された高圧の冷媒ガスが吐出ポート15より外部へ吐出される。そして、再びスクリューロータ4の背面で同様の圧縮が行われる。
なお、ケーシング1(つまり、収容部1cの内壁面)に覆われていない開放されたスクリュー溝10内は、反対側のゲートロータ7及びゲートロータサポート5が収納されるゲートロータサポート室6と連通し、吸入圧力雰囲気となっている。
なお、図10は、スクリューロータ4外周面の展開図上に、吐出面積領域を示している。より詳しくは、図10(a)は、スクリュー回転角80°付近の吐出面積(横線部で表されたスクリュー溝10と吐出ポート15との対向領域C)と、スクリュー回転角140°付近の吐出面積(斜線部で表されたスクリュー溝10と吐出ポート15との対向領域D)を示している。図10(b)は、スクリュー回転角90°付近の吐出面積(横線部で表されたスクリュー溝10と吐出ポート15との対向領域C)と、スクリュー回転角150°付近の吐出面積(斜線部で表されたスクリュー溝10と吐出ポート15との対向領域D)を示している。また、図10(c)は、スクリュー回転角130°付近の吐出面積(横線部で表されたスクリュー溝10と吐出ポート15との対向領域C)を示している。
また、図11に示すように、本実施の形態1に係るスクリュー圧縮機100の吐出面積は、スクリュー回転角120°付近で極大となる上に凸の放物線で表される。
実施の形態1では、吐出面積調整部として、固定ポート15b(吐出ポート壁面1b)の吐出側隅部に、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)の開口形状が矩形の切欠き15cを形成した。これに限らず、固定ポート15b(吐出ポート壁面1b)の吐出側隅部に形成される吐出面積調整部を次のような形状としてもよい。なお、本実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とする。
図12及び図13に示すように、本実施の形態2に係るスクリュー圧縮機100は、吐出面積調整部として、固定ポート15b(吐出ポート壁面1b)の吐出側隅部に切欠き15dが形成されている。この切欠き15dは、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)の開口形状が吐出側隅部を鋭角とする直角三角形に形成されている。また、この切欠き15dは、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)、固定ポート15bの吐出ポート壁面1b、及び収容部1cの外周面に開口している。
また、吐出面積調整部を例えば次のように形成してもよい。なお、本実施の形態3で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とする。
図14及び図15に示すように、本実施の形態3に係るスクリュー圧縮機100は、吐出面積調整部として、固定ポート15b(吐出ポート壁面1b)の吐出側隅部に、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)へ連通する貫通穴15eが形成されている。この貫通穴15eの他端は、固定ポート15bの吐出ポート壁面1bに連通している。なお、貫通穴15eの他端を収容部1cの外周面に連通させてもよい。
また例えば、吐出面積調整部を次のように形成してもよい。なお、本実施の形態4で特に記述しない項目については実施の形態2と同様とする。
図16及び図17に示すように、本実施の形態4に係るスクリュー圧縮機100は、吐出面積調整部として、固定ポート15b(吐出ポート壁面1b)の吐出側隅部に切欠き15fが形成されている。この切欠き15fは、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)の開口形状が吐出側隅部を鋭角とする直角三角形に形成されている。ここで、この切欠き15fは、実施の形態2で示した切欠き15dと異なり、収容部1cの外周面に開口しない形状となっている。換言すると、切欠き15fは、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)及び固定ポート15bの吐出ポート壁面1bに開口しており、スクリューロータ4外周面と収容部1c内壁面との間の隙間を拡大する程度の深さになっている。
また例えば、吐出面積調整部を次のように形成してもよい。なお、本実施の形態5で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とする。
図18及び図19に示すように、本実施の形態5に係るスクリュー圧縮機100は、吐出面積調整部として、固定ポート15b(吐出ポート壁面1b)の吐出側隅部に切欠き15gが形成されている。この切欠き15gは、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)の開口形状が矩形に形成されている。ここで、この切欠き15gは、実施の形態1で示した切欠き15cと異なり、収容部1cの外周面に開口しない形状となっている。換言すると、切欠き15gは、スクリュー溝10側(つまり、収容部1c内)及び固定ポート15bの吐出ポート壁面1bに開口しており、スクリューロータ4外周面と収容部1c内壁面との間の隙間を拡大する程度の深さになっている。
実施の形態1〜実施の形態5で示した吐出面積調整部(切欠き15c、切欠き15d、貫通穴15e、切欠き15f、切欠き15g)は、必ずしも設けなければいけないものではない。例えば、吐出面積調整部を形成せずとも、上記の各実施の形態で示したスクリュー圧縮機100と同様に高効率なスクリュー圧縮機を得ることができる。なお、本実施の形態6で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とする。
図20及び図21に示すように、本実施の形態6に係るスクリュー圧縮機100は、固定ポート15b(吐出ポート壁面1b)の吐出側隅部に吐出面積調整部が形成されていない構成となっている。
Claims (8)
- 複数条のスクリュー溝が外周面に形成されたスクリューロータと、
前記スクリュー溝に噛み合わされる複数の歯が外周部に形成されたゲートロータと、
前記スクリューロータが収納される収容部を形成するケーシングと、
該収容部に開口する吐出ポートと、
を備え、
前記ケーシングは、前記収容部に開口するゲートロータ用開口部が形成され、
前記ゲートロータは、その外周部が該ゲートロータ用開口部を介して前記収容部に挿入されて、前記スクリュー溝と前記歯が噛み合わされ、
前記スクリューロータが回転することにより、前記収容部の内壁、前記スクリューロータ及び前記ゲートロータで囲まれた空間である圧縮室に冷媒を吸入して圧縮し、前記吐出ポートから圧縮された冷媒を吐出するスクリュー圧縮機において、
前記吐出ポートにおける前記スクリューロータの回転軸方向の中央部では、前記吐出ポートと前記ゲートロータ用開口部との間の距離が、前記スクリューロータの回転軸方向に沿って、吸入側よりも吐出側が相対的に長くなっていることを特徴とするスクリュー圧縮機。 - 複数条のスクリュー溝が外周面に形成されたスクリューロータと、
前記スクリュー溝に噛み合わされる複数の歯が外周部に形成されたゲートロータと、
前記スクリューロータが収納される収容部を形成するケーシングと、
該収容部に開口する吐出ポートと、
を備え、
前記ケーシングは、前記収容部に開口するゲートロータ用開口部が形成され、
前記ゲートロータは、その外周部が該ゲートロータ用開口部を介して前記収容部に挿入されて、前記スクリュー溝と前記歯が噛み合わされ、
前記スクリューロータが回転することにより、前記収容部の内壁、前記スクリューロータ及び前記ゲートロータで囲まれた空間である圧縮室に冷媒を吸入して圧縮し、前記吐出ポートから圧縮された冷媒を吐出するスクリュー圧縮機において、
前記吐出ポートと前記ゲートロータ用開口部との間の距離は、前記スクリューロータの回転軸方向に沿って、吸入側よりも吐出側が相対的に長くなっており、
前記ケーシングは、前記吐出ポートの吐出側隅部に、吐出面積を調整する吐出面積調整部が形成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。 - 前記吐出面積調整部は、前記収容部に開口するように前記吐出ポートの吐出側端部に形成され、前記収容部内の開口形状が矩形状に形成された切欠きであることを特徴とする請求項2に記載のスクリュー圧縮機。
- 前記吐出面積調整部は、前記収容部に開口するように前記吐出ポートの吐出側端部に形成され、前記収容部内の開口形状が三角形状に形成された切欠きであることを特徴とする請求項2に記載のスクリュー圧縮機。
- 前記吐出面積調整部は、前記収容部に連通する貫通穴であることを特徴とする請求項2に記載のスクリュー圧縮機。
- 前記吐出面積調整部は、前記収容部の内部、及び前記吐出ポートの壁面に開口していることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載のスクリュー圧縮機。
- 前記ケーシングは、前記吐出ポートの吸入側側面部が前記スクリュー溝の傾斜に沿って形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のスクリュー圧縮機。
- 駆動軸を介して前記スクリューロータと接続され、前記スクリューロータを回転させる電動機を備え、
該電動機は、インバータで駆動される電動機であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のスクリュー圧縮機。
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