JP5813711B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明の実施形態は、アンテナ装置に関係している。
回転放物面に代表される凹曲面を有する反射板と、この反射板の凹曲面の焦点位置に配置された放射器と、を備えているアンテナ装置が広く知られている。このようなアンテナ装置の反射板においては、性能向上の観点から、放射器と反射板との間の放射空間に電波放射又は電波受信の為の障害物となる導波管や導波管取付部材等の構造部材を設置しないようにしているのが普通である。特に二重偏波の為のこのようなアンテナ装置の場合では、性能劣化の重要な要因となるため、障害物となる構造部材(導波管・取付部材等)を放射空間の外側に設置していた。
特開2008−178101号公報 特開2006−308510号公報
このように構成された従来のアンテナ装置では、構造部材(導波管・取付部材等)を反射板の放射空間の外側に設置する為に、反射板自身の剛性が高くなるよう反射板を設計しなければならないし、構造部材自身もまた剛性が高くなるよう構造部材を設計しなければならない。
他の技術分野と同様に、この種のアンテナ装置の技術分野においても、製造コスト,組立コスト,維持コスト等の種々のコストを従来よりも減少させることが常に望まれている。
この発明の実施形態は、凹曲面を有する反射板と、この反射板の凹曲面の焦点位置に配置された放射器と、を備えていて、従来よりも軽量でありながら剛性が低下せず、性能の実質的な低下が生ぜず、しかも前述した如き種々のコストを従来よりも低下させることが出来る二重偏波の為のアンテナ装置を提供する。
本願の発明の実施形態に従ったアンテナ装置は:電波を反射する為の凹曲面,凹曲面とは反対側に位置する裏面,凹曲面で反射された電波の電波軸,そして凹曲面の焦点位置を含む反射板と;反射板の凹曲面の焦点位置に配置されていて相互に直交する2つの直線偏波の電波を反射板の凹曲面に向かい送信すること及び凹曲面から受信することの少なくとも一方を行うよう構成されている放射器と;そして、放射器を前記焦点位置に支持するよう構成されている構造ユニットと;を備えており、反射板の凹曲面と放射器との間に放射空間が規定されていて、凹曲面上に2つの直線偏波により2つの直線偏波面が規定されている。そして、このように構成されたアンテナ装置においては、前記構造ユニットが、前記反射板の前記裏面から前記凹曲面における2つの直線偏波面の中の一つの両側において2つの直線偏波面から離れた相互に対称な2つの位置で前記放射空間内に突出していて、前記電波軸に沿い前記電波軸に対し平行に前記放射空間の外側まで延出し、夫々の延出端部が前記放射器に接続されてい第1及び第2導波管を含む本体を含む、ことを特徴としている。
図1は、第1実施形態に従ったアンテナ装置の全体を概略的に示す側面図である。 図2は、図1のアンテナ装置の全体を概略的に示す平面図である。 図3は、図1のアンテナ装置の反射板、そして放射器を支持している構造ユニットの概略的な正面図である。 図4は、図1のアンテナ装置の反射板の概略的な正面図であり、ここにおいては前記反射板の凹曲面における構造ユニットの本体の一例である第1及び第2導波管の、前記反射板の電波軸を中心とした2つの直線偏波面からの配置位置を概略的に示されている。 図5は、図1のアンテナ装置において、構造ユニットの本体の一例である第1及び第2導波管を反射板の凹曲面上で反射板の電波軸を通過し垂直方向直線偏波面と直交する線上であって垂直方向直線偏波面の左右両側に対称に配置した場合の垂直方向直線偏波の放射パターンを示す図である。 図6は、図1のアンテナ装置における垂直方向直線偏波の放射パターンを示す図であり、ここにおいて構造ユニットの本体の一例である第1及び第2導波管は反射板の凹曲面上で反射板の電波軸を中心として垂直方向直線偏波面の上半分から水平方向直線偏波面の左半分及び右半分に向かい垂直方向直線偏波面の上半分に対し対称に45°離れた位置に配置されている。 図7は、図1のアンテナ装置において、構造ユニットの本体の一例である第1及び第2導波管を反射板の凹曲面上で反射板の電波軸を通過する垂直方向直線偏波面上であって反射板の電波軸に対し上下両側に対称に配置した場合の垂直方向直線偏波の放射パターンを示す図である。 図8は、この発明の概念に従って、アンテナ装置の反射板の凹曲面上で前記反射板の電波軸を中心とした2つの直線偏波面からの構造ユニットの本体を配置可能な範囲を示す反射板の概略的な正面図である。 図9は、第2実施形態に従ったアンテナ装置の反射板、そして放射器を支持している構造ユニットの概略的な正面図である。 図10は、第3実施形態に従ったアンテナ装置の反射板、そして放射器を支持している構造ユニットの概略的な正面図である。
[第1実施形態]
図1乃至図4を参照しながら、第1実施形態に従ったアンテナ装置10の構成について説明する。
アンテナ装置10は、電波を反射する為の凹曲面12a(図3参照),凹曲面12aとは反対側に位置する裏面12b,凹曲面12aで反射された電波の電波軸12c,そして凹曲面12aの焦点位置12dを含む反射板12を備える。この実施形態において、凹曲面12aは回転放物面により構成されていて、反射板12は裏面12bの中心が公知の支持台13により支持されている。支持台13は、反射板12を電波軸12cが所定の方向に向いたまま固定した状態で支持するよう構成されていることが出来るし、反射板12を電波軸12cが所定の範囲内の所望の方向に向けられるよう構成されていることが出来るし、反射板12を電波軸12cが任意の所望の方向に向けられるよう構成されていることが出来る。
支持台13には、反射板12から送信する電波及び反射板12で受信した電波の両方の為の図示されていない公知の電波送受信機またはこれらの何れか一方の電波の為の図示されていない公知の電波送信機及び図示されていない公知電波受信機の何れか一方が格納されている。
アンテナ装置10は、反射板12の凹曲面12aの焦点位置12dに配置されていて相互に直交する2つの直線偏波の電波を反射板の凹曲面12aに向かい送信すること及び凹曲面12aから受信することの少なくとも一方を行うよう構成されている放射器14と、そして、放射器14を焦点位置12dに支持するよう構成されている構造ユニット16と、をさらに備えている。
反射板12の凹曲面12aと放射器14との間に放射空間18が規定されており、図1及び図2中には放射空間18の境界が参照符号18aにより指摘されている。この実施形態においては、反射板12の凹曲面12aが回転放物面により構成されているので、放射空間18は実質的な円錐形状をしている。
凹曲面12a上に2つの直線偏波により2つの直線偏波面20a,20b(図3参照)が規定される。この実施形態では、一方の直線偏波は垂直方向直線偏波であり、従って一方の直線偏波面20aは垂直方向直線偏波面である。また、他方の直線偏波は水平方向直線偏波であり、従って他方の直線偏波面20bは水平方向直線偏波面である。
構造ユニット16は、反射板12の裏面12bから凹曲面12aにおいて2つの直線偏波面20a,20bから離れた位置で放射空間18内に突出している本体を含む。この実施形態においては、構造ユニット16の前記本体は一方の直線偏波の為の第1導波管22aと他方の直線偏波の為の第2導波管22bを含む。
詳細には、この実施形態において第1導波管22a及び第2導波管22bは、反射板12の裏側で支持台14中の前述した図示されていない公知の電波送受信機または図示されていない公知の電波送信機及び図示されていない公知電波受信機の何れか一方から上方に向かい延出されている。次に、第1導波管22a及び第2導波管22bは、反射板12の裏面12bから凹曲面12aにおいて2つの直線偏波面20a,20bから等間隔離れた位置(即ち、2つの直線偏波面20a,20bから電波軸12cを中心に45°離れた位置)に形成されている2つの貫通孔TH1,TH2を貫通して電波軸12cに沿い電波軸12cに対し平行に放射器14の近傍の放射空間18の外側(前側)まで延出している。さらに、第1導波管22a及び第2導波管22bは、放射空間18の外側(前側)で夫々の延出端部が夫々の内部を送信される直線偏波を劣化させないよう放射器14に接続されている。
より詳細には、この実施形態において、第1導波管22a及び第2導波管22bの為に反射器12に形成されている2つの貫通孔TH1,TH2は、図3及び図4中に最も良く示されている如く、反射器12を前方から、即ち正面から、見た時の、水平方向直線偏波面20bの左半分と垂直方向直線偏波面20aの上半分とからの等距離の位置及び水平方向直線偏波面20bの右半分と垂直方向直線偏波面20aの上半分とからの等距離の位置に形成されている。さらに2つの貫通孔TH1,TH2は、垂直方向直線偏波面20aの上半分に対し水平方向において相互に対称に配置されている。
第1導波管22aの前記延出端部は、垂直方向延出部位及び水平方向延出部位を組み合わせることにより放射器14の所定の位置に接続されていて、具体的には、放射空間18の外側(前側)で垂直下方に水平方向直線偏波面20bの左半分に向かい延出した後、水平方向直線偏波面20bの左半分に沿い水平方向右方に放射器14に向かい延出して放射器14の所定の位置に接続されている。
第2導波管22bの前記延出端部もまた、垂直方向延出部位及び水平方向延出部位を組み合わせることにより放射器14の所定の位置に接続されていて、具体的には、放射空間18の外側(前側)で垂直下方に水平方向直線偏波面20bの右半分に向かい延出した後、水平方向直線偏波面20bの右半分に沿い水平方向左に放射器14に向かい延出して放射器14の所定の位置に接続されている。
この実施形態において、構造ユニット16はさらに、反射板12の凹曲面12aにおいて放射空間18から外れた位置に配置されている支持部材を含む。図1,図2,そして図3中に示されている如く、詳細には支持部材は、反射板12の環状の外枠12eにおいて外枠12eに沿って相互に等間隔に配置された複数の位置から放射空間18の境界線18aの外側で放射器14に向かい延出している複数のステー24を含む。複数のステー24の基端部(即ち、反射板12の外枠12e側)は公知の連結具26を介して反射板12の外枠12eに連結されていて、複数のステー24の先端部(即ち、放射器14側)は放射器14に連結されている。そして、前記支持部材(この実施形態では、複数のステー24)は、反射板12に関する2つの直線偏波に対する影響を出来る限り少なくする為に、2つの直線偏波に関する2つの直線偏波面(この実施形態では、垂直方向直線偏波面20a及び水平方向直線偏波面20bからずれた位置に配置されていることが好ましい。
この実施形態では、構造ユニット16の本体に含まれている第1及び第2導波管22a及び22bと構造ユニット16がさらに含んでいる支持部材に含まれている複数のステー24が、放射器14を反射板12の凹形面12aの焦点位置12dに支持している。
[性能評価試験結果]
次に、図5,図6,そして図7を参照して、反射板12の凹曲面12aにおいて垂直方向直線偏波面20aに対し構造ユニット16の本体の第1導波管22a及び第2導波管22bを3種類の位置に配置した場合の垂直方向直線偏波の放射パターンを比較してみる。
図5は、図1のアンテナ装置10において、構造ユニット16の本体の一例である第1及び第2導波管22a及び22bを、反射板12の凹曲面12a上で反射板12の電波軸12cを通過し垂直方向直線偏波面20aと直交する線上であって垂直方向直線偏波面20aの左右両側に対称に配置した場合の垂直方向直線偏波の放射パターンを示している。
この場合、放射パターンに実質的な乱れは無く、従って垂直方向直線偏波に関するアンテナ装置10の性能劣化は実質的に無いことが分かる。
図6は、図1のアンテナ装置10における垂直方向直線偏波の放射パターンを示す図である。ここにおいて構造ユニット16の本体の一例である第1及び第2導波管22a及び22bは反射板12の凹曲面12a上で反射板12の電波軸12cを中心として垂直方向直線偏波面20aの上半分から水平方向直線偏波面20bの左半分及び右半分に向かい垂直方向直線偏波面20aの上半分に対し対称に45°離れた位置に配置されている。
この場合、放射パターンに僅かに乱れが生じているが、垂直方向直線偏波に関するアンテナ装置10の性能劣化は少なく実用上問題がないことが分かる。
図7は、図1のアンテナ装置10において、構造ユニット16の本体の一例である第1及び第2導波管22a及び22bを反射板12の凹曲面12a上で反射板12の電波軸12cを通過する垂直方向直線偏波面20a上であって反射板12の電波軸12cに対し上下両側に対称に配置した場合の垂直方向直線偏波の放射パターンを示している。
この場合、放射パターンに大きな乱れが生じていて、垂直方向直線偏波に関するアンテナ装置10の性能劣化が大きく実用上問題があることが分かる。
同様のことは:
i).図1のアンテナ装置10において、構造ユニット16の本体の一例である第1及び第2導波管22a及び22bを反射板12の凹曲面12a上で反射板12の電波軸12cを通過し水平方向直線偏波面20bと直交する線上であって水平方向直線偏波面20bの上下両側に対称に配置した場合の水平方向直線偏波の放射パターン;
ii).図1のアンテナ装置10の如く、構造ユニット16の本体の一例である第1及び第2導波管22a及び22bを反射板12の凹曲面12a上で反射板12の電波軸12cを中心として垂直方向直線偏波面20aの上半分から水平方向直線偏波面20bの左半分及び右半分に向かい垂直方向直線偏波面20aの上半分に対し対称に45°離れた位置に配置した場合の水平方向直線偏波の放射パターン;そして、
iii).図1のアンテナ装置10において、構造ユニット16の本体の一例である第1及び第2導波管22a及び22bを反射板12の凹曲面12a上で反射板12の電波軸12cを通過する水平方向直線偏波面20b上であって反射板12の電波軸12cに対し左右両側に対称に配置した場合の水平方向直線偏波の放射パターン、
においても生じる。
即ち、上記i).の場合は、放射パターンに実質的な乱れは無く、従って水平方向直線偏波に関するアンテナ装置10の性能劣化は実質的に無いことが分かる。
上記ii).の場合は、放射パターンに僅かに乱れが生じているが、水平方向直線偏波に関するアンテナ装置10の性能劣化は少なく実用上問題がないことが分かる。
上記iii).の場合は、放射パターンに大きな乱れが生じていて、水平方向直線偏波に関するアンテナ装置10の性能劣化が大きく実用上問題があることが分かる。
これ等の結果からは、垂直方向直線偏波及び水平方向直線偏波の如き相互に直交する2つの直線偏波を取り扱う、凹曲面を含む反射板及び放射器を備えたアンテナ装置においては、放射器を前記焦点位置に支持するよう構成されている構造ユニットの、反射板の裏面から凹曲面において放射空間内に突出している本体が2つの直線偏波面から離れた位置にあれば、垂直方向直線偏波及び水平方向直線偏波の夫々の放射パターンに僅かに乱れが生じているが、垂直方向直線偏波及び水平方向直線偏波の夫々に関するアンテナ装置の性能劣化は少なく実用上問題がないことが分かる。
図1乃至図4中に示されている第1実施形態に従ったアンテナ装置10では、放射器14を焦点位置12dに支持するよう構成されている構造ユニット16の、反射板12の裏面12bから凹曲面12aにおいて放射空間18内に突出している本体を構成している第1及び第2導波管22a及び22bの夫々が、2つの直線偏波面の一例としての垂直方向直線偏波面20a及び水平方向直線偏波面20bから等距離離れた位置、即ち電波軸12cの回りに45°離れた位置、に配置されている。しかしながら、本願の発明者等による実験の結果では、図8中に示されている如く、反射板12の裏面12bから凹曲面12aにおいて放射空間18内に突出している本体を構成している第1及び第2導波管22a及び22bの夫々が、2つの直線偏波面の一例としての垂直方向直線偏波面20a及び水平方向直線偏波面20bから電波軸12cの回りに35°離れた位置と55°離れた位置との間の範囲(図8では網目状の模様が記されている)に配置されていれば、垂直方向直線偏波及び水平方向直線偏波の夫々の放射パターンの乱れや垂直方向直線偏波及び水平方向直線偏波の夫々に関するアンテナ装置の性能劣化は実用上問題がないことが分かった。
[第2実施形態]
次に、図9を参照しながら、第2実施形態に従ったアンテナ装置10´の構成について説明する。
第2実施形態に従ったアンテナ装置10´の構成の大部分は、図1乃至図4を参照しながら前述した第1実施形態に従ったアンテナ装置10の構成の大部分と同じであり、同じ構成部材の図示や説明は省略する。また、図9中に示されている第2実施形態に従ったアンテナ装置10´において、図1乃至図4中に示されている第1実施形態に従ったアンテナ装置10の構成部材と同じ構成部材には、第1実施形態に従ったアンテナ装置10において対応する構成部材に付されていた参照記号と同じ参照記号を付して、これらの詳細な説明は省略する。
このアンテナ装置10´において、第1実施形態に従ったアンテナ装置10の構成と異なっているのは、構造ユニット16の本体の一部を構成している第1導波管22aの為の、反射板12の凹曲面12aに形成されている1つの貫通孔TH1の位置である。この実施形態では貫通孔TH1は、反射器12を前方から、即ち正面から、見た時の、水平方向直線偏波面20bの左半分と垂直方向直線偏波面20aの下半分とからの等距離の位置(電波軸12cを中心にした45°の位置)に形成されている。さらに2つの貫通孔TH1,TH2は、反射板12の電波軸12cに対し相互に対称に配置されている。
このような貫通孔TH1を介し反射板12の裏面12bから凹曲面12a側に貫通した第1導波管22aは、電波軸12cに沿い電波軸12cに対し平行に放射器14の近傍の放射空間18の外側(前側)まで延出している。さらに、第1導波管22aの延出端部が放射空間18の外側(前側)で内部を送信される直線偏波を劣化させないよう放射器14に接続されている。
第1導波管22aの前記延出端部は、垂直方向延出部位及び水平方向延出部位を組み合わせることにより放射器14の所定の位置に接続されていて、具体的には、放射空間18の外側(前側)で水平方向直線偏波面20bの左半分に沿い水平方向右方に向かい延出した後、垂直上方に放射器14に向かい延出して放射器14の所定の位置に接続されている。
このような第2実施形態に従ったアンテナ装置10´は、図1乃至図4を参照しながら前述した第1実施形態に従ったアンテナ装置10と同等のアンテナ性能を発揮する。
そして、この実施形態においても、図8中に示されていた如く、貫通孔TH1を、反射器12を前方から、即ち正面から、見た時の、水平方向直線偏波面20bの左半分と垂直方向直線偏波面20aの下半分とから電波軸12cを中心にした35°の位置と55°の位置との間に範囲に形成しても、実用上問題の無いアンテナ性能を発揮する。
[第3実施形態]
次に、図10を参照しながら、第3実施形態に従ったアンテナ装置10´´の構成について説明する。
第3実施形態に従ったアンテナ装置10´´の構成の大部分は、図1乃至図4を参照しながら前述した第1実施形態に従ったアンテナ装置10の構成の大部分と同じであり、同じ構成部材の図示や説明は省略する。また、図10中に示されている第3実施形態に従ったアンテナ装置10´´において、図1乃至図4中に示されている第1実施形態に従ったアンテナ装置10の構成部材と同じ構成部材には、第1実施形態に従ったアンテナ装置10において対応する構成部材に付されていた参照記号と同じ参照記号を付して、これらの詳細な説明は省略する。
このアンテナ装置10´´において、第1実施形態に従ったアンテナ装置10の構成と異なっているのは、構造ユニット16の本体を構成している第1導波管22a及び第2導波管22bの為の、反射板12の凹曲面12aに形成されている2つの貫通孔TH1及びTH2の位置である。
詳細には、この実施形態において、第1導波管22a及び第2導波管22bの為に反射器12に形成されている2つの貫通孔TH1,TH2は、図10中に示されている如く、反射器12を前方から、即ち正面から、見た時の、水平方向直線偏波面20bの左半分と垂直方向直線偏波面20aの下半分とからの等距離の位置(電波軸12cを中心にした45°の位置)及び水平方向直線偏波面20bの右半分と垂直方向直線偏波面20aの下半分とからの等距離の位置(電波軸12cを中心にした45°の位置)に形成されている。さらに2つの貫通孔TH1,TH2は、垂直方向直線偏波面20aの下半分に対し水平方向において相互に対称に配置されている。
このような貫通孔TH1及びTH2を介し反射板12の裏面12bから凹曲面12a側に貫通した第1導波管22a及び第2導波管22bの夫々は、電波軸12cに沿い電波軸12cに対し平行に放射器14の近傍の放射空間18の外側(前側)まで延出している。さらに、第1導波管22a及び第2導波管22bの夫々の延出端部が、放射空間18の外側(前側)で内部を送信される直線偏波を劣化させないよう放射器14に接続されている。
より詳細には、第1導波管22aの前記延出端部は、垂直方向延出部位及び水平方向延出部位を組み合わせることにより放射器14の所定の位置に接続されていて、具体的には、放射空間18の外側(前側)で垂直上方に水平方向直線偏波面20bの左半分に向かい延出した後、水平方向直線偏波面20bの左半分に沿い水平方向右方に放射器14に向かい延出して放射器14の所定の位置に接続されている。
第2導波管22bの前記延出端部も、垂直方向延出部位及び水平方向延出部位を組み合わせることにより放射器14の所定の位置に接続されていて、具体的には、放射空間18の外側(前側)で垂直上方に水平方向直線偏波面20bの右半分に向かい延出した後、水平方向直線偏波面20bの右半分に沿い水平方向左に放射器14に向かい延出して放射器14の所定の位置に接続されている。
このような第3実施形態に従ったアンテナ装置10´は、図1乃至図4を参照しながら前述した第1実施形態に従ったアンテナ装置10と同等のアンテナ性能を発揮する。
そして、この実施形態においても、図8中に示されていた如く、貫通孔TH1を、反射器12を前方から、即ち正面から、見た時の、水平方向直線偏波面20bの左半分と垂直方向直線偏波面20aの下半分とから電波軸12cを中心にした35°の位置と55°の位置との間に範囲に形成しても、実用上問題の無いアンテナ性能を発揮する。さらに、貫通孔TH2を、反射器12を前方から、即ち正面から、見た時の、水平方向直線偏波面20bの右半分と垂直方向直線偏波面20aの下半分とから電波軸12cを中心にした35°の位置と55°の位置との間に範囲に形成しても、実用上問題の無いアンテナ性能を発揮する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…アンテナ装置、12…反射板、12a…凹曲面、12b…裏面、12c…電波軸、12d…焦点距離、14…放射器、16…構造ユニット、18…放射空間、20a,20b…直線偏波面、22a,22b…導波管。

Claims (7)

  1. 電波を反射する為の凹曲面,凹曲面とは反対側に位置する裏面,凹曲面で反射された電波の電波軸,そして凹曲面の焦点位置を含む反射板と;反射板の凹曲面の焦点位置に配置されていて相互に直交する2つの直線偏波の電波を反射板の凹曲面に向かい送信すること及び凹曲面から受信することの少なくとも一方を行うよう構成されている放射器と;そして、放射器を前記焦点位置に支持するよう構成されている構造ユニットと;を備えており、反射板の凹曲面と放射器との間に放射空間が規定されており、凹曲面上に2つの直線偏波により2つの直線偏波面が規定されている、アンテナ装置であり:
    前記構造ユニットが、前記反射板の前記裏面から前記凹曲面における2つの直線偏波面の中の一つの両側において2つの直線偏波面から離れた相互に対称な2つの位置で前記放射空間内に突出していて、前記電波軸に沿い前記電波軸に対し平行に前記放射空間の外側まで延出し、夫々の延出端部が前記放射器に接続されてい第1及び第2導波管を含む本体を含む、
    ことを特徴とする、アンテナ装置。
  2. 前記構造ユニットの前記本体の前記第1及び第2の導波管の夫々が、前記反射板の前記放射空間において2つの直線偏波面から前記電波軸を中心に35°と55°との範囲内に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記構造ユニットの前記本体の前記第1及び第2の導波管の夫々が、前記反射板の前記放射空間において2つの直線偏波面から前記電波軸を中心に45°離れた位置に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記2つの直線偏波が垂直方向直線偏波及び水平方向直線偏波であり、前記2つの直線偏波の前記一つが垂直方向直線偏波であり、前記2つの位置が前記水平方向直線偏波の水平方向直線偏波面の上側又は下側にある、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記2つの直線偏波が垂直方向直線偏波及び水平方向直線偏波であり、前記2つの直線偏波の前記一つが水平方向直線偏波であり、
    前記2つの位置の一方が、前記水平方向直線偏波の水平方向直線偏波面の両側の一方において前記水平方向直線偏波面の上側にあり、
    前記2つの位置の他方が、前記水平方向直線偏波の水平方向直線偏波面の両側の他方において前記水平方向直線偏波面の下側にある、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1及び第2導波管の夫々の前記延出端部が垂直方向延出部位と垂直方向延出部とを組み合わせることにより前記放射器の所定の位置に接続されている、ことを特徴とする請求項4又は5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記構造ユニットが、前記反射板の前記凹曲面において前記放射空間から外れた位置において2つの直線偏波の2つの直線偏波面からずれた位置に配置されている支持部材を含む、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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