JP2002299940A - パラボラアンテナ - Google Patents

パラボラアンテナ

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JP2002299940A
JP2002299940A JP2001099482A JP2001099482A JP2002299940A JP 2002299940 A JP2002299940 A JP 2002299940A JP 2001099482 A JP2001099482 A JP 2001099482A JP 2001099482 A JP2001099482 A JP 2001099482A JP 2002299940 A JP2002299940 A JP 2002299940A
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primary radiator
support
reflector
radio wave
parabolic antenna
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JP2001099482A
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English (en)
Inventor
Takuo Sasaki
拓郎 佐々木
Yoshihiko Konishi
善彦 小西
Takahito Fukui
貴人 福井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で電波の初期捕捉を容易に行える
パラボラアンテナを提供すること。 【解決手段】 このパラボラアンテナ3においては、第
1支持部21および第2支持部22の2つの独立した部
材同士をねじ結合により結合し、さらに、第2支持部2
2の可動範囲を初期捕捉位置Iと焦点位置Fとの間に制
限している。しかも、一次放射器12が初期捕捉位置I
および焦点位置Fに位置している状態において一次放射
器12で直線偏波を受信できるように第2支持部22を
第1支持部21に結合している。したがって、作業者
は、第2支持部22を止まるまで回転させるだけで初期
捕捉を行え、かつ送受信対象の直線偏波を確実に一次放
射器12で受信させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばFPU(F
ield Pick-up Unit)通信局などのように電波送信方向が
変更し得る通信局に設けられるパラボラアンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、中継現場の映像などを送信す
る通信機器としてFPU通信局が知られている。FPU
通信局は、一般に、電波送受信用アンテナとしてパラボ
ラアンテナを有しており、このパラボラアンテナから数
GHzオーダの電波を送受信する。一方、FPU通信局
は可搬性を有しており、通信相手先の通信局に対して相
対的に移動できる。したがって、FPU通信局を移動さ
せた場合には、相手先通信局に向けて電波を送信するた
めに、FPU通信局のパラボラアンテナの向きを相手先
通信局に向くように調整する必要がある。
【0003】パラボラアンテナの方向調整としては、た
とえば、地図および/またはコンパスにより相手先通信
局の存在方向を概略的に定め、その方向にパラボラアン
テナの主ビームを向けて電波を初期捕捉し、その後受信
レベルおよび/または受信画像、受信音声などを確認し
ながら微調整を繰り返し、最終的にパラボラアンテナの
主ビームを相手先通信局の存在方向に正確に向けること
が考えられる。
【0004】しかし、この構成ではパラボラアンテナの
方向を繰り返し微調整しなければならず非常に煩雑であ
り、またパラボラアンテナの主ビームは非常に鋭いこと
から正確な位置に主ビームを向けることは非常に難し
い。これに対処するため、たとえば特開平7−2283
6号公報に開示された技術を採用することが考えられ
る。この公開公報に開示された技術は、一次放射器をデ
フォーカスすることにより、パラボラアンテナの主ビー
ムのビーム幅を変化させ、電波を容易に初期捕捉できる
ようにしたものである。
【0005】より詳述すれば、上記公開公報に開示され
た技術では、一次放射器は、支持棒の一端に取り付けら
れている。支持棒は、反射鏡の回転対称軸に対応する位
置に形成された挿通穴に挿通されており、その他端は固
定されている。支持棒の外表面にはおねじが形成されて
おり、上記挿通穴の内表面には上記おねじに螺合するよ
うにめねじが形成されている。
【0006】この構成において、電波を初期捕捉する場
合、支持棒を回転して一次放射器を反射鏡の近傍まで変
位させる。その結果、一次放射器は反射鏡の焦点位置か
ら大きくずれるので、主ビームのビーム幅は広がる。こ
の状態においては、微弱ながらも電波を捕捉することが
できる。電波を捕捉できると、その方向にパラボラアン
テナの回転対称軸を向けるとともに、この状態において
支持棒を上記と逆方向に回転して一次放射器を反射鏡か
ら遠ざけていく。これに伴って、主ビームのビーム幅は
狭くなっていくとともに、受信レベルは上昇していく。
そして、一次放射器がパラボラアンテナの焦点位置に到
達した状態で一次放射器の移動を停止させる。これによ
り、パラボラアンテナの主ビームを相手先通信局に正確
に向けることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一次放
射器をデフォーカスして電波を初期捕捉する構成として
は、上記公開公報に開示された技術以外にも要望されて
いた。特に、上記公開公報に開示された技術では、おね
じが形成されている支持棒が周囲環境に直接晒されてお
り、雨などの影響で劣化しやすいなどの問題もあった。
【0008】そこで、本発明の目的は、簡単な作業で電
波の初期捕捉を容易に行えるパラボラアンテナを提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、到来電波を反射する反射鏡と、上記反射鏡
により反射された電波を受信する一次放射器と、この一
次放射器を上記反射鏡に対して上記反射鏡の回転対称軸
に沿って近接/離隔可能に支持する支持機構とを備え、
上記支持機構は、上記反射鏡の回転対称軸上に当該回転
対称軸に沿って固定配置された第1支持部、上記一次放
射器が取り付けられた第2支持部、および、上記第2支
持部を上記第1支持部に対して上記回転対称軸まわりに
回転可能で、かつ当該回転に伴って上記回転対称軸に沿
って変位可能に結合する結合部を有するものである。
【0010】また、本発明は、電波を反射する反射鏡
と、上記反射鏡により反射された電波を受信する一次放
射器と、この一次放射器を所定の固定部に対して固定支
持する支持機構と、上記反射鏡を上記固定部に対して当
該反射鏡の回転対称軸に沿って近接/離隔可能に取り付
ける取付機構とを備え、上記取付機構は、上記固定部に
固定された第1取付部、上記反射鏡が取り付けられた第
2取付部、上記第2取付部に取り付けられ、先端部にフ
ランジ部を有する結合部、および、上記第1取付部の内
部に形成され、上記フランジ部を収容する2つのフラン
ジ受部、ならびに各フランジ受部を繋ぐ空間であって上
記フランジ受部よりも小径の連結部を有する結合受部を
有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0012】実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1に係るパラボラアンテナ
が用いられたFPUシステムの全体構成を示す概略図で
ある。このFPUシステムは、一対のFPU通信局1
a、1b(以下総称するときは「FPU通信局1」とい
う)を有し、一方のFPU通信局1から他方のFPU通
信局1に対して映像を送信するものである。FPU通信
局1はいずれも軽量で可搬性のものであり、任意の場所
に容易に移動できるようになっている。すなわち、FP
U通信局1は、電波送信方向および/または電波受信方
向が変更し得るものである。
【0013】FPU通信局1は、通信機本体2とパラボ
ラアンテナ3とを備えている。通信機本体2とパラボラ
アンテナ3とは所定の取付部4を介して相互に取り付け
られており、当該FPU通信局1を設置する際には、三
脚などの台座5に載せて設置する。通信機本体2は、パ
ラボラアンテナ3により受信された電波を処理したり、
入力された映像信号など処理してパラボラアンテナ3か
ら送信させたりする。
【0014】たとえば通信機本体2にはカメラ装置6が
接続可能になっており、当該カメラ装置6で撮像された
映像に対応する映像信号を通信機本体2に入力できるよ
うになっている。通信機本体2は、この映像信号を無線
通信用の信号に変換しパラボラアンテナ3から送信させ
る。また、通信機本体2にはモニタ7が接続可能になっ
ており、通信機本体2で再生された信号をモニタ7に表
示できるようになっている。たとえば、通信機本体2
は、パラボラアンテナ3で受信された電波の受信レベル
を演算し、当該受信レベルを数字やグラフにしてモニタ
7に表示させる。また、通信機本体2は、パラボラアン
テナ3で受信された電波中の映像信号を抽出し当該映像
信号をモニタ7に供給することにより、映像をモニタ7
にて表示させる。
【0015】図2は、パラボラアンテナ3の構成を示す
概略断面図である。パラボラアンテナ3は、到来してき
た電波を反射する反射鏡11、および、反射鏡11によ
り反射された電波を受信したり、空間に電波を発射する
一次放射器12を有している。パラボラアンテナ3は、
一次放射器12から発射された電波を反射鏡11にて反
射させることにより当該電波を通信相手に効率良く送信
する。また、パラボラアンテナ3は、通信相手から送信
されてきた電波を反射鏡11で反射させて一次放射器1
2で集めることにより、通信相手からの電波を効率良く
受信する。
【0016】反射鏡11は、正面視において円形で、そ
の断面の母線は放物線状をなしている。すなわち、当該
反射鏡11は反射面として放物面を有している。なお、
反射鏡11は、所望の電界強度分布を得るために、鏡面
修正を施したものであってもよいことはもちろんであ
る。反射鏡11は、反射面の中央部に対して垂直な方向
に沿って回転対称軸Oを有しており、当該回転対称軸O
上には上記反射鏡11の焦点Fが位置している。
【0017】上記回転対称軸O上には、当該回転対称軸
Oに沿って、長尺の支持機構13が配置されている。支
持機構13は、一次放射器12を反射鏡11に対して上
記回転対称軸Oに沿って近接/離隔可能に支持するもの
で、反射鏡11の中央部に形成された挿通穴14を通過
し、反射鏡11の中央部の裏側に設けられた通信機本体
2に固定されている。支持機構13の固定端の反対側の
端部には、一次放射器12が取り付けられている。
【0018】支持機構13は、第1支持部21および第
2支持部22の2つの独立した部材から構成されてい
る。第1支持部21は、円筒状の長尺のもので、回転対
称軸O上に回転対称軸Oに沿って固定配置されている。
すなわち、第1支持部21は、反射鏡11の挿通穴14
を通って通信機本体2に固定され、回転対称軸Oに沿っ
て配置されている。第2支持部22は、円筒状のもの
で、第1支持部21に対して回転対称軸Oに沿うように
結合されている。より具体的には、第1支持部21の径
は第2支持部22の径よりも大きく形成されており、第
2支持部22は第1支持部21の内部空間に差し込まれ
た状態で結合されている。第2支持部22の結合端22
aの反対側の端部22bには、一次放射器12が取り付
けられている。
【0019】第1支持部21および第2支持部22の結
合は、結合部30により実現されている。結合部30
は、第2支持部22を第1支持部21に対して回転対称
軸Oまわりに回転可能で、かつ当該回転に伴って回転対
称軸Oに沿って変位可能に結合するものである。より具
体的には、結合部30は、第1支持部21と第2支持部
22との結合面に設けられるもので、第1支持部21の
内周面に形成されたおねじ部(図示せず)、および第2
支持部22の外周面に形成され、上記おねじ部に螺合す
るめねじ部(図示せず)を有するものである。すなわ
ち、結合部30は、ねじ結合により第1支持部21と第
2支持部22とを結合する。
【0020】さらに、結合部30は、第2支持部22の
変位に伴って変位する一次放射器12が所定の初期捕捉
位置と反射鏡の焦点位置との間でのみ変位し、かつ、一
次放射器12が初期捕捉位置および焦点位置に位置して
いる状態において一次放射器12で上記直線偏波を受信
できるように、第2支持部22を第1支持部21に結合
させる。言い替えれば、結合部30は、一次放射器12
の可動範囲の両端において直線偏波が同じになるよう
に、第2支持部22と第1支持部21とを結合する。さ
らに言い替えれば、結合部30は、一次放射器12の可
動範囲の両端において、一次放射器12の向きが直線偏
波を受信できる向きになるように、第2支持部22と第
1支持部とを結合する。
【0021】ここに、上記所定の初期捕捉位置は、電波
を初期捕捉する際に一次放射器12を位置させる位置で
あって、回転対称軸O上の焦点位置と反射鏡11との間
に存在する位置である。また、一次放射器12の向きと
は、回転対称軸Oまわりの回転面内における向きであ
る。
【0022】上記構成において、第2支持部22を回転
対称軸Oを中心にして回転させると、この回転に伴って
第2支持部22は第1支持部21に対して回転対称軸O
に沿って変位する。これに伴って、第2支持部22に取
り付けられている一次放射器12は、第2支持部22の
動きに連動して変位する。このとき、一次放射器12
は、初期捕捉位置と焦点位置との間でのみ変位する。こ
れにより、一次放射器12をデフォーカスし、簡単な作
業で到来電波の初期捕捉を容易に実現することができ
る。
【0023】図3は、電波の初期捕捉作業について説明
する概念図である。なお、以下の説明では手動で初期捕
捉作業を行う場合を例にとっているが、自動的に行うよ
うにしてもよいことはもちろんである。電波を初期捕捉
する際には、まずは、一次放射器12をデフォーカスす
る。具体的には、作業者は、一次放射器12の位相中心
が初期捕捉位置Iに位置するように、第2支持部22を
回転対称軸Oまわりに限界まで回転させる。つまり、回
転させることができなくなるまで回転させる。その結
果、一次放射器12は、図3(a)に示すように、その位
相中心が初期捕捉位置Iに一致する位置で静止する。こ
の場合、当該パラボラアンテナ3の主ビームのビーム幅
B1は、図3(a)に示すように、相対的に広いものとな
る。
【0024】この状態においては、パラボラアンテナ3
は、相対的に広い範囲から到来する電波を微少レベルな
がらも受信することができる。また、第2支持部22を
限界まで回転させるだけで一次放射器12を直線偏波を
受信できる状態にすることができるので、この状態にお
いてパラボラアンテナ3は、通信相手先のFPU通信局
1から送信されている初期捕捉用の直線偏波を受信する
ことができる。この場合、到来する電波は、予め定めら
れた固有の周波数を有している。通信機本体2は、周波
数弁別処理などを行って上記初期捕捉用電波を受信し、
当該電波のレベルおよび到来方向情報をモニタ7に出力
する。作業者は、当該モニタ7に表示される受信レベル
を参照しながら反射鏡11をその電波到来方向に向け
る。
【0025】その後、作業者は、第2支持部22を上記
とは逆方向に沿って限界まで回転させる。その結果、一
次放射器12は、図3(b)に示すように、その位相中心
が焦点位置Fに一致する位置で静止する。この場合、当
該パラボラアンテナ3の主ビームのビーム幅B2は、図
3(b)に示すように、相対的に狭いものとなる。
【0026】この状態においては、パラボラアンテナ3
の向きは、通信相手先のFPU通信局1から送信されて
いる電波の到来方向に既に向いており、しかも第2支持
部22を限界まで回転させるだけで一次放射器12を直
線偏波を受信できる状態にできる。したがって、通信相
手先のFPU通信局1から送信される電波を高レベルで
受信できる。これにより、電波の初期捕捉が達成され
る。
【0027】図4は、支持機構13の構成を示す概略斜
視図である。第1支持部21は、図4(a)に示すよう
に、所定の第1径d1を有する円筒状のもので、その内
周面の所定箇所には、めねじ部31が形成されている。
めねじ部31は、長手方向に沿った長さ(以下「めねじ
長」という)r1を有している。一方、第2支持部22
は、図4(b)に示すように、所定の第2径d2を有する
円筒状のもので、その外周面の所定箇所には、おねじ部
32が形成されている。上記第2径d2は、第1径d1
よりも小さなものである。おねじ部32は、長手方向に
沿った長さ(以下「おねじ長」という)r2を有してい
る。
【0028】支持機構13は、図4(c)に示すように、
第1支持部21の内部空間内に第2支持部22が差し込
まれ、かつめねじ部31におねじ部32が螺合した状態
でねじ結合されて構成されている。したがって、第2支
持部22を回転対称軸Oまわりに回転させると、第2支
持部22は、第1支持部21に対して回転対称軸Oに沿
って変位することになる。ただし、その変位可能な範囲
は、おねじ長r2の長さにより制限される。
【0029】上記おねじ長r2は、送受信対象の偏波に
応じて設定される。上述のように、本実施の形態1で
は、各FPU通信局1間で送受信される電波は直線偏波
である。おねじ長r2は、初期捕捉位置Iおよび焦点位
置Fのいずれにおいても一次放射器12で直線偏波を受
信できる長さに設定されている。この場合、めねじ長r
1は、少なくともおねじ長r2以上の長さに設定され
る。
【0030】さらに詳述すれば、おねじ長r2は、第2
支持部22を第1支持部21に差し込む方向に最大限変
位させた場合に一次放射器12の位相中心が初期捕捉位
置Iに位置し、かつ第2支持部22を第1支持部21か
ら離隔する方向に最大限変位させた場合に一次放射器1
2の位相中心が焦点位置Fに位置する長さに設定されて
いる。
【0031】さらに、おねじ長r2は、上記一次放射器
12の位相中心の位置条件に加えて、一次放射器12の
位相中心が初期捕捉位置Iおよび焦点位置Fに位置して
いるときに一次放射器12において直線偏波を確実に受
信できる長さに設定されている。言い替えれば、おねじ
長r2は、上記一次放射器12の位相中心の位置条件に
加えて、一次放射器12の位相中心が初期捕捉位置Iお
よび焦点位置Fに位置しているときに、一次放射器12
の向きが直線偏波を確実に受信できる向きとなる長さに
設定されている。
【0032】この構成により、第2支持部22を回転対
称軸Oまわりに最大限回転させた場合に、一次放射器1
2は初期捕捉位置Iおよび焦点位置Fに位置するととも
に、いずれの位置においても直線偏波を確実に受信する
ことができる。したがって、初期捕捉時において一次放
射器12を初期捕捉位置Iおよび焦点位置Fに位置させ
る際に、直線偏波を受信できる方向を考慮することな
く、第2支持部12を最大限まで回転させるだけで済
む。そのため、初期捕捉作業を簡単に行える。
【0033】なお、この支持機構13は、電気信号の伝
送路をも兼ねている。より具体的には、第1支持部21
および第2支持部22はいずれも金属で構成されてお
り、その内部空間には内導体40が設けられてる。すな
わち、支持機構13は、内導体40と第1および第2支
持部21、22とで同軸線路を構成しており、この場合
第1および第2支持部21、22は外導体として機能す
る。つまり、一次放射器12で受信された電波に対応す
る電気信号および一次放射器12から放射すべき電波に
対応する電気信号は、この同軸線路を介して伝送され
る。
【0034】内導体40は、固定された第1内導体4
1、およびこの第1内導体41内に挿入され、第2支持
部22の回転対称軸Oに沿った変位と連動して回転対称
軸Oに沿って変位する第2内導体42から構成されてい
る。すなわち、第2内導体42は、第2支持部22に対
して固定的に取り付けられている。第1内導体41と第
2内導体42との結合は、第1支持部21と第2支持部
22との結合部のようにねじ結合されているのでなく、
単に第2内導体42を第1内導体41内に挿入している
だけである。
【0035】以上のようにこの実施の形態1によれば、
第1支持部21および第2支持部22の2つの独立した
部材と結合部30とから一次放射器12を支持する支持
機構13を構成し、かつ、第2支持部22を第1支持部
21に対して回転対称軸Oまわりに回転可能で、かつこ
の回転に伴って回転対称軸Oに沿って変位可能に結合し
ている。したがって、第2支持部22を回転させるだけ
で一次放射器12の位置を変位できるから、電波の初期
捕捉を容易に行える。
【0036】しかも、第1支持部21と第2支持部22
とを結合する結合部30を、第1支持部21の内周面に
形成されためねじ部31、および第2支持部22の外周
面に形成され、上記めねじ部31と螺合するおねじ部3
2から構成している。したがって、従来技術のようにね
じが周囲環境に直接晒されることがない。そのため、雨
などによる劣化の度合いを軽減することができる。
【0037】そのうえ、第2支持部22の変位に伴って
変位する一次放射器12は、初期捕捉位置Iと焦点位置
Fとの間でのみ変位するから、作業者は、第2支持部2
2を止まるまで最大限回転させるだけで、一次放射器1
2を初期捕捉位置Iおよび焦点位置Fに位置させること
ができる。しかも、一次放射器12が初期捕捉位置Iお
よび焦点位置Fに位置している状態において一次放射器
12で直線偏波を受信できるように第2支持部22を第
1支持部21に結合しているから、作業者は、第2支持
部22を止まるまで回転させるだけで、直線偏波を確実
に一次放射器12で受信させることができる。
【0038】そのため、従来技術と比べて、初期捕捉作
業を簡単に行える。すなわち、従来の技術の項において
引用した公開公報には、一次放射器を反射鏡に対して近
接/離隔可能にする構成が開示されているだけである。
したがって、たとえば直線偏波を受信する場合に一次放
射器の位置を初期捕捉位置または焦点位置に位置させる
とき、一次放射器を初期捕捉位置または焦点位置に位置
させた後、直線偏波を受信できるように微調整する必要
が生じ、初期捕捉作業が非常に煩雑となる。一方、本実
施の形態1によれば、第2支持部22を止まるまで回転
させるだけで一次放射器12を初期捕捉位置Iおよび焦
点位置Fに位置させ、かつ直線偏波を受信できる状態と
することができるので、初期捕捉作業が非常に簡単にな
る。
【0039】実施の形態2 図5は、本発明の実施の形態2に係るパラボラアンテナ
の構成を示す概略断面図である。図5において、図2と
同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0040】上記実施の形態1では、一次放射器12を
反射鏡11に対して相対的に変位させることにより一次
放射器12のデフォーカスを実現している。これに対し
て、本実施の形態2では、反射鏡11を一次放射器12
に対して相対的に変位させることにより、一次放射器1
2のデフォーカスを実現する。
【0041】本実施の形態2に係る支持機構50は、1
本の円柱状の支持棒51を有する。支持棒51は、一端
において固定部である通信機本体2に固定支持され、か
つ一次放射器12が取り付けられたものである。支持棒
51は、反射鏡11に形成された挿通孔14を介して通
信機本体2にまで延設されている。
【0042】反射鏡11を通信機本体2に取り付ける取
付部60は、第1取付部61および第2取付部62の2
つの独立した部材からなる。第1取付部61は、通信機
本体2に固定された立方体状のものである。第2取付部
62は、反射鏡11が取り付けられ、円柱状をなしてい
る。第1取付部61と第2取付部62とは、第2取付部
62に取り付けられた結合部63が第1取付部61の内
部に形成された結合受部(図示せず)に収容することに
より、結合されている。
【0043】図6は、取付部60を第1取付部61と第
2取付部62とに分解した状態を示す概念図である。第
1取付部61は、円柱状のもので、その内部には結合受
部64が形成されている。結合受部64は、第1取付部
61の内部に形成され、結合部63を収容するための空
間である。
【0044】第2取付部62は、反射鏡11に取り付け
られ、かつ、その反射鏡11の取付側と反対側には、結
合部63が取り付けられている。結合部63は、第2取
付部62に回転対称軸Oに沿うように直接取り付けら
れ、円柱状をなし、相対的に小径の基部71と、当該基
部71の先端に取り付けられ、上記基部71の径よりも
大きな径を有するドーナツ状のフランジ部72とを有す
る。フランジ部72は、変形可能な材料から構成されて
いる。
【0045】一方、第1取付部61の内部に形成された
結合受部64は、結合部63の基部71を挿入するため
の基部71と同じ径を有する開口部81、フランジ部7
2を収容する2つのフランジ受部82、83と、この2
つのフランジ受部82、83を繋ぐ空間であってフラン
ジ受部82、83よりも小径の連結部84とを有する。
【0046】より具体的には、2つのフランジ受部8
2、83は、回転対称軸Oに垂直な面内においてフラン
ジ部72の径と同じ径を有する空間である。反射鏡11
側のフランジ受部(以下「第1フランジ受部」という)
82は、回転対称軸Oに沿って長く形成され、円柱状の
空間となっている。一方、通信機本体2側のフランジ受
部(以下「第2フランジ受部」という)83は、フラン
ジ部72と同じ形状の円盤状の空間となっている。第1
フランジ受部82を回転対称軸Oに沿って長く形成して
いるのは、径の小さな空間を変形しながらフランジ部7
2が移動するのを防ぎ、もってフランジ部72を保護す
るためである。
【0047】この構成において、結合部63は、フラン
ジ部72が第1フランジ部82の係止端85に係止する
状態で、結合受部64に収容される。このとき、後述す
るように、一次放射器12は初期捕捉位置Iに位置して
いる。この状態においてフランジ部72が第1フランジ
受部82内を移動しないのは、主として、反射鏡11の
自重による。この状態から反射鏡11を通信機本体2に
近づけさせると、フランジ部72は第1フランジ受部8
2内を移動し、変形した状態で連結部84を通過し、最
終的に、第2フランジ受部83に収容される。このと
き、一次放射器12は、焦点位置Fに位置している。
【0048】このように、第1フランジ受部82の係止
端85と第2フランジ受部83との間の回転対称軸Oに
沿った長さkは、初期捕捉位置Iと焦点位置Fとの間の
長さに相当する。したがって、反射鏡11を第1フラン
ジ受部82と第2フランジ受部83との間で移動させる
だけで、一次放射器12を初期捕捉位置Iおよび焦点位
置Fに位置させることができる。しかも、上記係止端8
5と第2フランジ受部83との間の長さkは、反射鏡1
1の可動範囲の両端において、一次放射器12で直線偏
波を受信できる長さに設定されている。そのため、初期
捕捉作業を容易に行える。
【0049】なお、上述したように、一次放射器12を
支持する支持棒51は、反射鏡11の挿通孔14を介し
て通信機本体2に固定されている。そのため、上記第1
取付部61には、上記支持棒51を収容するための第2
フランジ受部83に連続する第1収容孔91が形成され
ている。また、第2取付部62および結合部63には、
その支持棒51を収容するための収容孔92が形成され
ている。収容孔91、92は、回転対称軸Oに沿って形
成されており、その径は支持棒51と同径である。
【0050】図7は、本実施の形態2に係る電波の初期
捕捉作業を説明するための概念図である。なお、以下の
説明では手動で初期捕捉作業を行う場合を例にとってい
るが、自動的に行うようにしてもよいことはもちろんで
ある。電波を初期捕捉する際、作業者は、図7(a)に示
すように、反射鏡11を通信機本体2から離隔する方向
に沿って止まるまで変位させる。このとき、結合部63
のフランジ部72は、第1フランジ受部82の係止端8
5で係止する。その結果、一次放射器12の位相中心
は、その状態における反射鏡11の焦点、すなわち初期
捕捉位置Iに位置することになる。この場合、当該パラ
ボラアンテナ3の主ビームのビーム幅B1は、図7(a)
に示すように、相対的に広いものとなる。
【0051】この状態においては、パラボラアンテナ3
は、相対的に広い範囲から到来する電波を微少レベルな
がらも受信することができ、かつ、通信相手先のFPU
通信局1から送信されている初期捕捉用の直線偏波を受
信できる。当該直線偏波の受信レベルを参照し、作業者
は、電波到来方向に反射鏡11を向ける。
【0052】その後、作業者は、図7(b)に示すよう
に、反射鏡11を通信機本体2側に近づく方向に沿って
変位させる。このとき、結合部63のフランジ部72
は、第2フランジ受部83に収容される。その結果、一
次放射器12の位相中心は、その状態における反射鏡1
1の焦点、すなわち焦点位置Fに位置することになる。
この場合、当該パラボラアンテナ3の主ビームのビーム
幅B2は、図7(b)に示すように、相対的に狭いものと
なる。
【0053】この状態においては、パラボラアンテナ3
の向きは、通信相手先のFPU通信局1から送信されて
いる電波の到来方向に既に向いており、しかも一次放射
器12を直線偏波を受信できる状態にできる。したがっ
て、通信相手先のFPU通信局1から送信される電波を
高レベルで受信できる。これにより、電波の初期捕捉が
達成される。
【0054】以上のように本実施の形態2によれば、結
合部63を結合受部64に収容することにより反射鏡1
1を一次放射器12に対して回転対称軸Oに沿って変位
できるように構成されている。したがって、反射鏡11
を変位させるだけで一次放射器12の位置を変位できる
から、電波の初期捕捉を容易に行える。
【0055】しかも、フランジ部72を2つのフランジ
受部82、83のいずれかに収容する構成であるから、
従来技術のようにねじが周囲環境に直接晒されることが
ない。そのため、雨などによる劣化の度合いを軽減する
ことができる。
【0056】そのうえ、一次放射器12の可動範囲の両
端は初期捕捉位置Iおよび焦点位置Fであるから、作業
者は、反射鏡11を止まるまで回転対称軸Oに沿って変
位させるだけで、一次放射器12を初期捕捉位置Iおよ
び焦点位置Fに位置させることができる。しかも、一次
放射器12が初期捕捉位置Iおよび焦点位置Fに位置し
ている状態において一次放射器12で直線偏波を受信で
きるように、第1および第2フランジ受部82、83は
互いに離隔されているから、作業者は、反射鏡11を止
まるまで変位させるだけで、直線偏波を確実に一次放射
器12で受信させることができる。そのため、従来技術
と比べて、初期捕捉作業を簡単に行える。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1支持
部および第2支持部の2つの部材と結合部とから一次放
射器を支持する支持機構を構成し、かつ、第2支持部を
第1支持部に対して回転対称軸まわりに回転可能で、か
つこの回転に伴って回転対称軸に沿って変位可能に結合
している。したがって、第2支持部を回転させるだけで
一次放射器の位置を変位できるから、電波の初期捕捉を
容易に行える。
【0058】また、結合部を結合受部に収容することに
より反射鏡を一次放射器に対して回転対称軸に沿って変
位できるように構成されている。したがって、反射鏡を
変位させるだけで一次放射器の位置を変位できるから、
電波の初期捕捉を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るパラボラアンテ
ナが用いられたFPUシステムの全体構成を示す概念図
である。
【図2】 パラボラアンテナの構成を示す概略断面図で
ある。
【図3】 電波の初期捕捉作業について説明する概念図
である。
【図4】 支持機構の構成を示す概略斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係るパラボラアンテ
ナの構成を示す概略断面図である。
【図6】 取付部を第1取付部と第2取付部とに分離し
た状態を示す概略図である。
【図7】 電波の初期捕捉作業について説明するための
概念図である。
【符号の説明】
2 通信機本体、3 パラボラアンテナ、11 反射
鏡、12 一次放射器、13 支持機構、21 第1支
持部、22 第2支持部、30 結合部、31めねじ
部、32 おねじ部、O 回転対称軸、I 初期捕捉位
置、F 焦点位置、r1 おねじ長、r2 めねじ長、
51 支持棒、60 取付部、61 第1取付部、62
第2取付部、63 結合部、64 結合受部、72
フランジ部、82 第1フランジ受部、83 第2フラ
ンジ受部、84 連結部。
フロントページの続き (72)発明者 福井 貴人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA09 BC02 BC05 CA02 DA04 5J021 AA01 BA01 DA03 GA04 HA05 JA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を反射する反射鏡と、 上記反射鏡により反射された電波を受信する一次放射器
    と、 この一次放射器を上記反射鏡に対して上記反射鏡の回転
    対称軸に沿って近接/離隔可能に支持する支持機構とを
    備え、 上記支持機構は、上記反射鏡の回転対称軸上に当該回転
    対称軸に沿って固定配置された第1支持部、上記一次放
    射器が取り付けられた第2支持部、および、上記第2支
    持部を上記第1支持部に対して上記回転対称軸まわりに
    回転可能で、かつ当該回転に伴って上記回転対称軸に沿
    って変位可能に結合する結合部を有するものであるパラ
    ボラアンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、電波は直線偏波であ
    り、 上記結合部は、上記第2支持部の変位に伴って変位する
    一次放射器が所定の初期捕捉位置と上記反射鏡の焦点位
    置との間でのみ変位し、かつ、上記一次放射器が上記初
    期捕捉位置および焦点位置に位置している状態において
    上記一次放射器で上記直線偏波を受信できるように、上
    記第2支持部を上記第1支持部に結合するものであるパ
    ラボラアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、初期捕捉位置は、到
    来電波を初期捕捉する際に一次放射器を位置させる上記
    回転対称軸上の上記焦点位置と上記反射鏡との間の位置
    であるパラボラアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    上記第1支持部および第2支持部はいずれも円筒状のも
    のであり、 上記第1支持部の径は第2支持部の径よりも大きく形成
    されており、 上記結合部は、上記第1支持部の内周面に形成されため
    ねじ部、および、上記第2支持部の外周面に形成され、
    上記めねじ部に螺合するおねじ部を有するものであるパ
    ラボラアンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、電波は直線偏波であ
    り、 上記めねじ部および/またはおねじ部は、上記第2支持
    部の変位に伴って変位する一次放射器が所定の初期捕捉
    位置と上記反射鏡の焦点位置との間でのみ変位し、か
    つ、上記一次放射器が上記初期捕捉位置および焦点位置
    に位置している状態において上記一次放射器で上記直線
    偏波を受信する長さに設定されているパラボラアンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】 電波を反射する反射鏡と、 上記反射鏡により反射された電波を受信する一次放射器
    と、 この一次放射器を所定の固定部に対して固定支持する支
    持機構と、 上記反射鏡を上記固定部に対して当該反射鏡の回転対称
    軸に沿って近接/離隔可能に取り付ける取付部とを備
    え、 上記取付機構は、上記固定部に固定された第1取付部、
    上記反射鏡が取り付けられた第2取付部、上記第2取付
    部に取り付けられ、先端部にフランジ部を有する結合
    部、および、上記第1取付部の内部に形成され、上記フ
    ランジ部を収容する2つのフランジ受部、ならびに各フ
    ランジ受部を繋ぐ空間であって上記フランジ受部よりも
    小径の連結部を有する結合受部を有するものであるパラ
    ボラアンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、電波は直線偏波であ
    り、 上記2つのフランジ受部は、一次放射器が所定の初期捕
    捉位置と上記反射鏡の焦点位置との間でのみ変位し、か
    つ、上記一次放射器が上記初期捕捉位置および焦点位置
    に位置している状態において上記一次放射器で上記直線
    偏波を受信できるように、互いに離隔した位置に形成さ
    れているパラボラアンテナ。
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