JP2015185988A - アンテナ装置 - Google Patents

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Yuki Takaya
侑希 高谷
道生 瀧川
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道生 瀧川
良夫 稲沢
Yoshio Inasawa
良夫 稲沢
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Abstract

【課題】電波の遮蔽領域を減少することが可能な支持構造を金属加工だけで構成することができるアンテナ装置を得ることを目的とする。【解決手段】支持構造4には、主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波を透過させる複数の穴42が配列されているように構成する。これにより、電波の遮蔽領域を減少することが可能な支持構造4を金属加工だけで構成することができるようになる。【選択図】図1

Description

この発明は、電波を放射又は受信するアンテナ装置に関するものである。
従来の反射鏡アンテナでは、給電系統もしくは副反射鏡を支持する支持構造が、電波を遮蔽する位置に存在するため、アンテナの放射特性を劣化させてしまう問題があった。
そこで、電波を遮蔽する領域を減らすために支持構造のサイズを小さくする方策が考えられるが、支持構造のサイズを小さくすると、放射特性が改善しても、重量や環境試験による機械的な制約条件によってサイズの小型化が困難な場合がある。
以下の特許文献1には、機械的な制約条件を満足した上で、電波を遮蔽する領域を減少するために、反射鏡の支持構造を誘電体で構成しているアンテナ装置が開示されている。
また、以下の非特許文献1には、誘電体と金属で、1層もしくは2層の多層構造とすることで、放射特性の劣化を改善しているアンテナ装置が開示されている。
特開平9-181524号公報(段落番号[0006])
M.Riel,Y.Brand,Y.Demers,and P.D.Maagt,‘Performance Improvements of Center−Fed Reflector Antennas Using Low Scattering Struts’,IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNAS AND PROPAGATION,VOL.60,NO.3,MARCH 2012.
従来のアンテナ装置は以上のように構成されているので、反射鏡の支持構造を誘電体で構成すれば、電波の遮蔽領域を減少して、放射特性の劣化を抑制することができる。しかし、反射鏡の支持構造を誘電体で構成する場合、支持構造を金属加工で構成する場合と比べて加工が難しいため、製造に多くの時間を要し、コスト高などを招いてしまう課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、電波の遮蔽領域を減少することが可能な支持構造を金属加工だけで構成することができるアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るアンテナ装置は、電波を放射する一次放射器と、一次放射器から放射された電波を反射する副反射鏡と、副反射鏡により反射された電波を反射する主反射鏡と、一端が主反射鏡に固定された状態で、副反射鏡を他端で支持する支持構造とを備え、支持構造には、主反射鏡又は副反射鏡により反射された電波を透過させる複数の穴が配列されているようにしたものである。
この発明によれば、支持構造には、主反射鏡又は副反射鏡により反射された電波を透過させる複数の穴が配列されているように構成したので、電波の遮蔽領域を減少することが可能な支持構造を金属加工だけで構成することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の支持構造を示す平面図である。 支持構造における穴の有無による透過振幅特性及び透過位相特性の違いを示すグラフ図である。 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置の支持構造を示す平面図である。 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態6によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態7によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態8によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態9によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態9によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態10によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態11によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態12によるアンテナ装置を示す断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図2はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す断面図である。
また、図3はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置の支持構造を示す平面図である。
図1から図3において、一次放射器1は主反射鏡3の中心付近に設置されており、電波を副反射鏡2に向けて放射する電波源である。一次放射器1は、例えば、ホーンアンテナなどから構成される。
副反射鏡2は一次放射器1から放射された電波を主反射鏡3に向けて反射するお椀型のミラーである。
主反射鏡3は副反射鏡2により反射された電波を図中上側に向けて反射するお椀型のミラーである。
支持構造4は導体板41で構成されており、その導体板41の一端が主反射鏡3の外縁に固定された状態で、その導体板41の他端で副反射鏡2を支持している。
この支持構造4には、図3に示すように、主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波を透過させる複数の穴42が周期的に配列されている。主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波が複数の穴42に入射することで支持構造4が共振し、その結果、電波が透過するような振る舞いになる。
図3の例では、複数の穴42の形状が長方形であり、その長方形の一辺の長さが透過させる電波の波長の2分の1である。
図3中、43は支持構造4のx’z’側面、44は支持構造4のy’z’側面を示している。
図3では、支持構造4に施されている穴42の形状が長方形である例を示しているが、長方形以外の多角形であってもよい。
次に動作について説明する。
図1のアンテナ装置は、センターフィード形式の反射鏡アンテナであり、一次放射器1、副反射鏡2、主反射鏡3及び支持構造4から構成されている。
一次放射器1から放射された電波は副反射鏡2によって放射され、副反射鏡2によって放射された電波は、主反射鏡3によって放射されることで、図中、上方向に放射される。
ここで、副反射鏡2は支持構造4によって所定の位置で保持されているが、支持構造4は、副反射鏡2により反射される球面波の電波(幾何光学的な光線)、あるいは、主反射鏡3により反射される平面波の電波(幾何光学的な光線)が遮蔽される位置に存在している。
このため、支持構造4が単なる導体板で構成されていれば、支持構造4が電波を遮蔽してしまって、アンテナの放射特性の劣化を招くことになる。
しかし、この実施の形態1では、支持構造4が単なる導体板41で構成されているのではなく、支持構造4には、副反射鏡2により反射される球面波の電波や、主反射鏡3により反射される平面波の電波を透過させる複数の穴42が周期的に配列されている。
即ち、支持構造4には、副反射鏡2により反射される球面波の電波や、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、共振を起こすように複数の穴42が周期的に配列されており、支持構造4が共振することで、これらの電波が複数の穴42を透過する。
支持構造4に施される穴42の寸法は、透過させる電波の周波数で共振する長さとすればよいが、例えば、図3のように、穴42の形状が長方形である場合、その長方形の一辺の長さは、透過させる電波の波長の2分の1程度であれば、支持構造4が共振して、透過特性が向上する。
ここで、支持構造4の共振に伴って透過特性が向上することを確認するために、電磁界シミュレーションによる数値計算を実施している。
図4は支持構造4における穴42の有無による透過振幅特性及び透過位相特性の違いを示すグラフ図である。
図4の各グラフに描画されている数値は、支持構造が存在しない場合を0として規格化している。
放射特性の劣化を招かないようにするには、透過振幅特性は0dBで、透過位相特性は0degであることが理想状態である。
即ち、理想状態は、支持構造4が存在しない状態であるため、振幅特性は0dBで、位相特性は0degであるフラットな特性となり、フラットな特性であれば、電波に影響を与えていないことを意味する。
支持構造4に穴42が配列されておらず、支持構造4が単なる導体板(金属板)である場合、図4(a)に示すように、振幅は3dBだけ劣化し、位相は−10deg以上の遅れを生じる。
これに対して、支持構造4に穴42が配列されている場合、図4(b)に示すように、振幅の劣化や、位相の遅れなどが抑えられており、透過特性が改善している。
透過特性の改善は、アンテナ装置の放射特性の改善と等価であるため、放射特性が改善していると言える。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、支持構造4には、主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波を透過させる複数の穴42が配列されているように構成したので、電波の遮蔽領域を減少することが可能な支持構造4を金属加工だけで構成することができる効果を奏する。
この実施の形態1では、図1のアンテナ装置が送信アンテナとして用いられる例を示したが、図1のアンテナ装置が受信アンテナとして用いられるものであってもよい。
図1のアンテナ装置が受信アンテナとして用いられる場合、一次放射器1の代わりに、電波を受信する受信器(例えば、ホーンアンテナ)を実装する。この場合、主反射鏡3は到来してきた電波を副反射鏡2に向けて反射し、副反射鏡2は主反射鏡3により反射された電波を受信器に向けて反射する。そして、受信器は副反射鏡2により反射された電波を受信する。
なお、支持構造4の構造は、送信アンテナとして用いられる場合と同様であり、支持構造4に施されている穴42が到来してきた電波を透過させる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す断面図であり、図6はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置の支持構造を示す平面図である。図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
支持構造5は導体板51で構成されており、その導体板51の一端が主反射鏡3の外縁に固定された状態で、その導体板51の他端で副反射鏡2を支持している。
この支持構造5には、図6に示すように、主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波を透過させる複数の穴52が周期的に配列されている。主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波が複数の穴52に入射することで支持構造5が共振し、その結果、電波が透過するような振る舞いになる。
図6の例では、複数の穴52の形状が円形である。図6中、53は支持構造5のx’z’側面、54は支持構造5のy’z’側面を示している。
上記実施の形態1では、支持構造4に施されている穴42の形状が長方形(多角形)であったが、この実施の形態2では、支持構造5に施されている穴52の形状が円形である点だけが相違しており、その他の点では同一である。
支持構造5に施されている穴52の形状が円形であっても、上記実施の形態1と同様に、穴52の寸法を透過させる電波の周波数で共振する長さとすれば、副反射鏡2により反射される球面波の電波や、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、支持構造5が共振を起こすことで、これらの電波が複数の穴52を透過する。
よって、この実施の形態2の場合も、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
この実施の形態2では、図5のアンテナ装置が送信アンテナとして用いられる例を示したが、図5のアンテナ装置が受信アンテナとして用いられるものであってもよい。
図5のアンテナ装置が受信アンテナとして用いられる場合、一次放射器1の代わりに、電波を受信する受信器(例えば、ホーンアンテナ)を実装する。この場合、主反射鏡3は到来してきた電波を副反射鏡2に向けて反射し、副反射鏡2は主反射鏡3により反射された電波を受信器に向けて反射する。そして、受信器は副反射鏡2により反射された電波を受信する。
なお、支持構造5の構造は、送信アンテナとして用いられる場合と同様であり、支持構造5に施されている穴52が到来してきた電波を透過させる。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
一次放射器6は主反射鏡3の中心付近に設置されており、電波を副反射鏡2に向けて放射する電波源である。一次放射器6は、例えば、複数のホーンアンテナが配列されることで構成されている。
上記実施の形態1における図1のアンテナ装置と比べて、一次放射器6の構成が一次放射器1の構成と相違している点以外は同一である。
したがって、支持構造4には、上記実施の形態1と同様に、副反射鏡2により反射される球面波の電波や、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、共振を起こすように複数の穴42(長方形の穴)が周期的に配列されており、支持構造4が共振することで、これらの電波が複数の穴42を透過する。なお、複数の穴42の形状は、上記実施の形態1と同様に、長方形以外の多角形であってもよい。
図7のアンテナ装置についても、一次放射器6の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図5及び図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
上記実施の形態2における図5のアンテナ装置と比べて、一次放射器6の構成が一次放射器1の構成と相違している点以外は同一である。
したがって、支持構造5には、上記実施の形態2と同様に、副反射鏡2により反射される球面波の電波や、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、共振を起こすように複数の穴52(円形の穴)が周期的に配列されており、支持構造5が共振することで、これらの電波が複数の穴52を透過する。
図8のアンテナ装置についても、一次放射器6の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
支持構造7は、図1の支持構造4と同様に、導体板41で構成されている(図3と同じ構成)。ただし、支持構造7における導体板41の一端は、主反射鏡3の外縁ではなく、一次放射器1又は一次放射器1を支持している周辺の構造物に固定されており、その導体板41の他端で副反射鏡2を支持している。
この支持構造7には、図1の支持構造4と同様に、主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波を透過させる複数の穴42(長方形の穴)が周期的に配列されている。主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波が複数の穴42に入射することで支持構造7が共振し、その結果、電波が透過するような振る舞いになる。
なお、複数の穴42の形状は、上記実施の形態1と同様に、長方形以外の多角形であってもよい。
図9のアンテナ装置についても、一次放射器1の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
支持構造8は、図5の支持構造5と同様に、導体板51で構成されている(図6と同じ構成)。ただし、支持構造8における導体板51の一端は、主反射鏡3の外縁ではなく、一次放射器1又は一次放射器1を支持している周辺の構造物に固定されており、その導体板51の他端で副反射鏡2を支持している。
この支持構造8には、図5の支持構造5と同様に、主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波を透過させる複数の穴52(円形の穴)が周期的に配列されている。主反射鏡3又は副反射鏡2により反射された電波が複数の穴52に入射することで支持構造8が共振し、その結果、電波が透過するような振る舞いになる。
図10のアンテナ装置についても、一次放射器1の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態7.
図11はこの発明の実施の形態7によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図7及び図9と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
上記実施の形態5における図9のアンテナ装置と比べて、一次放射器6の構成が一次放射器1の構成と相違している点以外は同一である。
したがって、支持構造7には、上記実施の形態5と同様に、副反射鏡2により反射される球面波の電波や、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、共振を起こすように複数の穴42(長方形の穴)が周期的に配列されており、支持構造7が共振することで、これらの電波が複数の穴42を透過する。なお、複数の穴42の形状は、上記実施の形態5と同様に、長方形以外の多角形であってもよい。
図11のアンテナ装置についても、一次放射器6の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態8.
図12はこの発明の実施の形態8によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図8及び図10と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
上記実施の形態6における図10のアンテナ装置と比べて、一次放射器6の構成が一次放射器1の構成と相違している点以外は同一である。
したがって、支持構造8には、上記実施の形態6と同様に、副反射鏡2により反射される球面波の電波や、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、共振を起こすように複数の穴52(円形の穴)が周期的に配列されており、支持構造8が共振することで、これらの電波が複数の穴52を透過する。
図12のアンテナ装置についても、一次放射器6の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態9.
図13はこの発明の実施の形態9によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図14はこの発明の実施の形態9によるアンテナ装置を示す断面図である。図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
一次放射器9は電波を主反射鏡3に向けて放射する電波源である。一次放射器9は、例えば、ホーンアンテナなどから構成される。
支持構造10は、図1の支持構造4と同様に、導体板41で構成されており(図3と同じ構成)、その導体板41の一端が主反射鏡3の外縁に固定されている。ただし、支持構造10における導体板41の他端は、副反射鏡2ではなく、一次放射器9を支持している。
この支持構造10には、図1の支持構造4と同様に、主反射鏡3により反射された電波を透過させる複数の穴42(長方形の穴)が周期的に配列されている。主反射鏡3により反射された電波が複数の穴42に入射することで支持構造10が共振し、その結果、電波が透過するような振る舞いになる。なお、複数の穴42の形状は、上記実施の形態1と同様に、長方形以外の多角形であってもよい。
図13のアンテナ装置についても、一次放射器9の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態10.
図15はこの発明の実施の形態10によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図において、図13と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
支持構造11は、図5の支持構造5と同様に、導体板51で構成されており(図6と同じ構成)、その導体板51の一端が主反射鏡3の外縁に固定されている。ただし、支持構造11における導体板51の他端は、副反射鏡2ではなく、一次放射器9を支持している。
この支持構造11には、図5の支持構造5と同様に、主反射鏡3により反射された電波を透過させる複数の穴52(円形の穴)が周期的に配列されている。主反射鏡3により反射された電波が複数の穴52に入射することで支持構造11が共振し、その結果、電波が透過するような振る舞いになる。
図15のアンテナ装置についても、一次放射器9の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態11.
図16はこの発明の実施の形態11によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図14と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
一次放射器12は電波を主反射鏡3に向けて放射する電波源である。一次放射器12は、例えば、複数のホーンアンテナが配列されることで構成されている。
上記実施の形態9における図14のアンテナ装置と比べて、一次放射器12の構成が一次放射器9の構成と相違している点以外は同一である。
したがって、支持構造10には、上記実施の形態9と同様に、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、共振を起こすように複数の穴42(長方形の穴)が周期的に配列されており、支持構造10が共振することで、これらの電波が複数の穴42を透過する。なお、複数の穴42の形状は、上記実施の形態9と同様に、長方形以外の多角形であってもよい。
図16のアンテナ装置についても、一次放射器12の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態12.
図17はこの発明の実施の形態12によるアンテナ装置を示す断面図であり、図において、図15及び図16と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
上記実施の形態10における図15のアンテナ装置と比べて、一次放射器12の構成が一次放射器9の構成と相違している点以外は同一である。
したがって、支持構造11には、上記実施の形態10と同様に、主反射鏡3により反射される平面波の電波が入射されると、共振を起こすように複数の穴52(円形の穴)が周期的に配列されており、支持構造11が共振することで、これらの電波が複数の穴52を透過する。
図17のアンテナ装置についても、一次放射器12の代わりに、受信器を実装すれば、受信アンテナとして用いることができる。
実施の形態13.
上記実施の形態1〜8では、副反射鏡2がお椀型のミラーである例を示したが、お椀型のミラーに限るものではなく、例えば、複数の反射素子が配列されているリフレクトアレーで構成されていてもよい。
また、副反射鏡2の形状は、2つの面から見た形状(zx面から見た形状、yz面から見た形状)が異なるダブリーカーブ形状であってもよい。
上記実施の形態1〜12では、主反射鏡3がお椀型のミラーである例を示したが、お椀型のミラーに限るものではなく、例えば、複数の反射素子が配列されているリフレクトアレーで構成されていてもよい。
また、主反射鏡3の形状は、2つの面から見た形状(zx面から見た形状、yz面から見た形状)が異なるダブリーカーブ形状であってもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 一次放射器、2 副反射鏡、3 主反射鏡、4 支持構造、5 支持構造、6 一次放射器、7 支持構造、8 支持構造、9 一次放射器、10 支持構造、11 支持構造、12 一次放射器、41 導体板、42 穴、43 支持構造のx’z’側面、44 支持構造のy’z’側面、51 導体板、52 穴、53 支持構造のx’z’側面、54 支持構造のy’z’側面。

Claims (14)

  1. 電波を放射する一次放射器と、
    前記一次放射器から放射された電波を反射する副反射鏡と、
    前記副反射鏡により反射された電波を反射する主反射鏡と、
    一端が前記主反射鏡に固定された状態で、前記副反射鏡を他端で支持する支持構造とを備えたアンテナ装置において、
    前記支持構造には、前記主反射鏡又は前記副反射鏡により反射された電波を透過させる複数の穴が配列されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 到来してきた電波を反射する主反射鏡と、
    前記主反射鏡により反射された電波を反射する副反射鏡と、
    前記副反射鏡により反射された電波を受信する受信器と、
    一端が前記主反射鏡に固定された状態で、前記副反射鏡を他端で支持する支持構造とを備えたアンテナ装置において、
    前記支持構造には、前記到来してきた電波を透過させる複数の穴が配列されていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 電波を放射する一次放射器と、
    前記一次放射器から放射された電波を反射する副反射鏡と、
    前記副反射鏡により反射された電波を反射する主反射鏡と、
    一端が前記一次放射器又は前記一次放射器を支持している構造物に固定された状態で、前記副反射鏡を他端で支持する支持構造とを備えたアンテナ装置において、
    前記支持構造には、前記主反射鏡又は前記副反射鏡により反射された電波を透過させる複数の穴が配列されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 到来してきた電波を反射する主反射鏡と、
    前記主反射鏡により反射された電波を反射する副反射鏡と、
    前記副反射鏡により反射された電波を受信する受信器と、
    一端が前記受信器又は前記受信器を支持している構造物に固定された状態で、前記副反射鏡を他端で支持する支持構造とを備えたアンテナ装置において、
    前記支持構造には、前記到来してきた電波又は前記主反射鏡により反射された電波を透過させる複数の穴が配列されていることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 電波を放射する一次放射器と、
    前記一次放射器から放射された電波を反射する主反射鏡と、
    一端が前記主反射鏡に固定された状態で、前記一次放射器を他端で支持する支持構造とを備えたアンテナ装置において、
    前記支持構造には、前記主反射鏡により反射された電波を透過させる複数の穴が配列されていることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 到来してきた電波を反射する主反射鏡と、
    前記主反射鏡により反射された電波を受信する受信器と、
    一端が前記主反射鏡に固定された状態で、前記受信器を他端で支持する支持構造とを備えたアンテナ装置において、
    前記支持構造には、前記到来してきた電波を透過させる複数の穴が配列されていることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 前記複数の穴の形状が多角形であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  8. 前記複数の穴の形状が円形であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  9. 前記複数の穴の形状が長方形であり、前記長方形の一辺の長さが透過させる電波の波長の2分の1であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  10. 前記副反射鏡は、複数の反射素子が配列されているリフレクトアレーで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  11. 前記主反射鏡は、複数の反射素子が配列されているリフレクトアレーで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  12. 前記主反射鏡及び前記副反射鏡は、複数の反射素子が配列されているリフレクトアレーで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  13. 前記副反射鏡は、2つの面から見た形状が異なるダブリーカーブ形状であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  14. 前記主反射鏡は、2つの面から見た形状が異なるダブリーカーブ形状であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
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