JP5812977B2 - シャント部位保護具 - Google Patents

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Description

本発明は人工透析の分野に関するものである。
人工透析患者の透析のために、予め動脈と静脈をバイパスさせるためのシャントという手術を施す。このシャント部位への圧迫や衝撃を与えるとシャント自体の効果がなくなり再手術を行う必要が生じてくる。この衝撃保護のために裏側にクッションを取り付けた皮革製のベルト状の保護具がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしこのものにあっては以下に示す欠点がある。
1.保護具がずれてシャント手術部位にクッションが当たることが考えられる。
2.シャント部位を覆う部分がベルト状の皮革製のためシャント部位の通気性がない。
3.シャント部位を覆う部分が皮革製のため脆弱性で圧迫されて潰れることが考えられる。
特開 2002−315826
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、保護具が日常生活のなか(日中の生活および就寝中)でずれることがなく、また通気性のある構造を有し、圧迫や衝撃からシャント部位を保護するシャント部位保護具を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するものであり、請求項1に記載の発明は、シャント手術後の手首近傍に位置するシャント部位を保護するために、前腕部から手首にかけて設けられる保護本体と、
前記保護本体の手首側端に連結されて前記保護本体を手首と掌とで協働して固定する固定部と、を備
前記保護本体は、所定の長さと内径を有し空間を隔ててシャント部位を覆う両端開口にして通気性のある筒状体からな
前記固定部は、前記保護本体の手首側端部に結合される結合端部と、手首に密着し手首に掛り止めされる手首保持部と、掌と指に係止めされる掌係止部と、を有することを特徴とするシャント部位保護具である。
請求項2に記載の発明は、前記筒状体の両端部近傍の内周面には、内側に凸状の丸み部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャント部位保護具である。
請求項3に記載の発明は、前記筒状体は、樹脂で形成されていて周囲に通気孔を備えるとともに前記固定部を結合する部位には結合溝が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャント部位保護具である。
請求項4に記載の発明は、前記筒状体は、その側面が軸方向に沿って分割されることで開閉可能とされており、その分割により形成された対向する両方の分割面には互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシャント部位保護具である。
請求項5に記載の前記筒状体には、前記手首側端部に対して反対側の反掌側端部に、緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシャント部位保護具である。
請求項1に記載の発明にあっては、シャント部位保護具の装着では掌や手首部分での保持が簡単で確実にでき、また、前後にずれることがなくシャント手術部の保護ができた。就寝時においては装着したままであっても寝具あるいは使用者の身体によるシャント手術部への圧迫がないようになった。また、シャント部位保護具は通気性があり、常時装着においても前腕の蒸れが軽減され快適であるという効果が得られた。
請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の発明に加えて更に、シャント部位保護具の内面がシャント部位に接触しないように工夫してあり、就寝時あるいは外出などにおける人ごみでの外的圧迫によりシャント部位保護具が前腕に押し付けられたとしても、シャント部位保護具がシャント部位に接触することがなく安心、安全となった。
請求項3に記載の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の発明に加えて更に、保護本体を樹脂製としたことにより軽量かつ強度を持つ。また通気性を有する形状とし、固定部の着脱が可能であることにより該固定部を洗濯したり交換することにより清潔に保つという効果がある。
請求項4に記載の発明にあっては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明に加えて更に、筒状体は、その側面が軸方向に沿って分割されることで開閉可能とされており、筒状体の内径が上腕を覆うことのできる最小の太さにすることができ、縮小化および軽量化が図られた。そのことにより常時装着および外出時の装着において快適性が増すこととなった。
請求項5に記載の発明にあっては、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明に加えて更に、筒状体には、手首側端部に対して反対側の反掌側端に緩衝材を配置したことにより、筒状体の樹脂素材が直接前腕の肌に接触することを妨げることにより、安心、安全でありシャント部位保護具の装着の快適性が増すこととなった
本発明を実施するための実施例1の全体斜視図。 本発明実施例1の使用状態を示す使用端面図。 本発明実施例1の保護ケース断面図。 本発明実施例1の固定具斜視図。 本発明を実施するための実施例2の全体斜視図。 本発明を実施するための実施例3の保護ケース斜視図。 本発明を実施するための実施例4の全体斜視図。 本発明実施例4の保護ケース斜視図。 本発明を実施するための実施例5の全体斜視図。 本発明実施例5の保護ケース斜視図。
以下に、本発明を実施するための形態を、実施例に基づいて説明する。
図1ないし図4に示す実施例1において、保護具Aは手が挿入できる内径を有する保護ケース1と、当該保護ケース1の一端に取り付けられた伸縮材からなる固定具2と、当該保護ケース1が肌に直接接触しないように固定具2と反対側の一端に取り付けられた緩衝材3で構成される。
保護具Aは、保護ケース1と同心円状に結合された固定具2のくびれた手首保持部204で手首5を固定し、固定具2の伸縮力で保護ケース1のほぼ中心に保持され、シャント部位4とは十分な空間9を確保している。また、固定具2の先端部分には親指を挿通する親指孔201と残りの指を掛ける指孔202および203(図2参照)が施されている。
保護ケース1の差込側開口部11は手が差し込める内径を有し、またその差込側開口部11は手首側開口部12と同じかあるいはそれより太いものとなっており、装着および脱着が容易である。
保護ケース1は通気性を持たせるため通気孔10を所要量有する。また、その上にゴミの侵入を防止する網状の部材を設けた構造(図示しない)とした。
保護ケース1はポリプロピレンあるいはポリエチレンなどの樹脂製で軽く、強度を持つものとしている。
保護ケース1の手首側開口部12の外縁は、固定具2が固定しやすいようにまた脱落し
ないように溝14を設けている。
保護ケース1の差込側開口部11と手首側開口部12にはそれぞれ丸み13、15を設けてありその部分の内径は凹み(h、h’)を有し外的圧迫があってもシャント部位4が保護ケース1に接触しない構造となっている。
固定具2は手7の部分で手のひらに密着し指6の部分に掛かるようになっており、手首部分5は手首に密着して保護ケース1を同心円状に固定して、保護具A全体を保持し許容量以上前後に動かない構造となっている。
固定具2はポリエステルあるいは綿などまたはその混合した弾性や通気性のある繊維状の伸縮性のあるものとし、保護ケース1の溝14に被せるようにして結合させる。保護ケース1との結合部には交換が可能な面ファスナー16(ひも、ゴム、バンド、ボタンでも良い)などを用いている。
緩衝材3は保護ケース1の差込側開口部が外的圧迫により前腕8の肌に接触して痛みを感じさせないように設けてある。
緩衝材3はポリエステル、綿またはその混合したもの等からなる繊維状のものあるいはシリコンゴムなどからなり、円筒状に形成されており差込側開口部11の外縁から内縁に折り返した状態で保護ケース1に結合されている。そのために緩衝材3は前腕8の肌に保護ケース1が直接接触することを防いでいる。
次にその使い方を説明する。
本保護具Aの装着は差込側開口部11から手を挿入し、手袋状の固定具2に手7、指部分6を差し込んで行う。固定具2は保護ケース1から着脱が可能で、洗濯したり交換することにより本保護具Aを清潔に保つことができる。
次にその使い方の場面を説明する。
1.就寝時の装着においては、寝具や使用者自身の体の圧迫からシャント部位の保護ができ安心して就寝ができるようになった。
2.本保護具Aは軽量で強度や通気性があるため常時の装着が可能となり、日常生活においてシャント部位の保護が確保された。
3.外出時の装着においては、シャント部位への不用意な衝撃や人ごみでの外的圧迫から保護できるようになった。
以下に他の実施例を図にもとづいて説明する。説明に当たり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に図5に示す実施例2において実施例1と主に異なる点は、固定具2を保護ケース1に接着する構造にしたものである。このように形成した場合装着の際に保護具Aの固定具1を前もって結合させることなく使用することができ簡単に扱うことができる。
固定具2は使用経過により汚れを生じることがあるが、その場合保護ケース1と固定具2は結合された状態で洗濯をすることが可能である。
図6に示す実施例3おいて実施例1、2と主に異なる点は、保護具Aは保護ケース1の通気孔を網状の通気孔10にしたものである。このように形成した場合保護ケース全体の軽量化ができまた通気性が増し使用上の快適さが向上する。
図7および図8に示す実施例4において実施例1乃至3と主に異なる点は、保護具Aは平板状の保護具素材を熱形成により円筒状に巻いたものである。平板状のものを円筒状にした保護ケース1は樹脂成型の上で円筒状のものを製作するよりも容易である。
円筒状に巻かれた保護ケース1はその接合面17のところで接着あるいは熱溶着等の従来の方法または図7に示されるようにホック18のように形成されたものを以って固定される。
図8に示すのは平板の寸法L、L’を変えることにより保護ケース1の円筒の内径が変えられることができる。このことにより、成型の際に保護ケース1の太さの違うものに対し成型金型を複数準備する必要がなくなる。
図9に示す実施例5において実施例1乃至4と主に異なる点は、保護具Aは保護ケース1がセルフヒンジ19を持たせた円筒の半割りの形状のもので、その内径は前腕を覆うだけの太さにすることでより細く軽量さが得られる。保護ケース1は緩衝材3を両開口部に接着をすることとし、保護具Aはフックにより着脱が容易にできる構造となった。
医療分野において活用されるものとなる。透析に関わるシャント手術では、手術後の縫合部の保護になくてはならないものとなる。簡単に装着できシャント部位を確実に保護で
きるものができた。
1 保護ケース
2 固定具
3 緩衝材
4 シャント部位
5 手首
6 指
7 手
8 前腕
9 空間
10 通気孔
11 差込側開口部
12 手首側開口部
13 内縁丸み部
14 外縁溝
15 内縁丸み部
16 面ファスナー
17 接合面
18 ホック
19 セルフヒンジ
201 親指孔
202 指孔
203 小指孔
204 手首保持部

Claims (5)

  1. シャント手術後の手首近傍に位置するシャント部位を保護するために、前腕部から手首にかけて設けられる保護本体と、
    前記保護本体の手首側端に連結されて前記保護本体を手首と掌とで協働して固定する固定部と、を備
    前記保護本体は、所定の長さと内径を有し空間を隔ててシャント部位を覆う両端開口にして通気性のある筒状体からな
    前記固定部は、前記保護本体の手首側端部に結合される結合端部と、手首に密着し手首に掛り止めされる手首保持部と、掌と指に係止めされる掌係止部と、を有することを特徴とするシャント部位保護具。
  2. 前記筒状体の両端部近傍の内周面には、内側に凸状の丸み部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャント部位保護具。
  3. 前記筒状体は、樹脂で形成されていて周囲に通気孔を備えるとともに前記固定部を結合する部位には結合溝が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャント部位保護具。
  4. 前記筒状体は、その側面が軸方向に沿って分割されることで開閉可能とされており、その分割により形成された対向する両方の分割面には互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシャント部位保護具。
  5. 前記筒状体には、前記手首側端部に対して反対側の反掌側端部に、緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシャント部位保護具。
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