JP5812964B2 - 自励振動式流体噴出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば浴槽中の湯に気泡流を導入するための浴槽用ノズルなど、自励振動を利用して流体を噴出する自励振動式流体噴出装置に関するものである。
従来、浴槽壁に設けられ浴槽内に噴流を噴出させる噴流ノズル(浴槽用ノズル)が用いられている。しかし、多くの噴流ノズルは噴流をまっすぐに噴出させるものであり、噴流が入浴者の体の一部に局所的に当たるため、噴流により受ける刺激が単調で飽きられ易かった。
一方、入浴者には一般的に、入浴によって精神的ストレスを軽減し、リラックスしたいという要求がある。つまり、噴出方向が短周期でめまぐるしく変化する噴流よりは、広角かつ長周期でゆったりと変化する噴流が好まれるという傾向がある。
これに対して、従来のジェットバス用のノズル装置では、ノズル本体がユニット噴流口カバー内に回転自在に収容されている。また、ノズル本体の噴流孔の噴流口は、ノズル本体の軸芯位置から偏心して配置されている。バスタブ内の水は、オリフィスを介してノズル本体の噴流孔内に所定圧力で噴射され、空気と混合されて気泡混合噴流となり、噴流孔の噴流口からバスタブ内にジェット噴流として噴射される。このとき、ノズル本体の噴流口が軸芯位置に対して偏心した位置に設けられているため、オリフィスからの噴流によってノズル本体が回転し、これによりジェット噴流の噴射方向が回転する回転噴流が得られる(例えば、特許文献1参照)。
一方、従来のエアシャワー装置は、エア流入口部と中空ダクト部と吹出口部とから構成されている。中空ダクト部は、中央部に穴を設けた中空形状であり、エア吹出方向に対して垂直方向に配置されている。吹出ノズルに流入したエアは、エア流入口に流入した後、中空ダクトと交わり、コアンダ効果により、吹出口の壁面に付着する。このとき、吹出口と中空ダクトの連結部にある段差部に渦が生じ圧力が低下する。また、この圧力変動により、ダクト内気流が生成される。このダクト内気流は、コアンダ効果により付着した壁面側の気流を、その壁面から離脱させ、向かい合う壁面に付着させる。このような作用を繰り返すことにより、吹出ノズルから吹き出される吹出気流の方向が交互に切り換えられる(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−8998号公報 特開2004−183964号公報
特許文献1に示されたような従来のノズル装置では、ノズル本体を回転させることで回転噴流を生じさせる構成であるため、ノズル本体を回転自在に支持するための構造が複雑になり、安価に製造できない。また、回転摺動部分の磨耗やゴミ詰まりにより故障し易いという問題点があった。
一方、特許文献2に示されたような自励振動式の流体噴出装置を用いれば、本体内に駆動部分を設ける必要はなくなる。しかし、単なる気流の噴出ではなく、浴槽中の湯に気泡流を噴出させる場合、特許文献2に示された構成では、たとえ噴出ノズルのテーパ角を大きくしても、気泡流を広角かつ長周期で振動させることはできなかった。これは、気泡流の比重が周囲の水に比べて若干軽いため、ノズル出口側開口部周縁から内部に水流が侵入し、気泡流の内壁への付着現象が阻害されるためである。特に、長周期での自励振動発生を狙うとき、この阻害が顕著であるという問題点があった。具体的には、30度以上の角度、0.5秒以上の周期で自励振動させようとすると不安定となり、振動が停止してしまうという問題点があった。
なお、このような技術課題は、発明者らが気泡流の自励振動に係る実験を繰り返し、気泡流の様子を緻密に観察することによって初めて発見した課題である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、長周期で振動する噴流を、噴流よりも比重の大きい流体中に安定して噴出させることができる自励振動式流体噴出装置を得ることを目的とする。
この発明に係る自励振動式流体噴出装置は、筒状の流入口と、流入口に対向する筒状の噴出口と、流入口と噴出口との間に介在し、流入口から流入し噴出口へ向かう流体が横断する連結ダクトとを備え、連結ダクトを横断する流体により生じた圧力差により連結ダクト内の流体を駆動して噴出口から噴出する噴流の噴出方向を振動させ、噴出口の出口側端部の内面に、内面に沿う噴流を遮る突起部が設けられている。
この発明の自励振動式流体噴出装置は、噴出口の出口側端部の内面に、内面に沿う噴流を遮って、噴出口の外側から内部への流体の侵入を防ぐ突起部を設けたので、簡単な構成により、長周期で振動する噴流を、噴流よりも比重の大きい流体中に安定して噴出させることができる。
この発明の実施の形態1による浴槽用ノズルの設置状態を示す構成図である。 図1の浴槽用ノズルを示す斜視図である。 図2の浴槽用ノズルの縦断面図である。 図3の突起部を拡大して示す断面図である。 図4の突起部の第1の変形例を示す断面図である。 図4の突起部の第2の変形例を示す断面図である。 図4の突起部の第3の変形例を示す断面図である。 図4の突起部の第4の変形例を示す断面図である。 図4の突起部の第5の変形例を示す断面図である。 図4の突起部の第6の変形例を示す断面図である。 図2の連結ダクトの変形例を示す斜視図である。 図2の噴出口及び突起部の変形例を示す正面図である。 この発明の実施の形態2による浴槽用ノズルを示す斜視図である。 図13の浴槽用ノズルの縦断面図である。 図14の気泡流が上方へ移動した状態を示す縦断面図である。 図15の気泡流がさらに上方へ移動した状態を示す縦断面図である。 図13の噴出口と第1及び第2の弁とを示す正面図である。 図13の噴出口と第1及び第2の弁とを示す縦断面図である。 図17の第1の弁の幅を縮小した例を示す正面図である。 図19の第1の弁の高さを第2の弁の高さよりも小さくした例を示す縦断面図である。 図19の第1及び第2の弁の高さの和を噴出口の入口側開口の高さよりも大きくした例を示す縦断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による浴槽用ノズルの設置状態を示す構成図である。図において、浴槽1の壁部には、自励振動式流体噴出装置である浴槽用ノズル2が取り付けられている。また、浴槽1の壁部には、湯の引き込み口3が設けられている。
引き込み口3と浴槽用ノズル2との間には、配管4が接続されている。配管4の途中には、湯を循環させるための循環ポンプ5と、空気を吸引するためのエゼクタ6とが設けられている。
浴槽1内の湯は、引き込み口3から配管4内に引き込まれ、循環ポンプ5により駆動される。また、湯の駆動力によってエゼクタ6で空気が湯内に引き込まれ、配管4内の湯が気泡流(噴流)となる。この気泡流は、浴槽用ノズル2から浴槽1内の湯中に噴出される。
図2は図1の浴槽用ノズル2を示す斜視図、図3は図2の浴槽用ノズル2の縦断面図である。浴槽用ノズル2は、断面矩形の筒状の流入口11と、流入口11に対向する断面矩形の筒状の噴出口12と、流入口11と噴出口12との間に介在している連結ダクト13とを有している。
連結ダクト13は、中心部に矩形の孔(開口)13aが設けられた矩形の平板状であり、かつ中空構造となっている。これにより、連結ダクト13内の孔13aの周囲には、環状の流路が形成されている。流入口11及び噴出口12は、流入口11から流入し噴出口12へ向かう流体が連結ダクト13内の流路の一部を横断するように配置されている。
噴出口12は、連結ダクト13側の端部から出口側端部へ向けて断面積が緩やかに連続して拡大されるようなテーパ状となっている。また、ここでは、流入口11からの気泡流がコアンダ効果により噴出口12の内壁に沿って流れ易いように、噴出口12の連結ダクト13側の開口面積が流入口11の連結ダクト13側の開口面積よりも大きくなっているが、同じ開口面積でも構わない。
噴出口12の出口側端部の内面には、断面半円状(蒲鉾形断面)の突起部(厚肉部)12aが設けられている。この例では、突起部12aは、噴出口12の内面の全周に渡って連続して設けられている。
ここで、浴槽用ノズル2の諸元の一例を以下に示す。流入口11の開口部は、2.5cm×5cm、厚みは1cmである。噴出口12の入口側開口部は2.6cm×5cm、出口側開口部は3cm×6cm、突き出し長さは2cmである。連結ダクト13は、10cm×10cmの矩形(孔13aは2.5cm×5cm)で、厚みは1cmである。また、気泡流の流量は0.5L/分〜20L/分、水圧は、0.05MPa〜0.3MPa程度に設定すればよい。
次に、浴槽用ノズル2の作用について説明する。気泡流15aは、流入口11に流入した後、連結ダクト13と交わり、コアンダ効果により噴出口12の内壁に沿って流れる(5b)。この際、連結ダクト13内の内壁下側に近い段差部付近(点B)に渦が生じ、圧力が低下する。一方、反対側の内壁に近い点A付近の圧力は点Bのそれよりも高いため、連結ダクト13内に点Aから点Bへ向かう流れ5cが生じる。
これにより、点A及び点B間の圧力差は徐々に小さくなり、やがてゼロとなる。しかし、連結ダクト13内の流れ5cは慣性により流れ続けるため、ついには点A及び点Bの圧力が逆転する。即ち、コアンダ効果により噴出口12の下側の壁面に沿って流れていた気泡流15bが剥がされ、上側の壁面に沿って流れるようになる。以上を繰り返すことにより、気泡噴出流の自励振動が実現される。
ここで、実施の形態1の浴槽用ノズル2の噴出口12の出口側端部には、内面に沿う噴流を遮る突起部12aが設けられているため、噴出口12の外側から内部へ侵入しようとする水流を防ぐことができ、気泡流を広角かつ長周期で、具体的には30度以上の角度、0.5秒以上の周期で自励振動できる。従って、簡単な構成により、長周期で振動する気泡流を、気泡流よりも比重の大きい流体中に安定して噴出させることができる。
なお、突起部12aは出口側端部から内側にずれると、噴流の広がりが妨げられることから好ましくないが、数mm程度のずれであればその影響は小さいため許容することができる。従って、上記の出口側端部は端部から数mm程度のずれを含んだ位置を指している。
このように、浴槽用ノズル2の作用により気泡流が広角かつ長周期で自励振動するので、入浴者7に対して気泡流がまんべんなくゆったりと当たり、入浴者7(図1)は大きな快適感を得ることができる。
なお、突起部12aの最大厚は、0.1mm以上、10mm以下が好適であり、特に1mm以上、5mm以下がさらに好適である。なお、気泡流の振動周期を大きくするためには、流速を下げるか、連結ダクト13の体積を大きくすればよいことが知られている。
また、突起部12aは、その上流側に隣接する噴出口12の内面に対してなだらかに盛り上がっていることが望ましい。具体的には、図4に示すように、突起部12aの上流側の縁に引いた接線と突起部12aの上流側に隣接する噴出口12の内面との成す角度θが、100度以上であることが望ましい。これにより、気泡流15bが噴出口12の内面に沿ってほぼ平行に流れて外部に噴出され、しかも外部から噴出口12に侵入しようとする水流15dを抑止することができる。
ここで、図5〜図10は図4の突起部12aの変形例(第1〜6の変形例)を示す断面図である。図5の突起部12bの断面形状は、突起部12aの頂点を噴出口12の出口側へずらした形状である。図6の突起部12cの断面形状は、2つ以上(この例では3つ)の円弧を組み合わせた雲形である。図7の突起部12dの断面形状は、突起部12aの内部を中空とした形状である。図8の突起部12eは、噴出口12の厚みを変えず噴出口12の出口側端部に曲げ加工を施したものである。
これらの突起部12b〜12eは、上流側に隣接する噴出口12の内面に対してなだらかに盛り上がっているため(θ≧100度)、気泡流15bが噴出口12の内面に沿ってほぼ平行に流れて外部に噴出され、しかも外部から噴出口12に侵入しようとする水流15dを抑止することができる。
これに対して、図9に示す突起部12f及び図10に示す突起部12gは、噴出口12の内面に対して急峻に突起しているため、気泡流15bの一部が突起部12f,12gに衝突し、逆流することになる。このため、気泡流15bのベクトルが乱れ、浴槽1への気泡流15bの噴出が弱まってしまう。
なお、連結ダクト13及び孔13aの正面形状(外形)は矩形に限定されるものではなく、例えば図11に示すように、連結ダクト13及び孔13aの正面形状を、それぞれ矩形の四隅を円弧状とした形状(略円形)としてもよい。
また、連結ダクト13の正面形状を矩形としつつ、孔13aの正面形状を略円形としたり、逆に、連結ダクト13の正面形状を略円形としつつ、孔13aの正面形状を矩形としたりしてもよい。
さらに、噴出口12の断面形状も矩形に限定されるものではない。例えば、図12に示す変形例では、気泡流がはり付く上面及び下面が平板状であり、噴出口12の幅方向両端部の断面形状が円弧状となっている。
さらにまた、図12に示すように、気泡流がはり付く上面及び下面のみに突起部12aを設けてもよい。
このように、連結ダクト13及び孔13aの正面形状、噴出口12の形状、突起部12aの範囲等を変更しても、実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
次に、図13はこの発明の実施の形態2による浴槽用ノズル2を示す斜視図、図14は図13の浴槽用ノズル2の縦断面図である。実施の形態2では、噴出口12の入口側端部に、流体の噴出方向に応じて噴出口12の入口側開口を部分的に開閉する第1及び第2の弁14a,14bが設けられている。第1の弁14aは、噴出口12と連結ダクト13との接続部の周縁上側に設けられている。第2の弁14bは、噴出口12と連結ダクト13との接続部の周縁下側に設けられている。
また、第1及び第2の弁14a,14bは、噴出口12の入口側開口を部分的に閉じる閉位置と、流体の噴出方向へ倒れて入口側開口を部分的に開く開位置との間で変位可能となっている。図14では、第1の弁14aが閉位置に、第2の弁14bが開位置にそれぞれ位置している。さらに、第1及び第2の弁14a,14bは、閉位置から連結ダクト13側へは倒れないようになっている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図14に示すように、気泡流15bが噴出口12の下側の内面に沿って流れているとき、第2の弁14bは、気泡流15bの力によって噴出口12の下側の内面にはり付けられる。このとき、第1の弁14aは、連結ダクト13内を流れる流束15cに沿おうとするので、閉位置に移動されている。このため、噴出口12の入口側開口は、上半分が閉じられた状態となる。
この状態から、流束15cの流れにより、気泡流15bが上方向への移動を開始すると、第2の弁14bは、気泡流15bに沿おうとするので、図15に示すように、噴出口12の下側の内面から剥がされ、立ち上がり始める。同様に、第1の弁14aも気泡流15bにひきずられるため、噴出口12の下流側へ倒れ始める。このとき、第1の弁14aは、噴出口12の外側から内部へ侵入しようとする水流をブロックする形になるため、気泡流15bの移動が妨害されにくい。
この後、気泡流15bが噴出口12の上側の内面に沿って流れるようになると、第1の弁14aは、図16に示すように、噴出口12の上側の内面にはり付けられる。また、第2の弁14bは、閉位置に移動され、噴出口12の入口側開口の下半分が閉じられた状態となる。以上を繰り返すことにより、外部から噴出口12内への水の侵入をより確実に防止し、広角かつ長周期の気泡流の自励振動を実現することができる。
ここで、図17は図13の噴出口12と第1及び第2の弁14a,14bとを示す正面図である。第1及び第2の弁14a,14bの幅W1は、噴出口12の入口側開口の幅W2の1/2以上、W2以下とするのが望ましい。W1がW2の1/2よりも小さいと、噴出口12の外側から内部へ侵入しようとする水流をブロックする効果が低減する。
また、図18は図13の噴出口12と第1及び第2の弁14a,14bとを示す縦断面図であり、第1及び第2の弁14a,14bの両方が閉位置にある状態を示している。噴出口12の入口側開口の高さをD2、第1の弁14aの高さをDа、第2の弁14bの高さをDbとすると、Dа+DbをD2の1/2以上とするのが望ましい。Dа+DbがD2の1/2よりも小さいと、噴出口12の外側から内部へ侵入しようとする水流をブロックする効果が低減する。
なお、第1及び第2の弁14a,14bの幅は、例えば図19に示すように、互いに異なっていてもよい。
また、第1及び第2の弁14a,14bの高さDa,Dbは、例えば図20に示すように、互いに異なっていてもよい。
さらに、第1及び第2の弁14a,14bの高さの和Dа+Dbは、例えば図21に示すように、噴出口12の入口側開口の高さD2よりも大きくてもよい。但し、Dа、Dbそれぞれは、D2以下とする必要がある。
さらにまた、第1及び第2の弁14a,14bにばねを接続し、自律的に閉位置に戻るようにしてもよく、より一層安定した気泡流の自励振動を実現できる。
また、実施の形態2では、突起部12aと弁14a,14bとを組み合わせて用いたが、突起部12aを設けず、弁14a,14bのみを用いてもよい。
さらに、第1及び第2の弁14a,14bを幅方向に複数に分割し、3つ以上の弁を用いてもよい。
さらにまた、第1及び第2の弁14a,14bのいずれか一方を省略してもよい。
また、実施の形態2における突起部12aの断面形状も、例えば図5〜図8のように変更可能である。
さらに、噴出口12のテーパ方向は、気泡流を振動させる方向、例えば図2においては上下方向に拡大させるが、水平方向にも拡大させてよい。
さらにまた、実施の形態1、2では、気泡流15aの片側のみに連結ダクト13内の流路が形成されているが、気泡流15aの両側に連結ダクト内の流路が形成されるように連結ダクトを構成してもよい。
また、実施の形態1、2では、浴槽1内の湯を、配管4を介して循環させる例を示したが、配管4の途中に熱交換器を設け、湯の追い焚きが行えるようにしてもよい。
さらに、浴槽用ノズル2と湯の引き込み口3とを一体化した部品(浴槽アダプタ)を用いてもよい。さらに、エゼクタ6をこれに一体化させることも可能である。
さらにまた、実施の形態1、2では、エゼクタ6により気泡流を発生させる例を示したが、気泡流の発生方法はこれに限るものではなく、空気を湯中に加圧溶解させた後減圧して気泡を発生させる方法、又は気液混合槽を設けてこの槽内に空気をバブリングする方法等でもよい。また、発泡性の入浴剤を浴槽1に投入して、気泡を発生させてもよい。
よって気体の種類も空気に限られるものではなく、酸素、二酸化炭素、又はこれらの含有成分を高めた空気でもよい。
また、図1では、気泡流15bの噴出方向が上下に振動する例を示したが、浴槽用ノズル2の取り付け方向を90度変えれば、左右に振動させることもできる。
さらに、実施の形態1、2では、気泡流を浴槽1内の湯中へ噴出する浴槽用ノズル2について説明したが、この発明の自励振動式流体噴出装置の用途は浴槽用ノズル2に限定されるものではなく、噴出する流体の比重が外側の媒体の比重よりも軽い場合に同様の効果を奏する。具体的には、気体そのものを液中へ噴出する場合などである。
2 浴槽用ノズル(自励振動式流体噴出装置)、11 流入口、12 噴出口、12a〜12e 突起部、13 噴出口、14a 第1の弁、14b 第2の弁。

Claims (4)

  1. 筒状の流入口と、前記流入口に対向する筒状の噴出口と、前記流入口と前記噴出口との間に介在し、前記流入口から流入し前記噴出口へ向かう流体が横断する連結ダクトとを備え、
    前記連結ダクトを横断する流体により生じた圧力差により前記連結ダクト内の流体を駆動して前記噴出口から噴出する噴流の噴出方向を振動させる自励振動式流体噴出装置において、
    前記噴出口の出口側端部の内面に、前記内面に沿う前記噴流を遮る突起部が設けられていることを特徴とする自励振動式流体噴出装置。
  2. 前記突起部の断面形状が半円状であることを特徴とする請求項1記載の自励振動式流体噴出装置。
  3. 筒状の流入口と、前記流入口に対向する筒状の噴出口と、前記流入口と前記噴出口との間に介在し、前記流入口から流入し前記噴出口へ向かう流体が横断する連結ダクトとを備え、
    前記連結ダクトを横断する流体により生じた圧力差により前記連結ダクト内の流体を駆動し、この駆動によって発生した前記連結ダクト内の流体の流れによって前記噴出口から噴出する噴流の噴出方向を振動させる自励振動式流体噴出装置において、
    前記噴出口の入口側端部には、前記噴出口の入口側開口を部分的に閉じる閉位置と、流体の噴出方向へ倒れて前記入口側開口を部分的に開く開位置との間で変位可能な弁が設けられていることを特徴とする自励振動式流体噴出装置。
  4. 前記弁は、前記噴流の噴出方向に応じて前記入口側開口を部分的に開閉する第1及び第2の弁を含むことを特徴とする請求項3記載の自励振動式流体噴出装置。
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