JP6674632B2 - 吐水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吐水装置に関し、特に、湯水(湯又は水)を吐水口から可変の振幅で往復振動させながら吐出する吐水装置に関する。
吐水口から吐出される湯水の方向が振動的に変化するシャワーヘッドが知られている。このシャワーヘッドのような吐水装置においては、供給される湯水の給水圧によりノズルを振動的に駆動し、吐出口から吐出される湯水の方向を変化させている。このようなタイプの吐水装置では、単一の吐水口から広い範囲に湯水を吐出することができるので、広い範囲に吐水可能な吐水装置をコンパクトに構成できることが期待される。
一方、特開2000−120141号公報(特許文献1)には、温水洗浄便座装置が記載されている。この温水洗浄便座装置においては、流体素子ノズルを使用して自励発振を誘発し、洗浄水の噴出方向を振動的に変化させている。具体的には、この温水洗浄便座装置においては図9に示すように、噴射ノズル102の両側にフィードバック流路104が設けられている。各フィードバック流路104は、噴射ノズル102と連通したループ状の流路であり、噴射ノズル102内を流れる洗浄水の一部が流入して循環するように構成されている。また、噴射ノズル102は、楕円形断面の噴射口102aに向けてテーパ状に広がる形状に構成されている。
洗浄水が供給されると、噴射ノズル102から噴射される洗浄水は、コアンダ効果(Coanda effect)により、楕円形断面の噴射口102aの何れか一方の側の壁面に引き寄せられ、これに沿うように噴射される(図9の状態a)。洗浄水が一方の壁面に沿って噴射されると、洗浄水が噴射されている側のフィードバック流路104内にも洗浄水が流入し、フィードバック流路104内の圧力が上昇する。この圧力上昇により、噴射されている洗浄水が押され、洗浄水は反対側の壁面に引き寄せられ、反対側の壁面に沿って噴射されるようになる(図9の状態a→b→c)。さらに、反対側の壁面に沿って洗浄水がされると、今度は、反対側のフィードバック流路104内の圧力が上昇し、噴射洗浄水は押し戻される(図9の状態c→b→a)。この作用を繰り返すことにより、噴射される洗浄水は、図9の状態aとcの間で振動的に方向が変化する。
また、特開2004−275985号公報(特許文献2)には、純流体素子が記載されている。この純流体素子は、流体噴出ノズルを横断するように、連結ダクトが設けられており、この連結ダクトの作用により、流体噴出ノズル内の上側又は下側の圧力が交互に上昇する。この圧力上昇により押された噴流は、コアンダ効果により、流体噴出ノズルの上側板に沿った噴流、又は下側板に沿った噴流となり、これらの状態が一定周期で繰り返され、噴射方向が振動的に変化する流れとなる。
さらに、特公昭58−49300号公報(特許文献3)には、振動スプレー装置が記載されている。この振動スプレー装置は、図10(a)〜(c)に示す構成を有するものであり、前室110内で発生するカルマン渦を利用して、出口112から噴射される噴流の方向を振動的に変化させ、又は吐水形態を変更するものである。まず、入口孔114から前室110内に流入した流体は、前室110内に島状に設けられた三角形断面の障害物116に衝突する。流体が衝突すると、障害物116の下流側には、障害物116の両側に交互にカルマン渦が発生する。
出口112近傍においては、カルマン渦が存在する側の流速が速く、反対側の流速が遅くなる。図10(a)に示す例においては、カルマン渦は障害物116の右側と左側で交互に発生し、順次出口112に到達するので、出口112近傍では、右側の流速が速い状態と、左側の流速が速い状態が交互に現れる。右側の流速が速い状態では、流速の速い流体が出口112右側の壁面に衝突して方向が変えられ、出口112から噴射される流体は、全体として斜め左下方に向かう噴流となる。一方、左側の流速が速い状態では、流速の速い流体が出口112左側の壁面に衝突し、出口112からは斜め右下方に向かう噴流が噴射される。このような状態が交互に繰り返されることにより、出口112からの噴流は往復振動しながら噴射される。また、この装置では、出口部の部品を図10(b)や(c)に示すように、別の部品(118や120)に交換することにより、出口から吐出される湯水の振動振幅や、吐水形態を変更している。
以上、特許文献1乃至3に記載されている流体素子をシャワーヘッド等の吐水装置に応用して、湯水を往復振動させながら吐出することも考えられる。
特開2000−120141号公報 特開2004−275985号公報 特公昭58−49300号公報
まず、散水ノズルを振動的に駆動して吐出される湯水の方向を変化させる吐水装置は、ノズルを駆動する必要があるため、ノズル周辺の構造が複雑になり、複数のノズルをコンパクトに吐水装置に収納することが難しい。また、このタイプの吐水装置では、吐水方向を変動させる範囲(振動の振幅)を変更することができないという問題がある。このタイプの吐水装置において、振幅を変更しようとすると、ノズルが駆動される可動範囲を機械的に変更する必要があるため、ノズル周辺の機構が更に複雑になるという問題がある。また、このタイプの吐水装置では、ノズルが物理的に動くため、可動部分に摩耗が発生しやすく、摩耗を回避するためには、可動部を構成する部材の材質の選択に制約を受けるという問題がある。さらに、複雑な構造の可動部分を摩耗しにくい材料で形成する必要があるため、コスト高になるという問題がある。
一方、特許文献1乃至3に記載されているタイプの噴射装置は流体素子による発振現象を利用したものであり、可動部材を設けることなく流体の噴射方向を変化させることができるため、簡単な構成で、コンパクトにノズル部分を構成できるという利点がある。
しかしながら、特許文献1及び2に記載の流体素子では、噴出される湯水の往復振動の振幅を変更することができないという問題がある。即ち、特許文献1及び2に記載されている流体素子は、噴出される流体がコアンダ効果により壁面に沿って流れるという現象を利用したものであるため、噴出される湯水の振幅は、概ねコアンダ効果を発生させる壁面の角度により規定されてしまい、変更することができない。即ち、特許文献1記載の流体素子では、湯水は状態aと状態cの間の振幅に固定され、特許文献2記載の流体素子では、上側板に沿う噴流と下側板に沿う噴流との間の振幅に固定されてしまう。
これに対して特許文献3に記載されている流体素子は、カルマン渦を応用したものであるが、噴射される湯水の振幅等を変更するには、図10(a)〜(c)に示すように、出口部の部品を交換する必要がある。このため、振幅の変更には、機械的な切り換え操作が必要となり、水栓装置の構造が複雑になると共に、コンパクトに構成することが難しいという問題がある。
従って、本発明は、簡単な構造で、コンパクトに構成することができる、噴出する湯水の振動振幅を変更可能な吐水装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、湯水を吐水口から可変の振幅で往復振動させながら吐出する吐水装置であって、吐水装置本体と、この吐水装置本体に設けられ、供給された湯水を往復振動させながら吐出する振動発生素子と、を有し、振動発生素子は、吐水装置本体から供給された湯水が流入する給水通路と、この給水通路の流路断面の一部を閉塞するように、給水通路の下流側端部に配置され、給水通路によって導かれた湯水が衝突することで、その下流側に交互に反対回りの渦を発生させる湯水衝突部と、給水通路の下流側に設けられ、湯水衝突部により形成された渦を成長させながら導く渦列通路と、この渦列通路の下流側に設けられ、渦列通路によって導かれた湯水を吐出させる吐出通路と、吐水装置本体から供給された湯水を、湯水衝突部を迂回して渦列通路に流入させるバイパス通路と、湯水衝突部を経て渦列通路に流入する湯水と、バイパス通路を通って渦列通路に流入する湯水の流量の比を変更可能に構成された流量比変更部と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、給水通路には、吐水装置本体から供給された湯水が流入する。この給水通路の下流側端部には、流路断面の一部を閉塞するように湯水衝突部が配置され、この湯水衝突部は、給水通路によって導かれた湯水が衝突することで、その下流側に交互に反対回りの渦を発生させる。湯水衝突部により形成された渦は、給水通路の下流側に設けられた渦列通路によって、成長されながら導かれる。一方、渦列通路には、湯水がバイパス通路を介して、湯水衝突部を迂回して流入される。渦列通路によって導かれた湯水は、吐出通路を通って吐出される。湯水衝突部を経て渦列通路に流入する湯水と、バイパス通路を通って渦列通路に流入する湯水の流量の比は、流量比変更部によって変更され、この流量の比によって、吐出される湯水の振幅が変更される。即ち、振動発生素子には、湯水衝突部により形成された渦を成長させながら導く渦列通路と、湯水衝突部を迂回して湯水を渦列通路に流入させるバイパス通路が備えられており、渦により生成される湯水の往復振動を、バイパス通路から流入した湯水により抑制することで、振動の振幅が変化される。
このように構成された本発明によれば、吐出される湯水の振動振幅を、振動発生素子に流入する給水通路からの湯水と、バイパス通路からの湯水の割合により変更することができるので、振動発生素子は、機械的な可動部分を備えることなく、吐出する湯水の往復振動の振幅を変更することができる。これにより、噴出する湯水の振動振幅を変更可能な吐水装置を、簡単な構造で、コンパクトに構成することができる。また、流量比変更部は、湯水衝突部を経て流入する湯水と、バイパス通路を通って流入する湯水の割合を変更するために、流量比変更部により振動振幅を変更しても、吐水装置から吐出される流量はほぼ一定に維持されるので、流量を一定にしたまま振動振幅を変更することができる使い勝手の良い吐水装置を提供することができる。
本発明において、好ましくは、流量比変更部は、湯水衝突部を経て渦列通路に流入する湯水の流速が、バイパス通路を通って渦列通路に流入する湯水の流速よりも速くなる範囲で流量比を設定可能に構成されている。
このように構成された本発明によれば、バイパス通路から流入する湯水の流速が遅くされているので、湯水衝突部によって生成された渦を過度に消失させることがなく、バイパス通路から流入する湯水を増加させることにより、少しずつ振動振幅を減少させることができ、振動振幅を広範囲で調節することができる。
本発明において、好ましくは、湯水衝突部は、給水通路の対向する1対の壁面間を横断して延びるように配置され、バイパス通路は、湯水衝突部が延びる方向に対して直交する方向に湯水を流入させる。
このように構成された本発明によれば、バイパス通路は、湯水衝突部が延びる方向に対して直交する方向に湯水を流入させるので、湯水衝突部の下流側に形成される渦列に対し、湯水はバイパス通路を経て側面から流入する。これにより、形成された渦を過度に破壊することなく渦流を弱めることが可能になり、少しずつ振動振幅を減少させることができ、振動振幅を広範囲で調節することができる。
本発明において、好ましくは、バイパス通路は、渦列通路の両側からほぼ同一流量で湯水を流入させるように構成されている。
このように構成された本発明によれば、バイパス通路からの湯水は、渦列通路の両側からほぼ同一流量で流入するので、渦列通路内における流れに大きな偏りが生じることがなく、湯水の往復振動の偏りを少なくすることができる。
本発明において、好ましくは、バイパス通路から渦列通路に湯水を流入させる2つのバイパス流入口は、互いに対向するように、渦列通路に配置されている。
このように構成された本発明によれば、2つのバイパス流入口が互いに対向するように配置されているので、渦列通路内における流れをほぼ対称に維持することができ、吐出される湯水の往復振動をほぼ対称に減少させることができる。
本発明によれば、噴出する湯水の振動振幅が変更可能な吐水装置を、簡単な構造で、コンパクトに構成することができる。
本発明の実施形態によるシャワーヘッドの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態によるシャワーヘッドの全断面図である。 本発明の実施形態によるシャワーヘッドに備えられている振動発生素子の外観を示す斜視図である。 (a)本発明の実施形態における振動発生素子の平面断面図であり、(b)振動発生素子の垂直断面図である。 本発明の実施形態によるシャワーヘッド内における湯水の流れを示すブロック図である。 本発明の実施形態に備えられている振動発生素子において、主流入口から流入する湯水と、各バイパス流入口から流入する湯水の合計との割合が9:1の場合の吐水を示す図である。 本発明の実施形態に備えられている振動発生素子において、主流入口から流入する湯水と、各バイパス流入口から流入する湯水の合計との割合が6:4の場合の吐水を示す図である。 本発明の実施形態に備えられている振動発生素子において、主流入口から流入する湯水と、各バイパス流入口から流入する湯水の合計との割合が5:5の場合の吐水を示す図である。 特許文献1に記載されている流体素子の作用を示す図である。 特許文献3に記載されている流体素子の構成を示す図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態の吐水装置であるシャワーヘッドを説明する。
まず、図1乃至図8を参照して、本発明の実施形態によるシャワーヘッドを説明する。図1は本発明の実施形態によるシャワーヘッドの外観を示す斜視図である。図2は本発明の実施形態によるシャワーヘッドの全断面図である。図3は本発明の実施形態によるシャワーヘッドに備えられている振動発生素子の外観を示す斜視図である。また、図4は、(a)本実施形態における振動発生素子の平面断面図であり、(b)振動発生素子の垂直断面図である。
図1に示すように、本実施形態のシャワーヘッド1は、概ね円柱形の吐水装置本体であるシャワーヘッド本体2と、このシャワーヘッド本体2内に、軸線方向に一直線に並べて埋め込まれた9つの振動発生素子4と、吐出される湯水の振動振幅を変更する振幅変更ツマミ2bと、を有する。
本実施形態のシャワーヘッド1は、シャワーヘッド本体2の基端部2aに接続されたシャワーホース(図示せず)から湯水が供給されると、各振動発生素子4の吐水口4aから湯水が往復振動しながら吐出される。また、湯水が往復振動する振幅は、振幅変更ツマミ2bを操作することにより変更することができる。なお、本実施形態においては、湯水は、シャワーヘッド本体2の中心軸線に概ね直交する平面内で扇形を形成するように各吐水口4aから吐出され、扇形の中心角を振幅変更ツマミ2bにより変更することができる。
次に、図2を参照して、シャワーヘッド1の内部構造を説明する。
図2に示すように、シャワーヘッド本体2内には、通水路を形成すると共に、各振動発生素子4を保持する通水路形成部材6と、この通水路形成部材6の基端部に配置された流量比変更部である流量比調整部材8が内蔵されている。
通水路形成部材6は、概ね円筒形の部材であり、シャワーヘッド本体2の内部に供給された湯水の流路を形成するように構成されている。通水路形成部材6の基端部には、シャワーホース(図示せず)が水密的に接続されるようになっている。また、通水路形成部材6の内部には、概ね軸線方向に延びる主通水路6aと、この主通水路6aと概ね平行に延びるバイパス通路6bが形成されている。
さらに、通水路形成部材6には、各振動発生素子4を挿入して保持するための9つの素子挿入孔6cが、主通水路6a及びバイパス通路6bと連通するように形成されている。各素子挿入孔6cは、通水路形成部材6の外周面から、バイパス通路6bと交差して、主通水路6aまで延びるように形成されている。また、各素子挿入孔6cは、概ね等間隔に、軸線方向に一直線に並べて形成されている。これにより、通水路形成部材6の主通水路6a内に流入した湯水は、通水路形成部材6に保持された各振動発生素子4に、その背面側から流入し、正面に設けられた吐水口4aから吐出される。一方、通水路形成部材6のバイパス通路6b内に流入した湯水は、各振動発生素子4に、その両側面から流入し、吐水口4aから吐出される。
また、各素子挿入孔6cは、シャワーヘッド本体2の中心軸線に直交する平面に対して僅かに傾斜するように設けられており、各振動発生素子4から噴射される湯水は、全体としてシャワーヘッド本体2の軸線方向にも僅かに広がるように吐出される。
流量比調整部材8は概ね円柱形の部材であり、通水路形成部材6の基端部に、その中心軸線を中心に回動可能に取り付けられている。この流量比調整部材8は、使用者が振幅変更ツマミ2b(図1)を操作することにより回動されるように構成されている。また、流量比調整部材8には、軸線方向に延びる主通水ボア8a及びバイパス通水ボア8bが形成されており、夫々主通水路6a及びバイパス通路6bに連通するように位置決めされている。シャワーヘッド本体2内に流入した湯水は、主通水ボア8aを通って主通水路6aに流入し、バイパス通水ボア8bを通ってバイパス通路6bに流入するように構成されている。また、流量比調整部材8が回動されることにより、主通水路6aと主通水ボア8aの間、及びバイパス通路6bとバイパス通水ボア8bの間の整合度合いが変化し、主通水路6a及びバイパス通路6bに夫々流入する湯水の割合が変化する。なお、主通水路6a及びバイパス通路6bに流入する湯水の総量は、流量比調整部材8の操作により殆ど変化することはなく、吐出される湯水の総量は流量比調整部材8の回動位置によらずほぼ一定である。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態のシャワーヘッドに内蔵されている振動発生素子4の構成を説明する。
図3に示すように、振動発生素子4は概ね薄い直方体状の部材であり、その正面側の端面には長方形の吐水口4aが設けられ、両側面にはバイパス流入口4bが設けられ、背面側の端面には主流入口4c(図4)が形成夫々されている。各振動発生素子4が素子挿入孔6cに挿入されると、主流入口4cは通水路形成部材6の主通水路6aに連通し、バイパス流入口4bはバイパス通路6bに連通する。
図4(a)は図3のA−A線に沿う断面図であり、図4(b)は図3のB−B線に沿う断面図である。
図4(a)に示すように、振動発生素子4の内部には、長手方向に貫通するように長方形断面の通路が形成されている。この通路は、上流側から順に、給水通路10a、渦列通路10b、吐出通路10cとして形成されている。
給水通路10aは、振動発生素子4背面側の流入口4cから延びる断面積一定の長方形断面の直線状の通路である。
渦列通路10bは、給水通路10aの下流側に、給水通路10aに連続して設けられた長方形断面の通路である。即ち、本実施形態においては、給水通路10aと渦列通路10bは、同一の断面形状で一直線に延びている。また、渦列通路10bの両側の側面には、バイパス流入口4bが互いに向かい合うように夫々設けられている。バイパス通路6bによって導かれた湯水は、各バイパス流入口4bを通って側面から渦列通路10bに流入する。
吐出通路10cは、渦列通路10bと連通するように下流側に設けられた断面積一定の長方形断面の通路であり、実質的に振動発生素子4の壁厚分の長さを有するのみである。この吐出通路10cは渦列通路10bの流路断面積よりも小さく、渦列通路10bによって導かれた渦列を含む湯水が絞られて、吐水口4aから吐出される。従って、渦列通路10bと吐出通路10cの間には段部12が形成される。
また、図4(b)に示すように、給水通路10a、渦列通路10b、及び吐出通路10cの高さ方向に対向する壁面(天井面及び床面)は、全て同一平面上に設けられている。即ち、給水通路10a、渦列通路10b、及び吐出通路10cの高さは全て同一で、一定である。
さらに、給水通路10aの下流側端部(給水通路10aと渦列通路10bの接続部近傍)には湯水衝突部14が形成されており、この湯水衝突部14は給水通路10aの流路断面の一部を閉塞するように設けられている。この湯水衝突部14は、給水通路10aの高さ方向に対向する壁面(天井面及び床面)を連結するように延びる三角柱状の部分であり、給水通路10aの幅方向の中央に、島状に配置されている。湯水衝突部14の断面は、直角二等辺三角形状に形成されており、その斜辺が給水通路10aの中心軸線と直交するように配置され、また、直角二等辺三角形の直角の部分は下流側に向くように配置されている。この湯水衝突部14を設けることにより、その下流側にカルマン渦が生成され、吐水口4aから吐出される湯水が往復振動される。また、上述したように、渦列通路10bの両側の側面にはバイパス流入口4bが互いに向かい合うように設けられており、このバイパス流入口4bからバイパス通路6bを通った湯水が流入するので、バイパス通路6bは、湯水衝突部14が延びる方向に対して直交する方向に、渦列通路10bに湯水を流入させる。
なお、本実施形態において、供給通路10a下流端の、湯水衝突部14によって一部が閉塞されている部分の流路断面積(給水通路10aの流路断面積から湯水衝突部14の投影面積を減じた面積)は、吐出通路10cの流路断面積よりも大きく構成されている。
次に、図5乃至図8を新たに参照して、本発明の実施形態によるシャワーヘッド1の作用を説明する。
図5は、本発明の実施形態によるシャワーヘッド内における湯水の流れを示すブロック図である。図6乃至図8は、主流入口4c及びバイパス流入口4bから夫々流入する湯水の流量と、吐出される湯水の振動振幅の関係を模式的に説明する図である。
図5に示すように、シャワーホース(図示せず)から供給された湯水は、シャワーヘッド本体2内の通水路形成部材6(図2)に流入し、流量比調整部材8に到達する。流量比調整部材8に到達した湯水は、流量比調整部材8の回転位置に応じて、所定の割合で主通水ボア8a及びバイパス通水ボア8bに夫々流入する。主通水ボア8aに流入した湯水は、通水路形成部材6の主通水路6aを通って、各振動発生素子4の主流入口4cから振動発生素子4に流入する。一方、バイパス通水ボア8bに流入した湯水は、通水路形成部材6のバイパス通路6bを通って各振動発生素子4に至り、2つに分岐されてほぼ同一流量で両側のバイパス流入口4bから振動発生素子4に流入する。従って、流量比調整部材8は、振動発生素子4の主流入口4cから湯水衝突部14を経て渦列通路10bに流入する湯水と、バイパス通路6bを通って渦列通路10bに流入する湯水の流量の比を変更可能に構成されている。
各振動発生素子4の主流入口4cから給水通路10aに流入した湯水は、その流路の一部を閉塞するように設けられた湯水衝突部14に衝突する。これにより、湯水衝突部14の下流側には、湯水衝突部14の左右方向両側に交互に反対回りのカルマン渦の渦列が形成される。この湯水衝突部14により形成されたカルマン渦は、渦列通路10bによって導かれながら成長し、吐出通路10cに至る。
湯水衝突部14の下流側には渦が発生し、その部分で流速が高くなる。この流速の高い部分は湯水衝突部14の両側に交互に表れ、渦列は渦列通路10bの壁面に沿って吐水口4aに向かって進行する。渦列通路10bの端部に到達した湯水は段部12に衝突し、吐水口4aにおける流速分布に基づいて吐出される方向が曲げられる。即ち、湯水の流速の高い部分が図5における吐水口4aの上端に位置する状態では、湯水は下方に向けて噴射され、流速の高い部分が吐水口4aの下端に位置する状態では、湯水は上方に向けて噴射される。このように、湯水衝突部14の下流側に交互にカルマン渦を発生させることにより、吐水口4aにおいて流速分布が発生して、噴流が偏向する。また、渦列の進行により流速の速い部分の位置が往復運動するため、噴射される湯水も往復振動する。
このような主流入口4cから流入する湯水に加え、振動発生素子4には、両側のバイパス流入口4bからも湯水が流入する。各バイパス流入口4bは湯水衝突部14よりも下流側の、渦列通路10bの途中に設けられているため、各バイパス流入口4bからの湯水は、湯水衝突部14によって形成されたカルマン渦を含む流れに側面から合流する。即ち、バイパス通路6bを通って各バイパス流入口4bから流入する湯水は、湯水衝突部14を迂回して、渦列通路10bの中に流入する。なお、本実施形態においては、バイパス通路6bを通って各バイパス流入口4bから流入する湯水の流速は、流量比調整部材8の設定にかかわらず、常に、湯水衝突部14を経て渦列通路10bに流入する湯水の流速よりも遅くなるように構成されている。
次に、図6乃至図8を参照して、バイパス流入口4bから流入する湯水の作用を説明する。
図6は、主流入口4cから流入する湯水と、各バイパス流入口4bから流入する湯水の合計との割合が9:1の場合の吐水を示す図である。
この場合には、大部分の湯水が主流入口4cから流入し、湯水衝突部14によって強いカルマン渦が形成された渦列が吐水口4aに到達するので、渦列の進行によって吐水口4aにおける流速が大きく変化し、吐出される湯水は大きく偏向される。これにより、噴射される湯水は大きな振幅で往復振動する。
次に、図7は、主流入口4cから流入する湯水と、各バイパス流入口4bから流入する湯水の合計との割合が6:4の場合を示す図である。
この場合には、主流入口4cから流入する湯水が減少するため、湯水衝突部14によって形成されるカルマン渦が弱くなる。加えて、渦流を形成しない各バイパス流入口4bからの湯水が渦列通路10b内で合流するため、渦列の進行に伴う吐水口4aにおける流速の変化は小さくなり、吐出される湯水はあまり偏向されなくなる。これにより、噴射される湯水の振動振幅は小さくなる。しかしながら、流量比調整部材8の操作により、主流入口4cからの流量と各バイパス流入口4bからの流量の割合が変更された場合でも、これらの合計の流量は変化していないため、吐出される湯水の総量は図6の場合とほぼ同じであり、湯水の振動振幅のみが変化する。
次に、図8は、主流入口4cから流入する湯水と、各バイパス流入口4bから流入する湯水の合計との割合が5:5の場合を示す図である。
この場合には、主流入口4cから流入する湯水が更に減少するため、湯水衝突部14によって形成されるカルマン渦は更に弱くなる。加えて、渦流を形成しない各バイパス流入口4bからの湯水も増加するため、渦列の進行に伴う吐水口4aにおける流速の変化は殆どなくなり、吐出される湯水は振動せず、直進する。また、この場合にも、主流入口4cと各バイパス流入口4bの流量の合計は変化していないため、吐出される湯水の総量は図6の場合とほぼ同じになる。
このように、使用者は、振幅変更ツマミ2bの操作により、吐出流量を変化させずに、湯水の吐出範囲のみを変化させることができるので、好みや、使用状況に容易に適合させることができる使い勝手の良いシャワーヘッドを得ることができる。
本発明の実施形態のシャワーヘッド1によれば、吐出される湯水の振動振幅を、振動発生素子4に流入する給水通路10aからの湯水と、バイパス通路6bからの湯水の割合により変更することができるので、振動発生素子4は、機械的な可動部分を備えることなく、吐出する湯水の往復振動の振幅を変更することができる。これにより、噴出する湯水の振動振幅を変更可能なシャワーヘッド1を、簡単な構造で、コンパクトに構成することができる。また、流量比調整部材8は、湯水衝突部14を経て流入する湯水と、バイパス通路6bを通って流入する湯水の割合を変更するため、流量比調整部材8により振動振幅を変更しても、シャワーヘッド1から吐出される流量はほぼ一定に維持されるので、流量を一定にしたまま振動振幅を変更することができる使い勝手の良いシャワーヘッド1を提供することができる。
また、本実施形態のシャワーヘッド1によれば、バイパス通路6bから流入する湯水の流速が遅くされているので、湯水衝突部14によって生成された渦を過度に消失させることがなく、バイパス通路6bから流入する湯水を増加させることにより、少しずつ振動振幅を減少させることができ、振動振幅を広範囲で調節することができる。
さらに、本実施形態のシャワーヘッド1によれば、バイパス通路6bは、湯水衝突部14が延びる方向に対して直交する方向に湯水を流入させるので、湯水衝突部14の下流側に形成される渦列に対し、湯水はバイパス通路6bを経て側面から流入する。これにより、形成された渦を過度に破壊することなく渦流を弱めることが可能になり、少しずつ振動振幅を減少させることができ、振動振幅を広範囲で調節することができる。
また、本実施形態のシャワーヘッド1によれば、バイパス通路6bからの湯水は、渦列通路10bの両側からほぼ同一流量で流入するので、渦列通路10b内における流れに大きな偏りが生じることがなく、湯水の往復振動の偏りを少なくすることができる。
さらに、本実施形態のシャワーヘッド1によれば、2つのバイパス流入口4bが互いに対向するように配置されているので、渦列通路10b内における流れをほぼ対称に維持することができ、吐出される湯水の往復振動をほぼ対称に減少させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態においては、本発明をシャワーヘッドに適用していたが、台所のシンクや洗面台等で使用する水栓装置や、便座等に備えられる温水洗浄装置等、任意の吐水装置に本発明を適用することができる。また、上述した実施形態においては、シャワーヘッドに複数の振動発生素子が備えられていたが、吐水装置には適用に応じて任意の個数の振動発生素子を備えることができ、単一の振動発生素子を備えた吐水装置を構成することもできる。
なお、上述した本発明の実施形態において、振動発生素子内の通路について、便宜的に「幅」、「高さ」等の用語を用いて形状を説明したが、これらの用語は振動発生素子を設ける方向を規定するものではなく、振動発生素子は任意の方向に向けて使用することができる。例えば、上述した実施形態における「高さ」の方向を水平方向に向けて振動発生素子を使用することもできる。
1 本発明の第1実施形態の吐水装置であるシャワーヘッド
2 シャワーヘッド本体(吐水装置本体)
2a 基端部
2b 振幅変更ツマミ
4 振動発生素子
4a 吐水口
4b バイパス流入口
4c 主流入口
6 通水路形成部材
6a 主通水路
6b バイパス通路
6c 素子挿入孔
8 流量比調整部材(流量比変更部)
8a 主通水ボア
8b バイパス通水ボア
10a 給水通路
10b 渦列通路
10c 吐出通路
12 段部
14 湯水衝突部
102 噴射ノズル
102a 噴射口
104 フィードバック流路
110 前室
112 出口
114 入口孔
116 障害物
118 交換部品
120 交換部品

Claims (5)

  1. 湯水を吐水口から可変の振幅で往復振動させながら吐出する吐水装置であって、
    吐水装置本体と、
    この吐水装置本体に設けられ、供給された湯水を往復振動させながら吐出する振動発生素子と、を有し、
    上記振動発生素子は、
    上記吐水装置本体から供給された湯水が流入する給水通路と、
    この給水通路の流路断面の一部を閉塞するように、上記給水通路の下流側端部に配置され、上記給水通路によって導かれた湯水が衝突することで、その下流側に交互に反対回りの渦を発生させる湯水衝突部と、
    上記給水通路の下流側に設けられ、上記湯水衝突部により形成された渦を成長させながら導く渦列通路と、
    この渦列通路の下流側に設けられ、上記渦列通路によって導かれた湯水を吐出させる吐出通路と、
    上記吐水装置本体から供給された湯水を、上記湯水衝突部を迂回して上記渦列通路に流入させるバイパス通路と、
    上記湯水衝突部を経て上記渦列通路に流入する湯水と、上記バイパス通路を通って上記渦列通路に流入する湯水の流量の比を変更可能に構成された流量比変更部と、
    を有することを特徴とする吐水装置。
  2. 上記流量比変更部は、上記湯水衝突部を経て上記渦列通路に流入する湯水の流速が、上記バイパス通路を通って上記渦列通路に流入する湯水の流速よりも速くなる範囲で流量比を設定可能に構成されている請求項1記載の吐水装置
  3. 上記湯水衝突部は、上記給水通路の対向する1対の壁面間を横断して延びるように配置され、上記バイパス通路は、上記湯水衝突部が延びる方向に対して直交する方向に湯水を流入させる請求項1又は2に記載の吐水装置。
  4. 上記バイパス通路は、上記渦列通路の両側からほぼ同一流量で湯水を流入させるように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の吐水装置。
  5. 上記バイパス通路から上記渦列通路に湯水を流入させる2つのバイパス流入口は、互いに対向するように、上記渦列通路に配置されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の吐水装置。
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