JP5812589B2 - 電磁石 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁石であって、ソレノイドプランジャに対するガイドとしての管と、ソレノイドボディとが設けられており、該ソレノイドボディが、管に結合されている形式のものに関する。
管と、この管に配置されたソレノイドボディとを備えた電磁石は公知である。ソレノイドボディと管とを結合するためには、ソレノイドボディが管に差し被せられるか、被せ嵌められるかまたはプレス嵌めされ、こうして、多かれ少なかれ永続的に管に結合される。この場合、この管は、電流による負荷によって運動可能となるソレノイドプランジャのガイドとして働く。
電磁石は一般的に保護導体を有している。この保護導体は、電磁石の金属製の構成部材と土壌との間に電気的な接続が形成されているように設けられる。この場合、保護導体が電磁石の全ての金属製の構成部材にコンタクティングしていることが特に重要となる。管に差し被せられたかまたはプレス嵌めされたソレノイドボディを有する慣用の電磁石では、しばしば振動を伴う長く続く使用時に管とソレノイドボディとの間の結合の分離が生じる。この分離によって、しばしば保護導体も遮断され、これによって、電磁石の十分な接地がもはや付与されていない。さらに、ソレノイドボディが管から解離される事実に起因して、電磁石の機能障害も生じることがある。この機能障害は継続使用において望まれておらず、休止時間と、修理手間と、これらに相俟ったコストとに繋がる。
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の電磁石を改良して、管とソレノイドボディとの間に確実な結合を有する電磁石を提供することである。
この課題を解決するために本発明に係る電磁石では、ソレノイドボディを管に取り付けるための少なくとも1つの取付け手段が設けられており、該取付け手段が、管とソレノイドボディとにコンタクティングして管とソレノイドボディとを電気的に接続するための少なくとも1つの導電性のエレメントを有しているようにした。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、取付け手段が、ナット、クランプ、割りピン、ブラケット、コネクタ、クリップ、締付けリング、シールエレメントまたはこれに類するものとして、管および/またはソレノイドボディに差被せ可能、差込み可能、ねじ被せ可能または締まり嵌め可能に形成されているかもしくは管および/またはソレノイドボディにかしめ可能に形成されており、取付け手段が、導電性のエレメントとして形成されているかまたは導電性のエレメントが、取付け手段に不動にまたは解離可能に結合されているかまたは取付け手段内に組み込まれている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントを取付け手段、管および/またはソレノイドボディに解離可能にまたは不動に配置するために、導電性のエレメントを係合させるための特に溝状に形成された切欠きが設けられている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントが、取付け手段、管またはソレノイドボディに解離可能にまたは不動に配置されていて、特に接着されているか、融着されているか、ろう接されているか、溶接されているか、かしめられているかまたは挿入されている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントが、取付け手段、ソレノイドボディまたは管にインサート成形されていて、特に取付け手段、ソレノイドボディまたは管の材料の射出成形または溶融により該材料内に埋め込まれている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントが、変形加工可能にまたは緊定可能に形成されており、ソレノイドボディと管とのコンタクティングが、導電性のエレメントの変形加工または緊定の後に形成可能であり、特にソレノイドボディおよび/または管への導電性のエレメントの係合が、前記変形加工または前記緊定の前、間または後に行われている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントが、ソレノイドボディに半径方向でかつ/または軸方向でコンタクティングしていて、管に軸方向でかつ/または半径方向でコンタクティングしている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントが、ディスク、特にばねディスク、波形ディスク、舌片付きディスク、歯付きディスクとして形成されているかまたはリング、特にばねリング、舌片付きリング、歯付きリングまたはスナップリングとして形成されているかまたは弾性的なエレメント、特に伝導性のゴムエレメント、有利には導体ゴムリングとして形成されている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメント、特に前記ディスクまたはリングが、ソレノイドボディおよび/または管に少なくとも1つのコンタクティング面を形成するための刃部、シャープエッジまたはカッティングエッジを有している。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、刃部、前記シャープエッジまたは前記カッティングエッジを介して、ソレノイドボディおよび/または管の表面の傷付け、特に純然たるコンタクティング面を形成するための前記表面の引掻きまたは裂開が実施可能である。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、前記ディスクまたはリングが、内周面および/または外周面に配置された半径方向の欠落部を有しており、該欠落部の間に残されたディスクボディまたはリングボディが、交互に管もしくはソレノイドボディの方向にまたは半径方向もしくは軸方向に方向付けられて、特に曲げられて形成されている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントを閉じ込めるシール部材が設けられており、かつ/または導電性のエレメントが、管の軸方向に配置された少なくとも2つのシール部材の間に配置されており、かつ/または導電性のエレメントが、シール部材内にインサート成形されているかまたはシール部材の材料の射出成形により該材料内に埋め込まれていて、シール部材を前記変形加工または前記緊定の際に半径方向にかつ/または軸方向に、有利には部分的に突き破っているかまたは貫通していて、管とソレノイドボディとにコンタクティングしている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、取付け手段にシール部材が設けられており、導電性のエレメントが、シール部材の間に配置されており、第1のシール部材が、軸方向で管に接触しており、第2のシール部材が、半径方向でソレノイドボディに接触している。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、シール部材が、Oリング、シールテープまたはシールリップとして形成されており、少なくとも2つのシール部材が、内部に導電性のエレメントが配置された接触スペースを2つの側で仕切っている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントに直接配置された付加的なシール部材が設けられており、特に該シール部材が、導電性のエレメントを取付け手段に結合しているかまたは緊定している。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントが、アースストラップのように形成されており、該アースストラップの第1の端部が、管にコンタクティングしており、前記アースストラップの第2の端部が、ソレノイドボディにコンタクティングしており、ストラップボディが、取付け手段に配置されている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、導電性のエレメントが、取付け手段の少なくとも部分的に導電性のコーティングとして形成されており、特に該コーティングが、取付け手段の相応の負荷後に初めて管とソレノイドボディとにコンタクティングしている。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、管とソレノイドボディとを取り囲むハウジングが設けられており、該ハウジング、管および/またはソレノイドボディの間の電気的な接続が、コンタクティングする導電性のエレメントを介して形成可能である。
本発明に係る電磁石の有利な態様によれば、取付け手段が、伝導性の材料を装入した非導電性のベース材料から形成されており、特に該非導電性のベース材料が、金属粒子、金属チップ、黒鉛微粉または炭素微粉を混加物または被覆物として含有している。
本発明によれば、前述した課題は、ソレノイドプランジャに対するガイドとしての管と、ソレノイドボディとを有する電磁石が提供されることによって解決される。本発明に係る電磁石では、すでに公知先行技術に基づき公知であるように、ソレノイドボディが管に結合されている。この管とソレノイドボディとの間に確実な結合を提供するために、本発明に係る電磁石は、ソレノイドボディを管に取り付けるための少なくとも1つの取付け手段が設けられていることによって特徴付けられている。この取付け手段を介して、管とソレノイドボディとの間に永続的な結合を形成することができる。この場合、電磁石の接地が、ソレノイドボディと管との遮断されない電気的な接触に基づき付与されていて、ここで、電流を導出することができることを確保するためには、取付け手段が、管とソレノイドボディとを電気的に接続するための少なくとも1つの導電性のエレメントを有していることが提案されている。この場合、この導電性のエレメントは、一方で管にコンタクティングしていて、他方でソレノイドボディにコンタクティングしている。この場合、導電性のエレメントは管もしくはソレノイドボディの金属面にコンタクティングしており、これによって、ここで、電流が妨害されずに流れることができる。
本発明に係る電磁石に使用される、ソレノイドボディと管との取付け手段もしくは管へのソレノイドボディの固定手段は、ナット、クランプ、割りピン、ブラケット、コネクタ、クリップ、締付けリングまたはソレノイドボディと管との間に確実なかつ高い信頼性の結合、特に永続的な結合を確保するその他のものとして形成されていてよい。取付け手段がナットとして形成される場合には、このナットが、管へのソレノイドボディの差被せ後または被嵌め後もしくはソレノイドボディと管とのかしめ後、有利には相応のねじ山を有する管にねじ被せられる。これに対して択一的には、ソレノイドボディが、たとえば付設されたかまたは成形された、ナットの相応の対応ねじ山に係合されるねじ山を有する可能性も存在する。この場合、ナットにねじ山が付設されている可能性も存在する。このねじ山はナットを越えて張り出していて、ナットの表面から突出していて、ソレノイドボディに設けられた、たとえば管を取り囲む切欠き内にねじ込まれる。当然ながら、全部で2つのねじ山、つまり、管に設けられた半径方向に配置されたねじ山およびソレノイドボディに設けられた軸方向に配置されたねじ山が設けられており、ナットが相応の対応ねじ山を有していて、したがって、管だけでなく、ソレノイドボディにも結合することができるかもしくは螺合することができる可能性も存在する。
取付け手段のより簡単な構成は、クランプとしての態様を成している。このクランプは、管とソレノイドボディとの組立て後、すでに上述した過程のうちの1つの過程で管もしくはソレノイドボディに締まり嵌めされるかまたは装着される。この場合にも、クランプに係合される相応の突出部、溝またはフランジが管および/またはソレノイドボディに設けられていてよい。クランプに対する相応の保持手段を介して、クランプの配置方向または取付け方向もしくはクランプの位置が規定されてもよい。管とソレノイドボディとの間の特に簡単な結合は、割りピンの使用によって達成することもできる。この割りピンは、電磁石の管またはソレノイドボディもしくは両構成部材に設けられた切欠きもしくは貫通孔に差し込まれ、次いで、割りピン結合のように割りピンの曲げ加工または変形加工によって固定される。取付け手段は、割りピンと協働する付加的な溝付きナット(キャッスルナット)として形成されてもよい。この場合、ここでは、ナットまたは割りピンまたは両構成部材が導電性に形成されていて、管とソレノイドボディとの間の電気的な接続を保証している可能性が存在する。
すでに述べた取付け手段のほかに、取付け手段はブラケットまたはブラケットのセットとして形成されてよい。このブラケットは、たとえば管に旋回可能に配置されていて、ソレノイドボディに設けられた突出部または相応に嵌合する収容部に係合する。逆の事例では、当然ながら、ブラケットがソレノイドボディに旋回可能に配置されていて、管に設けられた保持手段に係合する可能性も存在する。当然ながら、ブラケットは、ソレノイドボディにも管にも被さりかつ両エレメントに緊定されるように形成されてもよい。この場合、有利にはソレノイドボディへのブラケットもしくはブラケット端部の固定が行われ、管がブラケットによって挟み込まれるか、閉じ込められるかまたは把持するように取り囲まれる。また、取付け手段がコネクタまたは差込み結合部材として形成されてもよい。この場合、管とソレノイドボディとのかしめまたは緊定に対して付加的に締付け結合が提案されている。このためには、差込み結合部材が相応の切欠きもしくは突出部を有している。管へのソレノイドボディの結合もしくは取付けは、クリップによって行われてもよい。このクリップはクランプとブラケットとの特性の結合を成していて、一方で管またはソレノイドボディに緊定され、他方で管もしくはソレノイドボディを取り囲み、これによって、ここで、電磁石の両構成部材の間に確実な結合が確保される。取付け手段の態様に対する別の可能性は、取付け手段が締付けリングとして形成されることにある。このためには、管またはソレノイドボディが、たとえば全周にわたって延びるように形成された環状溝を有している。この環状溝内に締付けリングが圧入されるかまたは挿入される。また、管が、通路のような溝状の凹部を有している可能性も存在する。この凹部には、締付けリングまたは締付けリングの一部が係合するかもしくは締付けリングが緊定されるかまたはクランプされる。当然ながら、同じアッセンブリまたは類似のアッセンブリがソレノイドボディに設けられてもよい。この場合、管とソレノイドボディとの間の結合は、以下のように行われる。まず、管が製作され、ここで、必要な場合に、相応の凹部または突出部が配置される。その後、ソレノイドボディが管に装着されるかもしくは被せ嵌められ、ここで、たとえばプレス嵌めされた状態で固定される。次いで、この管へのソレノイドボディの永続的な固定ひいては取付け手段の配置による電磁石の組立てが行われる。ここで、たとえば締付けリングが設けられる場合には、この締付けリングが、まず、管に被せ嵌められ、その後、締付けリングの領域が、管またはソレノイドボディに設けられた環状溝または通路状の凹部に到達する。この凹部内への締付けリングの係止またはスナップ嵌めによって、この締付けリングが管またはソレノイドボディに固定される。引き続き、その後、締付けリングまたは締付けリングの一部のプレス結合またはかしめが行われ、これによって、締付けリングがソレノイドボディもしくは管に遊びなしに接触しかつ電磁石の両エレメントを永続的に確実にかつ安定して結合する。前述した取付け手段は全て管とソレノイドボディとの間の確実な結合を可能にし、さらに、特に簡単にひいては廉価に配置することができ、製作することができる。管とソレノイドボディとの電気的な接続を確保するためには、取付け手段が導電性のエレメントとして形成されているかもしくは導電性のエレメントが取付け手段に結合されているかまたは取付け手段内に組み込まれていると有利であると見なされる。この場合、取付け手段との導電性のエレメントの結合または取付け手段内への導電性のエレメントの組込みは、不動にまたは解離可能に形成されてよい。当然ながら、導電性のエレメントと取付け手段との間の不動の結合が、管もしくはソレノイドボディへの取付け手段の装着、差被せ、ねじ被せまたは締まり嵌めによって初めて形成されるかまたは装着、差被せ、ねじ被せまたは締まり嵌めの際に初めて形成される可能性も存在する。さらに、1つまたはそれ以上の導電性のエレメントが、すでに予め取付け手段内に組み込まれてよく、導電性のエレメントの導電的な活動が、管もしくはソレノイドボディへの取付け手段のねじ被せ、締まり嵌め、装着、差被せまたはその他の配置の際にまたは後に初めて実施されてよい。これに相俟って、導電性のエレメントがディスクとして形成されていると有利であると見なされる。この場合、たとえば取付け手段の位置固定と、ソレノイドエレメントへの永続的なかつ特に安定した電気的なコンタクティングもしくは接続とを保証することができるばねディスク、波形ディスクまたは舌片付きディスクとしての態様が提供される。この場合、導電性のエレメントとして使用可能なディスクの1つの態様としてのばねディスクは、いずれにせよ形成された取付け手段の取付け、締まり嵌め、ねじ被せまたは差被せによって変形させられ、この場合、一方で管にかつ他方でソレノイドボディに当て付けられるかまたは圧着され、これによって、ここに、電気的な接続が付与されている。類似の原理により、波形ディスクまたは舌片付きディスクの使用が機能を発揮する。この場合、後者のディスクでは、すでに変形加工された領域が設けられている。この領域は、一方で管にかつ他方でソレノイドボディに当て付けることができ、これによって、ここで、これらのエレメントの電気的な接続が改善される。ディスクとしての導電性のエレメントの態様のほかに、導電性のエレメントをリングとして形成する可能性も存在する。このリングは管に差し被せられ、ソレノイドボディに当て付けられる。ここでも、リングが取付け手段および導電性のエレメントとして働くことにより、管へのソレノイドボディの固定をリングによってのみ行うことができる。この場合、リングは管またはソレノイドボディに永続的に結合され、たとえば管またはソレノイドボディに設けられた相応の切欠き、溝または切込みに挿入され、その後、ソレノイドボディまたは管にかしめられるかまたはプレス結合される。これによって、導電性のエレメントが適度にフレキシブルなままとなり、したがって、管とソレノイドボディとの間の電気的な接続が裂断することなく、管に対するソレノイドボディの運動もしくはソレノイドボディ内での管の移動に反応することができることも確保される。また、電気的な接続の更なる改善のためには、リングが歯付きリングまたは歯付きディスクのように形成されていてもよい。この場合、取付け手段の当付け、装着、差被せ、ねじ被せまたは締まり嵌めの際には、リングによって、管またはソレノイドボディまたは両構成部材の表面に損傷が与えられる。なぜならば、このために、リングもしくはディスクが特殊な歯状の突出部を有しているからである。表面に損傷を与えることによって、導電性のエレメントと管もしくはソレノイドボディとの間に接触面が提供されるかまたは増加させられ、これによって、電気的な接続が形成されるかまたは改善される。
取付け手段、管および/またはソレノイドボディへの導電性のエレメントの解離可能なまたは不動の配置が提案されている場合、ここでは、特に溝状に形成された切欠きが設けられていると特に有利であると判る。この切欠きは、導電性のエレメントを係合させるために働く。溝状の切欠きは、すでに管、ソレノイドボディまたは取付け手段の製作時にこの構成部材に設けられてもよいし、ここで追補的に切り込まれるか、凹状成形されるか、フライス削りされるかまたはその他の形式で加工されてもよい。したがって、たとえば取付け手段がプラスチックから形成される可能性が存在する。この場合、たとえば1回の射出成形法で行われる製作時にすでに相応の切欠きがワークピースに一体化されるかまたは組み込まれるかもしくは凹状成形されてよい。同じくプラスチック材料から形成することができる管では、切欠きもしくは凹部または溝が、すでに製作プロセス中にワークピースに加工されてもよい。しかし、ここでは、当然ながら、切欠きの追補的な加工が行われる可能性も存在する。本発明の有利な態様は、導電性のエレメントが取付け手段もしくは管またはソレノイドボディに解離可能にまたは不動に配置されていることを提案している。これは、導電性のエレメントが、電磁石の前述した構成部材の1つに設けられており、電気的な接続が、管へのソレノイドボディの装着、当付け、ねじ被せ、差被せまたは管とソレノイドボディとのその他の結合および/または取付け手段の固定の後に実施されることを意味している。ここで、導電性のエレメントと取付け手段もしくは管またはソレノイドボディとの解離可能なまたは不動の結合を実施することができるようにするためには、特に導電性のエレメントの接着、融着、ろう接、溶接または形状接続的な挿入または当付けによる配置が推奨される。更なる可能性は、かしめ、すなわち、機械的な結合の形成にある。取付け手段、ソレノイドボディまたは管が非導電性の材料から製作されるかもしくは非導電性に形成された領域を有している場合、本発明の有利な態様は、導電性のエレメントが取付け手段、ソレノイドボディまたは管もしくはこの構成部材の領域にインサート成形されて付与されていることを提案しており、それにもかかわらず、これによって、ここで、十分なかつ高い信頼性のならびに確実な電気的なコンタクティングを行うことができる。ここでは、導電性のエレメントのインサート成形に対して、この導電性のエレメントを、たとえば取付け手段、ソレノイドボディまたは管の製作プロセス時にその材料の射出成形によりワークピース中間製品内に一緒に埋め込む可能性が存在する。ここで、注型型が使用される場合には、導電性のエレメントが、当然ながら、封止コンパウンドによって包埋されてもよく、これによって、この場合、取付け手段、ソレノイドボディまたは管にインサート成形される。また、当然ながら、導電性のエレメントが取付け手段、ソレノイドボディまたは管にその材料の溶融により埋め込まれることによって、導電性のエレメントの追補的な配置の可能性も存在する。この場合、溶融による埋込みは、導電性のエレメントが電気的に負荷され、この場合、加熱されることによって特に簡単に行うことができる。これによって、同時に導電性のエレメントの機能コントロールを実施することができる。すでに前述したように、導電性のエレメントは、変形加工可能なディスクまたは変形加工可能なリングとして形成されてよい。さらに、導電性のエレメントがその他の形式で形成され、この場合、変形加工可能にも緊定可能にも形成されている可能性も存在する。この場合、ソレノイドボディと管とへのコンタクティングは、導電性のエレメントの変形加工または緊定の後に行われる。この導電性のエレメントの変形加工または緊定の途中、ソレノイドボディおよび/または管への導電性のエレメントの係合が行われてもよく、これによって、ここで、係合により初めて電気的な接続のための電気的なコンタクトが形成されるかまたは係合により、すでに既存の電気的なコンタクティングがさらに改善され、安定化される。この場合、導電性のエレメントとソレノイドボディおよび/または管との電気的な接続の形成ならびに係合は、変形加工または緊定の前、間または後に提案されていてよい。これは、導電性のエレメントが、まず、緩く、すなわち、動き嵌め、隙間嵌めまたは滑り嵌めされた状態で管またはソレノイドボディに装着されるかまたは被着され、その後、変形加工プロセスまたは緊定プロセスの途中に導電性のエレメントの固定が行われることを意味している。この場合、導電性のエレメントの変形加工または緊定の途中には、電気的なコンタクトの製作または形成もしくは電気的なコンタクトの改善および安定化が達成される。導電性のエレメントは、本発明の有利な態様では、ソレノイドボディへの半径方向のまたは軸方向のコンタクティングが行われるように形成されている。この場合、また、管への軸方向のかつ/または半径方向のコンタクティングも行われる。当然ながら、導電性のエレメントが構成部材の1つ、すなわち、ソレノイドボディまたは管に半径方向でコンタクティングしかつ第2の構成部材、すなわち、ソレノイドボディまたは管に軸方向でコンタクティングする可能性も存在する。たとえば管への軸方向のかつ半径方向のコンタクティングは、全周にわたって延びる環状溝が管に設けられていることによって達成することができる。この管には、導電性のエレメントの一部領域が係合し、この場合、導電性のエレメントの別の領域が軸方向で管に表面平行にもしくは周面平行に接触する。ソレノイドボディに関して、導電性のエレメントの所定の領域がソレノイドボディの第1の表面に載置し、この表面に半径方向で延びているのに対して、第2の領域はソレノイドボディに対して同軸的に配置されていて、このソレノイドボディの別の表面に軸方向で接触する可能性も存在する。
本発明によれば、特にディスク、リングまたはクランプとして形成された導電性のエレメントもしくは取付け手段が、刃部、シャープエッジまたはカッティングエッジを有していて、したがって、挿入、当付け、装着、締まり嵌め、緊定またはかしめの際にソレノイドボディと管とにコンタクティング面を自動的に形成することも提案されている。
この場合、刃部がカッティングエッジによってソレノイドボディおよび/または管の材料内に係合し、ここで、表面層を除去加工し、ソレノイドボディもしくは管の材料内に永続的に固定されることが提案されている。この場合、導電性のエレメントが、たとえばソレノイドボディと管とに噛み合わされるかもしくは食い込み、この場合、部分的に管および/またはソレノイドボディの表面を裂開する。この場合、純然たるコンタクト面が提供されるかまたは増加させられ、永続的な伝導性が確保される。
導電性のエレメントの製作時の材料節約のためには、この導電性のエレメントをディスクまたはリングとして製作することができ、リング厚さもしくはディスク厚さを十分に減少させることができ、これによって、この厚さが、ほんの数ミリメートルないし数十ミリメートルにしか寸法設定されない。ディスクまたはリングはシートとして形成されてもよい。別の態様は、ディスクまたはリングが、内周面もしくは外周面に配置された半径方向の複数の欠落部を有していることにある。この場合、これらの欠落部は、ディスクまたはリングの材料なしのスペースを意味している。欠落部の間には、ディスクボディまたはリングボディの残部が残されており、これによって、ディスクまたはリングが、最終的に、外周面と内周面とに設けられた突出部を備えた歯付きリングのように形成されている。いま、確実なかつ安定した電気的な接続を管とソレノイドボディとの間に確保することができるようにするために、ここでは、リングボディの残された残部が交互に管もしくはソレノイドボディの方向にまたは管もしくはソレノイドボディに対して半径方向にもしくは軸方向に方向付けられるように変形加工され、特に曲げ加工され、一方で管にコンタクティングし、他方でソレノイドボディにコンタクティングすることが提案されてよい。
導電性のエレメントは絶えず通電するように形成されているので、ここでは、腐食が形成される可能性が存在する。このことを阻止するために、本発明に係る電磁石の有利な態様は、導電性のエレメントを閉じ込める少なくとも1つのシール部材が設けられていることを提案している。
この場合、導電性のエレメントは、たとえば管の軸方向に配置された少なくとも2つのシールエレメントの間に配置されてよい。電磁石の組立て時もしくは形成時には、まず、ソレノイドボディが管に被せ嵌められるかまたは差し被せられ、この管にすでに動き嵌めまたはプレス嵌めされた状態で固定される。次いで、第1のシール部材、たとえばシールリングまたはシールリップまたはシールディスクが管に被せ嵌められる。その後、導電性のエレメントの装着、被嵌め、かしめ、締まり嵌めまたはねじ被せが行われる。その後、同じくディスク、リング、リップまたは適切と思われるその他のものとして形成されていてよい第2のシール部材が管に被せ嵌められる。これによって、導電性のエレメントが、管の軸方向に配置された2つのシールエレメントの間に配置される。択一的または付加的には、当然ながら、導電性のエレメントがシール部材内にインサート成形されるかまたはシール部材の材料の射出成形により、この材料内に埋め込まれている、すなわち、ほぼシール部材内に組み込まれた状態で付与されている可能性も存在する。この場合、シール部材の材料もしくはシール部材自体による導電性のエレメントの充分な取囲みが提案されてよい。この事例では、導電性のエレメントがシール部材を少なくとも部分的に半径方向にかつ軸方向に突き破り、管とソレノイドボディとにコンタクティングする。有利には、シール部材の突破りまたは突通しは、導電性のエレメントの変形加工時または緊定時に初めて行われる。この場合、導電性のエレメントが完全にシール材料によって取り囲まれていて、したがって、たとえば組み立てられていない状態でシールリングまたはシールディスクの形状および外観を有していることが提案されている。管への導電性のエレメントの装着もしくは取付け手段内への配置および本発明に係る電磁石への固定により、この固定の途中でシール材料が、内部に配置された導電性のエレメントによって少なくとも部分的に半径方向でも軸方向でも突き破られ、したがって、管とソレノイドボディとへのコンタクティングが形成される。ここで、満足のいく突破りを行うためには、導電性のエレメントが、有利には相応の刃部、シャープエッジまたは突出部を有している。この相応の部分は、シール部材の弾性的な材料を貫通することができる。たとえばリングまたはディスクの使用時に、このディスクまたはリングの表面にシール材料が接着されるか、吹付け塗布されるか、溶接されるかまたはその他の形式で配置され、したがって、導電性のエレメントを、すでにシール部材を備えて電磁石内に配置することができる可能性も存在する。ここでも、導電性のエレメントがシール部材を部分的にしか突き破っておらず、したがって、単に部分的な電気的なコンタクティングが導電性のエレメントを介して実施される可能性が存在する。本発明に係る電磁石に使用可能な導電性のエレメントの有利な態様は、この導電性のエレメントが係合手段、ここでは、たとえば刃部、突出したシャープエッジまたはカッティングエッジを有していることを提案している。これらの部分はソレノイドボディおよび/または管の表面を傷付け、これによって、ここで、電気的なコンタクティングが形成されるかもしくは改善される。しかし、ソレノイドボディもしくは管の表面への係合に基づき、相応の処理で表面に形成される防食性の酸化物層が傷付けられるかもしくは取り除かれ、これによって、ここで、特に刃部、シャープエッジまたはカッティングエッジの作用点もしくは接触面に腐食点が形成される。周辺の雰囲気に対する導電性のエレメントの実際に空気密な閉鎖を達成するために、電磁石の有利な態様では、取付け手段内へのシール部材の配置が提案されている。この場合、ここに配置されたシール部材は導電性のエレメントから間隔を置いて設けられている。この場合、軸方向で管に接触する第1のシール部材と、半径方向でソレノイドボディをシールする第2のシール部材とが設けられている。この場合、たとえば取付け手段に設けられた相応の切欠きまたは溝に嵌め込まれるかまたは挿入され、たとえば取付け手段の材料の射出成形により、この材料内に埋め込まれるかまたはインサート成形されていてよい両シール部材の間に導電性のエレメントが位置していて、たとえばシールリング、シールストリップ、シールコンパウンドまたはシールテープとして形成されていてよいシール部材によって、侵入する湿分に対して防護される。シール部材は取付け手段内に導電性のエレメントに対して間隔を置いて配置されており、これによって、ここには、部分的にシャープエッジに形成された導電性のエレメントによるシール部材の傷付けが行われる危険が決して存在しない。
有利には、本発明に係る電磁石と共に使用可能なシール部材は、Oリング、シールテープ、シールリップまたはシールディスクとして形成されている。導電性のエレメントの上下への2つのシール部材のすでに上述した配置時には、少なくとも2つのシール部材が、内部に導電性のエレメントが配置されている接触スペースを管またはソレノイドボディに形成している可能性が存在する。この場合、シール部材が接触スペースを2つの側で仕切っている。シール部材は導電性のエレメントに対応配置されて電磁石、すなわち管および/またはソレノイドボディに直接配置されている必要もない。重要なのは、シール部材が液体または空気の侵入を阻止し、これによって、導電性のエレメントの腐食が起こらないようにすることである。
導電性のエレメントが、いわゆる「導体ゴム」として形成される可能性も存在する。この場合、この導体ゴムは、炭素粒子で充填されたかまたは炭素粒子と混合されたゴム材料から成っている。導体ゴムの使用は、ここでは、電磁石に生じるような振動時にも、安定した永続的な電気的な接続を管とソレノイドボディとの間に確保することができる弾性的な永久結合を実施することができるという利点を提供する。さらに、シールゴムは、管とソレノイドボディとの結合箇所もしくは結合面に対するシール機能も引き受ける。
導電性のエレメントに直接配置される付加的なシール部材が設けられていても推奨に値すると見なされる。この場合、このシール部材は、導電性のエレメントを取付け手段に取り付けるか、結合するかまたは緊定すると同時にシールするために使用することができる。これは、導電性のエレメントと取付け手段との結合中にシールエレメントが変形させられ、この変形の途中に導電性のエレメントの変形が実施されることによって行われる。この場合、この導電性のエレメントが取付け手段内に圧入されるかまたは永続的に挿入され、固定される。ここでも、使用される別の全てのシール部材同様、シール部材を全体的にまたは部分的に導体ゴムから形成する可能性が存在する。
導電性のエレメントは、本発明に係る電磁石の有利な改良態様では、アースストラップとして形成されているかもしくはアースストラップのように形成されている。この場合、このアースストラップは、線材から形成された編組を有していてもよいし、金属ストリップもしくは金属テープから形成されていてもよいし、金属と混合されたプラスチックストリップから形成されていてもよい。この場合、アースストラップの第1の端部が管への固定のために設けられているのに対して、アースストラップの第2の端部はソレノイドボディにコンタクティングする。ストラップボディ、すなわち、アースストラップの両端部を結合する領域は、取付け手段に配置されているかまたは取付け手段内に固定されているかもしくは取付け手段内にインサート成形されている。
導電性のエレメントが、取付け手段の少なくとも部分的に導電性のコーティングとして形成されていると有利であると判る。このコーティングによって、電気的なコンタクティングに対する十分に大きな表面が提供されることを確保することができる。さらに、コーティングは、取付け手段またはコーティングが変形加工される場合でも、取付け手段に安定的に残すことができる。たとえば取付け手段が取付けナットとして形成されている場合、ここでは、ナットのねじ山またはナットの表面全体が導電性のコーティングを備えている可能性が存在する。この場合、管もしくはソレノイドボディへのナットのねじ被せによって、電気的な接続が行われる。当然ながら、取付け手段が導電性の材料から形成されていて、防護コーティングを有している可能性も存在する。この防護コーティングは管および/またはソレノイドボディへの取付け手段の配置時に損傷されるかもしくは取り除かれ、その後初めて電気的なコンタクティングが行われる。さらに、取付け手段が、たとえば金属粒子またはチップもしくは黒鉛微粉または炭素微粉のような伝導性の粒子が混入された伝導性の材料を装入した非導電性のベース材料から形成されている可能性も存在する。この場合、これによって、取付け手段の導電性が達成される。この導電性は、のちに管とソレノイドボディとの電気的な接続のために使用される。
本発明は、管とソレノイドボディとを取り囲むハウジングを有する電磁石も提供する。ここで、管とソレノイドボディとへのコンタクティングを確保するために、1つには、導電性のエレメントをハウジング内に嵌め込み、取付け手段を介して、管と、ハウジングと、ソレノイドボディとの固定を実施する可能性が存在する。この場合、この固定の途中にソレノイドボディと管とへの電気的なコンタクティングもしくはソレノイドボディと管との電気的な接続が行われる。さらに、導電性のエレメントを介したハウジング、ソレノイドボディおよび管の電気的な接続を行うことができるように導電性のエレメントを形成する可能性も存在する。この場合、この導電性のエレメントもしくは取付け手段の前述した全ての態様の使用が可能となる。この場合、もはやハウジングしか電磁石のこれらの構成部材によって一緒に取り囲まれないかもしくは一緒に固定されないかまたはコンタクティングされない。
本発明に係る電磁石は、有利には低電圧範囲、すなわち、12V〜400Vの間の運転電圧に対して適している。12V〜230V、12V〜48Vまたは12V〜35Vの間の電圧が電磁石に印加されると有利であると見なされる。当然ながら、より高いかまたは低い運転電圧、すなわち、12Vを下回る範囲内の運転電圧もしくは400Vを上回る範囲内の運転電圧も電磁石に印加する可能性が存在する。この場合、導電性のエレメントは、この電圧も受け止めることができるように形成されていなければならない。
当然ながら、前述した特徴と、以下にさらに詳しく説明する特徴とが、記載した各組合せだけでなく、別の組合せにおいて使用可能である。
本発明に係る電磁石の側面の概略的な横断面図である。 本発明に係る別の電磁石の側面の概略的な横断面図である。 電磁石への組付け位置における導電性のエレメントの一部の詳細図である。 本発明に係る電磁石の1つの実施の形態の平面図である。 図3aの平面図の一部を示す図である。 本発明に係る電磁石の別の有利な実施の形態の平面図である。 図4aの平面図の一部を示す図である。 シール部材内にインサート成形された導電性のエレメントの斜視的な断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を図面につき詳しく説明する。
図1には、電磁石10の側面の横断面図が示してある。円筒状の管11内には、プランジャ13が配置されている。管11に装着されてソレノイドボディ12が位置している。このソレノイドボディ12は、電磁石10にとって重要な全ての構成部材を有している。ただし、これらの構成部材については本発明において詳しく説明しないことにする。ソレノイドボディ12は、図1の実施の形態では、管11に差し被せられていて、この管11に滑り嵌めされた状態で保持されている。電磁石10の、図1で見て右上の端部は、取付けナット20を形成している。この取付けナット20は雌ねじ山15を有している。この雌ねじ山15は、管11にプレス結合されたソレノイドコア16に螺合されている。取付けナット20は、ソレノイドボディ12を管11に取り付けるための取付け手段14として働く。これによって、電磁石10のこれらの両構成部材の永続的な固定が達成される。この結合は、取付けナット20とソレノイドコア16との螺合によって改善される。この場合、取付けナット20はソレノイドボディ12を管11にプレス結合する。ソレノイドボディ12は管11に電気的に接続されている。ソレノイドボディ12が滑り嵌めされた状態でしか管11に被着されていない事実に基づき、電磁石10のこれらの両構成部材が、経験上、振動を伴う運転時に互いに解離される可能性が存在する。ソレノイドボディ12と管11との解離によって、これらの両構成部材の間に存在する電気的な接続も遮断され、この場合、電磁石10もしくは管11とソレノイドボディ12との十分な接地をもはや保証することができない。管11とソレノイドボディ12との間の安定した、特に解離しにくい電気的な接続ないし解離し得ない電気的な接続による電磁石10の永続的なかつ確実な防護を確保するためには、図1に示した電磁石10が導電性のエレメント17を有している。この導電性のエレメント17は、一方で管11の外面18に接触していて、他方でソレノイドボディ12の表面19に接触していて、ここで、電気的な接続を保証している。導電性のエレメント17は、図示の実施の形態では、部分リングとして形成されている。この部分リングは管11を部分的に取り囲んでいる。リングの横断面図において、このリングの構造を認めることができる。この構造は第1の湾曲部20bを有している。この第1の湾曲部20bは、ソレノイドボディ12の表面19に対して導電性のエレメント17にある程度のプリロードをかけている、つまり、予備荷重を加えている。管11に方向付けられて、リングは第2の湾曲部20aを有している。ここでは、この第2の湾曲部20aも導電性のエレメント17に所定のプリロードをかけている。さらに、導電性のエレメント17として形成された部分リングは、周方向に延びる溝21を有している。この溝21は、シールリング22aに対する収容部もしくは挿入点または挿入面として働く。導電性のエレメント17は、図示の実施の形態では、取付けナット20内に組み込まれている。両湾曲部20a,20bによる導電性のエレメント17へのプリロードに基づき、この導電性のエレメント17は、ソレノイドコア16への取付けナット20のねじ被せの途中、一方で管11に接続され、他方でソレノイドボディ12に接続され、その後、ねじ被せ過程の終了後、導電性のエレメント17が、緊締された位置にもたらされ、これによって、ここに、ソレノイドボディ12と管11との永続的なかつ確実なもしくは安定した電気的な接続が付与されている。組み込まれたかもしくは内部に挿入された導電性のエレメント17を備えた取付けナット20の製作時には、まず、導電性のエレメント17が取付けナット20内に挿入される。このためには、この取付けナット20が、特殊な切欠きもしくは全周にわたって延びる環状の溝または凹部を有している。次いで、シール部材22aが導電性のエレメント17に装着され、これによって、この導電性のエレメント17を取付けナットボディの方向に予め変形させる。シール部材22aによるこの変形の途中、湾曲部20a,20bが膨出させられ、これによって、この湾曲部20a,20bが、取付けナット20に設けられた凹部もしくは溝を越えて突出していて、一方で管11に方向付けられていて、他方でソレノイドボディ12に方向付けられている。導電性のエレメント17は、図示の実施の形態では、完全に全周にわたって延びるリング27として形成されておらず、管11を全周の所定の範囲に沿ってしか取り囲まない部分リングとして形成されている。当然ながら、ここでは、導電性のエレメント17を、管11を完全に取り囲むリング27として形成するかまたはディスクとして形成する可能性も存在する。さらに、取付けナット20内に、たとえば環状区分として形成された複数の導電性のエレメント17を配置する可能性も存在する。導電性のエレメント17の、湾曲部20a,20bとして形成された両端部は、管11とソレノイドボディ12とにコンタクティング(接触接続)している。この場合、このソレノイドボディ12が、導電性のエレメント17の、電磁石10に対して半径方向に延びる第1の湾曲部20bによってコンタクティングされるのに対して、第2の湾曲部20aは管11に軸方向でコンタクティングしている。ソレノイドボディ12の上側の端部と、その内部に押し込まれた管11との間の結合箇所23を、導電性のエレメント17を保持するための取付けナット20内に使用されるシール部材22aが付加的にシールしていて、ここでは、湿分またはこれに類するものの侵入を阻止している。導電性のエレメント17を腐食に対して防護するためには、取付けナット20が付加的に2つの別のシール部材22b,22cを有している。両シール部材22b,22cは、導電性のエレメント17に対応配置されて、取付けナット20に設けられた相応の収容溝24内に埋め込まれている。この場合、シール部材22b,22cは全体的に導電性のエレメント17と同じ長さを有している。この導電性のエレメント17も同じく取付けナット20内に配置されている。この取付けナット20内での導電性のエレメント17に対する明確に規定された挿入位置を提供するためには、取付けナット20が、ソレノイドボディ12に向けられた全周に沿って、取付けナット20に成形された肩部22を有している。この肩部22は、取付けナット20の使用もしくは装着の終了後、導電性のエレメント17を介して管11に接触している。
当然ながら、ソレノイドボディ12と管11との間の結合を確保するかもしくは改善するために、取付けナット20が使用されない可能性も存在する。むしろ、その代わりに、導電性のエレメント17が結合手段として形成されていてもよい。この場合、導電性のエレメント17は、クランプ、ブラケット、ディスクまたはリングとして形成されている。この実施の形態、すなわち、取付けナット20もしくはその他の取付け手段14なしの実施の形態では、導電性のエレメント17が、たとえばリングとして形成される。このリングは、管11に係合するために突出部を有している。また、この事例では、管11が、全周にわたって延びる環状溝、通路、その他の切欠き30または凹部を有している。この凹部内には、導電性のエレメント17に設けられた突出部が挿入されるか、接着されるか、溶接されるかまたはろう接される。その後、これにより管11に固定された導電性のエレメント17がソレノイドボディ12の方向に曲げ加工されるかまたはその他の形式で変形加工され、この場合、ソレノイドボディ12の表面19に当て付けられる。導電性のエレメント17の最終的なプレス結合またはかしめ加工の後、管11とソレノイドボディ12との永続的なかつ耐荷性の結合が実施される。さらに、ソレノイドボディ12と管11との取付け手段14として、導電性の材料と混合された全周にわたって延びるゴムシール部材を管11に装着し、その後、ゴムシール部材を変形加工する可能性も存在する。
このゴムシール部材は伝導性の粒子、たとえば炭素粒子を含有している。当然ながら、ゴムシール部材が単に伝導性のコーティングを有している可能性も存在する。
図2aには、本発明に係る別の電磁石10の側面の概略的な横断面図が示してある。この電磁石10も同じく管11を有している。この管11には、ソレノイドボディ12が装着されている。このソレノイドボディ12は、ここでは、プレス嵌めされた状態で管11に固定されている。ソレノイドボディ12を管11に取り付けるための取付け手段14は、図2aの実施の形態では、キャップ25として形成されている。このキャップ25は、管11の、ソレノイドボディ12を越えて突出した端部に差し被せられ、ここで、同じくプレス嵌めされた状態で固定されている。導電性のエレメント17として、図示の実施の形態では、二重L字形の断面を備えたリング27が設けられている。このことは、特に図2bに特に明確に認めることができる。リング27はキャップ25内に組み込まれていて、ここでは、リング27の断面形状に相応に形成された肩部22に当て付けられている。管11の端部へのキャップ25の装着の間、リング27が管11の外面18に沿って擦過し、この場合、軸方向で管11にコンタクティングする。リング27もしくはリング断面の第2の端部は、管11へのキャップ25の完全な装着後、ソレノイドボディ12の、キャップ25に向けられた表面19に当て付けられている。キャップ25の固定および永続的な位置固定は、リング27が管11とキャップ25の内側の周面との間のギャップ内に押し込まれ、ひいては、キャップ25を管11に対して緊定することによって行われる。キャップ25からのリング27の落下を阻止するために、ここでは、リング27の内側断面に挿入されたシールリング22aが設けられている。このシールリング22aはリング27をキャップ25に緊定している。リング27と、管11と、ソレノイドボディ12との接触スペースを、侵入する湿分に対して防護し、これによって、電気的な接続に損害を与える恐れがある腐食を阻止するためには、キャップ25に付加的な2つの切欠きが設けられている。両切欠き内には、別のシールリング22b,22cが挿入されている。一方のシールリング22cは管11の外面18に接触しており、他方のシールリング22bはソレノイドボディ12の表面19に接触しており、両シールリング22b,22cが接触スペースをシールしている。キャップ25内への導電性のエレメント17の配置に対して付加的に、ここでは、一方で管11にコンタクティングしかつ他方でソレノイドボディ12にコンタクティングするキャップ25の内側の周面が導電性の層またはコーティングで被覆されている可能性が存在する。キャップ25の装着後、このコーティングが、一方で管11にコンタクティングし、他方でソレノイドボディ12にコンタクティングし、これによって、同じく構成部材の間の電気的な接続を改善する。
図2bには、すでに図2aに相俟って説明した実施の形態が部分的に示してある。ここには、図2aに枠でマーキングした区分が拡大図で示してある。ここでは、特に二重L字体としてのリング27の形状および断面を認めることができる。同じく部分的に図示したキャップ25がその外側の周面に付加的に防滑性のコーティング29を有している。このコーティング29は管11へのキャップ25の装着を簡略化すると共に改善する。この防滑性のコーティング29に基づき、キャップ25と管11との間の特に永続的な結合もしくはソレノイドボディ12の表面19へのキャップ25の満足のいく当付けを実施することができる。なぜならば、キャップ25の装着プロセスの間、工具の滑り落ちまたはずれ滑りが防滑性のまたはスリップ防止性のコーティング29によって阻止されるからである。
図3aには、本発明に係る電磁石10の1つの実施の形態の平面図が示してある。ここにも、管11を認めることができる。この管11はソレノイドボディ12内に中心で配置されている。この場合、このソレノイドボディ12は組付け時に管11に被せ嵌められていて、プレス嵌めされた状態でこの管11に固定されている。ソレノイドボディ12と管11との間の永続的な結合を確保するためには、ソレノイドボディ12の上側の表面19に、クランプ32として形成された取付け手段14が配置されている。この取付け手段14は、一部でソレノイドボディ12に固定、たとえばろう接、溶接、接着されていて、一部で管11内に挿入されている。このためには、この管11が特殊な切欠き30を有している。図3bに詳しく示したクランプ32は、突出部33のほかに、付加的に刃部34を有している。この刃部34は、本発明に係る電磁石10の組付け時に管11の一番上側の層に損傷を与え、ここで、電気的なコンタクティングを形成しているかもしくは改善している。クランプ32は、すでにソレノイドボディ12の製作時にこのソレノイドボディ12に配置することができる。しかし、追補的な配置が行われる可能性も存在する。このためには、ソレノイドボディ12にもしくはソレノイドボディ12の表面19に、クランプ32が挿入される切欠きまたはこれに類するものを設けることができる。管11へのソレノイドボディ12の装着の途中、クランプ32が僅かに変形させられ、この場合、突出部33もしくは突出部33に配置された刃部34で、ここでは追補的にまたは管11の生産時にすでに加工されてよい、管11に設けられた環状溝状の切欠き30内に滑り込み、ソレノイドボディ12を管11からの滑り落ちまたは落下に対して位置固定している。クランプ32は全体的にまたは部分的に導電性の材料から形成されている。クランプ32を介して、ソレノイドボディ12への半径方向のコンタクティングと、管11への半径方向のコンタクティングとが実現される。クランプ32の形状に応じて、このクランプ32が、たとえば管11の軸方向に折り曲げられた別の突出部を有している場合には、管11への軸方向のコンタクティングを実現することもできる。
図4aには、本発明に係る電磁石10の別の有利な実施の形態の平面図が示してある。この電磁石10も同じく管11を有している。この管11はソレノイドボディ12に結合されている。このソレノイドボディ12を管11に位置固定するためには、取付け手段14として、図4bの部分図に明確に認めることができるスナップリング36が設けられている。このスナップリング36は、管11に設けられた環状溝状の切欠き30内に挿入される。電磁石10の組付けのためには、スナップリング36が曲げ拡げられ、管11に被せられ、その後、弛緩され、これによって、スナップリング36が、管11に設けられた切欠き30内にばね弾性的に嵌まり込む。スナップリング36に設けられた突出部37は、1つには、スナップリング36を曲げ拡げるかもしくは相応の工具またはトングを作用させるために働く。もう1つには、突出部37が、ソレノイドボディ12と管11との電気的なコンタクティングの改善も実現する。なぜならば、突出部37が半径方向でソレノイドボディ12に接触するからである。スナップリング36の、切欠き30を越えて突出した図4bに認めることができる領域も同じく、管11とソレノイドボディ12との電気的な接続を形成している。この場合、ここでは、管11への軸方向の接触と、ソレノイドボディ12への半径方向の接触とが行われている。図3a、図3b、図4aおよび図4bに示した電磁石10の実施の形態は、付加的な取付け手段14、たとえば取付けナット20またはキャップ25なしで十分である。管11へのソレノイドボディ12の固定もしくは位置固定と、これらの磁石構成要素の間の電気的な接続の形成とは、付加的なエレメント、たとえばクランプ32(図3aおよび図3b参照)もしくはスナップリング36(図4aおよび図4b参照)を介してしか実現されない。したがって、本発明に係る電磁石10のこの実施の形態が製作において特に廉価であると判る。なぜならば、1つには、廉価な少ない構成部材が使用され、もう1つには、組付け手間が、容易に挿入することができるかまたは当て付けることができるエレメントに基づき著しく減少させられるからである。したがって、結合が、可能な限り僅かな手間で実施されるものの、それにもかかわらず、ソレノイドボディ12と管11との確実なかつ安定した結合と、管11とソレノイドボディ12との永続的なかつ耐久性のある、そこでは適度にフレキシブルなかつ弾性的な電気的な接続とを提供する。また、こうして、負荷下でも、十分な電気的なコンタクティングひいては電磁石10の接地が確保される。
図5には、シール部材22a内にインサート成形された導電性のエレメント17の斜視的な断面図が示してある。この導電性のエレメント17は、ここでは、リング27として形成されている。このリング27は、管11に対して一方で半径方向にかつ他方で軸方向に延びる領域28を有している。管11に対して半径方向に延びる領域28が、電磁石10の組立て状態で管11にコンタクティングしているのに対して、この管11に対して軸方向に形成された領域28はソレノイドボディ12にコンタクティングしていて、したがって、リング27を介して電磁石10のこれらの両構成エレメントの電気的なコンタクティングを確保している。リング27は、図示の実施の形態では、シール部材22a内に充分に収容されている。導電性のエレメント17の製作時には、この導電性のエレメント17がシールコンパウンド、たとえばゴム混合物またはその他のシール材料の射出成形または発泡成形によって、このシールコンパウンドで取り囲まれ、ほぼ完全にシール部材22a内に組み込まれた状態で付与される。領域28だけがシールボディを突き破っているかもしくは貫通している。したがって、図5に示した導電性のエレメント17の実施の形態によって、このエレメント17の可能な限り大きなシールが達成される。なぜならば、シール部材22aが2つのシール隆起部26a,26bを有しているからである。両シール隆起部26a,26bは、たとえば取付け手段14に設けられた相応の切欠きまたは溝状の凹部に挿入することができ、ここで、付加的なシールを達成する。したがって、導電性のエレメント17が腐食に対して最適に防護されていて、それにもかかわらず、管11とソレノイドボディ12との間の満足のいく電気的なコンタクティングを保証している。図5に示した導電性のエレメント17の考えられる別の実施の形態は、この導電性のエレメント17が完全にシール材料によって取り囲まれていて、管11もしくはソレノイドボディ12への導電性のエレメント17の装着および緊定の際に初めて、事情によりシャープエッジに形成された突出部37によってシールコンパウンドを突き破り、次いで、一方で管11にコンタクティングし、他方でソレノイドボディ12にコンタクティングすることを提案している。
10 電磁石
11 管
12 ソレノイドボディ
13 プランジャ
14 取付け手段
15 雌ねじ山
16 ソレノイドコア
17 導電性のエレメント
18 外面
19 表面
20 取付けナット
20a 第2の湾曲部
20b 第1の湾曲部
21 溝
22 肩部
22a シール部材
22b シール部材
22c シール部材
23 結合箇所
24 収容溝
25 キャップ
26a シール隆起部
26b シール隆起部
27 リング
28 領域
29 コーティング
30 切欠き
32 クランプ
33 突出部
34 刃部
36 スナップリング
37 突出部

Claims (18)

  1. 電磁石(10)であって、ソレノイドプランジャ(13)に対するガイドとしての管(11)と、ソレノイドボディ(12)とが設けられており、該ソレノイドボディ(12)が、直接管(11)に結合されている形式のものにおいて、ソレノイドボディ(12)を管(11)に取り付けるための少なくとも1つの取付け手段(14)が設けられており、該取付け手段(14)が、管(11)の外面(18)とソレノイドボディ(12)の表面(19)とにコンタクティングして管(11)とソレノイドボディ(12)とを電気的に接続するための少なくとも1つの導電性のエレメント(17)を有しており、導電性のエレメント(17)が、ディスクして形成されているかまたはリング(27)して形成されているかまたは弾性的なエレメントして形成されていることを特徴とする、電磁石。
  2. 取付け手段(14)が、ナット(20)、クランプ、割りピン、ブラケット、コネクタ、クリップ、締付けリング、シールエレメントまたはこれに類するものとして、管(11)および/またはソレノイドボディ(12)に差被せ可能、差込み可能、ねじ被せ可能または締まり嵌め可能に形成されているかもしくは管(11)および/またはソレノイドボディ(12)にかしめ可能に形成されており、取付け手段(14)が、導電性のエレメント(17)として形成されているかまたは導電性のエレメント(17)が、取付け手段(14)に不動にまたは解離可能に結合されているかまたは取付け手段(14)内に組み込まれている、請求項1記載の電磁石。
  3. 導電性のエレメント(17)を取付け手段(14)、管(11)および/またはソレノイドボディ(12)に解離可能にまたは不動に配置するために、導電性のエレメント(17)を係合させるための状に形成された切欠き(30)が設けられている、請求項1または2記載の電磁石。
  4. 導電性のエレメント(17)が、取付け手段(14)、管(11)またはソレノイドボディ(12)に解離可能にまたは不動に配置されていて、着されているか、融着されているか、ろう接されているか、溶接されているか、かしめられているかまたは挿入されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の電磁石。
  5. 導電性のエレメント(17)が、取付け手段(14)、ソレノイドボディ(12)または管(11)にインサート成形されていて、付け手段(14)、ソレノイドボディ(12)または管(11)の材料の射出成形または溶融により該材料内に埋め込まれている、請求項1から4までのいずれか1項記載の電磁石。
  6. 導電性のエレメント(17)が、変形加工可能にまたは緊定可能に形成されており、ソレノイドボディ(12)と管(11)とのコンタクティングが、導電性のエレメント(17)の変形加工または緊定の後に形成可能であり、レノイドボディ(12)および/または管(11)への導電性のエレメント(17)の係合が、前記変形加工または前記緊定の前、間または後に行われている、請求項1から5までのいずれか1項記載の電磁石。
  7. 導電性のエレメント(17)が、ソレノイドボディ(12)に半径方向でかつ/または軸方向でコンタクティングしていて、管(11)に軸方向でかつ/または半径方向でコンタクティングしている、請求項1から6までのいずれか1項記載の電磁石。
  8. 記ディスクまたはリング(27)が、ソレノイドボディ(12)および/または管(11)に少なくとも1つのコンタクティング面を形成するための刃部(34)、シャープエッジまたはカッティングエッジを有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の電磁石。
  9. 刃部(34)、前記シャープエッジまたは前記カッティングエッジを介して、ソレノイドボディ(12)および/または管(11)の表面の傷付け実施可能である、請求項記載の電磁石。
  10. 前記ディスクまたはリング(27)が、内周面および/または外周面に配置された半径方向の欠落部を有しており、該欠落部の間に残されたディスクボディまたはリングボディが、交互に管(11)もしくはソレノイドボディ(12)の方向にまたは半径方向もしくは軸方向に方向付けられて、げられて形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の電磁石。
  11. 導電性のエレメント(17)を閉じ込めるシール部材(22a)が設けられており、かつ/または導電性のエレメント(17)が、管(11)の軸方向に配置された少なくとも2つのシール部材(22a,22c)の間に配置されており、かつ/または導電性のエレメント(17)が、シール部材(22a)内にインサート成形されているかまたはシール部材(22a)の材料の射出成形により該材料内に埋め込まれていて、シール部材(22a)を形加工または定の際に半径方向にかつ/または軸方向に、分的に突き破っているかまたは貫通していて、管(11)とソレノイドボディ(12)とにコンタクティングしている、請求項1から10までのいずれか1項記載の電磁石。
  12. 取付け手段(14)にシール部材(22b,22c)が設けられており、導電性のエレメント(17)が、シール部材(22b,22c)の間に配置されており、第1のシール部材(22c)が、軸方向で管(11)に接触しており、第2のシール部材(22b)が、半径方向でソレノイドボディ(12)に接触している、請求項1から11までのいずれか1項記載の電磁石。
  13. シール部材(22a,22b,22c)が、Oリング、シールテープまたはシールリップとして形成されており、少なくとも2つのシール部材(22a,22b,22c)が、内部に導電性のエレメント(17)が配置された接触スペースを2つの側で仕切っている、請求項1から12までのいずれか1項記載の電磁石。
  14. 導電性のエレメント(17)に直接配置された付加的なシール部材(22a,22b,22c)が設けられており、シール部材(22a,22b,22c)が、導電性のエレメント(17)を取付け手段(14)に結合しているかまたは緊定している、請求項1から13までのいずれか1項記載の電磁石。
  15. 導電性のエレメント(17)が、アースストラップのように形成されており、該アースストラップの第1の端部が、管(11)にコンタクティングしており、前記アースストラップの第2の端部が、ソレノイドボディ(12)にコンタクティングしており、ストラップボディが、取付け手段(14)に配置されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の電磁石。
  16. 導電性のエレメント(17)が、取付け手段(14)の少なくとも部分的に導電性のコーティングとして形成されており、コーティングが、取付け手段(14)の相応の負荷後に初めて管(11)とソレノイドボディ(12)とにコンタクティングしている、請求項1から15までのいずれか1項記載の電磁石。
  17. 管(11)とソレノイドボディ(12)とを取り囲むハウジングが設けられており、該ハウジング、管(11)および/またはソレノイドボディ(12)の間の電気的な接続が、コンタクティングする導電性のエレメント(17)を介して形成可能である、請求項1から16までのいずれか1項記載の電磁石。
  18. 取付け手段(14)が、伝導性の材料を装入した非導電性のベース材料から形成されており、非導電性のベース材料が、金属粒子、金属チップ、黒鉛微粉または炭素微粉を混加物または被覆物として含有している、請求項1から17までのいずれか1項記載の電磁石。
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