JP5812111B2 - 送信制御方法およびノード - Google Patents

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Description

本発明は、送信制御方法およびノードに関する。
従来、ネットワーク内でデータ通信を行うのに先立って、各ノードが自律的にデータ通信を行うための経路を構築するプロアクティブ型のルーティングプロトコルを用いたアドホックネットワークが知られている。
アドホックネットワークを形成する各ノードは、経路情報やリンクの品質情報などのノード情報を含むメッセージを、隣接するノードとの間で定期的に送受信する。そして、各ノードは、各経路の通信品質を計算し、計算結果に基づいて最終宛先までの複数の経路の構築や最適な経路を確定する。このように、アドホックネットワークでは、1つの宛先に対して複数の経路を保持しているので、最も品質のよい経路が不通になった場合でも、別の経路に切り替えてデータ送信を実行することで、最終宛先までデータを届けることができる。
アドホックネットワークでは、輻輳が発生した場合に、コリジョンの発生頻度が高くなり、再送頻度も高くなる。このため、送信元ノードから最終宛先までの経路上に存在するノード間のデータ送受信にかかる時間が増加し、期待している時間内に最終宛先にデータが到達しない現象が発生する。このような現象が発生した場合、通常のデータよりも優先度の高い緊急性のあるデータについても送受信できなくなる。
近年では、データの送信元で対向側のデータ送信タイミングを指定することで、輻輳の発生を防止し、各ノードから送信されたデータの衝突を防止する手法が知られている。また、各ノードにデータ伝送の際のコネクションで占有できるデータ伝送帯域の上限を設定し、上限を超えるようなデータ伝送帯域を有するデータを伝送する際は、データ伝送帯域を占有できる優先コネクションを確立してデータ伝送を行なう。そして、優先コネクションが確立されている間は、他のコネクションによるデータ伝送を一時中断する一方で、優先度の高い緊急性のあるデータについては他のコネクションで伝送できるように制御する技術が知られている。
国際公開第2011/013165号 特開2004−180131号公報 特開2009−130859号公報
しかしながら、従来技術を用いたとしても、輻輳中では、優先度の高い緊急性のあるデータが遅延したり、宛先に到達できないという問題がある。
例えば、データ送信タイミングを指定する手法は、輻輳の発生を防止する技術であり、輻輳が発生した場合には、緊急性のあるデータに限らず通常のデータ送信も遅延したり、宛先に到達できない場合がある。また、優先コネクション確立中でも緊急データを送信する技術では、優先コネクションがデータ伝送帯域を占有するので、緊急データを送信できる帯域は狭くなる。この結果、緊急データの容量等によっては、遅延したり、宛先に到達できない場合がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、輻輳中であっても優先度の高い緊急性のあるデータを宛先に到達させることができる送信制御方法およびノードを提供することを目的とする。
本願の開示する送信制御方法およびノードは、一つの態様において、アドホックネットワークを構成するノードから受信したデータに、優先度の高いデータであることを示す識別子が付与されているか否かを判定する処理を実行する。前記識別子が付与されている場合に、前記ノードが前記受信したデータを宛先に中継する装置であるか否かを判定する処理を実行する。前記宛先に中継する装置であると判定した場合に、前記受信したデータを前記宛先に対して送信し、前記宛先に中継する装置でないと判定した場合に、前記アドホックネットワークを形成する各ノードへのデータ送信を抑止する処理を実行する。
本願の開示する送信制御方法およびノードの一つの態様によれば、輻輳中であっても優先度の高い緊急性のあるデータを宛先に到達させることができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。 図2は、HELLOメッセージの伝搬例を説明する図である。 図3は、実施例1に係るノードの構成を示す機能ブロック図である。 図4は、ルーティングテーブルが記憶する情報の例を示す図である。 図5は、HELLOメッセージのフォーマット例を示す図である。 図6は、データフレームのフォーマット例を示す図である。 図7は、データ受信時の処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、データ送信時の処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、緊急データを受信したノードの送信処理が停止する流れを示す図である。 図10は、実施例2に係るHELLOメッセージの送受信を示すシーケンス図である。 図11は、実施例2に係るHELLOメッセージのフォーマット例を示す図である。 図12は、実施例3に係るデータ送信処理の抑止が解除された際の処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、実施例3に係るデータ送信処理を示すシーケンス図である。 図14は、実施例4に係るACK待ちタイマを設定し直す処理の流れを示すシーケンス図である。 図15は、ノードのハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる送信制御方法およびノードの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、この無線通信システムは、ノードA、ノードB、ノードC、ノードD、ノードE、ノードF、ノードG、ノードH、ノードY、ノードX、管理サーバを有する。
ノードA、ノードB、ノードC、ノードD、ノードE、ノードF、ノードG、ノードH、ノードYは、各種メータやセンサなどに接続される無線通信装置であり、ノードXを介して、センサ値を管理サーバに送信する。ノードXは、無線ネットワークとL3ネットワークとを中継するゲートウェイ装置である。管理サーバは、各ノードが取得したセンサ値等を収集し、また、各ノードの通信状況を管理するサーバ装置である。
図1に示した無線ネットワークは、OLSR(Optimized Link State Routing)などのプロアクティブ型のルーティングプロトコルを用いたアドホックネットワークである。各ノードは、経路情報やリンクの品質情報などのノード情報を含むHELLOメッセージを、隣接するノードとの間で定期的に送受信する。そして、各ノードは、各経路の通信品質を計算し、計算結果に基づいて最終宛先までの複数の経路の構築や最適な経路を確定する。
ここで、図2を用いて各ノードがHELLOメッセージを送受信する具体例を説明する。図2は、HELLOメッセージの伝搬例を説明する図である。図2に示すように、まず、ノードXが自装置の経路情報等を含めたHELLOメッセージを送信する。すると、ノードXと直接通信可能な範囲に位置するノード、すなわち隣接ノードであるノードGとノードBとノードHの各々が、ノードXから送信されたHELLOメッセージを受信する。
次に、ノードBは、自装置の経路情報等を含めたHELLOメッセージを送信する。すると、ノードBの隣接ノードであるノードAとノードEとノードFとノードGとノードHとノードXの各々が、ノードBから送信されたHELLOメッセージを受信する。同様に、ノードXからHELLOメッセージを受信したノードGおよびノードHも、それぞれの隣接ノードに、自装置の経路情報等を含めたHELLOメッセージを送信する。この結果、ノードGとノードGに隣接する各ノードとの間で経路情報を交換することができる。
さらに、ノードFからHELLOメッセージを受信したノードAは、自装置の経路情報等を含めたHELLOメッセージを送信する。すると、ノードAの隣接ノードであるノードBとノードCとノードDとノードEとノードFとノードYの各々が、ノードAから送信されたHELLOメッセージを受信する。同様に、ノードEおよびノードFも、それぞれの隣接ノードに、自装置の経路情報等を含めたHELLOメッセージを送信する。
さらに、ノードAからHELLOメッセージを受信したノードYは、自装置の経路情報等を含めたHELLOメッセージを送信する。すると、ノードYの隣接ノードであるノードAとノードCとノードDとの各々が、ノードYから送信されたHELLOメッセージを受信する。同様に、ノードCおよびノードDも、それぞれの隣接ノードに、自装置の経路情報等を含めたHELLOメッセージを送信する。
このようにして、各ノードは、隣接するノードとの間で経路情報を交換することができる。そして、各ノードは、受信した経路情報から、隣接ノードとの間のリンクの状態を示すリンク品質や経路重みを取得する。そして、各ノードは、リンク品質や経路重みの大きさ等にしたがって、隣接ノードの選択順序や優先順位を更新することで、経路情報を更新する。
別の手法としては、各ノードは、HELLOメッセージを受信した際の電波強度を測定し、測定した結果にしたがって経路情報を更新することもできる。また、各ノードは、HELLOメッセージが作成された時間や自装置に到達した時間を、HELLOメッセージのヘッダ等から取得する。そして、各ノードは、作成されてから到達するまでの時間が短い経路を優先するように、経路情報を更新することもできる。
上述したように、各ノードは、HELLOメッセージの交換によって経路情報を学習することで、最適な経路の確保と冗長経路を確保する。ところが、ノードXは、各ノードからデータを受信して管理サーバに中継する装置である。このため、無線ネットワーク内において各ノードからノードXへのデータ送信が集中することが多く、その場合にはノードXへの経路またはノードXにおいて輻輳が発生する。輻輳が発生した場合、センサに対する制御など優先度の高い緊急性のあるデータが管理サーバに到達できない事象が発生する場合がある。
そのような場合であっても、各ノードは、アドホックネットワークを形成するノードから受信したデータに、優先度の高いデータであることを示す識別子が付与されているか否かを判定する。そして、各ノードは、識別子が付与されている場合に、自ノードが受信したデータを宛先に中継する装置であるか否かを判定する。その後、各ノードは、自ノードが宛先に中継する装置であると判定した場合に、受信したデータを宛先に対して送信し、自ノードが宛先に中継する装置でないと判定した場合に、各ノードへのデータ送信を抑止する。
このように、中継経路上に位置するノードが、緊急データを宛先まで中継しつつ、緊急データの中継経路上に位置しないノードが、データ送信処理を抑止して緊急データの経路を確保する。この結果、無線ネットワーク内で輻輳が発生しているかいないかに関らず、緊急データが送信できる帯域を確保することができ、輻輳中であっても緊急データを宛先に到達させることができる。
[ノード構成]
続いて、図1に示した各ノードの機能部ブロックについて説明する。なお、図1に示した各ノードは同様の構成を有するので、ここでは、ノード10として説明する。
図3は、実施例1に係るノードの構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、ノード10は、ルーティングテーブル11、HELLO受信部12、データ受信部13、テーブル更新部14、HELLO生成部15、HELLO送信部16を有する。さらに、ノード10は、識別子判定部17、中継判定部18、緊急データ生成部19、緊急データ送信部20、データ生成部21、データ送信部22、送信制御部23を有する。なお、各処理部は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが実行する処理部である。ルーティングテーブル11は、メモリなどの記憶装置に設けられる。
ルーティングテーブル11は、経路情報を記憶する記憶装置である。図4は、ルーティングテーブルが記憶する情報の例を示す図である。図4に示すように、ルーティングテーブル11は、「GD(Global Destination)、LD(Local Destination)、優先度」を対応付けて記憶する。ここで記憶する「GD」は、データの最終宛先を示す情報であり、例えばIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスを用いることができる。「LD」は、データを送信してきた送信元の隣接ノードを示す情報であり、例えばIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスを用いることができる。「優先度」は、データを送信する際に中継先として選択する優先順位を示す。
図4の場合、最終宛先をノードXとするデータについては、隣接ノードであるノードB、ノードF、ノードEの順番で、中継先として指定されていることを示す。具体的には、ノード10は、最終宛先をノードXとするデータの中継先としてノードBを指定し、ノードBが故障や輻輳等の場合には、ノードFを指定する。また、ノード10は、ノードBおよびノードFが故障や輻輳等の場合には、ノードEを指定する。
なお、図4では、ルーティングテーブル11がGD、LD、優先度を対応付ける例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ルーティングテーブル11は、GDまでのホップ数やLDとの間のリンクの品質を示す経路品質重み等を対応付けて記憶してもよい。
HELLO受信部12は、隣接ノードからHELLOメッセージを受信する処理部である。ノード10が図1に示したノードAである場合を例にして説明すると、HELLO受信部12は、ノードAの隣接ノードであるノードB、ノードC、ノードD、ノードE、ノードF、ノードYの各々からHELLOメッセージを定期的に受信する。
図5は、HELLOメッセージのフォーマット例を示す図である。図5に示すように、HELLOメッセージは、「アドホックヘッダ、時刻、HELLOメッセージヘッダ、複数のHELLOヘッダ、署名、パディング」を有する。「アドホックヘッダ」は、アドホックフレームの識別情報を示す。「時刻」は、送信時の時刻を示す。「HELLOメッセージヘッダ」は、隣接ノードの情報を示す。「HELLOヘッダ」は、隣接ノードが保持する経路情報を示し、例えば6バイトの「グローバル宛先アドレス」と、1バイトの「ホップ数」と、2バイトの「経路品質重み」を含む。「グローバル宛先アドレス」は、最終宛先のノードのアドレス情報を示す。「ホップ数」は、最終宛先までのホップ数を示す。「経路品質重み」は、最終宛先までの経路の品質を示し、例えば任意に設定することもでき、電波強度等を用いることもできる。「署名」は、HELLOメッセージに添付された署名情報を示す。「パディング」は、HELLOメッセージのフレーム長を128ビットの倍数に整えるための情報である。
データ受信部13は、隣接ノードからデータフレームを受信する処理部である。ここで、データフレームについて説明する。図6は、データフレームのフォーマット例を示す図である。図6に示すように、データフレームは、「アドホックヘッダ、時刻、データヘッダ、データペイロード、署名、パディング」を有する。
「アドホックヘッダ」は、アドホックフレームの識別情報を示す。「時刻」は、送信時の時刻を示す。「データヘッダ」は、データフレームの詳細情報を示し、6バイトの「グローバル宛先アドレス」と、6バイトの「グローバル差出アドレス」と、2バイトの「FID(フレームID)」とを有する。さらに、「データヘッダ」は、1バイトの「HTL」と、1バイトの「データタイプ」と、1バイトの「伝送情報」と、1バイトの「ホップ数」とを有する。「グローバル宛先アドレス」は、最終宛先のノードのアドレス情報を示す。「グローバル差出アドレス」は、データフレームの生成元のノードのアドレス情報を示す。「FID」は、データフレームを識別する識別子である。「HTL」は、データフレームの有効期限を示す。「データタイプ」は、緊急データか通常のデータであるかを示す緊急フラグを有し、緊急フラグに1が格納されている場合には緊急データであり、緊急フラグに0が格納されている場合には通常データであることを示す。「伝送情報」は、経路の帯域幅等の伝送情報を示す。「ホップ数」は、グローバル差出アドレスからのホップ数を示す。「データペイロード」は、送信対象のデータを示す。「署名」は、データフレームに添付された署名情報を示す。「パディング」は、データフレームのフレーム長を128ビットの倍数に整えるための情報である。
テーブル更新部14は、HELLO受信部12によって受信されたHELLOメッセージに含まれる経路情報に基づいて、ルーティングテーブル11を更新する処理部である。例えば、テーブル更新部14は、HELLOメッセージのアドホックヘッダからLD、HELLOヘッダからGDと経路重みとホップ数とを抽出し、これらに基づいてルーティングテーブルを更新する。
一例を挙げると、テーブル更新部14は、HELLOメッセージから受信したGDとLDとを対応付けて、ホップ数と経路重みを保持する。そして、テーブル更新部14は、自装置から宛先(GD)までの経路において、隣接ノード(LD)を経由した場合のホップ数と経路品質を把握する。その後、テーブル更新部14は、GDまでの経路のうち、ホップ数が少ないLDを3つ選択し、経路品質が高いものから優先順位を設定することで、ルーティングテーブルを更新する。
なお、更新手法はあくまで一例であり、これに限定されるものではない。他の例としては、テーブル更新部14は、隣接ノードから受信した各HELLOメッセージについて、HELLOメッセージから送信時刻を抽出し、この送信時刻とHELLOメッセージを受信したときの受信時刻とを比較する。そして、テーブル更新部14は、送信時刻と受信時刻との差が大きいほど、輻輳や遅延が発生している可能性が高いと推定して優先度を低く設定し、送信時刻と受信時刻との差が小さいほど、送信状況が好適であると推定して優先度を高く設定してもよい。
HELLO生成部15は、定期的または管理者等からの指示操作によって、HELLOメッセージを生成する処理部である。例えば、HELLO生成部15は、隣接ノードごとに、ルーティングテーブル11から経路情報を読み出す。そして、HELLO生成部15は、経路情報を格納したHELLOメッセージを生成して、送信制御部23に出力する。また、HELLO生成部15は、HELLO受信部12が受信したHELLOメッセージに対する応答メッセージ(ACK:ACKnowledge)を生成して、送信制御部23に出力する。
HELLO送信部16は、HELLO生成部15が生成したHELLOメッセージやACKを宛先に送信する処理部である。例えば、HELLO送信部16は、送信制御部23からHELLOメッセージやACK応答が入力された場合に、ルーティングテーブル11に記憶される経路情報にしたがって、宛先に送信する。
識別子判定部17は、データ受信部13によって受信されたデータフレームに、優先度の高いデータであることを示す識別子が付与されているか否かを判定する処理部である。例えば、識別子判定部17は、データ受信部13によって受信されたデータフレームのデータヘッダを参照し、データヘッダのデータタイプに格納されている緊急フラグの値が0か1かを判定する。そして、識別子判定部17は、格納されている値が1である場合には、受信されたデータフレームを緊急データと判定して中継判定部18に出力する。一方、識別子判定部17は、格納されている値が0である場合には、受信されたデータフレームを通常データと判定して送信制御部23に出力する。なお、識別子判定部17は、データ受信部13が受信したデータフレームに対するACKを生成して、送信制御部23に出力する。
中継判定部18は、自ノードであるノード10が緊急データを中継する装置であるか否かを判定する処理部である。例えば、中継判定部18は、識別子判定部17から入力された緊急データのアドホックヘッダから、グローバル宛先アドレス(GD)とローカル宛先アドレス(LD)とを抽出する。そして、中継判定部18は、グローバル宛先アドレスが自ノードのアドレス情報と不一致で、かつ、ローカル宛先アドレスと自ノードのアドレス情報と一致する場合、自ノードが緊急データを中継する装置であると判定する。その後、中継判定部18は、緊急データおよび判定結果を送信制御部23に出力する。
緊急データ生成部19は、管理者の指示や所定の契機で緊急データを生成する処理部である。例えば、緊急データ生成部19は、ノード10に接続されるセンサに異常が発生したことを検出すると、異常を示す異常情報をデータペイロードに格納した緊急データのデータフレームを生成する。また、緊急データ生成部19は、当該データフレームに対して、データヘッダのグローバル宛先アドレスにノードXのアドレス情報、グローバル差出アドレスにノード10のアドレス情報、緊急フラグを1に設定する。その後、緊急データ生成部19は、ホップ数の0を格納したり、有効期限を格納したりした後、生成した緊急データを送信制御部23に出力する。
緊急データ送信部20は、中継判定部18または緊急データ生成部19から、送信制御部23を介して入力された緊急データやACKを宛先に送信する処理部である。例えば、緊急データ送信部20は、中継判定部18から入力された緊急データのデータフレームに対して、アドホックヘッダに含まれるローカル差出アドレスをノード10のアドレス情報に書き換える。そして、緊急データ送信部20は、データヘッダに含まれるグローバル宛先アドレスをキーにしてルーティングテーブル11を参照し、優先度の高い隣接ノードのアドレス情報を特定する。続いて、緊急データ送信部20は、特定した隣接ノードのアドレス情報をローカル宛先アドレスに格納する。その後、緊急データ送信部20は、データヘッダのホップ数を1つ増やした後、緊急データを送信する。
また、緊急データ送信部20は、緊急データ生成部19から緊急データのデータフレームについても同様に、データヘッダに含まれるグローバル宛先アドレスをキーにしてルーティングテーブル11を参照し、優先度の高い隣接ノードのアドレス情報をローカル宛先アドレスに格納する。その後、緊急データ送信部20は、データヘッダのホップ数を1つ増やした後、隣接ノードに送信する。
データ生成部21は、ノード10に接続されるセンサ情報やセンサ測定値を格納したデータフレームを生成する処理部である。例えば、データ生成部21は、センサ測定値をデータペイロードに格納した通常データのデータフレームを生成する。続いて、データ生成部21は、データヘッダのグローバル宛先アドレスにノードXのアドレス情報、グローバル差出アドレスにノード10のアドレス情報、緊急フラグを0に設定する。その後、データ生成部21は、ホップ数の0を格納したり、有効期限を格納したりした後、生成した通常データを送信制御部23に出力する。
なお、データを生成する契機としては、所定の間隔であってもよく、管理サーバから取得要求を受信した場合でもよく、センサがノード10に値を送信したタイミングでもよく、任意に設定することができる。
データ送信部22は、識別子判定部17またはデータ生成部21から、送信制御部23を介して入力された通常データやACKを宛先に送信する処理部である。なお、データ送信部22が通常データを送信する際に、ヘッダ等を更新する例については、緊急データ送信部20と同様なので、詳細な説明は省略する。
送信制御部23は、緊急データ、通常データ、ACK応答などのデータ送信を制御する処理部である。例えば、送信制御部23は、自ノードが中継しない緊急データを受信した場合に、各送信部からネットワークへのデータ出力を所定時間抑止することで、各ノードへのデータ送信を抑止する。また、送信制御部23は、自ノードが中継する緊急データを受信した場合に、HELLO送信部16およびデータ送信部22からのデータ出力を抑止するとともに、緊急データ送信部20から出力された中継対象の緊急データについては送信する。その後、送信制御部23は、中継対象の緊急データを中継した後は、緊急データ送信部20からのデータ出力を抑止する。また、送信制御部23は、データ送信が抑止されている期間内では、各送信部からのデータ出力を抑止する。また、送信制御部23は、データ送信を抑止してから所定時間経過した後、各送信部からのデータ出力を開始する。なお、送信制御部23は、データ送信を抑止している間、各送信部から出力された送信対象のデータフレームを一時的に保持してもよい。
[処理の流れ]
続いて、ノード10が実行する処理の流れを説明する。ここでは、隣接ノードからデータを受信した場合の処理の流れ、隣接ノードにデータを送信する処理の流れ、ネットワーク内の緊急データの流れを説明する。
(データ受信処理)
図7は、データ受信時の処理の流れを示すフローチャートである。図7に示すように、データ受信部13がHELLOメッセージ以外のデータを受信すると(S101肯定)、識別子判定部17は、受信されたデータの緊急フラグが0か1かを判定する(S102)。
そして、識別子判定部17によって緊急フラグが1であると判定された場合(S102肯定)、中継判定部18は、受信された緊急データを中継するか否かを判定する(S103)。例えば、中継判定部18は、受信データのアドホックヘッダに格納されるグローバル宛先アドレスが自ノードのアドレス情報と不一致で、かつ、ローカル宛先アドレスと自ノードのアドレス情報とが一致する場合、緊急データを中継すると判定する。
続いて、緊急データ送信部20は、受信された緊急データを中継すると判定された場合(S103肯定)、宛先ノード(GD)をキーにしてルーティングテーブル11を検索し、優先度の最も高い隣接ノードを中継先として特定する(S104)。このとき、緊急データ送信部20は、緊急データのデータフレームのアドホックヘッダ内において、ローカル差出アドレスをノード10のアドレス情報に書き換え、特定した中継先のアドレス情報をローカル宛先アドレスに格納する。
その後、緊急データ送信部20は、緊急データを送信キューの最前列に格納し(S105)、送信制御部23を介して、宛先に送信する(S106)。
一方、受信された緊急データを中継しないと判定された場合(S103否定)、送信制御部23は、現時点で送信処理が停止中であるか否かを判定する(S107)。そして、送信制御部23は、送信処理が停止中である場合(S107肯定)、そのまま処理を終了する。
また、送信制御部23は、送信処理が停止中でない場合(S107否定)、各送信部からネットワークへのデータ出力を抑止して、ノード10におけるデータ送信処理を抑止する(S108)。その後、送信制御部23は、抑止時間をカウントする抑止タイマを起動する(S109)。なお、送信制御部23は、抑止タイマが所定時間を経過すると、各送信部からネットワークへのデータ出力を解放し、ノード10のデータ送信処理を開始する。
一方、S102において、識別子判定部17によって緊急フラグが0であると判定された場合(S102否定)、データ送信部22や送信制御部23は、通常の送信処理を実行する(S110)。具体的には、データ送信部22や送信制御部23は、図8に示した処理を実行する。
(データ送信処理)
図8は、データ送信時の処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すように、送信制御部23は、送信対象のデータが発生した場合(S201肯定)、すなわち、いずれかの送信部からデータが入力された場合、送信対象のデータが緊急データであるか否かを判定する(S202)。
そして、送信制御部23は、送信対象のデータが緊急データであると判定した場合(S202肯定)、緊急データを送信キューの最前列に格納して、緊急データを宛先に向けて送信する(S203)。
一方、送信制御部23は、送信対象のデータが緊急データでないと判定した場合(S202否定)、ノード10が送信処理抑止中であるか否かを判定する(S204)。そして、送信制御部23は、ノード10が送信処理抑止中であると判定した場合(S204肯定)、送信対象のデータを送信キューの最後尾に格納して(S205)、処理を終了する。なお、送信制御部23は、送信処理の抑止が終了すると、送信キューの最前列のデータを宛先に向けて送信する送信処理を開始する。
また、送信制御部23は、ノード10が送信処理抑止中でないと判定した場合(S204否定)、送信対象のデータを送信キューの最後尾に格納して(S206)、送信処理を実行する(S207)。
(緊急データによる処理抑止シーケンス)
図9は、緊急データを受信したノードの送信処理が停止する流れを示す図である。なお、ここでは、図1に示した無線ネットワークにおいて、ノードYが緊急データをノードXに向けて送信する例を説明する。図9は、隣接ノード間でデータの送受信が実行されていて、輻輳している状態と仮定する。また、図9の表記を説明すると、例えばノードYからノードAへ通常データを送信する場合には「YAn」を表記し、ノードYからノードAへ緊急データを送信する場合には「YAe」を表記する。
図9に示すように、時刻t0では、ノードYが、ノードCに向けて通常データを送信し、ノードBは、ノードGに向けて通常データを送信する。
時刻t1では、ノードAが、ノードYに向けて通常データを送信し、ノードXが、ノードBに向けて通常データを送信する。
時刻t2では、ノードYが、最終宛先をノードX、ローカル宛先アドレスをノードAとする緊急データを送信する。この緊急データは、ノードYの隣接ノードであるノードA、ノードC、ノードD各々で受信される。
時刻t3では、ノードYは、時刻t2の時点で緊急データを送信したので、時刻t3以降は通常データやHELLOメッセージなどのデータ送信を抑止する。同様に、時刻t2で緊急データを受信したノードA、ノードC、ノードD各々も、時刻t3以降は通常データやHELLOメッセージなどのデータ送信を抑止する。ノードY、ノードA、ノードC、ノードD以外のノードは、通常通り、データ送信処理を実行できる。具体的には、時刻t3の時点で、ノードBは、ノードFに向けて通常データを送信する。
時刻t4では、ノードY、ノードA、ノードC、ノードD以外のノードは、通常通り、データ送信処理を実行できる。具体的には、ノードEは、ノードAに向けて通常データを送信する。
時刻t5では、ノードAが、ノードYから受信した緊急データの中継装置であることから、ローカル宛先アドレスをノードBに書き換えた緊急データを送信する。この緊急データは、ノードAの隣接ノードであるノードY、ノードC、ノードD、ノードB、ノードE、ノードFの各々で受信される。また、時刻t5では、ノードY、ノードA、ノードC、ノードD以外のノードは、通常通り、データ送信処理を実行できる。具体的には、ノードHは、ノードXに向けて通常データを送信する。
時刻t6では、緊急データを受信したノードのうちノードY、ノードA、ノードC、ノードDの各々は、継続してデータ送信を抑止する。また、緊急データを新たに受信したノードB、ノードE、ノードFの各々は、緊急データを受信したことから、時刻t6以降のデータ送信を抑止する。これら以外のノードは、通常通り、データ送信処理を実行できる。具体的には、時刻t6の時点で、ノードGは、ノードBに向けて通常データを送信する。
時刻t7では、ノードY、ノードA、ノードC、ノードD、ノードB、ノードE、ノードF以外のノードは、通常通り、データ送信処理を実行できる。具体的には、ノードXは、ノードHに向けて通常データを送信する。
時刻t8では、ノードBが、ノードAから受信した緊急データの中継装置であることから、ローカル宛先アドレスをノードXに書き換えた緊急データを送信する。この緊急データは、ノードBの隣接ノードであるノードA、ノードE、ノードF、ノードG、ノードH、ノードXの各々で受信される。
時刻t9では、全ノードで緊急ノードが受信されたことから、全ノードのデータ送信処理が抑止される。なお、ノードBから緊急データを受信したノードXは、緊急データの最終宛先に該当するので、緊急データの中継を実行しない。
[効果]
このように、ネットワーク等が輻輳中であっても、緊急データを受信したノードが次々とデータ送信処理を抑止しながら、経路情報にしたがって緊急データを最優先で伝搬する。したがって、輻輳中か否かに関らず、緊急データが送信できるだけの帯域を確保することができるので、緊急データの到達遅延や未到達などを防止することができる。
ところで、各ノードは、隣接ノードから受信したHELLOメッセージに含まれる経路品質重み等に基づいて、経路情報を更新する。このため、緊急データによって送信が抑止されたHELLOメッセージを受信したノードは、HELLOメッセージが遅延したと認識して、経路情報を不当に更新することになる。そこで、実施例2では、緊急データによって送信が抑止されたHELLOメッセージを、経路情報の更新には適用しないようにする例について説明する。
図10は、実施例2に係るHELLOメッセージの送受信を示すシーケンス図である。図10では、ノードYとノードAとノードBとを用いて説明し、緊急データの伝搬については実施例1と同様であることから、詳細な説明は省略する。また、各ノードは、図3で説明した処理部を有するので、ここでは、各ノードについて図3の処理部および符号を用いることとする。
図10に示すように、ノードAのHELLO生成部15は、HELLOメッセージを生成し(S301)、HELLO送信部16は、HELLOメッセージを送信する(S302からS304)。
ノードYのHELLO受信部12は、ノードAからHELLOメッセージを受信し(S305)、テーブル更新部14は、受信したHELLOメッセージにしたがって、ルーティングテーブル11を更新する(S306)。同様に、ノードBのHELLO受信部12は、ノードAからHELLOメッセージを受信し(S307)、テーブル更新部14は、受信したHELLOメッセージにしたがって、ルーティングテーブル11を更新する(S308)。
その後、ノードBのHELLO生成部15は、HELLOメッセージを生成し(S309)、HELLO送信部16は、HELLOメッセージを送信する(S310とS311)。
ノードAのHELLO受信部12は、ノードBからHELLOメッセージを受信し(S312)、テーブル更新部14は、受信したHELLOメッセージにしたがって、ルーティングテーブル11を更新する(S313)。
その後、ノードYの緊急データ送信部20は、ノードYで生成された緊急データまたは他ノードから受信した緊急データを、隣接ノードであるノードAに送信する(S314とS315)。
緊急データを受信したノードAの送信制御部23は、HELLOメッセージを含む各データの送信を所定時間抑止する(S316)。この抑止時間中でも、ノードAのHELLO生成部15は、定期的にHELLOメッセージを生成することから、生成時間に到達すると、HELLOメッセージを生成する(S317)。ところが、ノードAの送信制御部23は、データ送信の抑止時間中であることから、HELLOメッセージの送信を抑止する(S318)。
その後、抑止開始から所定時間経過すると、ノードAの送信制御部23は、送信抑止を解除する(S319)。すると、ノードAの送信制御部23は、品質評価無効フラグに1を格納したHELLOメッセージを送信する(S320からS322)。
ここで、HELLOメッセージと品質評価無効フラグについて説明する。図11は、実施例2に係るHELLOメッセージのフォーマット例を示す図である。図11に示すように、HELLOメッセージは、図5と同様、「アドホックヘッダ、時刻、HELLOメッセージヘッダ、複数のHELLOヘッダ、署名、パディング」を有する。図5と異なる点は、「HELLOメッセージ」が有する1バイトのサービスタイプ中に、1ビットの品質評価無効フラグを有している点である。この品質評価無効フラグが1である場合には、品質評価対象外であることを示し、品質評価無効フラグが0である場合には、品質評価対象であることを示す。なお、「HELLOメッセージ」が有する1バイトのHELLOヘッダ個数は、HELLOメッセージにおけるHELLOヘッダの搭載個数を示す。また、16バイトのアクセスキーは、隣接ノードのセキュリティー鍵を示す。
図10に戻り、ノードYのHELLO受信部12は、ノードAからHELLOメッセージを受信する(S323)。そして、テーブル更新部14は、受信したHELLOメッセージの品質評価無効フラグが1であることから、受信したHELLOメッセージに基づくルーティングテーブル11の更新を抑止する(S324)。同様に、ノードBのHELLO受信部12は、ノードAからHELLOメッセージを受信する(S325)。そして、テーブル更新部14は、受信したHELLOメッセージの品質評価無効フラグが1であることから、受信したHELLOメッセージに基づくルーティングテーブル11の更新を抑止する(S326)。
このように、実施例2に係るノードは、緊急データを送信するために、HELLOメッセージの送信を抑止する。そして、ノードは、送信処理の抑止が解除されると、抑止していたHELLOメッセージの品質評価無効フラグに1を格納して、宛先に送信する。このため、HELLOメッセージを受信したノードは、抑止されていたHELLOメッセージであることを確認することができる。このため、緊急データの送信によって遅延したHELLOメッセージに対して、経路の品質が劣化していると判断されることを防止できる。したがって、経路情報の不当な更新を防止できる。
ところで、各ノードは、緊急データによる送信処理の抑止が解除された場合には、一斉にデータ送信を再開する可能性もあり、その場合、データ送信の再開が輻輳を誘発する可能性もある。そこで、実施例3では、データ送信が再開された場合に、各ノードがランダムな時間待機した後に、データ送信を実行することで、一斉にデータ送信を再開することを防ぎ、輻輳の誘発を防止する例について説明する。
(フローチャート)
図12は、実施例3に係るデータ送信処理の抑止が解除された際の処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、送信制御部23は、送信抑止タイマがタイムアウトすると(S401肯定)、すなわち、送信抑止が終了すると、送信キューにデータが存在するか否かを判定する(S402)。そして、送信制御部23は、送信キューにデータが存在しないと判定した場合(S402否定)、処理を終了する。
一方、送信制御部23は、送信キューにデータが存在すると判定した場合(S402肯定)、送信キューを形成する各データについて、HELLOメッセージか否かを判定する(S403)。
そして、送信制御部23は、HELLOメッセージであると判定したデータについては(S403肯定)、当該HELLOメッセージの品質評価無効フラグを1にし、品質評価無効フラグを有効にして(S404)、S405を実行する。一方、送信制御部23は、HELLOメッセージでないと判定したデータについては(S403否定)、S404を実行することなく、S405を実行する。
その後、送信制御部23は、送信キューを形成するデータ各々について、S403からS404を実行したか否かを判定する(S405)。
そして、送信制御部23は、送信キューを形成するデータ各々について、S403からS404を実行した場合(S405肯定)、ランダム送信時間を設定する(S406)。例えば、送信制御部23は、ノードのシリアル番号やMACアドレスの下位2バイトをランダム送信時間と決定してもよく、任意の関数等で計算したランダム値を用いてもよい。
送信制御部23は、ランダム送信時間が経過した後(S407肯定)、送信キューの先頭データを宛先に送信する(S408)。そして、送信制御部23は、送信キューにデータがまだ存在する場合(S409肯定)、S406で設定したランダム時間を半分にした時間を新たなランダム時間に設定する(S410)。続いて、送信制御部23は、新たなランダム送信時間が経過した後(S407肯定)、送信キューの先頭データを宛先に送信する(S408)。その後、送信制御部23は、送信キューにデータがまだ存在する場合(S409肯定)、ランダム送信時間をさらに半分にして、S407以降を繰り返す。
一方、送信制御部23は、送信キューにデータが存在しなくなると(S409否定)、ランダム時間を用いない通常の送信処理に遷移する(S411)。
(シーケンス図)
図13は、実施例3に係るデータ送信処理を示すシーケンス図である。図13では、図1に示した無線ネットワークの一部を例にして説明する。具体的には、ノードA、ノードC、ノードD、ノードEが互いに隣接するノードである。ノードEとノードFは、ノードAから2ホップの場所に位置するノード、例えばノードCを経由してノードAから送信されたデータを受信するノードである。
このような位置関係から、ノードAに対するノードCとノードDの送信抑止解除時間の相対時間を0とする。また、ノードAに対するノードEとノードFの送信抑止解除時間の相対時間を100とする。つまり、ノードAとノードCとノードDは、同タイミングで送信抑止が解除され、ノードEとノードFは、ノードAの送信抑止が解除されてから100秒後に解除される。
また、ノードAの送信間隔をSa(秒)とし、ノードC、ノードD、ノードE、ノードF各々に設定されたランダム値を、Rc、Rd、Re、Rfとする。
このような条件の下、ノードAは、送信抑止が解除されると、Sa(秒)間隔でデータを送信する。ノードCは、送信抑止が解除されてからランダム時間Rc(秒)経過後に、送信キューの先頭データを送信する。次に、ノードCは、Rc/2(秒)経過後に、送信キューの先頭データを送信する。その後、ノードCは、データを送信するたびに、Rc/4、Rc/8とランダム時間を短くしていく。
同様に、ノードDは、送信抑止が解除されてからランダム時間Rd(秒)経過後に、送信キューの先頭データを送信する。次に、ノードDは、Rd/2(秒)経過後に、送信キューの先頭データを送信する。その後、ノードDは、データを送信するたびに、Rd/4、Rd/8とランダム時間を短くしていく。
一方、ノードEは、送信抑止が解除されてから100(秒)経過し、さらにランダム時間Re(秒)経過してから、送信キューの先頭データを送信する。次に、ノードEは、Re/2(秒)経過後に、送信キューの先頭データを送信する。その後、ノードEは、データを送信するたびに、Re/4、Re/8とランダム時間を短くしていく。
同様に、ノードFは、送信抑止が解除されてから100(秒)経過し、さらにランダム時間Rf(秒)経過してから、送信キューの先頭データを送信する。次に、ノードFは、Rf/2(秒)経過後に、送信キューの先頭データを送信する。その後、ノードFは、データを送信するたびに、Rf/4、Rf/8とランダム時間を短くしていく。
(効果)
このように、実施例3に係るノードは、送信抑止が解除された場合でも、ランダムな時間を待ってデータの送信を開始する。このため、同一無線回線内に流れるデータが急激に増加することを防止できる。したがって、データ送信の再開に起因する輻輳の発生を防止することができる。
ところで、各ノードは、データ送信処理が抑止されている間でも、データを受信することができる。また、各ノードは、緊急データを受信するまでにタイムラグがあることから、データ送信処理の抑止が開始される時間にもタイムラグがある。このため、データ送信処理実行中のノードが、データ送信処理抑止中のノードにデータを送信する場合が発生する。
この場合、送信先のノードは、正常にデータを受信できているにも関らず、ACKを応答できない。このため、送信先ノードは、正常にデータが送信されていないと判断し、データの再送信を繰り返すことになる。このように、不要な再送が繰り返されることで、輻輳を招く可能性があり、また、送信先ノードで異常通知が発信されるなどの不具合の発生を招く可能性がある。
そこで、実施例4では、コリジョンが発生している状態で、緊急データを受信したときにACK待ちタイマのタイマを設定し直すことで、再送処理に陥ることを回避する例について説明する。
図14は、実施例4に係るACK待ちタイマを設定し直す処理の流れを示すシーケンス図である。図14に示すように、ノードYは、ローカル宛先アドレスにノードAのアドレス情報を設定した緊急データを送信する(S501からS503)。この緊急データは、ノードYの隣接ノードであるノードAとノードCに受信される。
ノードAは、緊急データを受信し(S504)、データ送信処理を抑止する(S505)。また、ノードCは、緊急データを受信し(S506)、データ送信処理を抑止する(S507)。
一方、ノードAから2ホップ以上離れているノードEは、グローバル宛先アドレスにノードCのアドレス情報を設定した、ノードCに対する通常データを送信する(S508とS509)。その後、ノードEは、ACK受信タイマを起動する(S510)。すなわち、ノードEは、所定時間内にノードCからACKを受信できなかった場合には、再送処理を実行する。なお、ノードCは、ノードEからデータを正常に受信しているが、データ送信抑止期間のため、ACKを応答できない。
その後、ノードAは、緊急データを中継する装置であることから、ローカル宛先アドレスにノードEのアドレス情報を設定し、ローカル差出アドレスにノードAのアドレス情報を設定した緊急データを送信する(S511とS512)。この緊急データは、ノードAの隣接ノードであるノードEに受信される。
ノードEは、緊急データを受信すると(S513)、データ送信処理を抑止する(S514)。そして、ノードEは、他のノードも緊急データの帯域確保のために送信処理を抑止していると判定して、緊急データ前までに送信したデータに対するACK受信タイマを延長する(S515)。
その後、ノードCは、送信抑止期間が終了すると、ノードEから受信したデータに対するACKをノードEに送信する(S516とS517)。ノードEは、S510で設定したACK受信タイマ経過後であるが、S515で延長したACK受信タイマ期間中にノードAからACKを受信したので、正常にデータが受信されたと判定して、処理を終了する(S518)。
このように、コリジョンが発生している状態で、緊急データを受信したときにACK待ちタイマのタイマを設定し直すことで、再送処理に陥ることを回避することができる。また、不要な再送処理を抑止することができるので、ネットワーク内に不要なデータが流れることを防止し、輻輳の発生を抑えることもできる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(抑止解除後のデータ処理)
例えば、各ノードは、データ送信処理の抑止が解除されてデータ送信を再開する際に、送信キューを形成するデータのうち、通常のデータについては送信することなく破棄し、HELLOメッセージであれば送信するようにしてもよい。このようにすることで、各ノードは、ネットワーク上に流れるデータの量を削減することができ、輻輳の防止にも繋がる。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、各受信部を1つの受信部に統合したり、各送信部を1つの送信部に統合したりすることができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(ハードウェア構成)
次に、上記実施例に示したノードのハードウェア構成を説明する。図15は、ノードのハードウェア構成例を示す図である。図15に示すように、ノード100は、無線インタフェース101と、不揮発性メモリ102と、RAM(Random Access Memory)103と、CPU(Central Processing Unit)104とを有する。なお、ここで示したハードウェアはあくまで例示でありこれに限定されるものではなく、他のハードウェアを有していてもよい。
無線インタフェース101は、他ノードとの間でデータを送受信するハードウェアであり、図3に示したHELLO受信部12、データ受信部13、HELLO送信部16、緊急データ送信部20、データ送信部22に対応する。不揮発性メモリ102は、各種プログラムや装置固有のID等を記憶する記憶装置である。RAM103は、CPU104によって不揮発性メモリ102から読み出されたプログラムが展開される記憶装置である。
CPU104は、無線制御、プログラム、アドホックプロトコル制御などノード100の全体的な処理を司るプロセッサである。このCPU104は、図3に示したテーブル更新部14、HELLO生成部15、識別子判定部17、中継判定部18、緊急データ生成部19、データ生成部21、送信制御部23に対応する。また、CPU104は、不揮発性メモリ102から送信制御プログラムを読み出してRAM103に展開して、送信制御プロセスを実行することで、図3に示した各処理部と同様の処理を実行する。
10 ノード
11 ルーティングテーブル
12 HELLO受信部
13 データ受信部
14 テーブル更新部
15 HELLO生成部
16 HELLO送信部
17 識別子判定部
18 中継判定部
19 緊急データ生成部
20 緊急データ送信部
21 データ生成部
22 データ送信部
23 送信制御部

Claims (7)

  1. アドホックネットワークを構成するノードにおける通信制御方法であって、
    前記アドホックネットワークを構成するノードから受信したデータに、優先度の高いデータであることを示す識別子が付与されているか否かを判定し、
    前記識別子が付与されている場合に、前記ノードが前記受信したデータを宛先に中継する装置であるか否かを判定し、
    前記宛先に中継する装置であると判定した場合に、前記受信した優先度の高いデータを前記宛先に対して送信するとともに、前記受信した優先度の高いデータ以外のデータ送信を抑止し、前記宛先に中継する装置でないと判定した場合に、前記受信された優先度の高いデータ送信および前記受信された優先度の高いデータ以外のデータ送信を抑止する
    処理を実行することを特徴とする送信制御方法。
  2. アドホックネットワークを構成するノードにおける通信制御方法であって、
    前記アドホックネットワークを構成するノードから受信したデータに、優先度の高いデータであることを示す識別子が付与されているか否かを判定し、
    前記識別子が付与されている場合に、前記ノードが前記受信したデータを宛先に中継する装置であるか否かを判定し、
    前記宛先に中継する装置であると判定した場合に、前記受信したデータを前記宛先に対して送信し、前記宛先に中継する装置でないと判定した場合に、前記アドホックネットワークを形成する各ノードへのデータ送信を抑止する処理と、
    前記ノードと隣接するノードとの間のリンクの品質を示す品質情報を含んだ制御データを前記隣接するノードから受信し、受信した制御データに含まれる品質情報に基づいて、記憶部が記憶する経路情報を更新する処理とを実行し
    前記更新する処理は、前記制御データに、前記抑止する処理によって送信が抑止された制御データであることを示す抑止情報が付加されている場合には、当該制御データに含まれる品質情報を前記経路情報の更新処理には用いないことを特徴とする送信制御方法
  3. 前記抑止する処理が前記データ送信を抑止してから所定時間経過した場合、送信キューを形成するデータの先頭が前記制御データであれば、前記抑止情報を付加して宛先に送信し、送信キューを形成するデータの先頭が前記制御データ以外のデータであれば、破棄する処理をさらに前記ノードが実行することを特徴とする請求項に記載の送信制御方法。
  4. アドホックネットワークを構成するノードにおける通信制御方法であって、
    前記アドホックネットワークを構成するノードから受信したデータに、優先度の高いデータであることを示す識別子が付与されているか否かを判定し、
    前記識別子が付与されている場合に、前記ノードが前記受信したデータを宛先に中継する装置であるか否かを判定し、
    前記宛先に中継する装置であると判定した場合に、前記受信したデータを前記宛先に対して送信し、前記宛先に中継する装置でないと判定した場合に、前記アドホックネットワークを形成する各ノードへのデータ送信を抑止し、
    前記データ送信を抑止してから所定時間経過した場合、前記アドホックネットワークを形成する各ノードに対してランダムに割り当てられたランダム時間が経過した後に、前記データ送信を開始する
    処理を実行することを特徴とする送信制御方法
  5. 前記データ送信を開始する処理は、前記データを送信するたびに、前記割り当てられたランダム時間を所定の割合で短くしていくことを特徴とする請求項4に記載の送信制御方法。
  6. 前記アドホックネットワークを形成するノードに前記優先度の高いデータ以外のデータを送信した後に、前記優先度の高いデータを受信した場合には、前記データを送信してから正常に受信したことを示す応答を受信するまでに許容できる時間を所定時間延長する処理をさらに前記ノードが実行することを特徴とする請求項1、2、4のいずれか一つに記載の送信制御方法。
  7. アドホックネットワークを構成するノードから受信したデータに、優先度の高いデータであることを示す識別子が付与されているか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部によって前記識別子が付与されていると判定された場合に、前記ノードが前記受信したデータを宛先に中継する装置であるか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部によって前記宛先に中継する装置であると判定された場合に、前記受信した優先度の高いデータを前記宛先に対して送信するとともに、前記受信した優先度の高いデータ以外のデータ送信を抑止し、前記第2判定部によって前記宛先に中継する装置でないと判定した場合に、前記受信された優先度の高いデータ送信および前記受信された優先度の高いデータ以外のデータ送信を抑止する送信制御部と
    を有することを特徴とするノード。
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