JP5811869B2 - マスタ管理プログラム、マスタ管理方法及びマスタ管理装置 - Google Patents

マスタ管理プログラム、マスタ管理方法及びマスタ管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、マスタ管理プログラム、マスタ管理方法及びマスタ管理装置に関する。
グローバル化の進展に伴ってマスタが多言語で管理される場面が増加している。一例としては、本社の他、複数の拠点が国境を越えて存在する体系を持つ組織によって構築された情報システムにおいて取引先の台帳に関するマスタを管理する場合には、1つの取引先の項目につき複数の言語の名称が管理される。この場合、情報システムでは、複数の言語のうち本社で使用される主言語を用いて取引先の名称を管理するとともに、各拠点の端末でマスタの情報を表示させる際には各拠点で使用される従言語によって取引先の名称が表示される。
国際公開第2002/520698号 特開2002−318806号公報
しかしながら、上記の従来技術には、以下に説明するように、多言語対応のマスタを提供する場合に、マスタの修正作業が煩雑化するという問題がある。
すなわち、上記の従来技術は、表示先の端末によってマスタの情報を主言語で表示させたり、従言語で表示させたりするものに過ぎない。このため、上記の従来技術では、マスタにおいて取引先の名称が変更されたとしても、いずれの言語の取引先の名称が変更されたのかを把握することができない。それゆえ、上記の従来技術では、取引先の名称が変更された言語を調査した上でいずれの言語の取引先の名称が変更されていないのかを把握しなければ、変更された取引先の名称に合わせて他の言語の取引先の名称を修正することができない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、マスタの修正作業を簡易に行うことができるマスタ管理プログラム、マスタ管理方法及びマスタ管理装置を提供することを目的とする。
本願の開示するマスタ管理プログラムは、コンピュータに、所定の項目に関する第1言語の名称を記憶する第1マスタ記憶部に対する第1言語の名称の変更を受け付ける処理を実行させる。さらに、前記コンピュータに、前記変更が受け付けられた第1言語の名称にしたがって前記第1マスタ記憶部に記憶された第1言語の名称を更新する処理を実行させる。さらに、前記コンピュータに、前記第1言語の名称が更新された場合に、前記第1言語の名称および前記第1言語とは異なる第2言語の名称の対応関係を記憶する第2マスタ記憶部を参照して、前記第2言語の名称を設定する設定画面であって前記更新が実行された第1言語の名称が当該第1言語の名称に対応する第2言語の名称とは異なる表示態様に区別された設定画面を表示させる処理を実行させる。
本願の開示するマスタ管理プログラムの一つの態様によれば、マスタの修正作業を簡易に行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るマスタ管理システムの構成を示す図である。 図2は、実施例1に係るマスタ管理サーバの機能的構成を示すブロック図である。 図3は、言語データの一例を示す図である。 図4は、メインマスタデータの一例を示す図である。 図5は、更新履歴データの一例を示す図である。 図6は、サブマスタデータの一例を示す図である。 図7は、画面遷移の一例を示す図である。 図8は、画面遷移の一例を示す図である。 図9は、画面遷移の一例を示す図である。 図10は、画面遷移の一例を示す図である。 図11は、サブマスタデータの遷移の一例を示す図である。 図12は、実施例1に係る設定受付処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、実施例1に係るサブマスタの設定画面生成処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、実施例1に係るマスタ更新処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、実施例1及び実施例2に係るマスタ管理プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に、本願の開示するマスタ管理プログラム、マスタ管理方法及びマスタ管理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[システム構成]
まず、本実施例に係るマスタ管理システムの構成について説明する。図1は、実施例1に係るマスタ管理システムの構成を示す図である。図1に示すマスタ管理システム1は、拠点3A〜3Cおよび本社5を含んで構成される組織のマスタを管理するシステムであり、とりわけ多言語対応のマスタを管理するマスタ管理サービスを提供するものである。なお、図1の例では、拠点3A〜3Cのうち少なくともいずれか1つの拠点が本社5とは異なる国に設けられており、一例として、拠点3A〜3Cおよび本社5の間で組織が取引を行う取引先の台帳に関するマスタ管理を行う場合を想定する。
図1に示すように、マスタ管理システム1には、マスタ管理サーバ10と、拠点端末30A〜30Cと、本社端末50とが収容される。なお、図1の例では、3つの拠点端末、1つの本社端末をそれぞれ図示したが、開示のシステムは図示の構成に限定されない。すなわち、マスタ管理システム1は、任意の数の拠点端末および本社端末を収容できる。以下では、拠点3A〜拠点3Cの各拠点を区別なく総称する場合には「拠点3」と記載し、また、拠点端末30A〜30Cの各装置を区別なく総称する場合には、「拠点端末30」と記載する場合がある。
これらマスタ管理サーバ10と拠点端末30と本社端末50との間は、ネットワーク7を介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワーク7には、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
このうち、拠点端末30は、製品を生産する工場や製品を販売する販売店等の拠点3に配設される端末装置である。例えば、拠点端末30の一例としては、パーソナルコンピュータ(PC:personal computer)を始めとする固定端末の他、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistant)などの移動体端末も採用できる。なお、拠点端末30は、拠点3の所属員、例えば販売部門、仕入部門や受注部門の担当者等によって利用される。
本社端末50は、拠点3A〜3Cを統括する本社5に配設される端末装置である。かかる本社端末50の一例としては、パーソナルコンピュータを始めとする固定端末の他、携帯電話機、PHSやPDAなどの移動体端末も採用できる。なお、ここでは、本社端末50は、本社5の所属員、例えば販売部門、仕入部門や受注部門の担当者等によって利用される。また、ここでは、本社端末50がクライアントとして機能する場合を例示するが、本社端末50をマスタ管理サーバ10として機能させることもできる。
これら拠点端末30及び本社端末50は、組織に所属する特定の所属員に絞ってマスタ管理サーバ10によるマスタ管理サービスを解放する。例えば、拠点端末30及び本社端末50は、アカウント名やパスワードなどのログインの認証情報の入力を受け付ける。そして、拠点端末30及び本社端末50は、ログインの認証情報をマスタ管理サーバ10へ送信することによって拠点端末30及び本社端末50の利用者をマスタ管理サーバ10にログイン認証させる。このとき、ログイン認証に成功した場合には、マスタ管理サーバ10によって拠点端末30または本社端末50の利用者が所属員であると認証される。
この場合には、所属員に付与された権限の範囲にしたがって取引先台帳のマスタに対する設定操作がマスタ管理サーバ10によって許可または禁止される。例えば、本社端末50の利用者には、本社5の所在地で使用される主言語によって取引先名称が定義された後述のメインマスタデータ13bに対する設定操作が許可される。さらに、本社端末50の利用者には、主言語における取引先名称と各拠点3の所在地で使用される従言語における取引先名称との対応関係が定義された後述のサブマスタデータ13dに対する設定操作が許可される。一方、拠点端末30の利用者には、メインマスタデータ13bに対する設定操作は許可されず、サブマスタデータ13dに対する設定操作が許可される。なお、ここでは、拠点端末30の利用者にはサブマスタデータ13dに対する設定操作だけが許可される場合を例示したが、開示のシステムはこれに限定されない。例えば、開示のシステムは、拠点端末30に主言語のフォントを取り扱うことができ、主言語を一定の度合いで使用可能である利用者が使用する拠点端末30にメインマスタデータ13bに対する設定操作を許可することもできる。
マスタ管理サーバ10は、取引先台帳を始めとする各種マスタの管理を行うサーバ装置である。かかるマスタ管理サーバ10は、Webサーバとして実装することとしてもよいし、また、クラウドとして実装することもできる。一態様としては、マスタ管理サーバ10は、本社端末50からメインマスタデータ13b、サブマスタデータ13dもしくはこれら両方に対する設定操作を受け付けた場合に、次のような処理を実行する。すなわち、マスタ管理サーバ10は、メインマスタデータ13b、サブマスタデータ13dもしくはこれら両方のマスタデータを更新する。かかる本社5の所属員の設定操作によって、主言語及び/又は従言語における取引先名称の登録や更新などのマスタ管理がなされる。他の一態様としては、マスタ管理サーバ10は、拠点端末30からサブマスタデータ13dに対する設定操作を受け付けた場合に、サブマスタデータ13dを更新する。かかる拠点3の所属員の設定操作によって、従言語における取引先名称の登録や更新などのマスタ管理がなされる。
[マスタ管理サーバ10の構成]
続いて、本実施例に係るマスタ管理サーバ10の機能的構成について説明する。図2は、実施例1に係るマスタ管理サーバ10の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、マスタ管理サーバ10は、通信I/F(interface)部11と、記憶部13と、制御部15とを有する。なお、マスタ管理サーバ10は、図2に示した機能部以外にも既知のサーバ装置が有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
通信I/F部11は、他の装置、例えば拠点端末30A〜30Cや本社端末50との間で通信制御を行うインタフェースである。かかる通信I/F部11の一態様としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。例えば、通信I/F部11は、メインマスタやサブマスタの設定画面を本社端末50や拠点端末30に送信したり、また、本社端末50や拠点端末30によって設定画面を介して入力された主言語における取引先名称や従言語における取引先名称を受信したりする。
記憶部13は、制御部15で実行されるOS(Operating System)やマスタ管理サービスを提供するマスタ管理プログラムなどの各種プログラムを記憶する記憶デバイスである。かかる記憶部13の一態様としては、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置が挙げられる。なお、記憶部13は、上記の種類の記憶装置に限定されるものではなく、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)であってもよい。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムの実行に必要なデータの一例として、図2に示すように、言語データ13aと、メインマスタデータ13bと、更新履歴データ13cと、サブマスタデータ13dとを記憶する。
言語データ13aは、マスタ管理システム1によって取り扱われる言語に関するデータである。一態様としては、言語データ13aには、言語コードおよび言語名が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「言語コード」とは、各々の言語を識別するために付与されるコードを指す。図3は、言語データ13aの一例を示す図である。図3の例では、マスタ管理システム1によって日本語、英語および中国語が取り扱われることを示す。ここで、本実施例では、上記の日本語、英語および中国語のうち日本語が主言語として設定されるとともに英語および中国語が従言語として設定されている場合を想定して以下の説明を行う。なお、ここでは、上記の3つの言語を例示したが、レコードを追加することによってその他の言語をさらに取り扱うこともできる。また、中国語については、北京語、上海語や広東語などのように細分化してレコードを生成することもできる。
メインマスタデータ13bは、取引先名称が本社5の所在地で使用される主言語によって定義されたマスタデータである。一態様としては、メインマスタデータ13bには、取引先コード、主言語における取引先名称および取引先の属性情報が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「取引先コード」とは、各々の取引先を識別するために付与されるコードを指す。図4は、メインマスタデータ13bの一例を示す図である。図4の例では、富士通の他、富士通工業が組織の取引先としてマスタ管理されていることを示す。なお、図4の例では、属性1および属性2をブランクとする例を図示したが、取引先の所在地が属するエリア、例えばアジア、北米、ヨーロッパなどを登録することができ、他の属性情報をさらに登録することもできる。
更新履歴データ13cは、メインマスタデータ13bの更新履歴を表すデータである。一態様としては、更新履歴データ13cには、上記のメインマスタデータ13bに対し、前回に更新を行っていた更新者、前回の更新日付及び前回更新時の主言語の取引先名称と、今回に更新を行った更新者、今回の更新日付及び今回更新時の取引先名称とが対応付けられたデータを付加したデータを採用できる。図5は、更新履歴データ13cの一例を示す図である。図5の例では、10月15日に所属員H1によって富士通と登録されていた取引先名称が12月27日に所属員H2によって富士通本社と更新されたことを示す。なお、図5では、取引先名称が富士通から富士通本社への変更された変更履歴を例示したが、メインマスタデータ13bの主言語の取引先名称が更新される度にメインマスタデータ13bのレコード別の変更履歴が登録される。
サブマスタデータ13dは、主言語における取引先名称と従言語における取引先名称との対応関係が定義されたデータである。一態様としては、サブマスタデータ13dには、取引先コード、言語コード及び取引先名称が対応付けられたデータを採用できる。図6は、サブマスタデータ13dの一例を示す図である。図6に示す取引先コード「TR001」の例で言えば、主言語である日本語の取引先名称が「富士通」であり、従言語である英語の取引先名称が「FUJITSU」であり、従言語である中国語の取引先名称が「富士通公司」であることを意味する。なお、図6では、取引先コード「TR001」の例を図示したが、他の取引先コードの主言語および従言語の取引先名称についても同様に登録されているものとする。
このように、取引先台帳のマスタをメインマスタデータ13bとサブマスタデータ13dとに分けて構成するのは、次のような目的が挙げられる。例えば、1つ目の目的としては、メインマスタデータ13bの構成項目を低減することによってメインマスタデータ13bへのアクセス速度を高めるためである。さらに、2つ目の目的としては、従言語が追加された場合でも、メインマスタデータ13bを更新せずともサブマスタデータ13dだけを更新すればよくするためである。
制御部15は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部15は、図2に示すように、ログイン処理部15aと、設定受付部15bと、マスタ更新部15cと、更新通知部15dとを有する。
ログイン処理部15aは、ログインに関する各種処理を実行する処理部である。一態様としては、ログイン処理部15aは、本社端末50や拠点端末30からアカウント名及びパスワードなどのログインの認証情報を受け付けた場合に、アカウント名及びパスワードが予め登録された正当なものであるか否かを判定する。これによって、ログイン処理部15aは、本社端末50や拠点端末30の利用者が組織の所属員であるか否かをログイン認証する。そして、ログイン処理部15aは、本社端末50や拠点端末30の利用者が所属員であると認証した場合、すなわちログイン認証に成功した場合に、所属員に付与された権限の範囲にしたがって取引先台帳のマスタに対する設定操作がマスタ管理サーバ10によって許可または禁止する。例えば、本社端末50の利用者には、メインマスタデータ13bに対する設定操作を許可するとともに、サブマスタデータ13dに対する設定操作を許可する。一方、拠点端末30の利用者には、メインマスタデータ13bに対する設定操作を許可せず、サブマスタデータ13dに対する設定操作を許可する。なお、ログイン認証に失敗した場合には、リトライを促すことによってアカウント名及びパスワードを再度入力させたり、また、ログイン認証に失敗した本社端末50や拠点端末30によるアクセスを禁止したりする。
設定受付部15bは、本社端末50や拠点端末30に表示させた設定画面を通じて、メインマスタデータ13bやサブマスタデータ13dに対する設定操作を受け付ける処理部である。
一態様としては、設定受付部15bは、ログイン認証に成功した本社端末50または拠点端末30にメインマスタデータ13bに登載された取引先の一覧を呼出し可能なマスタ一覧画面を表示させる。続いて、設定受付部15bは、マスタ一覧画面上で取引先の所在地や評価ランク等の任意の検索条件による検索を受け付けたり、取引先の新規追加のコマンドの選択を受け付けたりすることによって取引先コードの指定を受け付ける。そして、設定受付部15bは、当該指定を受け付けた取引先コードに対応するメインマスタデータ13bのレコードをメンテナンスするメインマスタの設定画面を生成した上でメインマスタの設定画面を本社端末50または拠点端末30に表示させる。
また、設定受付部15bは、マスタ一覧画面を介して取引先コードの指定を受け付けた場合だけでなく、次のようなケースにおいてメインマスタの設定画面を本社端末50または拠点端末30に表示させる。すなわち、設定受付部15bは、後述の更新通知部15dによって実行されたメインマスタデータ13bの更新通知に対する応答として本社端末50又は拠点端末30から当該更新通知に含まれる取引先コードの指定を受け付けた場合に、次のような処理を実行する。つまり、設定受付部15bは、当該更新通知が実行された取引先コードに対応するメインマスタデータ13bのレコードをメンテナンスするメインマスタの設定画面を生成した上でメインマスタの設定画面を本社端末50または拠点端末30に表示させる。
メインマスタの設定画面の表示後に、設定受付部15bは、主言語の取引先名称の設定、例えば取引先の新規登録や既登録の取引先名称の変更を受け付ける。このとき、設定受付部15bは、メインマスタの設定画面上で設定受付の終了操作がなされた場合には、メインマスタの設定画面上で受け付けた設定内容を後述のマスタ更新部15cへ出力する。一方、設定受付部15bは、メインマスタの設定画面上で取引先名称を多言語で表示する多言語ボタンが選択された場合には、次のような処理を実行する。すなわち、設定受付部15bは、当該取引先コードに対応するサブマスタデータ13dのレコードをメンテナンスするサブマスタの設定画面を生成するサブマスタの設定画面生成処理を実行した上でサブマスタの設定画面を本社端末50又は拠点端末30に表示させる。
かかるサブマスタの設定画面生成処理を説明すると、設定受付部15bは、記憶部13に記憶されたサブマスタデータ13dのうち先に指定を受け付けた取引先コードに対応するレコードを読み出す。そして、設定受付部15bは、メインマスタの設定画面が後述の更新通知部15dによる更新通知に伴って呼び出されていたか否かを判定する。
ここで、設定受付部15bは、メインマスタの設定画面が後述の更新通知部15dによる更新通知に伴って呼び出されていた場合には、更新通知が実行された取引先コードに対応する更新履歴データ13cのレコードを読み出す。そして、設定受付部15bは、更新前の取引先名称をサブマスタの設定画面の表示内容に追加する。さらに、設定受付部15bは、更新が実行された主言語の取引先名称のフォントや塗りつぶし等の表示設定を従言語の取引先名称の表示設定とは異なる表示設定に変更する。その上で、設定受付部15bは、先の表示設定にしたがって更新前後の主言語の取引先名称および従言語の取引先名称を含むサブマスタの設定画面を生成する。一方、設定受付部15bは、マスタ一覧画面を介してメインマスタの設定画面が呼び出されていた場合には、表示内容の追加や表示設定の変更を実行せずに、主言語の取引先名称および従言語の取引先名称を含むサブマスタの設定画面を生成する。
かかるサブマスタの設定画面が生成されると、設定受付部15bは、上述のようにして生成したサブマスタの設定画面を本社端末50又は拠点端末30に表示させる。そして、設定受付部15bは、サブマスタの設定画面上で設定受付の終了操作がなされるまで、主言語を除く従言語の取引先名称の設定、例えば取引先の新規登録や既登録の取引先名称の変更を受け付ける。その後、設定受付部15bは、サブマスタの設定画面上で設定受付の終了操作がなされると、サブマスタの設定画面上で受け付けた設定内容を後述のマスタ更新部15cへ出力する。
マスタ更新部15cは、メインマスタデータ13b及びサブマスタデータ13dを更新する処理部である。一態様としては、マスタ更新部15cは、設定受付部15bによって出力された設定内容に主言語の取引先名称の変更が含まれる場合には、次のような処理を実行する。すなわち、マスタ更新部15cは、メインマスタデータ13bのうち指定を受け付けた取引先コードに対応する主言語の取引先名称をメインマスタの設定画面を介して受け付けた主言語の取引先名称に更新する。さらに、マスタ更新部15cは、サブマスタデータ13dのうち指定を受け付けた取引先コードに対応する主言語の取引先名称をメインマスタの設定画面を介して受け付けた主言語の取引先名称に更新する。その上で、マスタ更新部15cは、メインマスタデータ13bの更新履歴、例えば前回の更新者、更新日付及び前回更新時の主言語の取引先名称と、今回の更新者、更新日付及び今回更新時の取引先名称とを対応付けた更新履歴データ13cを記憶部13へ登録する。
また、マスタ更新部15cは、設定受付部15bによって出力された設定内容に従言語の取引先名称の変更が含まれる場合には、次のような処理を実行する。すなわち、マスタ更新部15cは、サブマスタデータ13dのうち指定を受け付けた取引先コードに対応する従言語の取引先名称をサブマスタの設定画面を介して受け付けた従言語の取引先名称に更新する。
更新通知部15dは、メインマスタデータ13bが更新された場合に、主言語の取引先名称の更新を本社端末50及び拠点端末30へ通知する処理部である。一態様としては、更新通知部15dは、更新が実行された取引先コード及び取引先名称を含む更新通知画面を本社端末50及び拠点端末30へ送信する。このとき、更新通知部15dは、更新が実行された取引先コードを含むメインマスタの設定画面へのリンク、すなわち当該取引コードに対応するメインマスタデータ13bのレコードをメンテナンスするメインマスタの設定画面にアクセスさせるリンクを更新通知画面に含めることができる。
なお、制御部15には、各種の集積回路や電子回路を採用できる。また、制御部15が有する機能部の一部を別の集積回路や電子回路とすることもできる。例えば、集積回路としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が挙げられる。また、電子回路としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などが挙げられる。
[具体例]
ここで、図7〜図11を用いて、主言語の取引先名称や従言語の取引先名称を設定する場合における画面遷移の具体例およびメインマスタデータ13bとサブマスタデータ13dとのデータ遷移の具体例を説明する。
図7〜図10は、画面遷移の一例を示す図であり、また、図11は、サブマスタデータ13dの遷移の一例を示す図である。これら図7〜図11の例では、取引先コード「TR001」の主言語の取引先名称が新規登録された後に従言語の取引先名称が登録され、主言語の取引先名称の変更に伴って従言語の取引先名称が変更される場合を想定する。このうち、図7の例では、新規に主言語の取引先名称を登録する場合の画面遷移を示す。また、図8の例では、新規に登録された主言語の取引先名称に合わせて従言語の取引先名称を登録する場合の画面遷移を示す。また、図9の例では、主言語の取引先名称を変更する場合の画面遷移を示す。また、図10の例では、変更がなされた主言語の取引先名称に合わせて従言語の取引先名称を変更する場合の画面遷移を示す。
図7に示すように、ログイン認証に成功した本社端末50または拠点端末30には、メインマスタデータ13bに登載された取引先の一覧を呼出し可能なマスタ一覧画面200を表示させる。かかるマスタ一覧画面200には、主言語の取引先名称の一覧の他、取引先の新規追加のコマンドの選択を受け付ける新規追加ボタン200Aや取引先の所在地や評価ランク等の任意の検索条件による検索を受け付ける検索ボタン200Bなどが含まれる。このとき、マスタ一覧画面200上で本社5の所属員によって新規追加ボタン200Aが押下された場合には、空き番号である取引先コードのうち番号の数が最も小さい番号、が新規の取引先の設定対象として自動的に指定される。なお、ここでは、取引先コード「TR001」が新規の取引先の設定対象として自動的に指定される場合を想定する。
そして、取引先コード「TR001」に対応するメインマスタの設定画面300が本社端末50に表示される。かかるメインマスタの設定画面300には、取引先コード「TR001」の主言語の取引先名称、属性情報である属性1や属性2の入力を受け付けるフォームが設けられている。図7の例では、本社5の所属員が本社端末50の表示部に表示されるメインマスタの設定画面300において主言語である日本語の取引先名称に「富士通」を新規に設定操作する場合を示している。このとき、本社5の所属員は、メインマスタの設定画面300上にレイアウトされた多言語ボタン300Aを押下することによってサブマスタの設定画面400を遷移させることもできる。かかるサブマスタの設定画面400上で日本語の取引先名称「富士通」に合わせて従言語である英語及び中国語の取引先名称を登録することもできるが、本例では、英語及び中国語の取引先名称の設定を現地の拠点3の所属員に委ねる場合を例示する。
その後、メインマスタの設定画面300上で設定の受付を終了するOKボタン300Bが押下されると、取引先コード「TR001」に対応付けて日本語の取引先名称を始め、属性1および属性2のフォームに入力された情報がメインマスタデータ13b及びサブマスタデータ13dとして登録される。なお、メインマスタの設定画面300上のキャンセルボタン300Cが押下されると、各フォームへの入力がキャンセルされ、マスタ一覧画面200が再び表示される。図7に示す例では、取引先コード「TR001」の日本語の取引先名称に「富士通」が入力されているので、取引先コード「TR001」及び取引先名称「富士通」が対応付けられたメインマスタデータ13bが新規に登録される。さらに、図11の最上段に示すように、取引先コード「TR001」に主言語である日本語の取引先名称に「富士通」が対応付け、従言語である英語および中国語の取引先名称をブランクとしたサブマスタデータ13dが新規に登録される。すると、取引先コード「TR001」及び取引先名称「富士通」を含むレコードをメンテナンスするメインマスタの設定画面へのリンクを含む更新通知画面が拠点端末30及び本社端末50へ送信される。
そして、更新通知画面上でメインマスタの設定画面へのリンクが選択された場合には、図8に示すメインマスタの設定画面310が拠点端末30や本社端末50に表示される。ここで、本例では、現地の拠点3の所属員によってリンクが選択された場合を想定する。かかるメインマスタの設定画面310上で多言語ボタン300Aを押下された場合には、サブマスタの設定画面410が拠点端末30に表示される。かかるサブマスタの設定画面410には、主言語である日本語以外の英語および中国語の取引先名称の欄にだけ取引先名称が入力可能なテーブルが含まれる。このように、サブマスタの設定画面410上で従言語の英語および中国語の取引先名称、すなわち点の網掛け部分以外の白の部分だけを入力させることによってメインマスタデータ13bが主言語以外の言語で記述されるのを防止できる。
その後、サブマスタの設定画面410上でOKボタン400Aが押下されると、テーブル内に入力された情報がサブマスタデータ13dの取引先コード「TR001」に対応付けて登録される。すなわち、図11の上から2番目に示すように、サブマスタデータ13dの取引先コード「TR001」のレコードにブランクであった英語の取引先名称及び中国語の取引先名称に「FUJITSU」及び「富士通公司」が登録される。
そして、図9に示すマスタ一覧画面220上で本社5の所属員によって取引先コード「TR001」の指定を受け付けた場合には、メインマスタの設定画面320が本社端末50に表示される。図9の例では、本社5の所属員が本社端末50の表示部に表示されるメインマスタの設定画面300において主言語である日本語の取引先名称を「富士通」から「富士通本社」に変更する場合を示している。このとき、本社5の所属員は、メインマスタの設定画面300上にレイアウトされた多言語ボタン300Aを押下することによってサブマスタの設定画面400を遷移させ、変更後の日本語の取引先名称「富士通本社」に合わせて従言語である英語及び中国語の取引先名称を登録することもできるが、本例では、英語及び中国語の取引先名称の設定を現地の拠点3の所属員に委ねる場合を例示する。
その後、メインマスタの設定画面320上でOKボタン300Aが押下されると、取引先コード「TR001」に対応付けて変更後の日本語の取引先名称を始め、属性1および属性2のフォームに入力された情報がメインマスタデータ13b及びサブマスタデータ13dとして登録される。図9に示す例では、取引先コード「TR001」の日本語の取引先名称が「富士通本社」に変更されているので、メインマスタデータ13bの取引先コード「TR001」の取引先名称が「富士通」から「富士通本社」へ変更される。さらに、図11の上から3番目に示すように、サブマスタデータ13dにおいて取引先コード「TR001」の日本語の取引先名称が「富士通」から「富士通本社」に更新される。すると、取引先コード「TR001」及び取引先名称「富士通本社」を含むレコードをメンテナンスするメインマスタの設定画面へのリンクを含む更新通知画面が拠点端末30及び本社端末50へ送信される。
そして、更新通知画面上でメインマスタの設定画面へのリンクが選択された場合には、図10に示すメインマスタの設定画面330が拠点端末30や本社端末50に表示される。ここで、本例では、現地の拠点3の所属員によってリンクが選択された場合を想定する。かかるメインマスタの設定画面330上で多言語ボタン300Aを押下された場合には、サブマスタの設定画面430が拠点端末30に表示される。
かかるサブマスタの設定画面430には、主言語である日本語以外の英語および中国語の取引先名称だけが入力可能なテーブルが含まれる。かかるテーブルには、更新が実行された主言語の取引先名称「富士通本社」と各従言語の取引先名称との間で表示態様が区別される。例えば、図10の例では、主言語の取引先名称「富士通本社」が反転表示される一方で、英語および中国語の取引先名称が通常表示される。かかる表示制御によって、更新が実行された主言語の取引先名称「富士通本社」の表示態様を変えることによって変更があった主言語の取引先名称「富士通本社」に合わせて各従言語の取引先名称を修正すればよいことを案内できる。さらに、サブマスタの設定画面430のテーブルには、更新が実行された後の主言語の取引先名称「富士通本社」とともに更新が実行される前の主言語の取引先名称「富士通」が併せて表示される。これによって、主言語の取引先名称が一部変更された場合に更新前の取引先名称と更新後の取引先名称との差分を把握させることができ、拠点3の所属員が主言語に不案内であっても従言語の取引先名称を修正し易くできる。
さらに、サブマスタの設定画面410には、テーブルの各レコードごとにチェックボックスが設けられる。そして、チェックボックスにチェックが入れられない限りは、OKボタン400Aが押下されたとしても、テーブル内に入力された従言語の取引先名称は登録されない。かかるチェックボックスを設けるのは、拠点端末30に英語または中国語のフォントが準備されていないことに起因して文字化けが発生した場合に文字化けが発生した従言語の取引先名称を編集してサブマスタデータ13dを更新されるのを防止するためである。すなわち、文字化けが発生した従言語の取引先名称を編集してサブマスタデータ13dを更新することによってサブマスタデータ13dが壊れないかどうかの注意喚起を促し、明確な意思の下、従言語の取引先名称をサブマスタデータ13dに更新させるためである。
その後、サブマスタの設定画面430上でOKボタン400Aが押下されると、テーブル内に入力された情報がサブマスタテーブル13dの取引先コード「TR001」に対応付けて更新される。すなわち、図11の最下段に示すように、サブマスタテーブル13dの取引先コード「TR001」のレコードの英語の取引先名称が「FUJITSU」から「FUJITSU Head Office」に更新される。
このように、本実施例に係るマスタ管理サーバ10では、更新が実行された主言語の取引先名称「富士通本社」の表示態様を変えることによって変更があった主言語の取引先名称「富士通本社」に合わせて各従言語の取引先名称を修正すればよいことを案内できる。したがって、本実施例に係るマスタ管理サーバ10によれば、マスタの修正作業を簡易に行うことができる。
[処理の流れ]
次に、本実施例に係るマスタ管理サーバ10の処理の流れについて説明する。なお、ここでは、マスタ管理サーバ10によって実行される(1)設定受付処理を説明した後に(2)サブマスタの設定画面生成処理を説明し、(3)マスタ更新処理を説明することとする。
(1)設定受付処理
図12は、実施例1に係る設定受付処理の手順を示すフローチャートである。この設定受付処理は、マスタ一覧画面または更新通知画面のいずれかを介して取引先コードの指定を受け付けた場合に処理が起動される。
図12に示すように、マスタ一覧画面または更新通知画面のいずれかを介して取引先コードの指定を受け付けると(ステップS101)、設定受付部15bは、次のような処理を実行する。すなわち、設定受付部15bは、当該指定を受け付けた取引先コードに対応するメインマスタデータ13bのレコードをメンテナンスするメインマスタの設定画面を生成する(ステップS102)。
その上で、設定受付部15bは、ステップS102で生成したメインマスタの設定画面を本社端末50または拠点端末30に表示させる(ステップS103)。その後、設定受付部15bは、主言語の取引先名称の設定、例えば取引先の新規登録や既登録の取引先名称の変更を受け付ける(ステップS104)。
このとき、メインマスタの設定画面上で設定受付の終了操作がなされた場合(ステップS105肯定)には、設定受付部15bは、メインマスタの設定画面上で受け付けた設定内容をマスタ更新部15cへ出力し、処理を終了する。
一方、設定受付の終了操作がなされず(ステップS105否定)にメインマスタの設定画面上で取引先名称を多言語で表示する多言語ボタンが選択された場合(ステップS106肯定)には、設定受付部15bは、次のような処理を実行する。すなわち、設定受付部15bは、当該取引先コードに対応するサブマスタデータ13dのレコードをメンテナンスするサブマスタの設定画面を生成する「サブマスタの設定画面生成処理」を実行する(ステップS107)。なお、メインマスタの設定画面上で多言語ボタンが選択されなかった場合(ステップS106否定)には、上記のステップS104の処理に戻る。
その上で、設定受付部15bは、ステップS107で生成したサブマスタの設定画面を本社端末50又は拠点端末30に表示させる(ステップS108)。そして、設定受付部15bは、サブマスタの設定画面上で設定受付の終了操作がなされるまで(ステップS110否定)、主言語を除く従言語の取引先名称の設定、例えば取引先の新規登録や既登録の取引先名称の変更を受け付ける(ステップS109)。
その後、サブマスタの設定画面上で設定受付の終了操作がなされると(ステップS110肯定)、設定受付部15bは、サブマスタの設定画面上で受け付けた設定内容をマスタ更新部15cへ出力し、処理を終了する。
(2)サブマスタの設定画面生成処理
図13は、実施例1に係るサブマスタの設定画面生成処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、図12に示したステップS107の処理に対応し、メインマスタの設定画面上で多言語ボタンが押下された場合に処理が起動される。
図13に示すように、設定受付部15bは、記憶部13に記憶されたサブマスタデータ13dのうち先に指定を受け付けた取引先コードに対応するレコードを読み出す(ステップS301)。そして、設定受付部15bは、メインマスタの設定画面が更新通知部15dによる更新通知に伴って呼び出されていたか否かを判定する(ステップS302)。
ここで、メインマスタの設定画面が更新通知部15dによる更新通知に伴って呼び出されていた場合(ステップS302肯定)には、設定受付部15bは、更新通知が実行された取引先コードに対応する更新履歴データ13cのレコードを読み出す(ステップS303)。
そして、設定受付部15bは、更新前の取引先名称をサブマスタの設定画面の表示内容に追加する(ステップS304)。さらに、設定受付部15bは、更新が実行された主言語の取引先名称のフォントや塗りつぶし等の表示設定を従言語の取引先名称の表示設定とは異なる表示設定に変更する(ステップS305)。
その上で、設定受付部15bは、先の表示設定にしたがって更新前後の主言語の取引先名称および従言語の取引先名称を含むサブマスタの設定画面を生成し(ステップS306)、処理を終了する。
一方、マスタ一覧画面を介してメインマスタの設定画面が呼び出されていた場合(ステップS302否定)には、設定受付部15bは、次のような処理を実行する。すなわち、設定受付部15bは、表示内容の追加や表示設定の変更を実行せずに、主言語の取引先名称および従言語の取引先名称を含むサブマスタの設定画面を生成し(ステップS306)、処理を終了する。
(3)マスタ更新処理
図14は、実施例1に係るマスタ更新処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、メインマスタの設定画面及び/又はサブマスタの設定画面で受け付けられた設定内容がマスタ更新部15cに入力された場合に処理が起動される。
図14に示すように、設定受付部15bによって出力された設定内容に主言語の取引先名称の変更が含まれる場合(ステップS501肯定)には、マスタ更新部15cは、次のような処理を実行する。すなわち、マスタ更新部15cは、メインマスタデータ13bのうち指定を受け付けた取引先コードに対応する主言語の取引先名称をメインマスタの設定画面を介して受け付けた主言語の取引先名称に更新する(ステップS502)。なお、設定受付部15bによって出力された設定内容に主言語の取引先名称の変更が含まれない場合(ステップS501否定)には、ステップS506の処理に移行する。
さらに、マスタ更新部15cは、サブマスタデータ13dのうち指定を受け付けた取引先コードに対応する主言語の取引先名称をメインマスタの設定画面を介して受け付けた主言語の取引先名称に更新する(ステップS503)。
その上で、マスタ更新部15cは、メインマスタデータ13bの更新履歴、例えば前回の更新者、更新日付及び前回更新時の主言語の取引先名称と、今回の更新者、更新日付及び今回更新時の取引先名称とを対応付けた更新履歴データ13cを記憶部13へ登録する(ステップS504)。
続いて、更新通知部15dは、更新が実行された取引先コード及び取引先名称を含むメインマスタデータ13bの更新通知画面を本社端末50及び拠点端末30へ送信する(ステップS505)。
その後、設定受付部15bによって出力された設定内容に従言語の取引先名称の変更が含まれる場合(ステップS506肯定)には、次のような処理を実行する。すなわち、マスタ更新部15cは、サブマスタデータ13dのうち指定を受け付けた取引先コードに対応する従言語の取引先名称をサブマスタの設定画面を介して受け付けた従言語の取引先名称に更新し(ステップS507)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、本実施例に係るマスタ管理サーバ10は、メインマスタにおいて主言語の取引先名称が変更された場合に、変更が行われた主言語の取引先名称と従言語の取引先名称との間で表示態様が区別されたサブマスタの設定画面を表示させる。このため、本実施例に係るマスタ管理サーバ10では、更新が実行された主言語の取引先名称の表示態様を変えることによって変更があった主言語の取引先名称に合わせて各従言語の取引先名称を修正すればよいことを案内できる。したがって、本実施例に係るマスタ管理サーバ10によれば、マスタの修正作業を簡易に行うことができる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[設定画面へのリンク]
上記の実施例1では、更新通知画面のリンクを通じてメインマスタの設定画面を表示させる場合を例示したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、開示の装置は、メインマスタの設定画面を経由することなく、サブマスタの設定画面を表示させることとしてもかまわない。
[応用例]
上記の実施例1では、メインマスタデータ13bの変更履歴を採取する場合を例示したが、メインマスタデータ13bだけでなく、サブマスタデータ13dの変更履歴も併せて採取することができる。例えば、開示の装置は、上記のサブマスタデータ13dに対し、前回に更新を行っていた更新者、前回の更新日付及び前回更新時の従言語の取引先名称と、今回に更新を行った更新者、今回の更新日付及び今回更新時の従言語の取引先名称とが対応付けられたデータを付加したデータを採用できる。そして、開示の装置は、サブマスタデータ13dの変更履歴を用いることにより、更新が実行された後の従言語の取引先名称と更新が実行されていない従言語の取引先名称との間で表示態様がさらに区別された設定画面を表示させることができる。これによって、従言語が複数存在する場合にいずれの従言語の取引先名称が主言語に合わせて修正されたかを把握できるとともに、主言語に合わせて修正されていない従言語の取引先名称を修正すればよいのかも把握できる。
[適用例]
上記の実施例1では、取引先台帳のマスタ管理に適用する場合を例示したが、開示の装置はこれに限定されず、他の任意の項目をマスタ管理する場合、例えば製品の品目台帳のマスタ管理を行う場合などに適用できる。
[分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、ログイン処理部15a、設定受付部15b、マスタ更新部15cまたは更新通知部15dをマスタ管理サーバ10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、ログイン処理部15a、設定受付部15b、マスタ更新部15cまたは更新通知部15dを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記のマスタ管理サーバ10の機能を実現するようにしてもよい。
[マスタ管理プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するマスタ管理プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図15は、実施例1及び実施例2に係るマスタ管理プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図15に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180と有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図15に示すように、上記の実施例1で示したログイン処理部15a、設定受付部15b、マスタ更新部15c及び更新通知部15dと同様の機能を発揮するマスタ管理プログラム170aが予め記憶される。このマスタ管理プログラム170aについては、図2に示した各々のログイン処理部15a、設定受付部15b、マスタ更新部15c及び更新通知部15dの各構成要素と同様、適宜統合又は分離しても良い。すなわち、HDD170に格納される各データは、常に全てのデータがHDD170に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD170に格納されれば良い。
そして、CPU150が、マスタ管理プログラム170aをHDD170から読み出してRAM180に展開する。これによって、図15に示すように、マスタ管理プログラム170aは、マスタ管理プロセス180aとして機能する。このマスタ管理プロセス180aは、HDD170から読み出した各種データを適宜RAM180上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、マスタ管理プロセス180aは、図2に示したログイン処理部15a、設定受付部15b、マスタ更新部15c及び更新通知部15dにて実行される処理、例えば図12〜図14に示す処理を含む。また、CPU150上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU150上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されれば良い。
なお、上記のマスタ管理プログラム170aについては、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
1 マスタ管理システム
3A,3B,3C 拠点
5 本社
7 ネットワーク
10 マスタ管理サーバ
11 通信I/F部
13 記憶部
13a 言語データ
13b メインマスタデータ
13c 更新履歴データ
13d サブマスタデータ
15 制御部
15a ログイン処理部
15b 設定受付部
15c マスタ更新部
15d 更新通知部
30A,30B,30C 拠点端末
50 本社端末

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    所定の項目に関する第1言語の名称を記憶する第1マスタ記憶部に記憶された第1の名称を前記第1の名称と異なる第2の名称へ変更する設定を受け付け、
    前記設定にしたがって前記第1マスタ記憶部に記憶された第1言語の名称を前記第1の名称から前記第2の名称へ更新し、
    前記第1言語の名称が前記第1の名称から前記第2の名称へ更新された場合に、前記第1言語の名称および前記第1言語とは異なる第2言語の名称の対応関係を記憶する第2マスタ記憶部を参照して、前記第2言語の名称を設定する設定画面であって前記更新が実行された第1言語の名称が当該第1言語の名称に対応する第2言語の名称の表示態様とは異なる表示態様に区別された設定画面を表示させる
    処理を実行させることを特徴とするマスタ管理プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記第1言語の名称が更新された場合に当該第1言語の名称の更新を所定の端末に通知する処理をさらに実行させ、
    前記設定画面を表示させる処理として、
    前記端末から前記更新の通知に伴って前記設定画面の呼出しを受け付けた場合に、当該端末に前記設定画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載のマスタ管理プログラム。
  3. 前記設定画面を表示させる処理として、
    前記第1言語の名称に関する更新履歴を記憶する更新履歴記憶部を参照して、前記更新が実行された後の前記第2の名称とともに前記更新が実行される前の前記第1の名称を含む設定画面を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のマスタ管理プログラム。
  4. 前記設定画面を表示させる処理として、
    前記第2言語の名称に関する更新履歴を記憶する更新履歴記憶部を参照して、前記更新が実行された後の第2言語の名称と前記更新が実行されていない第2言語の名称との間で表示態様がさらに区別された設定画面を表示させることを特徴とする請求項1、2または3に記載のマスタ管理プログラム。
  5. コンピュータが、
    所定の項目に関する第1言語の名称を記憶する第1マスタ記憶部に記憶された第1の名称を前記第1の名称と異なる第2の名称へ変更する設定を受け付け、
    前記設定にしたがって前記第1マスタ記憶部に記憶された第1言語の名称を前記第1の名称から前記第2の名称へ更新し、
    前記第1言語の名称が前記第1の名称から前記第2の名称へ更新された場合に、前記第1言語の名称および前記第1言語とは異なる第2言語の名称の対応関係を記憶する第2マスタ記憶部を参照して、前記第2言語の名称を設定する設定画面であって前記更新が実行された第1言語の名称が当該第1言語の名称に対応する第2言語の名称の表示態様とは異なる表示態様に区別された設定画面を表示させる
    処理を実行することを特徴とするマスタ管理方法。
  6. 所定の項目に関する第1言語の名称を記憶する第1マスタ記憶部と、
    前記第1言語の名称および前記第1言語とは異なる第2言語の名称の対応関係を記憶する第2マスタ記憶部と、
    前記第1マスタ記憶部に記憶された第1の名称を前記第1の名称と異なる第2の名称へ変更する設定を受け付ける受付部と、
    前記設定にしたがって前記第1マスタ記憶部に記憶された第1言語の名称を前記第1の名称から前記第2の名称へ更新する更新部と、
    前記第1言語の名称が前記第1の名称から前記第2の名称へ更新された場合に、前記第2マスタ記憶部を参照して、前記第2言語の名称を設定する設定画面であって前記更新が実行された第1言語の名称が当該第1言語の名称に対応する第2言語の名称の表示態様とは異なる表示態様に区別された設定画面を表示させる画面表示部と
    を有することを特徴とするマスタ管理装置。
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