JP5811663B2 - 時刻補正装置、時刻補正方法、およびプログラム - Google Patents
時刻補正装置、時刻補正方法、およびプログラム Download PDFInfo
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Description
p(x)=c(γ)exp(−(x−δ)/γ) (x≧δ)・・・(式1)
但し、
δ:最適ケースの通信時間を表すパラメータ
γ:通信時間ノイズのばらつき具合を表すパラメータ
c(γ):p(x)の総和を1にするための係数
である。このモデルでは、c(γ)=1/γとなる。このとき、p(x)の総和が常に1であることは簡単に計算できる。
y(t)=α(t−tNTP)・・・(式2)
tNTP:前回のNTP発生時刻
α:センサの内部時刻のずれの広がり方を表すパラメータ
q(t、z)=1/γ・exp(−(z−αt−β))/γ)(z≧αt+β)・・・(式3)
但し、β=δ−αtNTPである。
z=α(t−tNTP)+δ・・・(式4)
よって、このとき、センサ20の内部時刻とサーバ3内部で保持されている基準時刻とのずれは、α(t−tNTP)と推定される。
このγは下記の式9により簡単に求めることができる。
α=0.05
δ=200(ミリ秒)
γ=50(ミリ秒)
(付記1)
外部の装置の内部時刻に基づく送信時刻を含む情報を受信する受信部と、
基準時刻を保持する計時部と、
前記送信時刻から前記基準時刻に基づく前記情報を受信した受信時刻までの通信時間を計算する通信時間計算部と、
前記外部の装置との通信時間の分布を表す通信時間分布モデルを保持するモデル保持部と、
計算された前記通信時間に基づき前記通信時間分布モデルを更新するモデル更新部と、
更新された前記通信時間分布モデルに基づき、前記送信時刻のずれを補正する時刻補正部と、
を有することを特徴とする時刻補正装置。
(付記2)
前記モデル更新部により更新された前記通信時間分布モデルに基づき、計算された前記通信時間の発生確率を計算する確率計算部と、
前記発生確率が所定の値以下の場合に、前記外部の装置における前記内部時刻を前記基準時刻と一致させる時刻更新処理の発生時刻を更新する時刻更新部とと、
を有することを特徴とする付記1に記載の時刻補正装置。
(付記3)
前記確率計算部は、前記発生確率が所定の値以下の場合には、前記時刻更新処理が行われたと推定し、
前記時刻更新部は、前記時刻更新処理が行われた時刻を更新し、
前記確率計算部は、前記発生確率が所定の値を超えている場合には、前記時刻更新処理は行われていないと推定し、
前記時刻補正部は、直前の前記時刻更新処理が発生した時刻に基づき前記送信時刻を補正する
ことを特徴とする付記2に記載の時刻補正装置。
(付記4)
前記通信時間分布モデルは、前記外部の装置における前記内部時刻のずれを表す第1のモデルと、前記内部時刻のずれを含まない前記通信時間のばらつきの分布を表す第2のモデルとに基づくことを特徴とする付記3に記載の時刻補正装置。
(付記5)
前記通信時間分布モデルにおける通信時間は、前記第1のモデルによる前記内部時刻のずれと、前記第2のモデルによる前記通信時間の分布と、前記内部時刻のずれおよび前記通信時間の差異を含まない場合の真の通信時間との和であることを特徴とする付記4に記載の時刻補正装置。
(付記6)
前記第2のモデルによる前記通信時間の分布は、確率的に長さが決定されるノイズによるものであり、確率分布に従うことを特徴とする付記4または付記5に記載の時刻補正装置。
(付記7)
前記第1のモデルによる前記内部時刻のずれは、前記時刻更新処理が発生した時刻からの経過時間に比例することを特徴とする付記4から付記6のいずれかに記載の時刻補正装置。
(付記8)
時刻補正装置の外部の装置の内部時刻に基づく送信時刻を含む情報を受信し、
前記送信時刻から前記時刻補正装置内の基準時刻に基づく前記情報を受信した受信時刻までの通信時間を算出し、
前記通信時間の分布を予測した通信時間分布モデルを、前記通信時間に基づき更新し、
更新された前記通信時間分布モデルに基づき、前記送信時刻のずれを補正する
ことを特徴とする時刻補正方法。
(付記9)
前記モデル更新部により更新された前記通信時間分布モデルに基づき、計算された前記通信時間の発生確率を計算し、
前記発生確率が所定の値以下の場合に、前記外部の装置における前記内部時刻を前記基準時刻と一致させる時刻更新処理の発生時刻を更新する、
ことを特徴とする付記8に記載の時刻補正方法。
(付記10)
前記発生確率が所定の値以下の場合には、前記時刻更新処理が行われたと推定し、
前記時刻更新処理が行われた時刻を更新し、
前記発生確率が所定の値を超えている場合には、前記時刻更新処理は行われていないと推定し、
直前の前記時刻更新処理が発生した時刻に基づき前記送信時刻を補正する
ことを特徴とする付記9に記載の時刻補正方法。
(付記11)
前記通信時間分布モデルは、前記外部の装置における前記内部時刻のずれを表す第1のモデルと、前記内部時刻のずれを含まない前記通信時間のばらつきの分布を表す第2のモデルとに基づくことを特徴とする付記10に記載の時刻補正方法。
(付記12)
前記通信時間分布モデルにおける通信時間は、前記第1のモデルによる前記内部時刻のずれと、前記第2のモデルによる前記通信時間の分布と、前記内部時刻のずれおよび前記通信時間の差異を含まない場合の真の通信時間との和であることを特徴とする付記9に記載の時刻補正方法。
(付記13)
前記第2のモデルによる前記通信時間の分布は、確率的に長さが決定されるノイズによるものであり、確率分布に従うことを特徴とする付記11または付記12に記載の時刻補正方法。
(付記14)
前記第1のモデルによる前記内部時刻のずれは、前記時刻更新処理が発生した時刻からの経過時間に比例することを特徴とする付記11から付記13のいずれかに記載の時刻補正方法。
(付記15)
時刻補正装置の外部の装置の内部時刻に基づく送信時刻を含む情報を受信し、
前記送信時刻から前記時刻補正装置内の基準時刻に基づく前記情報を受信した受信時刻までの通信時間を算出し、
前記通信時間の前記内部時刻に対する予測される分布を表す通信時間分布モデルを、前記通信時間に基づき更新し、
更新された前記通信時間分布モデルに基づき、前記送信時刻のずれを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
3 サーバ
5 CPU
9 記憶装置
11 時計
13 入出力装置
15 通信装置
17 バス
20 センサ
21 記憶装置
23 CPU
25 検出部
27 時計
29 通信装置
31 バス
35 ネットワーク
37 NTPサーバ
41 通信時間計算部
43 モデル更新部
45 発生確率計算部
47 NTP時刻更新部
49 時刻補正部
51 通信時間履歴記憶部
53 通信時間モデル記憶部
61 センサ情報
63 補正済センサ情報
Claims (9)
- 内部時刻を基準時刻と一致させる時刻更新処理を行う外部の装置の内部時刻に基づく送信時刻を含む情報を受信する受信部と、
基準時刻を保持する計時部と、
前記送信時刻から前記基準時刻に基づく前記情報を受信した受信時刻までの通信時間を計算する通信時間計算部と、
前記外部の装置との通信時間の分布を表す通信時間分布モデルを保持するモデル保持部と、
計算された前記通信時間に基づき前記通信時間分布モデルを更新するモデル更新部と、
更新された前記通信時間分布モデルに基づき、前記送信時刻のずれを補正する時刻補正部と、
を有することを特徴とする時刻補正装置。 - 前記モデル更新部により更新された前記通信時間分布モデルに基づき、計算された前記通信時間の発生確率を計算する確率計算部と、
前記発生確率が所定の値以下の場合に、前記外部の装置における前記内部時刻を前記基準時刻と一致させる時刻更新処理の発生時刻を更新する時刻更新部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の時刻補正装置。 - 前記確率計算部は、前記発生確率が所定の値以下の場合には、前記時刻更新処理が行われたと推定し、
前記時刻更新部は、前記時刻更新処理が行われた時刻を更新し、
前記確率計算部は、前記発生確率が所定の値を超えている場合には、前記時刻更新処理は行われていないと推定し、
前記時刻補正部は、直前の前記時刻更新処理が発生した時刻に基づき前記送信時刻を補正する
ことを特徴とする請求項2に記載の時刻補正装置。 - 前記通信時間分布モデルは、前記外部の装置における前記内部時刻のずれを表す第1のモデルと、前記内部時刻のずれを含まない前記通信時間のばらつきの分布を表す第2のモデルとに基づくことを特徴とする請求項3に記載の時刻補正装置。
- 前記通信時間分布モデルにおける通信時間は、前記第1のモデルによる前記内部時刻のずれと、前記第2のモデルによる前記通信時間の分布と、前記内部時刻のずれおよび前記通信時間の差異を含まない場合の真の通信時間との和であることを特徴とする請求項4に記載の時刻補正装置。
- 前記第2のモデルによる前記通信時間の分布は、確率的に長さが決定されるノイズによるものであり、確率分布に従うことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の時刻補正装置。
- 前記第1のモデルによる前記内部時刻のずれは、前記時刻更新処理が発生した時刻からの経過時間に比例することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の時刻補正装置。
- 時刻補正装置の外部の装置であって、内部時刻を基準時刻と一致させる時刻更新処理を行う前記外部の装置の内部時刻に基づく送信時刻を含む情報を受信し、
前記送信時刻から前記時刻補正装置内の基準時刻に基づく前記情報を受信した受信時刻までの通信時間を算出し、
前記通信時間の分布を予測した通信時間分布モデルを、前記通信時間に基づき更新し、
更新された前記通信時間分布モデルに基づき、前記送信時刻のずれを補正する
ことを特徴とする時刻補正方法。 - 時刻補正装置の外部の装置であって、内部時刻を基準時刻と一致させる時刻更新処理を行う前記外部の装置の内部時刻に基づく送信時刻を含む情報を受信し、
前記送信時刻から前記時刻補正装置内の基準時刻に基づく前記情報を受信した受信時刻までの通信時間を算出し、
前記通信時間の前記内部時刻に対する予測される分布を表す通信時間分布モデルを、前記通信時間に基づき更新し、
更新された前記通信時間分布モデルに基づき、前記送信時刻のずれを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2011163911A JP5811663B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 時刻補正装置、時刻補正方法、およびプログラム |
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JP2011163911A JP5811663B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 時刻補正装置、時刻補正方法、およびプログラム |
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JP2011163911A Expired - Fee Related JP5811663B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 時刻補正装置、時刻補正方法、およびプログラム |
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JP2000253466A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-14 | Osaka Gas Co Ltd | ロードサーベイシステム,中央装置及び端末装置 |
JP2005069749A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Yokogawa Electric Corp | 時刻補正方法、ネットワーク品質評価測定方法およびネットワーク品質評価装置 |
JP5025130B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2012-09-12 | 株式会社日立製作所 | 通信装置および通信方法ならびに通信方式 |
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2011
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