JP5959452B2 - 制御システム - Google Patents
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Description
実施形態によれば、制御システムは、ネットワークに接続され、入力した信号に基づいた演算結果を含む出力データを送信する通信機能を有する複数の演算サーバを備える。このシステムは、少なくとも1つの管理サーバを備える。この管理サーバは、ネットワークに接続され、入力した信号に現在時刻を当該信号の送信時刻として付加した入力データを複数の演算サーバの何れかに送信する機能を有する。この管理サーバは、複数の演算サーバの何れかからの出力データに含まれる演算結果を外部機器へ出力する機能を有する。この管理サーバは、演算結果および送信時刻を含む出力データを複数の演算サーバから受信した受信時刻と受信した出力データに含まれる送信時刻との間の所定の時間を算出する機能を有する。この管理サーバは、算出した時間に基づいて、複数の演算サーバの中から新たな入力データの送信先の演算サーバを決定する分配機能を有する。管理サーバは、送信時刻から受信時刻までの間の時間である応答時間を算出する。演算サーバは、入力した信号に基づいた演算処理に要した演算時間を算出する。出力データは、算出した演算時間を含む。管理サーバは、出力データに含まれる演算時間と算出した応答時間とに基づいて、管理サーバと演算サーバとの間の通信時間を算出する。管理サーバの分配機能は、算出した演算時間および算出した通信時間に基づいて送信先の演算サーバを決定する。
実施形態によれば、制御システムは、ネットワークに接続され、入力した信号に基づいた演算結果を含む出力データを送信する通信機能を有する複数の演算サーバを備える。このシステムは、少なくとも1つの管理サーバを備える。この管理サーバは、ネットワークに接続され、入力した信号に現在時刻を当該信号の送信時刻として付加した入力データを複数の演算サーバの何れかに送信する機能を有する。この管理サーバは、複数の演算サーバの何れかからの出力データに含まれる演算結果を外部機器へ出力する機能を有する。この管理サーバは、演算結果および送信時刻を含む出力データを複数の演算サーバから受信した受信時刻と受信した出力データに含まれる送信時刻との間の所定の時間を算出する機能を有する。この管理サーバは、算出した時間に基づいて、複数の演算サーバの中から新たな入力データの送信先の演算サーバを決定する分配機能を有する。管理サーバは複数ある。演算サーバは、管理サーバからの入力データのうち演算に用いる入力データを決定する集約機能をさらに有する。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における制御システムの構成例を示す図である。
本実施形態では、図1に示すように、制御システム1は、複数の演算サーバ10,11,12と、管理サーバ20とを備える。演算サーバ10,11,12と管理サーバ20とはネットワーク2を介して接続される。
図3は、第1の実施形態における制御システムによるデータの入出力にかかる応答時間の一例を示す図である。
応答時間Tは以下の式(1)で示される。
応答時間T=T1+T2+T3 …式(1)
式(1)中の時間T1は、管理サーバ20からの入力データ40の送信時刻から送信先の演算サーバ10,11,12での入力データ40の受信時刻までの通信時間である。式(1)中の時間T2は、この入力データ40に対する演算処理時間である。式(1)中の時間T3は、演算サーバ10,11,12からの出力データ41の送信時刻から管理サーバ20での出力データ41の受信時刻までの通信時間である。
図4に示すように、入力データ40には、送信時刻43と入力信号44とが格納される。図4に示すように、入力データ40は、ヘッダ情報42やフッタ情報45等を含んでも良い。ヘッダ情報42は、送信先アドレスやデータ長等である。フッタ情報45は、CRC等の誤り検出符号である。
また、図5に示すように、出力データ41の中には、送信時刻43、演算時間46、出力信号47が格納される。送信時刻43は、入力データ40に含まれていた時刻である。出力データ41は、入力データ40と同様にヘッダ情報42やフッタ情報45等を含んでも良い。
まず、管理サーバ20の通信機能26がデータを受信し(S1)、この受信したデータが現場機器30,31,32からの入力信号44であれば(S2→S3)、分配機能23は、演算サーバ10,11,12のうち、この入力信号44を含む入力データ40の送信先の演算サーバを決定する(S4)。この入力信号44には送信元の現場機器の識別情報が含まれる。
通信機能26は、この生成された入力データ40をS4で決定された演算サーバに送信する(S7)。
ここでは、演算サーバ10が入力データ40を受信したとする。演算サーバ10の通信機能15が管理サーバ20からの入力データ40を受信すると(S21)、通信機能15は、この入力データ40に含まれる入力信号44を入力する(S22)。
通信機能15は、S24で生成した出力信号47と、S26で算出した演算処理時間T2と、入力データ40に含まれていた送信時刻43とを出力データ41に含ませる。さらに、通信機能15は、ヘッダ情報42およびフッタ情報45を含めて最終的な出力データ41を生成する(S27)。
通信機能15は、この生成した出力データ41を管理サーバ20に送信する(S28)。
また、管理サーバ20の計測機能25は、S13で算出した応答時間Tから出力データ41に含まれる演算時間46(演算処理時間T2)を差し引くことで、通信時間(通信時間T1+通信時間T3)を算出する(S14)。
通信機能26は、S15で決定した出力データ41の出力信号47を、この信号内の識別情報で示される現場機器に送信する(S16)。
次に、第2の実施形態について説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8は、第2の実施形態における制御システムの構成例を示す図である。
図8に示すように、第2の実施形態における制御システムは、第1の実施形態で説明した管理サーバを複数台備える。図8に示した例では、ネットワーク上に複数の管理サーバ20,21,22を配置する。この例では管理サーバの台数は3台であるが、複数台であれば、この台数は限られない。それぞれの管理サーバ20〜22の機能は第1の実施形態と同様である。また、演算サーバ10〜12は、複数の管理サーバ20〜22から入力データ40を受信する。
この集約機能16は、複数の管理サーバ20〜22からの入力データ40のうち、演算機能13による演算に用いる入力データを決定する。集約機能16は、先に届いた入力データを演算に用いる先着優先としても良いし、複数の入力データうちの多いものを演算に用いる多数決としても良い。
第2の実施形態における制御システムの演算サーバによる処理手順は、第1の実施形態と同じである。
ここでは、演算サーバ10が入力データ40を受信したとする。演算サーバ10の通信機能15が複数の管理サーバ20〜22からの入力データ40を受信すると(S31)、通信機能15は、この入力データ40に含まれる入力信号44を入力する(S32)。
演算サーバ10の集約機能16は、複数の管理サーバ20〜22からの入力データ40のうち、演算機能13による演算に用いる入力データ40を決定する(S33)。
計測機能14は、S34で計時された時刻t1(演算開始時刻)からS25で計時された時刻t2(演算終了時刻)までの演算処理時間T2を算出する(S37)。
通信機能15は、この生成した出力データ41を複数の管理サーバ20〜22に送信する(S39)。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (4)
- ネットワークに接続され、入力した信号に基づいた演算結果を含む出力データを送信する通信機能を有する複数の演算サーバと、
ネットワークに接続され、前記入力した信号に現在時刻を当該信号の送信時刻として付加した入力データを前記複数の演算サーバの何れかに送信する機能、
前記複数の演算サーバの何れかからの出力データに含まれる演算結果を外部機器へ出力する機能、
前記演算結果および前記送信時刻を含む出力データを前記複数の演算サーバから受信した受信時刻と前記受信した出力データに含まれる送信時刻との間の所定の時間を算出する機能、および
前記算出した時間に基づいて、前記複数の演算サーバの中から新たな前記入力データの送信先の演算サーバを決定する分配機能を有する少なくとも1つの管理サーバと
を備え、
前記複数の演算サーバは、前記入力した信号に基づいた演算処理に要した演算時間を算出し、
前記出力データは、前記算出した演算時間の情報を含み、
前記少なくとも1つの管理サーバの分配機能は、前記出力データに含まれる演算時間に基づいて前記送信先の演算サーバを決定する
ことを特徴とする制御システム。 - ネットワークに接続され、入力した信号に基づいた演算結果を含む出力データを送信する通信機能を有する複数の演算サーバと、
ネットワークに接続され、前記入力した信号に現在時刻を当該信号の送信時刻として付加した入力データを前記複数の演算サーバの何れかに送信する機能、
前記複数の演算サーバの何れかからの出力データに含まれる演算結果を外部機器へ出力する機能、
前記演算結果および前記送信時刻を含む出力データを前記複数の演算サーバから受信した受信時刻と前記受信した出力データに含まれる送信時刻との間の所定の時間を算出する機能、および
前記算出した時間に基づいて、前記複数の演算サーバの中から新たな前記入力データの送信先の演算サーバを決定する分配機能を有する少なくとも1つの管理サーバと
を備え、
前記少なくとも1つの管理サーバは、前記送信時刻から前記受信時刻までの間の時間である応答時間を算出し、
前記複数の演算サーバは、前記入力した信号に基づいた演算処理に要した演算時間を算出し、
前記出力データは、前記算出した演算時間を含み、
前記少なくとも1つの管理サーバは、前記出力データに含まれる演算時間と前記算出した応答時間とに基づいて、前記少なくとも1つの管理サーバと前記複数の演算サーバとの間の通信時間を算出し、
前記少なくとも1つの管理サーバの分配機能は、前記算出した演算時間および前記算出した通信時間に基づいて前記送信先の演算サーバを決定する
ことを特徴とする制御システム。 - ネットワークに接続され、入力した信号に基づいた演算結果を含む出力データを送信する通信機能を有する複数の演算サーバと、
ネットワークに接続され、前記入力した信号に現在時刻を当該信号の送信時刻として付加した入力データを前記複数の演算サーバの何れかに送信する機能、
前記複数の演算サーバの何れかからの出力データに含まれる演算結果を外部機器へ出力する機能、
前記演算結果および前記送信時刻を含む出力データを前記複数の演算サーバから受信した受信時刻と前記受信した出力データに含まれる送信時刻との間の所定の時間を算出する機能、および
前記算出した時間に基づいて、前記複数の演算サーバの中から新たな前記入力データの送信先の演算サーバを決定する分配機能を有する少なくとも1つの管理サーバと
を備え、
前記管理サーバは複数あり、
前記複数の演算サーバは、
前記複数の管理サーバからの入力データのうち前記演算に用いる入力データを決定する集約機能をさらに有する
ことを特徴とする制御システム。 - 前記複数の演算サーバの集約機能は、前記複数の管理サーバからの入力データのうち正しいデータを前記演算に用いる入力データとして決定する、ことを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
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