JP5753460B2 - 運用管理装置、運用管理方法、及び運用管理プログラム - Google Patents
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Description
しかし、情報システムが大規模化、複雑化するにつれて、管理者には知識面での負担が飛躍的に増大し、その結果、判断ミスによるサービス停止の長時間化といった事態も発生している。
これに対し、特許文献1記載の技術がある。
(2)また、本発明の一態様は、上記の運用管理装置において、前記分析判定部は、前記メッセージの識別情報、及び前記メッセージの本文に記載された当該メッセージの内容が示す情報ごとに算出された前記メッセージの数に基づいて、前記管理対象ノードの状態を検知することを特徴とする。
(3)また、本発明の一態様は、上記の運用管理装置において、前記メッセージは、データの転送開始、データの転送完了、データの送信開始、又はデータの送信完了を含むことを特徴とする。
指定した期間内における管理対象ノード毎、メッセージの識別情報毎、単位時間毎のメッセージの数の最大値、又は最小値を算出し、前記分析判定過程において、前記分析判定部が、前記現在のメッセージの数が、前記最大値と前記最小値の間の値であるか否かに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知し、前記現在のメッセージの出力数が前記最大値と前記最小値の間の値でないと判定した場合に、前記管理対象ノードの状態を診断する診断プログラムを起動し、診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常であるか否かを判定し、前記診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常でないと判定した場合に、前記学習情報生成部に前記最大値又は前記最小値を補正させ、補正後の最大値又は補正後の最小値に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知することを特徴とする運用管理方法である。
を実行させるための運用管理プログラムであり、前記学習情報生成手順において、指定した期間内における管理対象ノード毎、メッセージの識別情報毎、単位時間毎のメッセージの数の最大値、又は最小値を算出し、前記分析判定手順において、前記現在のメッセージの数が、前記最大値と前記最小値の間の値であるか否かに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知し、前記現在のメッセージの出力数が前記最大値と前記最小値の間の値でないと判定した場合に、前記管理対象ノードの状態を診断する診断プログラムを起動し、診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常であるか否かを判定し、前記診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常でないと判定した場合に、前記学習情報生成手順にて前記最大値又は前記最小値を補正させ、補正後の最大値又は補正後の最小値に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知することを特徴とする運用管理プログラムである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る管理対象システム10と運用管理システム20の関係を示す概念図である。
管理対象システム10は、管理対象ネットワーク100と、管理対象ノード101〜103を具備する。
管理対象ネットワーク100は、運用管理装置21が運用管理を行う対象のネットワークである。管理対象ネットワーク100は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などから構成される。
管理対象ノード101〜103は、ネットワークインターフェイスを介して管理対象ネットワーク100に接続された電子機器である。管理対象ノード101〜103は、例えば、コンピュータ、ネットワークインターフェイスを備えた家電製品、ハブ、ルータ、スイッチなどである。
運用管理装置21は、管理対象ネットワーク100に接続される。運用管理装置21は、管理対象ネットワーク100を介して各管理対象ノード101〜103からのメッセージを取得する。運用管理装置21は、取得したメッセージの数に基づいて管理対象ノードの状態を検知する。
ここで、取得メッセージ情報とは、メッセージID、タイムスタンプ、ノード名、メッセージ本文などを含む情報である(図3参照)。メッセージIDとは、メッセージの識別情報である。タイムスタンプとは、管理対象ノード101〜103がメッセージを生成した時刻(年月日、時、分、秒)である。ノード名とは、メッセージを送信した管理対象ノードを一意に示す識別番号である。メッセージ本文には、メッセージに関する情報が入力される。メッセージ取得部201は、生成した取得メッセージ情報をメッセージDB202に記録する。
メッセージDB202が記録する取得メッセージ情報の詳細については後述する。
また、例えば、入力部203は、利用者から分析条件情報を入力される。ここで、分析条件情報とは、メッセージ分析を行う期間であるメッセージ分析対象期間、メッセージ数を集計する時間の単位である分析集計単位時間(メッセージ分析対象期間及び分析集計単位時間を合わせて分析条件と呼ぶ)を示す情報である。入力部203は、入力された分析条件情報を分析情報生成部206に出力する。
学習情報生成部204は、生成した学習データ情報に基づいて、ノード名、メッセージID、学習集計単位時間毎のメッセージ数の最大値、最小値を算出し、算出した最大値、最小値を示す最大最小値情報を生成する。学習情報生成部204は、生成した最大最小値情報を学習結果情報DB205に記録する。ここで、学習データ情報を生成する処理及び最大最小値情報を生成する処理を合わせて学習処理と呼ぶ。学習情報生成部204は、学習結果情報DB205から読み出した学習データ情報及び最大最小値情報を出力部209に出力する。なお、学習情報生成部204及び学習結果情報DB205の詳細については後述する。
分析結果情報DB207で記憶する情報の詳細については後述する。
出力部209は、学習情報生成部204及び分析判定部208から入力された情報を運用管理端末22に出力する。
図示するようにメッセージ情報テーブルは、タイムスタンプ、メッセージID、ノード名、及びメッセージ本文の各項目の列を有している。メッセージ情報テーブルは、タイムスタンプ毎にメッセージID、ノード名、メッセージ本文が格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。
例えば、符号4aを付した学習データ情報は、ノード名は「192.168.1.30」、メッセージIDは「.10.10.10.10」、学習集計単位時間は「2007年7月15日7時〜7時59分59秒」、集計値は「312」であることを示している。
例えば、符号511aを付した最大最小値情報は、ノード名は「192.168.1.30」、メッセージIDは「.10.10.10.10」、学習集計単位時間は「2007年7月15日7時〜7時59分59秒」、最大値は「232」、最小値は「181」であることを示している。
学習情報生成部204は、学習メッセージ情報抽出部2040、学習出力数集計部2041、及び最大最小値抽出部2042を含んで構成される。
学習メッセージ情報抽出部2040は、メッセージDB202に記録された取得メッセージ情報に含まれるタイムスタンプが、入力部203から入力された学習条件情報が示すメッセージ学習対象期間に含まれるか否かを判定する。分析メッセージ情報抽出部2060は、メッセージ学習対象期間に含まれると判定した取得メッセージ情報を順次学習出力数集計部2041に出力する。学習メッセージ情報抽出部2040は、学習出力数集計部2041から後述する学習集計終了情報が入力されたときに、最大最小値抽出情報を最大最小値抽出部2042に出力する。ここで、最大最小値抽出情報とは、最小値抽出部2042に、メッセージ情報数の最大値、最小値を抽出させる情報である。
分析情報生成部206は、分析メッセージ情報抽出部2060及び分析出力数集計部2061を含んで構成される。
分析メッセージ情報抽出部2060は、メッセージDB202(図2)に記録された取得メッセージ情報に含まれるタイムスタンプが、入力部203から入力された分析条件情報が示すメッセージ分析対象期間に含まれるか否かを判定する。分析メッセージ情報抽出部2060は、メッセージ分析対象期間に含まれると判定した取得メッセージ情報を順次分析出力数集計部2061に出力する。
分析メッセージ情報抽出部2060は、後述する分析集計終了情報が入力されたときに、分析を開始することを示す分析開始情報を分析判定部208に出力する。
分析判定部208は、学習分析比較部2080を含んで構成される。分析判定部208は、学習結果情報DB205から読み出した最大最小値情報と、分析結果情報DBから読み出した分析データ情報に基づいて、分析集計値が、最大最小値情報が示す最大値、最小値の間に含まれるか否かを判定する。
学習分析比較部2080は、学習結果情報DB205から読み出した最大最小値情報と、分析結果情報DB207から読み出した分析データ情報と、をノード名、メッセージID、及び分析単位時間毎に比較する。
具体的には、学習分析比較部2080は、分析集計値情報が示す分析集計値が、最大最小値情報が示す最大値と最小値の間に含まれるか否かを判定する。分析集計値が最大最小値情報が示す最大値と最小値の間に含まれないと判定した場合は、学習分析比較部2080は、分析集計値が最大値と最小値の間に含まれないことを示す判定不合格情報を生成する。最大最小値情報が示す最大値と最小値の間に含まれると判定した場合は、学習分析比較部2080は、分析集計値が最大値と最小値の間に含まれることを示す判定合格情報を生成する。学習分析比較部2080は、分析結果情報を分析結果情報DB207に記録する。ここで、分析結果情報には、ノード名と、メッセージIDと、分析集計単位時間と、判定不合格情報又は判定合格情報が含まれる。
(ステップS101)メッセージ取得部201は、管理対象ノード101〜103から送信されたメッセージを取得する。メッセージ取得部201は、取得したメッセージに基づいて取得メッセージ情報を生成し、メッセージDB202に記録する。その後ステップS102に進む。
(ステップS102)入力部203は、利用者から学習条件情報を入力されたか否かを判定する。学習条件情報を入力されたと判定された場合(Yes)は、ステップS103に進む。学習条件情報を入力されたと判定されなかった場合(No)は、ステップS104に進む。
(ステップS104)入力部203は、利用者から分析条件情報を入力されたか否かを判定する。分析条件情報を入力されたと判定された場合(Yes)は、ステップS105に進む。分析条件情報を入力されたと判定されなかった場合(No)は、ステップS101に進む。
(ステップS201)学習情報生成部204は、ステップS102で入力されたと判定した学習条件情報及び取得メッセージ情報に基づいて、メッセージ学習対象期間内の学習ノード数Ln、学習メッセージID数Lm、学習単位集計時間数Lt、及び学習日数Ldを算出する。ここで、学習ノード数Lnは、メッセージ学習対象期間内にメッセージを発信した管理対象ノードの数である。学習メッセージID数Lmは、メッセージ学習対象期間内に受信したメッセージIDの種類の数である。学習単位集計時間数Ltは、一日あたりの学習集計単位時間の数である。学習日数Ldは、メッセージ学習対象期間内の日数である。その後ステップS202に進む。
(ステップS203)学習情報生成部204は、メッセージ学習期間内に未学習の管理対象ノードが残っているか否かを判定する。つまり、Lnc<Lnであるか否かを判定する。Lnc<Lnであると判定された場合(Yes)は、ステップS204に進む。Lnc≧Lnであると判定された場合(No)は、ステップS213に進む。
(ステップS204)学習情報生成部204は、ステップS203で未学習と判定された管理対象ノード(対象ノード)について未学習のメッセージIDが残っているか否かを判定する。つまり、Lmc<Lmであるか否かを判定する。Lmc<Lmであると判定された場合(Yes)は、ステップS205に進む。Lnc≧Lnであると判定された場合(No)は、ステップS206に進む。
(ステップS206)学習情報生成部204は、Ltcに「1」を加える。その後ステップS207に進む。
(ステップS207)学習出力数集計部2041は、対象ノード、対象メッセージIDについて、学習集計単位時間内の取得メッセージ情報の数を計算する(集計処理と呼ぶ)。ステップS207における集計処理の詳細については後述する。その後ステップS205に進む。
(ステップS209)学習情報生成部204は、Ldcに「1」を加える。その後ステップS205に進む。
(ステップS211)学習情報生成部204は、Lmcに「1」を加える。その後ステップS204に進む。
(ステップS212)学習情報生成部204は、Lncに「1」を加える。その後ステップS203に進む。
(ステップS213)出力部209は、学習情報生成部204から入力された学習情報及び最大最小値情報を表示する。
(ステップS301)学習出力数集計部2041は、集計値に「0」を代入する。その後ステップS302に進む。
(ステップS302)学習出力数集計部2041は、対象ノード、対象メッセージについて、対象集計単位時間内の未集計のメッセージがあるか否かを判定する。未集計のメッセージがあると判定された場合(Yes)は、ステップS303に進む。未集計のメッセージがないと判定された場合(No)は、ステップS304に進む。
(ステップS303)学習出力数集計部2041は、集計値に「1」を加える。その後ステップS302に進む。
(ステップS304)学習出力数集計部2041は、集計値(学習データ情報)を学習結果情報DB205に記録する。その後終了処理に進む。
(ステップS401)分析情報生成部206は、入力部203から入力された分析条件情報及び取得メッセージ情報に基づいて、メッセージ分析対象期間内の分析ノード数An、分析メッセージID数Am、分析単位集計時間数At、及び分析日数Adを算出する。ここで、分析ノード数Anは、メッセージ分析対象期間内にメッセージを発信した管理対象ノードの数である。分析メッセージの識別情報数Amは、メッセージ分析対象期間内に受信したメッセージの種類の数である。分析単位集計時間数Atは、一日あたりの分析集計単位時間の数である。分析日数Adは、メッセージ分析対象期間内の日数である。その後ステップS402に進む。
(ステップS403)分析情報生成部204は、メッセージ分析期間内に未分析の管理対象ノードが残っているか否かを判定する。つまり、Anc<Anであるか否かを判定する。Anc<Anであると判定された場合(Yes)は、ステップS404に進む。Anc≧Anであると判定された場合(No)は、ステップS415に進む。
(ステップS404)分析情報生成部204は、ステップS403で未分析と判定された管理対象ノード(対象ノード)について未分析のメッセージの識別情報が残っているか否かを判定する。つまり、Amc<Amであるか否かを判定する。Amc<Amであると判定された場合(Yes)は、ステップS405に進む。Anc≧Anであると判定された場合(No)は、ステップS406に進む。
(ステップS406)分析情報生成部204は、Atcに「1」を加える。その後ステップS407に進む。
(ステップS407)分析出力数集計部2041は、対象ノード、対象メッセージについて、分析集計単位時間内の取得メッセージ情報の数を計算する(集計処理と呼ぶ)。ステップS407における集計処理の詳細については後述する。その後ステップS205に進む。
(ステップS409)分析情報生成部204は、Adcに「1」を加える。その後ステップS405に進む。
(ステップS411)分析判定部208は、最大最小値情報が示す最小値と、ステップS407で計算した対象ノード、対象メッセージIDについての、対象分析集計単位時間内の分析集計値情報が示す分析集計値の数と、を比較する。分析集計値が最小値よりも小さいと判定した場合(Yes)はステップS412に進む。分析集計値が最小値よりも小さくない判定した場合(No)は、ステップS413に進む。
(ステップS413)分析判定部208は、分析集計値が最大値と最小値の間に含まれることを示す判定合格情報を生成する。分析判定部208は、判定合格情報を含む分析結果情報を分析結果情報DB207に記録する。
(ステップS415)分析情報生成部204は、Ancに「1」を加える。その後ステップS415に進む。
(ステップS416)出力部209は、学習情報生成部204から、学習結果情報DB205に記録された学習データ情報及び最大最小値情報を入力される。出力部209は、分析判定部208から、分析結果情報DB207に記録された分析結果情報を入力される。出力部209は、学習データ情報、最大最小値情報、及び分析結果情報を表示する。その後終了処理に進む。
なお、タイムスタンプとは、管理対象ノード101〜103がメッセージを生成した時刻に限られず、管理対象ノード101〜103がメッセージを送信した時刻でも、運用管理システム20がメッセージを取得した時刻でもよい。
なお、本実施形態では、メッセージ情報の蓄積と、蓄積された情報を用いた学習、分析を同一の運用管理装置20で行ったが、各々を別の端末装置で行ってもよい。この場合、メッセージ情報蓄積を行うサーバと、学習、分析を行う端末と、をネットワークによって接続してもよい。
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。
本実施形態では、運用管理装置が、分析処理の中で判定プログラムを実行し、判定プログラムによって異常が起こっていると判定された時間に取得されたメッセージを学習結果情報に反映させない場合について説明する。
図18は、本実施形態に係る運用管理装置21aの構成を示す概略ブロック図である。
運用管理装置21aは、第1の実施形態における運用管理装置21とは、メッセージDB202a、学習情報生成部204a、学習情報生成部206a、分析判定部208aが異なる。しかし、他の構成は、第1の実施形態における運用管理装置21と同様であるため、説明を省略する。
分析情報生成部206aは、分析出力数集計部2061aの構成が第1の実施形態と異なる。分析情報生成部206aの詳細については後述する。
分析判定部208aは、分析データ情報が正常であるか否かを判定する。分析判定部208aは、学習結果情報DB205に記録された最大最小値情報と、分析結果情報DB207から読み出した分析データ情報に基づいて、分析対象が正常であるか否かを判定する。
分析判定部208aは、分析データ情報が異常であると判定された場合には、診断プログラムを実行する。分析判定部208aは、診断プログラムが診断した診断結果が異常と判定された場合には、メッセージ異常情報をメッセージDB202aに記録する。また、分析判定部208aは、診断プログラムが診断した診断結果に基づいて、最大最小値情報を補正する。分析判定部208aは、分析結果を分析結果情報DB207に記録し、出力部209に出力する。
なお、分析判定部208aの詳細については後述する。
学習出力数集計部2041aは、学習メッセージ情報抽出部2040から入力された特定の管理対象ノード、特定のメッセージ、及び特定の学習集計単位時間毎に収集したメッセージ情報の数を集計する。この際、メッセージ異常フラグが付されたメッセージ情報は集計に加えない。学習出力数集計部2041は、集計された値を示す集計値情報と、ノードIDと、メッセージの識別情報とを関連付けた情報(学習データ情報)を学習結果情報DB205に記録する。学習出力数集計部2041aは、集計終了情報を学習メッセージ情報抽出部2040に出力する。
分析出力数集計部2061aは、分析メッセージ情報抽出部2060から入力された特定の管理対象ノード、特定のメッセージ、特定の学習集計単位時間に収集したメッセージ情報の数を集計する。この際、メッセージ異常フラグが付されたメッセージ情報は集計に加えない。分析出力数集計部2061は、集計された値を示す集計値情報と、ノード名と、メッセージIDと、学習集計単位時間と、を関連付けた情報(分析データ情報)を分析結果情報DB207aに記録する。
分析判定部208aは、学習分析比較部2080a及び診断プログラム実行部2081aを含んで構成される。
学習分析比較部2080aは、学習結果情報DB205から最大最小値情報を読み出す。学習分析比較部2080aは、分析結果情報DB207から分析データ情報を読み出す。学習分析比較部2080aは、最大最小値情報が示す学習メッセージ集計値情報と、分析メッセージ集計値情報と、をノード名、メッセージID、及び分析単位時間毎に比較する。
学習分析比較部2080は、分析集計値情報が示す分析集計値が、最大最小値情報が示す最大値と最小値の間に含まれるか否かを判定する。分析集計値が、最大最小値情報が示す最大値と最小値の間に含まれないと判定された場合は、診断プログラム実行部2081aに診断プログラムを実行させる逸脱情報を出力する。逸脱情報には、ノード名、メッセージID、分析単位時間情報が含まれる。
図示するようにメッセージ情報テーブルは、タイムスタンプ、メッセージID、ノード名、メッセージ本文、及びメッセージ異常フラグの各項目の列を有している。メッセージ情報テーブルは、タイムスタンプ毎にメッセージID、ノード名、メッセージ本文、メッセージ異常フラグが格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。
符号22bを付したメッセージ情報は、タイムスタンプが、「2007年7月16日22時34分13秒」に、メッセージIDが「.20.20.20.20」であるメッセージを、IPアドレス「192.168.1.50」を持つ管理対象ノードから送信され、そのメッセージ本文が、「認証エラー発生」であることを示す。メッセージ異常フラグは、このメッセージ情報が異常であることを示している。
(ステップS410a)分析判定部208は、最大最小値情報が示す最大値と、ステップS407で計算した集計値とを比較する。集計値が最大値よりも大きいと判定した場合(Yes)はステップS4111aに進む。集計値が最大値よりも大きくないと判定した場合(No)は、ステップS411aに進む。
(ステップS4111a)学習分析比較部2080aは、診断プログラム実行部2081aに、逸脱情報を出力する。診断プログラム実行部2081aは、入力された逸脱情報が示す管理対象ノードに対して、Pingプログラムを実行する。診断プログラム実行部2081aは、Pingプログラムに対する応答パケットを予め定めた時間内に受信したか否かを判定する。予め定めた時間内に受信した場合(Yes)は、ステップS412に進む。予め定めた時間内に受信しなかった場合(No)は、ステップS4112aに進む。
(ステップS4112a)分析判定部208aは、メッセージDB202aに、逸脱情報が示す分析対象日に出力されたすべてのメッセージが異常であることを示すメッセージ異常情報を記録する。その後ステップS414に進む。
ステップS301〜ステップS304の処理は、図12におけるステップS301〜ステップS304と同様の処理であるので説明は省略する。
(ステップS3011a)学習出力数集計部2041は、メッセージ情報にメッセージ異常フラグが設定されていないか否かを判定する。メッセージ異常フラグが設定されていない場合(Yes)は、ステップS3011bに進む。メッセージ異常フラグが設定されている場合(No)は、ステップS303に進む。
(ステップS3011b)学習出力数集計部2041は、最大最小値情報が示す最大値より集計値が大きいか否かを判定する。最大値より集計値が大きい場合(Yes)は、ステップS3011cに進む。最大値が集計値以下の場合(No)は、ステップS3011dに進む。
(ステップS3011c)学習出力数集計部2041は、最大値を変更する。具体的には、その対応するノード名、メッセージID、及び学習集計単位時間毎に設けられた最大値に集計値を代入する。その後ステップS302に進む。
(ステップS3011d)学習出力数集計部2041は、学習結果情報DB205から最大最小値情報を読み出す。学習出力数集計部2041は、最大最小値情報が示す最大値より学習集計値が大きいか否かを判定する。最大値より集計値が小さい場合(Yes)は、ステップS3011eに進む。最大値が集計値以下の場合(No)は、ステップS303に進む。
(ステップS3011e)学習出力数集計部2041は、最小値を変更する。具体的には、その対応するノード名、メッセージID、及び学習集計単位時間毎に設けられた最小値に集計値を代入する。その後ステップS303に進む。
なお、本実施形態では、集計値が正常範囲から逸脱した場合、その学習集計単位時間の最大値、最小値のみを変更したが、集計値が正常範囲から逸脱した場合、その分析対象日のすべての学習集計単位時間の最大値、最小値を変更してもよい。
なお、診断プログラム実行部2081aが実行するプログラムは、管理対象ノード101〜103の自己診断プログラムを実行させるプログラムや、管理対象ノード101〜103が生成したコアファイルを取得するプログラムでもよい。
Claims (7)
- 管理対象ノードが出力したメッセージであって、情報収集のための設定変更を必要とする性能情報と、情報収集のための処理負荷を必要とする性能情報とをいずれも含まないメッセージを取得するメッセージ取得部と、
前記メッセージの数を算出する学習情報生成部と、
前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージの数に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する分析判定部であって、前記学習情報生成部が算出した前記メッセージの数の履歴と、現在のメッセージの数とに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する分析判定部と
を備え、
前記学習情報生成部は、
指定した期間内における管理対象ノード毎、メッセージの識別情報毎、単位時間毎のメッセージの数の最大値、又は最小値を算出し、
前記分析判定部は、
前記現在のメッセージの数が、前記最大値と前記最小値の間の値であるか否かに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知し、
前記現在のメッセージの出力数が前記最大値と前記最小値の間の値でないと判定した場合に、前記管理対象ノードの状態を診断する診断プログラムを起動し、診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常であるか否かを判定し、
前記診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常でないと判定した場合に、前記学習情報生成部に前記最大値又は前記最小値を補正させ、補正後の最大値又は補正後の最小値に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する
ことを特徴とする運用管理装置。 - 前記分析判定部は、
前記メッセージの識別情報、及び前記メッセージの本文に記載された当該メッセージの内容が示す情報ごとに算出された前記メッセージの数に基づいて、前記管理対象ノードの状態を検知する
ことを特徴とする請求項1に記載の運用管理装置。 - 前記メッセージは、データの転送開始、データの転送完了、データの送信開始、又はデータの送信完了を含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運用管理装置。 - 前記学習情報生成部は、前記メッセージが異常である場合に、当該異常であるメッセージを集計に加えない
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の運用管理装置。 - 前記分析判定部は、前記診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常であると判定した場合に、前記現在のメッセージの出力数が前記最大値と前記最小値の間の値でないと判定した時刻を含む予め定められた時間内にある前記メッセージをメッセージ異常であると判定し、
前記学習情報生成部は、メッセージ異常であると判定されていないメッセージに基づいて、前記最大値又は前記最小値を補正する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の運用管理装置。 - メッセージ取得部が、管理対象ノードが出力したメッセージであって、情報収集のための設定変更を必要とする性能情報と、情報収集のための処理負荷を必要とする性能情報とをいずれも含まないメッセージを取得するメッセージ取得過程と、
学習情報生成部が、前記メッセージの数を算出する学習情報生成過程と、
分析判定部が、前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージの数に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する分析判定過程であって、前記学習情報生成部が算出した前記メッセージの数の履歴と、現在のメッセージの数とに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する分析判定過程と、
を有し、
前記学習情報生成過程において、前記学習情報生成部が、
指定した期間内における管理対象ノード毎、メッセージの識別情報毎、単位時間毎のメッセージの数の最大値、又は最小値を算出し、
前記分析判定過程において、前記分析判定部が、
前記現在のメッセージの数が、前記最大値と前記最小値の間の値であるか否かに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知し、
前記現在のメッセージの出力数が前記最大値と前記最小値の間の値でないと判定した場合に、前記管理対象ノードの状態を診断する診断プログラムを起動し、診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常であるか否かを判定し、
前記診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常でないと判定した場合に、前記学習情報生成部に前記最大値又は前記最小値を補正させ、補正後の最大値又は補正後の最小値に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する
ことを特徴とする運用管理方法。 - 運用管理装置のコンピュータに
管理対象ノードが出力したメッセージであって、情報収集のための設定変更を必要とする性能情報と、情報収集のための処理負荷を必要とする性能情報とをいずれも含まないメッセージを取得するメッセージ取得手順と、
前記メッセージの数を算出する学習情報生成手順と、
前記メッセージ取得手順で取得した前記メッセージの数に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する分析判定手順であって、前記学習情報生成手順にて算出した前記メッセージの数の履歴と、現在のメッセージの数とに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する分析判定手順と
を実行させるための運用管理プログラムであり、
前記学習情報生成手順において、
指定した期間内における管理対象ノード毎、メッセージの識別情報毎、単位時間毎のメッセージの数の最大値、又は最小値を算出し、
前記分析判定手順において、
前記現在のメッセージの数が、前記最大値と前記最小値の間の値であるか否かに基づいて前記管理対象ノードの状態を検知し、
前記現在のメッセージの出力数が前記最大値と前記最小値の間の値でないと判定した場合に、前記管理対象ノードの状態を診断する診断プログラムを起動し、診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常であるか否かを判定し、
前記診断した結果に基づいて前記管理対象ノードが異常でないと判定した場合に、前記学習情報生成手順にて前記最大値又は前記最小値を補正させ、補正後の最大値又は補正後の最小値に基づいて前記管理対象ノードの状態を検知する
ことを特徴とする運用管理プログラム。
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