JP2008077376A - シミュレーション装置、シミュレーション方法及びシミュレーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の高い出力データを求めることのできるシミュレーション装置を提供する。
【解決手段】シミュレーション装置は、対象の状態を推定するモデルを作成するものであり、第1のシミュレーションモデル作成手段と、第2のシミュレーションモデル作成手段と、を備える。第1のシミュレーションモデル作成手段は、所定の時刻で計測された実測データを基に対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する。第2のシミュレーションモデル作成手段は、作成された複数の第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する。これにより、経時変化による誤差を考慮したシミュレーションモデルを作成することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、対象の状態を推定するモデルを作成するシミュレーション装置に関する。
対象の物理的なモデルを正確に得ることができれば、ある目的に適合するように所定の操作を加えて対象を精密に制御することが可能である。しかし、実際の対象は、各種の要素が相互に複雑に関係しており、正確な物理モデルを構築することは困難であることが多い。そこで、特許文献1に記載の技術では、まず、エンジンの物理的な性質を考慮したシミュレーションモデルを設定すると共に、実機で粗く実測する。次に、シミュレーションモデルにより算出された出力データを修正関数で修正することで、出力データの最終適合値を決定している。
特開2004−178247号公報
しかしながら、シミュレーションモデルは、所定の入力データに対するエンジンの状態を示す実測データを基に設定されるため、経時変化による誤差を含む可能性がある。即ち、所定の入力データを複数の範囲に分けて、所定時間毎に1つの範囲における入力データに対する実測データを計測すると、各範囲毎に計測された実測データ間には、経時変化による誤差が生じる。そのため、当該実測データを基に作成されたシミュレーションモデルには、経時変化による誤差が紛れ込む。この場合、シミュレーションモデルより出力される出力データの精度は悪くなる。
これに対処する1つ目の方法として、経時変化による誤差を偶然誤差に紛れ込ませて、シミュレーションモデルを作成する方法があるが、これによって作成されたシミュレーションモデルであっても、偶然誤差自体が大きくなるため、出力データの精度は悪くなる。
また、2つ目の対処する方法として、入力データの値をランダムに変えて計測された実測データを基にシミュレーションモデルを作成する方法があるが、この場合には、入力データの値をランダムに変えるのに時間がかかる(例えば、入力データとしてエンジンの回転数を用いた場合には、当該エンジンの回転数をランダムに変えるのに時間がかかる)ため、実測データの計測に時間がかかる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、より精度の高い出力データを求めることのできるシミュレーション装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、対象の状態を推定するモデルを作成するシミュレーション装置は、所定の時刻で計測された実測データを基に前記対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する第1のシミュレーションモデル作成手段と、作成された複数の前記第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する第2のシミュレーションモデル作成手段と、を備える。
上記のシミュレーション装置は、対象の状態を推定するモデルを作成するものであり、第1のシミュレーションモデル作成手段と、第2のシミュレーションモデル作成手段と、を備える。これらの手段は、例えばコンピュータのCPU(Central Processor Unit)により実現される。前記第1のシミュレーションモデル作成手段は、所定の時刻で計測された実測データを基に前記対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する。前記第2のシミュレーションモデル作成手段は、作成された複数の前記第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する。このようにすることで、上記のシミュレーション装置は、経時変化による誤差を考慮したシミュレーションモデルを作成することができる。
上記のシミュレーション装置の他の一態様は、前記第2のシミュレーションモデルに入力された所定の制御変数の値が、前記所定の時刻で計測された実測データに対応する制御変数の値のみを含む制御変数の範囲内に存在する場合には、前記所定の時刻で計測された実測データを基に作成された前記第1のシミュレーションモデルに前記所定の制御変数の値を入力して出力変数の値を算出すると共に、算出された前記出力変数の値を前記第2のシミュレーションモデルの出力変数の適合値とする出力変数算出手段と、を備える。出力変数算出手段は、例えばコンピュータのCPUにより実現される。これにより、シミュレーション装置は、同時刻に計測された実測データを基に得られたシミュレーションモデルのみを用いて、出力変数の適合値を求めることができ、経時変化による誤差の影響を少なくすることができる。
上記のシミュレーション装置の他の一態様は、前記第2のシミュレーションモデルに入力された所定の制御変数の値を複数の前記第1のシミュレーションモデルに夫々入力して複数の出力変数の値を算出すると共に、算出された前記複数の出力変数の値を基に前記第2のシミュレーションモデルの出力変数の適合値を算出する出力変数算出手段と、を備える。出力変数算出手段は、例えばコンピュータのCPUにより実現される。これにより、シミュレーション装置は、経時変化による誤差のばらつきを考慮した精度の高い出力変数の適合値を求めることができる。
本発明の他の観点では、対象の状態を推定するモデルを作成するシミュレーション方法は、所定の時刻で計測された実測データを基に前記対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する第1のシミュレーションモデル作成工程と、作成された複数の前記第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する第2のシミュレーションモデル作成工程と、を備える。この方法によっても、経時変化による誤差を考慮したシミュレーションモデルを作成することができる。
本発明の更なる他の観点では、コンピュータによって実行されるシミュレーションプログラムは、所定の時刻で計測された実測データを基に前記対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する第1のシミュレーションモデル作成手段、作成された複数の前記第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する第2のシミュレーションモデル作成手段、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムによっても、経時変化による誤差を考慮したシミュレーションモデルを作成することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係るシミュレーション装置100を示す模式図である。シミュレーション装置100は、コンピュータ1と、計測装置2と、エンジン3とを備える。エンジン3には、トルクセンサ等の各種のセンサが取り付けられている。各センサの出力信号は、計測装置2に取り込まれる。また、計測装置2は、エンジン3の吸気バルブ及び排気バルブの動作タイミングや、燃料噴射弁の開度等を制御できる。コンピュータ1と計測装置2とは接続されており、計測装置2は、コンピュータ1からの指令に従って、所定の制御条件の下でエンジン3を運転する。エンジン3の状態は各種センサによって計測される。計測装置2は、それらセンサの出力信号に基づいて実測データを生成し、これをコンピュータ1に送信する。
コンピュータ1は、CPU(Central Processor Unit)11と、メモリ12と、入力装置13と、ハードディスク14と、ディスプレイ15と、インターフェース16とを備える。これらは、システムバス10を介して接続されている。CPU11は、コンピュータ1の制御中枢として機能すると共に、各種のプログラムを実行する。メモリ12は、例えばRAM(Random Access Memory)であり、CPU11の作業領域として機能し、そこには処理途中のデータ等が記憶される。ハードディスク14には、シミュレーションモデルが記憶されている。シミュレーションモデルは、プログラムやデータより構成されており、CPU11によってメモリ12にロードされる。
入力装置13は、例えばキーボードやマウスであり、オペレータが指示を入力するための入力手段として機能する。インターフェース16は、外部機器との間で通信を行う機能を有する。CPU11は、インターフェース16を介して計測装置2へ指令を送信したり、計測装置2から実測データを取得したりすることができる。
以下では、本発明のシミュレーションモデルの作成方法について具体的に説明する。
[シミュレーションモデルの作成方法]
本発明のシミュレーションモデル作成方法について具体的に説明する。シミュレーション装置100は、ユーザにより設定された制御条件の下、シミュレーションモデルを作成する。具体的には、シミュレーションモデルは、計測された複数の制御変数に対する対象の状態を示す実測データを基にして作成される。このシミュレーションモデルは、対象の物理的な性質を考慮した物理モデルとして与えられる。
図2は、一般的なシミュレーションモデルの例を示すグラフである。図2において、横軸は制御変数Vを示し、縦軸は出力変数Tを示す。制御変数Vとしては、例えば、可変バルブタイミング(VVT:Variable Valve Timing)や点火時期などが挙げられ、出力変数Tとしては、例えば、トルクなどが挙げられる。なお、以下の説明において、制御変数Vがシミュレーションモデルの入力データであり、出力変数Tがシミュレーションモデルの出力データである。
図2において、丸で示す点は、時刻t=t1において計測された制御変数の値V1、V2に対する実測データの値を示し、四角で示す点は、時刻t=t2において計測された制御変数の値V3、V4に対する実測データの値を示し、三角で示す点は、時刻t=t3において計測された制御変数の値V5、V6に対する実測データの値を示す。グラフ21は、これらの実測データの値を最小二乗法等の統計的処理を施すことにより得られる近似曲線である。従って、グラフ21は、制御変数Vに対する出力変数Tを示す関数のグラフであり、制御変数Vに対する出力変数Tの傾向を示すものとなっている。なお、以下の説明において、「時刻」とは、時分だけでなく日付をも含む広い概念であるとする。
グラフ22も、制御変数Vに対する出力変数Tを示す関数のグラフであるが、グラフ21と異なり、制御変数Vに対する出力変数Tの真の傾向を示すものである。図2より分かるように、グラフ21は、グラフ22と誤差が生じている。この理由は、時刻t=t1、t2、t3の各時刻で計測された実測データ間には、偶然誤差だけでなく経時変化による誤差も生じているからである。即ち、エンジン3の状態は、時間の経過と共に変化するため、実測データの値もそれに伴って変化し、例えば、時刻t=t1において制御変数の値V5、V6に対する実測データを計測したときの当該実測データの値は、図2に示した時刻t=t3において計測された制御変数の値V5、V6に対する実測データの値とは異なるものとなる。このときの誤差が経時変化による誤差である。
そこで、本発明のシミュレーションモデルでは、図2に示した一般的なシミュレーションモデルの関数とは異なり、出力変数Tを示す関数は、制御変数Vだけでなく、時刻tも入力変数として含んだものとなっている。
図3は、本発明のシミュレーションモデルの例を示すグラフである。図3において、横軸は制御変数Vを示し、縦軸は出力変数Tを示し、横軸と縦軸との両方に垂直な方向の軸は時刻tを示す。
図3に示すように、本発明のシミュレーション装置100は、時刻t=t1において計測された制御変数の値V1、V2に対する実測データを基にして、近似曲線のグラフ31を作成し、時刻t=t2において計測された制御変数の値V3、V4に対する実測データを基にして、近似曲線のグラフ32を作成し、時刻t=t3において計測された制御変数の値V5、V6に対する実測データを基にして、近似曲線のグラフ33を作成する。これらのグラフ31〜33が、本発明における第1のシミュレーションモデルとなる。
シミュレーション装置100は、グラフ31〜33を基にして、図3に示すグラフ35を作成する。グラフ35は、図3におけるハッチングされた曲面のグラフを示し、制御変数Vと時刻tに対する出力変数Tを示す関数のグラフとなっている。つまり、グラフ35を示す関数をFとすると、入力変数としては、制御変数Vの他に時刻tが規定され、出力変数Tの値は関数F(V、t)で算出される。従って、関数F(V、t1)はグラフ31の関数を示し、関数F(V、t2)はグラフ32の関数を示し、関数F(V、t3)はグラフ33の関数を示すこととなる。このグラフ35が、本発明における第2のシミュレーションモデルとなる。なお、関数Fの入力変数としては、1つの制御変数Vに限られるものではなく、代わりに、複数の制御変数が規定されるとしてもよいのは言うまでもない。
図4は、制御変数Vの値を一定とした場合(このときの制御変数Vの値をVcとする)における時刻tと出力変数Tとの関係を示すグラフである。図4に示すグラフ36は、その傾向が複雑となる可能性が高い。そのため、グラフ36の傾向が複雑となる場合には、時刻tに対する出力変数Tを示す関数F(Vc、t)は、非線形関数で表される。
以上で述べたように、本発明のシミュレーション装置100は、時刻t=t1で計測された実測データを基にグラフ31を作成し、時刻t=t2で計測された実測データを基にグラフ32を作成し、時刻t=t3で計測された実測データを基にグラフ33を作成する。そして、シミュレーション装置100は、グラフ31〜33を基に、制御変数及び時刻を入力変数として含む関数であるグラフ35を作成する。このようにすることで、シミュレーション装置100は、経時変化による誤差を考慮したシミュレーションモデルを作成することができる。
[出力変数の算出方法]
次に、図3に示すグラフ35を用いて、出力変数Tを算出する方法について具体的に述べる。まず、出力変数Tを算出する方法の第1の実施例について述べる。図5は、第1の実施例に係る出力変数Tの算出方法を示すフローチャートである。図6は、第1の実施例に係る出力変数Tの算出方法の例を示す模式図である。
ユーザにより所定の制御変数の値Veがグラフ35を示す関数F(V、t)に入力されると(ステップS101)、コンピュータ1は、当該所定の制御変数の値Veが、時刻t=t1、t2、t3に計測された各実測データに対応する制御変数の範囲のうち、どの制御変数の範囲内に存在しているかを算出する(ステップS102)。ここで、所定の時刻に計測された実測データに対応する制御変数の範囲とは、当該所定の時刻に計測された実測データに対応する制御変数の値のみを含む制御変数の範囲を示す。図6に示す例では、
時刻t=t1に計測された実測データに対応する制御変数の範囲Vrは、時刻t=t1に計測された実測データに対応する制御変数の値V1、V2のみを含んでおり、時刻t=t2に計測された実測データに対応する制御変数の範囲Vsは、時刻t=t2に計測された実測データに対応する制御変数の値V3、V4のみを含んでおり、時刻t=t3に計測された実測データに対応する制御変数の範囲Vqは、時刻t=t3に計測された実測データに対応する制御変数の値V5、V6のみを含んでいる。この例では、所定の制御変数の値Veは、制御変数の範囲Vr間に存在している。
次に、コンピュータ1は、当該所定の制御変数の値を、当該所定の制御変数の範囲の実測データに対応するグラフに入力して出力変数の値を算出し、当該出力変数の値を出力変数Tの最適値として出力する(ステップS103)。例えば、図6に示す例では、コンピュータ1は、制御変数の範囲Vrの実測データに対応する、即ち、時刻t=t1に計測された実測データに対応するグラフ31の関数F(V、t1)に、所定の制御変数の値Veを入力することで、出力変数の値Te(=F(Ve、t1))を算出する。コンピュータ1は、この出力変数の値Teをグラフ35より算出された出力変数Tの適合値として出力する。
なお、図6に示す例において、所定の制御変数の値Veが制御変数の範囲Vsに存在している場合には、コンピュータ1は、制御変数の範囲Vsの実測データに対応する、即ち、時刻t=t2で計測された実測データに対応するグラフ32の関数F(V、t2)に、所定の制御変数の値Veを入力することで、出力変数の値を算出して、出力変数Tの適合値として出力する。また、所定の制御変数の値Veが制御変数の範囲Vqに存在している場合には、コンピュータ1は、制御変数の範囲Vqの実測データに対応する、即ち、時刻t=t3で計測された実測データに対応するグラフ33の関数F(V、t3)に、所定の制御変数の値Veを入力することで、出力変数の値を算出して、出力変数Tの適合値として出力する。
このようにすることで、シミュレーション装置100は、同時刻に計測された実測データを基に作成されたグラフのみを用いて、出力変数Tの適合値を求めることができるので、経時変化による誤差の影響を少なくすることができる。
次に、出力変数Tを算出する方法の第2の実施例について述べる。図7は、第2の実施例に係る出力変数Tの算出方法を示すフローチャートである。図8は、第2の実施例に係る出力変数Tの算出方法の例を示す模式図である。
ユーザにより所定の制御変数の値Vaがグラフ35の関数F(V、t)に入力されると(ステップS201)、コンピュータ1は、当該所定の制御変数を各時刻に計測された実測データに対応するグラフ31〜33に夫々入力して、グラフ31〜33の夫々について出力変数の値を算出する(ステップS202)。図7に示す例では、コンピュータ1は、時刻t=t1に対応するグラフ31を示す関数F(V、t1)に制御変数Vaを入力することで、出力変数の値T1a(=F(Va、t1))を算出し、時刻t=t2に対応するグラフ32を示す関数F(V、t2)に制御変数Vaを入力することで、出力変数の値T2a(=F(Va、t2))を算出し、時刻t=t3に対応するグラフ33を示す関数F(V、t3)に制御変数Vaを入力することで、T3a(=F(Va、t3))を算出する。
コンピュータ1は、算出された複数の出力変数の値T1a、T2a、T3aに対し統計的処理を行うことにより、グラフ35の出力変数Tの適合値を算出して出力する(ステップS203)。具体的には、コンピュータ1は、出力変数の値T1a、T2a、T3aの平均値や標準偏差を算出するといった統計的処理を行うことにより、グラフ35の出力変数Tの適合値を求める。例えば、出力変数の値T1a、T2a、T3aの平均値を算出したものをグラフ35の出力変数Tの適合値とする場合には、グラフ35の出力変数Tの適合値は(T1a+T2a+T3a)/3で求められる。
このようにすることで、シミュレーション装置100は、経時変化による誤差のばらつきを考慮した精度の高い出力変数の適合値を求めることができる。
本発明の各実施形態に係るシミュレーション装置の模式図である。 制御変数に対する出力変数の値を示すグラフである。 制御変数及び時刻に対する出力変数の値を示すグラフである。 時刻に対する出力変数の値を示すグラフである。 第1の実施例に係る出力変数の算出方法を示すフローチャートである。 第1の実施例に係る出力変数の算出方法を示す模式図である。 第2の実施例に係る出力変数の算出方法を示すフローチャートである。 第2の実施例に係る出力変数の算出方法を示す模式図である。
符号の説明
1 コンピュータ
2 計測装置
3 エンジン

Claims (5)

  1. 対象の状態を推定するモデルを作成するシミュレーション装置であって、
    所定の時刻で計測された実測データを基に前記対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する第1のシミュレーションモデル作成手段と、
    作成された複数の前記第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する第2のシミュレーションモデル作成手段と、を備えることを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 前記第2のシミュレーションモデルに入力された所定の制御変数の値が、前記所定の時刻で計測された実測データに対応する制御変数の値のみを含む制御変数の範囲内に存在する場合には、前記所定の時刻で計測された実測データを基に作成された前記第1のシミュレーションモデルに前記所定の制御変数の値を入力して出力変数の値を算出すると共に、算出された前記出力変数の値を前記第2のシミュレーションモデルの出力変数の適合値とする出力変数算出手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
  3. 前記第2のシミュレーションモデルに入力された所定の制御変数の値を複数の前記第1のシミュレーションモデルに夫々入力して複数の出力変数の値を算出すると共に、算出された前記複数の出力変数の値を基に前記第2のシミュレーションモデルの出力変数の適合値を算出する出力変数算出手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
  4. 対象の状態を推定するモデルを作成するシミュレーション方法であって、
    所定の時刻で計測された実測データを基に前記対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する第1のシミュレーションモデル作成工程と、
    作成された複数の前記第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する第2のシミュレーションモデル作成工程と、を備えることを特徴とするシミュレーション方法。
  5. コンピュータによって実行されるシミュレーションプログラムであって、
    所定の時刻で計測された実測データを基に前記対象の物理的な性質を考慮した第1のシミュレーションモデルを、複数の時刻で計測された実測データの夫々について作成する第1のシミュレーションモデル作成手段、
    作成された複数の前記第1のシミュレーションモデルを基に制御変数及び時刻を入力変数とする第2のシミュレーションモデルを作成する第2のシミュレーションモデル作成手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするシミュレーションプログラム。
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